JP2018065647A - 枚葉印刷機の給紙部 - Google Patents
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Abstract
【課題】枚葉印刷機において、前当て装置へ送り出される印刷用紙の斜行を修正し、精度よく印刷用紙を搬送できる枚葉印刷機の給紙部を提供する。
【解決手段】印刷用紙の搬送方向に対する斜行を把握する測定装置と、セパレーター装置に印刷用紙の搬送方向を可変させるサッカーを備えた枚葉印刷機の給紙部。
【選択図】図1
【解決手段】印刷用紙の搬送方向に対する斜行を把握する測定装置と、セパレーター装置に印刷用紙の搬送方向を可変させるサッカーを備えた枚葉印刷機の給紙部。
【選択図】図1
Description
本発明は、枚葉印刷機において給紙部より給紙ローラーに送り出される印刷用紙の斜行を修正し、精度よく印刷用紙を搬送できる枚葉印刷機の給紙部に関する。
枚葉印刷機の印刷装置は、給紙部と印刷部と排紙部とから構成されている。給紙部の給紙台に積み重ねられた印刷用紙は、給紙装置により印刷部に供給され、印刷部で所定の印刷が施された後に排紙部へ供給され、排紙部の排紙台に印刷用紙が積み重ねられていく。
その中で、枚葉印刷機の給紙部には、給紙台11、セパレーター装置(紙さばきエアー15、NO.1サッカー14、NO.2サッカー2a(2b))、フィーダーボード一式(フィーダーボード4、給紙ローラー3及びフィードローラー12からなる給紙手段16、搬送ベルト6、前当て装置7、横針装置8)からなる。セパレーター装置、給紙方法を具体的に説明すると、図4に示すように、給紙台11の上に積み重ねられた印刷用紙1は、セパレーター装置の、印刷用紙を1枚1枚さばくためエアーを吹き続ける紙さばきエアー15と、印刷用紙1を上下運動で1枚ずつエアー吸引するNO.1サッカー14、NO.1サッカー14で吸引された印刷用紙1を水平運動で搬送するNO.2サッカー2aで構成されている。給紙台11の上に積み重ねられた印刷用紙1は、セパレーター装置の、印刷用紙を1枚1枚、紙さばきエアー15でさばかれ、印刷用紙1を上下運動するNO.1サッカー14で上から順に1枚ずつエアー吸引する。NO.1サッカー14で吸引された印刷用紙1を水平運動するNO.2サッカー2a(2b)に吸い変えたと同時にNO.1サッカー14は吸引を停止する。水平運動するNO.2サッカー2a(2b)によって1枚ずつ給紙手段16へ印刷用紙1が連続的に搬送される。
給紙手段16は、回転駆動されているフィードローラー12と、給紙ローラー3とから構成されている。フィードローラー12に印刷用紙1が供給されると、それと同期して給紙ローラー3が下降して印刷用紙1はフィードローラー12に押し付けられ、印刷用紙1はフィードローラー12の周速でフィーダーボード4に送り出される。
フィーダーボード4には、後続する印刷用紙1が先行する印刷用紙1の下方に、部分的に積み重ねられた状態で供給される。当該フィーダーボード4上では、搬送ベルト6により印刷用紙1は印刷部方向に搬送され、前当て装置7に当接することで印刷用紙1の先端部の位置決めがなされる。また、図5に示すように、搬送方向と直交する方向に一対設けられている横針装置8のいずれか一つにより、搬送方向と直交する方向に3mm〜5mm引き込まれ(印刷用紙の引き込まれ量x)、横針装置8に当接することで印刷用紙1の幅方向の位置決めがなされる。その後、スインググリッパ(図示しない)により印刷用紙1が咥えられ、印刷部(図示しない)へ搬送される。
ところで、従来のセパレーター装置は、紙さばきエアー15、NO.1サッカー14、NO.2サッカー2a、2b、及びこれらの制御機構等からなるが、従来のセパレーター装置には印刷用紙の斜行等の搬送不良を機械的に検知し、また斜行等の搬送不良を修正するような機構を有しておらず、給紙台11の印刷用紙を取り上げる時に、印刷機の高速化によりエアー吸引する際のエアー吸引圧のバラツキなどに起因して印刷用紙が斜めの状態でNO.1サッカーで吸引されると、図6の如く給紙台上11で、1mm以上のずれ量yが生じた印刷用紙9は、斜行したままセパレーター装置から給紙手段16へ送り出され、このような状態で印刷用紙がフィーダーボード4上に送り出されると、前当て装置7や横針装置8に印刷用紙が乗り上げる異常給紙状態となり、給紙装置は停止してしまう。一旦、給紙装置が停止してしまうと、その都度作業者が修正作業を行う必要があり、作業員にとっては負荷が増大するばかりでなく、印刷機の稼働率も低下するという問題があった。
このような問題に対し、例えば、給紙台11からフィーダーボード4に送り出された印刷用紙を、図7に示すような吸着機構13により吸着して停止させることにより、印刷用紙の遅れや進みである用紙ずれや斜行等を防止する印刷機の給紙部、給紙方法が知られている(特許文献1参照)。
特許文献1の方法では、突発的に1枚だけ斜行状態になった印刷用紙9をフィーダーボード4で正そうとすると、部分的に積み重ねられた状態で供給される搬送前後の斜行状態にない印刷用紙は、斜行した印刷用紙の斜行補正による回動に伴う印刷用紙同士の摩擦力によって、図8に図示する如く、印刷用紙10aは搬送後方が操作側に回動するとともに印刷用紙10bは搬送前方が駆動側に回動し、斜行した印刷用紙9の搬送前後の印刷用紙10a、10bに悪影響を及ぼし、印刷用紙を連続搬送する限り、斜行した印刷用紙9のみの斜行を修正することは困難であった。
本発明の目的は上記の問題を解決することにあり、給紙台上で斜めになった印刷用紙を、個別に搬送方向を可変できるNO.2サッカーをセパレーター装置に設け、NO.2サッカーにより斜行を修正し、精度よく印刷用紙を搬送できる枚葉印刷機の給紙部を提供するものである。
本発明者は上記に鑑み鋭意検討した結果、本発明の枚葉印刷機の給紙部を発明するに至った。
すなわち、本発明は、供給される印刷用紙を連続的に搬送するセパレーター装置を含む給紙部を備えている枚葉印刷機において、印刷用紙の搬送方向に対する斜行を把握する測定装置と、セパレーター装置に印刷用紙の搬送方向を可変させるサッカーを備えた枚葉印刷機の給紙部である。
印刷用紙の搬送方向に対する斜行を測定装置で算出し、印刷用紙の搬送方向を可変できるNO.2サッカーによって修正することにより、従来技術よりも精度よく印刷用紙を搬送できると共に、作業者による修正作業を行う必要がなく、印刷機の稼働率も向上できる。また、印刷用紙の斜行修正はフィーダーボードに至るまでに完遂するので、部分的に積み重なる状態で印刷用紙を供給しても、その搬送前後の印刷用紙には斜行修正に伴う悪影響を与えない秀逸な効果を有する。
以下、本発明の給紙部について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる給紙部を示す平面図である。給紙台11とフィーダーボード4の間の上部には、エアー吸引された印刷用紙のずれ量を把握する測定装置5が設置されている。また、セパレーター装置において印刷用紙を1枚1枚さばくための紙さばきエアー15及び上下運動で印刷用紙1を1枚ずつ吸引するNO.1サッカー14並びに印刷用紙の搬送方向またはその逆方向にそれぞれ独立に可変し、給紙手段16へ搬送するNO.2サッカー2a、2bが設置されている。
前記測定装置5、セパレーター装置に備えられた上下運動で印刷用紙1を吸引するNO.1サッカー14と搬送方向を可変させるNO.2サッカー2a、2bの設置位置を側面から見ると、図2のような態様となる。図1と併せて、NO.1サッカー14で吸引された印刷用紙は、水平運動するNO.2サッカー2a、2bに吸い変えて、それぞれ独立して搬送方向を印刷機操作側、駆動側、あるいは、斜め方向に可変することにより、印刷用紙の搬送方向を可変させ給紙手段16へ搬送することができる。
図3の、本発明の一実施形態にかかる給紙部の印刷用紙の挙動を示す平面図により、積み上げられた印刷用紙の斜行が修正される態様を具体的に説明する。測定装置5は、印刷用紙の搬送方向と直行する方向の印刷機操作側、駆動側に一対設けられているCCDカメラと、前記CCDカメラで計測した印刷用紙の斜行量を算出する演算装置(図示しない)で構成されている。上下運動するNO.1サッカー14により、斜めの状態でエアー吸引された印刷用紙9が、斜めの状態でNO.2サッカー2a、2bに吸い変えられた印刷用紙9は、搬送方向を可変できるNO.2サッカー2a、2bより1枚ずつ給紙手段16へと送り出すに先だって、CCDカメラは印刷機操作側、駆動側から印刷用紙9の搬送方向の端部のずれ量をそれぞれ測定する。次いで、演算装置は印刷機操作側のCCDカメラから得られた測定値から、印刷機駆動側のCCDカメラから得られた測定値を減ずることにより、印刷用紙の斜行量である印刷用紙の搬送方向のずれ量yを算出する。
ずれ量yは、値が正数の場合には印刷用紙9は搬送方向に対して印刷機操作側が遅れ、値が負数の場合には印刷用紙9は搬送方向に対して印刷機駆動側が遅れている。すなわち、ずれ量yの値が正数の場合はNO.2サッカー2aが、ずれ量yの値の分だけ多く印刷用紙の搬送方向に可変することにより印刷用紙の斜行を修正し、ずれ量yの値が負数の場合はNO.2サッカー2bが、ずれ量のy値の分だけ多く印刷用紙の搬送方向に可変することにより印刷用紙の斜行を修正する。
例えば、斜行した印刷用紙9は、搬送方向に対して印刷機操作側が遅れていることから、ずれ量yの値が正数となる。よって、印刷用紙9は、可変するNO.2サッカー2aがずれ量yの分だけ多く印刷用紙を搬送方向へ可変し、併せて印刷用紙の操作側と駆動側の端部の位置のずれ量分斜行が修正される。
ここまでの手段を用いることにより、図3に示すように給紙ローラーに搬送された印刷用紙は、斜行もなく前当て装置7に当接し、精度よく位置決めができる。また、横針装置8により搬送方向と直交する方向に3mm〜5mm引き込まれ、横針装置8に当接することで、精度よく印刷用紙の幅方向の位置決めができる。
なお、枚葉印刷機はさまざまなサイズの印刷用紙を使用することから、前記測定装置5は、任意の位置に移動できることが好ましい。更には、ずれ量を任意で許容範囲設定できる。
1 印刷用紙
2a、2b NO.2サッカー
3 給紙ローラー
4 フィーダーボード
5 測定装置(CCDカメラ)
6 搬送ベルト
7 前当て装置
8 横針装置
9 斜行した印刷用紙
10a、10b 新たに斜行が発生した印刷用紙
11 給紙台
12 フィードローラー
13 吸着機構
14 NO.1サッカー
15 紙さばきエアー
16 給紙手段
x 印刷用紙の引き込まれ量
y 印刷用紙の搬送方向のずれ量
2a、2b NO.2サッカー
3 給紙ローラー
4 フィーダーボード
5 測定装置(CCDカメラ)
6 搬送ベルト
7 前当て装置
8 横針装置
9 斜行した印刷用紙
10a、10b 新たに斜行が発生した印刷用紙
11 給紙台
12 フィードローラー
13 吸着機構
14 NO.1サッカー
15 紙さばきエアー
16 給紙手段
x 印刷用紙の引き込まれ量
y 印刷用紙の搬送方向のずれ量
Claims (1)
- 供給される印刷用紙を連続的に搬送する給紙装置を含む給紙部を備えている枚葉印刷機において、印刷用紙の搬送方向に対する斜行を把握する測定装置と、セパレーター装置に印刷用紙の搬送方向を可変させるサッカーを備えた枚葉印刷機の給紙部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016204765A JP2018065647A (ja) | 2016-10-19 | 2016-10-19 | 枚葉印刷機の給紙部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016204765A JP2018065647A (ja) | 2016-10-19 | 2016-10-19 | 枚葉印刷機の給紙部 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018065647A true JP2018065647A (ja) | 2018-04-26 |
Family
ID=62085608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016204765A Pending JP2018065647A (ja) | 2016-10-19 | 2016-10-19 | 枚葉印刷機の給紙部 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018065647A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2023513986A (ja) * | 2020-09-18 | 2023-04-05 | ケーニッヒ ウント バウアー アー・ゲー | シートを加工または処理する機械のフィーダ、ならびにシートを加工または処理する機械のフィーダ内において位置姿勢および/または寸法が偏差したシートを検出および/または修正する方法 |
-
2016
- 2016-10-19 JP JP2016204765A patent/JP2018065647A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2023513986A (ja) * | 2020-09-18 | 2023-04-05 | ケーニッヒ ウント バウアー アー・ゲー | シートを加工または処理する機械のフィーダ、ならびにシートを加工または処理する機械のフィーダ内において位置姿勢および/または寸法が偏差したシートを検出および/または修正する方法 |
JP7447157B2 (ja) | 2020-09-18 | 2024-03-11 | ケーニッヒ ウント バウアー アー・ゲー | シートを加工または処理する機械のフィーダ、ならびにシートを加工または処理する機械のフィーダ内において位置姿勢および/または寸法が偏差したシートを検出および/または修正する方法 |
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