JP2018066399A - 密封装置 - Google Patents
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Abstract
Description
回転軸と、該回転軸が挿通される軸孔を有するハウジングとの間の環状隙間を封止する密封装置であって、
前記回転軸に対して設けられる回転環ユニットと、
前記ハウジングに対して設けられる固定環ユニットと、
を備える密封装置において、
前記回転環ユニットは、前記回転軸に固定される環状部材と、
前記環状部材に対して固定される回転環と、
を備えており、
前記固定環ユニットは、
前記ハウジングの軸孔に固定される補強環と、
前記回転環の端面に対して摺動自在に設けられる固定環と、
一端側が前記補強環に固定され、他端側が前記固定環に固定されており、該固定環を前記回転環に向けて押圧する環状弾性体と、
を備えると共に、
前記環状弾性体の前記他端側の端部の内部には、前記固定環を支持する環状支持部材が埋め込まれており、前記固定環は前記環状弾性体の前記他端側の端部に嵌合により固定されていることを特徴とする。
とができる。
前記環状弾性体は前記円筒部を覆う円筒状の円筒被覆部を有しており、
前記固定環は、前記円筒被覆部に嵌合により固定されているとよい。
前記環状弾性体は前記平板部を覆う平板部被覆部を有しており、
前記固定環は、前記平板部被覆部に密着するように嵌合されているとよい。
図1〜図3を参照して、本発明の実施例1に係る密封装置について説明する。図1は本発明の実施例1に係る密封装置の模式的断面図である。なお、本実施例に係る密封装置は、一部の部材を除き略回転対称形状であり、図1においては、密封装置を、その中心軸線を含む面で切断した断面図を示している。図2は本発明の実施例1に係る密封構造を示す模式的断面図である。なお、図2中の密封装置については、図1と同様に、密封装置を、その中心軸線を含む面で切断した断面図を示している。図3は本発明の実施例1に係る回転環の側面図の一部である。なお、図3においては、側面図中のCC断面図も図中丸の中に示している。
本実施例に係る密封装置10の全体構成について説明する。本実施例に係る密封装置10は、回転軸500と、回転軸500が挿通される軸孔を有するハウジング600との間の環状隙間を封止するために用いられる。本実施例においては、図2において、図中左側が、密封対象流体(油など)が密封された密封領域側(O)であり、図中右側が密封領域側(O)とは反対側の大気側(A)である。
定環230を支持する環状支持部材240が埋め込まれている。この環状支持部材240は、金属などの剛性の高い材料により構成されている。そして、環状支持部材240は、円筒部241と、この円筒部241の一端側の端部から径方向外側に伸びる平板部としての外向きフランジ部242とを有する断面L字状の部材により構成されている。また、環状弾性体220には、円筒部223の先端側に、環状支持部材240における円筒部241を覆う円筒状の円筒被覆部225と、外向きフランジ部242を覆う平板部被覆部224とを有している。
本実施例に係る密封装置10によれば、固定環230を環状弾性体220に対して、嵌合により固定させることができる。従って、接着剤によって、これらを接着させる場合に比べて、製造コストを軽減させることができる。
図4には、本発明の実施例2が示されている。上記実施例1では、回転環が、環状部材に対して、この環状部材に設けられた被嵌合部材に嵌合されることにより固定される場合の構成を示した。これに対して、本実施例においては、回転環が、環状部材に対して接着により直接的に固定される場合の構成を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図5には、本発明の実施例3が示されている。上記実施例1では、回転環が、環状部材に対して、この環状部材に設けられた被嵌合部材に嵌合されることにより固定される場合の構成を示した。これに対して、本実施例においては、回転環が、環状部材に対して加締めにより直接的に固定される場合の構成を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図6には、本発明の実施例4が示されている。本実施例においては、固定環の環状弾性体に対する嵌合構造が実施例1とは異なる場合の構成を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
と、円筒部211の端部(大気側(A)の端部)に設けられる内向きフランジ部212とを備えている。
図7には、本発明の実施例5が示されている。本実施例においては、固定環の環状弾性体に対する嵌合構造が実施例1とは異なる場合の構成を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
定環230を支持する環状支持部材240bが埋め込まれている。この環状支持部材240bは、金属などの剛性の高い材料により構成されている。そして、環状支持部材240bは、内側円筒部241b1と、この内側円筒部241b1よりも径方向外側に設けられる外側円筒部241b2と、これら内側円筒部241b1と外側円筒部241b2の端部同士を繋ぐように設けられる平板部242bとから構成されている。また、環状弾性体220には、円筒部223の先端側に、環状支持部材240bにおける内側円筒部241b1を覆う円筒状の内側円筒被覆部225b1と、外側円筒部241b2を覆う円筒状の外側円筒被覆部225b2と、平板部242bを覆う平板部被覆部224bとを有している。
100 回転環ユニット
110,110a,110b 環状部材
111 内周面側円筒部
112 外向きフランジ部
113 外周面側円筒部
114 加締め部
120 被嵌合部材
121 円筒部
122 内向きフランジ部
123 外向きフランジ部
130 回転環
131 動圧発生用溝
140,141,150 突起
200 固定環ユニット
210 補強環
211 円筒部
212 内向きフランジ部
220 環状弾性体
221 被固定部
222 テーパ部
223 円筒部
224,224a,224b 平板部被覆部
225,225a 円筒被覆部
225b1 内側円筒被覆部
225b2 外側円筒被覆部
230 固定環
240,240a,240b 環状支持部材
241,241a 円筒部
241b1 内側円筒部
241b2 外側円筒部
242 外向きフランジ部
242a 内向きフランジ部
242b 平板部
500 回転軸
600 ハウジング
Claims (4)
- 回転軸と、該回転軸が挿通される軸孔を有するハウジングとの間の環状隙間を封止する密封装置であって、
前記回転軸に対して設けられる回転環ユニットと、
前記ハウジングに対して設けられる固定環ユニットと、
を備える密封装置において、
前記回転環ユニットは、前記回転軸に固定される環状部材と、
前記環状部材に対して固定される回転環と、
を備えており、
前記固定環ユニットは、
前記ハウジングの軸孔に固定される補強環と、
前記回転環の端面に対して摺動自在に設けられる固定環と、
一端側が前記補強環に固定され、他端側が前記固定環に固定されており、該固定環を前記回転環に向けて押圧する環状弾性体と、
を備えると共に、
前記環状弾性体の前記他端側の端部の内部には、前記固定環を支持する環状支持部材が埋め込まれており、前記固定環は前記環状弾性体の前記他端側の端部に嵌合により固定されていることを特徴とする密封装置。 - 前記環状支持部材は円筒部を有し、
前記環状弾性体は前記円筒部を覆う円筒状の円筒被覆部を有しており、
前記固定環は、前記円筒被覆部に嵌合により固定されていることを特徴とする請求項1に記載の密封装置。 - 前記環状支持部材は前記円筒部の一端側の端部から径方向に伸びる平板部を有し、
前記環状弾性体は前記平板部を覆う平板部被覆部を有しており、
前記固定環は、前記平板部被覆部に密着するように嵌合されていることを特徴とする請求項2に記載の密封装置。 - 前記回転環における前記固定環に対する摺動面、及び前記固定環における前記回転環に対する摺動面のうちの少なくともいずれか一方には、前記回転環の回転に伴って、これらの摺動面同士を離間させる動圧を発生させる動圧発生用溝が設けられていることを特徴とする請求項1,2または3に記載の密封装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016203853A JP2018066399A (ja) | 2016-10-17 | 2016-10-17 | 密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016203853A JP2018066399A (ja) | 2016-10-17 | 2016-10-17 | 密封装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018066399A true JP2018066399A (ja) | 2018-04-26 |
Family
ID=62085827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016203853A Pending JP2018066399A (ja) | 2016-10-17 | 2016-10-17 | 密封装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018066399A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS477557U (ja) * | 1971-02-22 | 1972-09-27 | ||
JPH03140672A (ja) * | 1989-10-25 | 1991-06-14 | Hitachi Ltd | 非接触メカニカルシール |
JP2016516958A (ja) * | 2013-04-22 | 2016-06-09 | カール・フロイデンベルク・カーゲーCarl Freudenberg KG | スライドリングシール |
-
2016
- 2016-10-17 JP JP2016203853A patent/JP2018066399A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS477557U (ja) * | 1971-02-22 | 1972-09-27 | ||
JPH03140672A (ja) * | 1989-10-25 | 1991-06-14 | Hitachi Ltd | 非接触メカニカルシール |
JP2016516958A (ja) * | 2013-04-22 | 2016-06-09 | カール・フロイデンベルク・カーゲーCarl Freudenberg KG | スライドリングシール |
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RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
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