JP2018057366A - マイクロ流体デバイス及び流体の送液方法 - Google Patents

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Takamasa Kono
隆昌 河野
延彦 乾
Nobuhiko Inui
延彦 乾
辰典 ▲高▼松
辰典 ▲高▼松
Tatsunori Takamatsu
一彦 今村
Kazuhiko Imamura
一彦 今村
高橋 良輔
Ryosuke Takahashi
良輔 高橋
野村 茂
Shigeru Nomura
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良教 赤木
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良教 赤木
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Abstract

【課題】高純度の核酸を効率よく得ることを可能とする、マイクロ流体デバイスを提供する。
【解決手段】第1〜第3のマイクロ流路5〜7を有し、第1及び第2のマイクロ流路5,6の下流側端部5a,6aに、第3のマイクロ流路7が接続されている、マイクロチップ2と、第2のマイクロ流路6から第3のマイクロ流路7に流体を送液するに際し、該流体が第1のマイクロ流路5に流れ込むのを抑制するための流路抵抗を発生させる流路抵抗発生装置3と、を備える、マイクロ流体デバイス1。
【選択図】図1

Description

本発明は、マイクロチップを備えるマイクロ流体デバイス及び該マイクロ流体デバイスにおける流体の送液方法に関する。
従来、マイクロ流路が設けられたマイクロチップを備えるマイクロ流体デバイスが種々提案されている。この種のマイクロ流体デバイスは、核酸や酵素などの生体物質の分析や無機イオンの分析等に用いられている。
下記の特許文献1,2には、このような化学的及び生物学的分析に用いられる核酸を分離して回収する方法が開示されている。
特許文献1では、マイクロ流路内に担持部が設けられたマイクロチップに、核酸を含む試料溶液を送液し、担持部において核酸を分離及び回収する方法が記載されている。
また、特許文献2では、核酸と可逆的に結合できる常磁性粒子に核酸を吸着させ、洗浄及び回収する方法が記載されている。
特開2012−24017号公報 特許第4594467号公報
しかしながら、特許文献1の方法により回収された核酸は純度が低く、例えばPCRを行なう際に十分に反応効率を高めることができないという問題がある。一方、特許文献2の方法で純度の高い核酸を得ようとすると、洗浄及び回収に長時間を要するという問題がある。
本発明の目的は、高純度の核酸を効率よく得ることを可能とする、マイクロ流体デバイス及び該マイクロ流体デバイスにおける流体の送液方法を提供することにある。
本発明に係るマイクロ流体デバイスは、第1〜第3のマイクロ流路を有し、前記第1及び第2のマイクロ流路の下流側端部に、前記第3のマイクロ流路が接続されている、マイクロチップと、前記第3のマイクロ流路に流体を送液するに際し、該流体が前記第1のマイクロ流路及び前記第2のマイクロ流路のうち少なくとも一方に流れ込むのを抑制するための流路抵抗を発生させる流路抵抗発生装置と、を備える。
本発明に係るマイクロ流体デバイスでは、前記流路抵抗発生装置が、前記マイクロチップ内に設けられていてもよい。
本発明に係るマイクロ流体デバイスでは、前記流路抵抗発生装置が、前記マイクロチップ外に設けられていてもよい。
本発明に係るマイクロ流体デバイスのある特定の局面では、前記流路抵抗発生装置が、前記流体が前記第1のマイクロ流路に流れ込むのを抑制するための流路抵抗を発生させる装置である。
本発明に係るマイクロ流体デバイスの他の特定の局面では、前記流路抵抗発生装置が、前記第1のマイクロ流路にガスを供給するためのマイクロポンプである。
本発明に係るマイクロ流体デバイスのさらに他の特定の局面では、前記流路抵抗発生装置が、前記流体が前記第1のマイクロ流路及び前記第2のマイクロ流路の双方に流れ込むのを抑制するための流路抵抗を発生させる装置である。
本発明に係るマイクロ流体デバイスのさらに他の特定の局面では、前記流路抵抗発生装置が、前記第1のマイクロ流路及び前記第2のマイクロ流路の双方にガスを供給するためのマイクロポンプである。
本発明に係るマイクロ流体デバイスの他の特定の局面では、前記マイクロチップにおいて、前記第1のマイクロ流路が、核酸を含む検体を導入するための流路であり、前記第2のマイクロ流路が、洗浄液を導入するための流路であり、前記第3のマイクロ流路内に、前記核酸を担持するための担持部材が設けられている。
本発明に係るマイクロ流体デバイスのさらに他の特定の局面では、前記マイクロチップが、検体導入部及び洗浄液内包部をさらに有し、前記検体導入部が、前記第1のマイクロ流路に接続されており、前記洗浄液内包部が、前記第2のマイクロ流路に接続されている。
本発明に係るマイクロ流体デバイスのさらに他の特定の局面では、前記第2のマイクロ流路が、洗浄液を送液するための流路と、回収液を送液するための流路を兼ねている。
本発明に係るマイクロ流体デバイスのさらに他の特定の局面では、前記マイクロチップにおいて、前記第1のマイクロ流路が、核酸を含む検体を導入するための流路であり、前記第2のマイクロ流路が、回収液を導入するための流路であり、前記第3のマイクロ流路内に、前記核酸を担持するための担持部材が設けられている。
本発明に係るマイクロ流体デバイスのさらに他の特定の局面では、前記マイクロチップが、検体導入部及び回収液内包部をさらに有し、前記検体導入部が、前記第1のマイクロ流路に接続されており、前記回収液内包部が、前記第2のマイクロ流路に接続されている。
本発明に係るマイクロ流体デバイスのさらに他の特定の局面では、前記第1のマイクロ流路が、検体を送液するための流路と、洗浄液を送液するための流路を兼ねている。
本発明に係る流体の送液方法は、本発明に従って構成されるマイクロ流体デバイスにおける流体の送液方法であって、第1の流体を前記第1のマイクロ流路から前記第3のマイクロ流路に送液する工程と、前記第1の流体の送液後に、第2の流体を前記第2のマイクロ流路から前記第3のマイクロ流路に送液する工程と、を備え、前記第2のマイクロ流路から前記第3のマイクロ流路に前記第2の流体を送液するに際し、前記流路抵抗発生装置を用いて前記第1のマイクロ流路に前記第2の流体が流れ込むのを抑制する。
本発明によれば、高純度の核酸を効率よく得ることを可能とする、マイクロ流体デバイスを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るマイクロ流体デバイスを示す模式的断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るマイクロ流体デバイスにおけるマイクロ流路を拡大して示す模式的断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るマイクロ流体デバイスを示す模式的断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るマイクロ流体デバイスを示す模式的断面図である。 比較例のマイクロ流体デバイスにおけるマイクロ流路を拡大して示す模式的断面図である。 本発明の第4の実施形態に係るマイクロ流体デバイスを示す模式的断面図である。 本発明の第5の実施形態に係るマイクロ流体デバイスを示す模式的断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
(第1の実施形態)
マイクロ流体デバイス;
図1は、本発明の第1の実施形態に係るマイクロ流体デバイスを示す模式的断面図である。
図1に示すように、マイクロ流体デバイス1は、マイクロチップ2と、流路抵抗発生装置3とを備える。マイクロ流体デバイス1は、マイクロチップ2を備えるマイクロチップデバイスである。
マイクロチップ2は、チップ本体4を有する。チップ本体4は、特に限定されるわけではないが、合成樹脂からなる。合成樹脂としては、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、(メタ)アクリル系樹脂、シクロオレフィン系樹脂などの様々な樹脂を用いることができる。好ましくは、透光性樹脂を用いることが望ましい。その場合には、光の照射により、マイクロ流路内において、光学的測定や光の照射による反応を生じさせることができる。
また、好ましくは、チップ本体4は、合成樹脂の射出成形品からなることが望ましい。その場合には、量産性を高め、コストをより一層低減することができる。
チップ本体4内には、マイクロ流路、検体導入部8、洗浄液内包部9、回収液内包部10及び担持部11が設けられている。
マイクロ流路とは、液体の搬送に際し、いわゆるマイクロ効果が生じるような微細な流路をいう。このようなマイクロ流路では、液体は、表面張力と毛細管現象との影響を強く受け、通常の大寸法の流路を流れる液体とは異なる挙動を示す。このようなマイクロ流路の横断面形状がおおむね長方形(正方形を含む)の場合には、横断面における小さい方の辺の寸法で好ましくは5mm以下、より好ましくは1mm以下、さらに好ましくは500μm以下、特に好ましくは200μm以下に設定される。この場合、マイクロ流体デバイス1のより一層の小型化を図ることができる。マイクロ流路の横断面が円形である場合には、マイクロ流路の直径は、好ましくは5mm以下、より好ましくは500μm以下、さらには200μm以下に設定される。なお、楕円の場合には、短径が上記範囲内にあればよい。この場合、マイクロ流体デバイス1のより一層の小型化を図ることができる。
また、例えば、マイクロ流路に流体を流す際、ポンプや重力を用いる場合には、流路抵抗を低下させる観点から、マイクロ流路の横断面形状がおおむね長方形(正方形を含む)の場合には、小さい方の辺の寸法で、20μm以上が好ましく、50μm以上がより好ましく、100μm以上がさらに好ましい。
マイクロ流路の横断面形状がおおむね円形の場合には、直径(楕円の場合には、短径)は、20μm以上が好ましく、50μm以上がより好ましく、100μm以上がさらに好ましい。
一方、例えば、マイクロ流路に流体を流す際、毛細管現象を有効に活用する場合には、マイクロ流路の横断面形状がおおむね長方形(正方形を含む)の場合には、小さい方の辺の寸法で、5μm以上であることが好ましく、10μm以上であることがより好ましく、20μm以上であることがさらに好ましい。また、小さい方の辺の寸法で、200μm以下であることが好ましく、100μm以下であることがより好ましい。なお、流体は、このようなマイクロ流路を流れるマイクロ流体である。
本実施形態では、このようなマイクロ流路として、上流側マイクロ流路である第1及び第2のマイクロ流路5,6と、下流側マイクロ流路である第3のマイクロ流路7とが設けられている。
具体的には、第1のマイクロ流路5の下流側端部5aに、第3のマイクロ流路7が接続されている。また、第2のマイクロ流路6の下流側端部6aに、第3のマイクロ流路7が接続されている。特に、本実施形態では、第1のマイクロ流路5の下流側端部5aと、第2のマイクロ流路6の下流側端部6aとが、接続部12で接続されている。この接続部12に、第3のマイクロ流路7が連ねられている。もっとも、本発明において、第1のマイクロ流路5の下流側端部5aと、第2のマイクロ流路6の下流側端部6aとは接続されていなくてもよい。すなわち、第1のマイクロ流路5の下流側端部5aと、第2のマイクロ流路6の下流側端部6aとが、それぞれ別々に第3のマイクロ流路7に接続されていてもよい。
第1のマイクロ流路5は、上流側において検体導入部側マイクロ流路13と、流路抵抗発生装置側マイクロ流路14とに分岐されている。
検体導入部側マイクロ流路13の上流側端部13aに、検体導入部8が連ねられている。
検体導入部8及び検体導入部側マイクロ流路13は、検体及び核酸抽出液を含む第1の流体を第1のマイクロ流路5に送液するために設けられている。第1の流体に含まれる検体としては、特に限定されないが、細菌、真菌、ウイルス、動物細胞が挙げられる。また、核酸抽出液としても、特に限定されないが、例えば、界面活性剤や酵素を含有する核酸抽出液が挙げられる。
第1のマイクロ流路5は、上記のような第1の流体を第3のマイクロ流路7に送液するために設けられている。なお、第1の流体の送液は、検体導入部8に接続された第1のマイクロポンプ15によりガスを発生させ、発生したガスにより第1の流体を押し出すことによって行われる。もっとも、マイクロポンプに限らず、上記のようなガスにより、第1の流体の後方から第1の流体を押圧する適宜のデバイスを用いることができる。
一方、流路抵抗発生装置側マイクロ流路14の上流側端部14aに、流路抵抗発生装置3が連ねられている。
流路抵抗発生装置3は、後述する第2の流体が第1のマイクロ流路5に流れ込むのを抑制するための流路抵抗を発生させるために設けられている。本実施形態においては、流路抵抗発生装置3がマイクロポンプである。マイクロポンプから発生したガスを第3のマイクロ流路7側に押し出すことにより、第1のマイクロ流路5に流路抵抗を発生させることができる。それによって、第2の流体が第1のマイクロ流路5に流れ込むのを抑制することができる。もっとも、マイクロポンプに限らず、第1のマイクロ流路5において、第2の流体が流れ込まないように流路抵抗を発生させ得る適宜のデバイスを用いることができる。
第2のマイクロ流路6は、上流側において洗浄液内包部側マイクロ流路16と、回収液内包部側マイクロ流路17とに分岐されている。
洗浄液内包部側マイクロ流路16の上流側端部16aに、洗浄液内包部9が連ねられている。
洗浄液内包部9は、洗浄液である第2の流体を、第2のマイクロ流路6に送液するために設けられている。洗浄液である第2の流体としては、例えば、エタノールやイソプロパノールなどのアルコールを用いることができる。なお、第2の流体の送液は、洗浄液内包部9に接続された第2のマイクロポンプ18によりガスを発生させ、発生したガスにより第2の流体を押し出すことによって行われる。もっとも、マイクロポンプに限らず、上記のようなガスにより、第2の流体の後方から第2の流体を押圧する適宜のデバイスを用いることができる。
一方、回収液内包部側マイクロ流路17の上流側端部17aには、回収液内包部10が連ねられている。
回収液内包部10は、回収液である第3の流体を、第2のマイクロ流路6に送液するために設けられている。回収液である第3の流体としては、例えば、水などを用いることができる。なお、第3の流体の送液は、回収液内包部10に接続された第3のマイクロポンプ19によりガスを発生させ、発生したガスにより第3の流体を押し出すことによって行われる。もっとも、マイクロポンプに限らず、上記のようなガスにより、第3の流体の後方から第3の流体を押圧する適宜のデバイスを用いることができる。
第3のマイクロ流路7の途中には、担持部11が設けられている。第3のマイクロ流路7に送液された第1〜第3の流体はそれぞれ、担持部11に送液される。
担持部11には、担持部材が充填されている。担持部材は、検体に含まれる核酸を担持するために設けられている。本実施形態では、核酸の担持が吸着により行われている。もっとも、化学結合などの他の方法により坦持されてもよい。担持部材としては、特に限定されないが、例えば、磁性粒子、ガラス繊維、シリカ粒子、ガラス粒子、シリカモノリス、シリカメンブレン、脱脂綿などを用いることができる。
以下、上記のようなマイクロ流体デバイス1における流体の送液方法の一例について、詳細に説明する。
流体の送液方法;
本実施形態における流体の送液方法では、まず、第1のマイクロポンプ15によりガスを発生させ、第1の流体の後方から、ガスを付与する。第1の流体の後方からガスを付与し第1の流体を押圧することにより、第1の流体を検体導入部8から第1のマイクロ流路5に送液し、第1のマイクロ流路5に送液された第1の流体を、第3のマイクロ流路7に送液する。それによって、第1の流体に含まれる核酸を、第3のマイクロ流路7内の担持部11に担持させる。
第1の流体の送液後に、第2のマイクロポンプ18によりガスを発生させ、第2の流体の後方から、ガスを付与する。第2の流体の後方からガスを付与し第2の流体を押圧することにより、第2の流体を洗浄液内包部9から第2のマイクロ流路6に送液し、第2のマイクロ流路6に送液された第2の流体を、第3のマイクロ流路7に送液する。それによって、担持部11に担持された核酸を洗浄する。
次に、第3のマイクロポンプ19によりガスを発生させ、第3の流体の後方から、ガスを付与する。第3の流体の後方からガスを付与し第3の流体を押圧することにより、第3の流体を回収液内包部10から第2のマイクロ流路6に送液し、第2のマイクロ流路6に送液された第3の流体を、第3のマイクロ流路7に送液する。それによって、担持部11に担持された核酸を分離し、分離した核酸を図示しない回収部に送液する。しかる後、回収部から核酸を回収する。
なお、本実施形態の送液方法では、第2のマイクロ流路6から第3のマイクロ流路7に第2の流体を送液するに際し、流路抵抗発生装置3を用いて第1のマイクロ流路5に第2の流体が流れ込むのを抑制する。従って、本実施形態の送液方法では、核酸を短時間で効率よく洗浄することができ、高純度の核酸を効率よく得ることができる。これを、以下、図2及び図5を参照してより詳細に説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係るマイクロ流体デバイスにおけるマイクロ流路を拡大して示す模式的断面図である。また、図5は、比較例のマイクロ流体デバイスにおけるマイクロ流路を拡大して示す模式的断面図である。なお、比較例のマイクロ流体デバイスにおいては、流路抵抗発生装置3が設けられていない。
比較例のマイクロ流体デバイスでは、流路抵抗発生装置3が設けられていないので、第1の流体の送液後に、第2のマイクロ流路6に送液された第2の流体を、第3のマイクロ流路7に送液するに際し、第1のマイクロ流路5に第2の流体が流れ込む(図5における矢印Cの方向)。そのため、第2のマイクロ流路6から送液された洗浄液としての第2の流体を効率よく担持部11側に送液することが困難であり、核酸を効率よく洗浄することが困難となる。
他方、図2に示す本実施形態のマイクロ流体デバイス1を用いた送液方法では、流路抵抗発生装置3としてのマイクロポンプによりガスを発生させ、図2に示す矢印Aの方向にガスが送り出される。そのため、洗浄液としての第2の流体が第1のマイクロ流路5に流れ込むのを抑制することができ、洗浄液としての第2の流体を、核酸が担持されている担持部11の担持部材11A側(矢印Bの方向)に効率よく送り出すことができる。従って、担持部材11Aに担持された核酸を短時間で効率よく洗浄することができ、高純度の核酸を効率よく得ることができる。このように、本実施形態のマイクロ流体デバイス1を用いることで、高純度の核酸を効率よく得ることができる。
また、本発明においては、第3の流体を第2のマイクロ流路6から第3のマイクロ流路7に送液するに際しても、流路抵抗発生装置3を用いて第1のマイクロ流路5に第3の流体が流れ込むのを抑制することが好ましい。その場合、第3のマイクロ流路7側に、回収液としての第3の流体をより一層効率よく送液することができ、より一層短時間で高純度の核酸を回収することができる。
(第2及び第3の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態に係るマイクロ流体デバイスを示す模式的断面図である。第1の実施形態では、流路抵抗発生装置3がマイクロチップ2内に設けられていたが、図3に示すように第2の実施形態のマイクロ流体デバイス21では、流路抵抗発生装置3がマイクロチップ2外に設けられている。その他の点は、第1の実施形態と同様である。第1及び第2の実施形態で示すように、流路抵抗発生装置3は、マイクロチップ2内に設けられていてもよく、マイクロチップ2外に設けられていてもよい。
また、図4は、本発明の第3の実施形態に係るマイクロ流体デバイスを示す模式的断面図である。図4に示すように、マイクロ流体デバイス31では、第1のマイクロポンプ15が流路抵抗発生装置3を兼ねている。従って、マイクロ流体デバイス31では、流路抵抗発生装置側マイクロ流路14が設けられていない。また、マイクロ流体デバイス31を用いた送液方法では、第1のマイクロポンプ15により第1の流体を送液した後、第2の流体を送液するに際し、流路抵抗発生装置3としての第1のマイクロポンプ15により発生させたガスを送り出す。それによって、洗浄液としての第2の流体が第1のマイクロ流路5に流れ込むのを抑制する。さらに、マイクロ流体デバイス31では、第4のマイクロ流路20が設けられており、第4のマイクロ流路20の下流側端部20aが第3のマイクロ流路7に接続されている。また、第4のマイクロ流路20の上流側端部20bには、回収液内包部10が接続されている。従って、マイクロ流体デバイス31では、回収液内包部側マイクロ流路17が設けられていない。その他の点は、第1の実施形態と同様である。
第1及び第3の実施形態で示すように、第1のマイクロポンプ15及び流路抵抗発生装置3は別々に設けられていてもよく、第1のマイクロポンプ15が流路抵抗発生装置3と兼ねられていてもよい。また、第2のマイクロ流路6が、洗浄液を送液するための流路と、回収液を送液するための流路を兼ねていてもよく、別途回収液を送液するための第4のマイクロ流路20が設けられていてもよい。
また、第2及び第3実施形態のマイクロ流体デバイスにおいても、流路抵抗発生装置3が備えられているので、洗浄液としての第2の流体が第1のマイクロ流路5に流れ込むのを抑制することができ、洗浄液としての第2の流体を、核酸が担持されている担持部11側に効率よく送り出すことができる。従って、第2及び第3の実施形態のマイクロ流体デバイス21,31においても、担持部11に担持された核酸を短時間で効率よく洗浄することができ、高純度の核酸を効率よく得ることができる。
(第4の実施形態)
図6は、本発明の第4の実施形態に係るマイクロ流体デバイスを示す模式的断面図である。マイクロ流体デバイス41では、流路抵抗発生装置3が、第1の流路抵抗発生装置部22及び第2の流路抵抗発生装置部23からなる。
第1の流路抵抗発生装置部22は、上述の流路抵抗発生装置側マイクロ流路14の上流側端部14aに連ねられている。
第1の流路抵抗発生装置部22は、上述の第2の流体が第1のマイクロ流路5に流れ込むのを抑制するための流路抵抗を発生させるために設けられている。本実施形態においては、第1の流路抵抗発生装置部22がマイクロポンプである。マイクロポンプから発生したガスを第3のマイクロ流路7側に押し出すことにより、第1のマイクロ流路5に流路抵抗を発生させることができる。それによって、第2の流体が第1のマイクロ流路5に流れ込むのを抑制することができる。もっとも、マイクロポンプに限らず、第1のマイクロ流路5において、第2の流体が流れ込まないように流路抵抗を発生させ得る適宜のデバイスを用いることができる。
第2の流路抵抗発生装置部23は、流路抵抗発生装置側マイクロ流路24の上流側端部24aに連ねられている。流路抵抗発生装置側マイクロ流路24は、第2のマイクロ流路6の回収液内包部側マイクロ流路17より下流側で分岐される流路である。
第2の流路抵抗発生装置部23は、上述の第1の流体が第2のマイクロ流路6に流れ込むのを抑制するための流路抵抗を発生させるために設けられている。本実施形態においては、第2の流路抵抗発生装置部23がマイクロポンプである。マイクロポンプから発生したガスを第3のマイクロ流路7側に押し出すことにより、第2のマイクロ流路6に流路抵抗を発生させることができる。それによって、第1の流体が第2のマイクロ流路6に流れ込むのを抑制することができる。もっとも、マイクロポンプに限らず、第2のマイクロ流路6において、第1の流体が流れ込まないように流路抵抗を発生させ得る適宜のデバイスを用いることができる。
また、本実施形態の送液方法では、第1の実施形態の送液方法において、第1のマイクロ流路5から第3のマイクロ流路7に第1の流体を送液するに際し、第2の流路抵抗発生装置部23を用いて第1の流体が第2のマイクロ流路6に流れ込むのを抑制する。また、第2のマイクロ流路6から第3のマイクロ流路7に第2の流体を送液するに際し、第1の流路抵抗発生装置部22を用いて第2の流体が第1のマイクロ流路5に流れ込むのを抑制する。なお、第2のマイクロ流路6から第3のマイクロ流路7に第3の流体を送液するに際し、第1の流路抵抗発生装置部22を用いて第3の流体が第1のマイクロ流路5に流れ込むのを抑制してもよい。その他の点は、第1の実施形態と同様である。
このように、本実施形態の送液方法では、第1〜第3の流体を第3のマイクロ流路7に送液するに際し、他のマイクロ流路に流体が流れ込むのを抑制することができる。従って、本実施形態の送液方法では、核酸を短時間でより一層効率よく洗浄することができ、高純度の核酸をより一層効率よく得ることができる。また、本実施形態の送液方法では、意図しない流体の混合を抑制することができる。
本実施形態のように、流路抵抗発生装置3は、流体が第1のマイクロ流路5及び第2のマイクロ流路6の双方に流れ込むのを抑制するための流路抵抗を発生させる装置であってもよい。もっとも、流路抵抗発生装置3は、第1の実施形態のように、流体が第1のマイクロ流路5のみに流れ込むのを抑制するために設けられていてもよいし、流体が第2のマイクロ流路6のみに流れ込むのを抑制するために設けられていてもよい。
(第5の実施形態)
図7は、本発明の第5の実施形態に係るマイクロ流体デバイスを示す模式的断面図である。図7に示すように、マイクロ流体デバイス51では、洗浄液内包部側マイクロ流路16が第2のマイクロ流路6に設けられていない。マイクロ流体デバイス51において、洗浄液内包部側マイクロ流路16は、第1のマイクロ流路5の流路抵抗発生装置側マイクロ流路14より上流側において、検体導入部側マイクロ流路13と分岐される流路である。この洗浄液内包部側マイクロ流路16の上流側端部16aに、洗浄液内包部9が連ねられている。
本実施形態の送液方法では、例えば以下のように流体を送液することができる。
まず、第1の流体を検体導入部8から第1のマイクロ流路5に送液し、第1のマイクロ流路5に送液された第1の流体を、第3のマイクロ流路7に送液する。それによって、第1の流体に含まれる核酸を、第3のマイクロ流路7内の担持部11に担持させる。なお、第1のマイクロ流路5から第3のマイクロ流路7に第1の流体を送液するに際しては、第2の流路抵抗発生装置部23を用いて第2のマイクロ流路6に第1の流体が流れ込むのを抑制する。
続いて、第2の流体を洗浄液内包部9から第1のマイクロ流路5に送液し、第1のマイクロ流路5に送液された第2の流体を、第3のマイクロ流路7に送液する。それによって、担持部11に担持された核酸を洗浄する。なお、第1のマイクロ流路5から第3のマイクロ流路7に第2の流体を送液するに際しても、第2の流路抵抗発生装置部23を用いて第2のマイクロ流路6に第2の流体が流れ込むのを抑制する。
次に、第3の流体を回収液内包部10から第2のマイクロ流路6に送液し、続いて第2のマイクロ流路6に送液された第3の流体を、第3のマイクロ流路7に送液する。それによって、担持部11に担持された核酸を分離し、分離した核酸を図示しない回収部に送液する。しかる後、回収部から核酸を回収する。第2のマイクロ流路6から第3のマイクロ流路7に第3の流体を送液するに際しても、第1の流路抵抗発生装置部22を用いて第1のマイクロ流路5に第3の流体が流れ込むのを抑制する。その他の点は、第4の実施形態と同様である。
このように、本実施形態の送液方法でも、第1〜第3の流体を第3のマイクロ流路7に送液するに際し、他のマイクロ流路に流体が流れ込むのを抑制することができる。従って、本実施形態の送液方法でも、核酸を短時間でより一層効率よく洗浄することができ、高純度の核酸をより一層効率よく得ることができる。また、本実施形態の送液方法では、意図しない流体の混合を抑制することができる。
また、本実施形態のように、洗浄液内包部9が検体導入部8と同じ第1のマイクロ流路5側に設けられていてもよい。この場合、洗浄液と回収液が混合することをより一層抑制することができる。そのため、核酸を短時間でさらに一層効率よく洗浄することができ、高純度の核酸をさらに一層効率よく得ることができる。もっとも、第1の実施形態のように、洗浄液内包部9が回収液内包部10と同じ第2のマイクロ流路6側に設けられていてもよい。
1,21,31,41,51…マイクロ流体デバイス
2…マイクロチップ
3…流路抵抗発生装置
4…チップ本体
5〜7…第1〜第3のマイクロ流路
5a,6a,20a…下流側端部
8…検体導入部
9…洗浄液内包部
10…回収液内包部
11…担持部
11A…担持部材
12…接続部
13…検体導入部側マイクロ流路
13a,14a,16a,17a,20b,24a…上流側端部
14,24…流路抵抗発生装置側マイクロ流路
15,18,19…第1〜第3のマイクロポンプ
16…洗浄液内包部側マイクロ流路
17…回収液内包部側マイクロ流路
20…第4のマイクロ流路
22…第1の流路抵抗発生装置部
23…第2の流路抵抗発生装置部

Claims (14)

  1. 第1〜第3のマイクロ流路を有し、前記第1及び第2のマイクロ流路の下流側端部に、前記第3のマイクロ流路が接続されている、マイクロチップと、
    前記第3のマイクロ流路に流体を送液するに際し、該流体が前記第1のマイクロ流路及び前記第2のマイクロ流路のうち少なくとも一方に流れ込むのを抑制するための流路抵抗を発生させる流路抵抗発生装置と、
    を備える、マイクロ流体デバイス。
  2. 前記流路抵抗発生装置が、前記マイクロチップ内に設けられている、請求項1に記載のマイクロ流体デバイス。
  3. 前記流路抵抗発生装置が、前記マイクロチップ外に設けられている、請求項1に記載のマイクロ流体デバイス。
  4. 前記流路抵抗発生装置が、前記流体が前記第1のマイクロ流路に流れ込むのを抑制するための流路抵抗を発生させる装置である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のマイクロ流体デバイス。
  5. 前記流路抵抗発生装置が、前記第1のマイクロ流路にガスを供給するためのマイクロポンプである、請求項1〜4のいずれか1項に記載のマイクロ流体デバイス。
  6. 前記流路抵抗発生装置が、前記流体が前記第1のマイクロ流路及び前記第2のマイクロ流路の双方に流れ込むのを抑制するための流路抵抗を発生させる装置である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のマイクロ流体デバイス。
  7. 前記流路抵抗発生装置が、前記第1のマイクロ流路及び前記第2のマイクロ流路の双方にガスを供給するためのマイクロポンプである、請求項6に記載のマイクロ流体デバイス。
  8. 前記マイクロチップにおいて、
    前記第1のマイクロ流路が、核酸を含む検体を導入するための流路であり、
    前記第2のマイクロ流路が、洗浄液を導入するための流路であり、
    前記第3のマイクロ流路内に、前記核酸を担持するための担持部材が設けられている、請求項1〜7のいずれか1項に記載のマイクロ流体デバイス。
  9. 前記マイクロチップが、検体導入部及び洗浄液内包部をさらに有し、
    前記検体導入部が、前記第1のマイクロ流路に接続されており、
    前記洗浄液内包部が、前記第2のマイクロ流路に接続されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載のマイクロ流体デバイス。
  10. 前記第2のマイクロ流路が、洗浄液を送液するための流路と、回収液を送液するための流路を兼ねている、請求項8又は9に記載のマイクロ流体デバイス。
  11. 前記マイクロチップにおいて、
    前記第1のマイクロ流路が、核酸を含む検体を導入するための流路であり、
    前記第2のマイクロ流路が、回収液を導入するための流路であり、
    前記第3のマイクロ流路内に、前記核酸を担持するための担持部材が設けられている、請求項1〜7のいずれか1項に記載のマイクロ流体デバイス。
  12. 前記マイクロチップが、検体導入部及び回収液内包部をさらに有し、
    前記検体導入部が、前記第1のマイクロ流路に接続されており、
    前記回収液内包部が、前記第2のマイクロ流路に接続されている、請求項1〜7及び11のいずれか1項に記載のマイクロ流体デバイス。
  13. 前記第1のマイクロ流路が、検体を送液するための流路と、洗浄液を送液するための流路を兼ねている、請求項11又は12に記載のマイクロ流体デバイス。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載のマイクロ流体デバイスにおける流体の送液方法であって、
    第1の流体を前記第1のマイクロ流路から前記第3のマイクロ流路に送液する工程と、
    前記第1の流体の送液後に、第2の流体を前記第2のマイクロ流路から前記第3のマイクロ流路に送液する工程と、
    を備え、
    前記第2のマイクロ流路から前記第3のマイクロ流路に前記第2の流体を送液するに際し、前記流路抵抗発生装置を用いて前記第1のマイクロ流路に前記第2の流体が流れ込むのを抑制する、流体の送液方法。
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