JP2018054720A - プロジェクター - Google Patents
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Abstract
【課題】ロス光を低減する。
【解決手段】プロジェクターは、光源光を射出する光源と、光源光を複数の部分光に分割する複数の要素レンズを有する第1フライアイレンズと、複数の部分光を集光する第2フライアイレンズと、集光された複数の部分光を重畳して照明光を生成するコンデンサーレンズと、照明光を変調して画像光を生成する光変調部と、画像光を投射する投射光学系と、第1フライアイレンズの特定部分からの部分光の射出を抑制する抑制部を含む。光変調部は、照明光が入射され該照明光の入射角度に応じた射出角度で該照明光を射出する複数のマイクロレンズを有するマイクロレンズアレイと、マイクロレンズアレイの射出した照明光を変調する複数の画素を有する。特定部分は、複数の要素レンズのうち抑制部が存在しない場合に画素の間に到達する照明光の元になる部分光を出力する要素レンズである。
【選択図】図1
【解決手段】プロジェクターは、光源光を射出する光源と、光源光を複数の部分光に分割する複数の要素レンズを有する第1フライアイレンズと、複数の部分光を集光する第2フライアイレンズと、集光された複数の部分光を重畳して照明光を生成するコンデンサーレンズと、照明光を変調して画像光を生成する光変調部と、画像光を投射する投射光学系と、第1フライアイレンズの特定部分からの部分光の射出を抑制する抑制部を含む。光変調部は、照明光が入射され該照明光の入射角度に応じた射出角度で該照明光を射出する複数のマイクロレンズを有するマイクロレンズアレイと、マイクロレンズアレイの射出した照明光を変調する複数の画素を有する。特定部分は、複数の要素レンズのうち抑制部が存在しない場合に画素の間に到達する照明光の元になる部分光を出力する要素レンズである。
【選択図】図1
Description
本発明は、プロジェクターに関する。
光源光から照明光を生成し、その照明光を利用して画像を投射するプロジェクターでは、照明光のうち画像の投射に利用されない光(以下「ロス光」と称する)が存在する。ロス光はプロジェクターまたは画像に悪影響を及ぼすことが知られている。
特許文献1には、光源光から照明光を生成する一対のフライアイレンズを備えたプロジェクターにおいて、ロス光を事前にカットする技術が記載されている。具体的には、フライアイレンズの備える複数の要素レンズの境界領域を透過した光がロス光になることを防ぐために、複数の要素レンズの境界領域への光源光の入射を遮る遮光部材が設けられている。
特許文献1には、光源光から照明光を生成する一対のフライアイレンズを備えたプロジェクターにおいて、ロス光を事前にカットする技術が記載されている。具体的には、フライアイレンズの備える複数の要素レンズの境界領域を透過した光がロス光になることを防ぐために、複数の要素レンズの境界領域への光源光の入射を遮る遮光部材が設けられている。
フライアイレンズが有する複数の要素レンズのうち一部の要素レンズを透過した光が、当該一部の要素レンズと光変調部の関係によりロス光になるということが発明者によって見出された。一例を挙げると、一部の要素レンズを透過した光は、光変調部の遮光領域(例えば、画素と画素の間の領域)に照射される。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、光変調部の遮光領域に照射されるロス光を低減することを解決課題とする。
本発明のプロジェクターの一態様は、光源光を射出する光源と、前記光源光を複数の部分光に分割する複数の要素レンズを有する第1フライアイレンズと、前記複数の部分光を集光する第2フライアイレンズと、前記第2フライアイレンズが集光した複数の部分光を重畳して照明光を生成するコンデンサーレンズと、前記照明光を変調して画像光を生成する光変調部と、前記画像光を投射する投射光学系と、前記第1フライアイレンズの特定部分からの前記部分光の射出を抑制する抑制部と、を含み、前記光変調部は、前記照明光が入射され、当該照明光の入射角度に応じた射出角度で当該照明光を射出する複数のマイクロレンズを有するマイクロレンズアレイと、前記マイクロレンズアレイの射出した照明光を変調する複数の画素と、を有し、前記特定部分は、前記複数の要素レンズのうち、前記抑制部が存在しない場合に前記画素の間に到達する照明光の元になる部分光を出力する要素レンズであることを特徴とする。
この態様によれば、ロス光を低減することが可能になる。
この態様によれば、ロス光を低減することが可能になる。
上述したプロジェクターの一態様において、前記抑制部は、前記特定部分の前記光源側または前記第2フライアイレンズ側に位置する遮光部であることが望ましい。
この態様によれば、遮光部を用いることでロス光を低減することが可能になる。
この態様によれば、遮光部を用いることでロス光を低減することが可能になる。
上述したプロジェクターの一態様において、前記抑制部は、前記光源光を、前記第1フライアイレンズの前記特定部分とは異なる部分に導く導光部であることが望ましい。
この態様によれば、導光部を用いることでロス光を低減することが可能になる。
この態様によれば、導光部を用いることでロス光を低減することが可能になる。
上述したプロジェクターの一態様において、前記導光部は、前記光源側に第1開口部を有し前記第1フライアイレンズの前記特定部分とは異なる部分と対向する部分に第2開口部を有するライトトンネルであることが望ましい。
この態様によれば、ライトトンネルを用いることでロス光を低減でき、遮光部を用いる場合に比べて、光源光のロスを抑制することができる。
この態様によれば、ライトトンネルを用いることでロス光を低減でき、遮光部を用いる場合に比べて、光源光のロスを抑制することができる。
上述したプロジェクターの一態様において、前記抑制部は、前記特定部分に向かう光源光を反射する第1ミラーと、前記第1ミラーが反射した光源光を前記第1フライアイレンズの前記特定部分とは異なる部分に向けて反射する第2ミラーと、を含むことが望ましい。
この態様によれば、第1ミラーと第2ミラーを用いることでロス光を低減することが可能になる。
この態様によれば、第1ミラーと第2ミラーを用いることでロス光を低減することが可能になる。
以下、図面を参照しながら本発明に係る実施の形態を説明する。なお、図面において各部の寸法や縮尺は実際のものと適宜異なる。また、以下に記載する実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
なお、以下の説明において、例えば「基板上に」と記載された場合、基板の上に接するように配置される場合、または基板の上に他の構成物を介して配置される場合、または基板の上に一部が接するように配置され、他の一部が他の構成物を介して配置される場合を表すものとする。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るプロジェクター100を示した模式図である。
プロジェクター100は、光源10と、照明光学系20と、色分離光学系30と、液晶ライトバルブ40a、40bおよび40cと、クロスダイクロイックプリズム50と、投射レンズ60とを含む。液晶ライトバルブ40a、40bおよび40cの各々は、光変調部の一例である。クロスダイクロイックプリズム50は、合成光学系の一例である。投射レンズ60は、投射光学系の一例である。
図1は、第1実施形態に係るプロジェクター100を示した模式図である。
プロジェクター100は、光源10と、照明光学系20と、色分離光学系30と、液晶ライトバルブ40a、40bおよび40cと、クロスダイクロイックプリズム50と、投射レンズ60とを含む。液晶ライトバルブ40a、40bおよび40cの各々は、光変調部の一例である。クロスダイクロイックプリズム50は、合成光学系の一例である。投射レンズ60は、投射光学系の一例である。
<光源10>
光源10は、光源光を射出する。光源10は、光源光を発生する発光管10aと、光源光の光路を揃える凹面鏡を有するリフレクター10bとを含む。
光源10は、光源光を射出する。光源10は、光源光を発生する発光管10aと、光源光の光路を揃える凹面鏡を有するリフレクター10bとを含む。
<照明光学系20>
照明光学系20は、光源光から照明光を生成する。照明光学系20は、平行化レンズ21と、遮光部22と、第1フライアイレンズ23aと、第2フライアイレンズ23bと、偏光変換素子24と、コンデンサーレンズ(重畳レンズ)25と、ミラー26と、を含む。
照明光学系20は、光源光から照明光を生成する。照明光学系20は、平行化レンズ21と、遮光部22と、第1フライアイレンズ23aと、第2フライアイレンズ23bと、偏光変換素子24と、コンデンサーレンズ(重畳レンズ)25と、ミラー26と、を含む。
平行化レンズ21は、光源光の光束方向を平行化する。
遮光部22は、遮光部材で形成されている。遮光部22は、第1フライアイレンズ23aの特定部分への光源光の入射を遮る。遮光部22は、第1フライアイレンズ23aの特定部分への光源光の入射を抑制する抑制部の一例である。第1フライアイレンズ23aの特定部分については後述する。
遮光部22は、遮光部材で形成されている。遮光部22は、第1フライアイレンズ23aの特定部分への光源光の入射を遮る。遮光部22は、第1フライアイレンズ23aの特定部分への光源光の入射を抑制する抑制部の一例である。第1フライアイレンズ23aの特定部分については後述する。
第1フライアイレンズ23aは、x−y方向にマトリクス状に配置された複数の第1要素レンズ23a1を有する。図1では、明示可能なように6個の第1要素レンズ23a1がx方向に並んでいるが、x方向に並ぶ第1要素レンズ23a1の数は6に限らない。複数の第1要素レンズ23a1は、平行化レンズ21を通った光源光を複数の部分光(部分光束)に分割する。複数の第1要素レンズ23a1が形成されている面は、システム光軸OAと直交している。第1要素レンズ23a1の輪郭形状は、液晶ライトバルブ40a、40bおよび40cの各々の被照明領域(画像が形成される有効画素領域)の形状に対応している。
第2フライアイレンズ23bは、x−y方向にマトリクス状に配置された複数の第2要素レンズ23b1を有する。図1では、明示可能なように6個の第2要素レンズ23b1がx方向に並んでいるが、x方向に並ぶ第2要素レンズ23a1の数は6に限らない。複数の第2要素レンズ23b1は、複数の部分光を集光する。複数の第2要素レンズ23b1が形成されている面は、システム光軸OAと直交している。複数の第2要素レンズ23b1は集光を目的としているため、第2要素レンズ23b1の輪郭形状は液晶ライトバルブ40a、40bおよび40cの被照明領域と対応している必要はない。
偏光変換素子24は、第2フライアイレンズ23bが射出した複数の部分光の偏光方向を揃える。偏光変換素子24は、PBS(偏光ビームスプリッター)アレイを有する。偏光変換素子24は、各部分光の偏光方向を一方向の直線偏光に揃える。偏光変換素子24は、システム光軸OAに対して傾斜配置される偏光分離膜(不図示)および反射ミラー(不図示)が交互に配列された構成を有する。
偏光分離膜は、各部分光に含まれるP偏光光束およびS偏光光束のうち、一方の偏光光束を透過し、他方の偏光光束を反射する。偏光分離膜によって反射された他方の偏光光束は、反射ミラーによって光路を折り曲げられ、一方の偏光光束の射出方向、すなわちシステム光軸OAに沿った方向に射出される。
偏光分離膜から射出された偏光光束と、反射ミラーによって反射された偏光光束と、のいずれかは、偏光変換素子24の光束射出面にストライプ状に設けられた位相差板によって偏光変換され、すべての偏光光束の偏光方向が揃えられる。
偏光分離膜は、各部分光に含まれるP偏光光束およびS偏光光束のうち、一方の偏光光束を透過し、他方の偏光光束を反射する。偏光分離膜によって反射された他方の偏光光束は、反射ミラーによって光路を折り曲げられ、一方の偏光光束の射出方向、すなわちシステム光軸OAに沿った方向に射出される。
偏光分離膜から射出された偏光光束と、反射ミラーによって反射された偏光光束と、のいずれかは、偏光変換素子24の光束射出面にストライプ状に設けられた位相差板によって偏光変換され、すべての偏光光束の偏光方向が揃えられる。
コンデンサーレンズ25は、偏光変換素子24を通った複数の部分光(第2フライアイレンズが集光した複数の部分光)を重畳して、液晶ライトバルブ40a、40bおよび40cの各々を照明する照明光を生成する。
このように、第1フライアイレンズ23aと第2フライアイレンズ23bと偏光変換素子24とコンデンサーレンズ25とを通ってきた部分光は、照明光となって、液晶ライトバルブ40a、40bおよび40cを照明する。コンデンサーレンズ25から射出される照明光は、ミラー26で反射され、色分離光学系30に入射する。
<色分離光学系30>
色分離光学系30は、照明光学系20によって生成された照明光をRGBの3色に分離する。色分離光学系30は、R光を液晶ライトバルブ40aに導き、G光を液晶ライトバルブ40bに導き、B光を液晶ライトバルブ40cに導く。
色分離光学系30は、第1ダイクロイックミラー31aと、第2ダイクロイックミラー31bと、反射ミラー32a、32bおよび32cと、フィールドレンズ33a、33bおよび33cとを含む。
色分離光学系30は、照明光学系20によって生成された照明光をRGBの3色に分離する。色分離光学系30は、R光を液晶ライトバルブ40aに導き、G光を液晶ライトバルブ40bに導き、B光を液晶ライトバルブ40cに導く。
色分離光学系30は、第1ダイクロイックミラー31aと、第2ダイクロイックミラー31bと、反射ミラー32a、32bおよび32cと、フィールドレンズ33a、33bおよび33cとを含む。
第1ダイクロイックミラー31aは、RGBの3色の光のうちR光を透過させG光およびB光を反射する。また、第2ダイクロイックミラー31bは、GBの2色の光のうちG光を反射しB光を透過させる。
第1ダイクロイックミラー31aを透過したR光は、反射ミラー32aおよびフィールドレンズ33aを経て、液晶ライトバルブ40aに入射する。
第1ダイクロイックミラー31aで反射され、さらに、第2ダイクロイックミラー31bでも反射されたG光は、フィールドレンズ33bを経て、液晶ライトバルブ40bに入射する。
第2ダイクロイックミラー31bを通過したB光は、リレーレンズLL1、反射ミラー32b、リレーレンズLL2、反射ミラー32cおよびフィールドレンズ33cを経て、液晶ライトバルブ40cに入射する。
第1ダイクロイックミラー31aで反射され、さらに、第2ダイクロイックミラー31bでも反射されたG光は、フィールドレンズ33bを経て、液晶ライトバルブ40bに入射する。
第2ダイクロイックミラー31bを通過したB光は、リレーレンズLL1、反射ミラー32b、リレーレンズLL2、反射ミラー32cおよびフィールドレンズ33cを経て、液晶ライトバルブ40cに入射する。
<液晶ライトバルブ40a、40b、40c>
液晶ライトバルブ40a、40bおよび40cの各々は、入射した照明光の空間的強度分布を変調する非発光型の光変調装置(光変調部)である。
液晶ライトバルブ40a、40bおよび40cの各々は、入射した照明光の空間的強度分布を変調する非発光型の光変調装置(光変調部)である。
液晶ライトバルブ40aは、R光に対応する。液晶ライトバルブ40aは、R光が入射される液晶パネル41aと、液晶パネル41aの入射側に配置される第1偏光フィルター42aと、液晶パネル41aの射出側に配置される第2偏光フィルター43aとを含む。
液晶ライトバルブ40bは、G光に対応する。液晶ライトバルブ40bは、G光が入射される液晶パネル41bと、液晶パネル41bの入射側に配置される第1偏光フィルター42bと、液晶パネル41bの射出側に配置される第2偏光フィルター43bとを含む。
液晶ライトバルブ40cは、B光に対応する。液晶ライトバルブ40cは、B光が入射される液晶パネル41cと、液晶パネル41cの入射側に配置される第1偏光フィルター42cと、液晶パネル41cの射出側に配置される第2偏光フィルター43cとを含む。
液晶ライトバルブ40a、40b、40cに、それぞれ入射したR光、G光、B光は、第1偏光フィルター42a、42b、42cによって偏光方向が揃えられた後、液晶パネル41a、41b、41cを照明する。液晶パネル41a、41b、41cは、駆動信号あるいは画像信号に応じて、R光、G光、B光の空間的強度分布を変調して変調光を生成する。第2偏光フィルター43a、43b、43cは、液晶パネル41a、41b、41cから射出された変調光から所定の偏光方向の変調光(R、G、Bの画像光)を取り出す。
<クロスダイクロイックプリズム50>
クロスダイクロイックプリズム50は、液晶ライトバルブ40aが射出したRの画像光と、液晶ライトバルブ40bが射出したGの画像光と、液晶ライトバルブ40cが射出したBの画像光と、を合成して、カラー画像の合成光を生成する。
クロスダイクロイックプリズム50は、R光反射用の誘電体多層膜51aとB光反射用の誘電体多層膜51bとを内蔵している。R光反射用の誘電体多層膜51aとB光反射用の誘電体多層膜51bは直交している。
液晶ライトバルブ40aからのR光は、誘電体多層膜51aによって投射レンズ60側に反射される。液晶ライトバルブ40bからのG光は、誘電体多層膜51aおよび51bを透過して投射レンズ60側に向かう。液晶ライトバルブ40cからのB光は、誘電体多層膜51bによって投射レンズ60側に反射される。
クロスダイクロイックプリズム50は、液晶ライトバルブ40aが射出したRの画像光と、液晶ライトバルブ40bが射出したGの画像光と、液晶ライトバルブ40cが射出したBの画像光と、を合成して、カラー画像の合成光を生成する。
クロスダイクロイックプリズム50は、R光反射用の誘電体多層膜51aとB光反射用の誘電体多層膜51bとを内蔵している。R光反射用の誘電体多層膜51aとB光反射用の誘電体多層膜51bは直交している。
液晶ライトバルブ40aからのR光は、誘電体多層膜51aによって投射レンズ60側に反射される。液晶ライトバルブ40bからのG光は、誘電体多層膜51aおよび51bを透過して投射レンズ60側に向かう。液晶ライトバルブ40cからのB光は、誘電体多層膜51bによって投射レンズ60側に反射される。
<投射レンズ60>
投射レンズ60は、クロスダイクロイックプリズム50が生成したカラー画像の合成光(カラー画像光)を拡大してスクリーン(不図示)上に投射する。
投射レンズ60は、クロスダイクロイックプリズム50が生成したカラー画像の合成光(カラー画像光)を拡大してスクリーン(不図示)上に投射する。
<液晶パネル>
次に、液晶パネル41a、41b、41cについて説明する。
液晶パネル41a、41b、41cは同一構成である。よって、説明の簡略化のため、液晶パネル41a、41b、41cのうち液晶パネル41cについて説明する。
次に、液晶パネル41a、41b、41cについて説明する。
液晶パネル41a、41b、41cは同一構成である。よって、説明の簡略化のため、液晶パネル41a、41b、41cのうち液晶パネル41cについて説明する。
図2は、液晶パネル41cの模式断面図である。なお、図2は、液晶パネル41cの各要素の断面的な位置関係を示し、各要素は明示可能な尺度で表されている。
液晶パネル41cは、互いに対向するように配置された素子基板110および対向基板120と、これら一対の基板110および120によって挟持された液晶層115とを有する。液晶層115は、電気光学層の一例である。
素子基板110を構成する第1基材111と、対向基板120を構成する第2基材141は、それぞれ、例えば、ガラス基板または石英基板などの透明基板である。
素子基板110を構成する第1基材111と、対向基板120を構成する第2基材141は、それぞれ、例えば、ガラス基板または石英基板などの透明基板である。
対向基板120は、マイクロレンズアレイ基板130と、保護層133と、対向電極131と、配向膜132とを備えている。
マイクロレンズアレイ基板130は、第2基材141とレンズ層143とを備えている。第2基材141は、例えば、ガラスまたは石英などの光透過性を有する無機材料で構成されている。第2基材141は、液晶層115側の面141bと、液晶層115とは反対側の面141aとを有する。第2基材141は、面141b側に形成された複数の凹部142を有している。各凹部142は、画素Pに対応して設けられている。
レンズ層143は、第2基材141の面141b側を覆うように設けられている。レンズ層143は、凹部142の深さよりも厚く形成されており、複数の凹部142に埋め込まれるように形成されている。レンズ層143は、光透過性を有し、第2基材141とは異なる屈折率を有する材料で構成されている。より具体的には、レンズ層143は、第2基材141よりも光屈折率の高い無機材料で構成される。このような無機材料としては、例えばSiON、Al2O3などが挙げられる。
レンズ層143を形成する材料が凹部142に埋め込まれた構成により、凸状のマイクロレンズMLが構成される。したがって、各マイクロレンズMLは、画素Pに対応する。また、複数のマイクロレンズMLによりマイクロレンズアレイMLAが構成される。マイクロレンズアレイ基板130の素子基板110側の表面、すなわちレンズ層143の素子基板110側の表面は、平坦となっている。
保護層133は、レンズ層143を覆うように設けられている。対向電極131は、保護層133を覆うように設けられている。対向電極131は、複数の画素Pに跨って形成されている。対向電極131は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)またはIZO(Indium Zinc Oxide)などの透明導電膜からなる。配向膜132は、対向電極131を覆うように設けられている。
保護層133は、対向電極131が形成される液晶層115側の表面を平坦化する。なお、保護層133は省略されてもよい。
素子基板110は、第1基材111と、遮光層112と、絶縁層113と、スイッチング素子である薄膜トランジスター(TFT:Thin Film Transistor、以下「TFT」と称する)140、絶縁層116と、遮光層117と、絶縁層119と、画素電極127と、配向膜128とを備えている。第1基材111は、例えばガラスまたは石英などの光透過性を有する材料で構成されている。
遮光層112は、第1基材111上に設けられている。遮光層112は、遮光層117とともに、z方向からの平面視で格子状に形成されている。また、遮光層112は、遮光層117とともに、各マイクロレンズMLの間または境界にz方向からの平面視で重なるように形成されている。素子基板110の厚さ方向(z方向)においてTFT140が遮光層112と遮光層117との間に挟まれるように、遮光層112と遮光層117は配置されている。遮光層112は、TFT140の少なくともチャネル領域とz方向からの平面視で重なっている。また、遮光層112と遮光層117の主要部は、それぞれ、x方向とy方向とに延びている。
遮光層112および遮光層117が設けられているため、TFT140への光の入射が抑制される。遮光層112に囲まれた領域(開口部112a内)、および、遮光層117に囲まれた領域(開口部117a内)は、z方向からの平面視で互いに重なっており、光が透過する領域となる。つまり、遮光層112および遮光層117は、画素Pと画素Pの間に設けられている。
絶縁層113は、第1基材111と遮光層112とを覆うように設けられている。絶縁層113は、例えば、SiO2などの無機材料から構成されている。
TFT140は、絶縁層113上に設けられている。TFT140は、画素電極127を駆動するスイッチング素子である。TFT140は、半導体層、ゲート電極、ソース電極、およびドレイン電極で構成されている。半導体層には、ソース領域、チャネル領域およびドレイン領域が形成されている。チャネル領域とソース領域との界面、または、チャネル領域とドレイン領域との界面には、LDD(Lightly Doped Drain)領域が形成されていてもよい。
ゲート電極は、素子基板110においてz方向からの平面視で半導体層のチャネル領域と重なる領域に絶縁層116の一部(ゲート絶縁膜)を介して形成されている。図示を省略するが、ゲート電極は、下層側に配置された走査線にコンタクトホールを介して電気的に接続されている。ゲート電極は、走査信号が印加されることによってTFT140をオン/オフ制御する。
絶縁層116は、絶縁層113とTFT140とを覆うように設けられている。絶縁層116は、例えば、SiO2などの無機材料から構成されている。絶縁層116は、TFT140の半導体層とゲート電極との間を絶縁するゲート絶縁膜を含む。絶縁層116により、TFT140によって生じる表面の凹凸が緩和される。絶縁層116上には、遮光層117が設けられている。そして、絶縁層116と遮光層117とを覆うように、無機材料からなる絶縁層119が設けられている。
画素電極127は、絶縁層119上に、画素Pに対応して設けられている。画素電極127は、遮光層112の開口部112aおよび遮光層117の開口部117aにz方向からの平面視で重なる領域に配置されている。画素電極127は、例えば、ITOまたはIZOなどの透明導電膜からなる。配向膜128は、画素電極127を覆うように設けられている。液晶層115は、素子基板110側の配向膜128と対向基板120側の配向膜132との間に挟持されている。
なお、TFT140と、TFT140に電気信号を供給する電極および配線など(不図示)とは、z方向からの平面視で遮光層112および遮光層117に重なる領域に設けられている。これらの電極および配線などが遮光層112または遮光層117を兼ねもよい。
第2基材141側から面141aの法線方向に沿ってマイクロレンズMLに入射する光のうち、画素Pの領域の平面的な中心を通過する入射光L1は、マイクロレンズMLの中心部をそのまま直進し、液晶層115を通過して素子基板110側に射出される。
z方向からの平面視で遮光膜112(または遮光層117)と重なる領域からマイクロレンズMLの周縁部に入射した入射光L2は、第2基材141とレンズ層143との間の光屈折率の差により屈折し、画素Pの領域へ集光される。また、入射光L1、L2の入射角度によっては、遮光層112または遮光層117に進み、ロス光になる光も存在する。
<第1フライアイレンズの特定位置>
次に、図1に示した遮光部22によって光源光の入射が遮られる第1フライアイレンズ23aの特定位置について説明する。
次に、図1に示した遮光部22によって光源光の入射が遮られる第1フライアイレンズ23aの特定位置について説明する。
図3は、遮光部22と、第1フライアイレンズ23aから射出される各部分光の代表的な方向と、第2フライアイレンズ23bから射出される各部分光の代表的な方向と、コンデンサーレンズ25から射出される各部分光の代表的な方向と、液晶パネル41cと、を模式的に示した図である。
図3に示したように、第1フライアイレンズ23aの各第1要素レンズ23a1から射出された部分光の光束は、コンデンサーレンズ25の互いに異なる領域を通り、互いに異なる入射角度で液晶パネル41cに入射する。この入射角度の差異は、x方向およびy方向で生じる。本実施形態では、第1要素レンズ23a1の光源10側に遮光部22が配置される。図3では、液晶パネル41cへ入射される部分光の光束のうち、第1要素レンズ23a1のうち不透明部になった部分に対応する入射角度の部分光の光束が存在しないことを模式的に示してある。なお、図3では、第1要素レンズ23a1の数が、x方向に6の場合を示してある。
図4は、第1フライアイレンズ23aの各第1要素レンズ23a1と、各第1要素レンズ23aから射出した光束に基づく照明光の液晶パネル41cへの入射角度範囲と、の関係の一例を示した図である。第1要素レンズ23a1と液晶パネル41cへの入射角度範囲との関係は、図4に示した関係に限らない。なお、図4は、第1フライアイレンズ23aをz方向(光入射方向)から見た図であり、第1要素レンズ23a1の数が、x方向に10、y方向に16、配列された160である場合を示したが、第1要素レンズ23a1の数は160に限らず複数であればよい。
図4は、第1フライアイレンズ23aの各第1要素レンズ23a1と、各第1要素レンズ23aから射出した光束に基づく照明光の液晶パネル41cへの入射角度範囲と、の関係の一例を示した図である。第1要素レンズ23a1と液晶パネル41cへの入射角度範囲との関係は、図4に示した関係に限らない。なお、図4は、第1フライアイレンズ23aをz方向(光入射方向)から見た図であり、第1要素レンズ23a1の数が、x方向に10、y方向に16、配列された160である場合を示したが、第1要素レンズ23a1の数は160に限らず複数であればよい。
図4では、x方向、y方向ともに、第1要素レンズ23a1にうち、入射角度が8度から16度の間の値に対応する第1要素レンズ23a1の光源10側に遮光部22が配置されている。このため、入射角度が9度から15度の間の値に対応する第1要素レンズ23a1に光源光が入射することを遮ることができる。
なお、図4において斜線で示した第1要素レンズ23a1の第2フライアイレンズ23b側に遮光部22が配置されてもよい。この場合も、入射角度が9度から15度の間の値に対応する第1要素レンズ23a1がロス光の元になる部分光を射出することを抑制できる。
なお、図4において斜線で示した第1要素レンズ23a1の第2フライアイレンズ23b側に遮光部22が配置されてもよい。この場合も、入射角度が9度から15度の間の値に対応する第1要素レンズ23a1がロス光の元になる部分光を射出することを抑制できる。
液晶パネル41cに入射した照明光は、各マイクロレンズMLに入射する。各マイクロレンズMLは、照明光の入射角度に応じた射出角度で照明光を射出する。
図5〜図10は、マイクロレンズMLに入射する照明光の入射角度と、マイクロレンズMLから射出された照明光との関係の一例を示した図である。
図5〜図10では、説明の簡略化のため、液晶パネル41の構成については、マイクロレンズMLと液晶層115と遮光層117のみが示されている。
マイクロレンズMLに入射する照明光の入射角度と、マイクロレンズMLから射出された照明光との関係は、図5〜図10に示した例に限らず、画素P、遮光層12、遮光層117のサイズと形状、マクロレンズMLの形状、サイズ、屈折率等により適宜変更可能である。本実施形態としては、画素Pのピッチが10μmの正方形画素で、単純な球面のマイクロレンズMLとした。
図5〜図10は、マイクロレンズMLに入射する照明光の入射角度と、マイクロレンズMLから射出された照明光との関係の一例を示した図である。
図5〜図10では、説明の簡略化のため、液晶パネル41の構成については、マイクロレンズMLと液晶層115と遮光層117のみが示されている。
マイクロレンズMLに入射する照明光の入射角度と、マイクロレンズMLから射出された照明光との関係は、図5〜図10に示した例に限らず、画素P、遮光層12、遮光層117のサイズと形状、マクロレンズMLの形状、サイズ、屈折率等により適宜変更可能である。本実施形態としては、画素Pのピッチが10μmの正方形画素で、単純な球面のマイクロレンズMLとした。
図5は、空気中において照明光が入射角度0度でマイクロレンズMLに入射した例を示した図である。図6は、空気中において照明光が入射角度8度でマイクロレンズMLに入射した例を示した図である。図7は、空気中において照明光が入射角度9度でマイクロレンズMLに入射した例を示した図である。図8は、空気中において照明光が入射角度12度でマイクロレンズMLに入射した例を示した図である。図9は、空気中において照明光が入射角度15度でマイクロレンズMLに入射した例を示した図である。図10は、空気中において照明光が入射角度20度でマイクロレンズMLに入射した例を示した図である。
図5に示した例(入射角度が0度)では、マイクロレンズMLから射出された照明光は、液晶層150を通った後、遮光層117に遮られずに、遮光層117と遮光層117との間を通過する。
その後、図6に示した入射角度を8度まで大きくしても、マイクロレンズMLから射出された照明光は、液晶層150を通った後、遮光層117に遮られずに、遮光層117と遮光層117との間を通過する。
しかしながら、図7および図8に示すように、入射角度が9度から15度の間である場合、マイクロレンズMLから射出された照明光の少なくとも一部は、液晶層150を通った後、遮光層117によって遮られる。
そして、図9および図10に示すように、入射角度が15度を超えると、マイクロレンズMLから射出された照明光は、液晶層150を通った後、遮光層117に遮られずに、遮光層117と遮光層117との間を通過する。入射角度が15度を超える角度領域では、マイクロレンズMLから射出された光は、そのマイクロレンズMLに対応する画素Pの隣の画素Pを通る。
本実施形態は、液晶パネル41cへの入射角度が9度から15度に対応する第1要素レンズ23a1は、不透過部とされている。従って、入射角度が9度から15度の光束は。液晶パネル41cへは入射されない。
そして、図9および図10に示すように、入射角度が15度を超えると、マイクロレンズMLから射出された照明光は、液晶層150を通った後、遮光層117に遮られずに、遮光層117と遮光層117との間を通過する。入射角度が15度を超える角度領域では、マイクロレンズMLから射出された光は、そのマイクロレンズMLに対応する画素Pの隣の画素Pを通る。
本実施形態は、液晶パネル41cへの入射角度が9度から15度に対応する第1要素レンズ23a1は、不透過部とされている。従って、入射角度が9度から15度の光束は。液晶パネル41cへは入射されない。
図5〜図10に示した例では、液晶パネル41cに入射する照明光のうち、入射角度が9度から15度の間の値となる照明光は、いわゆるロス光となる。
このため、液晶パネル41cへの入射角度が9度から15度の間の値となる照明光が存在しないようにすれば、ロス光を低減することが可能になる。
このため、液晶パネル41cへの入射角度が9度から15度の間の値となる照明光が存在しないようにすれば、ロス光を低減することが可能になる。
本実施形態は、図4に示すように、第1要素レンズ23a1ごとに、液晶パネル41cへの入射角度範囲が規定される。このため、入射角度が9度から15度の間の値に対応する第1要素レンズ23a1が部分光を射出することを抑制し、遮光層117を照明する照明光(ロス光)を低減している。
図4において斜線で示した第1要素レンズ23a1の光源10側に遮光部22が配置されている。このため、入射角度が9度から15度の間の値に対応する第1要素レンズ23a1に光源光が入射することを遮ることができる。よって、入射角度が9度から15度の間の値に対応する第1要素レンズ23a1がロス光の元になる部分光を射出することを抑制できる。
なお、図4において斜線で示した第1要素レンズ23a1の第2フライアイレンズ23b側に遮光部22が配置されてもよい。この場合も、入射角度が9度から15度の間の値に対応する第1要素レンズ23a1がロス光の元になる部分光を射出することを抑制できる。
なお、図4において斜線で示した第1要素レンズ23a1の第2フライアイレンズ23b側に遮光部22が配置されてもよい。この場合も、入射角度が9度から15度の間の値に対応する第1要素レンズ23a1がロス光の元になる部分光を射出することを抑制できる。
本実施形態によれば、遮光部22は、複数の第1要素レンズ23a1のうち、遮光部22が存在しない場合に遮光層117に到達する照明光の元になる部分光を出力する第1要素レンズ23a1(以下「特定第1要素レンズ」とも称する)から、部分光が射出されることを抑制する。
このため、遮光層117に到達する光(ロス光)を低減することが可能になる。
よって、遮光層117にロス光を照射することによって生じる散乱等に起因して画像のコントラストが低下すること抑制できる。
また、遮光層117にロス光を照射することによって生じる遮光層117の温度上昇を抑制することも可能となる。
このため、遮光層117に到達する光(ロス光)を低減することが可能になる。
よって、遮光層117にロス光を照射することによって生じる散乱等に起因して画像のコントラストが低下すること抑制できる。
また、遮光層117にロス光を照射することによって生じる遮光層117の温度上昇を抑制することも可能となる。
第1フライアイレンズ23aのうち、光源光を透過する領域は、照明エリアと共役となる必要があるため、形状およびサイズに制約がある。これに対して、光源光を透過しない領域(特定第1要素レンズの領域)は、このような制約を受けないため、遮光部22の形状およびサイズについての自由度が、光源光を透過する領域に比べて高くなる。
<第2実施形態>
第1実施形態では、特定第1要素レンズからの部分光の射出を抑制する抑制部として、遮光部22が用いられた。
第2実施形態では、抑制部として、光源光を第1フライアイレンズ23aの特定第1要素レンズとは異なる部分に導く導光部が用いられる。以下、第2実施形態について、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
第1実施形態では、特定第1要素レンズからの部分光の射出を抑制する抑制部として、遮光部22が用いられた。
第2実施形態では、抑制部として、光源光を第1フライアイレンズ23aの特定第1要素レンズとは異なる部分に導く導光部が用いられる。以下、第2実施形態について、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
図11は、導光部として、ライトトンネル27が用いられた例を示した図である。ライトトンネル27は、光源10側に第1開口部27aを有し、第1フライアイレンズ23aの特定第1要素レンズとは異なる部分と対向する部分に第2開口部27bを有する。
この構成によれば、光源光は、第1開口部27aからライトトンネル27の中に入り、第2開口部27bから射出される。よって、光源光は、第1フライアイレンズ23aの特定第1要素レンズに入射することなく、第1フライアイレンズ23aの特定第1要素レンズとは異なる部分側に入射する。よって、ロス光を低減することができる。
なお、第1実施形態では、特定第1要素レンズに向かう光源光は、遮光部22によって熱に変換されロスしてしまう。
これに対して、この構成では、特定第1要素レンズに向かう光源光も照明光として利用できるため、第1実施形態に比べて、光源光のロスを抑制することができ、画像の高輝度化を図ることができる。
この構成によれば、光源光は、第1開口部27aからライトトンネル27の中に入り、第2開口部27bから射出される。よって、光源光は、第1フライアイレンズ23aの特定第1要素レンズに入射することなく、第1フライアイレンズ23aの特定第1要素レンズとは異なる部分側に入射する。よって、ロス光を低減することができる。
なお、第1実施形態では、特定第1要素レンズに向かう光源光は、遮光部22によって熱に変換されロスしてしまう。
これに対して、この構成では、特定第1要素レンズに向かう光源光も照明光として利用できるため、第1実施形態に比べて、光源光のロスを抑制することができ、画像の高輝度化を図ることができる。
図12は、導光部として、第1ミラー28aと第2ミラー28bとが用いられた例を示した図である。第1ミラー28aは、特定第1要素レンズに向かう光源光を反射する。第2ミラー28bは、第1ミラー28aが反射した光源光を、第1フライアイレンズ23aの特定第1要素レンズとは異なる部分に向けて反射する。
この構成でも、光源光は、第1フライアイレンズ23aの特定第1要素レンズとは異なる部分側に入射する。よって、ロス光を低減することができる。
この構成でも、光源光は、第1フライアイレンズ23aの特定第1要素レンズとは異なる部分側に入射する。よって、ロス光を低減することができる。
<変形例>
以上の各形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は相矛盾しない限り適宜に併合され得る。
以上の各形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は相矛盾しない限り適宜に併合され得る。
<変形例1>
光源10として、LED(light emitting diode)またはレーザーのような固体光源と、固体光源が射出した光源光をコリメート(平行化)するコリメートレンズと、を含む構成が用いられてもよい。
光源10として、LED(light emitting diode)またはレーザーのような固体光源と、固体光源が射出した光源光をコリメート(平行化)するコリメートレンズと、を含む構成が用いられてもよい。
<変形例2>
液晶パネル41a、41bおよび41cに含まれる各マイクロレンズMLは、2つのレンズによって構成されてもよい。
液晶パネル41a、41bおよび41cに含まれる各マイクロレンズMLは、2つのレンズによって構成されてもよい。
<変形例3>
液晶パネル41a、41bおよび41cの各々の素子基板110が、各画素Pに対応するマイクロレンズを含むマイクロレンズアレイを有してもよい。
液晶パネル41a、41bおよび41cの各々の素子基板110が、各画素Pに対応するマイクロレンズを含むマイクロレンズアレイを有してもよい。
100…プロジェクター、10…光源、22…遮光部、23a…第1フライアイレンズ、23b…第2フライアイレンズ、25…コンデンサーレンズ、30…色分離光学系、40a、40b、40c…液晶ライトバルブ、50…クロスダイクロイックプリズム、60…投射レンズ。
Claims (5)
- 光源光を射出する光源と、
前記光源光を複数の部分光に分割する複数の要素レンズを有する第1フライアイレンズと、
前記複数の部分光を集光する第2フライアイレンズと、
前記第2フライアイレンズが集光した複数の部分光を重畳して照明光を生成するコンデンサーレンズと、
前記照明光を変調して画像光を生成する光変調部と、
前記画像光を投射する投射光学系と、
前記第1フライアイレンズの特定部分からの前記部分光の射出を抑制する抑制部と、を含み、
前記光変調部は、
前記照明光が入射され、当該照明光の入射角度に応じた射出角度で当該照明光を射出する複数のマイクロレンズを有するマイクロレンズアレイと、
前記マイクロレンズアレイの射出した照明光を変調する複数の画素と、を有し、
前記特定部分は、前記複数の要素レンズのうち、前記抑制部が存在しない場合に前記画素の間に到達する照明光の元になる部分光を出力する要素レンズである、
ことを特徴とするプロジェクター。 - 前記抑制部は、前記特定部分の前記光源側または前記第2フライアイレンズ側に位置する遮光部であることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクター。
- 前記抑制部は、前記光源光を、前記第1フライアイレンズの前記特定部分とは異なる部分に導く導光部であることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクター。
- 前記導光部は、前記光源側に第1開口部を有し前記第1フライアイレンズの前記特定部分とは異なる部分と対向する部分に第2開口部を有するライトトンネルであることを特徴とする請求項3に記載のプロジェクター。
- 前記抑制部は、
前記特定部分に向かう光源光を反射する第1ミラーと、
前記第1ミラーが反射した光源光を前記第1フライアイレンズの前記特定部分とは異なる部分に向けて反射する第2ミラーと、
を含むことを特徴する請求項3に記載のプロジェクター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016187884A JP2018054720A (ja) | 2016-09-27 | 2016-09-27 | プロジェクター |
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Publications (1)
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2016
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