JP2018059610A - ワイヤーハーネス係止用クリップ - Google Patents
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Abstract
【課題】バンドの余剰部分を切断することなく、余剰部分の無用な突出を防止し得るワイヤーハーネス係止用クリップを提供する。
【解決手段】ワイヤーハーネスを締め付けるバンドを備えた本体部と、本体部に一体に形成され、車体の取付孔に嵌合可能とした嵌合突部と、本体部に設けられ、ワイヤーハーネスを締め付けたバンドの先端部を挿通して、ワイヤーハーネスを締め付けた状態に保持するストッパーとを備えたワイヤーハーネス係止用クリップにおいて、バンド4には、ストッパー11から露出するバンド4の先端部を、ワイヤーハーネスWを締め付けているバンド4の外周面に沿って保持する保持手段6を備えた。
【選択図】図4
【解決手段】ワイヤーハーネスを締め付けるバンドを備えた本体部と、本体部に一体に形成され、車体の取付孔に嵌合可能とした嵌合突部と、本体部に設けられ、ワイヤーハーネスを締め付けたバンドの先端部を挿通して、ワイヤーハーネスを締め付けた状態に保持するストッパーとを備えたワイヤーハーネス係止用クリップにおいて、バンド4には、ストッパー11から露出するバンド4の先端部を、ワイヤーハーネスWを締め付けているバンド4の外周面に沿って保持する保持手段6を備えた。
【選択図】図4
Description
本発明は、自動車に配索されるワイヤーハーネスを車体に係止するクリップに関するものである。
従来、自動車に搭載された機器を電気的に接続するために車室内外に配設されるワイヤーハーネスは、クリップを介して車体に保持される。
クリップは、弾性を有する合成樹脂で成型され、円盤状の本体部の一側に嵌合突部が一体に形成され、本体部の他側にワイヤーハーネスを緊縛して保持するバンドが形成されている。
クリップは、弾性を有する合成樹脂で成型され、円盤状の本体部の一側に嵌合突部が一体に形成され、本体部の他側にワイヤーハーネスを緊縛して保持するバンドが形成されている。
本体部及びバンドには、ワイヤーハーネスを緊縛したバンドの緩みを阻止するストッパーが設けられている。そして、バンドでワイヤーハーネスを緊縛したクリップの嵌合突部を車体に形成されている取付孔に弾性的に嵌合することにより、ワイヤーハーネスが車体に保持される。
特許文献1には、ワイヤーハーネスを緊縛保持するためのバンドを備えたクリップが開示されている。
上記のようなクリップでは、ワイヤーハーネスを緊縛して本体部に保持されたバンド先端部の余剰部分が車室内に直線的に突出することがある。バンドは、ワイヤーハーネスを緊縛保持するための剛性を備え、かつその先端や幅方向の端縁にバリが残ることもある。
従って、このようにバンドの余剰部分が車室内面に当接して傷をつけ、あるいはワイヤーハーネスの配索後の組み立て工程で、作業者の効率的な作業の妨げとなることがある。
そこで、バンドの余剰部分が所定の長さ以下となるように切断する工程が必要となり、工数が増大するという問題点がある。
そこで、バンドの余剰部分が所定の長さ以下となるように切断する工程が必要となり、工数が増大するという問題点がある。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的はバンドの余剰部分を切断することなく、余剰部分の無用な突出を防止し得るワイヤーハーネス係止用クリップを提供することにある。
上記課題を解決するワイヤーハーネス係止用クリップは、ワイヤーハーネスを締め付けるバンドを備えた本体部と、前記本体部に一体に形成され、車体の取付孔に嵌合可能とした嵌合突部と、前記本体部に設けられ、前記ワイヤーハーネスを締め付けたバンドの先端部を挿通して、前記ワイヤーハーネスを締め付けた状態に保持するストッパーとを備えたワイヤーハーネス係止用クリップにおいて、バンドには、ストッパーから露出するバンドの先端部を、ワイヤーハーネスを締め付けているバンドの外周面に沿って保持する保持手段を備えることを特徴とする。
この構成により、バンドの先端部が保持手段によりバンドの外周面に沿って保持される。
また、上記のワイヤーハーネス係止用クリップにおいて、前記保持手段は、前記バンドの幅方向両側部に設けられ、前記バンドの先端部を挿通可能とした少なくとも一対の保持片を備えることが好ましい。
また、上記のワイヤーハーネス係止用クリップにおいて、前記保持手段は、前記バンドの幅方向両側部に設けられ、前記バンドの先端部を挿通可能とした少なくとも一対の保持片を備えることが好ましい。
この構成により、バンドの先端部を保持片に挿通すると、バンドの外周面に沿って保持される。
また、上記のワイヤーハーネス係止用クリップにおいて、前記一対の保持片は、前記バンドの幅方向両端部からそれぞれ垂立する一対の垂立部と、前記各垂立部にそれぞれ設けられ、互いに近づく方向に延びて前記バンドの先端部を挿通可能とした水平部とを備えることが好ましい。
また、上記のワイヤーハーネス係止用クリップにおいて、前記一対の保持片は、前記バンドの幅方向両端部からそれぞれ垂立する一対の垂立部と、前記各垂立部にそれぞれ設けられ、互いに近づく方向に延びて前記バンドの先端部を挿通可能とした水平部とを備えることが好ましい。
この構成により、垂立部と水平部で囲まれる空間にバンドの先端部を挿通すると、バンドの先端部がバンドの外周面に沿って保持される。
また、上記のワイヤーハーネス係止用クリップにおいて、前記保持片を、前記バンドの長手方向に等間隔に複数対設けることが好ましい。
また、上記のワイヤーハーネス係止用クリップにおいて、前記保持片を、前記バンドの長手方向に等間隔に複数対設けることが好ましい。
この構成により、ストッパーから露出されるバンドの先端部が長くなると、その先端部を複数対の保持片で保持可能となる。
また、上記のワイヤーハーネス係止用クリップにおいて、前記バンドの先端部の肉厚を、前記バンドの中間部に比して薄くすることが好ましい。
また、上記のワイヤーハーネス係止用クリップにおいて、前記バンドの先端部の肉厚を、前記バンドの中間部に比して薄くすることが好ましい。
この構成により、バンドの先端部を保持片に容易に挿通可能となる。
本発明のワイヤーハーネス係止用クリップによれば、バンドの余剰部分を切断することなく、余剰部分の無用な突出を防止することができる。
以下、ワイヤーハーネス係止用クリップの一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すワイヤーハーネス係止用クリップ1は、弾性を有する合成樹脂で成型され、円盤状の本体部2の一側には車体に形成された取付孔に嵌合可能とした嵌合突部3が一体に形成されている。
図1に示すワイヤーハーネス係止用クリップ1は、弾性を有する合成樹脂で成型され、円盤状の本体部2の一側には車体に形成された取付孔に嵌合可能とした嵌合突部3が一体に形成されている。
本体部2の他側には、ワイヤーハーネスを緊縛して保持するバンド4が設けられている。バンド4は、基端部が本体部2に一体に形成された薄板であり、ワイヤーハーネスを緊縛可能とする柔軟性を備えている。
バンド4の一方の側面、すなわちワイヤーハーネスを緊縛するときに外周側となる面には、バンド4の先端部4aを除いて、断面鋸刃状の係止突起5が長手方向に連続して多数設けられている。また、係止突起5の両側において、バンド4の幅方向両端部には、3対の保持片6がバンド4の基端近傍からバンド4の長手方向に等間隔に形成されている。
図2に示すように、各対の保持片6はバンド4の幅方向両端部からバンド4の厚さ方向に垂立する垂立部8と、その垂立部8の上端からバンド4の幅方向に互いに近づく方向に延びる水平部9が形成されて、断面鉤型に形成されている。
図3に示すように、バンド4の先端部4aは、係止突起5が形成されている中間部に比して、幅狭でかつ肉厚も薄く形成されている。そして、先端部4aを各保持片6に容易に挿通可能となっている。
図1に示すように、本体部2にはバンド4を先端部から挿通可能とした挿通孔10が形成されている。そして、ワイヤーハーネスを緊縛したバンド4の先端部4aを挿通孔10に挿通可能となっている。
挿通孔10内には、バンド4を挿通孔10に挿通するときには係止突起5には係合せず、挿通孔10からバンド4を引き抜こうとするとき、係止突起5に弾性的に係合してバンド4の引き抜きを阻止するストッパー11が形成されている。
次に、上記のように構成されたワイヤーハーネス係止用クリップ1の作用を説明する。
図4に示すように、ワイヤーハーネス係止用クリップ1を使用してワイヤーハーネスを車体に保持する場合には、係止突起5が外周側に露出されるようにして、ワイヤーハーネスWにバンド4を巻き付ける。そして、バンド4の先端部を挿通孔10に挿通してワイヤーハーネスWを締め付けると、係止突起5がストッパー11に係合してバンド4の緩みが阻止される。
図4に示すように、ワイヤーハーネス係止用クリップ1を使用してワイヤーハーネスを車体に保持する場合には、係止突起5が外周側に露出されるようにして、ワイヤーハーネスWにバンド4を巻き付ける。そして、バンド4の先端部を挿通孔10に挿通してワイヤーハーネスWを締め付けると、係止突起5がストッパー11に係合してバンド4の緩みが阻止される。
この状態では、図4に鎖線で示すように、挿通孔10から露出されるバンド4の先端部4aが直線状に突出されるため、その先端部を保持片6に挿通する。すると、バンド4の先端部4aがワイヤーハーネスWの近傍に保持される。
そして、本体部2の嵌合突部3を車体の取付孔に嵌合すると、ワイヤーハーネスWが車体に保持される。
図5に示すように、直径の小さいワイヤーハーネスWをバンド4で締め付ける場合には、挿通孔10を経て露出されるバンド4の先端部4aが長くなる。この場合には、バンド4の先端部4aを2つあるいは3つの保持片6に順次挿通すれば、バンド4の先端部4aがワイヤーハーネスWの近傍に保持される。
図5に示すように、直径の小さいワイヤーハーネスWをバンド4で締め付ける場合には、挿通孔10を経て露出されるバンド4の先端部4aが長くなる。この場合には、バンド4の先端部4aを2つあるいは3つの保持片6に順次挿通すれば、バンド4の先端部4aがワイヤーハーネスWの近傍に保持される。
上記のようなワイヤーハーネス係止用クリップ1では、次に示す効果を得ることができる。
(1)ワイヤーハーネスWを車体に保持するとき、バンド4の先端部4aを保持片6でワイヤーハーネスWの外周面近傍に保持することができる。従って、バンド4の余剰部分の切断作業を必要とすることなく、バンド4の先端部4aの無用な突出を防止することができる。
(1)ワイヤーハーネスWを車体に保持するとき、バンド4の先端部4aを保持片6でワイヤーハーネスWの外周面近傍に保持することができる。従って、バンド4の余剰部分の切断作業を必要とすることなく、バンド4の先端部4aの無用な突出を防止することができる。
(2)保持片6をバンド4の長手方向に3カ所設けたので、ワイヤーハーネスWの直径の相違によりバンド4の余剰部分の長さの変化にも容易に対応することができる。
(3)バンド4の余剰部分の切断作業及び余剰部分の長さの管理を必要としないので、工数を削減することができる。
(3)バンド4の余剰部分の切断作業及び余剰部分の長さの管理を必要としないので、工数を削減することができる。
(4)バンド4の先端部4aの無用な突出を防止することができるので、ワイヤーハーネスの配索後の他の部品の組み付け工程の作業効率の低下を防止することができるとともに、バンド4の先端部4aの接触による車室内面の損傷を防止することができる。
(5)バンド4の先端部4aの肉厚を薄くしたので、先端部4aを保持片6に容易に挿通することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・保持片を4カ所以上としてもよい。
1…ワイヤーハーネス係止用クリップ、2…本体部、3…嵌合突部、4…バンド、5…係止突起、6…保持手段(保持片)、8…垂立部、9…水平部、10…挿通孔、11…ストッパー、W…ワイヤーハーネス。
Claims (5)
- ワイヤーハーネスを締め付けるバンドを備えた本体部と、
前記本体部に一体に形成され、車体の取付孔に嵌合可能とした嵌合突部と、
前記本体部に設けられ、前記ワイヤーハーネスを締め付けたバンドの先端部を挿通して、前記ワイヤーハーネスを締め付けた状態に保持するストッパーと
を備えたワイヤーハーネス係止用クリップにおいて、
前記バンドには、前記ストッパーから露出する前記バンドの先端部を、前記ワイヤーハーネスを締め付けているバンドの外周面に沿って保持する保持手段を備えたことを特徴とするワイヤーハーネス係止用クリップ。 - 請求項1に記載のワイヤーハーネス係止用クリップにおいて、
前記保持手段は、前記バンドの幅方向両側部に設けられ、前記バンドの先端部を挿通可能とした少なくとも一対の保持片を備えたことを特徴とするワイヤーハーネス係止用クリップ。 - 請求項2に記載のワイヤーハーネス係止用クリップにおいて、
前記一対の保持片は、
前記バンドの幅方向両端部からそれぞれ垂立する一対の垂立部と、
前記各垂立部にそれぞれ設けられ、互いに近づく方向に延びて前記バンドの先端部を挿通可能とした水平部と
を備えたことを特徴とするワイヤーハーネス係止用クリップ。 - 請求項2又は3に記載のワイヤーハーネス係止用クリップにおいて、
前記保持片を、前記バンドの長手方向に等間隔に複数対設けたことを特徴とするワイヤーハーネス係止用クリップ。 - 請求項2乃至4のいずれか1項に記載のワイヤーハーネス係止用クリップにおいて、
前記バンドの先端部の肉厚を、前記バンドの中間部に比して薄くしたことを特徴とするワイヤーハーネス係止用クリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016199282A JP2018059610A (ja) | 2016-10-07 | 2016-10-07 | ワイヤーハーネス係止用クリップ |
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KR102484839B1 (ko) * | 2021-08-09 | 2023-01-05 | 주식회사 경신 | 이중 잠금 밴드케이블 |
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2016
- 2016-10-07 JP JP2016199282A patent/JP2018059610A/ja active Pending
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