JP2018068757A - ミル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転刃も固定刃も容易に手入れすることができるミル装置を提供する。【解決手段】ケース本体の上部に設けられて飲料原料を細かくして排出するミル部17と、ケース本体に設けられてミル部17を作動させるための電動機とを有する。ミル部17がケース本体に対し着脱可能に取り付けられ、ミル部17が、従動歯車33に接続されてミル部17に対し着脱可能に取り付けられた円盤状の回転刃22と、この回転刃22と対向して設けられてミル部17に固定された円盤状の固定刃24とを有すると共に、ケース本体に、電動機によって回転させられて従動歯車33と着脱可能に結合する駆動歯車とを有する。ケース本体からミル部17全体を取り外した後、このミル部17から従動歯車33ごと回転刃22を取り外すことで、回転刃22と固定刃24の手入れを容易に行うことができる。【選択図】図12

Description

本発明は、電動式のミル装置に関するものであり、特に、固定刃と回転刃との間でコーヒー豆等を粉砕する電動式のミル装置に関するものである。
従来、この種のミル装置としては、胴に固定された固定刃としての固定カッターと、電動機によって回転させられる回転刃としての回転カッターとを有する調理機が知られている(例えば、特許文献1参照)。そして、電動機によって前記回転カッターを回転させると、投入口から投入されたコーヒー豆等は、スクリューコンベアによって固定カッターと回転カッターの間に送られて粉砕される。そして、これらの調理機の前記回転カッターは、カバーを取り外すことで、本体から取り外して手入れすることができる。同様に、前記固定カッターは、前記回転カッターを取り外すことで露出するので、手入れが可能となる。
特公昭59−48667号公報
しかしながら、このようなミル装置においては、固定刃が本体に固定されているので、固定刃を手入れ(清掃)しようとした場合、コーヒー豆の滓が床やテーブルに散らばってしまう虞があった。これを防ぐためには、固定刃の下に紙を敷いたり、本体を持ってゴミ箱の上で手入れしたりする必要があり、手間がかかった。
本発明は以上の問題点を解決し、回転刃も固定刃も容易に手入れすることができるミル装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載のミル装置は、本体と、この本体上部に設けられて飲料原料を細かくして排出するミル部と、前記本体に設けられて前記ミル部を作動させるための電動機と、を有するミル装置において、前記ミル部が前記本体に対し着脱可能に取り付けられ、前記ミル部が、従動側伝達機構と、この従動側伝達機構に接続されて前記ミル部に対し着脱可能に取り付けられた円盤状の回転歯と、この回転歯と対向して設けられて前記ミル部に固定された円盤状の固定刃とを有すると共に、前記本体に、前記電動機によって回転させられて前記従動側伝達機構と着脱可能に結合する駆動側伝達機構とを有するものである。
また、本発明の請求項2に記載のミル装置は、請求項1において、前記駆動側伝達機構が駆動歯車であり、前記従動側伝達機構が従動歯車であるものである。
更に、本発明の請求項3に記載のミル装置は、請求項2において、前記駆動歯車及び従動歯車の回転中心軸がそれぞれ水平に設けられると共に、前記ミル部が前記本体に対し前記回転中心軸と交差する方向から着脱可能であるものである。
本発明の請求項1に記載のミル装置は、以上のように構成することにより、前記本体からミル部全体を取り外した後、このミル部から前記従動側伝達機構ごと前記回転刃を取り外すことで、前記回転刃の手入れを容易に行うことができるばかりでなく、前記ミル部を持って前記固定刃の手入れを容易に行うことができる。
なお、前記駆動側伝達機構が駆動歯車であり、前記従動側伝達機構が従動歯車であることにより、前記ミル部の本体に対する着脱構造の自由度を高めることができる。
また、前記駆動歯車及び従動歯車の回転中心軸がそれぞれ水平に設けられると共に、前記ミル部が前記本体に対し前記回転中心軸と交差する方向から着脱可能であることにより、前記ミル部を本体に対し容易に着脱させることができるばかりでなく、歯車同士を容易に噛み合わせることができる。
本発明の実施例1を示すミル装置としての電動ミル付きコーヒーメーカーにおいて、ミル部を取り外した状態の斜視図である。 同上、駆動ユニットの斜視図である。 同上、全体斜視図である。 同上、全体説明図である。 同上、回転刃取付部周りの分解斜視図である。 同上、固定刃取付部周りの分解斜視図である。 同上、ミル部のミルケース周りの分解斜視図である。 同上、ミル部の前後方向の縦断面図である。 同上、ミル部の平断面図である。 同上、ミル部の左右方向の縦断面図である。 同上、駆動ユニットの分解斜視図である。 同上、固定刃を露出した状態のミル部の分解斜視図である。 同上、回転刃を露出した状態のミル部の分解斜視図である。 同上、駆動歯車と従動歯車の噛み合いを説明する説明図である。 本発明の実施例2を示すミル装置としての電動ミルにおいて、ミル部を取り外した状態の斜視図である。
以下、本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
以下、本発明の実施例1について、図1〜図15に基づいて説明する。1は、ミル装置としての電動ミル付きコーヒーメーカーであり、このコーヒーメーカー1の本体たるケース本体2は、後側の立設部3と、この立設部3の下部と一体的に形成された前側の載置部4と、前記立設部3の上部と一体的に形成された庇部5とを備える。そして、前記立設部3に貯水部6が設けられており、この貯水部6には、外部の水を供給することができ、この例では、前記貯水部6が前記ケース本体2に着脱可能に設けられ、前記貯水部6には貯水容器(図示せず)が内蔵される。
前記貯水部6内には、図4に示すように、前記貯水容器内の水を加熱する加熱手段7が設けられる。また、ケース本体2には、前記加熱手段7により加熱して得られた湯を、ドリッパー8に送る送湯手段9が設けられる。なお、この送湯手段9としては、ポンプ等が例示される。
前記載置部4は、上方が開口すると共に、この開口を塞ぐように、略平面状の加熱板11が設けられる。そして、この加熱板11の下面には、ヒーター12が熱的に接して設けられる。
前記加熱板11上には、飲料サーバー13が着脱可能に載置される。この飲料サーバー13は、上方が開口した耐熱ガラス製の容器本体14と、この容器本体14の側板に取り付けられた合成樹脂製の把持部15と、前記容器本体14の上部開口を覆う合成樹脂製の蓋体16とを備える。
前記立設部3の側部には、前記載置部4の飲料サーバー13の上方に、上からミル部17と、湯供給部18と、抽出部たる前記ドリッパー8とが配置される。
ミル装置20は、前記ケース本体2の上部に設けられ飲料原料であるコーヒー豆を細かくして排出する前記ミル部17と、前記ケース本体2に設けられ前記ミル部17を作動させる電動機21とを有する。なお、前記ケース本体2及びミル装置20において、前側が前後方向一側であり、後側が前後方向他側である。
前記ミル部17は、前記ケース本体2の取付凹部19に対して着脱可能に取り付けられる。そして、図12及び図13に示すように、前記ミル部17は、円盤状の回転刃22を設けた回転刃取付部23と、円盤状の固定刃24を設けた固定刃取付部25と、に分解可能に構成される。
図5等に示すように、前記回転刃取付部23は、前側から前記回転刃22と、この回転刃22を取り付ける回転ホルダー31と、カバー部材32と、従動側伝達機構たる従動歯車33とを備える。前記回転ホルダー31は、前記回転刃22を取り付ける円盤状の取付板34と、この取付板34の中心から前側に突設されたミルスクリュー35とを一体に備え、このミルスクリュー35の中心には貫通孔36が穿設される。また、前記取付板34の前面の周囲には、前記回転刃22の周囲を挟む一対の突起部37,37が前側に突設される。
前記回転刃22の前面には複数の刃部22Aが設けられ、また、回転刃22の中心には貫通孔22Bが穿設される。そして、前記取付板34には複数の透孔34Aが穿設され、図8に示すように、後側から透孔34Aに挿通させたビス38を前記回転刃22の後面に螺合させることにより、前記取付板34に前記回転刃22が取り付けられる。なお、前記ビス38は螺合式の固定手段である。
前記カバー部材32は、円板部41の中心に貫通孔42を設け、この貫通孔42の径より中心孔が大きな取付筒部43を、前記円板部41の前面に突設し、前記取付筒部43内に軸受部材44を固定している。また、前記円板部41の周囲に外筒部45が一体に設けられ、この外筒部45が前方に突設され、この外筒部45の内周に雌螺子部45Aが設けられる。また、前記外筒部45の外周には、複数の滑り止め用凹部45B,45Bを設けて滑り止め部を構成する。
前記従動歯車33の中心のハブ部46には貫通孔47が穿設され、この貫通孔47の内周面には、回転軸係合部たる平面部(図示せず)が形成される。そして、金属棒等からなる回転軸48が、前記ミルスクリュー35の貫通孔36にインサート成形等により固定される。前記回転軸48は、その後側が前記軸受部材44に回動自在に挿通されると共に、その後端が前記従動歯車33の貫通孔47に回り止め状態で挿通される。そして、ビス49を前記回転軸48の後端に螺合させることにより、この回転軸48に前記従動歯車33が固定される。
これにより、前記カバー部材32に対して、前記ミルスクリュー35を一体に設けた前記取付板34と従動歯車33とが回動自在に設けられ、これらミルスクリュー35が一体に設けられた取付板34,従動歯車33及び回転軸48により、従動側伝達構造50が構成される。
前記固定刃取付部25は、図7等に示すように、ミルケース51と、このミルケース51の上部に取り付けられた上ケース52と、前記ミルケース51の下部に取り付けられた下ケース53とを備える。
前記ミルケース51は、前記回転刃22と固定刃24を収納する筒状の収納筒部55を有し、この収納筒部55の前端に前壁部56を設け、この前壁部56の中央に貫通孔56Aを形成すると共に、この貫通孔56Aの後側に案内筒部57を突設する。また、この案内筒部57の位置に対応して、前記収納筒部55の前側には、他より径小な径小部55Bが形成される。前記固定刃24の後面には、複数の刃部24Aが設けられ、また、前記固定刃24の中心には貫通孔24Bが穿設される。そして、前記貫通孔24Bに前記案内筒部57が挿入され、前記固定刃24の厚さ方向の一部が前記案内筒部57と径小部55Bとの間に収納される。
また、前記固定刃取付部25は、前記貫通孔56Aの前側に断面略U字状の案内壁部58を有する。この案内壁部58の前端に、該案内壁部58の前側を塞ぐ縦壁部59が設けられ、この該縦壁部59に貫通孔59Aが設けられ、この貫通孔59Aの径より中心孔が大きな取付筒部60が、前記縦壁部59から前方に突設される。
前記取付筒部60内には、軸受部材61が固定され、後側から前記軸受部材61内に前記回転軸48の前端が着脱可能に挿入される。また、前記収納筒部55の後部は開口し、該収納筒部55の外周に雄螺子部55Aが形成され、この収納筒部55の雄螺子部55Aに前記カバー部材32の雌螺子部45Aが着脱可能に螺合する。
そして、前記回転軸48の先端側を、前記収納筒部55の貫通孔56Aと前記案内筒部57の貫通孔59Aに後側から挿通させ、前記収納筒部55の雄螺子部55Aに前記カバー部材32の雌螺子部45Aを螺合させると共に、前記回転軸48の先端を前記軸受部材61に挿入させることにより、前記回転ホルダー31の取付板34及び前記回転刃22が前記収納筒部55内に収納されると共に、前記固定刃取付部25に前記回転刃取付部23が取り付けられ、前記ミル部17内に前記回転ホルダー31が回動可能に取り付けられる。
また、前記収納筒部55の下部には、筒形の落下口62が下方に向かって突設される。この落下口62は、円筒状をなし、前記収納筒部55内の底部と連通する。そして、コーヒー豆が、前記回転刃22と固定刃24との間で挽かれてコーヒー粉(挽き豆)となり、前記収納筒部55内の前記コーヒー粉が前記落下口62から前記ドリッパー8の中央に落下供給される。
前記ミル部17には、図9等に示すように、コーヒー粉の粉砕度合(粒度)を調整する粒度調整手段65が設けられる。この粒度調整手段65は、前記回転刃22の刃部22Aと固定刃24の刃部24Aとの間隔を調整することにより、コーヒー粉の粉砕度合を調整するものである。
前記粒度調整手段65について、具体的に説明する。前記固定刃取付部25には、固定刃用ホルダー66が前後位置調整可能に設けられる。図6等に示すように、前記固定刃用ホルダー66は、前記取付筒部60の外側に配置される円筒状の前筒部67を有し、この前筒部67の前端に、内鍔部67Aが周設される。また、前記前筒部67の後側左右には、側壁部68,68が設けられる。これら左右の側壁部68,68は、前記案内壁部58の外周面に沿って配置される。そして、前記側壁部68,68の後端に取付部69,69がそれぞれ設けられ、これら取付部69,69側が前記収納筒部55の挿通開口部63,63に挿通された状態で、前記取付部69,69の後面に前記固定刃24の前面が固定される。
図7に示すように、前記ミルケース51の前壁部56の左右には、左右の前記取付部69,69が遊挿される前記挿通開口部63,63設けられる。左右の前記取付部69,69には、それぞれ透孔69A,69Aが穿設される。そして、図9に示すように、前記透孔69Aに挿通されたビス70を前記固定刃24の前面に螺合させることで、左右の前記取付部69,69に前記固定刃24が固定される。また、前記固定刃用ホルダー66の前記内鍔部67Aと前記ミルケース51の前記縦壁部59との間には、付勢手段たるコイルスプリング71が前記取付筒部60に外装して設けられる。このコイルスプリング71は、前記ミルケース51に対して前記固定刃用ホルダー66を前側に移動させるように付勢する。
前記粒度調整手段65は、操作部である回転式のダイヤル72を有する。このダイヤル72は、押圧体73の前板部74の前に固定される。前記押圧体73は、前記前板部74の後部に押圧筒部75が一体に設けられ、この押圧筒部75に雌螺子部75Aが形成される。そして、前記取付筒部60には雄螺子部60Aが設けられ、この雄螺子部60Aに前記雌螺子部75Aが螺合する。この螺合により、前記ミルケース51に対して前記押圧体73が進退可能に設けられる。
そして、前記ダイヤル72により前記押圧体73が捩じ込む方向に回されることにより、前記押圧筒部75が後退し、この押圧筒部75の後端75Bに前記固定刃用ホルダー66が押されて後退すると共に、前記コイルスプリング71が圧縮される。これによって、前記固定刃24と回転刃22の間隔が狭まる。一方、前記ダイヤル72を逆に回すと、前記コイルスプリング71の弾性復元力により前記固定刃用ホルダー66が前進する。これによって、前記固定刃24と回転刃22の間隔が開く。
また、前記粒度調整手段65は、図6及び図9に示すように、前記ダイヤル72の回転角度を規定するクリック手段77を備える。このクリック手段77は、筒体78を有する。この筒体78は、その前側外周に鍔部78Aが周設される。そして、前記筒体78は、前記固定刃用ホルダー66の前記前筒部67内に挿入配置されると共に、前記鍔部78Aが前記取付筒部60の前縁に当接する。この際、この取付筒部60の前縁に設けられた凸部60Bが、前記鍔部78Aに形成された切欠部78Bと係合することで、前記筒体78が前記取付筒部60に対し回り止め状態とされる。また、前記筒体78の中心から外れた位置で、この筒体78の前側に、取付筒部79が一体に突設される。この取付筒部79内にクリック杆80が前後スライド可能に挿入され、このクリック杆80の後で前記取付筒部79内に、付勢手段たるコイルスプリング81が配置される。そして、このコイルスプリング81により、前記クリック杆80が前側に付勢される。
更に、前記押圧体73の前板部74には、前記クリック杆80が係入する複数のクリック凹部83,83・・・が形成される。これらのクリック凹部83,83・・・は、前記押圧体73の回転中心を中心として、円周方向に等間隔に配置される。そして、図9に示すように、前記クリック杆80の先端80Sは、凸状湾曲面に形成される。前記クリック凹部83は段付き孔に形成され、この段付き孔の径大部83Aに、前記先端80Sが係入する。
従って、前記クリック杆80の先端80Sが前記クリック凹部83に係合している状態で、前記ダイヤル72を回すと、前記コイルスプリング81が収縮して、前記クリック凹部83から前記クリック杆80の先端80Sが外れ、この先端80Sが隣のクリック凹部83に係入する際、弾性復元力により前記コイルスプリング81が伸長し、所定のクリック感が得られる。そして、クリックの回数に応じて、前記固定刃24と回転刃22の間隔を調整することができる。このため、前記ダイヤル72には、前記クリック凹部83に対応して、粉砕度合を示す目盛りを設けるようにしてもよい。
図7に示すように、前記上ケース52は、平面円形の上部開口85を有するホッパー86を有する。このホッパー86は、前記上ケース52の一部を構成する。また、前記ホッパー86の底面部86Aの左右には、下部開口87,87が設けられる。そして、これら下部開口87,87の下にシュート部88が設けられ、このシュート部88の下部が前記案内壁部58(図6)の上部の開口に連通する。また、前記上ケース52の上部開口85には、蓋体89が着脱可能に設けられる。
前記ホッパー86の前側には、上前カバー部91が一体に設けられる。図8等に示すように、この上前カバー部91は、前記上ケース52の一部を構成し、前記ミルケース51の前側上部を覆う。そして、前記上前カバー部91の前面部92には、前記押圧筒部75が挿通される挿通孔93が穿設される。
前記下ケース53は、前記ミルケース51の下部周囲を覆う下ケース本体95と、前記ミルケース51の前側下部を覆うU字状の下前カバー部96とを一体に有する。そして、この下前カバー部96の前縁部96Aは、前記上前カバー部91の前面部92の後面に当接する(図8)。また、前記下ケース53は前記ミルケース51の後側下部を覆って前記上ケース52に固定される。更に、前記下ケース本体95には切欠部97が形成され、この切欠部97から前記落下口62が下方に突設される。
前記ミル部17には、着脱操作部101が設けられる。この着脱操作部101は、図7及び図10等に示すように、前記ホッパー86の左右の外側面に形成されたスライド凹部102,102に、スライダ103,103を左右方向移動可能に設けることで構成される。これらのスライダ103,103は、それぞれ左右方向に形成されるスライド板104の外側に、このスライド板104より幅広な係止爪部105が設けられ、この係止爪部105の外縁部105Aが斜めに形成される。前記係止爪部105の上部には、板状の縦部106が設けられる。この縦部106の上部には、横方向の摘み部107が外側に突設する。そして、前記縦部106と前記スライド凹部102の底面との間には、付勢手段たるコイルスプリング108が配置され、このコイルスプリング108により前記スライダ103が外側に付勢される。前記縦部106の前後両側縁には、当接縁部106A,106Aが突設され、これら当接縁部106A,106Aが当接する抜け止め縁部102A,102Aが、前記スライド凹部102の前後両側の縦縁の外端に内側向きに形成される。即ち、前記スライダ103の外側への移動範囲は、前記当接縁部106Aが前記抜け止め縁部102Aに当接する位置までに規制される。なお、図10では、前記スライダ103が後退した状態を実線で示し、前記摘み部107を押す前の状態を鎖線で示す。そして、前記着脱操作部101は、前記スライダ103が鎖線の位置にある状態で、その係止爪部105が後述する係止孔部119に係止する。
前記ミルケース51の収納筒部55の上側左右には、腕部111,111が外向きに突設され、これらの腕部111,111の上面に、それぞれ前記スライド板104がスライドするスライド溝部112が形成される。また、前記下ケース本体95の上縁の左右には、前記腕部111,111に対応して外鍔部113,113が設けられる。これら左右の外鍔部113,113には、前記腕部111,111が嵌合状態で載置される。そして、この状態で前記外鍔部113の透孔114にビス115(図7)を挿通し、このビス115を前記上ケース52に固定することで、上,下ケース52,53が一体化される。
前記取付凹部19は、前記ケース本体2の前面と上面に開口する略U字状の前側凹部116と、この前側凹部116の後側に位置し、ケース本体2の上面に開口する円形の後側凹部117を有する。前記前側凹部116には、前記上ケース52と下ケース53の前側が収納され、収納状態で前記前面部92が前記庇部5の前面と略面一となる。一方、前記後側凹部117には、前記上ケース52と下ケース53の後側が収納され、収納状態で前記上前カバー部91の上面が前記庇部5の上面と略面一となると共に、前記上ケース52の上部開口85が前記庇部5の上面から突出する。
前記後側凹部117の左右には、左右の前記スライダ103,103に対応して、左右の操作用凹部118,118が形成される。これら左右の操作用凹部118,118の底面部118A,118Aの下部には、左右の側面部が垂設され、左右の側面部の上部に、係止部たる前記係止爪部105,105が係止可能なスリット状の係止受部たる前記係止孔部119,119が形成される。
従って、前記取付凹部19に前記ミル部17を上方から挿入すると、前記係止爪部105の外縁部105Aが、前記係止孔部119の上方の前記底面部118Aの角部に当接する。ここから前記ミル部17を下に押し込むと、前記外縁部105Aの傾斜により、前記スライダ103が後退すると共に、前記コイルスプリング108が収縮する。これによって、前記係止爪部105が角部を通過する。前記係止爪部105が角部を通過した後、前記コイルスプリング108が伸長して、前記係止爪部105が前記係止孔部119に係止される。これによって、前記取付凹部19に前記ミル部17が固定される。
逆に、左右の前記摘み部107,107を内側に押すと、前記係止孔部119から前記係止爪部105が抜け出し、前記取付凹部19から前記ミル部17を取り外すことができる。
前記ケース本体2内には、駆動ユニット121が設けられる。この駆動ユニット121は、前記従動歯車33に噛合する駆動歯車122を有する。図2及び図11に示すように、前記駆動ユニット121は、前側ホルダー123と後側ホルダー124とを有する。前記前側ホルダー123と後側ホルダー124は、一体的に組み立てられる。また、前記後側ホルダー124には、前記電動機21が取り付けられる。そして、この電動機21の回転軸には、電動機側歯車126が設けられる。なお、前記前側ホルダー123は前収納部127を有し、後側ホルダー124は後収納部128を有する。これら前,後収納部127,128の内部には、減速歯車群129が配置される。
前記減速歯車群129は、第1の回転板130及び第2の回転板130Aを有する。前記第1の回転板130の後部には、4本の軸部131,131,131,131が突設され、これらの軸部131,131,131,131に減速歯車132,132,132,132が回動可能に設けられる。そして、これら減速歯車132,132,132,132の中央で、前記電動機側歯車126が各減速歯車132,132,132,132に噛合する。一方、これら減速歯車132,132,132,132の外周側は、前記前収納部127の内面に形成された図示しない内歯車に噛合する。また、前記第1の回転板130の前側中央には、伝達歯車133が一体に設けられる。そして、前記第1の回転板130の前側には、前記第2の回転板130Aが配置される。この第2の回転板130Aの後部には、4本の軸部131A,131A,131A,131Aが突設され、これらの軸部131A,131A,131A,131Aに減速歯車132A,132A,132A,132Aが回動可能に設けられる。そして、これら減速歯車132A,132A,132A,132Aの中央で、前記伝達歯車133が各減速歯車132A,132A,132A,132Aに噛合する。一方、これら減速歯車132A,132A,132A,132Aの外周側は、前記前収納部127の内面に形成された図示しない内歯車に噛合する。また、前記第2の回転板130Aの前側中央には、前記駆動歯車122が一体に設けられる。前記第1の回転板130の後側には、前記軸部131の後端に近接する歯車ホルダー134が設けられる。また、前記第2の回転板130Aの軸部131の後端は第1の回転板130の前面に近接する。前記歯車ホルダー134は、前記軸部131の後端が近接する円板状の前面部134Aと、この前面部134Aの後部に一体に設けられた筒部134Bとを有する。そして、前記前面部134Aの中央部には、中心貫通孔134Cが貫通して形成される。そして、前記電動機側歯車126は、前記中心貫通孔134Cに挿通され、前記前面部134Aの前側において、前記電動機側歯車126が減速歯車132,132,132,132に噛合する。なお、前記第1の回転板130の軸部131から前記歯車ホルダー134の前面部134Aまでの距離は、前記減速歯車132の軸方向長さよりも短い。同様に、前記第2の回転板130Aの軸部131Aから前記第1の回転板130の前面までの距離も、前記減速歯車132Aの軸方向長さよりも短い。そして、前記電動機側歯車126と減速歯車132と図示しない内歯車とで、遊星歯車機構による減速機構が構成される。この部位において、前記電動機側歯車126が太陽歯車、前記減速歯車132が遊星歯車となる。同様に、前記伝達歯車133と減速歯車132Aと図示しない内歯車とで、遊星歯車機構による減速機構が構成される。この部位において、前記伝達歯車133が太陽歯車、前記減速歯車132Aが遊星歯車となる。
前記前側ホルダー123の前記前収納部127の前側には、前面部135が一体に設けられる。この前面部135の前面には、左右一側である右側に側部開口部136を有する切欠筒部137が設けられる。また、この切欠筒部137の右側には、正面視で略U字状の縦凹部138が設けられる。
前記切欠筒部137内に後側から前記駆動歯車122が挿入配置された状態で、前記ケース本体2内に前記駆動ユニット121が固定され、前記側部開口部136から前記駆動歯車122の側部が、前記前側ホルダー123の前面部135の前側に露出する。また、前記縦凹部138には、その上部開口138Aから前記従動歯車33のハブ部46の後端が遊挿される。
前記駆動歯車122と従動歯車33は、何れも平歯車であり、それぞれの回転中心軸122J,33Jの軸方向が水平且つ平行である。そして、前記ケース本体2に前記ミル部17を取り付けた状態で、前記駆動歯車122と従動歯車33の回転中心軸122J,33Jは、水平方向にずれて並ぶ。また、前記回転中心軸122J,33Jは同じ高さで並ぶことが望ましく、本実施例では、図14に示すように、取付状態で、前記回転中心軸122J,33Jが同一高さで噛合する。なお、この例では、前記従動歯車33の回転中心軸33Jは、前記回転軸48の中心軸である。
これによって、上述したように、前記ミル部17を前記ケース本体2の取付凹部19に取り付ける際に、前記従動歯車33が回転しながら前記駆動歯車122と噛み合うので、この駆動歯車122と従動歯車33を確実に噛み合わせることができる。また、図14に示すように、前記駆動歯車122は、従動歯車33との噛み合い側が下方に移動するように右回りに回転する。これによって、有負荷時に前記従動歯車33、ひいては前記ミル部17が下方に押し付けられるように力が働く。即ち、前記ミル部17が前記ケース本体2から外れる方向とは逆の方向に力が働く。
図4に示すように、前記湯供給部18のケース141の中央には、前記落下口62が着脱自在に挿入接続される挿通孔142が縦設される。そして、前記ミル部17を前記取付凹部19に取り付けることにより、前記挿通孔142に前記落下口62が接続される。また、前記挿通孔142の下部には、この挿通孔142を開閉するシャッター143が設けられる。
前記ケース141には接続部144が設けられ、この接続部144に、前記送湯手段9から送液路9Aを通して湯が送られる。そして、前記ケース141には、前記湯を前記ドリッパー8に供給するノズル145が複数設けられる。また、前記ドリッパー8内には、ペーパーフィルター146が交換可能に配置される。更に、前記ドリッパー8の底部には、止液弁147が設けられる。なお、10は、ミル装置としてのコーヒーメーカー1を使用する際に操作されるスイッチである。
次に、前記コーヒーメーカー1の使用方法の一例について説明する。まず使用者は、前記ドリッパー8を前記庇部5の下方から水平に引き出して、前記ドリッパー8内に前記ペーパーフィルター146をセットした後、前記ドリッパー8を前記庇部5の下方へ水平に押し込む。そして、前記飲料サーバー13を前記載置部4の加熱板11上に載置する。なお、前記飲料サーバー13が前記加熱板11上にセットされると、前記飲料サーバー13の蓋体16に設けられた湾曲面状の凸部16Aが、前記止液弁147に当接することによって、前記止液弁147が押し上げられて開く。そして、前記貯水部6内に、抽出するコーヒー液の杯数に応じた量の水を入れる。更に、前記ミル部17の前記蓋体89を外し、投入口である前記上部開口85から前記ホッパー86内に所定量のコーヒー豆を入れる。なお、この段階では、前記シャッター143が前記落下口62を塞いだ状態であり、前記ミル部17とドリッパー8内とが連通していない。
そして、使用者が前記スイッチ10を操作すると、四つの動作が同時に行われる。一つ目は、シャッター進退手段(図示せず)が、前記落下口62を開く方向に、前記シャッター143を移動させることである。これによって、前記落下口62が開き、前記ミル部17が前記ドリッパー8内と連通する。二つ目は、前記ミル装置20を動作させることである。これによって、前記ミル装置20によりコーヒー豆が挽かれてコーヒー粉が得られ、このコーヒー粉が前記落下口62から前記ドリッパー8のペーパーフィルター146内に落下供給される。三つ目が、前記加熱手段7への通電を開始することである。これによって、前記貯水部6内の水が加熱されて湯となる。更に、四つ目が、前記ヒーター12への通電を開始することである。これによって、前記加熱板11に載置された前記飲料サーバー13が温められる。
前記ミル装置20においては、コーヒー豆を投入する前に前記ダイヤル72を操作し、好みの粒度に調整しておく。そして、前記ミル装置20を動作させるために、前記電動機21を作動させると、この電動機21の回転が前記減速歯車群129により減速され、前記駆動歯車122に伝達され、この駆動歯車122に噛合した従動歯車33が回転する。
この場合、図14に示すように、前記駆動歯車122は、前記従動歯車33との噛み合い側が下方に移動するように回転する。これによって、有負荷時に前記従動歯車33、ひいては前記ミル部17が下方に押し付けられるように力が働く。即ち、前記ミル部17が前記ケース本体2から外れる方向とは逆の方向に力が働くため、前記ミル部17を安定して駆動させることができる。
コーヒー豆は前記ホッパー86の下部開口87,87から前記シュート部88に落下し、回転する前記ミルスクリュー35により前記収納筒部55内に送られる。そして、この収納筒部55内において、コーヒー豆は、前記固定刃24と回転する前記回転刃22により粉砕される。なお、前記ミル装置20は、所定量のコーヒー豆を全て挽くのに十分な時間が経過すると、停止する。
そして、前記ミル装置20の動作が停止すると、前記シャッター進退手段(図示せず)が前記シャッター143を動かすことで、このシャッター143が前記落下口62を塞ぐ。そして、前記シャッター143が前記落下口62を塞いだ後、前記貯水部6内の水は、前記加熱手段7によって、所定の温度(85〜90℃)の湯となる。この貯水部6内の湯が所定の温度に達したことが温度センサ(図示せず)により検知されると、前記加熱手段7への通電を停止した後、前記貯水部6内の湯が前記送湯手段9により前記送液路9Aを介して前記湯供給部18に送られ、複数の前記ノズル145から、湯が斜め下方に向かって噴射される。この噴射による給湯が、所定時間、例えば8秒間連続して行われた後、所定蒸らし時間である20秒間給湯が停止し、この間、コーヒー粉が蒸らされる。
蒸らし時間が経過したら、前記貯水部6内の湯を全て連続給湯する。なお、前述した通り、前記貯水部6内の水の量が、抽出するコーヒー液の杯数に応じた量であるので、前記貯水部6内の全ての湯を前記ドリッパー8に供給すれば、所定の杯数のコーヒー液が得られることになると共に、前記貯水部6内が空になる。
前記ドリッパー8において抽出されたコーヒー液は、前記止液弁147を通過した後、前記蓋体16の透孔を通過して、前記飲料サーバー13内に溜まる。そして、この飲料サーバー13を前記載置部4から取り外すと、コイルスプリング等の付勢手段(図示せず)によって前記止液弁147が押し下げられて閉じ、前記ドリッパー8からコーヒー液が滴下するのを防止することができる。
使用後、前記ミル装置20を清掃するには、前記スライダ103,103の摘み部107,107の間隔を狭めるように持って前記係止爪部105を前記係止孔部119から外し、前記ミル部17を持ち上げて前記取付凹部19から取り外す。前記ミル部17を取り外した後、前記回転刃取付部23のカバー部材32を回して、前記固定刃取付部25のミルケース51との螺合を解除し、前記固定刃取付部25から前記回転刃取付部23を引き抜くようにして取り外す。
このように、前記ミル部17を前記固定刃取付部25と回転刃取付部23に分解することにより、図12及び図13に示すように、前記固定刃24と回転刃22が露出し、前記回転刃22及び前記回転刃取付部23内に残ったコーヒー粉や、前記固定刃24及び前記固定刃取付部25の内部に残ったコーヒー粉を簡便に掃除することができる。
前記ミル部17の内部を清掃した後、前記ミルスクリュー35を前記固定刃取付部25内に挿入し、前記回転軸48の先端を前記軸受部材61に挿入すると共に、前記収納筒部55の雄螺子部55Aに前記カバー部材32の雌螺子部45Aを螺合して、前記ミル部17を組み立てることができるから、組立も容易である。
前記ミル部17の組立後、このミル部17を上方から前記取付凹部19に挿入すると、前記係止爪部105の外縁部105Aが前記底面部118Aの角部に当接する。ここから前記ミル部17を下方に押し込むと、前記コイルスプリング108が収縮し、前記係止爪部105が前記底面部118Aの角部を通過して前記係止孔部119に係止する。これによって、前記取付凹部19に前記ミル部17を取り付けることができる。このように前記ミル部17を前記取付凹部19に取り付ける際に、降下する前記従動歯車33は、回転しながら前記取付凹部19内の駆動歯車122と噛み合うので、この駆動歯車122と前記従動歯車33を確実に噛み合わせることができる。なお、図14では、前記従動歯車33は、右回りに回動しながら前記駆動歯車122と噛み合う。そして、前記ミル部17を前記取付凹部19に取り付けると、前記駆動歯車122と従動歯車33の回転中心軸122J,33Jは、水平方向にずれて、同じ高さで並ぶ。
以上のように本実施例は、本体たるケース本体2と、このケース本体2の上部に設けられて飲料原料たるコーヒー豆を細かくして排出するミル部17と、前記ケース本体2に設けられて前記ミル部17を作動させるための電動機21と、を有するミル装置20において、前記ミル部17が前記ケース本体2に対し着脱可能に取り付けられ、前記ミル部17が、従動側伝達機構たる従動歯車33と、この従動歯車33に接続されて前記ミル部17に対し着脱可能に取り付けられた円盤状の回転刃22と、この回転刃22と対向して設けられて前記ミル部17に固定された円盤状の固定刃24とを有すると共に、前記ケース本体2に、前記電動機21によって回転させられて前記従動歯車33と着脱可能に結合する駆動側伝達機構たる駆動歯車122とを有するから、前記ケース本体2から前記ミル部17全体を取り外した後、このミル部17から前記従動歯車33ごと前記回転刃22を取り外すことで、前記回転刃22の手入れを容易に行うことができるばかりでなく、前記ミル部17を持って前記固定刃24の手入れを容易に行うことができる。
なお、前記駆動側伝達機構が前記駆動歯車122であり、前記従動側伝達機構が前記従動歯車33であるから、前記ミル部17のケース本体2に対する着脱構造の自由度を高めることができる。
また、前記駆動歯車122の回転中心軸122Jが水平に設けられると共に、前記ミル部17が前記ケース本体2に対し前記回転中心軸122Jと交差する上方から着脱可能であり、前記回転中心軸122Jの方向と平行に係脱するものでないから、前記ミル部17をケース本体2に対し容易に着脱させることができるばかりでなく、前記歯車33,122同士を容易に噛み合わせることができる。
以下、実施例上の効果として、前記ミルスクリュー35を前記回転刃取付部23に設けたから、前記固定刃取付部25から前記回転刃取付部23を外すことにより、前記案内壁部58内から前記ミルスクリュー35を引き抜き、前記ミルケース51内を掃除し易くなる。また、前記ミル部17が組み立てられた状態で、前記収納筒部55内に前記固定刃24と回転刃22が収納されるから、この回転刃22と前記カバー部材32との間に、コーヒー粉が侵入し難く、手入れが容易となる。また、前記粒度調整手段65を前記固定刃取付部25に組み込み、前記固定刃用ホルダー66を収納筒部55の前壁部56に挿通して前記固定刃用ホルダー66の後側を収納筒部55内に配置し、前記固定刃用ホルダー66を前後位置調整可能に構成し、前記固定刃24の位置を調整するから、飲料原料の粒度の調整を安定して行うことができる。更に、前記後側凹部117の左右には、左右の前記スライダ103,103に対応して、左右の前記操作用凹部118,118が形成されているから、前記ミル部17を取り外し易い。また、前記縦凹部138には、その上部開口138Aから前記従動歯車33のハブ部46の後端が遊挿されるから、前記ミル部17の取り付けの際、前記従動歯車33のハブ部46が前記縦凹部138に案内されて取付作業を安定して行うことができる。更に、前記取付板34の前面の周囲には、前記回転刃22の周囲を挟む一対の前記突起部37,37が前側に突設されており、前記回転刃22と共に前記突起部37,37が前記収納筒部55の内周に近接して回転することにより、前記収納筒部55の内周に溜まるコーヒー粉を除去することができる。
更に、前記減速歯車群129は、第1の回転板130の後部に4本の軸部131,131,131,131を突設し、各軸部131,131,131,131に遊星歯車である減速歯車132,132,132,132を回動可能に設け、これら減速歯車132,132,132,132の中央で太陽歯車である前記電動機側歯車126が各減速歯車132,132,132,132に噛合し、第1の回転板130の一側面である前側中央に太陽歯車である前記伝達歯車133が一体に設けられており、前記第2の回転板130Aの他側面である後側に前記伝達歯車133より歯数の少ない複数の遊星歯車である減速歯車132A,132A,132A,132Aを回動可能に設け、このように、減速機構を遊星歯車機構で構成したから、小さいスペースで高い減速効果が得られる。
また、複数の前記ノズル145の中央に、前記ミル部17の落下口62を設けたから、コーヒー粉を前記ドリッパー8の中央に落下供給することができる。また、前記落下口62を開閉手段たる前記シャッター143により開閉することができる。更に、前記取付凹部19に対する前記ミル部17の着脱により、前記落下口62を前記湯供給部18の接続受け部たる前記挿通孔142に接続及び接続解除することができる。
図15は本発明の実施例2を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その説明を省略して詳述する。同図は電動式のミル装置150であり、そのケース本体151には、ミル部17と駆動ユニット121とが設けられる。
同図に示すように、前記ケース本体151は略直方体形状をなす。このケース本体151の上部に取付凹部19が設けられ、この取付凹部19に前記ミル部17が着脱自在に設けられる。また、前記ケース本体151の上部後側に、前記駆動ユニット121が内蔵される。
前記ケース本体151の下部前側に、前記ミル部17の落下口62から落下したコーヒー粉を収納する収納ケース152が内蔵される。この収納ケース152は、前記ケース本体151の前面下部に設けられた開口部153から引出し可能に構成されると共に、その前面に取っ手部154が設けられる。
以上のように本実施例では、本体たるケース本体151と、このケース本体151の上部に設けられて飲料原料たるコーヒー豆を細かくして排出するミル部17と、前記ケース本体151に設けられて前記ミル部17を作動させるための電動機21と、を有するミル装置150において、前記ミル部17が前記ケース本体151に対し着脱可能に取り付けられ、前記ミル部17が、従動側伝達機構たる従動歯車33と、この従動歯車33に接続されて前記ミル部17に対し着脱可能に取り付けられた円盤状の回転刃22と、この回転刃22と対向して設けられて前記ミル部17に固定された円盤状の固定刃24とを有すると共に、前記ケース本体151に、前記電動機21によって回転させられて前記従動歯車33と着脱可能に結合する駆動側伝達機構たる駆動歯車122とを有するから、上記実施例1と同様な作用・効果を奏する。
なお、本発明は以上の実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変実施が可能である。例えば、従動歯車と駆動歯車の回転中心軸は同一高さとすることが好ましいが、従動歯車の回転中心軸を駆動歯車の回転中心軸より高い位置にして従動歯車と駆動歯車が咬合するようにしても良い。この場合、回転中心軸同士が真上に位置しないように回転中心軸の平面位置をずらすようにすることが好ましい。また、本発明のミル装置は、コーヒー豆を粉砕するのに好適なものであるが、コーヒー豆以外でも例えばお茶等を粉砕するものでもよい。
1 コーヒーメーカー
2 ケース本体(本体)
17 ミル部
20 ミル装置
21 電動機
22 回転刃
24 固定刃
33 従動歯車(従動側伝達機構)
33J 回転中心軸
122 駆動歯車(駆動側伝達機構)
122J 回転中心軸
150 ミル装置
151 ケース本体(本体)

Claims (3)

  1. 本体と、この本体の上部に設けられて飲料原料を細かくして排出するミル部と、前記本体に設けられて前記ミル部を作動させるための電動機と、を有するミル装置において、
    前記ミル部が前記本体に対し着脱可能に取り付けられ、前記ミル部が、従動側伝達機構と、この従動側伝達機構に接続されて前記ミル部に対し着脱可能に取り付けられた円盤状の回転刃と、この回転刃と対向して設けられて前記ミル部に固定された円盤状の固定刃とを有すると共に、前記本体に、前記電動機によって回転させられて前記従動側伝達機構と着脱可能に結合する駆動側伝達機構とを有することを特徴とするミル装置。
  2. 前記駆動側伝達機構が駆動歯車であり、前記従動側伝達機構が従動歯車であることを特徴とする請求項1記載のミル装置。
  3. 前記駆動歯車及び従動歯車の回転中心軸がそれぞれ水平に設けられると共に、前記ミル部が前記本体に対し前記回転中心軸と交差する方向から着脱可能であることを特徴とする請求項2記載のミル装置。
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