JP2018060755A - 組電池 - Google Patents
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Abstract
Description
具体的には、高い電流値で電池の充放電を繰り返すと、電池ケース内の電極体や電解液が膨張することがある。しかし、組電池の場合には、各々の単電池が所定の圧力で拘束されているため、電池ケース内部の電極体や電解液の膨張が規制され、膨張しようとする電極体によって、電極体の内部に浸透していた電解液が電極体の外部に押し出されて排出される。
そして、電池ケース内では、重力によって電解液が電池ケースの下側に偏在しているため、かかる電極体の膨張による電解液の排出は、各々の単電池の下部において生じ易く、排出された電解液が電極体の内部に再び浸透しにくい。このため、電極体の内部で電解液が不足する部分が生じて、充放電反応のムラによる電池抵抗の上昇が発生し、ハイレート特性の低下の原因となる。
そして、かかる組電池では、電極端子を上方に向けて単電池の各々を配置したとき、単電池の側壁の下側の領域に掛かる面圧が、単電池の側壁の上側の領域に掛かる面圧よりも小さくなるように複数の単電池の各々が拘束されている。
先ず、図1および図2を参照しながら本実施形態に係る組電池10の全体構成を説明する。図1は本実施形態の組電池10を模式的に示す斜視図であり、図2は本実施形態に係る組電池を模式的に示す側面図である。なお、図2では説明の便宜上、図1中の拘束板70A、70Bや締付け用ビーム材72を省略している。
また、電解液についても、従来からリチウムイオン二次電池に用いられるものと同様のものを特に限定なく使用することができ、例えば、有機溶媒(非水溶媒)に支持塩を含有させた非水電解液などを使用することができる。
そして、隣接する単電池20間において、一方の単電池20と正極端子60と他方の単電池20の負極端子62とが接続具64によって電気的に接続されている。これによって、複数の単電池20の各々が電気的に直列に接続されている。
このように、重力によって電解液が偏在し易い下側の領域Bに掛かる面圧を相対的に小さくし、かかる下側の領域Bにおける電極体や電解液の膨張を許容することによって、電極体内に浸透している電解液が電極体の外部に排出されることを防止できる。
このようにして、電池ケース50内において電解液が偏在し易い下側の領域Bに掛かる面圧を相対的に小さくし、かかる下側の領域Bにおける電極体や電解液の膨張を許容することによって、電極体内に浸透している電解液が電極体の外部に排出されることを防止することができる。これによって、充放電反応のムラによる電池抵抗の上昇を抑制し、組電池のハイレート特性を高い状態で維持することができる。
具体的には、凸条42bの突出高さt2を凸条42aの突出高さt1よりも低くすると、側壁20aの下側の領域Bに凸条42bが接触していても、側壁20aの下側の領域Bに掛かる面圧が相対的に小さくなるため、電極体内に浸透している電解液が電極体の外部に排出されることを防止することができる。
また、上記した実施形態では、各単電池20の間に配置される全てのスペーサに、図3に示す構造のスペーサ40を用いているが、かかる点も特に限定されない。例えば、単電池20の間に配置される複数のスペーサの内、一部のスペーサのみに図3に示す構造のスペーサ40を用いていてもよい。この場合であっても、単電池20の側壁20aの下側の領域Bに掛かる面圧を、単電池20の側壁20aの上側の領域Aに掛かる面圧よりも小さくすることができる。
上記した第1の実施形態では、図2に示すように、単電池20の側壁20aの下側の領域Bに掛かる面圧を上側の領域Aに掛かる面圧よりも小さくするために、図3に示される構造のスペーサ40を使用しているが、ここで開示される組電池は、下側の領域Bに掛かる面圧が相対的に小さくなるように各々の組電池を拘束することができれば、スペーサ40の構造は特に限定されず、図3に示される構造のスペーサ40以外のスペーサを用いてもよい。
このようなスペーサ40Aを用いた場合であっても、単電池の側壁の下側の領域に掛かる面圧を上側の領域に掛かる面圧よりも小さくして、電極体の外部に電解液が排出されることを防止できる。
また、上記した第1および第2の実施形態で用いられるスペーサ40は、図4に示すように、複数の凸条42a、42bが、単電池20の幅方向xに沿って延びるとともに、単電池20の高さ方向zにおいて所定の間隔を空けて並行に配置されている。
しかし、凸条が延びる方向は本発明を限定するものではなく、例えば、図6に示すように、単電池の高さ方向zに沿って延びる複数の凸条43が、単電池20の幅方向xにおいて所定の間隔を空けて並行に形成されているようなスペーサ40Bを用いてもよい。
このような単電池の高さ方向zに沿って延びる凸条43を有したスペーサ40Bを用いる場合には、図7に示すように、高さ方向zにおける凸条43の上側部分の突出高さt3よりも、下側部分の突出高さt4の方が低くなるようする。これによって、単電池の側壁の下側の領域に掛かる面圧を相対的に小さくして、電解液の排出を防止することができる。
また、上記した第1〜第3の実施形態では、単電池の側壁の下側の領域に対応したスペーサの凸条の突出高さを相対的に低くすることによって、単電池の側壁の下側の領域に掛かる面圧を上側の領域に掛かる面圧よりも小さくしている。
しかし、単電池の側壁の下側の領域に掛かる面圧を上側の領域よりも小さくする手段は上記したスペーサを利用した手段に限られず、例えば、拘束部材による拘束位置を従来よりも上側に変更した場合でも、単電池の側壁の下側の領域に掛かる面圧を相対的に小さくすることができる。
これに対して、第4の実施形態に係る組電池では、拘束板70A、70Bの高さ方向zの寸法を従来よりも小さくし、かかる拘束板70A、70Bが単電池20の側壁の上側の領域のみを覆うように配置する。そして、この拘束板70A、70Bに締付け用ビーム材72を取り付けて各々の単電池20を拘束する。これによって、単電池20の側壁に掛かる面圧を側壁の上側の領域に集中させて、下側の領域に掛かる面圧を相対的に小さくすることができるため、上記した第1〜第3の実施形態と同様に、電池ケース50内において電極体内部から電解液が排出されることを防止することができる。
以下、本発明に関する試験例を説明するが、以下の試験例は本発明を限定することを意図したものではない。
(1)試験例1
正極シートと負極シートとセパレータとが捲回された捲回電極体を電解液とともに角型の電池ケース内に収納してリチウムイオン二次電池(単電池)を作製した後、4個の単電池を側壁同士が対向するように隣接して配置し、各々の単電池の正極端子と負極端子を接続具によって電気的に接続した。そして、各々の単電池の間にスペーサを配置した後、拘束板と締付け用ビーム材とからなる拘束部材を用いて配列方向に沿って拘束して組電池を構築した。
そして、試験例1においては、図2および図3に示すように、単電池20の側壁20aの下側の領域Bに対応する凸条42bの突出高さt2が、上側の領域Aに対応する凸条42aの突出高さt1よりも低くなるように構成されたスペーサ40を、各々の単電池20の間に配置した。
なお、下側の領域Bに対応する凸条42bの突出高さt2は、上側の領域Aに対応する凸条42aの突出高さt1の1/2とした。また、相対的に突出高さt2が低い方の凸条42bが形成されている領域の寸法L2を、高さ方向zにおけるスペーサ40の全長寸法L1の50%とした。
各々の単電池の間に凸条の突出高さが全て同じスペーサを配置し、各々の単電池の側壁に均一な面圧が掛かるように各々の単電池を拘束したことを除いて、試験例1と同じ条件で組電池を構築した。
上記した各々の組電池について、25℃の温度条件下において充放電を繰り返す充放電サイクル試験を行い、該サイクル試験における抵抗増加率(%)を算出した。具体的な試験条件は以下のとおりである。
先ず、25℃の温度条件下において、2Cの充電レートでSOC100%の充電状態まで定電流充電を行い、その後2Cの放電レートでSOC0%の充電状態まで定電流放電を行う充放電を1サイクルとした。そして、かかる充放電サイクルを100回行う度に各々の組電池の電池抵抗(IV抵抗)(mΩ)を測定し、充放電サイクル試験を行う前の電池抵抗(0サイクル目の電池抵抗)を100%とし、かかる0サイクル目の電池抵抗に対する電池抵抗の抵抗増加率(%)を算出した。結果を図8に示す。
なお、試験例1では、上記した充放電サイクルを3000回行って電池抵抗を30回測定し、試験例2では、充放電サイクルを2000回行って電池抵抗を20回測定した。
図8に示すように、試験例2では、1000サイクル目を超えた辺りから電池抵抗が急激に増加し、2000サイクルに達した際には、抵抗増加率が120%を超えていた。これは、充放電を繰り返すことによって、電極体が膨張し、電極体内に浸漬していた電解液が排出されたためと解される。
一方、図3に示すような構造のスペーサを使用した試験例1では、電池抵抗の増加が緩やかであり、2000サイクルの時点で抵抗増加率が110%以下であり、充放電が3000サイクルに達した場合でも抵抗増加率が115%以下であった。
このことから、図3に示すような構造のスペーサを使用し、単電池の側壁の下側の領域に掛かる面圧が上側の領域に掛かる面圧よりも小さくなるように各単電池を拘束することによって、電極体内の電解液が外部に排出されることを防止して、電池抵抗の上昇を抑制することができ、組電池のハイレート特性を高い状態で維持できることが確認できた。
20 単電池
20a 単電池の側壁
40、40A、40B スペーサ
41 スペーサ本体
42a、42b、42c、42d、42e、43 凸条
44 隙間
50 電池ケース
54 電池ケースの上面
60 正極端子
62 負極端子
64 接続具
70A、70B 拘束板
72 締付け用ビーム材
74 ビス
A 上側の領域
B 下側の領域
L1 高さ方向のスペーサの全長
L2 下側の領域の寸法
t1、t2、t3、t4 凸条の突出高さ
x 単電池の幅方向
y 単電池の配列方向
z 単電池の高さ方向
Claims (1)
- 電極体と電解液とが電池ケースに収容された単電池を複数備えており、該単電池の各々の電極端子同士が直列に接続された組電池であって、
複数の前記単電池の各々の側壁同士が対向するように該単電池が所定の方向に沿って配列され、該配列方向に沿って前記複数の単電池の各々が拘束されており、
前記電極端子を上方に向けて前記単電池の各々を配置したとき、前記単電池の側壁の下側の領域に掛かる面圧が、前記単電池の側壁の上側の領域に掛かる面圧よりも小さくなるように前記複数の単電池の各々が拘束されている、組電池。
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