JP2018057915A - 人工膝関節インプラント - Google Patents

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Abstract

【課題】靭帯のバランスを適切に調整可能な人工膝関節インプラントを提供する。【解決手段】大腿骨コンポーネント2,3,4に対して摺動する脛骨側摺動面53,54,63,64,73,74を有し、脛骨に取り付けられた脛骨トレーに固定された状態における脛骨側摺動面の脛骨に対する位置、及び、脛骨側摺動面の形状、の少なくとも一方が互いに異なる複数種類の前記脛骨プレート5,6,7、を有する人工膝関節インプラントを構成する。【選択図】図8

Description

本発明は、大腿骨コンポーネント及び脛骨プレートを備えた人工膝関節インプラントに関する。
従来より、例えば特許文献1に開示されるように、大腿骨の遠位端に固定される大腿骨コンポーネントと、脛骨の近位端に固定される脛骨コンポーネント(脛骨プレート)と、を備えた人工膝関節が知られている。この人工膝関節では、人工膝関節の屈曲角度の変化に対応して該人工膝関節の回旋角度が変化するように構成されている。
特開2004−166802号公報
ところで、一般的に、大腿骨コンポーネントと脛骨プレートとの位置合わせは、内側側副靭帯のテンションと外側側副靭帯のテンションとのバランスが保たれるように行われる。しかし、人工膝関節の接触位置が適正でないことに起因して、両側副靭帯のバランスが崩れる場合がある。そうなると、患者の膝に大きな負担がかかってしまうおそれが生じる。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、その目的は、靭帯のバランスを適切に調整可能な人工膝関節インプラントを提供することである。
(1)上記目的を達成するための本発明のある局面に係る人工膝関節インプラントは、大腿骨コンポーネントと、脛骨に固定された脛骨トレーに固定される脛骨プレートと、を備えた人工膝関節インプラントであって、前記脛骨プレートは、前記大腿骨コンポーネントに対して摺動する脛骨側摺動面を有し、前記脛骨側摺動面には、大腿骨及び前記脛骨に固定された状態の前記人工膝関節インプラントが伸展する方向である伸展方向、における最も遠位側に位置する最遠位点、が形成され、前記脛骨トレーに固定された状態における前記脛骨側摺動面の前記脛骨に対する位置、及び、前記脛骨側摺動面の形状、の少なくとも一方が互いに異なる複数種類の前記脛骨プレートを有し、前記複数種類の脛骨プレートとして、標準型脛骨プレートと、前型脛骨プレートと、後型脛骨プレートと、が設けられ、前記脛骨に固定された前記脛骨トレーに前記脛骨プレートが固定された固定状態において、前記前型脛骨プレートにおける前記最遠位点の位置は、前記標準型脛骨プレートにおける前記最遠位点の位置に対して膝関節における前後方向の前方に配置され、前記後型脛骨プレートにおける前記最遠位点の位置は、前記標準型脛骨プレートにおける前記最遠位点の位置に対して前記前後方向の後方に配置されている。
この構成では、術者が、患者の膝関節の形状及び症状等に応じて、複数種類の脛骨プレートのうちの1つを選択し、その脛骨プレートを患者の膝に装着できる。これにより、大腿骨コンポーネントと脛骨プレートとの接触位置を調整することができるため、両側副靭帯のバランスをとりやすくなる。
従って、この構成では、靭帯のバランスを適切に調整可能な人工膝関節インプラントを提供できる。
さらに、前記脛骨側摺動面には、大腿骨及び脛骨に固定された状態の前記人工膝関節インプラントが伸展する方向である伸展方向、における最も遠位側に位置する最遠位点、が形成され、複数種類の前記脛骨プレートのそれぞれには、前記脛骨トレーに固定された状態における前記最遠位点が、他の前記脛骨プレートと比べて膝関節に対する前後方向の異なる位置に設けられている。
この構成のように、最遠位点の前後方向の位置が互いに異なる複数種類の脛骨プレートを形成することにより、大腿骨コンポーネントと脛骨プレートとの前後方向の接触位置を比較的容易に調整できる。さらに、人工膝関節置換術が施される標準的な患者において最も靭帯がバランスされる最遠位点が標準型脛骨プレートで設定され、その前後位置に最遠位点が設定された、前型脛骨プレート及び後型脛骨プレートを形成できる。こうすると、より多くの患者に対して、適切に靭帯のバランスを調整可能な人工膝関節インプラントを提供できる。
(2)好ましくは、各前記脛骨プレートには、互いに左右方向に離れて設けられた2つの前記最遠位点としての内側最遠位点及び外側最遠位点が形成され、前記前型脛骨プレートにおける前記内側最遠位点及び前記外側最遠位点の双方が、前記標準型脛骨プレートにおける対応する前記内側最遠位点及び前記外側最遠位点に対して前方に配置され、前記後型脛骨プレートにおける前記内側最遠位点及び前記外側最遠位点の双方が、前記標準型脛骨プレートにおける対応する前記内側最遠位点及び前記外側最遠位点に対して後方に配置されている。
(3)更に好ましくは、各前記内側最遠位点の前記前後方向の離散間隔と、各前記外側最遠位点の前記前後方向の離散間隔と、が異なるように形成されている。
この構成によれば、各脛骨プレートの内側最遠位点の前後方向の離散間隔と、各脛骨プレートの外側最遠位点の前後方向の離散間隔を、それぞれ独立して適切に設定することで、より多くの患者にフィットする人工膝関節インプラントを提供できる。
本発明によると、靭帯のバランスを適切に保つことができる人工膝関節インプラントを提供できる。
本実施形態に係る人工膝関節インプラントの使用態様の一例を示す部分断面図であって、患者の大腿骨及び脛骨に装着された状態を示す図である。 最下点標準型の大腿骨コンポーネントを示す図であって、(A)は側面図、(B)は底面図、である。 最下点前型の大腿骨コンポーネントを示す図であって、(A)は側面図、(B)は底面図、である。 最下点後型の大腿骨コンポーネントを示す図であって、(A)は側面図、(B)は底面図、である。 最下点標準型の脛骨プレートを示す図であって、(A)は平面図、(B)は(A)のVB-VB線における断面図、(C)は(A)のVC-VC線における断面図、である。 最下点前型の脛骨プレートを示す図であって、(A)は平面図、(B)は(A)のVIB-VIB線における断面図、(C)は(A)のVIC-VIC線における断面図、である。 最下点後型の脛骨プレートを示す図であって、(A)は平面図、(B)は(A)のVIIB-VIIB線における断面図、(C)は(A)のVIIC-VIIC線における断面図、である。 (A)から(C)は、複数種類の大腿骨コンポーネントのそれぞれに設けられた最下点の、互いに対する前後方向のずれを説明するための図であり、(D)から(F)は、複数種類の脛骨プレートのそれぞれに設けられた最下点の、互いに対する前後方向のずれを説明するための図である。 大腿骨コンポーネントと脛骨プレートとが患者の膝に装着された状態を示す図であって、(A)は標準型の大腿骨コンポーネントと標準型の脛骨プレートとの組み合わせ、(B)は標準型の大腿骨コンポーネントと前型の脛骨プレートとの組み合わせ、(C)は標準型の大腿骨コンポーネントと後型の脛骨プレートとの組み合わせ、を示す図である。 (A)は、変形例に係る複数種類の大腿骨コンポーネントのそれぞれに形成された内側及び外側の最下点の互いに対する位置関係を説明するための図であり、(B)は、変形例に係る複数種類の脛骨プレートのそれぞれに形成された内側及び外側の最下点の互いに対する位置関係を説明するための図である。 変形例に係る複数種類の脛骨プレートの形状を示す断面図である。 変形例に係る人工膝関節インプラント(PS型)の形状を説明するための図であって、(A)から(C)は、複数種類の大腿骨コンポーネントのそれぞれを示す側面図、(D)から(F)は、複数種類の脛骨プレートのそれぞれを示す平面図、である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。本発明は、大腿骨コンポーネント及び脛骨プレートを備えた人工膝関節インプラントに広く適用できる。
図1は、本発明の実施形態に係る人工膝関節インプラント1の使用態様の一例を示す部分断面図であって、患者の大腿骨101及び脛骨102に装着された状態を患者の側方から視た部分断面図である。人工膝関節インプラント1は、患者の膝関節を人工膝関節へ置換する手術において用いられ、例えば、変形性膝関節症や慢性関節リウマチ等により膝関節が高度に変形した患者に対して、膝を正常な機能に回復させるために用いられる。本実施形態に係る人工膝関節インプラント1は、患者の前十字靭帯は切除する一方、後十字靭帯は温存した状態で、当該患者の膝関節を人工膝関節に置換する、CR(Cruciate Retaining)型人工膝関節置換術に用いられる。
図1に示すように、人工膝関節インプラント1は、大腿骨コンポーネント3と、脛骨コンポーネント8と、を備えている。大腿骨コンポーネント3は、大腿骨101の遠位端101aに固定される。
脛骨コンポーネント8は、脛骨トレー9と、脛骨プレート6と、を備えている。脛骨トレー9は、平坦な板状に形成された平板部9aと、平板部9aから下方へ突出する突出部9bとを有し、これらが一体に形成されている。脛骨トレー9は、突出部9bが、脛骨102の近位端102aに形成された穴部102bに挿入されて固定されることにより、脛骨102に対して固定される。脛骨プレート6は、脛骨102に固定された脛骨トレー9の平板部9aの上面に固定される。これにより、脛骨プレート6は、脛骨102に対して固定される。なお、詳しくは後述するが、図1に示す大腿骨コンポーネントは、最下点標準型の大腿骨コンポーネント3であり、図1に示す脛骨プレート6は、最下点標準型の脛骨プレート6である。
本実施形態に係る人工膝関節インプラント1は、複数種類(本実施形態では、3つ)の大腿骨コンポーネントと、複数種類(本実施形態では、3つ)の脛骨プレートと、を備えている。具体的には、人工膝関節インプラント1は、大腿骨コンポーネントとして、最下点標準型の大腿骨コンポーネント3(第1大腿骨コンポーネント)、最下点前型の大腿骨コンポーネント2(第2大腿骨コンポーネント)、最下点後型の大腿骨コンポーネント4(第3大腿骨コンポーネント)、を備えている。また、人工膝関節インプラント1は、脛骨プレートとして、最下点標準型の脛骨プレート6(第1脛骨プレート)、最下点前型の脛骨プレート5(第2脛骨プレート)、最下点後型の脛骨プレート7(第3脛骨プレート)、を備えている。
図2から図4は、それぞれ、最下点標準型の大腿骨コンポーネント3、最下点前型の大腿骨コンポーネント2、最下点後型の大腿骨コンポーネント4、を示す図であって、(A)は側面図、(B)は底面図、である。また、図5から図7は、それぞれ、最下点標準型の脛骨プレート6、最下点前型の脛骨プレート5、最下点後型の脛骨プレート7、を示す図であって、(A)は平面図、(B)及び(C)は断面図、である。
なお、図2から図7において、説明の便宜上、前と記載された矢印が指示する方向を前側又は前方と称し、後と記載された矢印が指示する方向を後側又は後方と称し、上と記載された矢印が指示する方向を上側又は上方と称し、下と記載された矢印が指示する方向を下側又は下方と称し、右と記載された矢印が指示する方向を右側と称し、左と記載された矢印が指示する方向を左側と称する。図2から図7における前方向及び後方向は、膝関節及び人体に対する前後方向に対応する。
各大腿骨コンポーネント2,3,4は、互いの形状、特に、脛骨プレートに対して摺動する大腿骨側摺動面の形状が異なっている。具体的には、各大腿骨コンポーネント2,3,4は、大腿骨側摺動面に形成された最下点(最遠位点)が、膝関節に対する前後方向の異なる位置に設けられている点において、大きく異なっている。
同様に各脛骨プレート5,6,7も、互いの形状、特に、大腿骨コンポーネントに対して摺動する脛骨側摺動面の形状が異なっている。具体的には、各脛骨プレート5,6,7は、脛骨側摺動面に形成された最下点(最遠位点)が、膝関節に対する前後方向の異なる位置に設けられている点において、大きく異なっている。
なお、最下点(最遠位点)とは、患者の膝に装着された状態の人工膝関節インプラントが伸展する方向(伸展方向)における最も遠位側に位置する点、である。
人工膝関節インプラント1では、患者の膝関節の形状及び症状等に応じて、複数種類の大腿骨コンポーネント2,3,4及び脛骨プレート5,6,7の中から1つずつが選択され、患者の膝に装着される。
[大腿骨コンポーネントの構成]
上述のように、大腿骨コンポーネントには、3種類の大腿骨コンポーネント(前型大腿骨コンポーネント2、標準型大腿骨コンポーネント3、後型大腿骨コンポーネント4)がある。これら3種類の大腿骨コンポーネント2,3,4は、前後方向における最下点の位置を除き、互いに概ね同じ構成である。よって以下では、まず、標準型大腿骨コンポーネント3の構成について説明する。その後、前型及び後型の大腿骨コンポーネント2,4の構成について、標準型大腿骨コンポーネント3と構成が異なる部分について主に説明する。
標準型大腿骨コンポーネント3は、例えば、生体親和性を有する金属材料を用いて形成されている。標準型大腿骨コンポーネント3は、図2(A)及び(B)に示すように、側面視及び底面視の双方において、略U字状となるように形成されている。
標準型大腿骨コンポーネント3は、内顆部31と、外顆部32と、を含んでいる。内顆部31及び外顆部32は、それぞれ、左右方向に並んで配置されている。内顆部31の前部と外顆部32の前部とは、互いに接続されている。内顆部31の中間部及び後部と、外顆部32の中間部及び後部とは、左右方向に離隔しており、前後方向に略平行に並んでいる。
標準型大腿骨コンポーネント3のうち、大腿骨101の遠位端101a側を向く内側面には、固定面33が形成されている。固定面33は、大腿骨コンポーネント3を大腿骨101の遠位端101aに固定するために設けられている。固定面33には、当該固定面33から突出する突出部34が形成されている。固定面33は、突出部34が大腿骨101の遠位端101aに形成された穴部に挿入された状態で、遠位端101aに固定される。
また、大腿骨101の遠位端101aと反対側を向く外周面には、大腿骨側摺動面35が設けられている。大腿骨側摺動面35は、内顆部31側の大腿骨内側摺動面36と、外顆部32側の大腿骨外側摺動面37と、を有している。大腿骨内側摺動面36及び大腿骨外側摺動面37は、それぞれ、遠位端101aと反対側に向かって膨出する曲面状に形成されている。
上述のように膨出した各摺動面36,37の頂点部分は、最下点36a,37a(第1最遠位点)として設けられている。内側摺動面36に形成された最下点36aは、第1内側最下点36aとして設けられ、外側摺動面37に形成された最下点37aは、第1外側最下点37aとして設けられている。第1内側最下点36a及び第1外側最下点37aは、患者に装着された状態における人工膝関節インプラント1が伸展状態のときに、最も遠位側に位置している。各最下点36a,37aは、それぞれ、側方から視た状態における標準型大腿骨コンポーネント3において、突出部34が形成される位置と前後方向の概ね同じ位置に形成されている。
前型大腿骨コンポーネント2及び後型大腿骨コンポーネント4は、標準型大腿骨コンポーネント3に形成された最下点と比べて、それぞれに形成された最下点の前後位置が前後方向にずれて形成されている。それ以外の部分については、概ね同じ形状である。
図3に示すように、前型大腿骨コンポーネント2にも、標準型大腿骨コンポーネント3の場合と同様、内顆部21の大腿骨内側摺動面26に形成された内側最下点26a(第2最遠位点)と、外顆部22の大腿骨外側摺動面27に形成された外側最下点27a(第2最遠位点)と、が形成されている。前型大腿骨コンポーネント2では、内側最下点26aは、第2内側最下点26aとして設けられ、外側最下点27aは、第2外側最下点27aとして設けられている。
そして、第2内側最下点26a及び第2外側最下点27aは、図3に示すように、標準型大腿骨コンポーネント3に形成された第1内側最下点36a及び第1外側最下点37aよりも、前後方向の前側に形成されている。第1内側最下点36a及び第1外側最下点37aは、例えば一例として、第1内側最下点36a及び第1外側最下点37aよりも、前側に1mmずれて形成されている。なお、図3では、標準型大腿骨コンポーネント3の最下点36a,37aに対する、前型大腿骨コンポーネントの最下点26a,27aの前後方向のズレ量を、極端に図示している。
一方、図4に示すように、後型大腿骨コンポーネント4にも、標準型大腿骨コンポーネント3の場合と同様、内顆部41の大腿骨内側摺動面46に形成された内側最下点46a(第3最遠位点)と、外顆部42の大腿骨外側摺動面47に形成された外側最下点47a(第3最遠位点)と、が形成されている。後型大腿骨コンポーネント4では、内側最下点46aは、第3内側最下点46aとして設けられ、外側最下点47aは、第3外側最下点47aとして設けられている。
そして、図4に示すように、第3内側最下点46a及び第3外側最下点47aは、標準型大腿骨コンポーネント3に形成された第1内側最下点36a及び第1外側最下点37aよりも、前後方向の後側に形成されている。第3内側最下点46a及び第3外側最下点47aは、例えば一例として、第1内側最下点36a及び第1外側最下点37aよりも、後側に1mmずれて形成されている。なお、図4では、標準型大腿骨コンポーネント3の最下点36a,37aに対する、後型大腿骨コンポーネントの最下点46a,47aの前後方向のズレ量を、極端に図示している。
[脛骨プレートの構成]
上述のように、脛骨プレートには、3種類の脛骨プレート(前型脛骨プレート5、標準型脛骨プレート6、後型脛骨プレート7)がある。これら3種類の脛骨プレート5,6,7は、前後方向における最下点の位置を除き、互いに概ね同じ構成である。よって以下では、まず、標準型脛骨プレート6の構成について説明する。その後、前型及び後型の脛骨プレート5,7の構成について、標準型脛骨プレート6と構成が異なる部分について主に説明する。
標準型脛骨プレート6は、合成樹脂等を用いて形成されている。標準型脛骨プレート6は、図5に示すように、略平板のプレート状に形成されたプレート部60を有している。プレート部60は、左右に細長い略楕円状に形成されている。プレート部60には、内側凹部61及び外側凹部62が形成されている。
内側凹部61は、各大腿骨コンポーネント2,3,4の内顆部21,31,41と摺動可能に接触する窪みとして設けられている。内側凹部61のうち、各大腿骨コンポーネント2,3,4の大腿骨内側摺動面26,36,46と摺動する面は、脛骨内側摺動面63として設けられている。
一方、外側凹部62は、各大腿骨コンポーネント2,3,4の外顆部22,32,42と摺動可能に接触する窪みとして設けられている。外側凹部62のうち、各大腿骨コンポーネント2,3,4の大腿骨外側摺動面27,37,47と摺動する面は、脛骨外側摺動面64として設けられている。
上述のように形成された各摺動面63,64における最も凹んだ部分は、最下点63a,64a(第1最遠位点)として設けられている。内側摺動面63に形成された最下点63aは、第1内側最下点63aとして設けられ、外側摺動面64に形成された最下点64aは、第1外側最下点64aとして設けられている。第1内側最下点63a及び第1外側最下点64aは、患者に装着された状態における人工膝関節インプラント1が伸展状態のときに、最も脛骨102の遠位端側に位置している。各最下点63a,64aは、それぞれ、側方から視た状態における標準型脛骨プレート6において、前後方向の略中央部に形成されている。
前型脛骨プレート5及び後型脛骨プレート7は、標準型脛骨プレート6に形成された最下点と比べて、それぞれに形成された最下点の前後位置が前後方向にずれて形成されている。それ以外の部分については、概ね同じ形状である。
図6に示すように、前型脛骨プレート5にも、標準型脛骨プレート6の場合と同様、内側凹部51の脛骨内側摺動面53に形成された内側最下点53a(第2最遠位点)と、外側凹部52の脛骨外側摺動面54に形成された外側最下点54a(第2最遠位点)と、が形成されている。前型脛骨プレート5では、内側最下点53aは、第2内側最下点53aとして設けられ、外側最下点54aは、第2外側最下点54aとして設けられている。
そして、第2内側最下点53a及び第2外側最下点54aは、図6に示すように、標準型脛骨プレート6に形成された第1内側最下点63a及び第1外側最下点64aよりも、前後方向の前側に形成されている。第2内側最下点53a及び第2外側最下点54aは、例えば一例として、第1内側最下点63a及び第1外側最下点64aよりも、前側に1mmずれて形成されている。なお、図6では、標準型脛骨プレート6の最下点63a,64aに対する、前型脛骨プレートの最下点53a,54aの前後方向のズレ量を、極端に図示している。
一方、図7に示すように、後型脛骨プレート7にも、標準型脛骨プレート6の場合と同様、内側凹部71の脛骨内側摺動面73に形成された内側最下点73a(第3最遠位点)と、外側凹部72の脛骨外側摺動面74に形成された外側最下点74a(第3最遠位点)と、が形成されている。後型脛骨プレート7では、内側最下点73aは、第3内側最下点73aとして設けられ、外側最下点74aは、第3外側最下点74aとして設けられている。
そして、図7に示すように、第3内側最下点73a及び第3外側最下点74aは、標準型脛骨プレート6に形成された第1内側最下点63a及び第1外側最下点64aよりも、前後方向の後側に形成されている。第3内側最下点73a及び第3外側最下点74aは、例えば一例として、第1内側最下点63a及び第1外側最下点64aよりも、後側に1mmずれて形成されている。なお、図7では、標準型脛骨プレート6の最下点63a,64aに対する、後型脛骨プレートの最下点73a,74aの前後方向のズレ量を、極端に図示している。
図8は、複数種類の大腿骨コンポーネント及び脛骨プレートの最下点の前後方向のずれを説明するための図である。図8に示すように、(B)に示す前型大腿骨コンポーネント2の最下点26a,27aは、(A)に示す標準型大腿骨コンポーネント3の最下点36a,37aよりも前側にずれている。また、(C)に示す後型大腿骨コンポーネント4の最下点46a,47aは、(A)に示す標準型大腿骨コンポーネント3の最下点36a,37aよりも後側にずれている。また、(E)に示す前型脛骨プレート5の最下点53a,54aは、(D)に示す標準型脛骨プレート6の最下点63a,64aよりも前側にずれている。また、(F)に示す後型脛骨プレート7の最下点73a,74aは、(D)に示す標準型脛骨プレート6の最下点63a,64aよりも後側にずれている。
[手術時における大腿骨コンポーネント及び脛骨プレートの選択について]
本実施形態に係る人工膝関節インプラント1では、上述のように、患者の膝関節の形状及び症状等に応じて、複数種類の大腿骨コンポーネント2,3,4及び脛骨プレート5,6,7の中から1つずつが選択され、患者の膝に装着される。
例えば、術者が、患者の靭帯をバランスさせるために、脛骨プレートに対する大腿骨コンポーネントの前後方向の位置が、標準的な位置が適切であると判断した場合には、術者は、そのようになる組み合わせを選択する。具体的には、術者は、標準型大腿骨コンポーネント3及び標準型脛骨プレート6を選択し、これらを患者の膝に装着する(図9(A)参照)。
また、術者が、患者の靭帯をバランスさせるために、脛骨プレートに対して大腿骨コンポーネントが前側に位置した方が適切であると判断した場合、術者は、そのようになる組み合わせを選択する。具体的には、例えば、術者は、標準型大腿骨コンポーネント3及び前型脛骨プレート5を選択し、これらを患者の膝に装着する。
図9(B)は、患者の膝に、標準型大腿骨コンポーネント3と前型脛骨プレート5とが装着された状態を示す図である。図9(B)に示すように、標準型大腿骨コンポーネント3と前型脛骨プレート5とを組み合わせると、脛骨プレート5の前端に対する大腿骨コンポーネント3の前端の前方への出っ張り量Dを、図9(A)の場合(D)よりも大きくできる。すなわち、図9(B)の場合、図9(A)の場合よりも、大腿骨コンポーネント3を脛骨プレート5に対して前側に配置できる。
なお、図示は省略するが、後型大腿骨コンポーネント4と標準型脛骨プレート6との組み合わせ、又は、後型大腿骨コンポーネント4と前型脛骨プレート5との組み合わせによっても、大腿骨コンポーネントを脛骨プレートに対して前側に配置できる。特に、後型大腿骨コンポーネント4と前型脛骨プレート5とを組み合わせることで、大腿骨コンポーネントを脛骨プレートに対して大きく前側へ配置できる。
一方、術者が、患者の靭帯をバランスさせるために、脛骨プレートに対して大腿骨コンポーネントが後側に位置した方が適切であると判断した場合、術者は、そのようになる組み合わせを選択する。具体的には、例えば、術者は、標準型大腿骨コンポーネント3及び後型脛骨プレート7を選択し、これらを患者の膝に装着する。
図9(C)は、患者の膝に、標準型大腿骨コンポーネント3と後型脛骨プレート7とが装着された状態を示す図である。図9(C)に示すように、標準型大腿骨コンポーネント3と後型脛骨プレート7とを組み合わせると、脛骨プレート7の前端に対する大腿骨コンポーネント3の前端の前方への出っ張り量Dを、図9(A)の場合(D)よりも小さくできる。すなわち、図9(C)の場合、図9(A)の場合よりも、大腿骨コンポーネント3を脛骨プレート7に対して後側に配置できる。
なお、図示は省略するが、前型大腿骨コンポーネント2と標準型脛骨プレート6との組み合わせ、又は前型大腿骨コンポーネント2と後型脛骨プレート7との組み合わせによっても、大腿骨コンポーネント脛骨プレートに対して後側に配置できる。特に、前型大腿骨コンポーネント2と後型脛骨プレート7とを組み合わせることで、大腿骨コンポーネントを脛骨プレートに対して大きく後側へ配置できる。
[効果]
以上のように、本実施形態に係る人工膝関節インプラント1では、術者が、患者の膝関節の形状及び症状等に応じて、複数種類の脛骨プレート5,6,7のうちの1つを選択し、その脛骨プレートを患者の膝に装着できる。これにより、大腿骨コンポーネントと脛骨プレートとの接触位置を調整することができるため、両側副靭帯のバランスをとりやすくなる。
従って、人工膝関節インプラント1によると、靭帯のバランスを適切に調整可能な人工膝関節インプラントを提供できる。
また、人工膝関節インプラント1のように、最下点53a,54a,63a,64a,73a,74aの前後方向の位置が互いに異なる複数種類の脛骨プレート5,6,7を形成することにより、大腿骨コンポーネント2,3,4と脛骨プレート5,6,7との前後方向の接触位置を比較的容易に調整できる。
また、人工膝関節インプラント1では、例えば一例として、人工膝関節置換術が施される標準的な患者において最も靭帯がバランスされる最下点の位置が第1最下点63a,64aとして設定され、その前後位置に第2最下点53a,54a及び第3最下点73a,74aが設定された、3つの脛骨プレート5,6,7を形成できる。こうすると、より多くの患者に対して、適切に靭帯のバランスを調整可能な人工膝関節インプラントを提供できる。
また、人工膝関節インプラント1では、術者が、患者の膝関節の形状及び症状等に応じて、複数種類の大腿骨コンポーネント2,3,4のうちの1つを選択し、その大腿骨コンポーネントを患者の膝に装着できる。これにより、大腿骨コンポーネント2,3,4と脛骨プレート5,6,7との接触位置を調整することができるため、両側副靭帯のバランスをとりやすくなる。
従って、この構成では、靭帯のバランスを適切に調整可能な人工膝関節インプラントを提供できる。
また、人工膝関節インプラント1のように、最下点26a,27a,36a,37a,46a,47aの前後方向の位置が互いに異なる複数種類の大腿骨コンポーネント2,3,4を形成することにより、大腿骨コンポーネント2,3,4と脛骨プレート5,6,7との前後方向の接触位置を比較的容易に調整できる。
また、人工膝関節インプラント1では、例えば一例として、人工膝関節置換術が施される標準的な患者において最も靭帯がバランスされる最下点の位置が第1最下点36a,37aとして設定され、その前後位置に第2最下点26a,27a及び第3最下点46a,47aが設定された、3つの大腿骨コンポーネント2,3,4を形成できる。こうすると、より多くの患者に対して、適切に靭帯のバランスを調整可能な人工膝関節インプラント1を提供できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能である。例えば、次のように変更して実施してもよい。
[変形例]
(1)図10(A)は、変形例に係る複数種類の大腿骨コンポーネントのそれぞれに形成された内側及び外側の最下点の互いに対する位置関係を説明するための図であり、図10(B)は、変形例に係る複数種類の脛骨プレートのそれぞれに形成された内側及び外側の最下点の互いに対する位置関係を説明するための図である。上記実施形態では、各大腿骨コンポーネント2,3,4の内側の最下点26a,36a,46aの前後方向の離散間隔と、外側の最下点27a,37a,47aの前後方向の離散間隔とが、それぞれ同じ(1mm)であったが、これに限らない。例えば、図10(A)に示すように、各大腿骨コンポーネントの内側の最下点の前後方向の離散間隔と、外側の最下点の前後方向の離散間隔とを、異なるように設定してもよい。これにより、内側の最下点の離散間隔と、外側の最下点の前後方向の離散間隔とを、それぞれ別々に独立して適切に設定することができるため、より多くの患者にフィットする人工膝関節インプラントを提供できる。
同様に、各脛骨プレートについても、図10(B)に示すように、内側の最下点の前後方向の離散間隔と、外側の最下点の前後方向の離散間隔とを、異なるように設定してもよい。これにより、内側の最下点の離散間隔と、外側の最下点の前後方向の離散間隔とを、独立して適切に設定することができるため、より多くの患者にフィットする人工膝関節インプラントを提供できる。
(2)上記実施形態では、複数種類の脛骨プレート5,6,7において、最下点53a,54a,63a,64a,73a,74aを形成したが、これに限らない。すなわち、各脛骨プレートに、前後位置が異なる最下点が形成されていなくても、脛骨に固定された状態における脛骨側摺動面の脛骨に対する位置、及び、脛骨側摺動面の形状、の少なくとも一方が互いに異なっていればよい。
図11の(A),(B)及び(C)は、変形例に係る複数種類の第1から第3の脛骨プレート5a,6a,7aを示す断面図である。各脛骨プレート5a,6a,7aは、図11に示すように、脛骨側摺動面55,65,75を有しており、各脛骨側摺動面55,65,75は、前側に形成された傾斜面56,66,76と、後側に形成された平坦面57,67,77と、を有している。
本変形例に係る複数種類の脛骨プレート5a,6a,7aは、傾斜面56,66,76の前後方向における長さが互いに異なっている。具体的には、第2の脛骨プレート5aでは、傾斜面56の前後方向における長さが最も短く、第3の脛骨プレート7aでは、傾斜面76の前後方向における長さが最も長く設定されている。このように、最下点を有さないコンポーネント(本変形例では、脛骨プレート)であっても、本変形例のように複数種類形成することにより、相手側のコンポーネントとの接触位置を調整することができる。従って、上記実施形態の場合と同様、靭帯のバランスを適切に調整可能な人工膝関節インプラントを提供できる。
(3)上記実施形態では、本発明の適用例として、CR型の人工膝関節を例に挙げて説明したが、これに限らず、その他のタイプの人工膝関節にも適用できる。具体的には、例えば、PS(Posterior Stabilizing)型の人工膝関節、CS(Cruciate Substituting)型の人工膝関節、CCK(Constrained Condylar Knee)型の人工膝関節等に適用することもできる。
図12は、本発明をPS型の人工膝関節に適用した場合の大腿骨コンポーネント及び脛骨プレートの形状を説明するための図であって、(A)から(C)は大腿骨コンポーネントの図、(D)から(F)は脛骨プレートの図、である。具体的には、(A)は最下点標準型の大腿骨コンポーネント2bの図、(B)は最下点前型の大腿骨コンポーネント3bの図、(C)は最下点後型の大腿骨コンポーネント4bの図、である。また、(D)は最下点標準型の脛骨プレート5bの図、(E)は最下点前型の脛骨プレート6bの図、(F)は最下点後型の脛骨プレート7bの図、である。
本変形例に係る人工膝関節インプラントでは、各大腿骨コンポーネント2b,3b,4bにカム28,38,48が形成され、各脛骨プレート5b,6b,7bにポスト58,68,78が形成されている。本変形例に係る人工膝関節インプラントは、膝の屈曲角度が所定の角度以上のときに、カム28,38,48とポスト58,68,78とが接触することにより、膝の屈曲運動を案内するように構成されている。
そして、本変形例に係るPS型の人工膝関節インプラントも、上記実施形態の場合と同様、複数種類の大腿骨コンポーネント2b,3b,4bのそれぞれに対応して設けられた最下点の、互いに対する前後方向の位置が異なっている。また、複数種類の脛骨プレート5b,6b,7bのそれぞれに対応して設けられた最下点の、互いに対する前後方向の位置が異なっている。これにより、上記実施形態の場合と同様、靭帯のバランスを適切に調整可能な人工膝関節インプラントを提供できる。
(4)上記実施形態では、人工膝関節インプラント1において、複数種類の大腿骨コンポーネント2,3,4及び複数種類の脛骨プレート5,6,7を形成したが、これに限らず、一方のコンポーネントのみを複数種類、形成してもよい。
本発明は、大腿骨コンポーネント及び脛骨プレートを備えた人工膝関節インプラントとして、広く適用することができる。
1 人工膝関節インプラント
2,3,4 大腿骨コンポーネント
2b,3b,4b 大腿骨コンポーネント
5,6,7, 脛骨プレート
5a,6a,7a 脛骨プレート
5b,6b,7b 脛骨プレート
26,36,46 大腿骨内側摺動面(大腿骨側摺動面)
27,37,47 大腿骨外側摺動面(大腿骨側摺動面)
53,63,73 脛骨内側摺動面(脛骨側摺動面)
54,64,74 脛骨外側摺動面(脛骨側摺動面)

Claims (3)

  1. 大腿骨コンポーネントと、脛骨に固定された脛骨トレーに固定される脛骨プレートと、を備えた人工膝関節インプラントであって、
    前記脛骨プレートは、前記大腿骨コンポーネントに対して摺動する脛骨側摺動面を有し、
    前記脛骨側摺動面には、大腿骨及び前記脛骨に固定された状態の前記人工膝関節インプラントが伸展する方向である伸展方向、における最も遠位側に位置する最遠位点、が形成され、
    前記脛骨トレーに固定された状態における前記脛骨側摺動面の前記脛骨に対する位置、及び、前記脛骨側摺動面の形状、の少なくとも一方が互いに異なる複数種類の前記脛骨プレートを有し、
    前記複数種類の脛骨プレートとして、標準型脛骨プレートと、前型脛骨プレートと、後型脛骨プレートと、が設けられ、
    前記脛骨に固定された前記脛骨トレーに前記脛骨プレートが固定された固定状態において、前記前型脛骨プレートにおける前記最遠位点の位置は、前記標準型脛骨プレートにおける前記最遠位点の位置に対して膝関節における前後方向の前方に配置され、前記後型脛骨プレートにおける前記最遠位点の位置は、前記標準型脛骨プレートにおける前記最遠位点の位置に対して前記前後方向の後方に配置されていることを特徴とする、人工膝関節インプラント。
  2. 請求項1に記載の人工膝関節インプラントにおいて、
    各前記脛骨プレートには、互いに左右方向に離れて設けられた2つの前記最遠位点としての内側最遠位点及び外側最遠位点が形成され、
    前記前型脛骨プレートにおける前記内側最遠位点及び前記外側最遠位点の双方が、前記標準型脛骨プレートにおける対応する前記内側最遠位点及び前記外側最遠位点に対して前方に配置され、
    前記後型脛骨プレートにおける前記内側最遠位点及び前記外側最遠位点の双方が、前記標準型脛骨プレートにおける対応する前記内側最遠位点及び前記外側最遠位点に対して後方に配置されていることを特徴とする、人工膝関節インプラント。
  3. 請求項2に記載の人工膝関節インプラントにおいて、
    各前記内側最遠位点の前記前後方向の離散間隔と、各前記外側最遠位点の前記前後方向の離散間隔と、が異なるように形成されていることを特徴とする、人工膝関節インプラント。
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