JP2018055805A - 電極積層装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電極の損傷を低減することができる電極積層装置を提供する。【解決手段】電極積層装置20は、電極としてのセパレータ付き正極11及び負極9が交互に積層される積層部34と、積層部34を挟むように配置され、セパレータ付き正極11及び負極9を積層部34に向けてそれぞれ押し出す2つのプッシャー36,37と、プッシャー36,37を制御する制御ユニット60とを備え、制御ユニット60は、プッシャー36,37が電極に接触する前のプッシャー36,37の加速度よりもプッシャー36,37が電極に接触した後のプッシャー36,37の加速度が大きくなると共に、プッシャー36,37が電極に接触した後のプッシャー36,37の加速度よりもプッシャー36,37から電極を離すときのプッシャー36,37の減速度が小さくなるように、プッシャー36,37の速度を制御する速度制御部61を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、電極積層装置に関する。
従来の電極積層装置としては、例えば特許文献1に記載されている装置が知られている。特許文献1に記載の電極積層装置は、正極板シートと負極板とを交互に積層する集積部を有する集積装置と、集積部の一方の側に配設された負極板搬送ベルトと、負極板搬送ベルトの基端側近傍に配設され、負極板搬送ベルトに負極板を供給する負極板供給装置と、負極板搬送ベルトの基端側上方に配設された正極板シート搬送ベルトとを備えている。集積部は、支持基板と、この支持基板の上面に対して垂直方向に立ち上がった第1の側板と、支持基板の上面に対して垂直方向に立ち上がると共に、第1の側板とのなす角が直角となった第2の側板とを有している。負極板供給装置から供給される負極板が負極板搬送ベルトに載置されると共に、正極板シート搬送ベルトにより供給される正極板シートが落下して負極板に重なる。そして、互いに重なった状態の負極板及び正極板シートは、負極板搬送ベルトの先端から飛び出し、集積部の第1の側板に突き当たった状態で集積部の支持基板上に積層される。
特開2014−179304号公報
しかしながら、上記従来技術においては、以下の問題点が存在する。即ち、電極である負極板及び正極板シートの積層を高速化するために集積部への電極の搬送速度を上げると、電極が集積部の第1の側板に突き当たったときの衝撃が大きくなるため、電極が損傷しやすくなる。その結果、電極の表面に設けられた活物質の粉落ちが生じるおそれがある。
本発明の目的は、電極の損傷を低減することができる電極積層装置を提供することである。
本発明の一態様の電極積層装置は、電極としての正極及び負極が交互に積層される積層部と、積層部を挟むように配置され、正極及び負極を積層部に向けてそれぞれ押し出す2つのプッシャーと、プッシャーを制御する制御ユニットとを備え、制御ユニットは、プッシャーが電極に接触する前のプッシャーの加速度よりもプッシャーが電極に接触した後のプッシャーの加速度が大きくなると共に、プッシャーが電極に接触した後のプッシャーの加速度よりもプッシャーから電極を離すときのプッシャーの減速度が小さくなるように、プッシャーの速度を制御する速度制御部を有することを特徴とする。
このような電極積層装置においては、プッシャーが電極に接触する前のプッシャーの加速度よりもプッシャーが電極に接触した後のプッシャーの加速度が大きいので、プッシャーの速度が低い状態でプッシャーが電極に接触することになる。このため、プッシャーが電極に接触するときの衝撃が小さくなる。また、プッシャーが電極に接触した後のプッシャーの加速度よりもプッシャーから電極を離すときのプッシャーの減速度が小さいので、プッシャーが緩やかに減速した状態でプッシャーから電極が離れることになる。このため、電極が積層部に積層されるときの衝撃が小さくなる。以上により、電極の損傷が低減される。
プッシャーは、電極を押し付ける押付部材を有し、押付部材の先端部には、電極と接触する接触部が設けられており、積層部は、電極が載置される基台と、基台に立設され、電極の底縁を位置決めする第1側壁と、基台に互いに対向するように立設され、電極の側縁を位置決めする1対の第2側壁とを有し、第2側壁は、プッシャーにより押し出される電極が通過する第1スリットと、第1スリットと交差するように設けられ、接触部が入り込む第2スリットとを有してもよい。このような構成では、プッシャーにより電極が積層部に向けて押し出されると、電極が第2側壁の第1スリットを通過して基台上に積層される。このため、電極が第2側壁の上方を通るように電極を積層部に向けて押し出さなくても、電極を積層部に積層することが可能となる。従って、積層部における電極の落下距離が短くなるため、電極が積層部に積層されるときの衝撃が更に小さくなる。これにより、電極の損傷が更に低減される。
制御ユニットは、2つのプッシャーの一方により正極及び負極の一方を積層部に向けて押し出したときに、接触部が第2スリットに入り込んだ状態で2つのプッシャーの一方を停止させ、その状態で2つのプッシャーの他方により正極及び負極の他方を積層部に向けて押し出すように、プッシャーの押し出しタイミングを制御するタイミング制御部を有してもよい。この場合には、接触部は、反対側のプッシャーにより電極が積層部に向けて押し出されるときの電極の受け部として機能する。
接触部は、緩衝材で形成されていてもよい。この場合には、プッシャーの押付部材が電極を押し付けるときの衝撃が接触部によって緩和される。これにより、電極の損傷が一層低減される。
タイミング制御部は、2つのプッシャーの一方により正極及び負極の一方を積層部に向けて押し出したときに、接触部が第2スリットに入り込んで接触部の先端面が第2側壁の内壁面よりも内側に位置した状態で2つのプッシャーの一方を停止させるように、プッシャーの押し出しタイミングを制御してもよい。この場合には、反対側のプッシャーにより電極が積層部に向けて押し出されると、電極が第2側壁に当たらずに接触部に当たって基台上に積層されることになる。これにより、電極の損傷がより一層低減される。
本発明によれば、電極の損傷を低減することができる。
本発明の実施形態に係る電極積層装置を適用して製造される蓄電装置の内部を示す断面図である。 図1のII−II線断面図である。 本発明の一実施形態に係る電極積層装置を示す側面図(一部断面を含む)である。 図3に示された積層部の外観を示す斜視図である。 図3に示された正極プッシャー及び負極プッシャーによって電極を積層部に向けて押し出す様子を示す概略平面図である。 図5に示された押付部材により電極を積層部に積層する様子を示す断面図である。 図6のVII−VII線断面図である。 本実施形態におけるプッシャーの速度パターンを示すグラフである。 比較例としてのプッシャーの速度パターンを示すグラフである。 図5に示された正極プッシャーの押付部材の移動経路の変形例を示す概略平面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、図面において、同一または同等の要素には同じ符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る電極積層装置を適用して製造される蓄電装置の内部を示す断面図である。図2は、図1のII−II線断面図である。図1及び図2において、蓄電装置1は、積層型の電極組立体を有するリチウムイオン二次電池である。
蓄電装置1は、例えば略直方体形状のケース2と、このケース2内に収容された電極組立体3とを備えている。ケース2は、例えばアルミニウム等の金属により形成されている。ケース2の内部には、図示はしないが、例えば非水系(有機溶媒系)の電解液が注液されている。ケース2は、上部に開口部を有するケース本体2aと、開口部を塞ぐようにケース本体2aに溶接により固定された蓋2bとからなっている。蓋2bには、正極端子4及び負極端子5が互いに離間して配置されている。正極端子4は、絶縁リング6を介して蓋2bに固定され、負極端子5は、絶縁リング7を介して蓋2bに固定されている。また、図示はしないが、例えば電極組立体3とケース2の内側の側面及び底面との間には絶縁フィルムが配置されており、絶縁フィルムによってケース2と電極組立体3との間が絶縁されている。
電極組立体3は、複数の正極8と複数の負極9とが袋状のセパレータ10を介して交互に積層された構造を有している。正極8は、袋状のセパレータ10に包まれている。袋状のセパレータ10に包まれた状態の正極8は、セパレータ付き正極11として構成されている。従って、電極組立体3は、複数のセパレータ付き正極11と複数の負極9とが交互に積層された構造を有している。なお、電極組立体3の両端に位置する電極は、負極9である。
正極8は、例えばアルミニウム箔からなる金属箔14と、この金属箔14の両面に形成された正極活物質層15とを有している。金属箔14は、平面視矩形状の箔本体部14aと、この箔本体部14aと一体化されたタブ14bとを有している。タブ14bは、箔本体部14aの長手方向の一端部近傍の縁から突出して、セパレータ10を突き抜けている。タブ14bは、導電部材12を介して正極端子4に接続されている。なお、図2では、便宜上タブ14bを省略している。
正極活物質層15は、箔本体部14aの両面に形成されている。正極活物質層15は、正極活物質とバインダとを含んで形成された多孔質の層である。正極活物質としては、例えば複合酸化物、金属リチウムまたは硫黄等が挙げられる。複合酸化物には、例えばマンガン、ニッケル、コバルト及びアルミニウムの少なくとも1つとリチウムとが含まれる。
負極9は、例えば銅箔からなる金属箔16と、この金属箔16の両面に形成された負極活物質層17とを有している。金属箔16は、平面視矩形状の箔本体部16aと、この箔本体部16aと一体化されたタブ16bとを有している。タブ16bは、箔本体部16aの長手方向の一端部近傍の縁から突出している。タブ16bは、導電部材13を介して負極端子5に接続されている。なお、図2では、便宜上タブ16bを省略している。
負極活物質層17は、箔本体部16aの両面に形成されている。負極活物質層17は、負極活物質とバインダとを含んで形成された多孔質の層である。負極活物質としては、例えば黒鉛、高配向性グラファイト、メソカーボンマイクロビーズ、ハードカーボン、ソフトカーボン等のカーボン、リチウム、ナトリウム等のアルカリ金属、金属化合物、SiOx(0.5≦x≦1.5)等の金属酸化物またはホウ素添加炭素等が挙げられる。
セパレータ10は、平面視矩形状を呈している。セパレータ10の材料としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂からなる多孔質フィルム、或いはポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、メチルセルロース等からなる織布または不織布等が例示される。
以上のように構成された蓄電装置1を製造する場合は、まずセパレータ付き正極11及び負極9を製作した後、セパレータ付き正極11と負極9とを交互に積層し、セパレータ付き正極11及び負極9をテープ等で固定することで電極組立体3を得る。そして、予めケース2の蓋2bと導電部材12,13と正極端子4及び負極端子5とを組み立てて一体化した状態で、セパレータ付き正極11のタブ14bを導電部材12を介して正極端子4に接続すると共に、負極9のタブ16bを導電部材13を介して負極端子5に接続する。そして、電極組立体3をケース本体2a内に収容し、ケース本体2aと蓋2bとを溶接する。
図3は、本発明の一実施形態に係る電極積層装置を示す側面図(一部断面を含む)である。本実施形態の電極積層装置20は、セパレータ付き正極11と負極9とを交互に積層する装置である。
電極積層装置20は、正極搬送ユニット21と、負極搬送ユニット22と、正極供給用コンベア23と、負極供給用コンベア24と、積層ユニット25とを備えている。正極搬送ユニット21及び負極搬送ユニット22は、X方向に並んで配置されている。
正極搬送ユニット21は、セパレータ付き正極11を貯めながら順次搬送するユニットである。正極搬送ユニット21は、上下方向(Z方向)に延びるループ状の循環部材26と、この循環部材26の外周面に取り付けられ、セパレータ付き正極11を支持する複数の断面U字状の支持部27と、循環部材26を駆動する駆動部28とを有している。なお、Z方向は、X方向に垂直な方向である。
循環部材26は、例えば無端状のベルトで構成されている。循環部材26は、上下方向に離間して配置された2つのプーリー26aに架け渡され、各プーリー26aの回転に伴って連れ回る。このように循環部材26が回転(周回)することで、各支持部27が循環移動する。また、循環部材26は、上下方向に移動可能である。
駆動部28は、循環部材26を回転させると共に、循環部材26を上下方向に移動させる。このとき、駆動部28は、循環部材26を電極積層装置20の前側(図3の紙面表側)から見て時計回り(図示矢印方向)に回転させる。従って、正極供給用コンベア23側の支持部27は循環部材26に対して上昇し、積層ユニット25側の支持部27は循環部材26に対して下降する。なお、電極積層装置20の前後方向は、X方向及びZ方向に垂直なY方向である。
負極搬送ユニット22は、負極9を貯めながら順次搬送するユニットである。負極搬送ユニット22は、上下方向(Z方向)に延びるループ状の循環部材29と、この循環部材29の外周面に取り付けられ、負極9を支持する複数の断面U字状の支持部30と、循環部材29を駆動する駆動部31とを有している。
循環部材29は、循環部材26と同様に、例えば無端状のベルトで構成されている。循環部材29は、上下方向に離間して配置された2つのプーリー29aに架け渡され、各プーリー29aの回転に伴って連れ回る。このように循環部材29が回転(周回)することで、各支持部30が循環移動する。また、循環部材29は、上下方向に移動可能である。
駆動部31は、循環部材29を回転させると共に、循環部材29を上下方向に移動させる。このとき、駆動部31は、循環部材29を電極積層装置20の前側(図3の紙面表側)から見て反時計回り(図示矢印方向)に回転させる。従って、負極供給用コンベア24側の支持部30は循環部材29に対して上昇し、積層ユニット25側の支持部30は循環部材29に対して下降する。
正極供給用コンベア23は、セパレータ付き正極11を正極搬送ユニット21に向けて水平方向に搬送し、正極搬送ユニット21の支持部27にセパレータ付き正極11を供給する。正極供給用コンベア23は、正極供給用コンベア23の循環方向に沿って等間隔に設けられた複数の爪部32を有している。爪部32は、セパレータ付き正極11の搬送方向後側の端部に当接する。従って、セパレータ付き正極11は、正極搬送ユニット21に対して一定の間隔で供給される。
負極供給用コンベア24は、負極9を負極搬送ユニット22に向けて水平方向に搬送し、負極搬送ユニット22の支持部30に負極9を供給する。負極供給用コンベア24は、負極供給用コンベア24の循環方向に沿って等間隔に設けられた複数の爪部33を有している。爪部33は、負極9の搬送方向後側の端部に当接する。従って、負極9は、負極搬送ユニット22に対して一定の間隔で供給される。
積層ユニット25は、正極搬送ユニット21と負極搬送ユニット22との間に配置されている。積層ユニット25は、電極としてのセパレータ付き正極11及び負極9が交互に積層される複数段(ここでは4段)の積層部34と、これらの積層部34を上下方向に移動させる駆動部35とを有している。積層部34の構成については、後で詳述する。
また、電極積層装置20は、積層ユニット25の各積層部34を挟むように配置された正極プッシャー36及び負極プッシャー37を備えている。
正極プッシャー36は、複数(ここでは4つ)のセパレータ付き正極11を4段の積層部34に向けて同時に押し出す。正極プッシャー36は、4つのセパレータ付き正極11を一緒に押し付ける1対の押付部材38(図5参照)と、この押付部材38を積層部34に対して進退可能に移動させる駆動部39とを有している。正極プッシャー36の構成については、後で詳述する。
負極プッシャー37は、複数(ここでは4つ)の負極9を4段の積層部34に向けて同時に押し出す。負極プッシャー37は、4つの負極9を一緒に押し付ける1対の押付部材40(図5参照)と、この押付部材40を積層部34に対して進退可能に移動させる駆動部41とを有している。負極プッシャー37の構成については、後で詳述する。
正極搬送ユニット21及び負極搬送ユニット22は、セパレータ付き正極11又は負極9が供給される間隔に同期して周期的な駆動、例えば間欠駆動を行う。また、正極搬送ユニット21及び負極搬送ユニット22の平常時の動作状態としては、循環動作、積層動作、復帰動作の3つの状態を含む。異常時、例えば正極供給用コンベア23及び負極供給用コンベア24からの電極の供給に欠品があった場合の運転状態については、ここでは説明を割愛する。
以下に、負極搬送ユニット22についての動作状態を説明するが、正極搬送ユニット21の動作も同様である。なお、この例ではわかりやすく、負極搬送ユニット22は間欠駆動し、負極供給用コンベア24より供給される負極9の移載を行っていない期間に、支持部30を移動させるものとする。この期間を単位移動時間とする。また、単位移動時間に負極供給用コンベア24側の支持部30が移動する距離、すなわち各支持部30間の間隔を、単位距離とする。
循環動作では、循環部材29は、間欠駆動にて回転(循環)のみを行う。このとき、循環部材29の高さは一定である。稼動直後の初期に行う動作(初期動作)は、電極積層装置20に負極9が無い状態より、支持部30に支持された負極9を積層部34へ押し出すことが可能な位置まで搬送する動作である。
積層動作は、積層部34に面する側で、支持部30に支持されている負極9を積層部34に押し出す動作である。積層部34に面する側では、負極9を押し出し可能となるように支持部30を停止させる。一方、負極供給用コンベア24に面する側では、支持部30を移動させながら、負極9を負極供給用コンベア24から支持部30に順次移載する。具体的には、単位移動時間内に、単位距離の1/2だけ循環部材29の循環を行い、同時に同じ距離だけ循環部材29を上昇させる。これにより、積層部34に面した側では支持部30は停止し、負極供給用コンベア24に面した側では、支持部30は単位距離分だけ上昇する。
復帰動作は、積層動作中に上昇した循環部材29を下降させる、すなわち元の位置に復帰させると共に、負極9が支持された支持部30を、積層可能となるように積層部34に面する位置まで移動させる動作である。このため、単位移動時間内に循環部材29を下降させると共に、循環部材29の下降量に単位距離を加えた量だけ循環部材29を循環させる。なお、循環部材29の下降量は、積層一回あたりに同時に積層する枚数、積層に要する時間等による。本例では、積層部34に面した側において、単位移動時間内に支持部30を4単位距離分だけ下降させ、負極供給用コンベア24に面した側において、単位移動時間内に支持部30を単位距離分だけ上昇させている。このためには、循環部材29を1.5単位移動距離だけ下降させ、且つ、循環部材29を2.5単位移動距離だけ循環させる。
以上において、初期動作時(循環動作時)には、正極供給用コンベア23から正極搬送ユニット21の支持部27に移載されたセパレータ付き正極11は、循環部材26の回転によって一旦上昇してから下降するように循環移動する。このとき、循環部材26の上部においてセパレータ付き正極11の表裏が反転する。また、負極供給用コンベア24から負極搬送ユニット22の支持部30に移載された負極9は、循環部材29の回転によって一旦上昇してから下降するように循環移動する。このとき、循環部材29の上部において負極9の表裏が反転する。そして、セパレータ付き正極11及び負極9が、積層ユニット25の4段の積層部34に対して積層可能な位置まで搬送される。
積層動作時には、積層部34に面した支持部27の高さ位置は一定となる。その状態で、正極プッシャー36によって4つのセパレータ付き正極11を4段の積層部34に向けて同時に押し出すことにより、各セパレータ付き正極11が各積層部34に同時に積層される。セパレータ付き正極11が積層部34に積層され、正極プッシャー36が元の位置に戻った後、復帰動作が行われる。復帰動作では、セパレータ付き正極11が支持された支持部27を、積層部34に面した位置まで移動させる。負極9が各積層部34に積層されるまでの動作についても同様である。
図4は、上述した積層ユニット25の積層部34の外観を示す斜視図である。図4において、積層部34は、セパレータ付き正極11及び負極9が載置される平面視矩形状の基台42と、この基台42の縁部に立設され、セパレータ付き正極11及び負極9を位置決めする断面U字状の位置決め側板43とを有している。
位置決め側板43は、基台42の1つの縁部に立設され、セパレータ付き正極11の底縁11a(図5参照)及び負極9の底縁9a(図5参照)を位置決めする側壁44(第1側壁)と、基台42の2つの縁部に互いに対向するように立設され、セパレータ付き正極11の側縁11b(図5参照)及び負極9の側縁9b(図5参照)を位置決めする側壁45,46(1対の第2側壁)とを有している。セパレータ付き正極11の底縁11aは、セパレータ付き正極11におけるタブ14bとは反対側の縁である。負極9の底縁9aは、負極9におけるタブ16bとは反対側の縁である。
側壁45は、正極プッシャー36により押し出されるセパレータ付き正極11が通過するスリット47(第1スリット)と、このスリット47に対して垂直方向に交差するように設けられ、正極プッシャー36の接触部54(後述)が入り込む2つのスリット48(第2スリット)とを有している。スリット47は、積層部34の奥行方向(Y方向)に延びている。スリット48は、積層部34の高さ方向(Z方向)に延びている。
側壁46は、負極プッシャー37により押し出される負極9が通過するスリット49(第1スリット)と、このスリット49に対して垂直方向に交差するように設けられ、負極プッシャー37の接触部58(後述)が入り込む2つのスリット50(第2スリット)とを有している。スリット49は、積層部34の奥行方向(Y方向)に延びている。スリット50は、積層部34の高さ方向(Z方向)に延びている。
図5は、上述した正極プッシャー36及び負極プッシャー37を積層部34と共に示す概略平面図である。図5において、正極プッシャー36は、上述したように、1対の押付部材38と、駆動部39とを有している。駆動部39は、シリンダ39aと、このシリンダ39aにより伸縮可能な主ロッド51と、この主ロッド51に連結されたL字状の棒状体52とを有している。押付部材38は、主ロッド51及び棒状体52の先端にそれぞれ固定されると共に上下方向に延び、4段の積層部34に対応する基部53と、この基部53に取り付けられ、セパレータ付き正極11の一方の側縁11bと接触する複数(ここでは4つ)の接触部54とを有している。つまり、押付部材38の先端部には、接触部54が設けられている。
接触部54は、例えばスポンジ、ゴムまたは樹脂等の緩衝材で形成されている。接触部54は、各積層部34の高さ位置に対応して上下方向(Z方向)に等間隔で配置されている。接触部54は、図6及び図7に示されるように、上下方向に延びるように四角柱形状を呈している。接触部54は、積層部34の側壁45に設けられたスリット48に入り込む。接触部54の厚さは、側壁45の厚さよりも大きい。
負極プッシャー37は、上述したように、1対の押付部材40と、駆動部41とを有している。駆動部41は、シリンダ41aと、このシリンダ41aにより伸縮可能な主ロッド55と、この主ロッド55に連結されたL字状の棒状体56とを有している。押付部材40は、主ロッド55及び棒状体56の先端にそれぞれ固定されると共に上下方向に延び、4段の積層部34に対応する基部57と、この基部57に取り付けられ、負極9の一方の側縁9bと接触する複数(ここでは4つ)の接触部58とを有している。つまり、押付部材40の先端部には、接触部58が設けられている。
接触部58は、接触部54と同様の緩衝材で形成されている。接触部58は、各積層部34の高さ位置に対応して上下方向(Z方向)に等間隔で配置されている。接触部58の形状及び寸法は、接触部54と同様である。接触部58は、積層部34の側壁46に設けられたスリット50に入り込む。
図3に戻り、電極積層装置20は、制御ユニット60を更に備えている。制御ユニット60は、CPU、RAM、ROM及び入出力インターフェース等から構成されている。制御ユニット60は、正極搬送ユニット21の駆動部28、負極搬送ユニット22の駆動部31、積層ユニット25の駆動部35、正極プッシャー36の駆動部39及び負極プッシャー37の駆動部41を制御する。ここでは、制御ユニット60による駆動部28,31,35の制御については、説明を省略する。
制御ユニット60は、速度制御部61と、タイミング制御部62とを有している。速度制御部61は、図8に示されるような速度パターンに従って、正極プッシャー36及び負極プッシャー37の押し出し速度を制御するように駆動部39,41を制御する。
図8は、本実施形態におけるプッシャーの速度パターンを示すグラフである。グラフの横軸は、電極の押し出し方向におけるプッシャーのストロークを表し、グラフの縦軸は、プッシャーの速度を表している。グラフ中のS1は、プッシャーが電極に接触する位置であり、グラフ中のS2は、プッシャーによる電極の押し出し端の位置である。
具体的には、速度制御部61は、正極プッシャー36がセパレータ付き正極11に接触する前の正極プッシャー36の加速度(領域P参照)よりも正極プッシャー36がセパレータ付き正極11に接触した後の正極プッシャー36の加速度(領域Q参照)が大きくなると共に、正極プッシャー36がセパレータ付き正極11に接触した後の正極プッシャー36の加速度(領域Q参照)よりも正極プッシャー36からセパレータ付き正極11を離すときの正極プッシャー36の減速度(領域R参照)が小さくなるように、正極プッシャー36の速度を制御する。
また、速度制御部61は、負極プッシャー37が負極9に接触する前の負極プッシャー37の加速度(領域P参照)よりも負極プッシャー37が負極9に接触した後の負極プッシャー37の加速度(領域Q参照)が大きくなると共に、負極プッシャー37が負極9に接触した後の負極プッシャー37の加速度(領域Q参照)よりも負極プッシャー37から負極9を離すときの負極プッシャー37の減速度(領域R参照)が小さくなるように、負極プッシャー37の速度を制御する。
タイミング制御部62は、正極プッシャー36及び負極プッシャー37の押し出しタイミングを制御するように駆動部39,41を制御する。
具体的には、タイミング制御部62は、図6及び図7に示されるように、正極プッシャー36によりセパレータ付き正極11を積層部34に向けて押し出したときに、接触部54が側壁45のスリット48に入り込んだ状態で正極プッシャー36を停止させ、その状態で負極プッシャー37により負極9を積層部34に向けて押し出すように、正極プッシャー36及び負極プッシャー37の押し出しタイミングを制御する。
このとき、タイミング制御部62は、図6に示されるように、正極プッシャー36によりセパレータ付き正極11を積層部34に向けて押し出したときに、接触部54が側壁45のスリット48に入り込んで接触部54の先端面54aが側壁45の内壁面45aよりも内側(側壁46側)に位置した状態で正極プッシャー36を停止させるように、正極プッシャー36の押し出しタイミングを制御する。
また、タイミング制御部62は、負極プッシャー37により負極9を積層部34に向けて押し出したときに、接触部58が側壁46のスリット50に入り込んだ状態で負極プッシャー37を停止させ、その状態で正極プッシャー36によりセパレータ付き正極11を積層部34に向けて押し出すように、正極プッシャー36及び負極プッシャー37の押し出しタイミングを制御する。
このとき、タイミング制御部62は、負極プッシャー37により負極9を積層部34に向けて押し出したときに、接触部58が側壁46のスリット50に入り込んで接触部58の先端面58aが側壁46の内壁面46aよりも内側(側壁45側)に位置した状態で負極プッシャー37を停止させるように、負極プッシャー37の押し出しタイミングを制御する。
図9は、比較例としてのプッシャーの速度パターンの一例を示すグラフである。グラフの横軸及び縦軸、並びにグラフ中のS1,S2については、図8のグラフと同様である。図9に示される速度パターンは、プッシャーが電極に接触する直前に、プッシャーの速度が速度最大値に達するようにプッシャーが急加速し、その後プッシャーから電極を離すときに、プッシャーが速度最大値から急減速するように設定されている。このとき、プッシャーが電極に接触する直前のプッシャーの加速度と、プッシャーから電極を離すときのプッシャーの減速度とは等しい。
しかし、図9に示されるような速度パターンに従って、正極プッシャー36及び負極プッシャー37の速度が制御されると、以下の不具合が発生する。即ち、正極プッシャー36がセパレータ付き正極11に接触する直前に、正極プッシャー36の速度が最大値に達するため、正極プッシャー36が高速域でセパレータ付き正極11に接触することになる。従って、正極プッシャー36がセパレータ付き正極11に接触するときの衝撃が大きくなる。また、正極プッシャー36からセパレータ付き正極11を離すときに、正極プッシャー36が急減速するため、セパレータ付き正極11が勢いよく積層部34に接触する。従って、セパレータ付き正極11が積層部34に接触するときの衝撃が大きくなる。その結果、セパレータ付き正極11に加わるダメージが大きくなる。負極プッシャー37により負極9が積層部34に向けて押し出されるときも同様である。
これに対し本実施形態では、正極プッシャー36がセパレータ付き正極11に接触する前の正極プッシャー36の加速度よりも正極プッシャー36がセパレータ付き正極11に接触した後の正極プッシャー36の加速度が大きいので、正極プッシャー36の速度が低い状態で正極プッシャー36がセパレータ付き正極11に接触することになる。このため、正極プッシャー36がセパレータ付き正極11に接触するときの衝撃が小さくなる。また、正極プッシャー36がセパレータ付き正極11に接触した後の正極プッシャー36の加速度よりも正極プッシャー36からセパレータ付き正極11を離すときの正極プッシャー36の減速度が小さいので、正極プッシャー36が緩やかに減速した状態で正極プッシャー36からセパレータ付き正極11が離れることになる。このため、セパレータ付き正極11が積層部34に積層されるときの衝撃が小さくなる。負極プッシャー37により負極9が積層部34に向けて押し出されるときも同様である。以上により、セパレータ付き正極11及び負極9の損傷が低減される。その結果、セパレータ付き正極11の正極活物質及び負極9の負極活物質の粉落ちが低減される。従って、蓄電装置1の容量増大を図ることができると共に、蓄電装置1のリチウム析出を回避することができる。
また、本実施形態では、正極プッシャー36によりセパレータ付き正極11が積層部34に向けて押し出されると、セパレータ付き正極11が側壁45のスリット47を通過して基台42上に積層される。このため、セパレータ付き正極11が側壁45の上方を通るようにセパレータ付き正極11を積層部34に向けて押し出さなくても、セパレータ付き正極11を積層部34に積層することが可能となる。従って、積層部34におけるセパレータ付き正極11の落下距離が短くなるため、セパレータ付き正極11が積層部34に積層されるときの衝撃が更に小さくなる。負極プッシャー37により負極9が積層部34に向けて押し出されるときも同様である。これにより、セパレータ付き正極11及び負極9の損傷が更に低減される。
また、本実施形態では、正極プッシャー36によりセパレータ付き正極11を積層部34に向けて押し出したときに、接触部54が側壁45のスリット48に入り込んだ状態で正極プッシャー36を停止させ、その状態で負極プッシャー37により負極9を積層部34に向けて押し出す。このとき、接触部54は、負極プッシャー37により負極9が積層部34に向けて押し出されるときの負極9の受け部として機能する。なお、順序を逆にして、負極プッシャー37により負極9を積層部34に向けて押し出したときに、接触部58が側壁46のスリット50に入り込んだ状態で負極プッシャー37を停止させ、その状態で正極プッシャー36によりセパレータ付き正極11を積層部34に向けて押し出してもよい。このとき、接触部58は、正極プッシャー36によりセパレータ付き正極11が積層部34に向けて押し出されるときのセパレータ付き正極11の受け部として機能する。
また、本実施形態では、接触部54,58は緩衝材で形成されているので、正極プッシャー36の押付部材38がセパレータ付き正極11を押し付けるときの衝撃が接触部54によって緩和されると共に、負極プッシャー37の押付部材40が負極9を押し付けるときの衝撃が接触部58によって緩和される。これにより、セパレータ付き正極11及び負極9の損傷が一層低減される。
また、本実施形態では、正極プッシャー36によりセパレータ付き正極11を積層部34に向けて押し出したときに、接触部54が側壁45のスリット48に入り込んで接触部54の先端面54aが側壁45の内壁面45aよりも内側に位置した状態で正極プッシャー36を停止させる。このとき、負極プッシャー37により負極9が積層部34に向けて押し出されると、負極9が側壁45に当たらずに接触部54に当たって基台42上に積層されることになる。これにより、負極9の損傷がより一層低減される。また、負極プッシャー37により負極9を積層部34に向けて押し出したときに、接触部58が側壁46のスリット50に入り込んで接触部58の先端面58aが側壁46の内壁面46aよりも内側に位置した状態で負極プッシャー37を停止させる。このとき、正極プッシャー36によりセパレータ付き正極11が積層部34に向けて押し出されると、セパレータ付き正極11が側壁46に当たらずに接触部58に当たって基台42上に積層されることになる。これにより、セパレータ付き正極11の損傷がより一層低減される。
なお、本発明は、上記実施形態には限定されない。例えば上記実施形態では、正極プッシャー36の駆動部39はシリンダ39aを有し、負極プッシャー37の駆動部41はシリンダ41aを有しているが、駆動部39,41の構成としては、特にそれには限られず、シリンダに代えてモータ及びリンク機構等を有していてもよい。
また、上記実施形態では、正極プッシャー36において1対の押付部材38は1つの駆動部39によって同時に駆動されているが、特にその形態には限られず、正極プッシャー36は、1対の押付部材38をそれぞれ独立して駆動する2つの駆動部を有していてもよい。この場合には、2つの駆動部によって1対の押付部材38が同期して駆動される。負極プッシャー37についても、同様である。
このとき、例えば図10に示されるように、1対のL字形の押付部材70の移動経路としては、特に平行でなくてもよく、一方の押付部材70の移動経路K1が他方の押付部材70の移動経路K2に対して傾斜していてもよい。
また、上記実施形態では、セパレータ付き正極11は1対の押付部材38で押し出され、負極9は1対の押付部材40で押し出されているが、特にその形態には限られず、押付部材の寸法が大きければ、セパレータ付き正極11及び負極9をそれぞれ1つの押付部材で押し出してもよい。
さらに、上記実施形態では、電極積層装置20は、正極搬送ユニット21と負極搬送ユニット22とを備え、正極搬送ユニット21により搬送されたセパレータ付き正極11が正極プッシャー36によって積層部34に向けて押し出されると共に、負極搬送ユニット22により搬送された負極9が負極プッシャー37によって積層部34に向けて押し出されているが、特にその形態には限られない。本発明は、例えばP&P(ピック・アンド・プレース)方式により搬送された電極をプッシャーによって積層部に向けて押し出す電極積層装置にも適用可能である。
また、上記実施形態では、正極8が袋状のセパレータ10に包まれた状態であるセパレータ付き正極11と負極9とが交互に積層部34に積層されているが、本発明は、正極と負極が袋状のセパレータに包まれた状態であるセパレータ付き負極とが交互に積層部に積層される電極積層装置にも適用可能である。
さらに、上記実施形態では、蓄電装置1がリチウムイオン二次電池であるが、本発明は、特にリチウムイオン二次電池には限られず、例えばニッケル水素電池等の他の二次電池、電気二重層キャパシタまたはリチウムイオンキャパシタ等の蓄電装置における電極の積層にも適用可能である。
9…負極(電極)、9a…底縁、9b…側縁、11…セパレータ付き正極(電極)、11a…底縁、11b…側縁、20…電極積層装置、34…積層部、36…正極プッシャー、37…負極プッシャー、38…押付部材、40…押付部材、42…基台、44…側壁(第1側壁)、45…側壁(第2側壁)、45a…内壁面、46…側壁(第2側壁)、46a…内壁面、47…スリット(第1スリット)、48…スリット(第2スリット)、49…スリット(第1スリット)、50…スリット(第2スリット)、54…接触部、54a…先端面、58…接触部、58a…先端面、60…制御ユニット、61…速度制御部、62…タイミング制御部。

Claims (5)

  1. 電極としての正極及び負極が交互に積層される積層部と、
    前記積層部を挟むように配置され、前記正極及び前記負極を前記積層部に向けてそれぞれ押し出す2つのプッシャーと、
    前記プッシャーを制御する制御ユニットとを備え、
    前記制御ユニットは、前記プッシャーが前記電極に接触する前の前記プッシャーの加速度よりも前記プッシャーが前記電極に接触した後の前記プッシャーの加速度が大きくなると共に、前記プッシャーが前記電極に接触した後の前記プッシャーの加速度よりも前記プッシャーから前記電極を離すときの前記プッシャーの減速度が小さくなるように、前記プッシャーの速度を制御する速度制御部を有することを特徴とする電極積層装置。
  2. 前記プッシャーは、前記電極を押し付ける押付部材を有し、
    前記押付部材の先端部には、前記電極と接触する接触部が設けられており、
    前記積層部は、前記電極が載置される基台と、前記基台に立設され、前記電極の底縁を位置決めする第1側壁と、前記基台に互いに対向するように立設され、前記電極の側縁を位置決めする1対の第2側壁とを有し、
    前記第2側壁は、前記プッシャーにより押し出される前記電極が通過する第1スリットと、前記第1スリットと交差するように設けられ、前記接触部が入り込む第2スリットとを有することを特徴とする請求項1記載の電極積層装置。
  3. 前記制御ユニットは、前記2つのプッシャーの一方により前記正極及び前記負極の一方を前記積層部に向けて押し出したときに、前記接触部が前記第2スリットに入り込んだ状態で前記2つのプッシャーの一方を停止させ、その状態で前記2つのプッシャーの他方により前記正極及び前記負極の他方を前記積層部に向けて押し出すように、前記プッシャーの押し出しタイミングを制御するタイミング制御部を有することを特徴とする請求項2記載の電極積層装置。
  4. 前記接触部は、緩衝材で形成されていることを特徴とする請求項3記載の電極積層装置。
  5. 前記タイミング制御部は、前記2つのプッシャーの一方により前記正極及び前記負極の一方を前記積層部に向けて押し出したときに、前記接触部が前記第2スリットに入り込んで前記接触部の先端面が前記第2側壁の内壁面よりも内側に位置した状態で前記2つのプッシャーの一方を停止させるように、前記プッシャーの押し出しタイミングを制御することを特徴とする請求項4記載の電極積層装置。
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