JP2018063793A - コネクタ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】大きな構造変更を行うことなく、STPケーブルとUTPケーブルとを置き換えることができるコネクタ構造を提供する。【解決手段】UTPケーブルの各電線11に接続されるUTP接続端子は、対をなす収容部26に、互いに同一の形状で、雄端子の挿入領域が幅方向に互いに近接するように収容される。STPケーブル10Bの各電線11に接続されるSTP接続端子21Bは、対をなす収容部26に、互いに同一の形状で、雄端子の挿入領域がUTPケーブルの場合よりも幅方向に互いに離間するように収容される。【選択図】図13

Description

本発明は、コネクタ構造に関する。
ツイストペアケーブルは、複数本の電線を撚り合わせたケーブルであって、単なる平行線よりもノイズの影響を受けにくく、ノイズ輻射も少ないことから、車載ネットワーク等に好適に用いられている。ツイストペアケーブルには、STP(シールドツイストペア)ケーブルと、UTP(アンシールドツイストペア)ケーブルとが知られている。このうち、STPケーブルは電線の周囲がシールド導体で包囲されており、ノイズにより強い耐性を有するものである。
例えば、特許文献1には、STPケーブルの端部に接続される内導体端子(端子)と、内導体端子を収容するインナーハウジング(誘電体)と、STPケーブルのシールド導体に接続されてインナーハウジングを包囲するシールドシェルと、シールドシェルを収容するアウターハウジングとを備えたコネクタが開示されている。
一方、特許文献2には、UTPケーブルの端部に接続される接続端子(端子)と、接続端子を収容する端子収容部を有するコネクタ本体(誘電体)とを備えたコネクタが開示されている。
特許5333632号公報 特許5087487号公報
特許文献1、2のコネクタは、UTPケーブルとSTPケーブルの各電線がいずれも端子に接続され、各端子が誘電体に収容されるという共通の構成を含んでいる。この場合に、それぞれのコネクタにおける共通の構造部分を利用して、STPケーブルからUTPケーブルへと置き換えられ、あるいは、UTPケーブルからSTPケーブルへと置き換えられるようになれば、金型設計が容易になり、コストを低減することができて好ましい。しかし、UTPケーブルとSTPケーブルとの間には原則として互換性がなく、UTPケーブルとSTPケーブルのそれぞれのインピーダンスが異なるため、この点に十分な配慮を払わなければならないという事情がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、大きな構造変更を行うことなく、STPケーブルとUTPケーブルとを置き換えることができるコネクタ構造を提供することを目的とする。
本発明のコネクタ構造は、雄端子が挿入接続される箱部を有する端子と、前記端子が収容される収容部を有する誘電体とを備え、前記端子が、UTPケーブルの各電線に接続される端子とSTPケーブルの各電線に接続される端子とからなり、前記収容部が前記雄端子の挿入方向と直交する幅方向に対をなして配置されており、前記UTPケーブルの各電線に接続される端子は、前記対をなす収容部に、互いに同一の形状で、前記雄端子の挿入領域が前記幅方向に互いに近接するように収容され、前記STPケーブルの各電線に接続される端子は、前記対をなす収容部に、互いに同一の形状で、前記雄端子の挿入領域が前記UTPケーブルの場合よりも前記幅方向に互いに離間するように収容されるところに特徴を有する。
UTPケーブルの接続端子(UTPケーブルの各電線に接続される端子)が対をなす収容部に収容され、雄端子の挿入領域に雄端子が挿入接続されると、雄端子が幅方向に互いに近接して配置されるため、インピーダンスを小さくすることができる。一方、STPケーブルの接続端子(STPケーブルの各電線に接続される端子)が対をなす収容部に収容され、雄端子の挿入領域に雄端子が挿入接続されると、雄端子が幅方向に互いに離間して配置されるため、インピーダンスを大きくすることができる。これにより、UTPケーブルとSTPケーブルとの間でインピーダンスを適切に調整することができる。ここで、対をなす収容部に収容されるUTPケーブルの接続端子が互いに同一の形状とされ、且つ、対をなす収容部に収容されるSTPケーブルの接続端子も互いに同一の形状とされており、さらに、雄端子の挿入領域の幅方向離間距離を調整すれば、UTP誘電体(UTP接続端子が収容される収容部を有する誘電体)とSTP誘電体(STP接続端子が収容される収容部を有する誘電体)のそれぞれの構造を大きく異ならせる必要がないことから、全体として大きな構造変更を伴うことなく、STPケーブルとUTPケーブルとを容易に置き換えることができる。
本発明の実施例1のコネクタ構造において、UTPコネクタの分解斜視図である。 UTPケーブルの各電線に接続されたUTP接続端子の平面図である。 UTP接続端子がUTP誘電体の収容部に収容された状態を示す斜視図である。 UTP接続端子がUTP誘電体の上側誘電体で被覆された状態を示す斜視図である。 UTP誘電体がUTPハウジングに収容された状態を示す斜視図である。 UTPハウジングに収容されたUTP誘電体及びUTP接続端子の断面図である。 UTPハウジングに収容されたUTP誘電体のロック構造を示す断面図である。 相手側UTPコネクタの正面図である。 UTPコネクタと相手側UTPコネクタとが互いに嵌合された状態を示す断面図である。 図1〜図9に示す態様の模式図である。 UTP接続端子の突部が互いに対向して配置される別態様の図6相当図である。 図11に示す別態様の模式図である。 STPコネクタの分解斜視図である。 下側外導体の底面図である。 上側外導体の底面図である。 STPケーブルに接続されたSTP接続端子の断面図である。 STP接続端子がSTP誘電体の収容部に収容された状態を示す斜視図である。 STP接続端子がSTP誘電体の上側誘電体で被覆された状態を示す斜視図である。 下側外導体がSTP誘電体の下方を被覆した状態を示す斜視図である。 上側外導体がSTP誘電体の上方を被覆した状態を示す斜視図である。 STP誘電体がSTPハウジングに収容された状態を示す斜視図である。 STPハウジングに収容されたSTP誘電体、STP接続端子及び外導体の断面図である。 STPハウジングに収容された外導体のロック構造を示す断面図である。 相手側STPコネクタの正面図である。 STPコネクタと相手側STPコネクタとが互いに嵌合された状態を示す断面図である。 図13〜図25に示す態様の模式図である。 STP接続端子の突部が互いに対向して配置される別態様の図22相当図である。 図27に示す別態様の模式図である。
本発明の好ましい形態を以下に示す。
前記箱部内には受部と前記受部に対向する弾性接触片とが配置され、前記弾性接触片が前記受部よりも大きな突出量をもって前記箱部内に突出しており、前記雄端子が前記受部と前記弾性接触片との間に挟持されるものであり、前記UTPケーブルの各電線に接続される端子は、前記対をなす収容部に、前記受部が前記幅方向に近接する内側に位置し且つ前記弾性接触片が前記幅方向に離間する外側に位置するように収容され、前記STPケーブルの各電線に接続される端子は、前記対をなす収容部に、前記受部が前記幅方向に離間する外側に位置し且つ前記弾性接触片が前記幅方向に近接する内側に位置するように収容されるとよい。これによれば、弾性接触片と受部の位置関係をUTPケーブル側とSTPケーブル側とで逆にするだけで、インピーダンスを容易に調整することができる。
<実施例1>
本発明の実施例1を図面に基づいて説明す
る。本実施例1のコネクタ構造は、車載通信ネットワークシステムに用いられるものであって、図1及び図6に示すように、UTPケーブル10Aの端部に設けられるUTPコネクタ20Aと、図13及び図22に示すように、STPケーブル10Bの端部に設けられるSTPコネクタ20Bとからなる。UTPコネクタ20AとSTPコネクタ20Bとは互いに共通もしくは近似する構造部分を有しており、インピーダンスを調整しつつUTPケーブル10AとSTPケーブル10Bとの間の置き換えを容易に行うことが可能とされている。
図9に示すように、UTPコネクタ20Aは、相手側UTPコネクタ90Aに嵌合され、UTP接続端子21A、UTP誘電体22A及びUTPハウジング23Aを備える。図25に示すように、STPコネクタ20Bは、相手側STPコネクタ90Bに嵌合され、STP接続端子21B、STP誘電体22B、外導体24B及びSTPハウジング23Bを備える。なお、上記各部材の名称中の「UTP」、「STP」の語は、これらを区別するために便宜的に付したに過ぎない。
[UTPケーブル]
UTPケーブル10Aは、撚られた一対の電線11と、各電線11を包囲するシース12とからなる。電線11は、導体部分と導体部分を包囲する被覆部分とで構成されている。各電線11の端部はシース12から露出し、それぞれUTP接続端子21Aに接続される。
[UTP接続端子]
UTPケーブル10Aの各電線11に接続されるUTP接続端子21Aは、互いに同一の形状で構成される。図9に示すように、UTP接続端子21Aは、UTPコネクタ20Aと相手側UTPコネクタ90Aとの嵌合時に、相手側UTPコネクタ90Aに設けられた雄端子91に接続される。図2及び図6に示すように、UTP接続端子21Aは、導電性の金属板材を曲げ加工等して一体に形成され、全体として前後方向(図2の左右方向)に細長い形状になっている。
具体的には、UTP接続端子21Aは、前後方向に沿った帯板状の基板部25を有している。図6に示すように、UTP接続端子21AがUTP誘電体22Aの後述する各収容部26に収容されると、各UTP接続端子21Aの基板部25が互いに近接する幅方向内側に配置される。基板部25の前端部には略角筒状の箱部27が設けられ、基板部25の後端部にはオープンバレル状のバレル部28が設けられている。バレル部28は、電線11の導体部分及び被覆部分に電気的及び機械的に接続される。なお、UTPケーブル10Aのシース12の端部には、UTP接続端子21Aとは別体の加締めリング29が圧着して接続されている。加締めリング29は、圧着加工によって幅方向両側に密着状態で張り出す部分を有している。
箱部27の内部には、図6に示すように、受部31と弾性接触片32とが幅方向(箱部27に対する雄端子91の挿入方向と直交する方向であって、図6の上下方向)に互いに向き合うように突出している。受部31は、基板部25側に断面台形に固設されている。一方、弾性接触片32は、基板部25とは反対側の天板部33に、前方へ片持ち状に突出する形態で設けられている。箱部27内への突出量(図6の上下方向)は、弾性接触片32のほうが受部31よりも大きくされている。図9に示すように、UTP接続端子21Aが雄端子91に接続されると、箱部27内に雄端子91の後述するタブ部92が挿入され、挿入されたタブ部92が受部31と弾性接触片32との間に弾性的に挟持されるようになっている。このように、箱部27内には、受部31と弾性接触片32との間に雄端子91の挿入領域53を有している。また、UTP接続端子21Aは、天板部33の一端側から外側(収容部26に収容された状態では幅方向外側)へ突出する突部34を有している。
[UTP誘電体]
UTP誘電体22Aは合成樹脂製であって、図1及び図4に示すように、上下に分割可能な上側誘電体35と下側誘電体36とからなる。上側誘電体35は、平面視略矩形の板状をなし、上面の幅方向中央部に、UTPハウジング23Aに係止可能なロック突起37を有している。上側誘電体35の下面には、各UTP接続端子21Aの上部を並列状態で位置決めし、且つ、加締めリング29の上部を位置決めする凹所38(図7を参照)が設けられている。上側誘電体35の幅方向両端部には、前後一対ずつの取付片39が下向きに突出して設けられている。
下側誘電体36は、平面視略矩形の板状をなし、幅方向両端部に、前後一対ずつの角凹状の取付受部41を有し、取付受部41の奥面に、取付突起42を有している。各取付受部41には取付片39が嵌合され、取付片39の先端部分が取付突起42を引っ掛け係止することにより、下側誘電体36と上側誘電体35とがUTP接続端子21Aを挟んで合体状態に保持されるようになっている。
下側誘電体36の上面には、上側誘電体35の凹所38と対向する位置に、各UTP接続端子21Aの下部を並列状態で位置決め保持する収容部26を有している。収容部26は、UTP接続端子21Aの外形形状と対応する断面形状を有し、各UTP接続端子21Aと対応するように、薄肉の隔壁43を挟んだ幅方向両側に対をなして設けられている。各UTP接続端子21Aの基板部25は、隔壁43の壁面に沿って配置されるようになっている。また、上側誘電体35と下側誘電体36とが合体状態にあるときに、UTP誘電体22Aの前面には、収容部26及び凹所38と連通してタブ部92を差し込むタブ挿入孔69が開口して設けられる。
各収容部26のうち、一方(図6の上側)の収容部26は、幅方向外側の側面に角凹状の凹部44を有し、他方の収容部26は、幅方向外側の側縁から上方に突出する板片状の突片部45を有している。凹部44には、一方の収容部26に収容されたUTP接続端子21Aの突部34が位置決め状態で嵌合挿入され(図6を参照)、突片部45には、他方の収容部26に収容されたUTP接続端子21Aの突部34が載置して支持される(図3を参照)。一方の収容部26に収容されたUTP接続端子21Aの突部34は、凹部44に深く挿入されて下側に配置され、他方の収容部26に収容されたUTP接続端子21Aの突部34は、突片部45に支持されるように上側に配置される。また、下側誘電体36の下面には、収容部26の後方に連続する形態で加締めリング29の下部を位置決め保持する凹陥部46が設けられている。
[UTPハウジング]
UTPハウジング23Aは合成樹脂製であって、略角筒状のハウジング本体47を有している。ハウジング本体47の上面の幅方向中央部には、ロックアーム48が突出して設けられている。ロックアーム48は、ハウジング本体47の上面前端部から後方へ片持ち状に延出する形態とされ、相手側UTPコネクタ90Aのロック受部93を弾性的に係止して、UTPコネクタ20Aと相手側UTPコネクタ90Aとを嵌合状態に保持するものである。ハウジング本体47の内部は、挿入部49として前後方向に開放されている。挿入部49は、UTP誘電体22Aの外形形状と対応する断面形状を有し、内部に、UTP誘電体22Aが嵌合可能とされている。図7に示すように、挿入部49の内壁の上面には、前方へ片持ち状に突出するランス51が撓み変形可能に設けられている。UTP誘電体22Aは、挿入部49に後方から挿入され、ロック突起37がランス51を撓み変形させた後、ランス51が復帰してロック突起37を係止することにより、UTPハウジング23Aに保持される。
[相手側UTPコネクタ]
相手側UTPコネクタ90Aは、合成樹脂製のフード部94を有している。フード部94は、図示しない回路基板に支持され、内部に、UTPハウジング23Aが嵌合可能とされている。フード部94の上壁の内面には、ロックアーム48に係止されるロック受部93が突設されている。
図9に示すように、フード部94の両側壁の外面には、金属製の板材からなるペグ95が装着される。ペグ95が回路基板の表面に半田付けされることで、相手側UTPコネクタ90Aがペグ95を介して回路基板に固定されるようになっている。
フード部94には、幅方向に一対の雄端子91が装着されている。各雄端子91は、全体として角線状(角ピン状)をなし、長さ方向途中に屈曲部位を有している。各雄端子91は、フード部94内に突出するタブ部92を有している。各雄端子91のタブ部92は、幅方向に扁平な断面形状を有し(図10を参照)、各UTP接続端子21Aと対応する幅方向の離間距離を有して並列に配置されている。また、雄端子91は、フード部94の外側に突出する部分を有し、この部分が図示しない回路基板の表面に実装されて半田付けして接続されるようになっている。
[STPケーブル]
STPケーブル10Bは、撚られた一対の電線11と、各電線11を包囲してシールドする編組線等のシールド導体13と、シールド導体13を包囲するシース12とからなる。各電線11の端部及びシールド導体13の端部は、シース12から露出しており、このうち、シールド導体13の端部は、折り返されてシース12の外周側に被せられている。各電線11の端部は、それぞれSTP接続端子21Bに接続される。
[STP接続端子]
STPケーブル10Bの各電線11に接続されるSTP接続端子21Bは、互いに同一の形状で構成される。図25に示すように、STP接続端子21Bは、STPコネクタ20Bと相手側STPコネクタ90Bとの嵌合時に、相手側STPコネクタ90Bに設けられた雄端子91に接続される。STP接続端子21Bは、導電性の金属板材を曲げ加工等して一体に形成され、全体として前後方向に細長い形状になっている。
このSTP接続端子21Bは、UTP接続端子21Aと実質的に同一の構成であって、基板部25、箱部27及びバレル部28を有している。STP接続端子21Bの箱部27及びバレル部28は、UTP接続端子21Aの箱部27及びバレル部28と実質的に同一の形状とされている。もっとも、STP接続端子21Bの、箱部27に対する受部31及び弾性接触片32の配置は、UTP接続端子21Aのそれとは反対側とされている。すなわち、図16に示すように、STP接続端子21Bの受部31は、天板部33側に設けられ、STP接続端子21Bの弾性接触片32は、基板部25側に設けられている。このため、箱部27内における雄端子91の挿入領域53は、UTP接続端子21Aでは基板部25側に偏心するが、STP接続端子21Bでは天板部33側に偏心するようになっている。また、STP接続端子21Bは、UTP接続端子21Aと同様、天板部33の一端側から外側へ突出する突部34を有している。
[STP誘電体]
STP誘電体22Bは合成樹脂製であって、図13及び図18に示すように、上下に分割可能な上側誘電体35と下側誘電体36とからなる。上側誘電体35は、平面視略矩形の板状をなし、上面と両側面とに、外導体24Bに対する位置決め突部54を有している。上側誘電体35の幅方向両端部には、UTP誘電体22Aの上側誘電体35と同様に、取付片39が設けられている。下側誘電体36にも、UTP誘電体22Aの下側誘電体36と同様に、取付受部41及び取付突起42が設けられており、取付片39と取付突起42との係止によって、下側誘電体36と上側誘電体35とがSTP接続端子21Bを挟んで合体状態に保持される。
STPコネクタ20Bには加締めリング29が設けられておらず、上側誘電体35及び下側誘電体36のそれぞれの後部に、加締めリング29を受ける部分(凹陥部46に相当する部分)が必要とされないことから、その分、STP誘電体22Bの前後寸法がUTP誘電体22Aよりも短くなっている。
図23に示すように、上側誘電体35の下面には、各STP接続端子21Bの上部を並列状態で位置決めする凹所38が設けられ、下側誘電体36の上面には、凹所38と対向する位置に、各STP接続端子21Bの下部を並列状態で位置決め保持する収容部26が設けられている。
収容部26は、STP接続端子21Bの外形形状と対応する断面形状をなし、各STP接続端子21Bと対応するように、隔壁43を挟んだ幅方向両側に対をなして設けられている。図25に示すように、各STP接続端子21Bは、基板部25が隔壁43の壁面に沿って配置され、幅方向に対をなす収容部26に背合わせ状態で配置される。この点は、各UTP接続端子21Aも同様である。STP誘電体22Bの隔壁43の厚み(幅方向の寸法)は、UTP誘電体22Aの隔壁43の厚みよりも大きくされている。つまり、STP誘電体22Bの各収容部26の幅方向離間距離は、UTP誘電体22Aの各収容部26の幅方向離間距離よりも大きくされている。図18に示すように、、上側誘電体35と下側誘電体36とが合体状態にあるときに、STP誘電体22Bの前面には、収容部26及び凹所38と連通してタブ部92を差し込むタブ挿入孔69が開口して設けられる。
各収容部26のうち、一方(図22の上側)の収容部26は、幅方向外側の側縁から上方に突出する板片状の突片部45を有し、他方の収容部26は、幅方向外側の側面に角凹状の凹部44を有している。突片部45には、一方の収容部26に収容されたSTP接続端子21Bの突部34が載置して支持され、凹部44には、他方の収容部26に収容されたSTP接続端子21Bの突部34が位置決め状態で嵌合挿入される。UTP接続端子21Aの場合とは逆に、一方の収容部26に収容されたSTP接続端子21Bは、突片部45に支持されるように上側に配置され、他方の収容部26に収容されたSTP接続端子21Bは、凹部44に深く挿入されて下側に配置される。
[外導体]
外導体24Bは、導電金属製であって、図13及び図20に示すように、上下に分割可能な上側外導体56と下側外導体57とからなる。図15に示すように、上側外導体56は、平面視略矩形の上側シェル部58と、上側シェル部58の後方に連なるオープンバレル状の上側バレル部59とを有している。上側シェル部58は、上側誘電体35を上方から被覆するように配置される。上側シェル部58の平板部分は、上面の幅方向中央部にロック突起37を有し、ロック突起37の前方に上側位置決め孔61を有している。また、上側シェル部58は、平板部分の幅方向両端から垂下する側板部分を有し、側板部分の内面に、前後一対ずつの保持突起62を有している。上側バレル部59は、幅方向両側縁から前後方向に位置ずれして下向きに突出する突片部分を有している。
図14に示すように、下側外導体57は、平面視略矩形の下側シェル部63と、下側シェル部63の後方に連なるオープンバレル状の下側バレル部64とを有している。図19に示すように、下側シェル部63は、下側誘電体36を下方から被覆するように配置される。そして、下側シェル部63は、平板部分の幅方向両端から起立する側板部分を有し、側板部分に、前後一対ずつの保持孔65を有している。また、下側シェル部63の側板部分の前後中央部には、下側位置決め孔66が上端に開口して設けられている。下側バレル部64は、幅方向両端縁から前後方向で位置ずれして上向きに突出する突片部分を有している。
上側外導体56と下側外導体57とがSTP誘電体22Bを内包して合体されると、上側シェル部58の側板部分が下側シェル部63の側板部分を外側から被覆し、図22に示すように、各保持突起62が保持孔65に挿入係止される。また、上側バレル部59と下側バレル部64のそれぞれの突片部分が前後一対ずつ配置されるようになっている。
[STPハウジング]
STPハウジング23Bは合成樹脂製であって、略角筒状のハウジング本体47を有している。STPハウジング23Bは、UTPハウジング23Aと実質的に同一の形状とされ、UTPハウジング23Aと同一の形態(形状、配置)であるロックアーム48、挿入部49及びランス51を有している。もっとも、図23に示すように、ランス51の係止相手は、STP誘電体22Bではなく、上側外導体56である。
[相手側STPコネクタ]
相手側STPコネクタ90Bは、合成樹脂製のフード部94を有している。相手側STPコネクタ90Bは、相手側UTPコネクタ90Aと実質的に同一の構成であって、フード部94、ロック受部93、ペグ95及び一対の雄端子91を有している。もっとも、相手側STPコネクタ90Bの各雄端子91の幅方向離間距離は、相手側UTPコネクタ90Aの雄端子91の幅方向離間距離よりも大きくされている(図8及び図24を参照)。
[UTPコネクタの組み立て]
UTPコネクタ20Aの組み立てに際し、まず、図2に示すように、UTP接続端子21Aのバレル部28がUTPケーブル10Aの各電線11の端部に圧着により接続される。続いて、図3に示すように、各UTP接続端子21Aが下側誘電体36の収容部26に上方から位置決めして挿入されるとともに、UTPケーブル10Aに嵌着された加締めリング29が下側誘電体36の凹陥部46に位置決めして挿入される。次いで、図4に示すように、上側誘電体35が下側誘電体36に上方から被せ付けられる。取付片39が取付突起42を弾性的に係止することにより、上側誘電体35及び下側誘電体36(UTP誘電体22A)が合体状態に保持される。ここで、各UTP接続端子21Aは、UTP誘電体22A内において、隔壁43を介して相互の基板部25を幅方向に近接させた状態で配置され、箱部27内における雄端子91の挿入領域53も幅方向に近接して配置される。
続いて、UTP誘電体22AがUTPハウジング23Aの挿入部49に後方から挿入される。図7に示すように、UTP誘電体22Aが挿入部49に正規挿入されると、ランス51がUTP誘電体22Aのロック突起37を弾性的に係止して、UTP誘電体22AがUTPハウジング23Aに抜け止め状態に保持される。
[STPコネクタの組み立て]
STPコネクタ20Bを組み立てる場合も、まず、図16に示すように、STP接続端子21Bのバレル部28がSTPケーブル10Bの各電線11の端部に圧着により接続される。そして、図17に示すように、各STP接続端子21Bが下側誘電体36の収容部26に上方から位置決めして挿入された後、図18に示すように、上側誘電体35が下側誘電体36に上方から被せ付けられ、取付片39と取付突起42との係止によって、上側誘電体35及び下側誘電体36(STP誘電体22B)が合体状態に保持される。各STP接続端子21Bは、STP誘電体22B内において、隔壁43を介して相互の基板部25を、上記UTPコネクタ20Aの場合よりも幅方向に離間させた状態で配置され、箱部27内における雄端子91の挿入領域53も、UTPコネクタ20Aの場合よりも幅方向に離間して配置される。
続いて、図19に示すように、STP誘電体22Bが下側外導体57の下側シェル部63に載置される。上側誘電体35の両側面に設置された位置決め突部54が下側シェル部63の下側位置決め孔66に適合して嵌合されることにより、下側外導体57がSTP誘電体22Bに前後方向に位置決めされる。このとき、下側バレル部64がSTPケーブル10Bの外周側に露出するシールド導体13に下方から対向して配置される。その状態で、下側バレル部64がSTPケーブル10Bのシールド導体13に圧着により接続される。
次いで、図20に示すように、上側外導体56がSTP誘電体22Bを上方から覆うようにして下側外導体57に被せ付けられる。保持突起62と保持孔65との係止によって、上側外導体56及び下側外導体57(外導体24B)が分割規制状態に保持される。また、上側誘電体35の上面に設置された位置決め突部54が上側シェル部58の上側位置決め孔61に適合して嵌合されることにより、上側外導体56がSTP誘電体22Bに前後方向に位置決めされる。そして、上側バレル部59がSTPケーブル10Bのシールド導体13に上方から対向して配置される。その状態で、上側バレル部59がSTPケーブル10Bのシールド導体13に圧着により接続される。これにより、シールド導体13が外導体24Bに接続されるとともに、STP接続端子21Bの周囲がSTP誘電体22Bを介して外導体24Bに包囲される。
その後、各STP接続端子21B及びSTP誘電体22Bを内包して合体状態にある外導体24BがSTPハウジング23Bの挿入部49に後方から挿入される。図23に示すように、外導体24Bが挿入部49に正規挿入されると、ランス51が外導体24Bのロック突起37を弾性的に係止して、外導体24BがSTPハウジング23Bに抜け止め状態に保持される。
[コネクタ嵌合]
UTPコネクタ20Aが相手側UTPコネクタ90Aに正規嵌合されると、ロックアーム48がロック受部93を弾性的に係止し、両コネクタ20A、90Aが離脱規制状態に保持される。このとき、図9に示すように、各雄端子91のタブ部92が各UTP接続端子21Aの箱部27内の挿入領域53に挿入されて接続される。これにより、各雄端子91のタブ部92が幅方向に互いに近接した状態で配置される。
同様に、STPコネクタ20Bが相手側STPコネクタ90Bに正規嵌合されると、ロックアーム48がロック受部93を弾性的に係止し、両コネクタ20B、90Bが離脱規制状態に保持され、図25に示すように、各雄端子91のタブ部92が各STP接続端子21Bの箱部27内の挿入領域53に挿入接続される。各雄端子91のタブ部92は、上記UTPコネクタ20Aの場合よりも幅方向に離間した状態で配置される。また、外導体24Bがフード部94に設置されたアース板68に接続される。
[作用効果]
UTPコネクタ20Aの場合は、STPコネクタ20Bの場合に比べ、幅方向に対をなす収容部26に収容された状態で、各雄端子91のタブ部92が幅方向に互いに近接して配置されることにより、インピーダンスが小さくなる(図10を参照)。一方、STPコネクタ20Bの場合は、UTPコネクタ20Aの場合に比べ、幅方向に対をなす収容部26に収容された状態で、各雄端子91のタブ部92が幅方向に互いに離間して配置されることにより、インピーダンスが大きくなる(図26を参照)。
また、各UTP接続端子21Aが幅方向に対をなす収容部26に収容された状態で各STP接続端子21Bよりも近接して配置されることによっても、インピーダンスを小さくすることができ、各STP接続端子21Bが幅方向に対をなす収容部26に収容された状態で各UTP接続端子21Aよりも離間して配置されることによっても、インピーダンスを大きくすることができる。
上述のとおり、UTPコネクタ20AとSTPコネクタ20Bとは、STPコネクタ20Bが外導体24Bを有する点を除いて、実質的に共通の構成となっており、その構成に大きな構造上の相違はない。したがって、UTPケーブル10AをSTPケーブル10Bに置き換える際に、あるいは、STPケーブル10BをUTPケーブル10Aに置き換える際に、コネクタ構造を大きく変更する必要がなく、コストの低減を図ることができる。
さらに、UTP接続端子21Aの場合は、幅方向に対をなす収容部26において、弾性接触片32が幅方向外側に位置し、受部31が幅方向内側に位置することでインピーダンスが小さくなり、STP接続端子21Bの場合は、幅方向に対をなす収容部26において、弾性接触片32が幅方向内側に位置し、受部31が幅方向外側に位置することでインピーダンスが大きくなるように調整され、インピーダンスの調整に際し、弾性接触片32と受部31との位置関係をUTPコネクタ20AとSTPコネクタ20Bとの間で逆転するだけでもよいから、特別な加工を施す必要がなく、コストのさらなる低減を図ることができる。
[別態様]
上述した図1〜図10に示す態様のUTP接続端子21Aは、幅方向で対をなす収容部26に、突部34が幅方向外側に位置するように収容される。また、幅方向で対なす収容部26には、幅方向外側の位置に、それぞれ突部34を受ける凹部44と突片部45とが設けられている。同様に、上述した図13〜図26に示す態様のSTP接続端子21Bも、幅方向で対をなす収容部26に、突部34が幅方向外側に位置するように収容され、幅方向で対をなす収容部26には、幅方向外側の位置に、それぞれ突部34を受ける凹部44と突片部45とが設けられている。
これに対し、図11に示す別態様のUTP接続端子21Cは、幅方向で対をなす収容部26に、突部34が幅方向内側に互いに対向して位置するように収容され、幅方向で対をなす収容部26には、幅方向内側の位置に、それぞれ突部34を受ける凹部44と突片部45とが設けられている。同様に、図27に示す別態様のSTP接続端子21Dも、幅方向で対をなす収容部26に、突部34が幅方向内側に互いに対向して位置するように収容され、幅方向で対をなす収容部26には、幅方向内側の位置に、それぞれ突部34を受ける凹部44と突片部45とが設けられている。
別態様のUTP接続端子21Cは、幅方向で対をなす収容部26に収容された状態で箱部27内における雄端子91の挿入領域53がSTP接続端子21Dの場合よりも幅方向に互いに近接するように配置され、別態様のSTP接続端子21Dは、幅方向で対をなす収容部26に収容された状態で箱部27内における雄端子91の挿入領域53がUTP接続端子21Cの場合よりも幅方向に互いに離間するように配置される。この点は、上述した図1〜図10に示す態様のUTP接続端子21A及び図13〜図26に示す態様のSTP接続端子21Bと同様である。したがって、別態様のUTP接続端子21C及びSTP接続端子21Dにおいても、インピーダンスを適切な値に調整することができる。
<他の実施例>
他の実施例を簡単に説明する。
(1)実施例1では、UTP誘電体及びSTP誘電体がいずれも上下に分割可能とされていたが、本発明によれば、UTP誘電体及びSTP誘電体の少なくとも一方が分割不能に一体形成されていてもよい。
(2)実施例1では、STPコネクタの外導体が上下に分割可能とされていたが、本発明によれば、外導体が分割不能に一体形成されていてもよい。
(3)実施例1では、STP誘電体の各収容部の幅方向離間距離がUTP誘電体の各収容部の幅方向離間距離よりも大きくされていたが、本発明によれば、STP誘電体の各収容部の幅方向離間距離がUTP誘電体の各収容部の幅方向離間距離とほぼ同一となるようにしてもよい。
(4)箱部には、突部が2つ以上設けられていてもよい。
10A…UTPケーブル
10B…STPケーブル
11…電線
20A…UTPコネクタ
20B…STPコネクタ
21A…UTP接続端子
21B…STP接続端子
22A…UTP誘電体
22B…STP誘電体
26…収容部
27…箱部
31…受部
32…弾性接触片
34…突部
53…挿入領域
90A…相手側UTPコネクタ
90B…相手側STPコネクタ
91…雄端子

Claims (2)

  1. 雄端子が挿入接続される箱部を有する端子と、
    前記端子が収容される収容部を有する誘電体とを備え、
    前記端子が、UTPケーブルの各電線に接続される端子とSTPケーブルの各電線に接続される端子とからなり、
    前記収容部が前記雄端子の挿入方向と直交する幅方向に対をなして配置されており、
    前記UTPケーブルの各電線に接続される端子は、前記対をなす収容部に、互いに同一の形状で、前記雄端子の挿入領域が前記幅方向に互いに近接するように収容され、
    前記STPケーブルの各電線に接続される端子は、前記対をなす収容部に、互いに同一の形状で、前記雄端子の挿入領域が前記UTPケーブルの場合よりも前記幅方向に互いに離間するように収容されることを特徴とするコネクタ構造。
  2. 前記箱部内には受部と前記受部に対向する弾性接触片とが配置され、前記弾性接触片が前記受部よりも大きな突出量をもって前記箱部内に突出しており、前記雄端子が前記受部と前記弾性接触片との間に挟持されるものであり、
    前記UTPケーブルの各電線に接続される端子は、前記対をなす収容部に、前記受部が前記幅方向に近接する内側に位置し且つ前記弾性接触片が前記幅方向に離間する外側に位置するように収容され、
    前記STPケーブルの各電線に接続される端子は、前記対をなす収容部に、前記受部が前記幅方向に離間する外側に位置し且つ前記弾性接触片が前記幅方向に近接する内側に位置するように収容される請求項1記載のコネクタ構造。
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