JP2018060716A - 膜電極接合体 - Google Patents

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Abstract

【課題】カソード触媒層の劣化を抑えて、燃料電池の電池性能の低下を抑制できる膜電極接合体を提供する。【解決手段】膜電極接合体11は、高分子電解質膜111と、高分子電解質膜の上面111aに設けられたアノード触媒層112と、高分子電解質膜の下面111bに設けられたカソード触媒層113と、アノード触媒層上に設けられたアノードガス拡散層116と、カソード触媒層上に設けられたカソードガス拡散層117と、を備え、カソード触媒層は、カソードガス拡散層に接するように設けられ、白金を含む第1のカソード触媒1141を含む第1のカソード触媒層114と、高分子電解質膜と第1のカソード触媒層との間に介在し、白金とパラジウムを含む第2のアノード触媒1151を含む第2のカソード触媒層115と、を含む。【選択図】 図1

Description

本発明は、膜電極接合体に関するものである。
アノード電極、電解質膜、カソード電極を具備する膜電極接合体において、アノード電極の触媒層は、2層の積層構造を有するものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2009−99520号公報
ところで、ダイレクトメタノール型燃料電池に用いられる膜電極接合体においては、燃料電池のアノードとカソードを仕切る高分子電解質膜近傍に配されたカソード触媒としての白金粒子により、カソード触媒層において、アノードからカソードに到達したメタノールと、カソードに供給された酸化剤(酸素)とが反応し、発生した反応熱によりカソード触媒層が劣化する場合がある。これによって、燃料電池の発電効率が低下する等燃料電池の電池性能が低下してしまう、という問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、カソード触媒層の劣化を抑えて、燃料電池の電池性能の低下を抑制できる膜電極接合体を提供することである。
[1]本発明に係る膜電極接合体は、高分子電解質膜と、前記高分子電解質膜の一方主面に設けられたアノード触媒層と、前記高分子電解質膜の他方主面に設けられたカソード触媒層と、前記アノード触媒層上に設けられたアノードガス拡散層と、前記カソード触媒層上に設けられたカソードガス拡散層と、を備え、前記カソード触媒層は、前記カソードガス拡散層に接するように設けられ、白金を含む第1のカソード触媒を含む第1のカソード触媒層と、前記高分子電解質膜と前記第1のカソード触媒層との間に介在し、白金とパラジウムを含む第2のアノード触媒を含む第2のカソード触媒層と、を含む膜電極接合体である。
[2]上記発明において、ダイレクトメタノール型燃料電池に用いられてもよい。
[3]上記発明において、前記第2のアノード触媒におけるパラジウムの含有率が、40重量%〜90重量%であってもよい。
本発明によれば、高分子電解質膜と第1のカソード触媒層との間に、第2のカソード触媒として白金とパラジウムを含む第2のカソード触媒層が介在している。このため、燃料電池のカソードにおいて、メタノールと酸化剤との反応が抑制され、これらの反応による反応熱に起因したカソード触媒層の劣化を抑制することができる。これにより、燃料電池の電池性能の低下を抑制することができる。
図1は、本発明の一実施の形態に係る膜電極接合体を備えた燃料電池を示す断面図である。 図2は、図1のII部の部分拡大図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る膜電極接合体の作用(その1)を説明するための断面図である。 図4は、白金−パラジウム合金の状態図である。 図5は、本発明の一実施の形態に係る膜電極接合体の作用(その2)を説明するための断面図である。 図6は、本発明の他の実施の形態に係る燃料電池内の温度分布を説明するための概略図である。 図7は、本発明の他の実施の形態に係るカソード触媒層を示す断面図(図6のVII-VII断面図)である。 図8は、燃料電池の発電効率と、第2のカソード触媒におけるパラジウムの含有率との関係を示すグラフである。 図9は、燃料電池の運転開始から燃料電池の出力が10%低下するまでの時間と、第2のカソード触媒におけるパラジウムの含有率との関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る膜電極接合体を備えた燃料電池を示す断面図である。
図1に示す膜電極接合体(MEA:Membrane electrode assembly)11を備えたダイレクトメタノール型燃料電池(DMFC:Direct Methanol Fuel Cell)1は、メタノールを燃料として発電する燃料電池であり、膜電極接合体11と、膜電極接合体11を挟むアノードセパレータ14及びカソードセパレータ15と、アノードセパレータ14、膜電極接合体11、及びカソードセパレータ15をその積層方向に挟む一対の集電体12,13と、アノードセパレータ14及びカソードセパレータ15の間に介在するガスケット18と、を備える。
一対のアノードセパレータ14及びカソードセパレータ15は、膜電極接合体11の外形形状に応じた適宜の外形形状とされている。この一対のアノードセパレータ14及びカソードセパレータ15は、膜電極接合体11の外側に配置されて、膜電極接合体11を機械的に固定するための導電性を有する部材である。
アノードセパレータ14における膜電極接合体11のアノード側の面と接触する面には、アノード流路16が形成されている。一方、カソードセパレータ15における膜電極接合体11のカソード側の面と接触する面には、カソード流路17が形成されている。
アノード流路16は、アノードに燃料のメタノールを供給し、電極反応生成物、未反応のメタノールを含む物質を反応場から外部に運び去るための流路である。カソード流路17は、カソードに酸化剤(酸素)を供給し、主に水である電極反応生成物、余剰の酸化剤(酸素)と、空気を供給した際の反応には寄与しない窒素等、アノードで酸化反応を起こさずにアノードを透過してカソードに到達(いわゆる、クロスオーバー現象)した未反応のメタノールを含む物質を反応場から外部に運び去るための流路である。
こうしたアノード流路16及びカソード流路17は、平面視の図示は省略するが、それぞれアノードセパレータ14及びカソードセパレータ15の表面に常法により溝を設けることによって形成されている。特に制限されるものではないが、アノード流路16及びカソード流路17は、例えば複数の直線状溝部と、隣接する直線状溝部を上流から下流へと連結する複数の折り返し部とで構成されたサーペンタイン形状であってもよく、折り返し部のない直線形状であってもよい。
ガスケット18は、アノードセパレータ14及びカソードセパレータ15の外形形状に応じた形状とされている。このガスケット18は、枠状(額縁状)又は環状とされ、膜電極接合体11に供給される燃料及び酸化剤ガスの外部へのリーク防止や混合を防止するために、アノード及びカソードの周囲に配置されている。このようなガスケット18としては、膜電極接合体11に供給される燃料に対して耐食性があれば特に限定されず、ゴム等の当該分野で公知のものを用いることができる。
一対の集電体12,13としては、導電性を有する金属板(銅板等)を用いることができる。一方の集電体12は、アノードセパレータ14の外側の表面に設けられ、他方の集電体13は、カソードセパレータ15の外側の表面に設けられる。
この燃料電池1において、アノード流路16にメタノールを供給し、カソード流路17に酸化剤を供給すると、アノードにおいては、下記(1)式に示すように、触媒による酸化反応により二酸化炭素、水素イオン、及び電子が生成される。アノードで生成された電子が一対の集電体12,13間に繋がれた外部回路を通ることで、ユーザ側の電子機器等に電力が供給される。一方、アノードで生成された水素イオンは、後述の高分子電解質膜111を経過してカソードに移動する。カソードでは、下記(2)式で示すように、触媒による酸素の還元反応により水が生成される。
CHOH+HO→CO+6H+6e … (1)
3/2O+6H+6e→3HO … (2)
膜電極接合体11は、高分子電解質膜111と、アノード触媒層112と、カソード触媒層113と、アノードガス拡散層116と、カソードガス拡散層117とを備えている。アノード触媒層112とカソード触媒層113とが高分子電解質膜111を挟むように設けられている。カソードガス拡散層117は、カソード触媒層113の外側の表面に設けられている。アノードガス拡散層116は、アノード触媒層112の外側の表面に設けられている。
高分子電解質膜111、アノード触媒層112、カソード触媒層113、カソードガス拡散層117、及びアノードガス拡散層116は、燃料電池1の外形形状に応じた適宜の形状とされている。なお、アノード触媒層112とアノードガス拡散層116とがアノードを構成し、カソード触媒層113とカソードガス拡散層117とがカソードを構成する。
高分子電解質膜111は、水素イオン伝導性を有するものであれば特に限定されるものではない。この高分子電解質膜111としては、パーフルオロカーボンスルホン酸からなる高分子電解質膜(例えば、米国DuPont社製のNafion(商品名,登録商標)、旭化成(株)製のAciplex(商品名,登録商標)、旭硝子(株)社製のFlemion(商品名,登録商標)等)を例示することができる。高分子電解質膜111の厚さは特に限定されないが、通常25〜250μmである。
アノードガス拡散層116は、アノード流路16から流入したメタノール水溶液をアノード触媒層112に効率良く導く機能と導電性とを有すれば特に限定されるものではなく、通常の高分子電解質形燃料電池で用いられるガス拡散層を用いることができる。一方、カソードガス拡散層117は、カソード流路17から流入した酸化剤(酸素)をアノード触媒層112に効率良く導く機能と導電性とを有すれば特に限定されるものではなく、通常の高分子電解質形燃料電池で用いられるガス拡散層を用いることができる。
アノードガス拡散層116とカソードガス拡散層117とを構成する基材としては、ガス透過性を持たせるために、発達したストラクチャー構造を有するカーボン微粉末、造孔材、カーボンペーパーまたはカーボンクロスなどを用いて作製された導電性多孔質基材を用いることができる。また、排水性を向上させるために、上記基材に撥水処理を施してもよい。撥水処理としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体(ETFE)などのフッ素樹脂を代表とする撥水性材料(高分子)を上記基材の内部に分散させる処理を例示することができる。さらに、電子伝導性を持たせるために、カーボン繊維、金属繊維またはカーボン微粉末などの電子伝導性材料で上記基材を構成してもよい。なお、カソード側およびアノード側において同じガス拡散層を用いても異なるガス拡散層を用いてもよい。アノードガス拡散層116およびカソードガス拡散層117の厚さは特に限定されないが、通常100〜500μmである。
アノード触媒層112は、高分子電解質膜111におけるアノード側の面(すなわち、高分子電解質膜111の上面111a)上に設けられている。このアノード触媒層112は、例えば白金系の金属触媒等のアノード触媒と、水素イオン伝導性を有する高分子物質と、アノード触媒を担持する導電性炭素粒子とを含んでいる。アノード触媒112の厚さは、特に限定されないが、通常5〜50μmである。アノード触媒層112の製法としては、別の基材に印刷して転写する方法やスプレー塗布等の従来の触媒層の形成方法を用いることができる。
アノード触媒層112に含まれるアノード触媒としては、特に限定されないが粒子状とされた白金又は白金合金を用いるのが好ましい。白金合金としては、白金以外の白金族の金属(ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウム)、鉄、チタン、金、銀、クロム、マンガン、モリブデン、タングステン、アルミニウム、ケイ素、レニウム、亜鉛及びスズからなる群より選択される1種以上の金属と、白金との合金であるのが好ましい。特にアノード触媒層112にあっては、中間生成物である一酸化炭素が白金触媒を被毒する問題があるため、耐一酸化炭素被毒性を有するルテニウムなどを含むことが望ましい。また、上記白金合金には、白金と上記金属との金属間化合物が含有されていてもよい。さらに、白金からなる触媒と白金合金からなる触媒を混合して得られる電極触媒混合物をアノード触媒として用いてもよい。
アノード触媒層112に含まれる高分子物質としては、高分子電解質膜111を構成するものと同じ高分子電解質、例えばイオノマー(ionomer)を用いることができる。例えば、上述した米国DuPont社製のNafion(商品名、登録商標)、旭化成(株)社製のAciplex(商品名、登録商標)、旭硝子(株)社製のFlemion(商品名、登録商標)などを使用することができる。
アノード触媒層112における担体である導電性炭素粒子としては、導電性を有する細孔の発達したカーボン材料を用いるのが好ましく、例えばカーボンブラック、活性炭、カーボンファイバーおよびカーボンチューブなどを使用することができる。カーボンブラックとしては、例えばチャネルブラック、ファーネスブラック、サーマルブラックおよびアセチレンブラックなどが挙げられる。また、活性炭は、種々の炭素原子を含む材料を炭化処理および賦活処理することによって得ることができる。このようなアノード触媒層112の厚さは、特に限定されないが、例えば、5〜50μmであることが好ましい。
本実施形態のカソード触媒層113は、第1のカソード触媒層114と、第2のカソード触媒層115とを含んでおり、膜電極接合体11の積層方向に2つのカソード触媒層が重ねられた2層構造となっている。
図2は図1のII部の部分拡大図である。
図2に示すように、第1のカソード触媒層114は、カソードガス拡散層117の一方主面に接するように配されている。この第1のカソード触媒層114は、第1のカソード触媒1141と、水素イオン伝導性を有する第1の高分子物質1142と、第1のカソード触媒1141を担持する第1の導電性炭素粒子1143とを含んでいる。
第1のカソード触媒1141としては、白金を含む粒子状とされた触媒金属を用いる。なお、第1のカソード触媒1141は、白金のみから構成されていてもよい。第1の高分子物質1142としては、アノード触媒層112の高分子物質と同様のものを用いることができる。第1の導電性炭素粒子1143としては、アノード触媒層112の導電性炭素粒子と同様のものを用いることができる。このような第1のカソード触媒層114の厚さは、特に限定されないが、例えば5〜50μmであることが好ましい。なお、第1のカソード触媒層114が、複数層から構成されていてもよい。
第2のカソード触媒層115は、高分子電解質膜111におけるカソード側の面(すなわち、高分子電解質膜111の下面111b)に接し、第1のカソード触媒層114のカソードガス拡散層117に面する主面と反対側の主面に接し、高分子電解質膜111と第1のカソード触媒層114との間に介在するように配されている。本実施形態では、高分子電解質膜111と第1のカソード触媒層114との間の略全体に、第2のカソード触媒層115が一様に形成されている。
この第2のカソード触媒層115は、第2のカソード触媒1151と、水素イオン伝導性を有する第2の高分子物質1152と、第2のカソード触媒1151を担持する第2の導電性炭素粒子1153とを含んでいる。
本実施形態では、燃料電池1の発電効率の低下抑制の観点から、第2のカソード触媒1151は、白金及びパラジウムを含んでいる。この第2のカソード触媒1151に含まれる白金及びパラジウムは、別々に第2の導電性炭素粒子1153に担持されていてもよいし、これらの合金が第2の導電性炭素粒子1153に担持されていてもよい。本実施形態の第2のカソード触媒1151としては、上記の触媒金属が粒子状とされたものを用いる。なお、第2のカソード触媒1151として白金−パラジウム合金を用いると、第2のカソード触媒1151が第2の導電性炭素粒子1153に担持され易くなるため好ましい。
また、燃料電池1の発電効率の低下抑制をより一層図る観点から、第2のカソード触媒1151におけるパラジウムの含有率が、40重量%〜90重量%であることが好ましい。この第2のカソード触媒1151におけるパラジウムの含有率とは、第2のカソード触媒1151全体の重量を100重量%とした場合の第2のカソード触媒1151に含まれるパラジウムの重量%のことをいう。
第2の高分子物質1152としては、アノード触媒層112の高分子物質と同様のものを用いることができる。第2の導電性炭素粒子1153としては、アノード触媒層112の導電性炭素粒子と同様のものを用いることができる。このような第2のカソード触媒層115の厚さは、特に限定されないが、例えば5〜30μmであることが好ましい。
本実施形態のカソード触媒層113は、第1及び第2のカソード触媒層114,115からなる2層構造であるが、特にこれに限定されず、第2のカソード触媒層115が複数層から構成されていてもよい。この場合、第2のカソード触媒層115に含まれる第2のカソード触媒1151におけるパラジウムの含有率は、高分子電解質膜111から離れるに従い、段階的又は漸次的に減少するように設定されていることが好ましい(すなわち、第1のカソード触媒層114に接近するに従い、第2のカソード触媒1151における白金の含有率が上昇するように設定されていることが好ましい。)。
なお、第1及び第2のカソード触媒層114,115を含むカソード触媒層113は、以下の方法により形成することができる。すなわち、まず、第2のカソード触媒層115を構成するための第2のカソード触媒インクを準備し、当該第2のカソード触媒インクを高分子電解質膜111の下面111bに塗布する。第2のカソード触媒層115は、スクリーン印刷法等の公知の方法を採用して、第2のカソード触媒インクを高分子電解質膜111上に塗布し、その後適用な温度で第2のカソード触媒インクを乾燥することで成膜することで形成することができる。なお、第2のカソード触媒インクには、第2のカソード触媒1151、第2の高分子物質1152、及び第2の導電性炭素粒子1153が含まれている。
次に、第1のカソード触媒層114を構成するための第1のカソード触媒インクを準備して、高分子電解質膜111の下面111bに形成された第2のカソード触媒層115上に当該第1のカソード触媒インクを塗布する。第1のカソード触媒層114を形成する方法としては、上述の第2のカソード触媒層を形成する方法と同様の方法を用いる。なお、第1のカソード触媒インクには、第1のカソード触媒1141、第1の高分子物質1142、及び第1の導電性炭素粒子1143が含まれている。これにより、本実施形態のカソード触媒層113が形成される。なお、カソード触媒層113の形成方法は、特に上述に限定されない。
なお、カソード触媒層113を形成する方法は特に上述に限定されず、以下の方法によりカソード触媒層113を形成してもよい。例えば、まず、第2のカソード触媒インクを高分子電解質膜111上に塗布し、その後第2のカソード触媒インクを仮乾燥する。そして、仮乾燥された第2のカソード触媒インク上に第1のカソード触媒インクを塗布する。そして、第1のカソード触媒インクと第2のカソード触媒インクを乾燥させることで、カソード触媒層113を形成する。
本発明の膜電極接合体11は、以下の効果を奏する。
図3は本発明の一実施形態に係る膜電極接合体の作用(その1)を説明するための断面図である。この図3に示すように、燃料電池1においては、カソード触媒層113に対して、カソード流路17からカソードガス拡散層117を介して酸化剤(酸素)が供給されており、この場合、カソードガス拡散層117に接近するに従い、カソード触媒層113における酸化剤の濃度が上昇する傾向がある。一方、メタノールのクロスオーバー現象により、カソード触媒層113に燃料電池1のアノードからメタノールが到達しており、この場合、高分子電解質膜111に接近するに従い、カソード触媒層113におけるメタノールの濃度が上昇する傾向がある。
ここで、白金は高い酸素分解能を有していることから、カソード触媒としての白金粒子存在下において、燃料電池1のカソードに到達したメタノールと、燃料電池のカソードに供給された酸化剤とが接触すると、これらの間で反応が促進される。これによって生じた反応熱によりカソード触媒層が加熱され、導電性炭素粒子上に担持された白金粒子が集合するなどして、カソード触媒の触媒粒径が増大してしまい、触媒活性が低下する等のカソード触媒層の劣化を招くおそれがある。
特に、カソード触媒層において高分子電解質膜近傍ではカソードガス拡散層近傍に比べてメタノールの濃度が高く、メタノールと酸化剤との間で反応が生じ易い。この場合、高分子電解質膜近傍が特に高温となって、カソード触媒層の劣化が生じる可能性が高い。
これに対して、本実施形態では、高分子電解質膜111と第1のカソード触媒層114との間に、白金とパラジウムを含む第2のカソード触媒1151を含む第2のカソード触媒層115が介在している。ここで、パラジウムの酸素分解能は低く、パラジウム存在下において、メタノールと酸化剤が接触しても、これらの間で反応が生じ難い。このため、高分子電解質膜111近傍において、メタノールと酸化剤との反応が抑制され、これによって反応熱の発生が抑えられ、カソード触媒層113の劣化を抑制することができる。この結果、燃料電池1の発電効率の低下を抑制でき、延いては、燃料電池1の電池性能の低下の抑制を図ることができる。
なお、高分子電解質膜111近傍にカソード触媒としてパラジウムを配することにより、水素イオンと酸化剤との反応が弱まり、燃料電池1の発電効率が低下することが懸念される。しかしながら、カソード触媒層113においては、カソードガス拡散層117から離れるに従い酸化剤の濃度が低下する傾向があり、高分子電解質膜111の近傍まで酸化剤が到達する可能性は低い。このため、高分子電解質膜111近傍においては、水素イオンと酸化剤との反応が生じ難く、高分子電解質膜111近傍にカソード触媒としてパラジウムを配しても、燃料電池1の発電効率に与える影響は比較的小さい。
図4は白金−パラジウム合金の状態図である。この図4に示すように、白金−パラジウム合金は全率固溶型の合金であり、さらに、1500℃以下において白金とパラジウムが完全に混ざり合っている。このことから、白金とパラジウムは、相溶性が高く合金を形成し易いと言える。すなわち、本実施形態のように、第2のカソード触媒1151が白金とパラジウムから構成されている場合、白金−パラジウム合金が形成され易いことから、第2のカソード触媒1151が第2の導電性炭素粒子1153に担持され易くなる。このため、第2のカソード触媒1151の脱落といったカソード触媒層113の劣化を抑制することができる。なお、図4は、Binary Alloy Phase Diagram, Vol.2 1863頁から引用した状態図である。
図5は本発明の一実施の形態に係る膜電極接合体の作用(その2)を説明するための断面図である。ここで、パラジウムは、その全体の体積に対して935倍の水素を吸蔵することが可能であり、水素イオンの吸蔵能力が高いと言える。このため、パラジウムは、水素イオンを吸蔵、保持するバッファとして作用することができる。この場合、図5に示すように、高分子電解質膜111近傍にパラジウムを含む第2のカソード触媒1151を配することで、燃料電池1のアノードからカソードに向かって流動する水素イオンの一部が第2のカソード触媒1151に選択的に吸蔵される。そして、吸蔵された水素イオンを、酸素濃度の高い第1のカソード触媒層114側に向けて適宜放出、利用することで、酸素濃度の低い高分子電解質膜111近傍に水素イオンが留まるのを抑制し、酸素濃度の高い第1のカソード触媒層114側で水素イオンと酸化剤との反応がより一層促進されるため、燃料電池1の発電反応を安定させることができる。これにより、燃料電池1の電池性能の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、第2のカソード触媒1151におけるパラジウムの含有率を40重量%〜90重量%に設定している。このため、高分子電解質膜111近傍に存在するパラジウムによりメタノールと酸化剤との反応が抑制されると共に、高分子電解質膜111近傍に存在する白金により水素イオンと酸化剤との反応が促進されて、燃料電池1の発電効率の低下をより一層抑制することができる。これにより、燃料電池1の電池性能の低下をさらに抑制することができる。
なお、以上に説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
図6は本発明の他の実施の形態に係る燃料電池内の温度分布を説明するための概略図、図7は本発明の他の実施の形態に係るカソード触媒層を示す断面図(図6のVII-VII断面図)である。
図6に示す燃料電池1は、アノードセパレータ14及びカソードセパレータ15の流路16、17の形状がサーペンタイン形状であり、水平面に載置された燃料電池1のアノード流路16及び膜電極接合体11を正面から見た図である。この図に示すように、膜電極接合体11では、メタノールが、アノード触媒層112の全域に行き渡るように、燃料電池1の燃料供給口から燃料排出口へ流れる。ここで、メタノールの濃度は、燃料供給口から燃料排出口へ向かうに従って、次第に低下する。そのため、燃料電池1の燃料供給口の近傍の領域Aでは、燃料電池1の燃料排出口の近傍と比較して、高濃度のメタノールがアノード触媒層112に供給されることから、高温になる可能性が高い。
また、膜電極接合体11の放熱性は、膜電極接合体11の中心部に向かうに従って、膜電極接合体11の外部(燃料供給口または燃料排出口)との距離が大きくなることから、次第に低下する。そのため、膜電極接合体11の中心部Bは、熱が膜電極接合体11の外部に放出されずに残留するため、膜電極接合体11の外周部と比較して、高温になる可能性が高い。
ここで、膜電極接合体11の高温領域では、温度の上昇により高分子電解質膜111における燃料の透過性が上昇するため、メタノールのクロスオーバー現象が発生し易い。したがって、本実施形態では、図7に示すように、第2のカソード触媒層115は、白金とパラジウムから構成される第2のカソード触媒1151Aを含む第1の領域115Aと、白金からなる第2のカソード触媒1151B(すなわち、パラジウムを含まない第2のカソード触媒1151B)を含む第2の領域115Bと、を含んでいる。第1の領域115Aは、例えば、領域A及び中心部B等の膜電極接合体11の高温となり易い領域に対応して配され、第2の領域115Bは、上記の領域A及び中心部B以外の領域として、例えば、燃料電池1の燃料排出口や膜電極接合体11の外周部等の高温になり難い領域に対応して配されている。
以上のように、本実施形態に係る第2のカソード触媒層115では、カソード触媒層113の高温になり難く、クロスオーバー現象が発生し難い領域を、白金を含む第2のカソード触媒1151Bを含む第2の領域115Bとしている。これにより、クロスオーバー現象が発生し難い第2の領域115Bにおけるメタノールと酸化剤との反応を促進することができ、燃料電池1の電池性能を向上させることができる。
また、例えば、上述の実施形態では、ダイレクトメタノール型燃料電池を例に挙げて本発明を説明したが、本発明は、他の個体高分子型燃料電池(例えば、燃料として水素を用いたもの)にも適用できる。
以下に、本発明をさらに具体化した実施例及び比較例により本発明の効果を確認した。以下の実施例及び比較例は、上述した実施形態における燃料電池の電池性能の低下の抑制効果を確認するためのものである。
<実施例1>
高分子電解質膜として、厚さ25.4μmのパーフルオロカーボン材料(米国DuPont社製のNafion117(商品名、登録商標))を準備した。次いで、高分子電解質膜の一方主面に、アノード触媒層を形成するための触媒インク(イオノマー、水、有機溶剤からなる混合液体にアノード触媒(白金−ルテニウム触媒(白金の含有率は50重量%、ルテニウムの含有率は50重量%))を導電性炭素粒子に担持したものが分散されたもの)をスクリーン印刷により塗布した。高分子電解質膜の他方主面には、第2のカソード触媒層を形成するための触媒インク(イオノマー、水、有機溶剤からなる混合液体に第2のカソード触媒(白金−パラジウム触媒(白金の含有率は80重量%、パラジウムの含有率は20重量%))を導電性炭素粒子に担持したものが分散されたもの)をスクリーン印刷により塗布し、塗布された第2のカソード触媒層を形成するための触媒インク上に第1のカソード触媒層を形成するための触媒インク(イオノマー、水、有機溶剤からなる混合液体に第1のカソード触媒(白金触媒)を導電性炭素粒子に担持したものが分散されたもの)をスクリーン印刷により塗布した。次いで、触媒インクが塗布された高分子電解質膜を180℃、1時間の条件で乾燥させた。この結果、厚さ30μmのアノード触媒層が形成され、厚さ15μmの第1のカソード触媒層と、厚さ15μmの第2のカソード触媒層(カソード触媒層としては、30μm)が形成された試験サンプルを得た。
なお、実施例1において、第2のカソード触媒におけるパラジウムの含有率は、以下の方法により求めた。すなわち、所定量の第2の触媒層を王水等の強酸に浸漬させて溶解し、pH調整を行い、得られた白金とパラジウムの混合塩酸酸性溶液にアリルアルコールを加え、室温で放置することで、パラジウムイオンを金属パラジウムに還元し、得られた金属パラジウムを洗浄した後、金属パラジウムの質量を測定した。また、金属パラジウムを選択的に抽出した後の残余の溶液に対して、水酸化ナトリウム及び蟻酸を加えて加熱することで、白金イオンを金属白金に還元し、得られた金属白金を洗浄した後、金属白金の質量を測定した。そして、得られた金属パラジウムの質量を金属パラジウムの質量と金属白金の質量との合計値により除し、さらに100を乗じたものを、第2のカソード触媒におけるパラジウムの含有率(重量%)とした。
この実施例1において、得られた試験サンプルを発電セル(JARI(日本自動車研究所)製の標準セル)に搭載し、発電セルの温度を80℃に設定し、メタノールの濃度が3%となる液体燃料を供給し、燃料電池を運転した。この場合における燃料電池の発電効率[mW/cm]を測定した。結果を図8に示す。また、燃料電池の運転開始から燃料電池の出力が10%低下するまでの時間[hr](以下、燃料電池の出力低下時間とも称する。)を測定した。結果を図9に示す。
<実施例2>
実施例2では、第2のカソード触媒における白金の含有率が60重量%、パラジウムの含有率が40重量%であること以外は、実施例1に係る試験サンプルと同様にして試験サンプルを作製した。
この試験サンプルについても、実施例1と同様にして試験を行った。実施例2における燃料電池の発電効率[mW/cm]の測定結果を図8に示す。また、燃料電池の出力低下時間の測定結果を図9に示す。
<実施例3>
実施例3では、第2のカソード触媒における白金の含有率が40重量%、パラジウムの含有率が60重量%であること以外は、実施例1に係る試験サンプルと同様にして試験サンプルを作製した。
この試験サンプルについても、実施例1と同様にして試験を行った。実施例3における燃料電池の発電効率[mW/cm]の測定結果を図8に示す。また、燃料電池の出力低下時間の測定結果を図9に示す。
<実施例4>
実施例4では、第2のカソード触媒における白金の含有率が20重量%、パラジウムの含有率が80重量%であること以外は、実施例1に係る試験サンプルと同様にして試験サンプルを作製した。
この試験サンプルについても、実施例1と同様にして試験を行った。実施例4における燃料電池の発電効率[mW/cm]の測定結果を図8に示す。また、燃料電池の出力低下時間の測定結果を図9に示す。
<比較例1>
比較例1では、第2のカソード触媒における白金の含有率が100重量%であること(すなわち、第2のカソード触媒においてパラジウムを含まない)以外は、実施例1に係る試験サンプルと同様にして試験サンプルを作製した。
この試験サンプルについても、実施例1と同様にして試験を行った。比較例1における燃料電池の発電効率[mW/cm]の測定結果を図8に示す。また、燃料電池の出力低下時間の測定結果を図9に示す。
<比較例2>
比較例2では、第2のカソード触媒におけるパラジウムの含有率が100重量%であること(すなわち、第2のカソード触媒において白金を含まない)以外は、実施例1に係る試験サンプルと同様にして試験サンプルを作製した。
この試験サンプルについても、実施例1と同様にして試験を行った。比較例2における燃料電池の発電効率[mW/cm]の測定結果を図8に示す。また、燃料電池の出力低下時間の測定結果を図9に示す。
<実施例、比較例の評価>
図8に示すように、第2のカソード触媒が白金とパラジウムから構成された実施例1〜4においては、第2のカソード触媒が白金のみを含む(パラジウムを含まない)比較例1と比較して、高い発電効率(具体的には、25[mW/cm]以上)を得られており、燃料電池の電池性能が低下し難いことが確認できる。
また、図9に示すように、第2のカソード触媒が白金とパラジウムから構成された実施例1〜4においては、第2のカソード触媒がパラジウムのみを含む(白金を含まない)比較例2と比較して、燃料電池の運転開始から燃料電池の出力の低下が生じ難く(具体的には、燃料電池の出力低下時間が315時間以上)、燃料電池の電池性能が低下し難いことが確認できる。
特に、実施例2〜4の結果から、第2のカソード触媒におけるパラジウムの含有率を40重量%〜90重量%に設定することで、より高い発電効率が得られると共に、燃料電池の出力の低下が生じ難いことが確認できる。
すなわち、実施例1〜4の結果から、第2のカソード触媒が白金とパラジウムから構成されていることで、高い発電効率が得られると共に、燃料電池の出力の低下が生じ難く、燃料電池の電池性能の低下の要請を適切に実現できるものであることが確認できる。
1…燃料電池
11…膜電極接合体
111…高分子電解質膜
111a…上面
111b…下面
112…アノード触媒層
113…カソード触媒層
114…第1のカソード触媒層
1141…第1の触媒
1142…第1の高分子物質
1143…第1の導電性炭素粒子
115…第2のカソード触媒層
1151…第2の触媒
1152…第2高分子物質
1153…第2の導電性炭素粒子
116…アノードガス拡散層
117…カソードガス拡散層
12・・・アノード集電体
13・・・カソード集電体
14・・・アノードセパレータ
15・・・カソードセパレータ
16・・・アノード流路
17・・・カソード流路
18・・・ガスケット

Claims (3)

  1. 高分子電解質膜と、
    前記高分子電解質膜の一方主面に設けられたアノード触媒層と、
    前記高分子電解質膜の他方主面に設けられたカソード触媒層と、
    前記アノード触媒層上に設けられたアノードガス拡散層と、
    前記カソード触媒層上に設けられたカソードガス拡散層と、を備える膜電極接合体であって、
    前記カソード触媒層は、
    前記カソードガス拡散層に接するように設けられ、白金を含む第1のカソード触媒を含む第1のカソード触媒層と、
    前記高分子電解質膜と前記第1のカソード触媒層との間に介在し、白金とパラジウムを含む第2のカソード触媒を含む第2のカソード触媒層と、を含む膜電極接合体。
  2. 請求項1に記載の膜電極接合体であって、
    ダイレクトメタノール型燃料電池に用いられる膜電極接合体。
  3. 請求項1又は2に記載の膜電極接合体であって、
    前記第2のカソード触媒におけるパラジウムの含有率が、40重量%〜90重量%である膜電極接合体。
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