JP2014199193A - 三次元計測装置、三次元計測方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】三次元計測の計測精度をより向上できるようにする。【解決手段】投影部102は、1つの計測用パターンに対して特徴パターンが対に配置され、前記計測用パターンと前記特徴パターンとの間、または前記特徴パターンに前記計測用パターンと輝度または波長の異なる領域が存在するパターン光を投影するようにして、輝度のピークに変化が現れた場合であっても、計測用パターンの重心が変化せず、精度よく三次元形状を計測できるようにする。【選択図】図1
Description
本発明は、特に、パターン光を投影する際に用いて好適な三次元計測装置、三次元計測方法及びプログラムに関する。
従来、動的シーンに対応した三次元計測装置において、複数のスリットを投影した光切断法が知られている。複数のスリットを投影した光切断法では、一般的に全て同一形状のスリットを投影する。そのため、測定する距離範囲に限定を加えるなどしない限り、撮像されたスリットと投影されたスリットとを一意に対応付けることは困難である。
そこで、特許文献1に記載の手法では、投影パターン中に存在する各スリットに、長さの異なる同じ太さの実線を形成し、複数のスリットに沿って符号化要素を配置する。そして、被写体の表面に作用した投影パターンを撮像装置で撮像し、符号化要素を解析する。これによって、各スリットの撮像した画像上での位置を認識することが可能となり、三次元計測を行うことができることが記載されている。
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、投影パターン中の符号化要素を配置するために、局所的にスリットの線よりも太さを有するパターンを用いる。ここで、スリット線を用いた三次元計測手法においては、スリット線が投射されている幅では物体の距離が同一であると仮定している。そのため、太さを有するスリット光を用いる場合、三次元計測の計測精度が低下するという課題がある。
本発明は前述の問題点に鑑み、三次元計測の計測精度をより向上できるようにすることを目的としている。
本発明の三次元計測装置は、計測用パターンと前記計測用パターンの周辺に配置された特徴パターンとを有するパターン光を被写体へ投影する投影手段と、前記投影手段によって前記パターン光が投影された被写体を撮像して撮像画像を生成する撮像手段と、前記撮像手段によって生成された撮像画像に含まれるパターンから前記特徴パターンを認識する特徴認識手段と、前記特徴認識手段により認識された特徴パターンに基づいて前記被写体の三次元形状を算出する三次元形状算出手段とを有し、前記投影手段は、1つの計測用パターンに対して前記特徴パターンが対に配置され、前記計測用パターンと前記特徴パターンとの間、または前記特徴パターンに、前記計測用パターンと輝度または波長の異なる領域が存在するパターン光を投影することを特徴とする。
本発明によれば、三次元計測の計測精度をより向上させることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る三次元計測装置100の構成例を示すブロック図である。
図1において、本実施形態に係る三次元計測装置100は、撮像部101と、投影部102と、投影パターン生成部103と、制御部104と、記憶部105と、特徴認識部106と、三次元形状算出部107とを備えている。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る三次元計測装置100の構成例を示すブロック図である。
図1において、本実施形態に係る三次元計測装置100は、撮像部101と、投影部102と、投影パターン生成部103と、制御部104と、記憶部105と、特徴認識部106と、三次元形状算出部107とを備えている。
撮像部101は、光学系と撮像素子とを有し、被写体108を撮像する。また、撮像部101は、撮像して生成された撮像画像を記憶部105に出力する。また、撮像部101は、投影部102の投影方向とは異なる方向から被写体108を撮像する。
投影部102は、レーザープロジェクタや液晶プロジェクタなどを用いてパターン光を投影するものであり、パターン光を投影できるのであれば投影部102の構成は限定されない。また、投影部102は、投影パターン生成部103から入力されるパターンの情報に基づいて、被写体108へパターン光を投影する。
投影パターン生成部103は、投影部102が被写体108へ投影するパターン光のパターンを生成する。制御部104は、投影パターン生成部103によるパターンの生成、及び投影部102による投影のタイミングを制御する。また、制御部104は、投影部102がパターン光の投影を開始するタイミングに基づいて、撮像を開始するように撮像部101を制御する。なお、投影パターン生成部103は、必ずしも三次元計測装置100の一部である必要はなく、本実施形態で説明する各種投影パターンを生成する投影パターン生成装置(情報処理装置)として独立して使用することも可能である。
記憶部105は、撮像部101から取得した撮像画像を記憶するメモリである。そして、記憶部105に記憶された撮像画像は、特徴認識部106へ出力される。特徴認識部106は、記憶部105から取得した撮像画像から計測用パターンと特徴パターンとを抽出して特徴を認識する。そして、認識された特徴に基づいて、特徴認識部106は、符号列を生成し、三次元形状算出部107へ出力する。
三次元形状算出部107は、特徴認識部106から取得した符号列と、パターンを構成する元の符号列との対応関係から、撮像部101により撮像される計測用パターンの位置と、投影部102により投影される計測用パターンの位置とを対応付ける。そして、対応付けられた計測用パターン同士の位置に基づいて三角測量の原理で三次元形状を算出する。
次に、図2を参照しながら、投影パターン生成部103により生成されるパターンの一例について説明する。
図2(a)に示すように、投影パターン生成部103により生成されるパターンは、パターン201、202の組み合わせで構成される。パターン201は計測用パターン203に隣接する特徴パターンが存在しないものであり、パターン202は計測用パターン203に特徴パターン204が隣接している。つまり、それぞれのパターン201、202は、隣接して配置された特徴パターン204の有無により、パターン201、202を区別することができる。また、パターン201を0、パターン202を1に割り当てることもできる。なお、パターンを割り当てる記号、数字には限定されない。
図2(a)に示すように、投影パターン生成部103により生成されるパターンは、パターン201、202の組み合わせで構成される。パターン201は計測用パターン203に隣接する特徴パターンが存在しないものであり、パターン202は計測用パターン203に特徴パターン204が隣接している。つまり、それぞれのパターン201、202は、隣接して配置された特徴パターン204の有無により、パターン201、202を区別することができる。また、パターン201を0、パターン202を1に割り当てることもできる。なお、パターンを割り当てる記号、数字には限定されない。
図2(a)に示したパターンを組み合わせて構成したパターンが投影パターン生成部103により生成されるパターンであり、例えば、図2(b)に示すようなパターン259が生成される。パターン259の一部は、計測用パターン251、および周辺の特徴パターン252、253により構成されている。ここで、計測用パターン251は、例えばスリットパターンである。また、パターン259は、符号列260に基づいて生成され、符号列260の一つの要素は、図2(a)に示したパターン201、202に対応付けられている。
また、パターン259は、区切り線261により区切られており、区切り線261で区切られた領域で一つの符号を表している。図2(b)に示す例では、説明をしやすくするために区切り線を示しているが、投影パターン生成部103で生成されるパターンには区切り線は含まれないものとする。また、区切り線の位置については特に限定されないが、区切り線は、撮像部101および投影部102の配置によって決定されるエピポーラ線であってもよい。例えば、領域255に関し、領域255の符号は一部の符号列262に対応している。領域255は区切り線261が区切る領域毎に、計測用パターンに隣接する符号パターンの存在の有無により、符号が割り当てられ、最終的に一部の符号列「100010」が割り当てられる。
ここで、符号列260は、例えば、M系列(Maximum length sequence)でもよいし、デブルーイン系列(de Bruijin sequence)でもよい。M系列とは、最大周期列といわれる疑似乱数列の1つである。また、デブルーイン系列は周期系列であり、長さnの部分系列を観測すれば、系列中の位置が一意に特定可能という特徴を有する符号列である。符号列260として、M系列やデブルーイン系列以外の符号列を用いてもよいが、任意で選択した部分系列が他の部分系列に対して一意に特定可能な符号列とする。
また、計測する距離に限定を加えるなどの条件を加えることが可能である場合には、全ての系列において、部分系列が他の部分系列と比べて一意でなくてもよい。つまり、所定の条件を加えることによって限定された系列の中で選択した部分系列が他の部分系列に対して一意であればよい。
次に、図2(b)に示すパターン259を構成するために配置された特徴パターンについて詳細に説明する。
図2(b)において、特徴パターン252、253は計測用パターン251と隣接する領域254内において、計測用パターン251に対して略対称に配置されている。また、特徴パターン252、253は、計測用パターン251との間で、輝度の変化を有している。特徴パターン252、253が計測用パターン251との間で輝度の変化を有していると、計測用パターンを認識する範囲を限定できるので、距離変化やテクスチャ変化が有る場合に計測精度が低下を防ぐことができる。
図2(b)において、特徴パターン252、253は計測用パターン251と隣接する領域254内において、計測用パターン251に対して略対称に配置されている。また、特徴パターン252、253は、計測用パターン251との間で、輝度の変化を有している。特徴パターン252、253が計測用パターン251との間で輝度の変化を有していると、計測用パターンを認識する範囲を限定できるので、距離変化やテクスチャ変化が有る場合に計測精度が低下を防ぐことができる。
以下、図3を参照しながら、図2(b)における領域254内において計測用パターン251に対して略対称に配置することの効果について説明する。
図3(a)に示すパターン301は、計測用パターン305に対して領域325において特徴パターン306が非対称に配置されているパターンである。また、パターン301は、投影部102を用いて被写体108に投射し、撮像部101で撮影した画像を表している。一方、パターン302は、計測用パターン309に対して領域326において特徴パターン310が計測用パターン309に対して略対称に配置されているパターンである。また、パターン302は、投影部102を用いて被写体108に投射し、撮像部101で撮影した画像を表している。
ここで、撮像部101および投影部102の光学系によるボケと被写体108の特性とにより、パターン301、302にそれぞれボケ307、311が生じている。さらに、光強度断面303、304は、パターン301、302の断面線308、313において、輝度を縦軸とし、空間を横軸として表している。ここで、輝度を表す縦軸315、321に対し、横軸314は断面線308の方向に対応しており、横軸320は断面線313の方向に対応している。点線で示した輝度プロファイル318は、計測用パターン305、特徴パターン306を独立して投影した場合の輝度プロファイルである。一方、輝度プロファイル319は、計測用パターン305、特徴パターン306を同時に投影した場合の輝度プロファイルである。
計測用パターン305、特徴パターン306を同時に投影した場合、計測用パターン305によるボケと、特徴パターン306によるボケとが重畳し、重心位置317は、輝度プロファイル318に対応する重心位置316と位置が異なる。つまり、パターン301の場合は、計測性の精度が低下する。
同様に、光強度断面304において点線で示した輝度プロファイル323は、計測用パターン309、特徴パターン310を独立して投影した場合の輝度プロファイルである。また、輝度プロファイル324は、計測用パターン309、特徴パターン310を同時に投影した場合の輝度プロファイルである。
計測用パターン309、特徴パターン310を同時に投影した場合、計測用パターン309のボケと、特徴パターン310のボケとが重畳する。ところが、特徴パターン310が、計測用パターン309に対して略対称であるため、計測用パターン309の重心位置322は、計測用パターン309と特徴パターン310とを独立して投影した場合の重心位置と同一となる。つまり、特徴パターン310を計測用パターン309に対して略対称に配置するパターン302の場合は、パターン301のように特徴パターン306を計測用パターン305に対して非対称に配置するパターンに比べて計測性精度が向上する。
なお、特徴パターン310が略対称である領域326は、実際に計測に使用する計測用パターンを含む領域であり、その他の計測に使用しない領域においては、計測用パターンに対して略対象でなくてもよい。また、特徴パターンは、計測用パターンと同様に、特徴パターンの位置が特定可能であれば計測に使用してもよい。
次に、図3(b)を参照しながら、図2(b)における特徴パターン252、253が、計測用パターン251との間で輝度の変化を有することの効果について説明する。図3(a)に示したパターン301は、計測用パターン305と特徴パターン306との間に輝度変化の無いパターンであり、図3(b)に示すパターン351は、特許文献1に記載されているパターンである。これに対し、パターン352は、本実施形態のパターンであり、計測用パターン358と特徴パターン359との間に輝度の変化を有する領域371、372が存在する。ただし、領域371、372を示す点線は説明をしやすくするために付加したのであって、実際にはパターンに含まれないものである。
光強度断面353、354は、それぞれパターン351、352の断面線357、360において、輝度を縦軸とし、空間を横軸として表している。輝度を表す縦軸362、367に対し、横軸361は断面線357の方向に対応しており、横軸366は断面線360の方向に対応している。また、輝度プロファイル363はパターン351の断面線357の位置における輝度プロファイルであり、輝度プロファイル368はパターン352の断面線360の位置における輝度プロファイルである。
図3(b)に示す輝度の変化と輝度の絶対値とから、光強度断面353において計測用パターンの認識位置は、点線364、365の間に存在していると認識できる。同様に、光強度断面354においては、計測用パターンの認識位置は、点線369、370の間に存在していると認識できる。図3(b)に示すように、光強度断面354において計測用パターンの認識位置を示す点線369、370に挟まれる領域は、光強度断面353において計測用パターンの認識位置を示す点線364、365に挟まれる領域よりも狭い。スリットパターンを用いた距離計測手法では、計測用パターン中では距離変化やテクスチャの変化が無い、または少ないことを仮定している。つまり、計測用パターンよりも細かい距離変化やテクスチャ変化が有る場合に計測精度が低下するといえる。
ここで、パターン351が細かい距離変化やテクスチャ変化が有る場合に計測精度が低下することについて、光強度断面373、374を用いて詳細に説明する。光強度断面373、374では、点線377の位置に、細かい距離変化やテクスチャの影響で、一部輝度が高い領域が輝度プロファイル375、376に発生している。輝度が高い部分が発生した点線377の位置は、光強度断面373では点線364、365の領域の内側にあるため、計測用パターンの重心が変化し、計測精度が低下する。これに対して、光強度断面374で輝度が高い部分が発生した点線377の位置は、点線369、370の領域の外側にあるため、計測用パターンの重心への影響が低いため、計測精度の低下を防ぐことが可能である。このことから、特徴パターン359と計測用パターン358との間で輝度の変化を有することにより、計測用パターン中での距離変化やテクスチャ変化に影響されにくい効果があるといえる。
次に、図4を参照しながら特徴認識部106が行う処理について説明する。特徴認識部106は、記憶部105から例えば図4に示す画像401についてパターン抽出を行い、計測用パターンと特徴パターンとを抽出する。例えば図4に示す画像402が抽出後の画像であり、複数の区切り線403と、計測用パターン408の間隔とに基づいて、複数の領域が定義される。
ここで、区切り線403は、特徴パターンのサイズから決定してもよいし、撮像素子で一定の間隔で配置してもよい、また、撮像部101および投影部102の配置によって決定されるエピポーラ線であってもよい。さらに、分割された複数の領域のうち所定の領域をグループ化し、図4において太い点線で表しているグループ404、405を定義する。すなわち、分割された複数の領域のうち、計測用パターンの方向に隣接している複数の領域を1つのグループとしてグループ化する。
グループ404には、特徴パターン409、410が配置されており、グループ405には、特徴パターン411、412が配置されている。そして、各グループにおいて、各領域の面積とグループ内の各領域上の特徴パターンの面積との比に基づき、符号を割りつける。具体的な例としては、領域406の面積が10であり、特徴パターン409の面積が5である場合には、領域406と特徴パターン409との面積比は0.5になる。
また、特徴パターンが存在する領域かどうか決定する閾値を予め設定しておき、閾値以上である場合には特徴パターンが存在すると判断するようにする。本実施形態では、閾値を0.2とし、領域406には特徴パターンが存在すると認識し、符号1が割り当てられる。同様に、グループ404、405の各領域に符号を割り付けることにより符号列413を得る。図4に示す例では、割り付けられた符号は、グループ404が「010100」であり、グループ405が010001である。
なお、領域分割処理およびグループ化処理は、特徴認識部106が行う処理として説明したが、別の処理部を設けて当該別の処理部により実行されてもよい。その場合、特徴認識部106は、各グループにおいて、グループ内の各領域の面積とグループ内の各領域上の特徴パターンとの面積の比に基づき、特徴を認識して、符号を割りつける処理のみを実行することになる。そして、特徴認識部106は、生成された符号列413を、三次元形状算出部107へ出力する。
次に、図5を参照しながら、三次元形状算出部107が行う処理について説明する。三次元形状算出部107は、特徴認識部106から符号列を取得する。図2(b)および図4に示す例の場合には、次に、パターン259を構成する元の符号列260と、符号列413との対応を探索する。探索した結果、図5に示す対応位置501を導く。符号列同士の対応から撮像部101により撮像された計測用パターンの位置と、投影部102により投影される計測用パターンの位置とが対応付けられる。そして、上述したように、対応付けられた計測用パターンの位置に基づいて三角測量の原理で被写体108の三次元形状を算出する。ここで、三角測量の基本的な原理は、特許文献2に開示されている。
図6は、本実施形態に係る三次元計測装置100による処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、S601において、投影部102は、制御部104により投影パターン生成部103へ送信されたパターンを出力するための信号に基づいて、投影パターン生成部103が生成するパターンに基づくパターン光を、被写体へ投影する。
まず、S601において、投影部102は、制御部104により投影パターン生成部103へ送信されたパターンを出力するための信号に基づいて、投影パターン生成部103が生成するパターンに基づくパターン光を、被写体へ投影する。
次に、S602において、撮像部101は、制御部104により撮像部101へ、投影が開始されるタイミングで送信された撮像信号に基づいて被写体を撮像する。そして、撮像部101は、撮像画像を記憶部105に記憶する。次に、S603において、特徴認識部106は、記憶部105から撮像画像を取得し、計測用パターンと特徴パターンとを抽出する。そして、S604において、特徴認識部106は、S603で抽出された計測用パターンと特徴パターンとから符号列を抽出し、当該符号列を三次元形状算出部107へ出力する。
次に、S605において、三次元形状算出部107は、抽出された符号列と対応する符号列を探索する。そして、S606において、三次元形状算出部107は、撮像部101により撮像された計測用パターンの位置と、投影部102により投影される計測用パターンの位置とを対応付ける。次に、S607において、三次元形状算出部107は、対応付けられた計測用パターンの位置と、撮像部101および投影部102の位置関係とに基づいて三角測量の原理で被写体108の三次元形状を算出し、処理を終了する。
以上のように本実施形態によれば、三次元計測の計測精度を向上させることが可能となる。
(第2の実施形態)
本実施形態に係る三次元計測装置の構成は、第1の実施形態で説明した三次元計測装置100の構成と同様であるため説明を省略する。本実施形態においては、投影パターン生成部103により生成されるパターンとして、図2(b)に示した特徴パターン252、253とは異なる特徴パターンについて図7を参照しながら説明する。
本実施形態に係る三次元計測装置の構成は、第1の実施形態で説明した三次元計測装置100の構成と同様であるため説明を省略する。本実施形態においては、投影パターン生成部103により生成されるパターンとして、図2(b)に示した特徴パターン252、253とは異なる特徴パターンについて図7を参照しながら説明する。
図7(a)において、投影パターン生成部103により生成されるパターンは、4つのパターン701、704、706、708の組み合わせで構成される。ここで、本実施形態に係るパターンが4種類に分類可能であることを説明する。
1つ目のパターン701において、特徴パターン702は、計測用パターン703に対して、領域713上で略対称に配置されている。また、パターン701を3つの領域710〜712で区切った場合に、領域710における計測用パターン703の上下の位置に特徴パターン702が存在する。
2つ目のパターン704の場合は、パターン704を3つの領域710〜712で区切った場合に、領域712における計測用パターン703の上側の領域に特徴パターン705が存在する。そして、領域710における計測用パターン703の下側の領域に特徴パターン705が存在する。
3つ目のパターン706の場合は、パターン706を3つの領域710〜712で区切った場合に、領域712における計測用パターン703の上下の位置に特徴パターン707が存在する。
4つ目のパターン708の場合は、パターン708を3つの領域710〜712で区切った場合に、領域710における計測用パターン703の上側の領域に特徴パターン709が存在する。そして、領域712における計測用パターン703の下側の領域に特徴パターン709が存在する。
このように本実施形態では、計測用パターン703の上下の領域において、それぞれの特徴パターンが領域710と領域712とのどちらの領域に配置されているかを認識して4種類に分類している。また、パターン701に「1」、パターン704に「2」、パターン706に「3」、パターン708に「4」と、4種類に分類したパターンにそれぞれ数字を割り付けてもよい。
図7(b)には、図7(a)に示したパターンを組み合わせて構成したパターンの一例を示す。図7(b)に示すパターン755は、特徴パターン751、752が計測用パターン753に対して、領域754で略対称に配置されているパターンであり、符号列756から生成されている。なお、符号列については第1の実施形態と異なっているが、任意で選択した部分系列が他の部分系列に対して一意に特定可能であればよい。以上のように本実施形態によれば、三次元計測の計測精度を向上させることが可能となる。
(第3の実施形態)
本実施形態に係る三次元計測装置の構成は、第1の実施形態で説明した三次元計測装置100の構成と同様であるため説明を省略する。本実施形態においては、投影パターン生成部103により生成されるパターンとして、図2(b)に示した特徴パターン252、253とは異なる特徴パターンについて図8を参照しながら説明する。
本実施形態に係る三次元計測装置の構成は、第1の実施形態で説明した三次元計測装置100の構成と同様であるため説明を省略する。本実施形態においては、投影パターン生成部103により生成されるパターンとして、図2(b)に示した特徴パターン252、253とは異なる特徴パターンについて図8を参照しながら説明する。
図8に示すパターン809は、符号列808に基づいて作成されたパターンである。なお、符号列については第1の実施形態と同様なので説明は省略する。特徴パターン802、805は、計測用パターン801に対して、領域806の上で略対称である。また、特徴パターン802、805は、計測用パターン801と輝度が異なる領域803、804を有している。輝度の異なる領域803、804を有することにより、特徴認識部106は特徴パターン802、805と計測用パターン801とを分離して認識することが可能である。さらに、領域803、804が、図2(b)に示したパターン259と比べて輝度を高くすると、特徴パターンの単位面積あたりの輝度が高くなり、特徴パターンの認識が容易になるという効果がある。なお、領域807に関しては、符号に対する特徴の種類は、図2(b)に示した領域255と同様であるため、説明は省略する。
次に、図9を参照しながら、図8に示したパターン809の特徴パターンと異なる特徴パターンについて説明する。図9に示すパターン905は、計測用パターン901に対して領域904内で特徴パターン902、903が略対称に配置されている。ここで、特徴パターン902、903は、少なくとも光の波長または輝度が異なるパターンである。このように特徴パターン902、903の少なくとも波長または輝度が計測用パターン901と異なるようにし、撮像部101から入力された撮像画像に対して波長、輝度毎にフィルタを用意する。これにより、特徴パターンと計測用パターンとが容易に分離可能になるという効果がある。
また、本実施形態においては、図10に示すパターン1001のように、輝度、波長を反転したものとしてもよい。さらに、図11に示すパターン1105のように、計測用パターン1101に対して、円形の領域1104の上で特徴パターン1102、1103が略対称に配置されているパターンでもよい。なお、本実施形態に係る三次元計測装置100は、領域1104の形状に限定されないものとする。
さらに本実施形態においては、図12に示すようなパターン1211であってもよい。パターン1211は、縞の太さで分類されるバーコードパターンであり、特徴パターン1202、1203の組と、特徴パターン1206、1207の組とが計測用パターン1201方向の長さで分類することができる。このとき、特徴パターン1202、1203を「0」、特徴パターン1206、1207を「1」に割り当てている。図12に示す例の場合、特徴パターン1212、1213についても特徴パターン1202、1203と同様に「0」に割り当てられる。
また、パターン1211は符号列1210に基づいて構成されており、特徴パターン1202、1203は計測用パターン1201と隣接する領域1204、1205内において、計測用パターン1201に対して略対称に配置されている。さらに、特徴パターン1206、1207においても、計測用パターン1201と隣接する領域1208、1209内において、計測用パターン1201に対して略対称に配置されている。以上のように本実施形態によれば、三次元計測の計測精度を向上させることが可能となる。
(第4の実施形態)
本実施形態に係る三次元計測装置の構成は、第1の実施形態で説明した三次元計測装置100の構成と同様であるため説明を省略する。本実施形態においては、投影パターン生成部103により生成されるパターンとして、図2(b)に示す特徴パターン252、253とは異なる特徴パターンについて図13を参照しながら説明する。
本実施形態に係る三次元計測装置の構成は、第1の実施形態で説明した三次元計測装置100の構成と同様であるため説明を省略する。本実施形態においては、投影パターン生成部103により生成されるパターンとして、図2(b)に示す特徴パターン252、253とは異なる特徴パターンについて図13を参照しながら説明する。
本実施形態においては、図13(a)に示すように、投影パターン生成部103により生成されるパターンは、パターン1301、1307の組み合わせで構成される。パターン1301は、計測用パターン1302、1303に隣接する特徴パターン1305、1306が配置されている。また、パターン1307は計測用パターン1302、1303に隣接する特徴パターン1305、1306が配置されているが、特徴パターン1305、1306の間に、これらに繋がっている特徴パターン1304が存在する。つまり、本実施形態では、2つの特徴パターンの間を繋ぐ特徴パターンの有無により分類され、パターン1301に「0」、パターン1307に「1」を割り当てることができる。なお、パターンを割り当てる記号、数字には限定されない。
図13(b)には、図13(a)に示したパターンを組み合わせて構成されたパターンの一例を示している。図13(b)に示すパターン1359は、投影パターン生成部103により生成されるパターンであり、符号列1358に基づいて構成されている。また、パターン1359の一部は、計測用パターン1351、1352の間に、特徴パターン1353が配置され、さらに、特徴パターン1354、1355が領域1356上で略対称であるパターンである。
なお、領域1357に関しては、符号に対する特徴の種類は、図2(b)に示した領域255と同様であるため、説明は省略する。また、本実施形態に係る三次元計測装置100は、略対称に配置された特徴パターンと符号の分類に使用する特徴パターンの位置とが一致する必要はない。以上のように本実施形態によれば、三次元計測の計測精度を向上させることが可能となる。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
101 撮像部
102 投影部
103 投影パターン生成部
104 制御部
105 記憶部
106 特徴認識部
107 三次元形状算出部
102 投影部
103 投影パターン生成部
104 制御部
105 記憶部
106 特徴認識部
107 三次元形状算出部
Claims (8)
- 計測用パターンと前記計測用パターンの周辺に配置された特徴パターンとを有するパターン光を被写体へ投影する投影手段と、
前記投影手段によって前記パターン光が投影された被写体を撮像して撮像画像を生成する撮像手段と、
前記撮像手段によって生成された撮像画像に含まれるパターンから前記特徴パターンを認識する特徴認識手段と、
前記特徴認識手段により認識された特徴パターンに基づいて前記被写体の三次元形状を算出する三次元形状算出手段とを有し、
前記投影手段は、1つの計測用パターンに対して前記特徴パターンが対に配置され、前記計測用パターンと前記特徴パターンとの間、または前記特徴パターンに、前記計測用パターンと輝度または波長の異なる領域が存在するパターン光を投影することを特徴とする三次元計測装置。 - 前記計測用パターンはスリットパターンであることを特徴とする請求項1に記載の三次元計測装置。
- 前記特徴パターンは、前記計測用パターンの方向に所定の間隔を空けて配置されていることを特徴とする請求項2に記載の三次元計測装置。
- 前記投影手段は、前記特徴パターンが複数の種類の形状であるパターン光を投影することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の三次元計測装置。
- 前記投影手段は、前記計測用パターンと前記特徴パターンとのパターン光を同時に投影することを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の三次元計測装置。
- 前記投影手段によって投影される前記パターン光のパターンを生成する生成手段をさらに有することを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の三次元計測装置。
- 計測用パターンと前記計測用パターンの周辺に配置された特徴パターンとを有するパターン光を被写体へ投影する投影工程と、
前記投影工程において前記パターン光が投影された被写体を撮像して撮像画像を生成する撮像工程と、
前記撮像工程において生成された撮像画像に含まれるパターンから前記特徴パターンを認識する特徴認識工程と、
前記特徴認識工程において認識された特徴パターンに基づいて前記被写体の三次元形状を算出する三次元形状算出工程とを有し、
前記投影工程においては、1つの計測用パターンに対して前記特徴パターンが対に配置され、前記計測用パターンと前記特徴パターンとの間、または前記特徴パターンに、前記計測用パターンと輝度または波長の異なる領域が存在するパターン光を投影することを特徴とする三次元計測方法。 - 計測用パターンと前記計測用パターンの周辺に配置された特徴パターンとを有するパターン光を被写体へ投影する投影工程と、
前記投影工程において前記パターン光が投影された被写体を撮像して撮像画像を生成する撮像工程と、
前記撮像工程において生成された撮像画像に含まれるパターンから前記特徴パターンを認識する特徴認識工程と、
前記特徴認識工程において認識された特徴パターンに基づいて前記被写体の三次元形状を算出する三次元形状算出工程とをコンピュータに実行させ、
前記投影工程においては、1つの計測用パターンに対して前記特徴パターンが対に配置され、前記計測用パターンと前記特徴パターンとの間、または前記特徴パターンに、前記計測用パターンと輝度または波長の異なる領域が存在するパターン光を投影することを特徴とするプログラム。
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JP2013074055A JP2014199193A (ja) | 2013-03-29 | 2013-03-29 | 三次元計測装置、三次元計測方法及びプログラム |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014199193A true JP2014199193A (ja) | 2014-10-23 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013074055A Pending JP2014199193A (ja) | 2013-03-29 | 2013-03-29 | 三次元計測装置、三次元計測方法及びプログラム |
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2013
- 2013-03-29 JP JP2013074055A patent/JP2014199193A/ja active Pending
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