JP2018059850A - 投影パターン作成装置および3次元計測装置 - Google Patents

投影パターン作成装置および3次元計測装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、投影されたパターンのぼけ、引き伸ばし、つぶれが発生しても3次元形状の計測を行うことが可能な投影パターン作成装置を提供することを目的とする。【解決手段】本発明の投影パターン作成装置は、パターン投影装置からの投影パターンを撮像装置で撮像することにより対象物体の3次元位置または/および形状を計測するための投影パターン作成装置であって、パターン投影装置および撮像装置の光学系の特性、または/および両者の位置関係に基づいて、投影された投影パターンが、撮像装置の画像に写った際の変形を再現して変形投影パターンを生成する投影パターン変形部と、パターン投影装置または撮像装置に対する位置や傾きが異なる評価面に向けて第一の投影パターンを投影した場合に生成される、第一の変形投影パターンに基づいて、第一の投影パターンを改善した第二の投影パターンを生成する第一の投影パターン改善部と、を備える。【選択図】図7

Description

本発明は、投影パターン作成装置および3次元計測装置に関し、特に、パターンの変形の影響を考慮してパターンを生成する投影パターン作成装置および生成されたパターンを用いる3次元計測装置に関する。
対象物の3次元形状を計測する3次元計測装置は、パターン投影装置と撮像装置から構成され、対象物にパターン投影装置からパターンを投影し、その様子を撮像装置で撮像し、撮像された画像を処理することで、対象物の3次元形状を計測する。
3次元形状を求めるためには、画像に写ったパターンの幾何学的な特徴を利用し、画像同士または画像とパターンの対応関係を求める必要があるため、投影するパターンは3次元計測装置の性能を左右する重要な要素である。
様々な方式の3次元計測装置が提案されているが、特に、1枚のパターンで計測を行うことができる3次元計測装置は、パターンの撮像が1回で済むため短時間で計測を行うことが出来、また移動物体を計測することが出来るという利点がある。
パターン投影装置から対象物に投影されたパターンを撮像装置で撮像すると、撮像された画像に写るパターンは、パターン投影装置や撮像装置の光学系、対象物とパターン投影装置および撮像装置の相対位置関係、並びに対象物の形状の影響を受け、変形して見える。このパターンの変形の影響で対象物の3次元形状を正しく計測できない場合がある。
パターン投影装置はピントを合わせた位置で最も鮮明なパターンが投影される。図1に、従来のパターン投影装置が投影するパターンの一例を示す。図1に示すように、(1)〜(8)までパターンのサイズを小さくしていっても細かな格子まで識別することが出来る。
ピントを合わせた位置から離れるほど投影されたパターンがぼやける。同様に撮像装置もピントを合わせた位置で最も鮮明な画像が撮像され、ピントを合わせた位置から離れるほどぼやけた画像が撮像される。
図2に、従来のパターン投影装置が投影するパターンがぼやけた場合の例を示す。図2のように、パターンが細かい場合、ピント位置から離れると細かな格子がぼやけてパターンの形状の判別できなくなる。
対象物に凹凸がある場合や対象物が3次元計測装置に対して傾いている場合、パターン投影装置、撮像装置および対象物の表面の相対関係によって、画像に写るパターンが引き延ばされたり、逆につぶされたりすることがある。
図3に、従来のパターン投影装置、撮像装置および対象物の位置関係の一例を示す。また、図4に、従来のパターン投影装置が投影するパターンが引き延ばされた場合の例を示す。例えば、パターン投影装置1、撮像装置2および対象物31が図3に示すような相対的位置関係にある場合、画像に写るパターンは横方向に引き延ばされ、図4のようになる。パターンが引き延ばされた分、パターンの識別のために広い範囲の画像を処理する必要がある。
図5に、従来のパターン投影装置、撮像装置および対象物の位置関係の他の例を示す。また、図6に、従来のパターン投影装置が投影するパターンがつぶされた場合の例を示す。パターン投影装置1、撮像装置2および対象物32が図5に示すような相対的位置関係にある場合、画像に写るパターンは横方向につぶされて図6のようになる。パターンがつぶされると細かなパターンが判別できなくなり、3次元形状を計測できなくなる。
これまでに、1枚のパターンで計測を行う3次元計測装置が種々提案されている。
例えば、異なる2つのパターンを同時に対象物に投影し、撮像した画像を2つの周波数に分解し、撮像することで1回の撮像で3次元計測を行う3次元計測装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
上記の手法は、画像に写るパターンにぼけが発生すると正しく計測を行うことが出来ないという問題がある。
その他、大まかな位置あわせを行うための投影パターンと、密に3次元点を得るための投影パターンを1つの投影パターンにまとめて、パターンの投影を1回行うことにより3次元計測を行う3次元計測装置が提案されている(例えば、特許文献2)。
上記の手法は、パターンのぼけ、引き伸ばし、つぶれを考慮していない。そのため、ぼけ、つぶれが発生しても画像に写るパターンが判別可能な程度までパターンを荒くするとともに、パターンが引き延ばされる分を加味し画像上の広い範囲を処理し3次元形状を求める必要があり、空間分解能を高めることができない、計測対象の細かな形状を計測することができない、奥行き方向の計測範囲が狭いといった問題がある。
また、縞パターンの両側に、縞を識別するパターンを追加し、3次元形状を計測する3次元計測装置が提案されている(例えば、特許文献3)。追加パターンを縞に対して左右対象とすることで、パターンのぼけや濃淡値の変化が起きても縞の中心位置がずれないようにしている。しかしながら、縞を識別する追加パターンはとても細かく、追加パターンがぼけると縞を識別できなくなってしまうため、わずかなパターンのぼけしか許容できないという問題がある。
特開2001−349713号公報 特許第5322206号公報 特開2014−199193号公報
本発明は、投影されたパターンのぼけ、引き伸ばし、つぶれが発生しても3次元形状の計測を行うことが出来る投影パターン作成装置および3次元計測装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施例に係る投影パターン作成装置は、パターン投影装置と一乃至複数の撮像装置を備え、パターン投影装置から対象物体に投影された投影パターンを撮像装置で撮像することにより対象物体の3次元位置または/および形状を計測する3次元計測装置で使用する投影パターンを作成する投影パターン作成装置であって、パターン投影装置の光学系の特性、撮像装置の光学系の特性、または/およびパターン投影装置と撮像装置の位置関係に基づいて、パターン投影装置の投影範囲内に設けた評価面に向けてパターン投影装置から投影された投影パターンが、撮像装置の画像に写った際の変形を再現することで変形投影パターンを生成する投影パターン変形部と、パターン投影装置または撮像装置に対する位置や傾きが異なる一乃至複数の評価面に向けてパターン投影装置から第一の投影パターンを投影した場合に生成される、一乃至複数の第一の変形投影パターンに基づいて、第一の投影パターンを改善した第二の投影パターンを生成する第一の投影パターン改善部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一実施例に係る投影パターン作成装置および3次元計測装置によれば、投影されたパターンのぼけ、引き伸ばし、つぶれが発生しても3次元形状の計測を行うことが出来る。
従来のパターン投影装置が投影するパターンの一例を示す図である。 従来のパターン投影装置が投影するパターンがぼやけた場合の例を示す図である。 従来のパターン投影装置、撮像装置および対象物の位置関係の一例を示す図である。 従来のパターン投影装置が投影するパターンが引き延ばされた場合の例を示す図である。 従来のパターン投影装置、撮像装置および対象物の位置関係の他の例を示す図である。 従来のパターン投影装置が投影するパターンがつぶされた場合の例を示す図である。 本発明の実施例1に係る投影パターン作成装置の構成を示す図である。 本発明の実施例1に係る投影パターン作成装置によるパターン作成手順を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施例1に係る投影パターン作成装置によって作成されたパターンの一例を示す図である。 本発明の実施例1に係る投影パターン作成装置によって作成されたパターンの他の例を示す図である。 本発明の実施例1に係る投影パターン作成装置によってパターンを引き延ばす方法を説明するための図である。 本発明の実施例1に係る投影パターン作成装置によってパターンをつぶす方法を説明するための図である。 本発明の実施例1に係る投影パターン作成装置の他の構成を示す図である。 本発明の実施例2に係る投影パターン作成装置の構成を示す図である。 本発明の実施例2に係る投影パターン作成装置によるパターン作成手順を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施例3に係る投影パターン作成装置によるパターン作成手順を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明に係る投影パターン作成装置および3次元計測装置について説明する。
[実施例1]
まず、本発明の実施例1に係る投影パターン作成装置について説明する。図7に、本発明の実施例1に係る投影パターン作成装置の構成を示す。本発明の実施例1に係る投影パターン作成装置4は、3次元計測装置101で使用する投影パターンを作成する。3次元計測装置101は、パターン投影装置1と一乃至複数の撮像装置2を備え、パターン投影装置1から対象物体に投影された投影パターンを撮像装置2で撮像することにより対象物体の3次元位置または/および形状を計測する。
図7に示すように、投影パターン作成装置4は、投影パターン変形部5と、第一の投影パターン改善部6と、を備える。また、3は、対象物体が配置される評価面である。
投影パターン変形部5は、パターン投影装置1の光学系の特性、撮像装置2の光学系の特性、または/およびパターン投影装置1と撮像装置2の位置関係に基づいて、パターン投影装置4の投影範囲内に設けた評価面3に向けてパターン投影装置1から投影された投影パターンが、撮像装置2の画像に写った際の変形を再現することで変形投影パターンを生成する。
第一の投影パターン改善部6は、パターン投影装置1または撮像装置2に対する位置や傾きが異なる一乃至複数の評価面3に向けてパターン投影装置1から第一の投影パターンを投影した場合に生成される、一乃至複数の第一の変形投影パターンに基づいて、第一の投影パターンを改善した第二の投影パターンを生成する。投影パターン作成装置4で作成された第二の投影パターンをパターン投影装置1から投影する。
投影パターン変形部5は、パターン投影装置1の光学系または/および撮像装置2の光学系に起因する変形を再現した第一の変形投影パターンを生成し、第一の投影パターン改善部6は、第一の変形投影パターンに基づいて第一の評価値を算出すると共に、該第一の評価値に基づいて第一の投影パターンを改善することが好ましい。
さらに、投影パターン変形部5は、パターン投影装置1と撮像装置2の位置関係に起因した変形を再現した第二の変形投影パターンを生成し、第一の投影パターン改善部6は、第二の変形投影パターンに基づいて第一の評価値を算出すると共に、該第一の評価値に基づいて第一の投影パターンを改善することが好ましい。
3次元計測装置101は、パターン投影装置1と、撮像装置2と、を備える。パターン投影装置1と撮像装置2を一体の筐体に収めてもよいし、別の筐体に収めてもよい。パターン投影装置1に対して撮像装置2が1つでもよいし、複数でもよい。投影パターン作成装置4は、パターン投影装置1や撮像装置2と同じ筐体に収めてもよいし、別の筐体に収めてもよい。
パターン投影装置1には任意の方式のものが使用できる。例えば以下の構成を用いたパターン投影装置が挙げられる。
・液晶、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)デバイス、またはフォトマスクを使用する。
・光源にランプ、またはLEDを使用する。
・光源の波長は可視光、赤外光、紫外光を用いることができる。
撮像装置2には任意のものを使用できる。例えば以下の撮像装置が挙げられる。
・カラーカメラ
・グレースケールカメラ
・赤外や紫外などの可視光以外を光源として撮像が行えるカメラ
第二の投影パターンは以下の手順で生成される。詳細は後述する。
・対象物の3次元形状を計測出来れば、ランダムドットやデブルーイン系列を利用する方法など任意の手法で生成されたパターンを投影パターンの初期値とする。
・投影パターンで3次元計測を行うことが出来るかどうかを数値化し、評価値Aとする。評価値Aを計算する方法の例は後述する。
・投影パターンを意図的にぼかした変形投影パターンで評価値Aと同様の計算を行い評価値Bとする。投影パターンをぼかす方法の例は後述する。
・投影パターンを意図的に引き伸ばした変形投影パターンで評価値Aと同様の計算を行い評価値Cとする。投影パターンを引き延ばす方法の例は後述する。
・投影パターンを意図的につぶした変形投影パターンで評価値Aと同様の計算を行い評価値Dとする。投影パターンをつぶす方法の例は後述する。
・評価値Aに評価値B、C、Dを1つ以上加算した合計値Eが減少するよう、投影パターンを修正し再度合計値Eを求めるという操作を繰り返し、投影パターンを改善する。投影パターンを改善する方法の例は後述する。
次に、本発明の実施例1に係る投影パターン作成装置4による第二の投影パターン作成手順について、図8に示したフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS101において、評価値Aを計算する。評価値Aの計算方法の例を示す。
3次元計測装置101で3次元計測を行う際、撮像装置2で撮像した画像に対して、エッジ抽出、平滑化、フーリエ変換など前処理を行う場合は、投影パターンに前処理を行った上で評価値Aを求める。
評価値Aは3次元計測方法に合わせて任意の計算方法で求めることが出来る。例えば、以下の計算方法が考えられる。
・縦縞など特定の幾何学模様を検出して3次元計測を行う場合は、投影パターンに対する特定の幾何学模様が検出できなかった面積の割合を評価値Aとして計算する。
・3次元計測に幾何学模様の順序関係の認識が必要な場合は、投影パターンに対する順序関係が正しく求められなかった割合を評価値Aとして計算する。
・投影パターンに繰り返しが無いことを利用して3次元計測を行う場合は、投影パターン中の注目する小領域と別の小領域との差をすべての組み合わせで計算し、最大の差、差の総和、差の平均を評価値Aとして計算する。尚、投影パターンが特定の方向だけ繰り返しが無い場合や、注目する領域に対してある範囲の中で繰り返しが無い場合は、繰り返しが無い範囲で計算を行う。
・複数の3次元計測方法を組み合わせている場合は、それぞれで評価値を計算し、その和として評価値Aを求めてもよい。
次に、ステップS102において、投影パターンのぼけを考慮するか否かを判断し、投影パターンのぼけを考慮する場合は、ステップS103において、投影パターンをぼかし、ステップS104において、評価値Bを計算する。一方、投影パターンのぼけを考慮しない場合は、ステップS103およびS104を実行しない。
投影パターンをぼかす方法の例について説明する。投影パターンをぼかす方法の1つは、ローパスフィルタを適用し、投影パターンの高周波成分を除去する方法が挙げられる。ローパスフィルタを適用することで、投影パターンが撮像装置のピントを合わせた位置から離れたところに投影された場合を再現することが出来る。
投影パターンをぼかす別の方法はパターン投影装置1の光学系を考慮し、ぼけたパターンを生成する。例えば、図9のような白黒パターンを投影すると、白い部分にはパターン投影装置1から光が照射され、黒い部分にはパターン投影装置1から光が照射されない。
パターン投影装置1からスポット光を投影すると、投影されたスポットはピントを合わせた位置で最もスポット径が小さくなり、ピントを合わせた位置から離れるほど径が大きくなる。そのため、投影された投影パターンは、ピントを合わせた位置から離れるにつれて投影パターンの白い部分が膨張しぼけが発生する。
図9に示した投影パターンに、ぼけが発生すると図10のようになる。白い部分が黒い部分に膨張するため、白黒境界線の黒側に灰色の領域が発生する。そのため、黒い細かな形状は灰色になり判別が難しくなる。一方、白い部分は膨張するため細かな形状は失われにくい。
そのため、投影パターンの黒い部分を境界線に近いほど白く、境界線から離れるほど黒くなるよう、境界線からの距離に応じて投影パターンの濃淡値を変更することで投影パターンのぼけを再現することが出来る。
投影パターンが白黒の2階調でなく多階調の場合は、それぞれの境界線で濃淡値の小さい側へ同様の処理を行うことで投影パターンのぼけを再現することが出来る。
また、投影パターンがカラーの場合は成分ごとに処理を行うことで投影パターンのぼけを再現することが出来る。
パターン投影装置1の光学系が異なり投影パターンの白い部分の膨張では投影パターンのぼけを再現できない場合は、光学系に合わせた任意の処理を行い、投影パターンのぼけを再現してもよい。
3次元計測では撮像装置2で撮像された画像を処理するので、ローパスフィルタとパターンの白い部分の膨張を投影パターンに両方適用して評価を行ってもよい。ぼけの支配的要因がパターン投影装置1である場合は投影パターンの白い部分の膨張のみを、また撮像装置2である場合は投影パターンにローパスフィルタのみを適用して評価を行ってもよい。
投影パターンをぼかす更に別の方法として、実際にパターン投影装置1からピントを合わせた位置から離れた位置に設置した任意の対象物(例えば平面)に投影パターンを投影し、投影された投影パターンを撮像装置2で撮像し、撮像された画像を変形投影パターンとして評価を行ってもよい。
次に、ステップS105において、投影パターンの引き伸ばしを考慮するか否かを判断する。投影パターンの引き伸ばしを考慮する場合は、ステップS106において投影パターンを引き延ばし、ステップS107において、評価値Cを計算する。一方、投影パターンの引き伸ばしを考慮しない場合は、ステップS106およびS107を実行しない。
次に、投影パターンを引き延ばす方法の例について説明する。投影パターンを引き延ばす1つの方法は、パターン投影装置1、撮像装置2、およびパターンが投影される対象物の表面の相対関係、並びにパターン投影装置1、撮像装置2の光学系を考慮して引き延ばされた変形投影パターンを生成する方法である。例えば、図11のようにパターン投影装置1に対して傾いた面31にパターンIAが投影される場合、撮像装置2で撮像される画像IBにはパターン投影装置1に近い面に投影されたパターンに比べて遠い面に投影されたパターンの方がより大きく引き延ばされる。
パターン投影装置1の光学系の数値モデル、撮像装置2の光学系の数値モデル、並びにパターン投影装置1、撮像装置2、およびパターンが投影される面の相対位置関係から、引き延ばされた変形投影パターンを計算することが出来る。パターン投影装置1および撮像装置2は実際に使用する装置に合わせて任意の数値モデルを使用して良い。また、相対位置関係によって投影パターンの引き延ばされ方が変わるので、異なる複数の相対位置関係で引き延ばされた変形投影パターンを生成し評価に用いてもよい。
投影パターンを引き延ばす別の方法として、投影パターンをある方向に拡大する方法が挙げられる。この方法はパターン投影装置1や撮像装置2に対して傾きの少ない面に投影パターンIAを投影した場合に撮像装置2で撮像された画像に写る投影パターンを近似的に表現することが出来る。投影パターンを引き延ばす処理を短時間で行うことが出来るため、投影パターンの改善にかかる時間を短縮できる利点がある。
投影パターンを引き延ばす更に別の方法として、実際にパターン投影装置1から傾いた任意の対象物(例えば平面)に投影パターンを投影し、撮像装置2で投影された投影パターンを撮像し、撮像された画像を変形投影パターンとして評価を行ってもよい。
次に、ステップS108において、投影パターンのつぶれを考慮するか否かを判断する。投影パターンのつぶれを考慮する場合は、ステップS109において投影パターンをつぶし、ステップS110において、評価値Dを計算する。一方、投影パターンのつぶれを考慮しない場合は、ステップS109およびS110を実行しない。
次に、投影パターンをつぶす方法の例について説明する。投影パターンをつぶす1つの方法は、投影パターンを引き延ばす場合と同様に、パターン投影装置1、撮像装置2、および投影パターンが投影される対象物表面の相対関係、並びにパターン投影装置1、撮像装置2の光学系を考慮する方法である。例えば、図12のようにパターン投影装置1に対して傾いた面32に投影パターンIAが投影される場合、撮像装置2で撮像される画像IBにはパターン投影装置1に近い面に投影されたパターンに比べて遠い面に投影されたパターンの方がより大きいつぶれが発生する。
引き延ばされた変形投影パターンを計算する場合と同じ手法を用いて、つぶされた変形投影パターンを生成することが出来る。また、異なる複数の相対関係でつぶされた変形投影パターンを評価に用いることが出来る。
投影パターンをつぶす別の方法は、投影パターンをある方向に縮小する方法が挙げられる。この方法はパターン投影装置1や撮像装置2に対して傾きの少ない面に投影パターンIAを投影した場合に、撮像装置で撮像された画像に写る投影パターンを近似的に表現することが出来る。投影パターンをつぶす処理を短時間で行うことが出来るため、投影パターンの改善にかかる時間を短縮できる利点がある。
投影パターンをつぶす更に別の方法として、実際にパターン投影装置1から傾いた任意の対象物(例えば平面)に投影パターンを投影し、投影された投影パターンを撮像装置2で撮像し、撮像された画像を変形投影パターンとして評価を行ってもよい。
次に、ステップS111において、評価値Eを計算する。評価値Eを計算する方法の例について説明する。
任意の数式を用いて評価値A〜Dから評価値Eを求めることができる。例えば以下の方法が挙げられる。
・評価値A〜Dの和を評価値Eとする。
E=A+B+C+D
・評価値A〜Dに重みαA〜αDを乗算したうえで、合計値Eとする。
E=αA×A+αB×B+αC×C+αD×D
・評価値Bを算出する際に、上述した複数の異なる方法で投影パターンをぼかして算出した評価値をそれぞれB1〜Bnとし、B1〜Bnの和ΣBiを評価値Bとして用いてもよい。
・異なるn個の条件で投影パターンを引き延ばした場合の評価値C1〜Cnを計算し、得られたn個の評価値の和を評価値C=ΣCiとして、上記と同様に評価値Eを求める。
・異なるn個の条件で投影パターンをつぶした場合の評価値D1〜Dnを計算し、得られたn個の評価値の和を評価値D=ΣDiとして、上記と同様に評価値Eを求める。
・評価値A〜Dのすべてを使って評価値Eを算出するのではなく、AとBだけなど、一部だけを用いて評価値Eを算出するようにしてもよい。
次に、ステップS112において、計算した評価値Eが所定の閾値より小さくなっているか否かを判断する。評価値Eが閾値より小さくなっている場合は、処理を終了する。
一方、評価値Eが閾値以上となっている場合は、ステップS113において、投影パターンを修正する。なお、図8には、投影パターンをぼかす工程、投影パターンを引き伸ばす工程、および投影パターンをつぶす工程のそれぞれを並行して、即ち、パラレルに実行する例を示している。しかしながらこのような例には限られず、上記各工程を順次、即ち、シリアルに実行するようにしてもよい。
投影パターンを修正する方法の例について説明する。最尤推定、強化学習、遺伝的アルゴリズムなど任意の方法で投影パターンを修正することが出来る。例えば、以下の方法が挙げられる。
・投影パターンの境界線を細分化し、幾つかの細分化した境界線の位置を動かすことで投影パターンを修正する。境界線は、任意の方法で選択してよい。例えば、ランダムに選択する方法、投影パターン中の評価値Eを大きくする原因となっている領域内から選択する方法が挙げられる。
・投影パターンを小領域に細分化し、幾つかの小領域のそれぞれの白黒値を変えることで投影パターンを修正する。小領域は、任意の方法で選択して良い。例えば、ランダムに選択する方法、投影パターン中の評価値Eを大きくする原因となっている領域内から選択する方法が挙げられる。
・投影パターンを全体的に拡大、または縮小する。
・予め複数の小パターンを用意し、小パターンを並べ投影パターンを表現する。小パターンの配置を変えることで投影パターンを修正する。
以上のようにして、投影パターンのぼけ、引き伸ばし、つぶれの影響を考慮して第二の投影パターンを生成し、生成された第二の投影パターンを3次元計測に用いることができる。
次に、本発明の実施例1に係る投影パターン作成装置の変形例について説明する。図13に、本発明の実施例1に係る投影パターン作成装置の他の構成を示す。本発明の実施例1の変形例に係る投影パターン作成装置41は、3次元計測装置1011で使用する投影パターンを作成する。3次元計測装置1011は、パターン投影装置1と一乃至複数の撮像装置2を備え、パターン投影装置1から対象物体に投影された投影パターンを撮像装置2で撮像することにより対象物体の3次元位置または/および形状を計測する。
投影パターン作成装置41は、投影パターン撮像部7と、第二の投影パターン改善部8と、を備える。
投影パターン撮像部7は、パターン投影装置1の前方に投影パターンを投影する評価面を設け、パターン投影装置1から評価面に投影された第一の投影パターンを撮像装置2で撮像する。
第二の投影パターン改善部8は、パターン投影装置1または撮像装置2に対する位置や傾きが異なる一乃至複数の評価面に、パターン投影装置1から第一の投影パターンを投影した場合に撮像装置2の画像に写る一乃至複数の第二の変形投影パターンに基づいて第一の投影パターンを改善し第二の投影パターンを生成する。投影パターン作成装置41は、3次元計測装置1011を内蔵している。そのため、投影パターン作成装置41で作成された第二の投影パターンをパターン投影装置41から投影することができる。
本発明の実施例1に係る投影パターン作成装置によれば、空間分解能を粗くしたり計測範囲を制限したりすることなく、奥行きのある対象の計測や、対象までの距離が正確にわからないばら積みされた対象の計測が可能となる。
[実施例2]
次に、本発明の実施例2に係る投影パターン作成装置について説明する。図14に、本発明の実施例2に係る投影パターン作成装置の構成を示す。本発明の実施例2に係る投影パターン作成装置42が、本発明の実施例1に係る投影パターン作成装置4と異なっている点は、第一の領域抽出部9と、第三の投影パターン改善部10と、を備える点である。本発明の実施例2に係る投影パターン作成装置42の他の構成は、本発明の実施例1に係る投影パターン作成装置4における構成と同様であるので詳細な説明は省略する。
第一の領域抽出部9は、パターン投影装置1の光学系または/および撮像装置2の光学系、並びにパターン投影装置1と撮像装置2の位置関係のうちの少なくとも1つに起因する変形の影響を判定する第一の条件を満たす領域を、第一の投影パターンから第一の修正可能領域として抽出する。
第三の投影パターン改善部10は、第一の修正可能領域内のパターンを修正し第二の投影パターンを生成する。
次に、本発明の実施例2に係る投影パターン作成装置42による第二の投影パターン作成手順について、図15に示したフローチャートを用いて説明する。
実施例1では投影パターンのぼけ、引き伸ばし、つぶれを考慮した評価値を用いて投影パターンを評価した。一方、実施例2では、投影パターンの評価は評価値Aで行い、ぼけや引き伸ばし、つぶれの影響を考慮して投影パターンの修正に制限を設け、投影パターンの改善を行う。
まず、ステップS201において、評価値Aを計算する。次に、ステップS202において、評価値Aが所定の閾値より小さいか否かを判断する。評価値Aが閾値より小さい場合は処理を終了する。
一方、評価値Aが閾値以上である場合は、以下の手順で投影パターンを修正する。
・予め、ぼけに強いパターンが満たす条件B、引き伸ばしに強いパターンが満たす条件C、つぶれに強いパターンが満たす条件Dを設定する。条件B、C、Dの例は後述する。
・投影パターンを小領域に分割し、小領域ごとに条件Bを満たすか否かを判定し、ステップS203において投影パターンのボケを考慮すると判断した場合には、ぼけに強い領域RBを抽出する(ステップS204)。一方、ステップS203において投影パターンのボケを考慮しないと判断した場合には、ステップS204の工程を実行しない。
・投影パターンを小領域に分割し、小領域ごとに条件Cを満たすか否かを判定し、ステップS205において投影パターンの引き伸ばしを考慮すると判断した場合には、引き伸ばしに強い領域RCを抽出する(ステップS206)。一方、ステップS205において投影パターンの引き伸ばしを考慮しないと判断した場合には、ステップS206の工程を実行しない。
・投影パターンを小領域に分割し、小領域ごとに条件Dを満たすか否かを判定し、ステップS207において投影パターンのつぶれを考慮すると判断した場合には、つぶれに強い領域RDを抽出する(ステップS208)。一方、ステップS207において投影パターンのつぶれを考慮しないと判断した場合には、ステップS208の工程を実行しない。
・抽出された領域RB〜RDから投影パターンを修正可能な領域REを抽出する(ステップS209)。領域REの抽出方法の例は後述する。
・評価値Aが減少するよう、抽出されたRE内のパターンを実施例1と同じ要領で修正(ステップS210)し、再度パターンを修正可能な領域REを求めるという操作を繰り返し、投影パターンを改善する。なお、図15には、ぼけに強い領域RBを抽出する工程、引き伸ばしに強い領域RCを抽出する工程、およびつぶれに強い領域RDを抽出する工程のそれぞれを並行して、即ち、パラレルに実行する例を示している。しかしながらこのような例には限られず、上記各工程を順次、即ち、シリアルに実行するようにしてもよい。
次に、上述した条件B、C、Dの例について説明する。
まず、条件Bの例について説明する。ぼけに強いパターンが満たす条件として、例えば以下を条件Bとして用いることが出来る。
・境界線と境界線の間隔が、閾値以上
・最も小さい黒領域の面積が、閾値以上
・最も小さい白領域の面積が、閾値以上
・境界線前後の値の変化量が、閾値以上
次に、条件Cの例について説明する。引き伸ばしに強いパターンが満たす条件として、例えば以下を条件Cとして用いることが出来る。
・白領域の面積の総和が、閾値以下
・黒領域の面積の総和が、閾値以下
・境界線と境界線の間隔が、閾値以下
・最も小さい黒領域の面積が、閾値以下
・最も小さい白領域の面積が、閾値以下
次に、条件Dの例について説明する。つぶれに強いパターンが満たす条件として、例えば以下を条件Dとして用いることが出来る。
・境界線と境界線の間隔が、閾値以上
・最も小さい黒領域の面積が、閾値以上
・最も小さい白領域の面積が、閾値以上
次に、領域REの抽出方法の例について説明する。任意の方法を用いて領域RB〜RDからREを抽出して良い。例えば、以下の方法が挙げられる。
・領域RB〜RDの論理和を領域REとする。
・領域RB〜RDの論理積を領域REとする。
・領域RB〜RDのいずれか2つ以上の領域に含まれる領域を領域REとする。
本発明の実施例2に係る投影パターン作成装置42によれば、ぼけや引き伸ばし、つぶれの影響を考慮して投影パターンの修正に制限を設け、投影パターンの改善を行うことにより、空間分解能を粗くしたり計測範囲を制限したりすることなく、奥行きのある対象の計測や、対象までの距離が正確にわからないばら積みされた対象の計測が可能となる。
[実施例3]
次に、本発明の実施例3に係る投影パターン作成装置について説明する。実施例3では、実施例1と2の組み合わせ投影パターンを改善する。図16に、本発明の実施例3に係る投影パターン作成装置による投影パターン作成手順を説明するためのフローチャートを示す。図16において、ステップS301〜S312が、実施例1におけるフローチャートのステップS101〜S112に相当し、ステップS313〜S320が、実施例2におけるフローチャートのステップS203〜S209に相当する。
本発明の実施例3に係る投影パターン作成装置によれば、ぼけや引き伸ばし、つぶれの影響を考慮して投影パターンの改善を行うことにより、空間分解能を粗くしたり計測範囲を制限したりすることなく、奥行きのある対象の計測や、対象までの距離が正確にわからないばら積みされた対象の計測が可能となる。
1 パターン投影装置
2 撮像装置
4 投影パターン投影装置
5 投影パターン変形部
6 第一の投影パターン改善部
7 投影パターン撮像部
8 第二の投影パターン改善部
9 第一の領域抽出部
10 第三の投影パターン改善部

Claims (6)

  1. パターン投影装置と一乃至複数の撮像装置を備え、前記パターン投影装置から対象物体に投影された投影パターンを前記撮像装置で撮像することにより対象物体の3次元位置または/および形状を計測する3次元計測装置で使用する投影パターンを作成する投影パターン作成装置であって、
    前記パターン投影装置の光学系の特性、前記撮像装置の光学系の特性、または/および前記パターン投影装置と前記撮像装置の位置関係に基づいて、前記パターン投影装置の投影範囲内に設けた評価面に向けて前記パターン投影装置から投影された前記投影パターンが、前記撮像装置の画像に写った際の変形を再現することで変形投影パターンを生成する投影パターン変形部と、
    前記パターン投影装置または前記撮像装置に対する位置や傾きが異なる一乃至複数の評価面に向けて前記パターン投影装置から第一の投影パターンを投影した場合に生成される、一乃至複数の第一の変形投影パターンに基づいて、前記第一の投影パターンを改善した第二の投影パターンを生成する第一の投影パターン改善部と、
    を備えることを特徴とする投影パターン作成装置。
  2. パターン投影装置と一乃至複数の撮像装置を備え、前記パターン投影装置から対象物体に投影された投影パターンを前記撮像装置で撮像することにより対象物体の3次元位置または/および形状を計測する3次元計測装置で使用する投影パターンを作成する投影パターン作成装置であって、
    前記パターン投影装置の前方に前記投影パターンを投影する評価面を設け、前記パターン投影装置から評価面に投影された第一の投影パターンを前記撮像装置で撮像する投影パターン撮像部と、
    前記パターン投影装置または前記撮像装置に対する位置や傾きが異なる一乃至複数の評価面に、前記パターン投影装置から前記第一の投影パターンを投影した場合に前記撮像装置の画像に写る一乃至複数の第二の変形投影パターンに基づいて前記第一の投影パターンを改善し第二の投影パターンを生成する第二の投影パターン改善部と、
    を備えることを特徴とする投影パターン作成装置。
  3. 請求項1、または請求項2に記載の投影パターン作成装置で作成された前記第二の投影パターンを前記パターン投影装置から投影する、3次元計測装置。
  4. 前記投影パターン変形部は、前記投影パターンの前記パターン投影装置の光学系または/および前記撮像装置の光学系に起因する変形を再現した第一の変形投影パターンを生成し、
    前記第一の投影パターン改善部は、前記第一の変形投影パターンに基づいて第一の評価値を算出すると共に、該第一の評価値に基づいて前記第一の投影パターンを改善する、請求項1に記載の投影パターン作成装置。
  5. 前記投影パターン変形部は、前記投影パターンの前記パターン投影装置と前記撮像装置の位置関係に起因した変形を再現した第二の変形投影パターンを生成し、
    前記第一の投影パターン改善部は、前記第二の変形投影パターンに基づいて第一の評価値を算出すると共に、該第一の評価値に基づいて前記第一の投影パターンを改善する、請求項1に記載の投影パターン作成装置。
  6. パターン投影装置と一乃至複数の撮像装置を備え、前記パターン投影装置から対象物体に投影された投影パターンを前記撮像装置で撮像することにより対象物体の3次元位置または/および形状を計測する3次元計測装置で使用する投影パターンを作成する投影パターン作成装置であって、
    前記パターン投影装置の光学系または/および前記撮像装置の光学系、並びに前記パターン投影装置と前記撮像装置の位置関係のうちの少なくとも1つに起因する変形の影響を判定する第一の条件を満たす領域を、第一の投影パターンから第一の修正可能領域として抽出する第一の領域抽出部と、
    前記第一の修正可能領域内のパターンを修正し第二の投影パターンを生成する、第三の投影パターン改善部と、
    を備えることを特徴とする投影パターン作成装置。
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