JP2018060407A - 情報処理装置および情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ヘアサロンの運営をより的確に支援することを目的とする。【解決手段】一実施形態に係る情報処理装置は算出部および送信部を備える。算出部は、ヘアサロンの従業員数および売上を記憶するデータベースを参照して、該従業員数および売上に基づいて該ヘアサロンの従業員一人当たりの生産性を算出する。送信部は、生産性を含む分析データをヘアサロンの端末に送信することで該端末に該分析データを表示させる。【選択図】図6
Description
本発明の一側面は、ヘアサロンの運営を支援するための情報処理装置および情報処理プログラムに関する。
ヘアサロンを支援するコンピュータシステムが従来から知られている。例えば、特許文献1には、多店舗展開の美容サロンで運用されるPOSシステムで各店舗の各種データを一元管理する美容支援システムが記載されている。このシステムは、ネットワークで接続されたPC端末を介して顧客管理および販売管理をおこなうPOSシステムと、ウェブカメラ、ディスプレイ、タッチモニタを介して美容情報管理をおこなうフォトスタジオシステムとを中央制御装置によって一元管理する。
上記の美容支援システムは売上データを参照および分析する機能を有する。しかし、ヘアサロンが提供するサービスは労働集約型であることから、このようなサービスの特性を考慮してヘアサロンの運営をより的確に支援することが望まれている。
本発明の一側面に係る情報処理装置は、ヘアサロンの従業員数および売上を記憶するデータベースを参照して、該従業員数および売上に基づいて該ヘアサロンの従業員一人当たりの生産性を算出する算出部と、生産性を含む分析データをヘアサロンの端末に送信することで該端末に該分析データを表示させる送信部とを備える。
本発明の一側面に係る情報処理プログラムは、ヘアサロンの従業員数および売上を記憶するデータベースを参照して、該従業員数および売上に基づいて該ヘアサロンの従業員一人当たりの生産性を算出する算出ステップと、生産性を含む分析データをヘアサロンの端末に送信することで該端末に該分析データを表示させる送信ステップとをコンピュータに実行させる。
このような側面においては、ヘアサロンの従業員一人当たりの生産性を含むデータが該ヘアサロンの端末に表示される。本発明者らは、労働集約型産業であるヘアサロンの運営を的確に支援するためには、従業員一人当たりの生産性を把握することが有効であることを見出した。ヘアサロンの従業員数および売上に基づいて該生産性を求め、その生産性を示す分析データをヘアサロンに提供することで、ヘアサロンの運営をより的確に支援することができる。
本発明の一側面によれば、ヘアサロンの従業員一人当たりの生産性を示すデータを該ヘアサロンに提供することで、ヘアサロンの運営をより的確に支援することができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一または同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1〜図7を参照しながら、実施形態に係る情報処理システム1の機能および構成を説明する。情報処理システム1は、ヘアサロンの運営を支援するためのコンピュータシステムである。「ヘアサロン」は、ヘアスタイリングのサービスを提供する店舗であり、美容室および理容室の双方を含む概念である。
図1は情報処理システム1の全体構成を示す。この図に示すように、情報処理システム1はサーバ10、データベース20、1以上のサロン端末30、および1以上の営業員端末40を備える。これらの装置はインターネットやLANなどの通信ネットワークNを介して他の装置との間でデータ通信を行うことができる。図1は二つのサロン端末30および二つの営業員端末40を示すが、サロン端末30および営業員端末40の台数は何ら限定されない。
サーバ10は、ヘアサロンの運営を支援するための情報をサロン端末30または営業員端末40に提供するコンピュータ(情報処理装置)である。サーバ10の一般的なハードウェア構成を図2に示す。この図に示すように、サーバ10は、オペレーティングシステムやアプリケーション・プログラムなどを実行するプロセッサ101と、ROM及びRAMで構成される主記憶部102と、ハードディスクやフラッシュメモリなどで構成される補助記憶部103と、ネットワークカードあるいは無線通信モジュールで構成される通信制御部104と、キーボードやマウスなどの入力装置105と、モニタなどの出力装置106とを備える。後述するサーバ10の各機能要素は、プロセッサ101または主記憶部102の上に所定のソフトウェアを読み込ませてそのソフトウェアを実行させることで実現される。プロセッサ101はそのソフトウェアに従って、通信制御部104、入力装置105、または出力装置106を動作させ、主記憶部102または補助記憶部103におけるデータの読み出し及び書き込みを行う。処理に必要なデータまたはデータベースは主記憶部102または補助記憶部103内に格納される。
データベース20は、プロセッサまたは外部のコンピュータからの任意のデータ操作(例えば、抽出、追加、削除、上書きなど)に対応できるように、情報処理システム1での処理に必要なデータを記憶する装置または機能である。データベース20の実装方法は限定されず、例えばデータベース管理システムでもよいし、テキストファイルでもよい。本実施形態では、データベース20はサロンテーブル21、売上テーブル22、および顧客テーブル23を備える。
サロンテーブル21は、ヘアサロンの基本情報であるサロン情報を記憶する領域である。図3はサロン情報の例を示す。本実施形態では、サロン情報の各レコードはサロンIDおよびサロン属性を含む。サロンIDはヘアサロンを一意に特定する識別子である。サロン属性はヘアサロンの特徴を示す値の集合であり、例えば名称、住所、電話番号、従業員数、営業日、売上に関する各種の目標値(例えば、売上金額、客数、および生産性の目標値)を含む。
売上テーブル22は、各ヘアサロンの日別の売上を示す売上情報を記憶する領域である。図4は売上情報の例を示す。本実施形態では、売上情報の各レコードはサロンID、売上日、売上金額、サービス種別、サービス売上金額、および商品売上金額を含み、サロンIDと売上日との組合せにより識別される。売上日は売上が計上された日にちである。売上金額は一日の売上金額の合計である。この売上金額は、サービス(ヘアスタイリング)の提供により得られたサービス売上金額と、整髪料などの商品(有体物)を販売することで得られた商品売上金額との合計である。サービス種別は、提供されたサービスの種類を示すデータ項目であり、例えば、パーマ、カット、カラーリング、ヘッドスパ、トリートメントなどを示す値がこのデータ項目に記憶される。サービス売上金額はサービス種別毎の売上金額である。
顧客テーブル23は、各ヘアサロンの日別の客数を示す顧客情報を記憶する領域である。図5は顧客情報の例を示す。本実施形態では、顧客情報の各レコードはサロンID、売上日、客数、次回予約数、および指名数を含み、サロンIDと売上日との組合せにより識別される。客数は一日の来店客の数である。次回予約数は、次回の利用を予約した客の数である。指名数は、特定の従業員を指名してヘアサロンを利用した客の数である。
なお、データベース20内の各テーブルおよび各レコードの構成は上記のものに限定されず、各テーブルに対して任意の正規化または冗長化を行ってよい。
サロン端末30は、ヘアサロンの従業員が所有または利用するコンピュータである。すなわち、サロン端末30はヘアサロンの端末である。営業員端末40は、ヘアサロンの運営を支援する営業員が所有または利用するコンピュータである。サロン端末30および営業員端末40は共に、ヘアサロンの運営の支援に寄与し得る分析データをサーバ10から受信して表示し、これにより、端末のユーザはその情報を得ることができる。サロン端末30および営業員端末40の例として、タブレット端末および高機能携帯電話機(スマートフォン)などの携帯端末と、据置型または携帯型のパーソナルコンピュータとが挙げられるが、サロン端末30または営業員端末40として用いられる機器は限定されない。サロン端末30および営業員端末40には、分析データを得るための所定のアプリケーション・プログラムが実装される。このアプリケーション・プログラムは何ら限定されず、例えばウェブ・ブラウザであってもよいし、任意のプログラム言語で作成された専用のクライアント・アプリケーションであってもよい。サロン端末30および営業員端末40のハードウェア構成は、図2に示すサーバ10のものと基本的に同様であるが、当然ながら、具体的なハードウェア部品はサーバ10と異なり得る。例えば、サロン端末30または営業員端末40はタッチパネルを入力装置および出力装置として備えてもよい。
続いて、図6を参照しながら、サーバ10の機能構成を詳しく説明する。サーバ10は機能的構成要素として受信部11、算出部12、および送信部13を備える。
受信部11は、サロン端末30または営業員端末40から、分析データを要求する信号(以下では「要求信号」という)を受信する機能要素である。要求信号は、分析データを生成する条件として用いられる値(検索条件)を含むデータ信号である。本実施形態では、要求信号はヘアサロンを特定するためのサロンIDを少なくとも含み、分析データの集計期間を指定するためのデータをさらに含んでもよい。受信部11は要求信号に含まれるこれらの検索条件を算出部12に出力する。
算出部12は、データベース20に記憶されているサロン情報、売上情報、または顧客情報を読み出し、これらの情報を用いて、分析データを構成するデータ(値)を算出する機能要素である。算出部12は、入力された検索条件(例えばサロンID)に合致するサロン情報、売上情報、または顧客情報をデータベース20から読み出し、これらの情報を用いて、分析データを構成する様々な値を算出する。
例えば、算出部12は下記のデータ(値)を算出する。ここで、下記の集計期間の具体的な長さは限定されず、例えば、1年間でもよいし、1ヵ月間でもよいし、1時間でもよい。また、複数の集計期間が設定されてもよい。例えば、「2016年」という一年間と「2016年8月」という1ヵ月間という二つの集計期間が設定されてもよいし、「2016年8月」および「2015年8月」という二つの集計期間が設定されてもよい。上述したように、集計期間はサロン端末30または営業員端末40において指定されてもよい。要求信号が集計期間を含まないのであれば、算出部12が任意のルールに従って集計期間を設定してもよい。例えば、算出部12は現在の日にちに対応する年または月を集計期間として設定してもよい。
例えば、算出部12は下記の各種目標値を、サロン情報で示される値をそのまま用いたり、サロン情報で示される2以上の値に基づいて計算したりすることで得る。
・集計期間における目標売上金額(円)Ts:サービス売上金額と商品売上金額の合計金額(ヘアサロン全体での売上金額)の目標値
・集計期間における目標客数(人)Tg:客数の目標値
・集計期間における目標生産性(円)Te:従業員一人当たりの売上金額(合計売上金額)の目標値
・集計期間における目標単価(円)Tu:客一人当たりの売上金額の目標値
・集計期間における目標次回予約率(%)Tn:客が次回の利用を予約した割合の目標値・集計期間における目標指名率(%)Td:客が従業員を指名した割合の目標値
・集計期間における目標商品売上金額(円)Tp:商品売上金額の目標値
・集計期間における目標売上金額(円)Ts:サービス売上金額と商品売上金額の合計金額(ヘアサロン全体での売上金額)の目標値
・集計期間における目標客数(人)Tg:客数の目標値
・集計期間における目標生産性(円)Te:従業員一人当たりの売上金額(合計売上金額)の目標値
・集計期間における目標単価(円)Tu:客一人当たりの売上金額の目標値
・集計期間における目標次回予約率(%)Tn:客が次回の利用を予約した割合の目標値・集計期間における目標指名率(%)Td:客が従業員を指名した割合の目標値
・集計期間における目標商品売上金額(円)Tp:商品売上金額の目標値
また、算出部12は下記の各種実績値を、サロン情報、売上情報、または顧客情報に基づく計算により得る。
・集計期間における売上合計(円)As:サービス売上金額と商品売上金額の合計金額(ヘアサロンでの売上金額の合計)の実績値
・集計期間における客数(人)Ag:客数の実績値
・集計期間における生産性(円)Ae:従業員一人当たりの売上金額(合計売上金額)の実績値
・集計期間における単価(円)Au:客一人当たりの売上金額の実績値
・集計期間における次回予約率(%)An:客が次回の利用を予約した割合の実績値
・集計期間における指名率(%)Ad:客が従業員を指名した割合の実績値
・集計期間における商品売上金額(円)Ap:商品売上金額の実績値
・集計期間における売上合計(円)As:サービス売上金額と商品売上金額の合計金額(ヘアサロンでの売上金額の合計)の実績値
・集計期間における客数(人)Ag:客数の実績値
・集計期間における生産性(円)Ae:従業員一人当たりの売上金額(合計売上金額)の実績値
・集計期間における単価(円)Au:客一人当たりの売上金額の実績値
・集計期間における次回予約率(%)An:客が次回の利用を予約した割合の実績値
・集計期間における指名率(%)Ad:客が従業員を指名した割合の実績値
・集計期間における商品売上金額(円)Ap:商品売上金額の実績値
算出部12は、検索条件のサロンIDを含み、かつ売上日が集計期間内である1以上のレコードを売上テーブル22から読み出す。また、算出部12は、検索条件のサロンIDを含み、かつ売上日が集計期間内である1以上のレコードを顧客テーブル23から読み出す。そして、算出部12はこれらのレコードの値を用いて各種の実績値を計算する。例えば、算出部12は下記の計算を実行する。
・売上情報のレコードの売上金額を合算することで売上合計Asを得る。
・顧客情報のレコードの客数を合算することで客数Agを得る。
・売上合計Asを従業員数で割ることで生産性Aeを得る。算出部12は、検索条件のサロンIDに対応するサロン情報を読み出すことで従業員数を得る。
・売上合計Asを客数Agで割ることで単価Auを得る。
・顧客情報のレコードの次回予約数を合算し、その合計値を客数Agで割り、その結果に100を乗ずることで、次回予約率Anを得る。
・顧客情報のレコードの指名数を合算し、その合計値を客数Agで割り、その結果に100を乗ずることで、指名率Adを得る。
・レコードの商品売上金額を合算することで商品売上金額Apを得る。
・売上情報のレコードの売上金額を合算することで売上合計Asを得る。
・顧客情報のレコードの客数を合算することで客数Agを得る。
・売上合計Asを従業員数で割ることで生産性Aeを得る。算出部12は、検索条件のサロンIDに対応するサロン情報を読み出すことで従業員数を得る。
・売上合計Asを客数Agで割ることで単価Auを得る。
・顧客情報のレコードの次回予約数を合算し、その合計値を客数Agで割り、その結果に100を乗ずることで、次回予約率Anを得る。
・顧客情報のレコードの指名数を合算し、その合計値を客数Agで割り、その結果に100を乗ずることで、指名率Adを得る。
・レコードの商品売上金額を合算することで商品売上金額Apを得る。
本明細書における「生産性」とは、ヘアサロンの従業員一人当たりの生産性のことであり、これは、従業員がヘアサロンでの売上にどれだけ寄与しているかを示す値である。本実施形態の特徴の一つはこの生産性を算出する点にある。上記の生産性Te,Aeは売上の全体(サービスおよび商品の双方の売上)に関する生産性を意味する。
算出部12は、目標値に対する実績値の割合を達成率として求めてもよい。例えば、売上金額の達成率は、As/Ts×100で得られる。
上記の計算はあくまでも一例である。算出部12は上記の計算の一部のみを実行してもよく、例えば、上述した生産性のうちの少なくとも一つのみを算出してもよい。また、算出部12は他の計算を実行してもよい。例えば、算出部12はサービス種別(パーマ、カットなど)毎のサービス売上金額を求めてもよい。あるいは、算出部12はサービス売上金額の合計を客数Agで割ることで、サービスの売上単価を求めてもよいし、商品売上金額の合計を客数Agで割ることで、商品の売上単価を求めてもよい。あるいは、算出部12は、サービス売上金額の合計を従業員数で割ることで、サービスの売上に関する生産性を求めてもよいし、商品売上金額の合計を従業員数で割ることで、商品の売上に関する生産性を求めてもよい。あるいは、算出部12は、客数Agを従業員数で割ることで、従業員の労働の程度を示す、客数に関する生産性を求めてもよい。あるいは、算出部12は他の様々な値を従業員数で割ることで、従業員一人当たりの様々な生産性を算出してもよい。さらに、算出部12は、集計期間における全国のヘアサロンの様々な平均値をさらに算出してもよいし、検索条件で示されるものとは異なる特定のヘアサロンのデータをさらに算出してもよい。全国平均または他店舗のデータは、例えば、検索条件で示されるヘアサロンのデータとの比較のために端末に提供される。
このように、算出部12が求める値は何ら限定されない。いずれにしても、算出部12はこれらの計算結果を含む分析データを生成して、その分析データを送信部13に出力する。
送信部13は、要求信号を送ってきたサロン端末30または営業員端末40に分析データ(計算結果)を送信することで、その端末に分析データを表示させる機能要素である。したがって、分析データは要求信号に対する応答である。この送信処理により、サロン端末30または営業員端末40のユーザはその分析データを見て、ヘアサロンの今後の運営について検討することができる。
図7は、サロン端末30または営業員端末40に表示される分析データの例を示す。この例では、分析データは売上合計の達成率と、売上合計、客数、単価、生産性、次回予約率、指名率、および商品売上金額についての目標値および実績値とを含む。上述したように分析データを構成する計算結果は限定されないから、表示される分析データの内容はこの例に限定されない。また、分析データの表示形式も何ら限定されず、例えばグラフを用いて分析データが表されてもよい。
次に、図8を参照しながら、情報処理システム1(特にサーバ10)の動作を説明するとともに本実施形態に係る情報処理方法について説明する。
まず、受信部11がサロン端末30または営業員端末40から要求信号を受信する(ステップS11)。続いて、算出部12がその要求信号に含まれる検索条件を用いて、計算に必要なデータをデータベース20(サロンテーブル21および売上テーブル22)から読み出し、そのデータを用いた計算を行い、計算結果を含む分析データを生成する(ステップS12、算出ステップ)。上述したように、算出部12は様々な値を計算することができるが、本実施形態における特徴は、従業員数および売上に基づいてヘアサロンの従業員一人当たりの生産性を算出する点にある。最後に、送信部13がその分析データを要求信号への応答としてサロン端末30または営業員端末40に送信する(ステップS13)。
次に、図9を参照しながら、サーバ10を実現するための情報処理プログラムP1を説明する。
情報処理プログラムP1は、メインモジュールP10、受信モジュールP11、算出モジュールP12、および送信モジュールP13を備える。メインモジュールP10は、分析データの生成および提供を統括的に制御する部分である。受信モジュールP11、算出モジュールP12、および送信モジュールP13を実行することにより実現される機能はそれぞれ、上記の受信部11、算出部12、および送信部13の機能と同様である。
情報処理プログラムP1は、CD−ROMやDVD−ROM、半導体メモリなどの有形の記録媒体に固定的に記録された上で提供されてもよい。あるいは、情報処理プログラムP1は、搬送波に重畳されたデータ信号として通信ネットワークを介して提供されてもよい。
以上説明したように、本発明の一側面に係る情報処理装置は、ヘアサロンの従業員数および売上を記憶するデータベースを参照して、該従業員数および売上に基づいて該ヘアサロンの従業員一人当たりの生産性を算出する算出部と、生産性を含む分析データをヘアサロンの端末に送信することで該端末に該分析データを表示させる送信部とを備える。
本発明の一側面に係る情報処理プログラムは、ヘアサロンの従業員数および売上を記憶するデータベースを参照して、該従業員数および売上に基づいて該ヘアサロンの従業員一人当たりの生産性を算出する算出ステップと、生産性を含む分析データをヘアサロンの端末に送信することで該端末に該分析データを表示させる送信ステップとをコンピュータに実行させる。
本発明の一側面に係る情報処理方法は、プロセッサを備える情報処理装置により実行される情報処理方法であって、ヘアサロンの従業員数および売上を記憶するデータベースを参照して、該従業員数および売上に基づいて該ヘアサロンの従業員一人当たりの生産性を算出する算出ステップと、前記生産性を含む分析データを前記ヘアサロンの端末に送信することで該端末に該分析データを表示させる送信ステップとを含む。
このような側面においては、ヘアサロンの従業員一人当たりの生産性を含むデータが該ヘアサロンの端末に表示される。労働集約型産業であるヘアサロンの運営を的確に支援するためには、従業員一人当たりの生産性を把握することが有効である。ヘアサロンの従業員数および売上に基づいて該生産性を求め、その生産性を示す分析データをヘアサロンに提供することで、ヘアサロンの運営をより的確に支援することができる。ヘアサロンの従業員は、その分析データを通じて、自店舗の問題や将来の運営などの様々な事項を検討することができる。
他の側面に係る情報処理装置では、生産性が、サービスの売上と、商品の売上と、サービスおよび商品の双方の売上とのうちの少なくとも一つに関してもよい。このような売上に関する生産性を示す分析データをヘアサロンに提供することで、ヘアサロンの運営をより的確に支援することができる。
他の側面に係る情報処理装置では、データベースが、次回の利用を予約した客の数と、ヘアサロンの従業員を指名した客の数とのうちの少なくとも一つをさらに記憶し、算出部が、データベースを参照して、客が次回の利用を予約した割合である次回予約率と、客がヘアサロンの従業員を指名した割合である指名率とのうちの少なくとも一つをさらに算出し、送信部が、次回予約率および指名率のうちの少なくとも一つをさらに含む分析データを送信してもよい。次回予約率および指名率は共に、ヘアサロンの運営の重要な指針の一つであるといえる。このような値も分析データに含めてヘアサロンに提供することで、ヘアサロンの運営をより的確に支援することができる。
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
上記実施形態ではサーバ10がサロン端末30または営業員端末40からの要求信号に応答して計算を実行し分析データを該端末に送信したが、情報処理装置(サーバ)は分析データを各端末(例えば各サロン端末)にプッシュ配信してもよい。具体的には、サーバは端末から要求信号を受信することなく、定期的にバッチ処理で、各ヘアサロンの分析データを生成してその分析データを各サロン端末に送信してもよい。すなわち、情報処理装置は受信部を備えなくてもよい。
情報処理システム1はサロン端末30および営業員端末40のどちらか一方のみを備えてもよい。したがって、サーバ10はサロン端末30および営業員端末40のどちらか一方にのみ分析データを送信してもよい。
少なくとも一つのプロセッサにより実行される情報処理装置での処理手順は上記実施形態での例に限定されない。例えば、情報処理装置は上記したステップ(処理)の一部を省略してもよいし、別の順序で各ステップを実行してもよい。また、上記したステップのうちの任意の2以上のステップが組み合わされてもよいし、ステップの一部が修正又は削除されてもよい。あるいは、情報処理装置は上記の各ステップに加えて他のステップを実行してもよい。
1…情報処理システム、10…サーバ、20…データベース、30…サロン端末、40…営業員端末、21…サロンテーブル、22…売上テーブル、23…顧客テーブル、11…受信部、12…算出部、13…送信部、P1…情報処理プログラム、P10…メインモジュール、P11…受信モジュール、P12…算出モジュール、P13…送信モジュール。
Claims (4)
- ヘアサロンの従業員数および売上を記憶するデータベースを参照して、該従業員数および売上に基づいて該ヘアサロンの従業員一人当たりの生産性を算出する算出部と、
前記生産性を含む分析データを前記ヘアサロンの端末に送信することで該端末に該分析データを表示させる送信部と
を備える情報処理装置。 - 前記生産性が、サービスの売上と、商品の売上と、サービスおよび商品の双方の売上とのうちの少なくとも一つに関する、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記データベースが、次回の利用を予約した客の数と、前記ヘアサロンの従業員を指名した客の数とのうちの少なくとも一つをさらに記憶し、
前記算出部が、前記データベースを参照して、客が次回の利用を予約した割合である次回予約率と、客が前記ヘアサロンの従業員を指名した割合である指名率とのうちの少なくとも一つをさらに算出し、
前記送信部が、前記次回予約率および前記指名率のうちの少なくとも一つをさらに含む前記分析データを送信する、
請求項1または2に記載の情報処理装置。 - ヘアサロンの従業員数および売上を記憶するデータベースを参照して、該従業員数および売上に基づいて該ヘアサロンの従業員一人当たりの生産性を算出する算出ステップと、
前記生産性を含む分析データを前記ヘアサロンの端末に送信することで該端末に該分析データを表示させる送信ステップと
をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
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