JP2018066656A - トランシット用カメラ装置及びその調整方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トランシットに対して着脱自在に連結されるカメラユニットを含むトランシット用カメラ装置であって、カメラユニットUは、鏡筒4cに対して同軸上に嵌合されてその光軸の方向に位置決め固定される第1筒部材10及び第2筒部材20、撮像素子を含むカメラモジュール30、カメラモジュールの光軸を第2筒部材と同軸上に位置付けるべくカメラモジュールを第2筒部材の内側に保持しつつ第2筒部材の端部に連結される閉塞部材40を含む。これによれば、装置の小型化、簡略化、低コスト化等を達成しつつ、既存のトランシット(又はセオドライト)に対して容易に取り付け及び取り外しを行うことができ、又、トランシットのレンズ光学系に対して光軸の軸心合わせや焦点合わせ等の調整作業を容易に行うことができる。
【選択図】図3
Description
したがって、セオドライトの鏡筒を支軸回りに回転させて調整作業等を行う際にその回転動作が制約を受ける虞がある。
したがって、撮像系の構造が複雑であり、大型化、高コスト化等を招き、又、セオドライトの望遠鏡を支軸回りに回転させて調整作業等を行う際にその回転動作が制約を受ける虞がある。
この構成によれば、カメラユニットの筒部材をトランシットの鏡筒に嵌め込むだけで、接眼レンズの光軸(視準軸)とカメラモジュールの光軸との軸心合わせを行うことができ、又、筒部材を光軸方向に適宜移動させて位置決め固定することによりトランシットの接眼レンズを通して見える十字線が撮像素子で明確に見えるように焦点合わせ(合焦)を行うことができる。
そして、トランシットの接眼レンズを介して撮像素子で撮影された視準対象物の撮影画像を、例えば携帯用端末モニタ等で確認しつつ、トランシットの合焦ネジで視準対象物に焦点を合わせ十字線と視準対象物との位置ずれを確認することができる。
特に、カメラユニットの筒部材が、トランシットの鏡筒に対して着脱自在で、かつ、光学的な調整(光軸の調心、焦点合わせ、光軸回りの角度合わせ等)を容易に行えるため、既存のトランシットに対して簡単に適用することができる。
したがって、カメラユニットが予めトランシットに一体的に組み込まれたものに比べて、小型化、低コスト化、構造の簡素化等を達成しつつ、トランシットを使用する場合において、直接肉眼で視準する場合とカメラユニットを用いて視準する場合とを状況に応じて適宜選択することができる。
この構成によれば、カメラユニットの筒部材が、第1筒部材と第2筒部材の二段構造をなすため、第1筒部材を鏡筒に固定した後に、第2筒部材を第1筒部材に対して適宜調整することにより、光学的な調整(焦点合わせ、光軸回りの角度合わせ等)を行うことができる。
したがって、トランシットの種類が異なる場合は、それぞれのトランシットの鏡筒に対応する第1筒部材をそれぞれ準備し、第2筒部材及びカメラモジュール並びに閉塞部材は共用することができる。
この構成によれば、カメラユニットをトランシットの鏡筒に組み付ける際に、筒部材の目印をトランシットの指標に合わせるように組み付けることで、トランシットの十字線に対してカメラモジュールの光軸回りの角度位置を、所望される位置(撮像素子の水平及び垂直方向が十字線と重なる位置)又はその近傍に容易に位置決めすることができる。
この構成によれば、筒部材を鏡筒に嵌め込み、筒部材を適宜回転及び光軸方向に移動させて光学的な調整(焦点合わせ、光軸回りの角度合わせ等)を行った後に、調整ネジを締め付けることで、カメラユニットをトランシットに対して容易に固定することができ又光学的に調整することができる。
この構成によれば、第1筒部材を鏡筒に嵌め込んで第1調整ネジを締め付けて固定した後に、第2筒部材を第1筒部材に対して適宜回転及び光軸方向に移動させて光学的な調整(焦点合わせ、光軸回りの角度合わせ等)を行った後に、第2調整ネジを締め付けることで、カメラユニットをトランシットに対して容易に固定することができ又光学的に容易に調整することができる。
この構成によれば、カメラモジュールを保持する閉塞部材を筒部材又は第2筒部材に固定する際に、筒部材又は第2筒部材の中心軸線にカメラモジュールの光軸を一致させて締結ネジを締め付けることにより、調心作業を容易に行うことができる。
この構成によれば、押え部材でカメラモジュールを押えつつ閉塞部材に対して押え部材を締結ネジで締め付けることにより、簡単な構造で容易にカメラモジュールを固定することができる。
この構成によれば、カメラモジュールで撮影された撮影画像を、無線送信器を介して無線受信器を備えた携帯用端末モニタ等に送ることにより、トランシットから離れた位置において、操作者は携帯用端末モニタを眺めながら、視準対象物の位置ずれ等を確認することができる。
また、カメラユニット及び無線送信器が、トランシットに対して着脱自在となっているため、種々のトランシットに対して適用することができる。
この構成によれば、カメラ装置として専用の電源を備えるため、この電源によりカメラモジュール及び無線送信器を起動させることができ、トランシットに内蔵された電源はトランシット専用として利用することができる。
また、カメラユニット及び無線送信器並びに電源が、トランシットに対して着脱自在となっているため、種々のトランシットに対して適用することができる。
この構成によれば、面ファスナーを使用することで、トランシトの本体に対する無線送信器及び電源の取付け及び取り外しを容易に行うことができる。
この構成によれば、簡単な取付け作業と、簡単な調整作業により、カメラユニットをトランシットに取り付けることができる。そして、携帯用端末モニタを眺めながら、トランシットの合焦ネジを適宜回転させて視準対象物に焦点を合わせた後に、カメラユニットを通して得られる撮影画像を確認しつつ視準対象物の位置ずれ等を確認することができる。
この構成によれば、簡単な取付け作業と、簡単な調整作業により、カメラユニットをトランシットに取り付けることができる。そして、携帯用端末モニタを眺めながら、トランシットの合焦ネジを適宜回転させて視準対象物に焦点を合わせた後に、カメラユニットを通して得られる撮影画像を確認しつつ視準対象物の位置ずれ等を確認することができる。
先ず、本発明が適用されるトランシット(又はセオドライトとも称する)Tは、図1及び図2に示すように、略U字状の形態をなす本体1、本体1の下方に位置する底板2、整準ネジ3、水平軸HL回りに回転自在に支持された望遠鏡4、鉛直調整ネジ5、水平調整ネジ6、操作パネル7、水平気泡管8、本体1内に内蔵されたバッテリ9等を備えている。
大径円筒部11は、鏡筒4cの外周面に嵌合される大径内周面11a、2つの第1調整ネジ60がそれぞれ螺合される2つのネジ孔11b、トランシットTの指標4eに位置合わせする際の目印11cを有する。
2つのネジ孔11bは、周方向に等間隔(ここでは180度間隔ごと)に配置され径方向に貫通するように形成されている。尚、ネジ孔11bの個数は、2つに限らず、1つ、3つあるいはそれ以上であってもよい。
小径円筒部12は、第2筒部材20を内側に嵌合させる小径内周面12a、4つの第2調整ネジ70がそれぞれ螺合される4つのネジ孔12bを有する。
4つのネジ孔12bは、周方向に等間隔(ここでは90度間隔ごと)に配置され径方向に貫通するように形成されている。尚、ネジ孔12bの個数は、4つに限らず、1ないし3つあるいは5つ以上であってもよい。
ここで、第1筒部材10の中心軸線、すなわち、大径内周面11a及び小径内周面12aの中心軸線は、大径円筒部11が鏡筒4cに嵌合されることで、接眼レンズ4bの光軸(視準軸)Lと一致する同軸上に位置付けられるように形成されている。
尚、ここでは、第1筒部材10が大径円筒部11及び小径円筒部12を備える二段円筒形状を示したが、これに限定されるものではなく、同一の内径をなす単一の円筒形状を採用してもよい。
第2筒部材20の中心軸線、すなわち、外周面21の中心軸線は、外周面21が第1筒部材10の小径内周面12aに嵌合されることで、第1筒部材10の中心軸線と一致する同軸上に位置付けられるように形成されている。
端部22は、図3及び図4に示すように、中心軸線に対して垂直な面上に位置する円環状の端面として形成されている。
撮像素子33は、CCDあるいはCMOS等のイメージセンサである。
ここで、カメラモジュール30としては、画角40度〜70度の範囲、好ましくは60度程度、焦点距離としては無限大のものが使用される。
尚、上記カメラモジュール30の構成は一例であり、要求される特性に応じて、レンズの枚数及び形状等が異なる仕様をなすカメラモジュールを適用することができる。
2つの円孔41は、カメラモジュール30を押え部材50で固定した状態で、閉塞部材40を第2筒部材20に連結して固定する際に、カメラモジュール30の光軸が第2筒部材20の中心軸線と一致するように調心しつつ位置決めできるように、締結ネジ80のネジ外径よりも所定量だけ大きい内径に形成されている。
先ず、第1筒部材10、第2筒部材20、カメラモジュール30、閉塞部材40、押え部材50、2つの第1調整ネジ60、4つの第2調整ネジ70、2つの締結ネジ80、2つの締結ネジ90を準備する。
そして、カメラモジュール30を押え部材50で閉塞部材40に押えつつ、締結ネジ90を締め付け、カメラモジュール30を閉塞部材40に固定する。
このように、押え部材50でカメラモジュール30を押えつつ、閉塞部材40に対して押え部材50を締結ネジ90で締め付けることにより、簡単な構造で容易にカメラモジュール30を固定することができる。
このように、カメラモジュール30を保持した閉塞部材40を締結ネジ80で第2筒部材20に締め付けて固定するため、第2筒部材20の中心軸線にカメラモジュール30の光軸を一致させて締結ネジ80を締め付けることにより、調心作業を容易に行うことができる。
これにより、カメラユニットU、無線送信器R、及び電源Bを備えたトランシット用カメラ装置が完成する。
尚、無線送信器Rとしては、無線LANが行える送信器であり、例えばWiFiルータ、その他の送信器を適用することができる。また、電源Bとしては、モバイルバッテリであり、乾電池、リチウムイオンバッテリ、その他のモバイルバッテリを適用することができる。
予め、トランシットTの本体1に対して、図2に示すように、無線送信器Rを固定するための面ファスナーF1及び電源Bを固定するための面ファスナーF2を貼付し、又、無線送信器Rの表面に対応する面ファスナーF1及び電源Bの表面に対応する面ファスナーF2を貼付する。
そして、カメラユニットUの第1筒部材10をトランシットTの鏡筒4cに嵌め込みつつ、目印11cを指標4eに合わせ、第1調整ネジ60により固定する。
このように、第1筒部材10の目印11cをトランシットTの指標4eに合わせるように組み付けることで、トランシットTの十字線に対してカメラモジュール30の光軸回りの角度位置を、所望される位置(撮像素子33の水平及び垂直方向が十字線と重なる位置)又はその近傍に容易に位置決めすることができる。
続いて、電源Bをオンにする。
続いて、図5に示すように、携帯用端末モニタMを使用し、インストール済みのアプリケーションソフト(例えば、AVIN等のメディアプレーヤー)を起動する。
これにより、トランシットTへの取付けが完了する。このように、簡単な取付け作業と、簡単な調整作業により、トランシット用カメラ装置をトランシットTに容易に取り付けることができる。
先ず、図6に示すように、発進立坑100及び到達立坑101が掘られ、両方の立坑100,101の間に埋設管用の掘削穴102の中心線となる計画線Sが設定される。
そして、発進立坑100には、推進機103が設置され、地上には、推進機103に油圧を供給する油圧ユニット104等が設置される。
また、地上には、計画線S上に位置する基準点(2点)間に水糸105が張られ、下降りが降ろされる。
また、内部に視準対象物としてのターゲットを取り付けたスピーダーヘッドを接続したリード管106が、推進機103に取り付けられる。尚、ターゲットとしては、高輝度の発光ダイオード等が使用される。
ここで、トランシットTの望遠鏡4(の対物レンズ)が、リード管106の軸線方向に方向付けられると、リード管106の内部を通してスピーダーヘッド内に設けられたターゲットを視準できるようになっている。
続いて、図7(a)に示すように、望遠鏡4の対物レンズが鉛直上方を向くように望遠鏡4が回転させられる。そして、水糸が十字線の縦線に一致するように、推進機103の水平方向における向きが調整される。尚、この調整は、携帯用端末モニタMにおいて、表示画像を適宜拡大して確認しつつ行われる。
この調整の際に、カメラユニットUは、小型化されているため、トランシットTのU字状をなす本体1に干渉することなく、鉛直方向に向けて調整作業や測量作業を容易に行うことができる。
その後、スピーダー工法の工程において、カメラユニットUを通して得られる撮影画像を、携帯用端末モニタMで確認し、適宜画像を拡大してターゲットの位置ずれ等を確認しつつ、適宜補正量をフィードバックして掘削作業が進められる。
したがって、作業者は、狭い発進立坑100内に留まることなく、地上において確認作業を行うことができる。
したがって、トランシットTの種類が異なる場合は、それぞれのトランシットTの鏡筒4cに対応する第1筒部材10をそれぞれ準備し、第2筒部材20及びカメラモジュール30並びに閉塞部材40等は共用することができる。
また、トランシットTの接眼レンズ4bを介して撮像素子33で撮影された視準対象物の撮影画像を、例えば携帯用端末モニタM等で表示画像を適宜拡大しながら、トランシットTの合焦ネジ4dで視準対象物に焦点を合わせ、十字線と視準対象物との位置ずれを確認することができる。
特に、カメラユニットの第1筒部材10が、トランシットTの鏡筒4cに対して着脱自在でかつ光学的な調整(光軸の調心、焦点合わせ、光軸回りの角度合わせ等)を容易に行えるため、既存のトランシットTに対して簡単に適用することができる。
したがって、カメラユニットが予めトランシットに一体的に組み込まれたものに比べて、小型化、低コスト化、構造の簡素化等を達成しつつ、トランシットを使用する場合において、直接肉眼で視準する場合とカメラユニットを用いて視準する場合とを状況に応じて適宜選択することができる。
この実施形態に係るカメラユニットU´は、図8及び図9に示すように、筒部材10´、カメラモジュール30、閉塞部材40、押え部材50、調整ネジ60´、締結ネジ80、締結ネジ90等を備えている。
大径円筒部11´は、鏡筒4cの外周面に嵌合される大径内周面11a´、4つの調整ネジ60´がそれぞれ螺合される4つのネジ孔11b´、トランシットTの指標4eに位置合わせする際の目印11c´を有する。
4つのネジ孔11b´は、周方向に等間隔(ここでは90度間隔ごと)に配置され径方向に貫通するように形成されている。尚、ネジ孔11b´の個数は、4つに限らず、1つ、2つ、3つあるいは5つ以上であってもよい。
端部13´は、図8及び図9に示すように、筒部材10´の中心軸線に対して垂直な面上に位置する円環状の端面として形成されている。
ここで、筒部材10´の中心軸線、すなわち、大径内周面11a´の中心軸線は、大径円筒部11´が鏡筒4cに嵌合されることで、接眼レンズ4bの光軸(視準軸)Lと一致する同軸上に位置付けられるように形成されている。
特に、筒部材10´が一つの部材で構成されているため、部品点数を削減でき、又、カメラユニットとしての組立工数等を削減でき、低コスト化を達成できる。
尚、ここでは、筒部材10´が二段円筒状をなすものを示したが、これに限定されるものではなく、単一の円筒状をなす形態を採用してもよい。
前述同様に、トランシットTの本体1に対して、図2に示すように、予め無線送信器Rを固定するための面ファスナーF1及び電源Bを固定するための面ファスナーF2を貼付し、又、無線送信器Rの表面に対応する面ファスナーF1及び電源Bの表面に対応する面ファスナーF2を貼付する。
そして、カメラユニットU´の筒部材10´をトランシットTの鏡筒4cに嵌め込みつつ、目印11cを指標4eに合わせる。
続いて、電源Bをオンにする。
続いて、図5に示すように、携帯用端末モニタMを使用し、インストール済みのアプリケーションソフト(例えば、AVIN等のメディアプレーヤー)を起動する。
これにより、トランシットTへの取付けが完了する。このように、簡単な取付け作業と、簡単な調整作業により、トランシット用カメラ装置をトランシットTに容易に取り付けることができる。
尚、上記トランシット用カメラ装置が取り付けられたトランシットTを、スピーダー工法による横穴掘削の際の誤差測定に使用する場合については、前述の実施形態と同様であるため説明を省略する。
したがって、カメラユニットが予めトランシットに一体的に組み込まれたものに比べて、小型化、低コスト化、構造の簡素化等を達成しつつ、トランシットを使用する場合において、直接肉眼で視準する場合とカメラユニットを用いて視準する場合とを状況に応じて適宜選択することができる。
上記実施形態において、第1筒部材10に対して第2筒部材20を固定する手段として、第2調整ネジ70を示したが、これに限定されるものではなく、着脱自在に固定できるものであれば、ネジ以外の手段を用いてもよい。
上記実施形態において、閉塞部材40を第2筒部材20又は筒部材10´に固定する手段として、締結ネジ80を示したが、これに限定されるものではなく、高精度に軸心合わせを行いつつ固定できるものであれば、接着剤、その他の手段を用いてもよい。
上記実施形態においては、トランシット用カメラ装置を取り付けたトランシットTをスピーダー工法における測定のために使用する場合を示したが、これに限定されるものではなく、トランシットを用いて測定する分野であれば、その他の建築、土木等の分野においても使用され得るものである。
尚、ここでは、測量機としてトランシット(セオドライトとも称する)を示しているが、これに限定されるものではなく、接眼レンズを保持する鏡筒を含む測量機であれば、その他の測量機にも適用できるものであり、ここで述べるトランシットの範疇に含まれるものである。
L 光軸(視準軸)
1 本体
2 底板
4 望遠鏡
4a 主鏡筒
4b 接眼レンズ
4c 鏡筒
4d 指標
U,U´ カメラユニット
R 無線送信器
B 電源
R 携帯用端末モニタ
10 第1筒部材
10´ 筒部材
11,11´ 大径円筒部
11a,11a´ 大径内周面
11b,11b´ ネジ孔
11c,11c´ 目印
12,12´ 小径円筒部
12a 小径内周面
12b ネジ孔
13´ 端部
14´ ネジ穴
20 第2筒部材
21 外周面
22 端部
23 ネジ穴
30 カメラモジュール
31 ハウジング
32 レンズ
33 撮像素子
34 回路基板
40 閉塞部材
41,42 円孔
50 押え部材
51 円孔
52 押え部
53 脚部
54 ナット
60 第1調整ネジ
60´ 調整ネジ
70 第2調整ネジ
80,90 締結ネジ
F1,F2 面ファスナー
100 発進立坑
101 到達立坑
102 掘削穴
S 計画線
103 推進機
104 油圧ユニット
105 水糸
106 リード管
Claims (12)
- トランシットの接眼レンズを保持する鏡筒に対して着脱自在に連結されるカメラユニットを含むトランシット用カメラ装置であって、
前記カメラユニットは、
前記鏡筒に対して同軸上に嵌合されてその光軸の方向に位置決め固定される筒部材と、
撮像素子を含むカメラモジュールと、
前記カメラモジュールの光軸を前記筒部材と同軸上に位置付けるべく、前記カメラモジュールを前記筒部材の内側に保持しつつ前記筒部材の端部に連結される閉塞部材を含む、
ことを特徴とするトランシット用カメラ装置。 - 前記筒部材は、前記鏡筒の外周に嵌合されて固定される第1筒部材と、前記第1筒部材に嵌合されて位置決め固定される第2筒部材を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のトランシット用カメラ装置。 - 前記筒部材は、その外周において、前記鏡筒近傍の所定指標に対して前記光軸回りの角度位置を位置決めする目印を有する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のトランシット用カメラ装置。 - 前記筒部材は、前記鏡筒の外周面に当接するべく螺合された調整ネジを有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のトランシット用カメラ装置。 - 前記第1筒部材は、前記鏡筒の外周面に当接するべく螺合された第1調整ネジと、前記第2筒部材の外周面に当接するべく螺合された第2調整ネジを有する、
ことを特徴とする請求項2に記載のトランシット用カメラ装置。 - 前記閉塞部材は、前記筒部材又は前記第2筒部材の端面に沿って位置合わせしつつ締結する締結ネジを含む、
ことを特徴とする請求項1ないし5いずれか一つに記載のトランシット用カメラ装置。 - 前記閉塞部材は、前記カメラモジュールを押え込んで保持する押え部材と、前記押え部材を締結する締結ネジを含む、
ことを特徴とする請求項1ないし6いずれか一つに記載のトランシット用カメラ装置。 - 前記カメラユニットに電気的に接続されて撮像情報を送信するべく、トランシットの本体に対して着脱自在に固定され得る無線送信器をさらに含む、
ことを特徴とする請求項1ないし7いずれか一つに記載のトランシット用カメラ装置。 - 前記カメラユニット及び無線送信器に電気的に接続されて電力を供給するべく、トランシットの本体に対して着脱自在に固定され得る電源をさらに含む、
ことを特徴とする請求項8に記載のトランシット用カメラ装置。 - 前記無線送信器及び電源は、面ファスナーを介してトランシットの本体に固定される、
ことを特徴とする請求項9に記載のトランシット用カメラ装置。 - トランシットの接眼レンズを保持する鏡筒に対して着脱自在に連結される筒部材を含むカメラユニット、前記カメラユニットの撮像情報を送信する無線送信器を少なくとも備えたトランシット用カメラ装置の調整方法であって、
前記カメラユニットの筒部材を前記鏡筒に嵌め込み、
前記無線送信器により送信される信号を受信可能な携帯用端末モニタを確認しつつ、トランシットの十字線が所定方向を向くようにかつ十字線に焦点が合うように前記カメラユニットの筒部材を回転及び光軸方向に移動させて位置合わせした後に前記調整ネジを締結して固定する、
ことを特徴とするトランシット用カメラ装置の調整方法。 - トランシットの接眼レンズを保持する鏡筒に対して着脱自在に連結される第1筒部材及び前記第1筒部材に嵌合されて位置決め固定される第2筒部材を含むカメラユニット、前記カメラユニットの撮像情報を送信する無線送信器を少なくとも備えたトランシット用カメラ装置の調整方法であって、
前記カメラユニットの第1筒部材を前記鏡筒に嵌め込んで第1調整ネジにより固定し、
前記第2調整ネジを一旦緩めて、前記無線送信器により送信される信号を受信可能な携帯用端末モニタを確認しつつ、トランシットの十字線が所定方向を向くようにかつ十字線に焦点が合うように前記第2筒部材を回転及び光軸方向に移動させて位置合わせした後に前記第2調整ネジを締結して固定する、
ことを特徴とするトランシット用カメラ装置の調整方法。
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