JP2018059985A - 調光窓 - Google Patents

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裕 速水
幸太郎 末永
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幸太郎 末永
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Abstract

【課題】電圧非印加時に透明状態を呈し、低消費電力であると共に、透明状態において斜め方向から見た場合の透明性が高い調光窓を提供すること。
【解決手段】本発明の調光窓は、第1及び第2の透明基板11、21と、第1及び第2の透明基板11、21のそれぞれの一方の主面に形成された第1及び第2の透明電極12、22と、対向配置された第1及び第2の透明電極12、22の間に挟持された液晶層50と、を備え、液晶層50が、動的散乱モードで駆動するネマティック液晶から構成されており、第1及び第2の透明電極12、22への電圧非印加時に透明状態を呈し、電圧印加時に散乱状態を呈する、調光窓材を有する。

【選択図】図1

Description

この発明は、調光窓に関し、特に電圧非印加時に透明状態を呈し、電圧印加時に散乱状態を呈す調光窓に関する。
LCPC(Liquid Crystal Polymer Composite)、PDLC(Polymer Dispersed Liquid Crystal)、NCAP(Nematic Curvilinear Aligned Phase)等、液晶と硬化物との複合体を備えた液晶光学素子(以下、液晶/硬化物複合体素子という)が知られている。一般的に、液晶/硬化物複合体素子では、硬化物相中にネマティック液晶が均一に分散しており、電圧を印加して硬化物相と液晶相の屈折率の一致/不一致を切り替えることにより、光の透明状態/散乱状態を切り替えることができる。この液晶/硬化物複合体素子は、原理的に偏光板を必要としないため、光透過率が高い。このため、例えば、自動車のサンルーフ、文字や模様を表示できるショーウィンドウ等の調光窓に適している。
このような液晶/硬化物複合体素子は、通常、電圧非印加時に散乱状態を呈し、電圧印加時に透明状態を呈す。そのため、主に透明状態で使用する調光窓では、消費電力が高くなってしまう。
これに対して、電圧非印加時に透明状態を呈し、電圧印加時に散乱状態を呈す、いわゆるリバースモードの液晶/硬化物複合体素子も報告されている(特許文献1〜3)。
ところで、近年のテレビやPC(Personal Computer)モニタなどの一般的な液晶表示装置では、偏光板を必要とするツイストネマティック(TN:Twisted Nematic)液晶が主に用いられている。液晶表示装置開発の歴史においてTN液晶が開発される以前には、配向されたネマティック液晶に対して電圧を印加する動的散乱モード(DSM:Dynamic Scattering Mode)液晶素子が、例えば電卓などに用いられていた(特許文献4〜6)。DSM液晶素子は、偏光板を必要とせず、電圧非印加時に透明状態を呈し、電圧印加時に散乱状態を呈すことが知られている。
国際公開第2015/199148号 国際公開第2015/022980号 国際公開第2014/103039号 特開昭60−024152号公報 特開昭60−027707号公報 特開昭60−030718号公報
上述の液晶/硬化物複合体素子では、通常20mass%以上の硬化物を含有している。ここで、液晶相が複数の屈折率を有するのに対し、硬化物相は通常単一の屈折率のみを有するため、大型の調光窓に適用する場合などには、屈折率が一致している方向以外では、透明状態における透明性が低いという問題があった。すなわち、透明状態において、パネルに対し垂直方向から見た場合にはパネルは透明に見えるが、斜め方向から見た場合にはパネルが充分に透明に見えないという問題があった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、電圧非印加時に透明状態を呈し、透明時が多い用途で低消費電力であると共に、透明状態において斜め方向から見た場合の透明性が高い調光窓を提供することを目的とする。
本発明は前記の課題を解決するためになされたものであり、以下の発明を提供する。
[1]第1及び第2の透明基板と、前記第1及び第2の透明基板のそれぞれの一方の主面に形成された第1及び第2の透明電極と、対向配置された前記第1及び第2の透明電極の間に挟持された液晶層と、を備え、前記液晶層が、動的散乱モードで駆動するネマティック液晶から構成されており、前記第1及び第2の透明電極への電圧非印加時に透明状態を呈し、電圧印加時に散乱状態を呈する、調光窓材を有する調光窓。
これにより、電圧非印加時に透明状態を呈し、透明時が多い用途で低消費電力であると共に、透明状態において斜め方向から見た場合の透明性が高い調光窓が得られる。
[2]前記調光窓材の前記第1の透明基板が、第1の透明樹脂層を介して第3の透明基板に貼り合わされており、前記第3の透明基板は、前記第1の透明基板よりも板厚が厚い、[1]に記載の調光窓。これにより、耐久性が向上する。
[3]前記第1の透明樹脂層が、紫外線吸収剤を含有している、[2]に記載の調光窓。これにより、耐紫外線性が向上する。
[4]前記調光窓材の前記第2の透明基板が、第2の透明樹脂層を介して第4の透明基板に貼り合わされており、前記第4の透明基板は、前記第2の透明基板よりも板厚が厚い、[2]又は[3]に記載の調光窓。これにより、耐久性がさらに向上する。
[5]第2の透明樹脂層が、紫外線吸収剤を含有している、[4]に記載の調光窓。これにより、耐紫外線性がさらに向上する。
[6]前記液晶層は、負の誘電率異方性を示すネマティック液晶と有機塩を含む、[1]〜[5]のいずれか一項に記載の調光窓。液晶層の比抵抗を低減し、駆動電圧を低くすることができる。
[7]前記ネマティック液晶は、比抵抗が3×10Ω・cm以下である、[1]〜[6]のいずれか一項に記載の調光窓。DSM駆動の駆動電圧を低くすることができる。
本発明に係る調光窓は、パーテーションやスクリーンに好適である。
本発明により、電圧非印加時に透明状態を呈し、透明時が多い用途で低消費電力であると共に、透明状態において斜め方向から見た場合の透明性が高い調光窓を提供できる。
本発明の第1の実施形態に係る調光窓の構成を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る調光窓の製造フローの一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る調光窓の構成を模式的に示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る調光窓の構成を模式的に示す図である。 実施例及び比較例に係る調光窓における透過率の電圧依存性を比較して示したグラフである。
以下に、本発明の実施形態について説明する。ただし、本発明が以下の実施形態に限定される訳ではない。本発明の調光窓は、以下の実施形態で具体的に説明した部材以外の部材を備えてもよい。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る調光窓の構成の一例を模式的に示す断面図である。図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る調光窓1は、調光窓材のみからなる。第1の実施形態において、調光窓材は、第1の透明基板11、第1の透明電極12、第1の絶縁膜13、第1の配向膜14、第2の透明基板21、第2の透明電極22、第2の絶縁膜23、第2の配向膜24、シール材30、スペーサ40及びDSM液晶層50を備えている。
具体的には、互いに対向配置された第1の透明基板11と第2の透明基板21との間にDSM液晶層50が挟持されている。第1の透明基板11に形成された第1の透明電極12と、第2の透明基板21に形成された第2の透明電極22とを介してDSM液晶層50に電圧が印加される。DSM液晶層50は、電圧非印加時に透明状態を呈し、電圧印加時に散乱状態すなわち白濁状態を呈す。
第1及び第2の透明基板11、21は絶縁基板であり、例えば、ガラス基板や、ポリエチレンテレフタレート,ポリカーボネート、塩化ビニル、アクリル樹脂などからなる樹脂基板等が用いられる。
上述の通り、第1の実施形態に係る調光窓1は、調光窓材のみからなる。そのため、組立のハンドリング性を担保する観点から、第1及び第2の透明基板11、21の少なくも一方は、それ自身が自立できる程度の剛性を有する程度の板厚を有することが好ましい。たとえば、第1及び第2の透明基板11、21の板厚は、2〜10mmが好ましい。
第1の透明基板11の内面上には、複数の第1の透明電極12がストライプ状に形成されている。一方、第2の透明基板21の内面上には、複数の第2の透明電極22がストライプ状に形成されている。なお。複数の第2の透明電極22は、複数の第1の透明電極12に対して略直交して交差するように形成されている。第1及び第2の透明電極12、22は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)からなる。電極の形状は直交するストライプ状のものに限られることはなく、基板面全体が一つの電極であってもよく、特定のマークやキャラクターを表示できるものでもよい。
第1及び第2の絶縁膜13、23は、各々第1及び第2の透明電極12、22を覆うように形成されている。第1及び第2の絶縁膜13、23は、異物などによる短絡を防止するため電気絶縁性ものであり、SiO、TiO、Al等の金属酸化物やその他の絶縁性物質からなる。なお、第1及び第2の絶縁膜13、23は形成されていなくてもよい。
第1及び第2の絶縁膜13、23上には各々第1及び第2の配向膜14、24が形成されている。第1及び第2の配向膜14、24は、DSM液晶層50を所定の方向に配向させるため、DSM液晶層50と接するように形成されている。ここで、透明基板11、21のそれぞれに形成された配向膜のうち、少なくとも一方は、液晶を透明基板11、21の内面に垂直に配向させることが好ましい。具体的には、プレチルト角60°以上の配向膜とすることが好ましく、プレチルト角80°以上の配向膜がより好ましく、プレチルト角85°以上の配向膜が特に好ましい。これにより、ラビング処理を行わなくても、DSM液晶層50を構成するネマティック液晶を均一に配向させることができる。
シール材30は、第1及び第2の透明基板11、21の間において、第1及び第2の透明基板11、21の周縁に沿って形成されている。第1及び第2の透明基板11、21は、シール材30により接合されている。シール材30の材料には、例えば、紫外線硬化樹脂や熱硬化性樹脂が用いられる。第1及び第2の透明基板11、21の内面間距離すなわちDSM液晶層50の厚さ(セルギャップ)は一定であり、シール材30の高さは、第1及び第2の透明基板11、21の内面間の距離と等しくなっている。
図1の調光窓1はフラットな形状であるが、本発明の調光窓はフラットな形状に限られず、用途によっては一部又は全部に曲率を有していてもよい。すなわち、3次元の形状であってもよい。ただし、この場合においても、第1及び第2の透明基板11、21の内面間距離すなわちDSM液晶層50の厚さ(セルギャップ)は一定である。
スペーサ40は、第1及び第2の透明基板11、21とシール材30に囲われた空間内に、均一に散布されている。スペーサ40は、セルギャップを制御する。セルギャップすなわちスペーサ40の直径は4〜100μmが好ましく、6〜30μmがさらに好ましい。セルギャップが小さすぎると透明状態と散乱状態のコントラストが低下し、大き過ぎると液晶の使用量が増加する。さらに駆動電圧が上昇する。スペーサ40は、例えば、ガラス粒子、シリカ粒子、架橋したアクリル粒子等の硬質な材料からなる。
DSM液晶層50は、第1及び第2の透明基板11、21とシール材30に囲われた空間(以下、セル空間ともいう)内に形成されており、動的散乱モード(DSM:Dynamic Scattering Mode)で駆動するネマティック液晶の混合物から構成されている。ここで、PDLC等の液晶/硬化物複合体素子とは異なり、DSM液晶層50は、液晶相のみの単相からなり、硬化物相を含有していない。
ネマティック液晶の混合物は、シアノ基(−CN)を有する化合物の含有量が少ないことが好ましい。
シアノ基を有する化合物の含有割合は、ネマティック液晶の混合物中で、20質量%以下であることが好ましく、15質量%以下であることがさらに好ましい。シアノ基を有する化合物の含有量が20質量%以下であれば、紫外線を吸収しにくくなり、液晶相の紫外線に対する耐光性が向上する。
一方で、ネマティック液晶の混合物は、フッ素原子(−F)を有する化合物の含有量が多いことが好ましい。
フッ素を有する化合物の含有割合は、ネマティック液晶の混合物中で、20質量%以上であることが好ましく、35質量%以上であることがさらに好ましい。フッ素を有する化合物の含有割合が20質量%以上あれば、紫外線を吸収しにくくなり、液晶相の紫外線に対する耐光性が向上する。さらに、粘度低下により駆動電圧を低下することができる。
ネマティック液晶としては、下記の化合物が挙げられる。各分子式におけるR及びRは、それぞれ独立に炭素数1〜6の直鎖又は分岐を有するアルキル基である。
Figure 2018059985
また、ネマティック液晶の混合物比抵抗を低減するため、DSM液晶層50を構成するネマティック液晶の混合物に有機塩またはイオン液体を添加することが好ましい。ネマティック液晶の混合物比抵抗を低減することにより、駆動電圧を低くすることができる。
有機塩またはイオン液体は、カチオン成分およびアニオン成分の組合せとして、ポリイミド等の配向膜に配位しにくいものが好ましい。有機塩またはイオン液体がポリイミドに配位すると液晶の比抵抗が上昇により、駆動電圧が上昇しムラが発生することがある。
好適なカチオン成分としては、4級アンモウムイオンまたは4級ホスホニウムイオンが挙げられる。そして、4級アンモウムイオンまたは4級ホスホニウムイオンの置換基は、炭素数5以上が好ましい。カチオンの置換基の炭素数が大きければ、立体障害が大きくなり、ポリイミド等の配向膜に配位しにくくなる。
好適なアニオン成分としては、ハロゲンイオン、テトラフルオロホウ酸イオン(BF )およびリン酸イオンが挙げられる。
・4級アンモウムイオン
Figure 2018059985
ただし、Rはそれぞれ独立に炭素数5以上のアルキル基である。
・4級ホスホニウムイオン
Figure 2018059985
ただし、Rはそれぞれ独立に炭素数5以上のアルキル基である。
ネマティック液晶の比抵抗は、3×10Ω・cm以下であることが好ましい。比抵抗が3×10Ω・cm以下であれば、DSM駆動の駆動電圧を低くできる。すなわち、電圧を印可した場合に、透明状態から散乱状態へ移行しやすくなる。但し、ネマティック液晶の比抵抗が低過ぎると、散乱状態における電流が大きくなり、消費電力が増大する。そのため、比抵抗は1×10Ω・cm以上であることが好ましい。
第1及び第2の透明電極12、22の間に電圧を印加していない場合、DSM液晶層50を構成するネマティック液晶が垂直配向しているため、透明状態となる。透明状態でのヘイズ値は5以下であることが好ましく、3以下であることがさらに好ましい。
一方、第1及び第2の透明電極12、22の間に電圧を印加している場合、DSM液晶層50を構成するネマティック液晶がランダム配向となり散乱状態となる。透明状態でのヘイズ値は80以上であることが好ましく、90以上であることがさらに好ましい。
上述の通り、液晶/硬化物複合体素子では、液晶相が複数の屈折率を有するのに対し、硬化物相は通常単一の屈折率のみを有する。ため、屈折率が一致している方向以外では、透明状態における透明性が低いという問題があった。すなわち、透明状態において、パネルに対し垂直方向から見た場合、パネルは透明に見えるが、斜め方向から見た場合、パネルが充分に透明に見えないという問題があった。
これに対し、本発明の第1の実施形態に係る調光窓1は、液晶相のみを含有し、硬化物相を含有していないため、液晶/硬化物複合体素子を用いた調光窓に比べ、透明状態において斜め方向から見た場合のヘイズ値が低い。
DSM液晶層50を構成するネマティック液晶の誘電率異方性(Δε)が、負の場合に限らず、正の場合でも、本発明の効果は発現可能である。前記ネマティック液晶の誘電率異方性(Δε)は負であることが好ましい。前記が負の物の方が、誘電率異方性の絶対値が大きい材料が多いため、設計の自由度が広がる。また、基板内面に備える配向膜のプレチルト角を60°以上としてDSM液晶層50を垂直配向させるだけでなく、10°以下としてDSM液晶層50を水平配向させても、本発明の効果は発現可能である。さらに配向膜にラビング処理を行ってもよい。
なお、駆動電圧を低減するためには、誘電率異方性の絶対値が大きく粘度が低い方が好ましい。また、散乱強度を高めて、透明状態/散乱状態のコントラストを改善するためには、ネマティック液晶の屈折率異方性(Δn)を大きくすることが好ましい。
このように、本発明の第1の実施形態に係る調光窓1は、DSM液晶層50を用いているため、電圧非印加時に透明状態を呈し、電圧印加時に散乱状態すなわち白濁状態を呈す。そのため、本発明の第1の実施形態に係る調光窓1は、通常は透明状態で使用し、一時的に散乱状態で使用する用途に適しており、そのような用途において低消費電力である。そのため、本発明の第1の実施形態に係る調光窓1は、例えば、自動車のサンルーフ、文字や模様を表示できるショーウィンドウ、さらに室内に設置されるパーテーションやスクリーンにも適用することができる。
次に、本発明の第1の実施形態に係る調光窓の製造方法について説明する。図2は、本発明の第1の実施形態に係る調光窓の製造フローの一例を示す図である。
まず、第1及び第2の透明基板11、21の内面上に第1及び第2の透明電極12、22を形成する(ステップST201)。具体的には、第1及び第2の透明基板11、21の内面上に第1及び第2の透明電極12、22を形成するための透明電極膜を、スパッタリング法、真空蒸着法、導電性粒子を分散させた液のコーティング等により形成する。透明電極膜としては、上述の通り、ITOが好適である。この透明電極膜を、例えば、フォトリソグラフィ法により所望の文字や模様の形状にパターニングして、第1及び第2の透明電極12、22を形成する。
次に、第1及び第2の絶縁膜13、23を、各々第1及び第2の透明電極12、22を覆うように形成する(ステップST202)。第1及び第2の絶縁膜13、23は、例えば、ゾルゲル法、スパッタリング法、真空蒸着法、印刷などのコーティング法等により形成する。
次に、第1及び第2の絶縁膜13、23上に、各々第1及び第2の配向膜14、24を形成する(ステップST203)。第1及び第2の配向膜14、24は、ネマティック液晶からなるDSM液晶層50を一対の電極付き基板間で所定の方向に配向させるため、DSM液晶層50と接するように形成する。上述の通り、第1及び第2の透明基板11、21のそれぞれに形成された第1及び第2の配向膜14、24のうち、少なくとも一方を、液晶を第1及び第2の透明基板11、21の内面に垂直に配向させるように形成する。具体的には、プレチルト角60°以上の配向膜を形成することが好ましい。プレチルト角が小さい、具体的には10°以下の配向膜を使用することもできるが、液晶を均一に配向させるためにはラビング処理が必要になる。
次に、第1又は第2の透明基板11、21の内面上に、散布機を用いてスペーサ40の粒子を散布する(ステップST204)。
次に、第1又は第2の透明基板11、21の内面上に、当該第1又は第2の透明基板11、21の周縁に沿って、例えば紫外線硬化樹脂、熱硬化性樹脂等からなるシール材30を塗布する(ステップST205)。ここで、シール材30には、樹脂を注入するための切り欠き(注入孔)を設ける。なお、シール材30がスペーサを含んでいてもよい。
次に、上記第1又は第2の透明基板11、21を貼り合わせ、これにより形成されたセル内にDSM液晶層50を構成するネマティック液晶を充填する(ステップST206)。
ここで、シール材30に1カ所以上設けた注入孔を真空中で液晶の入った容器に浸した状態で大気圧に戻し、セルの内圧と大気圧の差圧によりセル中にネマティック液晶を充填させる(真空注入法)。また、シール材30に2カ所以上設けた注入孔の一方を液晶に浸し、他方より吸引してもよい(吸引法)。
最後に、シール材30に設けた切り欠き(注入孔)を樹脂等で封止する(ステップST207)。
以上の工程により、図1に示した本発明の第1の実施形態に係る調光窓1を製造することができる。
なお、ステップST206の液晶を充填する工程は、上記以外の方法を用いてもよい。例えば、ODF(one-drop-fill)法(液晶滴下法、真空滴下法などとも呼ばれる)を用いて、第1又は第2の透明基板11、21の内面に、所定量の液晶を滴下し、減圧下で、第1及び第2の透明基板11、21の間をシール材30により貼り合わせてもよい。このODF法は、真空装置を要するが、上記真空注入法や吸引法に比べ、短時間で、液晶を充填でき、DSM液晶層50の面積が大きい調光窓の製造に効果的である。また、ODF法の場合、ステップST205におけるシール材30への注入孔の形成及びステップST207の注入孔の封止が不要となる。
さらに、フィルム状の第1及び第2の透明基板11、21の少なくとも一方の主面に液晶を塗布した後、液晶を介して両者をラミネートしてもよい。この場合、ラミネートされたフィルム状の第1及び第2の透明基板11、21を所定の大きさに切断した後、その切断面にシール材30を形成する。
(第2の実施形態)
次に、図3を参照して、本発明の第2の実施形態に係る調光窓2について説明する。図3は、本発明の第2の実施形態に係る調光窓の構成の一例を模式的に示す断面図である。図3に示すように、本発明の第2の実施形態に係る調光窓2は、調光窓材と第3の透明基板を有する。具体的には、本発明の第2の実施形態に係る調光窓2は、調光窓材が備えていた第1の透明基板11、第1の透明電極12、第1の絶縁膜13、第1の配向膜14、第2の透明基板21、第2の透明電極22、第2の絶縁膜23、第2の配向膜24、シール材30、スペーサ40及びDSM液晶層50に加え、第3の透明基板61及び第1の透明樹脂層62を備えている。
具体的には、第2の実施形態に係る調光窓2は、調光窓材の第1の透明基板11が、第1の透明樹脂層62を介して第3の透明基板61に貼り付けられた構成を有している。
なお、図3では、第1の透明基板11に形成された第1の透明電極12、第1の絶縁膜13、第1の配向膜14、第2の透明基板21に形成された第2の透明電極22、第2の絶縁膜23、第2の配向膜24、及びスペーサ40は省略されている。
第3の透明基板61は、第1及び第2の透明基板11、21よりも板厚が厚い透明基板である。第3の透明基板61としては、第1及び第2の透明基板11、21と同様に、例えば、ガラス基板や、ポリカーボネート、アクリル樹脂などからなる樹脂基板又は樹脂フィルム基板等が用いられる。調光窓2では、比較的薄い第1及び第2の透明基板11、21に挟持されたDSM液晶層50が、第1の透明樹脂層62を介して比較的厚い第3の透明基板61に貼り付けられているため、耐久性が向上する。
なお、第2の実施形態に係る調光窓2では、第1及び第2の透明基板11、21は、それ自身が自立できる程度の剛性を必ずしも有している必要はない。そのため、第1及び第2の透明基板11、21は、例えば樹脂フィルム基板であってもよい。
第2の実施形態においては、透明基板11、21の板厚は、0.05〜10mmが好ましい。
第1の透明樹脂層62は、第1の透明基板11と第3の透明基板61との間に形成されており、両者を接着している。第1の透明樹脂層62は、紫外線吸収剤を含有する透明樹脂からなる。第1の透明樹脂層62としては、例えば、ポリビニルブチラール(PVB)樹脂やエチレンビニルアセテート(EVA)樹脂などを用いることができる。調光窓2では、第1の透明樹脂層62により紫外線が吸収され、紫外線によるDSM液晶層50の劣化を抑制することができる。
(第3の実施形態)
次に、図4を参照して、本発明の第3の実施形態に係る調光窓3について説明する。図4は、本発明の第3の実施形態に係る調光窓の構成の一例を模式的に示す断面図である。図4に示すように、本発明の第3の実施形態に係る調光窓3は、調光窓材と第3の透明基板と、第4の透明基板を有する。具体的には、本発明の第3の実施形態に係る調光窓3は、調光窓材が備えていた第1の透明基板11、第1の透明電極12、第1の絶縁膜13、第1の配向膜14、第2の透明基板21、第2の透明電極22、第2の絶縁膜23、第2の配向膜24、シール材30、スペーサ40及びDSM液晶層50に加え、第3の透明基板61、第1の透明樹脂層62、第4の透明基板71、及び第2の透明樹脂層72、を備えている。
具体的には、第3の実施形態に係る調光窓3は、調光窓材が第1及び第2の透明樹脂層62、72を介して第3及び第4の透明基板61、71に挟持された構成を有している。
なお、図4でも図3と同様に、第1の透明基板11に形成された第1の透明電極12、第1の絶縁膜13、第1の配向膜14、第2の透明基板21に形成された第2の透明電極22、第2の絶縁膜23、第2の配向膜24、及びスペーサ40は省略されている。
第4の透明基板71は、第3の透明基板61と同様に、第1及び第2の透明基板11、21よりも板厚が厚い透明基板である。第4の透明基板71としては、第1及び第2の透明基板11、21と同様に、例えば、ガラス基板や、ポリカーボネート、アクリル樹脂などからなる樹脂基板又は樹脂フィルム基板等が用いられる。調光窓3では、比較的薄い第1及び第2の透明基板11、21に挟持されたDSM液晶層50が、第1及び第2の透明樹脂層62、72を介して比較的厚い第3及び第4の透明基板61、71に挟持されているため、耐久性がさらに向上する。
なお、第3の実施形態に係る調光窓3では、第1及び第2の透明基板11、21は、それ自身が自立できる程度の剛性を必ずしも有している必要はない。そのため、第1及び第2の透明基板11、21は、例えば樹脂フィルム基板であってもよい。
第2の透明樹脂層72は、第2の透明基板21と第4の透明基板71との間に形成されており、両者を接着している。第2の透明樹脂層72は、第1の透明樹脂層62と同様に、紫外線吸収剤を含有する透明樹脂からなる。第2の透明樹脂層72としては、例えば、ポリビニルブチラール(PVB)樹脂やエチレンビニルアセテート(EVA)樹脂などを用いることができる。調光窓3では、第1及び第2の透明樹脂層62、72により紫外線が吸収され、紫外線によるDSM液晶層50の劣化をさらに抑制することができる。
本発明の調光窓は、建築物や自動車、鉄道車両、飛行機などの開口部に備えられている窓として使用できる。また、開口部以外に、空間を仕切るためのパーテーションとしても使用できる。さらに、本発明の調光窓は、電圧印加時に散乱状態を示すことから、プロジェクションなどの光源と併用することで、スクリーンとしても使用できる。
以下に、本発明に係る実施例を示すが、本発明は、以下の実施例に限定して解釈されるものではない。
下記の実施例及び比較例について、スガ試験機社製の直読ヘーズコンピューターを用いてヘイズ値を測定した。
[実施例1]
<調光窓の作製>
負の誘電率異方性を示すネマティック液晶(LCC社製:No.201057、クリアリングポイントTc=101.5℃、屈折率異方性Δn=0.200、誘電率異方性Δε=−2.99)に、有機塩であるTrihexyltetradecylphosphonium bis(2,4,4-trimethylpentyl) phosphinate(アルドリッチ社製)を全体に対して300質量ppmとなるように添加し、液晶組成物Aを調製した。
次に、透明電極としてITO(インジウム錫酸化物)薄膜を内面に設けた厚さ1.1mmの一対のガラス基板のITO電極上に、絶縁層としてSiO−TiO系の金属酸化物薄膜(セイミケミカル社製:MIC−55)を約50nmの厚みに形成した。さらにその上にプレチルト角が約90°となるポリイミド薄膜からなる配向膜を形成した。一対のこのガラス基板を、直径10μm(積水化学社製:SP−210)の樹脂ビーズからなるスペーサを介して対向させ、液晶組成物を注入するための孔以外をエポキシ樹脂により封止してセルを作製した。このセル内に上記液晶組成物Aを室温にて真空注入法により充填した後、注入孔を室温硬化性の封着材にて封止して調光素子を得た。
次に、調光素子の両主面を厚さ0.76mmのPVA樹脂層(積水化学社製)を介して板厚1.8mmの一対のガラス基板で挟み、減圧下で120℃に30分保持した。
以上により、上述の本発明の第3の実施形態に係る調光窓3を作製した。
<調光性能試験>
作製した調光窓の一対のITO電極間に200Hzで、0Vから1V毎に40Vまで矩形波電圧を印加し、集光角5°のシュリーレン光学系を用いて、調光窓の主面に対して垂直に入射する光の透過率を測定した。さらに調光窓を45°に傾けて、調光窓の主面に対して45°で入射する光の透過率も測定した。図5は、実施例及び比較例に係る調光窓における透過率の電圧依存性を比較して示したグラフである。図5の横軸が電圧、縦軸が透過率を示している。図5に実線で示すように、実施例1に係る調光窓に光が垂直に入射する場合(すなわち垂直方向から観察した場合)、5V以上で徐々に透過率が低下し、透明状態から散乱(白濁)状態に移行していった。20V以上では透過率が1%以下となり、ほぼ完全に散乱状態となった。図5に破線で示すように、実施例1に係る調光窓に光が45°で入射する場合(すなわち斜め45°から観察した場合)にも、垂直方向から観察した場合と同様の結果となり、両者の結果にほとんど差はなかった。
また、電圧非印加時のヘイズ値は1.4と透明性は良好であった。他方、20、30、40Vの電圧印加時にヘイズ値を測定したところ、それぞれ、91.5、92.6、93.1と充分に大きな値を示した。
さらに、電圧非印加時の透明状態と、20、30、40Vの電圧印加時の散乱状態とのコントラストを室温にて測定したところ、それぞれ、65、140、210と充分に大きな値を示した。
エヌエフ回路設計ブロック社製のLCRメーターにより、調光素子の比抵抗を測定したところ、1.01×10Ω・cmであり、DSM駆動可能であることを確認した。
以上の通り、電圧非印加時に透明状態を呈し、透明時が多い用途で低消費電力であると共に、透明状態において斜め方向から見た場合にも透明性が高い調光窓が得られた。
<耐紫外線性試験>
実施例1に係る調光窓の耐紫外線性を評価するため、スガ試験機社製キセノンウェザーメーターSX75を用いて、放射照度:150W/m、槽内温度:63℃、湿度:50%RHの条件で、擬似太陽光を1000時間照射した。その後、電圧非印加時のヘイズ値を測定したところ、ヘイズ値は2.0であり、照射前と同等であった。PVA樹脂層が紫外線を吸収するため、実施例1に係る調光窓は、良好な耐紫外線性を有していた。
[比較例1]
比較例として、PDLC調光窓(クラウドポイント社製:TANYO)の調光性能を評価した。
図5には、実施例1と共に比較例1についても、透過率の電圧依存性が示されている。図5において、比較例1に係るPDLC調光窓に光が垂直に入射する場合(すなわち垂直方向から観察した場合)を実線で示し、比較例1に係るPDLC調光窓に光が45°で入射する場合(すなわち斜め45°から観察した場合)を破線で示している。図5に示すように、比較例1に係るPDLC調光窓は、電圧印加時に透明状態を呈し、電圧非印加時に散乱状態となる。比較例1に係るPDLC調光窓では、透明状態すなわち電圧印加時において、垂直方向から観察した場合に比べ、斜め45°から観察した場合の透過率が10%程度低下している。
また、透明状態である100V電圧印加時のヘイズ値は6.4であり、実施例に比べ透明状態でのヘイズ値は高かった。他方、散乱状態である電圧非印加時のヘイズ値は、91.8と充分に高い値であった。
さらに、100V電圧印加時の透明状態と、電圧非印加時の散乱状態とのコントラストを室温にて測定したところ、55であった。
なお、本発明は上記実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1、2、3 調光窓
11 第1の透明基板
12 第1の透明電極
13 第1の絶縁膜
14 第1の配向膜
21 第2の透明基板
22 第2の透明電極
23 第2の絶縁膜
24 第2の配向膜
30 シール材
40 スペーサ
50 DSM液晶層
61 第3の透明基板
62 第1の透明樹脂層
71 第4の透明基板
72 第2の透明樹脂層

Claims (7)

  1. 第1及び第2の透明基板と、
    前記第1及び第2の透明基板のそれぞれの一方の主面に形成された第1及び第2の透明電極と、
    対向配置された前記第1及び第2の透明電極の間に挟持された液晶層と、を備え、
    前記液晶層が、動的散乱モードで駆動するネマティック液晶から構成されており、前記第1及び第2の透明電極への電圧非印加時に透明状態を呈し、電圧印加時に散乱状態を呈する調光窓材を有する調光窓。
  2. 前記調光窓材の前記第1の透明基板が、第1の透明樹脂層を介して第3の透明基板に貼り合わされており、
    前記第3の透明基板は、前記第1の透明基板よりも板厚が厚い、
    請求項1に記載の調光窓。
  3. 前記第1の透明樹脂層が、紫外線吸収剤を含有している、
    請求項2に記載の調光窓。
  4. 前記調光窓材の前記第2の透明基板が、第2の透明樹脂層を介して第4の透明基板に貼り合わされており、
    前記第4の透明基板は、前記第2の透明基板よりも板厚が厚い、
    請求項2又は3に記載の調光窓。
  5. 第2の透明樹脂層が、紫外線吸収剤を含有している、
    請求項4に記載の調光窓。
  6. 前記液晶層は、負の誘電率異方性を示すネマティック液晶と有機塩を含む、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の調光窓。
  7. 前記ネマティック液晶は、比抵抗が3×10Ω・cm以下である、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の調光窓。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020106606A (ja) * 2018-12-26 2020-07-09 大日本塗料株式会社 電磁波調整用分散体及び電磁波調整素子
CN114791680A (zh) * 2021-01-26 2022-07-26 北京京东方传感技术有限公司 光学模组、调光滤镜、摄像功能器件及工作方法

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