JP2018059335A - 接合構造及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明による接合構造は、例えば床材、天井材、屋根材又は壁材等の平板状の面材1と、面材1と向かい合う接合面20を有する鋼製部材2とを備えている。接合面20には凹部24が設けられており、凹部24の内部には例えばゲル状、ゼリー状若しくは液状の接着剤又は両面テープ等からなる接着部材25が収められている。この凹部24の内部の接着部材25によって鋼製部材2が面材1と接合されている。
【選択図】図1
Description
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1による接合構造を示す説明図であり、図2は図1の鋼製部材を示す斜視図である。図1に示すように、本実施の形態の接合構造は、面材1、及びその面材1と接合された鋼製部材2を有している。
図5は、本発明の実施の形態2による接合構造に用いる鋼製部材2を示す説明図である。実施の形態1では凹部24(一対の溝240)がH形鋼からなる鋼製部材2の上フランジ23のみに設けられるように説明したが、図5に示すように、凹部24(一対の溝240)がH形鋼からなる鋼製部材2の下フランジ22の下面(外面)にさらに設けられていてもよい。このような構成は、互いに離間して平行に配置された一対の面材に鋼製部材2を接合する場合に利用することができる。また、上フランジ23の凹部24と下フランジ22の凹部24とのいずれか一方のみを利用して鋼製部材2と面材1とを接合してもよい。上フランジ23の凹部24と下フランジ22の凹部24とが異なる幅及び延在長さを有していてもよい。その他の構成は、実施の形態1と同じである。
図6は本発明の実施の形態3による接合構造に用いる鋼製部材2を示す説明図であり、図7は図6の鋼製部材2の変形例を示す説明図である。実施の形態1,2では、凹部24を構成する各溝240が側壁24a及び底面24bを有する断面コ字状とされているように説明したが、図6及び図7に示すように、凹部24を構成する各溝240が底面24bを有しない断面V字状の溝とされていてもよい。図7に示す様に、実施の形態2と同様に、断面V字状の溝240を下フランジ22及び上フランジ23の両方に設けてもよい。また、下フランジ22及び上フランジ23の溝の形状が同じである必要は無く、下フランジ22及び上フランジ23の一方に断面コ字状の溝を設け、他方に断面V字状の溝を設けることもできる。その他の構成は、実施の形態1と同じである。
図8は、本発明の実施の形態4による接合構造に用いる鋼製部材2を示す説明図である。実施の形態1では、ウェブ21の延長面21aを間に挟むように互いに離間して上フランジ23の外面に配置された一対の溝240によって凹部24が構成されるように説明したが、より多くの数の溝が上フランジ23に設けられていてもよい。本実施の形態4の凹部24は、中央溝241をさらに含んでいる。中央溝241は、ウェブ21の延長面21aが内側を通るように配置された溝である。換言すると、上フランジ23のウェブ21側の下面(内面)には中央溝241に対応する中央突部241aが設けられており、中央突部241aの頂部にウェブ21が接合されている。その他の構成は、実施の形態1と同じである。
図9は本発明の実施の形態5による接合構造に用いる鋼製部材2を示す斜視図であり、図10は図9の鋼製部材2の変形例を示す斜視図である。実施の形態1〜4では鋼製部材2がH形鋼により構成されると説明したが、図9に示す溝形鋼によって鋼製部材2が構成されてもよい。溝形鋼からなる鋼製部材2でも、上フランジ23の外面によって接合面20が構成され、その接合面20に凹部24が設けられ得る。図9に示すように、凹部24は、鋼製部材2の長手方向2aに延在する一対の溝240によって構成され得る。図10に示すように、リップ付溝形鋼によって鋼製部材2が構成されてもよい。その他の構成は、実施の形態1と同じである。
図11は本発明の実施の形態6による接合構造に用いる鋼製部材2を示す斜視図である。実施の形態1〜4では鋼製部材2がH形鋼により構成されると説明したが、図11に示すハット形鋼によって鋼製部材2が構成されてもよい。ハット形鋼からなる鋼製部材2でも、頂壁230の外面によって接合面20が構成され、その接合面20に凹部24が設けられ得る。その他の構成は、実施の形態1と同じである。
図12は本発明の実施の形態7による接合構造に用いる鋼製部材2を示す斜視図である。実施の形態1〜4では鋼製部材2がH形鋼により構成されると説明したが、図12に示す角形鋼管によって鋼製部材2が構成されてもよい。角形鋼管からなる鋼製部材2でも、周壁231の外面によって接合面20が構成され、その接合面20に凹部24が設けられ得る。その他の構成は、実施の形態1と同じである。
2 鋼製部材
20 接合面
21 ウェブ
22 下フランジ(フランジ)
23 上フランジ(フランジ)
24 凹部
240 溝
241 中央溝
Claims (9)
- 平板状の面材と、
前記面材と向かい合う接合面を有する鋼製部材と
を備え、
前記接合面には、内部に接着部材が収められた凹部が設けられており、
前記接着部材によって前記鋼製部材が前記面材と接合されている、
接合構造。 - 前記凹部は、前記鋼製部材の長手方向に延在する少なくとも1つの溝を含む、
請求項1記載の接合構造。 - 前記鋼製部材は、H形鋼である、
請求項1又は請求項2に記載の接合構造。 - 前記凹部は、ウェブの延長面を間に挟むように互いに離間してフランジの外面に配置された一対の溝を含む、
請求項3記載の接合構造。 - 前記凹部は、ウェブの延長面が内側を通るように配置された中央溝を含む、
請求項3又は請求項4に記載の接合構造。 - 前記鋼製部材は、溝形鋼である、
請求項1又は請求項2に記載の接合構造。 - 前記鋼製部材は、ハット形鋼である、
請求項1又は請求項2に記載の接合構造。 - 前記鋼製部材は、角形鋼管である、
請求項1又は請求項2に記載の接合構造。 - 凹部が設けられた接合面を有し、前記凹部内に接着部材が収められている鋼製部材を準備すること、及び
前記接合面が平板状の面材と向かい合うように前記鋼製部材と前記面材とを配置して、前記接着部材により前記鋼製部材を前記面材と接合すること
を含む、接合構造の製造方法。
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