JP2018058241A - Icチップ、交換部品、装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の目的は、ICチップとICチップを備える交換部品の双方が装置の登録品か否かの判定に用いるICチップと交換部品の各々の二つの製造物責任者特定情報を装置に送信させるICチップを提供することにある。【解決手段】ICチップと交換部品の双方が装置の登録品か否かを判定するためのICチップと交換部品の各々の二つの製造物責任者特定情報を記憶する記憶手段を備えたICチップを備える交換部品を装着する装着手段と、製造物責任者特定情報を受信する受信手段と、製造物責任者特定情報を用いてICチップと交換部品の双方が登録品か否かを判定する判定手段と、を備える装置に装着されるICチップであって、製造物責任者特定情報を送信させる送信手段を備えることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、ICチップ、交換部品、装置に関する。
従来、インクジェットプリンタが知られている。例えば、特開2003−320658号公報は、比較判定部がICチップから取得した電子署名と生成した電子署名を比較して、一致する場合に、装着されたインクカートリッジを登録製品であると判定し、一致しない場合に、登録製品でないと判定する技術が開示されている。
ところで、従来のインクジェットプリンタは、ECサイトが販売する互換インクカートリッジを使用し続け、インクジェットプリンタが回復不能なエラーに陥り、メーカの修理保証が受けられなくなると言った事態に見舞われていた。従って、装置メーカが推奨することができない互換交換部品を市場から駆逐することができないと言った問題があった。
そこで、本発明の目的は、装置メーカが推奨することができない互換交換部品を市場から駆逐することができるICチップを提供することにある。
上記課題を解決するため本発明のICチップは、ICチップと交換部品の双方が登録品か否かを判定するための前記ICチップと前記交換部品の各々の出所を特定する二つの第1情報を記憶する前記交換部品の記憶媒体を構成する前記ICチップであることを特徴とする。
また、ICチップと交換部品の双方が登録品か否かを判定するための前記ICチップと前記交換部品の各々の出所を証明する二つの第1情報を生成する前記交換部品の情報処理手段を構成する前記ICチップであることを特徴としてもよい。
また、ICチップと交換部品の双方が登録品か否かを判定するための前記ICチップと前記交換部品の各々の出所を証明する二つの第1情報を生成する前記交換部品の情報処理手段を構成する前記ICチップであることを特徴としてもよい。
本発明によれば、請求項1〜5は、装置メーカが推奨することができない互換交換部品を市場から駆逐することができる。
以下、本発明の一実施の形態について詳細に説明する。
図1は実施形態の交換部品を必要とする装置の構成の一例である。装置2は、自らが記憶するICチップ部10と交換部品1の出所の特定に用いる登録情報と比較して、ICチップ部10と交換部品1の双方が正規品(登録品)か少なくとも一方が非登録品かを判定するためのICチップ部10と交換部品1の各々の出所を特定する二つの製造物責任者情報PLを記憶するICチップ部10を備える交換部品1を装着する。
また、CPU、ROM、RAM、記憶部(フラッシュメモリー、HDDなど)、入出力部(タッチパネル、ディスプレイなど)、シリアル通信部などが接続されたバスを有するコンピュータ部と、ICチップ部10へ電源を供給し、ICチップ部10とのシリアル通信(接触通信)の通信経路をなすコンタクト部20と、交換部品1を装着する装着部21などを備える。
ICチップ部10は、CPU、ROM、RAM、不揮発性記憶部、シリアル通信部などが接続されたバスを有するコンピュータ部を備え、不揮発性記憶部に製造物責任者情報PL、ICチップ部10または交換部品1の識別情報IDなどを記憶する。また、接触型ICチップを構成したがICタグを構成してもよい。
次に、装置2が交換部品1とICチップ部10の双方を純正品または推奨品である正規品(登録品)と判定する処理を説明する。
ICチップ部10は、各国のPL(Product Liability)法と商標法に基づく交換部品1とICチップ部10の各々の製造物責任者を認証するための各々の製造物責任者の住所、名称、電話番号、電子メールアドレス、URL、登録商標画像LGなどの少なくとも一つ以上が含まれる二つの製造物責任者情報PL(一つが交換部品1用と、他の一つがICチップ部10用)を記憶する。
装置2は、ICチップ部10に要求しICチップ部10が送信した二つの製造物責任者情報PLを受信し、その二つの製造物責任者情報PLの各々が自己に記憶されている複数の登録情報の内の一つと一致するか否かを判定する構成とし、二つの製造物責任者情報PLの双方が一致する場合に、交換部品1とICチップ部10の双方を正規品と判定し、二つの製造物責任者情報PLの少なくとも一つが不一致(正規品でない)の場合に、交換部品1とICチップ部10の双方を非正規品と判定して非正規品の交換部品1の使用を拒絶する警告を表示し、利用者に交換部品1の交換を促す構成とする。
ICチップ部10の二つの製造物責任者情報PLは、装置2に表示され、利用者が交換部品1とICチップ部10の各々の製造物責任者を確認することができる構成とする。
上記実施形態において、ICチップ部10は、不揮発性記憶部に交換部品1(後述する消耗品カートリッジ)に収納の消耗品の消費量情報Qを記憶する構成としてもよい。そして、装置2は、ICチップ部10に要求しICチップ部10が送信した消費量情報Qを受信し、消耗品の消費に応じて、消費量情報Qを更新して(装置2が新消費量情報をICチップ部10に送信し、ICチップ部10において、新消費量情報を受信して、新消費量情報>消費量情報Qの場合に、消費量情報Qを新消費量情報で置き換える)、消費量情報Qが第1所定値に達した場合に、消耗品切れ警告を表示し利用者に交換部品1の交換を促す構成としてもよい。
また、消費量情報Qが第1所定値を超えた第2所定値に達した場合に、交換部品1とICチップ部10の双方を非正規品と判定して非正規品交換部品1の使用を拒絶する警告を表示し、利用者に交換部品1の交換を促す構成としてもよい。また、利用者が警告に従わない場合に、識別情報IDと、装置2の修理保証期間を解除する旨の保証情報を自己の記憶部に記憶させる構成としてもよい。
ICチップ部10は、交換部品1とICチップ部10の各々に対応した二つの秘密鍵を不揮発性記憶部に記憶し、任意の情報を生成し、二つの秘密鍵により任意の情報を暗号化し交換部品1とICチップ部10の各々に対応した二つの暗号化情報を生成し、任意の情報、二つの製造物責任者情報PLおよび二つの暗号化情報を送信する構成とし、装置2は、登録情報に対応する公開鍵を記憶部に記憶し、ICチップ部10に要求しICチップ部10が送信した任意の情報、二つの製造物責任者情報PLおよび二つの暗号化情報を受信し、その二つの製造物責任者情報PLの各々が自己に記憶されている複数の登録情報の内の一つと一致するか否かを判定する構成とし、二つの製造物責任者情報PLの双方が一致する場合に、二つの製造物責任者情報PLの各々において、一致した登録情報に対応する公開鍵により対応する暗号化情報を復号化して生成した生成情報が任意の情報と一致し、該各々において該一致した場合に、交換部品1とICチップ部10の双方を正規品と判定し、二つの製造物責任者情報PLの少なくとも一つが不一致(正規品でない)の場合か、交換部品1とICチップ部10の少なくとも一方の暗号化情報を復号化しそれが任意の情報と不一致(正規品でない)の場合に、交換部品1とICチップ部10の双方を非正規品と判定する構成としてもよい。
ここで、二つの秘密鍵と公開鍵は、交換部品1とICチップ部10の各々の製造物責任者の秘密鍵と公開鍵であるから、交換部品1とICチップ部10の各々の出所の証明に用いることができる。
ここで、二つの秘密鍵と公開鍵は、交換部品1とICチップ部10の各々の製造物責任者の秘密鍵と公開鍵であるから、交換部品1とICチップ部10の各々の出所の証明に用いることができる。
さらに、秘密鍵と公開鍵を用いる点では、ICチップ部10と装置2がハッシュ関数を用いて任意の情報からハッシュ値を生成してハッシュ値を暗号化する電子署名の仕組みに発展させることも可能であり、秘密鍵と公開鍵、又は、電子署名を用いれば、交換部品1とICチップ部10の各々の出所を証明する作用および効果が得られる。さらに、ICチップ部10と装置2は、耐タンパー性を有すればよい。
このような構成とすると、非正規品の交換部品1またはICチップ部10の製造物責任者が、他人の登録商標画像LGを使用することと、製造物責任者情報PLを偽ることが出来ないことにより、各国の商標法またはPL法に基づきICチップ部10と交換部品1の模造品を各国の市場から駆逐することができる。また、装置2のメーカなどの第1製造物責任者が推奨する互換交換部品1のメーカなどの第2製造物責任者にICチップ部10を供給することによって、非正規品の交換部品1が市場から駆逐されることとなる。
さらに、交換部品1は、図1の様な消耗品カートリッジとしてもよく、交換部品1が正規品であることの定義として収納する消耗品も正規品であることを含んでおり、第2製造物責任者は、消耗品も含めて製造物責任を負うのであるから、元は正規の交換部品1であっても消耗品が詰め替えられたものは、非正規品となる。
さらに、交換部品1は、図1の様な消耗品カートリッジとしてもよく、交換部品1が正規品であることの定義として収納する消耗品も正規品であることを含んでおり、第2製造物責任者は、消耗品も含めて製造物責任を負うのであるから、元は正規の交換部品1であっても消耗品が詰め替えられたものは、非正規品となる。
以上の説明においては、通信制御プログラムを含む各種制御プログラムが、予めROMに格納されている場合について説明したが、制御プログラムを、コンピュータ部で読取可能な記憶媒体に記録するようにしてもよい。このような構成であれば、コンピュータ部によってプログラムが記憶媒体から読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータ部が処理を実行すると、上記実施形態の装置2およびICチップ部10と同等の作用および効果が得られる。
ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等の半導体記憶媒体、FD、HDD等の磁気記憶型記憶媒体、CD、DVD、BD等の光学的読取方式記憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法のいかんにかかわらず、コンピュータ部で読み取り可能な記憶媒体であれば、どのような記憶媒体であってもよい。
また、インターネット、LAN等のネットワークシステムを介して制御プログラムをダウンロードし、インストールして実行するように構成することも可能である。
1…交換部品,2…装置,10…ICチップ部,20…コンタクト部,21…装着部,ID…識別情報,Q…消費量情報,PL…製造物責任者情報,LG…登録商標画像
上記課題を解決するため本発明のICチップは、ICチップと交換部品の双方が登録品か否かを判定するための前記ICチップと前記交換部品の各々の出所を特定する二つの出所情報を記憶する前記交換部品の記憶媒体を構成する前記ICチップであることを特徴とする。
また、ICチップと交換部品の双方が登録品か否かを判定するための前記ICチップと前記交換部品の各々の出所を証明する二つの出所情報を生成する前記交換部品の情報処理手段を構成する前記ICチップであることを特徴としてもよい。
また、ICチップと交換部品の双方が登録品か否かを判定するための前記ICチップと前記交換部品の各々の出所を証明する二つの出所情報を生成する前記交換部品の情報処理手段を構成する前記ICチップであることを特徴としてもよい。
上記課題を解決するため本発明のICチップは、ICチップを備える交換部品を装着する装着手段と、前記ICチップと前記交換部品の双方が登録品か否かを判定するための前記ICチップと前記交換部品の各々の二つの製造物責任者特定情報を受信する受信手段と、前記製造物責任者特定情報を用いて前記ICチップと前記交換部品の双方が登録品か否かを判定する判定手段と、を備える装置に、前記製造物責任者特定情報を送信させる送信手段を備えることを特徴とする。
そこで、本発明の目的は、ICチップとICチップを備える交換部品の双方が登録品か否かを判定する装置の該判定に用いるICチップと交換部品の各々の二つの製造物責任者特定情報を装置に送信させるICチップを提供することにある。
本発明によれば、ICチップは、ICチップとICチップを備える交換部品の双方が登録品か否かを判定する装置の該判定に用いるICチップと交換部品の各々の二つの製造物責任者特定情報を装置に送信させることができる。
上記課題を解決するため本発明のICチップは、ICチップを備える交換部品を装着する装着手段と、前記ICチップと前記交換部品の双方が装置の登録品か否かを判定するための前記ICチップと前記交換部品の各々の二つの製造物責任者特定情報を受信する受信手段と、前記製造物責任者特定情報を用いて前記ICチップと前記交換部品の双方が登録品か否かを判定する判定手段と、を備える前記装置に、前記製造物責任者特定情報を送信させる送信手段を備えることを特徴とする。
そこで、本発明の目的は、ICチップとICチップを備える交換部品の双方が装置の登録品か否かを判定する装置が該判定に用いるICチップと交換部品の各々の二つの製造物責任者特定情報を装置に送信させるICチップを提供することにある。
本発明によれば、ICチップは、ICチップとICチップを備える交換部品の双方が装置の登録品か否かを判定する装置が該判定に用いるICチップと交換部品の各々の二つの製造物責任者特定情報を装置に送信させることができる。
上記課題を解決するため本発明のICチップは、ICチップを備える交換部品を装着する装着手段と、前記ICチップと前記交換部品の双方が装置の登録品か否かを判定するための前記ICチップと前記交換部品の各々の二つの製造物責任者特定情報を受信する受信手段と、前記製造物責任者特定情報を用いて前記ICチップと前記交換部品の双方が前記登録品か否かを判定する判定手段と、を備える前記装置に、前記製造物責任者特定情報を送信させる送信手段を備えることを特徴とする。
そこで、本発明の目的は、ICチップとICチップを備える交換部品の双方が装置の登録品か否かの判定に用いるICチップと交換部品の各々の二つの製造物責任者特定情報を装置に送信させるICチップを提供することにある。
本発明によれば、ICチップは、ICチップとICチップを備える交換部品の双方が装置の登録品か否かの判定に用いるICチップと交換部品の各々の二つの製造物責任者特定情報を装置に送信させることができる。
上記課題を解決するため本発明のICチップは、ICチップと交換部品の双方が装置の登録品か否かを判定するための前記ICチップと前記交換部品の各々の二つの製造物責任者特定情報を記憶する前記ICチップを備える前記交換部品を装着する装着手段と、前記製造物責任者特定情報を受信する受信手段と、前記製造物責任者特定情報を用いて前記ICチップと前記交換部品の双方が前記登録品か否かを判定する判定手段と、を備える前記装置に、前記製造物責任者特定情報を送信させる送信手段を備えることを特徴とする。
上記課題を解決するため本発明のICチップは、ICチップと交換部品の双方が装置の登録品か否かを判定するための前記ICチップと前記交換部品の各々の二つの製造物責任者特定情報を記憶する記憶手段を備えた前記ICチップを備える前記交換部品を装着する装着手段と、前記製造物責任者特定情報を受信する受信手段と、前記製造物責任者特定情報を用いて前記ICチップと前記交換部品の双方が前記登録品か否かを判定する判定手段と、を備える前記装置に装着される前記ICチップであって、前記製造物責任者特定情報を送信させる送信手段を備えることを特徴とする。
Claims (6)
- ICチップと交換部品の双方が登録品か否かを判定するための前記ICチップと前記交換部品の各々の出所を特定する二つの第1情報を記憶する前記交換部品の記憶媒体を構成する前記ICチップであることを特徴とするICチップ。
- ICチップと交換部品の双方が登録品か否かを判定するための前記ICチップと前記交換部品の各々の出所を証明する二つの第1情報を生成する前記交換部品の情報処理手段を構成する前記ICチップであることを特徴とするICチップ。
- 請求項1または2に記載のICチップを備える前記交換部品であることを特徴とする交換部品。
- 請求項1または2に記載のICチップを備える前記交換部品を装着する装着部と、
前記第1情報の各々と、自己が記憶する、又は、自己が生成する第2情報を比較して前記ICチップと前記交換部品の双方が登録品か否かを判定する判定手段と、を備えることを特徴とする装置。 - 請求項1または2に記載のICチップに備えるCPUを、
前記第1情報を前記装置に送信する送信手段として機能させるための制御プログラム。 - 請求項4に記載の装置に備えるCPUを、前記判定手段として機能させるための制御プログラム。
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