JP2018064508A - パン様食品生地 - Google Patents

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JP2018064508A
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cream cheese
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food dough
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歩実 藤田
Ayumi Fujita
歩実 藤田
武範 寺岸
Takenori Teragishi
武範 寺岸
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Abstract

【課題】穀粉類を含まず低糖質でありながら、パン様の食感を有するパン様食品及びそのパン様食品生地を提供する。
【解決手段】本発明は、上記課題を解決するため、卵白と、卵黄と、前記卵黄及び卵白の合計重量に対して12.5重量%〜100重量%のクリームチーズまたはクリームチーズ代替品と、前記卵黄、卵白及びクリームチーズまたはクリームチーズ代替品の合計に対して0.06重量%〜0.74重量%の膨張剤を含んでなり、穀粉類を含まないことを特徴とするパン様食品生地とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、穀粉類を含まず低糖質でありながら、パン様の食感を有するパン様食品及びその生地に関する。
アレルギー対策、ダイエット目的として、小麦粉を含まないパン様食品は、多数開発されている。
しかしながら、いずれも、小麦粉以外の穀粉、例えば米粉(特許文献1など)を用いるなどしている。穀粉類全般を含まない、低糖質のパン様食品生地及びパン様食品は知られていない。
特開2005−323536号公報
そこで、本発明は、穀粉類を含まず低糖質でありながら、パン様の食感を有するパン様食品及びそのパン様食品生地を提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するために、本発明は、
(1)
卵白と、
卵黄と、
前記卵黄及び卵白の合計重量に対して12.5重量%〜100重量%のクリームチーズまたはクリームチーズ代替品と、
前記卵黄、卵白及びクリームチーズまたはクリームチーズ代替品の合計に対して0.06重量%〜0.74重量%の膨張剤を含んでなり、
穀粉類を含まないことを特徴とするパン様食品生地。
(2)
前記卵黄と前記卵白の重量比が、1:1〜3であることを特徴とする(1)に記載のパン様食品生地。
(3)
前記生地がさらに糖類を含むことを特徴とする(1)に記載のパン様食品生地。
(4)
前記パン様食品生地の比重が、0.2〜0.5の範囲であることを特徴とする(1)に記載のパン様食品生地。
(5)
(1)〜(4)の何れか1に記載のパン様食品生地の焼成物であることを特徴とするパン様食品。
とした。
ここで、クリームチーズ代替品には、乳原料や、動植物性油脂、澱粉、加工澱粉、増粘多糖類、等を原料とし、クリームチーズのような柔らかい食感を有するクリームチーズ様食品が含まれ、Newアシスタークリームチーズ(月島食品製)などが例示できる。他方、クリームチーズ又はクリームチーズ代替品に換えて、フラワーペーストを用いても本発明のパン様食品生地と同様な物性、食感を得られるが、本願発明の特徴である「穀粉類を含まない」ことにはならない。
膨張剤としては、酒石酸水素カリウム、ベイキングパウダー、炭酸水素ナトリウムなどが使用できる。
本発明において、卵黄と卵白は、重量比で1:2が最適だが、重量比で1:1〜3が好適の範囲で、さらに1:0.5〜5であっても十分な食感、ボリュームが得られる。
加熱条件としては、オーブン温度上火150℃、下火180℃、8−15分程度でよいが、生地の厚みにより、適宜変更する。
小麦粉を含まずにパン様食感を有する食品であるので、グルテンフリーで、小麦粉アレルギー体質者にも提供できる。また低糖質であるので、ダイエット食品としても利用できる。
本発明のパン様食品の(A)平面、(B)断面写真である。 本発明のパン様食品生地の(A)組成割合表、(B)評価基準である。 本発明のパン様食品生地の調製方法の説明写真である。 本発明のパン様食品生地の焼成の説明写真である。(A)パン様食品生地を天板に絞った後で焼成前、(B)焼成後の写真である。 本発明のパン様食品生地、比較例の焼成後の写真(断面)である。 本発明のパン様食品の使用例である。
以下、本発明について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
図1は、本発明であるパン様食品の(A)平面、(B)断面写真である。図1(A)は、パン様食品生地40gを天板に絞り、上火150℃、下火180℃のオーブンで16分焼成したときの写真で、図1(B)はそれを垂直方向に切断した写真である。
パン様食品1に内部には、図1(B)の断面で明らかなように、パンのような空洞1aが無数存在し、その径も大きく、十分な嵩(高さ、厚み)があり、その食感は食パンのように弾力があるものである。
パン様食品生地は、図2に示した試験例1−5,7,9−12の配合などが例示でき、卵黄、卵白、クリームチーズまたはクリームチーズ代替品及び膨張剤を必須とし、必要に応じて、その他食品、例えば糖類(砂糖、水飴、その他食品一般で使用される糖類)、求める機能に応じた食品添加物を使用することができる。
パン様食品生地は、図3に示すように調製される。先ず、図3(A)のように、卵黄と、ここではクリームチーズを混合する。別に、図3(B)のように、卵白と膨張剤、添加するのであれば糖類を混合して、泡立てて角が立つ程度(比重0.15〜0.25)までホイップしたメレンゲ1cを用意する。
続いて、図3(C)−(D)に示すように、卵黄クリームチーズ混合物1bとメレンゲ1cを混ぜる。それらの混合物(パン様食品生地1d)の最終的な比重は、最適な0.25前後にする。本発明のパン様食品生地1dの比重が0.2〜0.5の範囲であれば、焼成後、本発明のパン様食品1において十分な嵩を得ることができる。
焼成は、図4(A)に示すように、天板にパン様食品生地1dを40g絞り、オーブン温度上火150℃、下火180℃、16分前後焼成する焼成条件とした。パン様食品生地1dは、図4(B)に示すように、オーブン加熱で生地中の膨張剤が発泡し、パン様の外観、物性、食感になる。
図5(A)−(C)は、試験例1,5,9の本願発明の実施例で、図5(D)が試験例6の比較例である。
本願発明は、焼成後、十分な嵩と弾力が得られるが、比較例の食品1f(試験例6)では、クリームチーズが卵黄及び卵白の合計重量に対して、100重量%を超え、125重量%で、クリームチーズが過多であった。その結果、比較例の生地1eは硬く(粘度が高く)、膨張剤の発泡による十分な嵩、弾力を得られないものであった。
以下、その他の比較例について、図2を参照して評価する。試験例8では、クリームチーズが卵黄及び卵白の合計重量に対して、12.5重量%に満たず、4.2重量%で、クリームチーズが過小であるので、タンパク含量が少ないものである。その結果、その生地の焼成物は軟状で、膨張剤の発泡で膨張したにも拘わらず、タンパク変性物により嵩のリフト効果が得られず、収縮し、十分な嵩を保持できないものであった。
試験例13では、膨張剤である酒石酸水素カリウムが、卵白及びクリームチーズまたはクリームチーズ代替品の合計に対して、0.74重量%を超え、2.7重量%で、膨張剤過多であった。その結果、焼成後の風味において苦みを強く感じ、商品価値の無いものであった。
試験例14では、膨張剤がなく、加熱による十分な膨張が起こらず、十分な嵩が得られないものであった。
本発明のパン様食品1は、ケーキのスポンジのように使用することができる。例えば、 図6に示すように、生クリーム2、ブルーベリー3、イチゴ4をパン様食品1でサンドし、ミント5をトッピングして、ケーキ6のようにすることができる。
1 パン様食品
1a 空洞
1b 卵黄クリームチーズ混合物
1c メレンゲ
1d パン様食品生地
1e 比較例の生地
1f 比較例の食品
2 生クリーム
3 ブルーベリー
4 イチゴ
5 ミント
6 ケーキ

Claims (5)

  1. 卵白と、
    卵黄と、
    前記卵黄及び卵白の合計重量に対して12.5重量%〜100重量%のクリームチーズまたはクリームチーズ代替品と、
    前記卵黄、卵白及びクリームチーズまたはクリームチーズ代替品の合計に対して0.06重量%〜0.74重量%の膨張剤を含んでなり、
    穀粉類を含まないことを特徴とするパン様食品生地。
  2. 前記卵黄と前記卵白の重量比が、1:1〜3であることを特徴とする請求項1に記載のパン様食品生地。
  3. 前記生地がさらに糖類を含むことを特徴とする請求項1に記載のパン様食品生地。
  4. 前記パン様食品生地の比重が、0.2〜0.5の範囲であることを特徴とする請求項1に記載のパン様食品生地。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のパン様食品生地の焼成物であることを特徴とするパン様食品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022255323A1 (ja) * 2021-05-31 2022-12-08 株式会社明治 膨化食品、及びその生地組成物

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