JP2018065186A - 表面処理装置 - Google Patents

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【課題】レーザヘッドの小型化を図ることができる表面処理装置を提供する。【解決手段】表面処理装置1は、光ファイバー2から伝送されたレーザ光Lを外部に取り出すコリメートレンズ31を備えた第一ユニット3と、第一ユニット3に対して相対的に旋回可能に配置されるとともに、レーザ光Lを集光してレーザビームを照射する集光レンズ41と集光レンズ41にレーザ光Lを案内する駆動ミラー42とを備えた第二ユニット4と、駆動ミラー42を操作する機器を備えた第三ユニット5と、を備え、第二ユニット4の旋回部6は、レーザ光Lをコリメートしてから集光するまでの光路間に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、表面処理装置に関し、特に、構造物の表面における塗膜や付着物等の除去に適した表面処理装置に関する。
例えば、橋梁等の鋼構造物は風雨に晒されることから、表面に防錆等の塗装が施されることが多い。また、長期間の使用により、塗膜が劣化したり、表面に酸化物や汚れが付着したりすることから、定期的に洗浄や塗装の塗り替え等のメンテナンスが必要となる。なお、塗装を塗り替える際には、古い塗膜を剥離(例えば、ケレン処理)してから新しい塗装を施すのが一般的である。
また、鋼構造物の塗装塗り替え工事において、古い塗装を剥離した面(剥離面)の品質によって、塗り替え後の塗装品質や寿命は大きく左右される。特に、腐食の発生した面においては、高性能な塗装剥離表面処理(素地調整)を行う必要があり、ISO8501にて1種ケレンという規格が設けられている。
工場内で1種ケレンを行う手法としては、ブラスト処理や薬剤処理等が用いられているが、橋梁等の工事現場において1種ケレンを行うことは、現況困難であり、鋭意検討が進められている。例えば、現場にて1種ケレンを行う手法としてバキュームブラストが挙げられるが、研削材を使用するために大量の廃棄物を生じてしまうという問題がある。
これに代わる手法として、レーザアブレーションを利用した手法が検討されている(例えば、特許文献1参照)。かかる手法を用いたケレン装置は、一般に、レーザを発生させるレーザ発振器と、レーザ光を導く光ファイバー等の光路ケーブルと、レーザ光を集光しスキャンしながら照射するレーザヘッドと、を備えている。
特開2014−210290号公報
特許文献1のように、レーザ光を用いた手法では、施工速度の観点からレーザ出力の大きい方が好都合であるが、レーザ出力の大きさに伴ってコネクタや光学部品が大きくなってしまい、レーザヘッドが大型化してしまうこととなる。その結果、現場、特に狭隘部でのレーザヘッドの取り回しが困難になってしまうという問題がある。
本発明は、上述した問題点に鑑み創案されたものであり、レーザヘッドの小型化を図ることができる表面処理装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、光ファイバーから伝送されたレーザ光を外部に取り出すコリメートレンズを備えた第一ユニットと、前記第一ユニットに対して相対的に旋回可能に配置されるとともに前記レーザ光を集光してレーザビームを照射する集光レンズを備えた第二ユニットと、を備え、前記第二ユニットの旋回部は、前記レーザ光をコリメートしてから集光するまでの光路間に配置されている、ことを特徴とする表面処理装置が提供される。
前記旋回部は、内筒及び外筒を備えた二重管構造を有しており、内筒は光路を形成し、外筒はケーブル類の通路を形成していてもよい。
また、前記第二ユニットは、前記レーザ光をスキャンさせて前記集光レンズに案内する駆動ミラーを備えていてもよい。
また、前記表面処理装置は、前記集光レンズの外面を覆うとともに前記レーザビームを照射可能な開口部を備えたレンズカバーと、該レンズカバーに接続され前記レーザビームの光路を囲うビームノズルと、を備えていてもよい。
また、前記ビームノズルは、側面部に形成されたバキューム用開口部と、該バキューム用開口部が形成された側面部に沿って配置されたバキューム用ガイドと、を有していてもよい。
また、前記レンズカバーは、前記集光レンズの表面にエアパージ可能な隙間を有していてもよい。
また、前記表面処理装置は、前記ビームノズルの先端の位置を計測する近接センサと、前記ビームノズルが適正な位置にある場合と前記ビームノズルが適正な位置より遠い場合と前記ビームノズルが適正な位置より近い場合とを区別して異なる信号を発信可能な信号出力部と、を備えていてもよい。
上述した本発明の表面処理装置によれば、コリメートレンズを含む第一ユニットと、集光レンズを含む第二ユニットとを別体に形成し、第二ユニットを第一ユニットに対して相対的に旋回可能に構成したことにより、レーザ光を取り出してから集光するまでのエネルギー密度が低い状態でレーザ光を伝送することができ、コネクタや光学部品の小型化を図ることができる。したがって、本発明によれば、第一ユニット及び第二ユニットを含むレーザヘッドの小型化を図ることができ、特に、回転部である第二ユニットの小型化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る表面処理装置のレーザヘッドの構成を示す断面図である。 図1におけるY−Y断面図である。 レンズカバーの蓋体の一例を示す斜視図である。 図1に示した表面処理装置の使用状態を示す図であり、(a)は側面照射時、(b)は正面照射時、を示している。
以下、本発明の実施形態について図1〜図4(b)を用いて説明する。ここで、図1は、本発明の一実施形態に係る表面処理装置のレーザヘッドの構成を示す断面図である。図2は、図1におけるY−Y断面図である。図3は、レンズカバーの蓋体の一例を示す斜視図である。図4は、図1に示した表面処理装置の使用状態を示す図であり、(a)は側面照射時、(b)は正面照射時、を示している。なお、図1は側面照射時におけるレーザヘッドの断面図を示している。
本発明の一実施形態に係る表面処理装置1は、図1に示したように、光ファイバー2から伝送されたレーザ光Lを外部に取り出すコリメートレンズ31を備えた第一ユニット3と、第一ユニット3に対して相対的に旋回可能に配置されるとともに、レーザ光Lを集光してレーザビームを照射する集光レンズ41と集光レンズ41にレーザ光Lを案内する駆動ミラー42とを備えた第二ユニット4と、駆動ミラー42を操作する機器を備えた第三ユニット5と、を備え、第二ユニット4の旋回部6は、レーザ光Lをコリメートしてから集光するまでの光路間に配置されている。
表面処理装置1のレーザヘッド11は、第一ユニット3、第二ユニット4及び第三ユニット5によって構成される。第一ユニット3〜第三ユニット5は、略矩形形状の基板12に固定される。例えば、図1に示した一実施形態に係る表面処理装置1では、基板12の一方の側面に第一ユニット3が配置され、基板12の他方の側面に第二ユニット4及び第三ユニット5が配置される。図1では、基板12の側面をYZ平面に沿って配置した状態を図示している。
光ファイバー2は、図示しないレーザ発振器に接続されており、先端に第一ユニット3に接続するためのコネクタ21を備えている。レーザ発振器は、表面処理装置1の近傍に配置されていてもよいし、遠隔地に配置されていてもよい。光ファイバー2は、例えば、図中のY軸方向に沿って配置されるように第一ユニット3に接続される。
第一ユニット3は、光ファイバー2からレーザ光Lを取り出して第二ユニット4に伝送する構成部品である。第一ユニット3は、コリメートレンズ31と、基板12の側面に固定されたハウジング32と、ハウジング32の一端に配置された光ファイバー2のコネクタ21に接続されるソケット33と、コリメートレンズ31を支持する支持部材34と、レーザ光Lを屈折させる反射ミラー35と、を備えている。
コリメートレンズ31は、光ファイバー2により伝送された光を平行光であるレーザ光Lとして取り出す部品である。コリメートレンズ31は、図示したように、光ファイバー2と同心軸上に配置されており、軸方向(Y軸方向)に伸縮可能に構成されている。コリメートレンズ31を軸方向に移動させることによってレーザ光Lの径を調整することができ、最終的に照射されるレーザ光L焦点距離を調整することができる。
反射ミラー35は、コリメートレンズ31を透過したレーザ光Lを第二ユニット4に案内する部品である。ここでは、コリメートレンズ31を透過したレーザ光Lの進路を90°変更することによって、レーザ光Lを第二ユニット4に案内している。ここでは、図中のX軸方向にレーザ光Lを屈折させている。なお、反射ミラー35の個数、配置、反射角度等の条件は、コリメートレンズ31及び集光レンズ41の配置等によって適宜変更することができる。
第二ユニット4は、塗膜の剥離等を行う構造物の表面にレーザ光Lを照射する構成部品である。第二ユニット4は、集光レンズ41と、駆動ミラー42と、集光レンズ41及び駆動ミラー42を収容するハウジング43と、を備えている。ハウジング43は、基板12の第一ユニット3と反対側の側面に配置されており、旋回部6によって旋回可能に配置されている。
駆動ミラー42は、例えば、ガルバノミラーである。駆動ミラー42は、駆動モータ44(例えば、ガルバノモータ)によって駆動される。駆動モータ44は、例えば、ハウジング43内に立設された支持部材45によって支持される。駆動ミラー42に案内されたレーザ光Lは、揺動する駆動ミラー42によって進路が略90°変更され、集光レンズ41に案内される。なお、駆動ミラー42は、ガルバノミラーの代わりにポリゴンミラーであってもよい。また、図2では、説明の便宜上、駆動ミラー42の図を省略してある。
集光レンズ41は、例えば、fθレンズである。fθレンズは、ガルバノミラー(駆動ミラー42)の等速回転運動をレンズのディストーション効果を用いて、焦点平面上を移動するスポットの等速直線運動に変換する部品である。集光レンズ41は、例えば、図1及び図2に示したように、ハウジング43のXY平面に沿って配置された側面43aに固定される。
ハウジング43は、基板12の側面に沿って配置される摺動面43bを有する。ハウジング43は基板12に対して旋回部6を介して旋回可能に配置されている。旋回部6は、例えば、内筒61及び外筒62を備えた二重管構造を有している。内筒61はレーザ光Lの光路を形成し、外筒62はケーブル類の通路を形成している。図示しないが、内筒61は、外筒62の内面と内筒61の外面とを連結する支持部材によって支持されている。
外筒62の一端は、基板12の開口部に挿入された無給油ブッシュ63により回転可能に支持されている。外筒62の他端は、ハウジング43の摺動面43bに固定されている。外筒62は、内筒61の軸芯が反射ミラー35によって反射されたレーザ光Lの進行方向と略一致するように位置決めされる。また、摺動面43bと基板12との間にはOリング64を配置してもよい。なお、旋回部6の構成は単なる一例であり、図示した構成に限定されるものではない。
かかる旋回部6を用いることにより、反射ミラー35から集光レンズ41に進行するレーザ光Lを遮ることがなく、第二ユニット4を図のX軸方向を中心にして旋回させることができる。この第二ユニット4の旋回により集光レンズ41から照射されるレーザビームの方向をYZ平面内で任意に変更することができる。なお、第二ユニット4を旋回させた位置は固定ピン65によって固定される。
また、表面処理装置1は、図2に示したように、集光レンズ41の外面を覆うとともにレーザビームを照射可能な開口部71を備えたレンズカバー7と、レンズカバー7に接続されレーザビームの光路を囲うビームノズル8と、を備えていてもよい。
レンズカバー7は、例えば、集光レンズ41の外周を覆う略円筒形状の胴部72と、胴部72の先端に配置される蓋体73と、を有している。胴部72は、集光レンズ41の周面と一定の隙間を有するように形成されており、その周面にはレンズカバー7内にパージガスを供給するガス供給口74が配置されている。
蓋体73は、例えば、図3に示したように、開口部71が形成された本体部73aと、本体部73aの外縁に沿って配置されるとともに胴部72と集光レンズ41との隙間に挿入される複数の壁部材73bと、本体部73aの端部に形成されたフランジ部73cと、を備えている。壁部材73bは、胴部72と集光レンズ41との隙間に挿入され、フランジ部73cが胴部72の端部に接触することによって位置決めされ、ビス等の固定部材によって固定される。
このとき、集光レンズ41の表面と蓋体73の本体部73aとの間には一定の隙間75が形成されている。この隙間75は、集光レンズ41の表面をエアパージする空間を形成する。ガス供給口74からレンズカバー7の胴部72内に供給されたパージガスは、蓋体73に形成された壁部材73bの隙間を通って隙間75に供給される。
隙間75に供給されたパージガスは、ビームノズル8を通ってレンズカバー7から排出される。かかるパージガスにより、レーザビームの照射により剥離された塗膜の破片が集光レンズ41の表面に到達しないようにすることができる。
ビームノズル8は、例えば、断面矩形形状の筒体によって構成されている。また、ビームノズル8は、側面部に形成されたバキューム用開口部81と、バキューム用開口部81が形成された側面部82に沿って配置されたバキューム用ガイド83と、を有している。バキューム用ガイド83は、蓋体73の開口部71の外縁部からビームノズル8の先端部に向かって配置された板部材によって構成されている。
かかるバキューム用ガイド83によって、レーザビームの光路とレーザビームによって剥離された塗膜等の破片をバキューム用開口部81から外部に排出する流路とを区切ることができる。なお、バキューム用開口部81の外側には、レーザビームによって剥離された塗膜等の破片を回収するバキュームタンク(図示せず)に搬送するバキュームホース(図示せず)を接続可能なコネクタ84が配置されていてもよい。
また、バキューム用ガイド83の先端は、ビームノズル8の先端よりも一定の距離だけ奥まった位置に配置されており、ビームノズル8の先端に一定の空間85が形成されている。かかる空間85を形成することにより、剥離された塗膜等の破片の逃げ場を形成することできる。レーザビームによって剥離された塗膜等の破片は、空間85からバキューム用ガイド83によって区切られた流路を通って、バキューム用開口部81からバキュームタンク(図示せず)に搬送される。
なお、図示しないが、ビームノズル8の先端に構造物の表面に接触するブラシやローラを配置するようにしてもよい。ビームノズル8の先端にブラシを配置することにより、構造物の表面に傷を付けることがなく、バキューム時に外部の空気を空間85内に吸引することができる。また、ビームノズル8の先端にローラを配置することにより、ビームノズル8の先端を構造物の表面に接触させたままビームノズル8を容易に移動させることができる。
また、表面処理装置1は、ビームノズル8の先端の位置を計測する近接センサ9を備えていてもよい。近接センサ9は、例えば、図2に示したように、ビームノズル8の側面に配置される。近接センサ9の計測結果は、例えば、図4(a)及び図4(b)に示したように、第三ユニット5の側面に配置された信号出力部91に表示される。なお、近接センサ9は、ビームノズル8以外の場所(例えば、レンズカバー7や第二ユニット4のハウジング43等)に配置してもよい。
信号出力部91は、ビームノズル8が適正な位置にある場合とビームノズル8が適正な位置より遠い場合とビームノズル8が適正な位置より近い場合とを区別して異なる信号を発信可能に構成されている。信号出力部91は、例えば、ビームノズル8が適正な位置にある場合には青色の信号を表示し、ビームノズル8が適正な位置より遠い場合には赤色の信号を表示し、ビームノズル8が適正な位置より近い場合には橙色の信号を表示する。
第三ユニット5は、内部に駆動モータ44を操作するモータドライバ51や電圧電流変換器52等の機器を収容するハウジング53を有している。ハウジング53の側面には、信号ケーブルや電源ケーブルを接続するコネクタ54やレーザヘッド11の位置を示す信号を表示する信号出力部91等が配置されている。
第二ユニット4内に収容された駆動モータ44の信号ケーブルや電源ケーブル(図では点線で図示している)は、旋回部6の外筒62を通り、第三ユニット5内の基板12に形成された開口部(図示せず)を経由して、第三ユニット5内に収容されたモータドライバ51に接続される。
また、基板12には、レーザヘッド11を所定の位置に配置するためのハンドル13(図4参照)を接続するハンドルブラケット14(図1参照)が配置されていてもよい。ハンドル13はハンドルブラケット14に交換可能に構成されており、表面処理装置1の使用箇所に応じて異なる長さのハンドル13に付け替えるようにしてもよい。また、ハンドル13は伸縮可能な構成を有していてもよい。
上述した本実施形態に係る表面処理装置1によれば、橋梁等の鋼構造物の側面等の塗膜を剥離する場合には、例えば、図4(a)に示したように、ハンドル13に対してビームノズル8が90°の開度を有するように、作業員が手動で第二ユニット4を旋回させ、固定ピン65で位置決めをする。
また、橋梁等の鋼構造物の狭隘部等の塗膜を剥離する場合には、例えば、図4(b)に示したように、ハンドル13に対してビームノズル8が180°の開度を有するように、作業員が手動で第二ユニット4を旋回させ、固定ピン65で位置決めをする。
ここでは、ビームノズル8の開度が90°である側面照射時と、ビームノズル8の開度が180°である正面照射時との場合について説明したが、ビームノズル8の開度は90°〜180°の範囲内の角度で任意に設定することができる。
上述した本実施形態に係る表面処理装置1によれば、コリメートレンズ31を含む第一ユニット3と、集光レンズ41を含む第二ユニット4とを別体に形成し、第二ユニット4を第一ユニット3に対して旋回可能に構成したことにより、レーザ光Lを取り出してから集光するまでのエネルギー密度が低い状態でレーザ光Lを伝送することができ、コネクタや光学部品の小型化を図ることができる。
したがって、本実施形態によれば、第一ユニット3及び第二ユニット4を含むレーザヘッド11の小型化を図ることができ、特に、回転部である第二ユニットの小型化を図ることができる。その結果、橋梁等の工事現場への運搬を容易にすることができるとともに、狭隘部にも容易に対応することができる。
上述した表面処理装置1は、例えば、橋梁等の鋼構造物の表面にコーティングされた塗膜や表面被覆材、構造物の表面に発生した錆や付着した汚れ等を剥離又は除去する処理(いわゆる、ケレン処理)を行う装置である。また、かかる表面処理装置1は、橋梁以外の鋼構造物やコンクリート構造物等の表面においても使用することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは勿論である。
1 表面処理装置
2 光ファイバー
3 第一ユニット
4 第二ユニット
5 第三ユニット
6 旋回部
7 レンズカバー
8 ビームノズル
9 近接センサ
11 レーザヘッド
12 基板
13 ハンドル
14 ハンドルブラケット
21 コネクタ
31 コリメートレンズ
32 ハウジング
33 ソケット
34 支持部材
35 反射ミラー
41 集光レンズ
42 駆動ミラー
43 ハウジング
43a 側面
43b 摺動面
44 駆動モータ
45 支持部材
51 モータドライバ
52 電圧電流変換器
53 ハウジング
54 コネクタ
61 内筒
62 外筒
63 無給油ブッシュ
64 Oリング
65 固定ピン
71 開口部
72 胴部
73 蓋体
73a 本体部
73b 壁部材
73c フランジ部
74 ガス供給口
75 隙間
81 バキューム用開口部
82 側面部
83 バキューム用ガイド
84 コネクタ
85 空間
91 信号出力部

Claims (7)

  1. 光ファイバーから伝送されたレーザ光を外部に取り出すコリメートレンズを備えた第一ユニットと、
    前記第一ユニットに対して相対的に旋回可能に配置されるとともに前記レーザ光を集光してレーザビームを照射する集光レンズを備えた第二ユニットと、を備え、
    前記第二ユニットの旋回部は、前記レーザ光をコリメートしてから集光するまでの光路間に配置されている、
    ことを特徴とする表面処理装置。
  2. 前記旋回部は、内筒及び外筒を備えた二重管構造を有しており、内筒は光路を形成し、外筒はケーブル類の通路を形成している、ことを特徴とする請求項1に記載の表面処理装置。
  3. 前記第二ユニットは、前記レーザ光をスキャンさせて前記集光レンズに案内する駆動ミラーを備える、ことを特徴とする請求項1に記載の表面処理装置。
  4. 前記集光レンズの外面を覆うとともに前記レーザビームを照射可能な開口部を備えたレンズカバーと、該レンズカバーに接続され前記レーザビームの光路を囲うビームノズルと、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の表面処理装置。
  5. 前記ビームノズルは、側面部に形成されたバキューム用開口部と、該バキューム用開口部が形成された側面部に沿って配置されたバキューム用ガイドと、を有することを特徴とする請求項4に記載の表面処理装置。
  6. 前記レンズカバーは、前記集光レンズの表面にエアパージ可能な隙間を有する、ことを特徴とする請求項4に記載の表面処理装置。
  7. 前記ビームノズルの先端の位置を計測する近接センサと、前記ビームノズルが適正な位置にある場合と前記ビームノズルが適正な位置より遠い場合と前記ビームノズルが適正な位置より近い場合とを区別して異なる信号を発信可能な信号出力部と、を備えていることを特徴とする請求項4に記載の表面処理装置。

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