JP2018065236A - 目立てボード及びその使用方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、煩雑な管理を要することなく切削ブレードの種類に応じた適正な目立てボード使用して目立てを実行することができる目立てボード、及びその使用方法を提供することにある。【解決手段】本発明によれば、被加工物(ウエーハW)を切削する切削ブレード63の目立てを行う目立てボード10であって、外周のエッジ部(所定領域100)に複数の溝102を形成し、該溝の本数又は間隔で目立てに関する情報を表示した目立てボード10が提供される。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば半導体ウエーハ等の被加工物を切削する切削ブレードを目立てするための目立てボード及び該目立てボードを使用するための使用方法に関する。
IC,LSI等のデバイスが分割予定ラインによって区画され表面に形成されたウエーハは、切削ブレードを回転可能に備えた切削装置によって個々のデバイスに分割され、携帯電話、パソコン等の電気機器に利用される。
切削装置は、ウエーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたウエーハを切削する切削ブレードを回転可能に備えた切削手段と、該チャックテーブルと該切削手段とを相対的に切削送りする切削送り手段と、該チャックテーブルと該切削手段とを相対的に割り出し送りする割り出し送り手段と、該チャックテーブルと該切削手段とを相対的に切込み送りする切込み送り手段と、切削すべき領域を検出するための撮像手段と、から概ね構成されていてウエーハを高精度に個々のデバイスに分割することができる(例えば、特許文献1を参照。)。
また、該切削手段に備えられる切削ブレードは、ダイヤモンド砥粒等をニッケルめっきで固めた電鋳ブレード、ダイヤモンド砥粒等をメタルボンドで固めたメタルブレード、ダイヤモンド砥粒等をレジンボンドで固めたレジンブレード等の種類に加え、砥粒の大きさ、切り刃の長さ、幅等の多くの条件で構成された種々の切り刃から選択される。
これらの切削ブレードの使用を開始するに際し、ウエーハとの馴染みを良好にするためにウエーハの材質に近似する材質で構成されたダミーウエーハを目立てボードとして使用して切削することにより目立てすることが知られている(例えば、特許文献2を参照。)。また、切削中に目つぶれが生じて切削能力が低下した際には、切削ブレードの切削能力を再び取り戻すために、所謂ドレッシングボードと称する目立てボードによって適宜目立てされる(これを「目直し」ということもある。)ことも行われている(例えば、特許文献3を参照)。
特開平05−315444号公報 特許第5541657号公報 特開2006−218571号公報
上記したように、切削ブレードには、材質や砥粒の大きさ等多くの種類が存在し、それら切削ブレードを常に良好な状態で使用するためには、切削ブレードの種類に対応する適正な目立てボードを使用して目立てしなければならない。しかし、数多く存在する切削ブレードに対応すべく用意された複数の目立てボードが、いずれの切削ブレードに対応するものであるのかを管理することは煩雑であり、管理を怠ると誤った目立てボードにより切削ブレードを目立てすることに繋がり、これによって切削ブレードを破損させたり、切削ブレードを異常摩耗させたりするという問題が生じる。
本発明は、上記事実に鑑みなされたものであり、その主たる技術課題は、切削ブレードの種類に応じた適正な目立てボード使用して目立てを実行することができる目立てボード、及びその使用方法を提供することにある。
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、被加工物を切削する切削ブレードの目立てを行う目立てボードであって、外周のエッジに部に複数の溝を形成し、該溝の本数又は間隔で目立てに関する情報を表示した目立てボードが提供される。
該目立てに関する情報には、適合する切削ブレードの種類、目立て条件、目立てボードの種類、目立てボードの厚みの少なくともいずれかを含むことができる。
また、本発明によれば、本発明に基づき構成された目立てボードの使用方法であって、切削ブレードの種類を制御手段に登録するブレード種類登録ステップと、該目立てボードの目立てに関する情報を読み取り、該制御手段に登録する目立て情報登録ステップと、該ブレード種類登録ステップにより登録された切削ブレードの種類と該目立て情報登録ステップにより登録された目立てボードの種類とが適合するか否かを判断する判断ステップと、該判断ステップにより判断された結果の適合、又は不適合の旨を表示手段に表示する表示ステップと、を少なくとも備えた目立てボードの使用方法が提供される。
本発明の目立てボードによれば、目立てに関する情報を目立てボードの外周のエッジ部に直接複数の溝を形成し、該溝の本数又は間隔で目立てに関する情報を表示しているため、別途の記憶媒体などを用意することなく、目立てボードから目立てに関する情報を得ることができ、目立てを行っても該情報が消えることなく再使用においても目立てに関する情報を得ることができる。これにより、煩雑な管理をする必要がなく切削ブレードに適合する目立てボードであるかを容易に判別することが可能となる。また、当該目立てに関する情報に、適合する切削ブレードの種類、目立て条件、目立てボードの種類、目立てボードの厚みの少なくともいずれかを含むことで、目立てを実行する際の目立て条件を容易に設定することが可能となる。
さらに、本発明に基づき構成された目立てボードの使用方法は、切削ブレードの種類を制御手段に登録するブレード種類登録ステップと、用意された目立てボードの複数の溝から目立てに関する情報を読み取り、該制御手段に登録する目立て情報登録ステップと、該ブレード種類登録ステップにより登録された切削ブレードの種類と該目立て情報登録ステップにより登録された目立てに関する情報に基づき該目立てボードが該切削ブレードと適合するか否かを判断する判断ステップと、該判断ステップにより得られた結果に基づき、適合、又は不適合の旨を表示手段に表示する表示ステップと、を少なくとも備えていることにより、オペレーターが煩雑な確認作業をすることなく、切削ブレードに適した目立てボードであるか否かを確認することができ、適正な目立てを実行することが可能となる。
本発明に従って構成された目立てボード、及び該目立てボードを用いて目立てされる切削ブレードを装備した切削装置の斜視図である。 図1に示す切削装置によって実施する目立てボードの使用方法における目立て情報登録ステップを説明するための説明図である。 図1に示す切削装置によって実施する切り込み送り工程を説明するための説明図である。
以下、本発明に従って構成された目立てボードおよび目立てボードの使用方法の好適な実施形態について、添付図面を参照して、詳細に説明する。
図1には、本発明に従って構成された目立てボードを用いて目立てされる切削ブレードを装備した切削装置の斜視図が示されている。図示の実施形態における切削装置は、略直方体状の装置ハウジング2を具備している。この装置ハウジング2内には、カバーテーブル3と、被加工物を保持するチャックテーブル4が切削送り方向である矢印Xで示す方向に移動可能に配設されている。カバーテーブル3は中央に開口31を備えており、この開口31を嵌挿してチャックテーブル4が図示しない回転機構によって回転可能に配設される。チャックテーブル4は、上面に吸着チャック41が配設されており、該吸着チャック41の上面である保持面上に被加工物を図示しない吸引手段を作動することによって吸引保持するようになっている。このように構成されたカバーテーブル3およびチャックテーブル4は、図示しない切削送り手段によって、矢印Xで示す切削送り方向に移動させられるようになっている。スピンドルユニット6を内蔵した装置ハウジング2の上面には、後述される制御手段からの信号に基づき種々の情報が表示される表示手段9が立設されており、作業情報や後述する目立てに関する情報等が表示されるようになっている。
上記カバーテーブル3には、後述する切削ブレードを目立てするための目立てボードを保持する保持テーブル5が配設されている。この保持テーブル5は矩形状に形成され、チャックテーブル4に隣接してスピンドルユニット6側に配設された保持基台51上に設けられている。なお、保持テーブル5の保持面である上面5aは吸着チャック41の上面と同一の高さになるように設定されており、該上面5aに載置された後述する目立てボードを図示しない吸引手段を作動することにより吸引保持するようになっている。
切削手段としてのスピンドルユニット6は、図示しない移動基台に装着され割り出し方向である矢印Yで示す方向および切り込み方向である矢印Zで示す方向に移動調整されるスピンドルハウジング61と、該スピンドルハウジング61に回転自在に支持された回転スピンドル62と、該回転スピンドル62の前端部に装着された切削ブレード63とを具備している。この切削ブレード63は、アルミニウム等によって形成された基台の側面に砥粒をニッケル等の金属メッキで結合した電鋳ブレードが用いられている。このように構成された切削手段としてのスピンドルユニット6は、図示しない割り出し送り手段によって図1において矢印Yで示す割り出し送り方向に移動させられるとともに、図示しない切り込み送り手段によって図1において矢印Zで示す切り込み送り方向に移動させられるようになっている。
図示の実施形態における切削装置は、上記チャックテーブル4上に保持された被加工物の表面を撮像し、上記切削ブレード63によって切削すべき領域を検出するためのアライメント手段7を具備している。このアライメント手段7は、顕微鏡やCCDカメラ等の光学手段からなる撮像手段を具備しており、撮像した画像情報を後述する制御手段20(図2を参照。)に送るようになっている。制御手段20は、コンピュータにより構成され、制御プログラムに従って演算処理する中央演算処理装置(CPU)と、制御プログラム等を格納するリードオンリメモリ(ROM)と、検出した検出値、演算結果等を一時的に格納するための読み書き可能なランダムアクセスメモリ(RAM)と、入力インターフェース、及び出力インターフェースとを備えている(詳細についての図示は省略。)。
上記装置ハウジング2におけるカセット載置領域11aには、被加工物を収容するカセットを載置するカセット載置テーブル11が配設されている。このカセット載置テーブル11は、図示しない昇降手段によって上下方向に移動可能に構成されている。カセット載置テーブル11上には、被加工物を収容するカセット12が載置される。また、装置ハウジング2には、カセット載置テーブル11上に載置されたカセット12に収容されている被加工物を仮置きテーブル13に搬出する搬出手段14と、仮置きテーブル13に搬出された被加工物を上記チャックテーブル4上に搬送する第1の搬送手段15と、チャックテーブル4上で切削加工された被加工物を洗浄する洗浄手段16と、チャックテーブル4上で切削加工された被加工物を洗浄手段16へ搬送する第2の搬送手段17を具備している。
次に、図1に記載されている切削ブレード63を目立てするための目立てボード10について説明する。
図1に示す目立てボード10は矩形状に形成され、表面10aの外周端に位置するエッジ部、例えば、点線で示す所定領域100(図示の実施形態においては左下の位置)に目立てに関する情報を表示すべく、複数の溝102が形成されている。該複数の溝102は、予め定められた所定の規則に従って、表示したい情報に対応する溝の本数、溝の間隔で刻まれている。目立てに関する情報としては、当該目立てボードの種類(型番号等)、当該目立てボードが適合する切削ブレードの種類、目立て条件、目立てボードの厚み等が挙げられる。特に目立てボードの厚みが予め記録されていれば、目立て作業が効率よく実行されるため該目立てに関する条件として含まれていることが好ましい。この目立てボードの厚みは、製作された目立てボードの厚みをマイクロメータ等によって計測し、計測された厚み情報が複数の溝102に変換され刻まれる。なお、計測された目立てボード10の厚みは、図示の実施形態においては例えば1045μmとする。また、上記した複数の溝102を形成する際の所定の規則としては、所謂1次元バーコードで使用される規則を使用することができる。このように構成された目立てボード10は、上記図1に示す保持テーブル5の保持面である上面5aに載置され、図示しない吸引手段を作動することにより吸引保持される。
次に、上述したような目立てボードを、上述した切削装置において使用する方法について以下に説明する。
上記切削装置によって被加工物を切削するに際し、切削装置のスピンドルユニット6に被加工物に適合する切削ブレード63を装着する。ここで、作業を行うオペレーターは、装着した切削ブレード63の型番号等に代表される切削ブレード63の種類を切削装置の制御手段20に登録するブレード種類登録ステップを実行する。該ブレード種類登録ステップを実行する方法としては、オペレーターが切削ブレード63に表示された型番号(例えば、「ZH−SD3000」とする。)を切削装置のキーボードから入力するか、もしくは、切削ブレード63に貼着されたバーコードシール等を図示しないバーコードリーダによって読み込むことにより、制御手段20に切削ブレード63の情報が送信されランダムアクセスメモリ(RAM)に登録され、該ブレード種類登録ステップが完了する。
該ブレード種類登録ステップを実行したタイミング、或いは切削加工を継続して実行した後に、目立てが必要なタイミングが到来したとする。オペレーターは、必要に応じて目立てボード10を用意し保持テーブル5の保持面5aの所定位置に載置して、目立てボード10に刻まれた複数の溝102の情報を読み取り、制御手段20に登録する目立て情報登録ステップを実行する。なお、切削ブレード63を装着したタイミングで常に目立てが必要になるわけではなく、所定時間使用した場合や、所定の加工量に応じてオペレーター、或いは制御手段20の判断により定期的に行われるものである。
該目立て情報登録ステップを実行するには、図示しない切削送り手段を作動し、図2に示すように目立てボード10が保持された保持テーブル5を、アライメント手段7の直下に位置付ける。そして、アライメント手段7を作動して目立てボード10のエッジ部に確保されている所定領域100を撮像し、撮像した画像情報を制御手段20に送る。制御手段20は、アライメント手段7から送られた複数の溝102の画像を処理し、目立てに関する情報(目立てボード10が適合する切削ブレードの型番、厚み等)を読み取り、ランダムアクセスメモリ(RAM)の所定記憶領域に記憶させる。このようにして、保持テーブル5に保持された目立てボード10に適合する切削ブレードの種類、厚み等の目立てに関する情報が制御手段20のランダムアクセスメモリ(RAM)に登録される。なお、制御手段20のランダムアクセスメモリ(RAM)には、切削ブレード63を目立てする際の切り込み深さ(例えば50μm)が予め記憶されている。
次に、制御手段20に登録された切削ブレードの種類の情報、目立て情報登録ステップにて目立てボード10の目立てに関する情報に基づいて、登録された切削ブレード63に目立てボード10が適合するか否かを判断する判断ステップを実行する。上述したように、制御手段20のランダムアクセスメモリ(RAM)の所定の記憶領域には、保持テーブル5に載置された目立てボード10の種類に適合する切削ブレードが登録されており、当該判断ステップを実行することで、目立てボード10が切削装置に装着された切削ブレード63の型番(ZH−SD3000)に適合するか否かを、制御手段20に予め記憶された制御プログラムを実行することにより判断することができる。
上記判断ステップを実行したならば、その結果を図2に示す表示手段9に表示する表示ステップを実行する。図に示す例では、表示手段9の画面の左側に保持テーブル5に載置された目立てボード10に適合する切削ブレードの種類が表示され、右側には現在切削装置に装着された切削ブレード63との適合を判断した結果「OK」が表示される。これによりオペレーターが目立てボード10が現在装着されている切削ブレード63と適合するものであることが容易に確認することができ、目立て作業に入ることができる。なお、該判断ステップにより判断された結果の適合、又は不適合の旨を表示手段に表示する具体的な態様は上述した実施形態に限定されるわけではなく、例えば「適合」又は「不適合」と表示したり、「〇」又は「×」と表示したりすることもできる。
上述したように、切削ブレード63と目立てボード10との適合性を判断したならば、上記切削ブレード63を実際に目立てする。その具体的な方法について図2、3を参照して説明する。
保持テーブル5に保持された目立てボード10を用いて切削ブレード63を目立てするには、図示しない切削送り手段を作動して目立てボード10を保持した保持テーブル5を切削作業領域に移動し、図3に示すように目立てボード10の図において左端を切削ブレード63の直下より僅かに右側に位置付ける。そして、図示しない切り込み送り手段を作動して切削ブレード63の外周縁の下端が目立てボード10の表面10aから所定の切り込み深さ位置に位置付ける。このとき、目立てボード10の厚みは1045μmに製作されていることが制御手段20のランダムアクセスメモリ(RAM)に記憶されているので、制御手段20は切削ブレード63の外周縁の下端が保持テーブル5の保持面である上面5aに接触する原点位置からd(=995μm)上方の位置に位置付けることにより、切削ブレード63の外周縁の下端が目立てボード10の表面10aから50μmの切り込み深さ位置に位置付けることができる。このように、制御手段20のランダムアクセスメモリ(RAM)に記憶された保持テーブル5に保持された目立てボード10の厚み情報に基づいて切削ブレード63を切り込み深さ位置に位置付けるので、目立てボード10の厚みが許容誤差範囲でなくても、切削ブレード63を適正な切り込み深さ位置に位置付けることができる。
上述した切り込み送り工程を実施したならば、切削ブレード63を矢印63aで示す方向に回転しつつ図示しない切削送り手段を作動して目立てボード10を保持した保持テーブル5を図3において左方向に所定の送り速度で移動する。この結果、切削ブレード63は、適正な切り込み深さ(50μm)で目立てボード10を切削し目立てすることができる。
本発明は、上記した実施形態に限定されず、種々の変形例を想定することができる。上述した実施形態では、目立てボード10の外周のエッジ部に形成された複数の溝102を読み取る際に、切削装置に予め備えられたアライメント手段7の撮像機能を用いたが、これに限定されず、該複数の溝102を読み取るための別の読み取り手段、例えばバーコードリーダと同等の機能を備えた読み取り手段を用いることとしてもよい。その際は、必ずしも保持テーブル5上に目立てボード10を吸引保持させる必要はなく、オペレーターが手で持った状態で、ハンディタイプの読み取り手段を目立てボード10の所定領域100にかざして目立てに関する情報を読み取ることにしてもよい。
また、上述した実施形態における目立てボードの使用方法では、目立てボード10の複数の溝102によって、該目立てボード10に適合する切削ブレードの種類そのものを目立てに関する情報として読み込み、登録された切削ブレードの種類と目立て情報登録ステップにより、目立てボードが切削ブレードと適合するか否かを判断するようにしていたが、これに限定されず、例えば、予め制御手段20に目立てボード10の種類とそれが適合する切削ブレードの種類との組み合わせテーブルを登録しておけば、該複数の溝102から目立てボード10の種類のみを読み取ることでも、該目立てボード10に適合する切削ブレードの情報を得ることができ、切削装置に装着された切削ブレード63に適合するものであるか否かを判断することができる。そうすることで、該複数の溝102によって表示する情報を簡略化することになり、誤った判断をすることが防止される。
さらに、本発明に基づき構成される目立てボードは、上述した使用方法に供されることに限定されるものではない。例えば、切削装置に装着した切削ブレード63の種類を制御手段20に登録するブレード種類登録ステップを省略し、目立てボード10の目立てに関する情報を制御手段20に登録する目立て情報登録ステップのみを実行して、表示手段9に該目立てボード10に適合する切削ブレードの種類を表示させ、オペレーター自身の目視によって適合の良否を判断するようにする場合であっても、本発明に基づき構成される目立てボードの効果を享受することができる。
なお、上述した実施形態の目立てボード10は、外周のエッジ部に形成した複数の溝102により厚みに関する情報を表示したが、該厚みに関する情報を表示することは必ずしも必須ではない。切削装置に目立てボード10の厚みを検出することができる検出手段が備えられているのであれば省略されてもよい。また、複数の溝102によって表示される目立てに関する情報としては、複数の目立て条件が表示されていてもよい。例えば、目立てボード10の種類、それに適合する切削ブレードの種類によって目立て時の切込み深さや、切込み回数等を変更したい場合は、該目立て条件として、適合するブレードに対応する適正な切込み深さ、目立て時の切込み回数等についての情報が目立てボード10の複数の溝102によって表示され、それを読み取ることで制御手段20に登録されるようにしてもよい。要するに、該複数の溝102によって表示される目立てに関する情報は、オペレーターの都合に応じて適宜選択され得るものであり、目立て作業を実施するに際して必要になる何らかの情報が表示されていることで、本発明に基づいて提供される目立てボードの発明の効果を享受することができる。
2:装置ハウジング
3:カバーテーブル
4:チャックテーブル
5:保持テーブル
6:スピンドルユニット
63:切削ブレード
7:アライメント手段
9:表示手段
10:目立てボード
100:所定領域
102:複数の溝

Claims (3)

  1. 被加工物を切削する切削ブレードの目立てを行う目立てボードであって、
    外周のエッジに部に複数の溝を形成し、該溝の本数又は間隔で目立てに関する情報を表示した目立てボード。
  2. 該目立てに関する情報には、適合する切削ブレードの種類、目立て条件、目立てボードの種類、目立てボードの厚みの少なくともいずれかが含まれる請求項1に記載の目立てボード。
  3. 請求項1、又は2に記載の目立てボードの使用方法であって、
    切削ブレードの種類を制御手段に登録するブレード種類登録ステップと、
    用意された目立てボードの複数の溝から目立てに関する情報を読み取り、該制御手段に登録する目立て情報登録ステップと、
    該ブレード種類登録ステップにより登録された切削ブレードの種類と該目立て情報登録ステップにより登録された目立てに関する情報に基づき該目立てボードが該切削ブレードと適合するか否かを判断する判断ステップと、
    該判断ステップにより得られた結果に基づき、適合、又は不適合の旨を表示手段に表示する表示ステップと、を少なくとも備えた目立てボードの使用方法。
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