JP2018061356A - 回転電機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ロータコア32の磁石装着部33に、1極あたり3つ1組の永久磁石31が装着されたロータ3と、エアギャップを介して配置されたステータ4とで構成された回転電機1であって、磁石装着部33が、第1装着孔34と、回転軸2の周方向で第1装着孔34に隣接して開口形成された2つの第2装着孔35とで構成され、ロータコア32が、第1装着孔34と第2装着孔35とを隔てる一対の中央ブリッジ36に沿って形成された円弧面38aを有するとともに、径方向外側の直交平面34aと交差するように凹設された中央凹設部38を備え、ロータ3が、ロータコア32の中央凹設部38と、永久磁石31とで形成された端部空隙G4を備えたことを特徴とする。
【選択図】図3
Description
上記円弧面は、径方向に沿った断面において、扇形状の円弧面、あるいは半円形状の円弧面とすることができる。
具体的には、ロータコアの凹設部と永久磁石の支持面とで構成された端部空隙により、ロータは、ステータの磁界が作用していない状態において、ブリッジへ向かう永久磁石の磁束の流れを、端部空隙を迂回するような流れにすることができる。
具体的には、径方向に沿った断面において、永久磁石の支持面となす角が鋭角な傾斜面と円弧面とで形成された凹設部の場合、傾斜面によって永久磁石の磁束がブリッジへ向けて案内され易くなる。
さらに、略半円状の円弧面で凹設部を形成した場合に比べて、ロータは、円弧面の半径を大きくできるとともに、直交面の長さを長く確保することができる。
この発明により、回転電機は、ステータの磁界がロータに作用した際、1組の永久磁石における磁束をより有効に活用できるため、より安定した軸トルクを得ることができる。
なお、図1は回転軸2の軸方向視における回転電機1の正面図を示し、図2は軸方向視における1極あたりの正面図を示し、図3は径方向断面における1極あたりのロータ3の断面図を示し、図4は径方向断面における磁石装着部33の断面図を示している。
また、図1中においてハウジング5を断面で図示すとともに、図2中においてロータコア32の説明を容易にするために、一部の巻線42を二点鎖線で図示している。
ステータコア41は、電磁鋼板製の薄板材を軸方向に積層した積層体であって、軸方向視略円環状のバックヨーク部41aと、バックヨーク部41aから突出した48個のティース部41bとで一体形成されている。
ティース部41bは、バックヨーク部41aの周方向に所定間隔を隔てて、バックヨーク部41aの内周面から、ステータ4の中心へ向けて突出するように形成されている。
また、ハウジング5は、図1に示すように、ステータ4よりも大径の略筒状体の本体を有する収容体であって、ステータ4を回転不可に保持するとともに、回転軸2を回転自在に支持するよう構成されている。
上述したように1極あたりのロータ3の構成は、図2及び図3に示すように、1組の永久磁石31と、接着剤(図示省略)を介して1組の永久磁石31が固定される1つの磁石装着部33とで構成されている。
なお、1つの第1装着孔34、及び2つの第2装着孔35には、それぞれ永久磁石31が1つずつ接着剤を介して接着固定されている。
さらに、第2装着孔35は、図3に示すように、永久磁石31が装着された状態において、周縁ブリッジ37と永久磁石31との間に、第1装着孔34の空隙G1よりも大きい断面積の空隙G2が形成され、中央ブリッジ36と永久磁石31との間に、周縁ブリッジ37に隣接する空隙G2よりも大きい断面積の空隙G3が形成される大きさで開口形成されている。
このように第2装着孔35は、永久磁石31が装着された状態において、一対の傾斜面35cが、永久磁石31の支持面31aを支持するように構成されている。
なお、図5は比較例における磁束の流れを説明する説明図を示し、図6は本実施例における磁束の流れを説明する説明図を示している。
また、図5及び図6中において、磁束を破線で示すとともに、磁束の流れを明確にするため、巻線42の図示を省略している。
なお、図7は回転した際のロータ3の変形状態の断面図を示し、図8は比較例におけるロータ3の変形状態の断面図を示し、図9は本実施例の応力値と比較例の応力値とを相対比較で説明する説明図を示している。
なお、第2装着孔35における径方向外側の直交平面35bと傾斜面35cとの境界近傍(図7中のC部)は、引張り荷重に対して弾性変形し難い部分であるため、ロータコア32における応力集中部位となる。
この発明の凹設部は、実施形態の中央凹設部38、及び周縁凹設部39に対応し、
以下同様に、
永久磁石の前記支持面を支持する面は、第1装着孔34における径方向外側の直交平面34a、及び第2装着孔35における径方向外側の直交平面35bに対して傾斜した傾斜面35cに対応し、
永久磁石の支持面に対して略直交する直交面は、中央凹設部38の鉛直面38bに対応し、
径方向と直交する方向は、直交方向に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
2…回転軸
3…ロータ
4…ステータ
31…永久磁石
31a…支持面
32…ロータコア
33…磁石装着部
34…第1装着孔
34a…直交平面
35…第2装着孔
35c…傾斜面
36…中央ブリッジ
37…周縁ブリッジ
38…中央凹設部
38a…円弧面
38b…鉛直面
39…周縁凹設部
39a…円弧面
G4…端部空隙
G5…端部空隙
Claims (3)
- 回転軸に一体的に設けたロータコアの磁石装着部に、1極あたり3つ1組の略直方体形状の永久磁石が装着されたロータと、
前記回転軸の径方向における前記ロータの外側にエアギャップを介して配置されたステータとで構成された回転電機であって、
前記ロータコアの前記磁石装着部が、
外周近傍に開口形成されるとともに、前記径方向と直交する前記永久磁石の支持面を支持する第1装着孔と、
前記回転軸の周方向で前記第1装着孔の両側に隣接して開口形成されるとともに、前記周方向と交差する前記永久磁石の支持面を支持する2つの第2装着孔とで構成され、
前記第1装着孔と前記第2装着孔とを隔てる一対の中央ブリッジ、または/および前記第2装着孔と前記エアギャップとを隔てる前記ロータコアの外周縁である2つの周縁ブリッジを、ブリッジとして、
前記径方向に沿った断面において、前記ロータコアが、
前記第1装着孔または/および前記第2装着孔の内面となる前記ブリッジの面に沿って形成された略円弧状の円弧面を有するとともに、前記ロータコアの外周面に近い前記永久磁石の前記支持面を支持する面と交差するように凹設された凹設部を備え、
前記径方向に沿った断面において、前記ロータが、
前記ロータコアの前記凹設部と、前記永久磁石における前記支持面の端部近傍とで形成された端部空隙を備えた
回転電機。 - 前記径方向に沿った断面において、前記ロータコアの前記凹設部が、
扇状の円弧部分である前記円弧面と、
前記円弧面から連続するとともに、前記永久磁石の前記支持面に対して略直交する直交面とで形成された
請求項1に記載の回転電機。 - 前記径方向に沿った断面において、前記一対の中央ブリッジが、
前記径方向と直交する方向で前記永久磁石を支持する形状に形成された
請求項1または請求項2に記載の回転電機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2016197445A JP6399071B2 (ja) | 2016-10-05 | 2016-10-05 | 回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016197445A JP6399071B2 (ja) | 2016-10-05 | 2016-10-05 | 回転電機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP6399071B2 JP6399071B2 (ja) | 2018-10-03 |
Family
ID=61910061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016197445A Active JP6399071B2 (ja) | 2016-10-05 | 2016-10-05 | 回転電機 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP6399071B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009069718A1 (ja) * | 2007-11-28 | 2009-06-04 | Daikin Industries, Ltd. | 界磁子用コア |
WO2012157056A1 (ja) * | 2011-05-16 | 2012-11-22 | 三菱電機株式会社 | 永久磁石型回転電機 |
JP2012257426A (ja) * | 2011-06-10 | 2012-12-27 | Denso Corp | 回転電機のロータ |
JP2015073397A (ja) * | 2013-10-03 | 2015-04-16 | シンフォニアテクノロジー株式会社 | 同期電動機 |
-
2016
- 2016-10-05 JP JP2016197445A patent/JP6399071B2/ja active Active
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JP6399071B2 (ja) | 2018-10-03 |
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