JP2018054703A - 装置、印刷制御方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷ジョブに対して印刷速度を適切に設定する装置を提供する。
【解決手段】印刷対象の画像データについて印刷の実行指示を受け付けると、画像データの印刷速度の候補を複数、選択可能に表示する。表示された複数の印刷速度の候補から選択された印刷速度で画像データを印刷するよう印刷部を制御する。
【選択図】図7
【解決手段】印刷対象の画像データについて印刷の実行指示を受け付けると、画像データの印刷速度の候補を複数、選択可能に表示する。表示された複数の印刷速度の候補から選択された印刷速度で画像データを印刷するよう印刷部を制御する。
【選択図】図7
Description
本発明は、印刷対象のデータを処理する装置、印刷制御方法およびプログラムに関する。
従来、印刷データを印刷する画像形成装置において、基本性能を超えない範囲で画像形成装置の印刷速度を変更し、変更した印刷速度に応じて、印刷に必要となる課金額を変更する技術が記載されている(特許文献1)。
例えば、所望の時間に間に合うように追加料金を支払ってでも早期に印刷物を得たい状況や、通常の印刷速度で印刷物が得られれば問題無い状況など、印刷ジョブを実行する際の状況ごとにユーザーの要求は異なる。しかしながら、ユーザーは、印刷ジョブを実行する際に、状況ごとのユーザー要求を満たしているかを判断することができず、印刷速度を適切に決定することができなかった。
本発明の目的は、このような従来の問題点を解決することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る装置は、印刷ジョブについて印刷の実行指示を受け付ける受付手段と、前記印刷ジョブを実行する際の印刷速度の候補を複数、選択可能に表示する表示手段と、前記表示手段により表示された前記複数の印刷速度の候補から選択された印刷速度で前記印刷ジョブを実行するよう印刷手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザーは、印刷ジョブに対して印刷速度を適切に設定することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態における印刷システムの構成を示すブロック図である。画像形成装置100とホストコンピュータ200は、イーサネット等のネットワーク300を介して相互に通信可能に接続されている。ホストコンピュータ200は、例えば、ジョブや印刷対象のデータを作成する装置であり、画像形成装置100は、例えば、ホストコンピュータ200から送信されたジョブ及び印刷対象のデータに基づいて記録媒体上に画像を記録する装置である。本実施形態では、画像形成装置100として、例えばMFP(Multi Function Printer)が用いられる。しかしながら、画像形成装置100は、記録媒体上に画像を記録する装置であれば特にMFPに限定されない。例えば、SFP(Single Function Printer)やLBP(Laser Beam Printer)等、他の記録方式のプリンタ機能を有する装置が画像形成装置100として用いられても良い。
図1は、本実施形態における印刷システムの構成を示すブロック図である。画像形成装置100とホストコンピュータ200は、イーサネット等のネットワーク300を介して相互に通信可能に接続されている。ホストコンピュータ200は、例えば、ジョブや印刷対象のデータを作成する装置であり、画像形成装置100は、例えば、ホストコンピュータ200から送信されたジョブ及び印刷対象のデータに基づいて記録媒体上に画像を記録する装置である。本実施形態では、画像形成装置100として、例えばMFP(Multi Function Printer)が用いられる。しかしながら、画像形成装置100は、記録媒体上に画像を記録する装置であれば特にMFPに限定されない。例えば、SFP(Single Function Printer)やLBP(Laser Beam Printer)等、他の記録方式のプリンタ機能を有する装置が画像形成装置100として用いられても良い。
画像形成装置100は、リーダー装置120、プリンタ装置130、操作部150、記憶装置160、認証部140、これらの各構成要素を制御する制御装置110を含む。制御装置110は、CPU112、ROM114、RAM116、画像処理部118を含む。CPU112は、ROM114または他の記憶媒体に記憶されたプログラムをRAM116に読み出して実行することにより、画像形成装置100全体を統括的に制御する。例えば、後述する画像形成装置100の各フローチャートの処理も、ROM114または他の記憶媒体に記憶されたプログラムに基づいて実行される。RAM116は、CPU112の作業領域としても用いられる。画像処理部118は、リーダー装置120で原稿が読み取られたデータや印刷対象のデータをプリンタ装置130で処理可能なデータ形式へ変換する変換処理や補正処理等、各種画像処理を実行する。
リーダー装置120では、制御装置110からの指示により、不図示の原稿台に載置された原稿を光学的に読み取る。プリンタ装置130では、制御装置110の指示に従って、インクジェット記録方式や電子写真方式等、各記録方式に対応したプリンタエンジンにより記録媒体への画像の記録を行う。操作部150は、ユーザーからの画像形成装置100の機能の実行指示や設定操作を受付けるための操作キー、及び印刷対象のデータの指定等、各種ユーザインタフェース画面の表示/設定受付などを行う液晶パネル(タッチパネル)を備える。操作部150は、受け付けた操作情報を制御装置110へ通知する。
記憶装置160は、印刷データや設定データ、認証部140で用いられる認証情報(後述するユーザー認証情報との照合用に用いられる認証情報)などを記憶する。なお印刷データに基づく画像を印刷するジョブを印刷ジョブといい、その画像を印刷することを印刷ジョブの実行という。記憶装置160は、CPU112の作業領域として用いられる場合もある。画像形成装置100のトレイに収納される印刷用紙(以下、用紙)の単価情報や、ユーザー/グループに対応するライセンス情報なども記憶装置160に記憶されている。本実施形態においてライセンス情報とは、例えば、ユーザーやグループごとに割り当てられた高速印刷可能枚数である。高速印刷とは、例えば月曜日の所定の時間帯に出力が集中するために、その時間帯については印刷装置の出力を高速化する印刷処理制御である。時間帯ごとの他に、ユーザーや部門等のグループごと、ジョブごとといった単位で出力を高速化する形態がある。各単位での高速印刷可能な量は、例えば用紙枚数や金額として管理者により管理される。
認証部140は、IDカードなどのユーザー認証情報を取得し、制御装置110へ通知する。ユーザー認証情報の取得は、例えば、操作部150の操作キーを介して受け付けても良いし、画像形成装置100に近接されたIDカードから取得しても良い。
ホストコンピュータ200は、操作部230、記憶装置240、表示部220、これらの各構成要素を制御する制御装置210を含む。制御装置210は、CPU212、ROM214、RAM216を含む。CPU212は、ROM214や他の記憶媒体に格納された制御プログラムであるオペレーティングシステムプログラム(OS)に基づいて、ホストコンピュータ200全体を統括的に制御する。例えば、後述するホストコンピュータ200の各フローチャートの処理も、ROM214または他の記憶媒体に記憶されたプログラムに基づいて実行される。なお、RAM216は、CPU212の作業領域としても用いられる。
操作部230は、ユーザーからの操作を受付けるためのキーボードやポインティングデバイスなどを備え、受け付けた操作情報を制御装置210へ通知する。記憶装置240は、アプリケーションを用いて生成された印刷対象のデータや設定情報等を記憶する。画像形成装置100のトレイに収納される用紙の単価情報や、ユーザー/グループに対応するライセンス情報なども記憶装置240に記憶されている。また、記憶装置240は、CPU212の作業領域として用いられる場合もある。表示部220は、液晶ディスプレイなどを備え、CPU212のプログラムの実行結果や各種ユーザインタフェース画面を表示する。
上記では、ホストコンピュータ200と画像形成装置100の両方が、画像形成装置100のトレイに収納される用紙の単価情報や、ユーザー/グループに対応するライセンス情報を保持していると記載した。しかしながら、ホストコンピュータ200は、必要に応じてそれらの情報を画像形成装置100から取得するようにしても良い。また、用紙の単価情報やライセンス情報を記憶し管理する管理装置(サーバ)がホストコンピュータ200や画像形成装置100とは別に構成され、ホストコンピュータ200や画像形成装置100は、必要に応じてそれらの情報を管理装置から取得しても良い。
図2は、本実施形態におけるホストコンピュータ200の印刷データ生成処理を示すフローチャートである。図2に示す処理は、例えば、CPU212がROM214に記憶されたプログラムをRAM216に読み出して実行することにより実現される。
S201で、CPU212は、アプリケーションを介して、ユーザーからの印刷指示を受け付け、プリンタドライバを起動する。S202で、CPU212は、表示部220にプリンタドライバユーザインタフェース(UI)を表示する。そして、CPU212は、印刷設定や画像処理設定などの設定変更を行うか、若しくは、設定変更を行わずに印刷を実行するか、についてユーザーからの選択操作を受け付ける。設定変更を行うとの選択を受け付けた場合にはS203へ進み、印刷を実行するとの選択を受け付けた場合にはS204へ進む。S203で、CPU212は、操作部230を介して、ユーザーからの印刷設定や画像処理設定などの設定変更操作を受け付ける。S203の後は、S202の処理を繰り返す。
S204で、CPU212は、印刷速度の設定が変更可能であるか否かを判定する。ここでは、通常の印刷速度の設定をより高速の印刷速度に変更可能であるか否かが判定される。例えば、CPU212は、画像形成装置100に問い合わせることによりユーザーに割り当てられた高速印刷可能枚数を取得し、印刷ジョブの実行対象の全ページが高速印刷可能な場合に、印刷速度の設定が変更可能であると判定する。他にも、CPU212は、印刷設定で指定された用紙サイズや用紙種類に応じて、印刷速度の設定が変更可能であるか否かを判定するようにしても良い。S204で印刷速度の設定が変更可能であると判定された場合、S205へ進み、印刷速度の設定が変更可能でないと判定された場合、S207へ進む。
S205で、CPU212は、表示部220に印刷速度提案画面を表示する。図7は、ある印刷ジョブについての印刷速度提案画面の一例を示す図である。印刷速度提案画面700には、本印刷における実行可能な印刷速度の候補が複数、選択可能に表示されている。また、印刷速度提案画面700には、各印刷速度での印刷処理に要する時間と、印刷実行後の残りの高速印刷可能枚数とが表示されている。例えば、図7では、通常の印刷速度で印刷を実行すると、印刷時間は10分であり、印刷実行後にユーザーが高速印刷可能な残りの枚数は400枚であることを示している。また、高速の印刷速度で印刷を実行すると、印刷時間は5分であり、印刷実行後にユーザーが高速印刷可能な残りの枚数は200枚となることを示している。本実施形態では、図7に示す印刷速度提案画面700により各印刷速度での印刷動作に伴う所要量(所要時間や所要枚数等)を表示する。その結果、ユーザーは、例えば、印刷時間5分の短縮で高速印刷可能枚数が200枚減るという予測値を考慮して、通常と高速のどちらの印刷速度で印刷を実行すれば良いかを判断することができる。
S204での印刷速度の設定が変更可能であるか否かの判定は、例えば、費用対効果に基づいて行われても良い。例えば、高速の印刷速度で印刷を実行する場合の印刷時間の短縮時間と、高速印刷に使用される用紙枚数の金額換算値とから、単位金額当たりの短縮時間を算出し、閾値以下となるようであれば、印刷速度の設定が変更可能でないと判定するようにしても良い。図7の記述を例とすると、高速の印刷速度で印刷ジョブを実行する場合、印刷短縮時間は5分であり、高速印刷枚数は200枚である。ここで、例えば、高速印刷用の用紙の単価が0.6円とすると、金額換算値は120円となり、単位金額当たりの短縮時間は2.5秒/円となる。この値が閾値以上であれば、費用対効果が高いとしてS204で印刷速度の設定が変更可能であると判定されても良い。また、閾値より小さければ、費用対効果が低いとしてS204で印刷速度の設定が変更可能でないと判定され、図7の画面は表示されない。
S206で、CPU212は、操作部230を介して受け付けた選択操作情報に基づいて、印刷速度を設定する。ユーザーから通常印刷実行ボタン710の押下を受け付けた場合、CPU212は、通常の印刷速度、例えば40PPM(枚/分)を本印刷における印刷速度として設定する。また、ユーザーから高速印刷実行ボタン720の押下を受け付けた場合、CPU212は、高速の印刷速度、例えば60PPMを本印刷における印刷速度として設定する。
S207で、CPU212は、アプリケーションからOSを介して通知される印刷命令を受け取り、各種設定に従って印刷対象のデータ(印刷データ)の生成を行う。S203で設定変更を受付けている場合には、その内容も反映される。CPU212は、生成される印刷データに、S206で設定された印刷速度情報を付加する。印刷速度情報としては、例えば、電子写真方式で用いられる感光体ドラムの回転速度や用紙サイズを含む。S208で、CPU212は、ネットワーク300を介して画像形成装置100に印刷データを送信し、図2の処理を終了する。S208では、印刷データや印刷ジョブの他に、上記の印刷速度情報も送信される。以上のように、CPU212は、印刷データに印刷速度を関連付け、その印刷データを画像形成装置100に送信する。このように印刷ジョブと印刷速度を関連付けることで、その印刷ジョブを、関連付けられた印刷速度で実行することが可能となる。そしてこの関連付けにより、ユーザーが画像形成装置100に複数の印刷ジョブを入力した場合でも、それぞれの印刷ジョブを、ユーザーが印刷ジョブごとに指定した印刷速度で実行することができる。また別のユーザーが指定した印刷速度、および、実行中の印刷ジョブの印刷速度とは独立して、対象の印刷ジョブの印刷速度を指定することができる。
図3は、本実施形態における画像形成装置100の印刷制御処理を示すフローチャートである。図3に示す処理は、例えば、CPU112がROM114に記憶されたプログラムをRAM116に読み出して実行することにより実現される。
S301で、CPU112は、図2のS208でホストコンピュータ200から送信された印刷データを受信する。S302で、CPU112は、受信した印刷データを解釈し、プリンタ装置130で処理可能な画像データを生成する。その際に、CPU112は、ホストコンピュータ200で付加された印刷速度情報を取得する。ここで、印刷データに印刷速度情報が付加されていない場合には、通常の印刷速度が設定されていると判定して以降の処理を行う。
S303で、CPU112は、取得した印刷速度情報が通常の印刷速度を示すか若しくは高速の印刷速度を示すかを判定し、以降の印刷処理を切り替える。通常の印刷速度を示すと判定された場合にはS304へ進み、高速の印刷速度を示すと判定された場合にはS306へ進む。
S304で、CPU112は、通常の印刷速度を示す印刷速度情報と、S302で生成した画像データとをプリンタ装置130に渡す。プリンタ装置130は、通常の印刷速度で、受け取った画像データに基づいて用紙に対して印刷処理を行う。S305で、CPU112は、RAM116等に確保されている通常印刷用のカウンタを出力枚数分だけ加算し、その後、図3の処理を終了する。
一方、S306で、CPU112は、S302で生成された画像データに対する描画処理(レンダリング処理)情報に基づいて高速印刷処理が可能であるか否かを判定する。例えば、グラデーションや細線が多いなど画像データが高解像度処理を必要とする場合には、描画速度が、設定された高速印刷の速度(例えば、感光体ドラムの回転速度)に間に合わない場合がある。そのような場合には、高速印刷処理が可能でないと判定し、S309で、CPU112は、ホストコンピュータ200に、高速印刷処理が可能でない旨を通知する。その後、図3の処理を終了する。一方、高速印刷処理が可能であると判定された場合、S307に進む。S309で画像形成装置100から通知を受けたホストコンピュータ200は、表示部220に、高速印刷処理が可能でない旨の警告画面を表示する。その警告画面は、通常の印刷速度での印刷の実行指示が受付可能であるように構成されても良い。
S307で、CPU112は、CPU112は、高速の印刷速度を示す印刷速度情報と、S302で生成した画像データとをプリンタ装置130に渡す。プリンタ装置130は、高速の印刷速度で、受け取った画像データに基づいて用紙に対して印刷処理を行う。S308で、CPU112は、RAM116等に確保されている高速印刷用のカウンタを出力枚数分だけ加算する。そして、CPU112は、記憶装置160に記憶されている、ユーザーに割り当てられている高速印刷可能枚数を出力枚数分だけ減らすように更新する。その後、図3の処理を終了する。
本実施形態では、S205で、ユーザーの判断基準となる情報として残りの高速印刷可能枚数を表示している。しかしながら、例えば高速印刷を行うためにユーザーからの入金金額(ライセンス)が不足している場合には、必要な追加金額などの情報を表示するようにしても良い。また、その場合には、S202の後に、S204の判定処理を行うことなくS205の処理を行うようにしても良い。
以上のように、本実施形態によれば、ユーザーは、印刷ジョブの印刷速度を、その印刷ジョブを実行する際の状況に応じて適切に設定することができる。また、ユーザーが印刷データごとに状況に応じて印刷速度を適切に判断するための情報を提供することができる。その結果、ユーザは、各印刷速度での印刷における効果を考慮しながら、印刷速度を適切に決定することができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、画像形成装置100がホストコンピュータ200から印刷データを受信し、ユーザーにより選択された印刷速度に従って印刷を行う構成について説明した。本実施形態では、画像形成装置100がホストコンピュータ200から印刷データを受信すると、画像形成装置100は、受信した印刷データを一旦、記憶装置160に格納する。そして、後に、画像形成装置100にログインしたユーザーに該当するジョブリストを操作部150に表示し、ジョブの選択と印刷速度の選択、印刷処理の実行指示を受け付ける。つまり、本実施形態では、いわゆる留置き印刷において、ユーザーから選択された印刷速度の設定を行う。以下、本実施形態について第1の実施形態と異なる点について説明する。
第1の実施形態では、画像形成装置100がホストコンピュータ200から印刷データを受信し、ユーザーにより選択された印刷速度に従って印刷を行う構成について説明した。本実施形態では、画像形成装置100がホストコンピュータ200から印刷データを受信すると、画像形成装置100は、受信した印刷データを一旦、記憶装置160に格納する。そして、後に、画像形成装置100にログインしたユーザーに該当するジョブリストを操作部150に表示し、ジョブの選択と印刷速度の選択、印刷処理の実行指示を受け付ける。つまり、本実施形態では、いわゆる留置き印刷において、ユーザーから選択された印刷速度の設定を行う。以下、本実施形態について第1の実施形態と異なる点について説明する。
図4は、本実施形態におけるホストコンピュータ200の印刷データ生成処理を示すフローチャートである。図4に示す処理は、例えば、CPU212がROM214に記憶されたプログラムをRAM216に読み出して実行することにより実現される。
S401で、CPU212は、アプリケーションを介して、ユーザーからの印刷指示を受け付け、プリンタドライバを起動する。S402で、CPU212は、表示部220にプリンタドライバUIを表示し、印刷設定や画像処理設定などの設定変更を行うか、若しくは、設定変更を行わずに印刷を実行するか、についてユーザーからの選択操作を受け付ける。設定変更を行うとの選択を受け付けた場合にはS403へ進み、印刷を実行するとの選択を受け付けた場合にはS404へ進む。S403で、CPU212は、操作部230を介して、ユーザーからの印刷設定や画像処理設定などの設定変更操作を受け付ける。S403の後は、S402の処理を繰り返す。
S404で、CPU212は、アプリケーションからOSを介して通知される印刷命令を受け取り、各種設定に従って印刷データの生成を行う。S403で設定変更を受付けている場合には、その内容も反映される。CPU212は、生成される印刷データに、ユーザーを識別するためのユーザー情報を付加する。S405で、CPU212は、ネットワーク300を介して画像形成装置100に印刷データを送信し、図4の処理を終了する。
図5は、本実施形態における画像形成装置100の印刷データ格納処理を示すフローチャートである。図5に示す処理は、例えば、CPU112がROM114に記憶されたプログラムをRAM116に読み出して実行することにより実現される。
S501で、CPU112は、図4のS406でホストコンピュータ200から送信された印刷データを受信し、受信した印刷データを記憶装置160に格納する。本実施形態では、画像形成装置100内に印刷データを格納するものとして説明する。しかしながら、印刷データ格納用サーバ(不図示)を別途設け、印刷データ格納用サーバに印刷データを格納するようにしても良い。S502で、CPU112は、S501で格納した印刷データから、ホストコンピュータ200で付加されたユーザー情報を取得する。
S503で、CPU112は、S501で格納した印刷データから、印刷データ名や印刷設定など、印刷データを識別するための情報を取得する。S504で、CPU112は、S502で取得したユーザー情報に基づいて、当該ユーザーに対応する印刷ジョブリストを生成し、本印刷の対象となるジョブをジョブリストに登録し、その後、図5の処理を終了する。
印刷ジョブリストには、S503で取得した印刷データ名や印刷設定といった情報と、S501で格納した印刷データの記憶装置160内での所在情報などが記述される。既に当該ユーザーの印刷ジョブリストがある場合には、S502及びS503で取得された情報を、印刷ジョブリストに順次、追加登録する。
図6は、本実施形態における画像形成装置100の印刷制御処理を示すフローチャートである。図6に示す処理は、例えば、CPU112がROM114に記憶されたプログラムをRAM116に読み出して実行することにより実現される。操作部150がログイン画面上でユーザー情報の入力を受け付けると、S601の処理が開始される。
S601で、CPU112は、認証部140によりユーザーからのユーザー認証情報の入力を受け付け、入力されたユーザー認証情報を制御装置110に伝える。CPU112は、ユーザー認証情報と予め登録されているユーザー情報との照合を行い、画像形成装置100の操作を許可するか否かを判定する。なお、予め登録されているユーザー情報は、画像形成装置100内の記憶装置160に保存されているものとする。なお、外部の情報処理装置(不図示)に上記の予め登録されているユーザー情報が保存されても良く、S601の認証処理を外部の情報処理装置で行うようにしても良い。S601で許可すると判定された場合、S603へ進み、許可しないと判定された場合、S602へ進む。S602で、CPU112は、操作部150のディスプレイにユーザー認証に失敗したことを示すエラー表示を行う。ユーザーが再度認証を行う場合にはS601へ戻るが、行わない場合には図6の処理を終了する。
S603で、CPU112は、認証されたユーザーに対応する印刷ジョブリストを操作部150に表示する。図8は、印刷ジョブリストの表示の一例を示す図である。図8は、図5のS505で生成されるジョブリストと等価である。印刷ジョブリスト800には、認証されたユーザーのユーザー名805が表示される。ジョブ表示領域821、822、823、824には、印刷ジョブのファイル名など印刷ジョブを識別可能とするための情報を表示する領域であり、印刷ジョブを選択させるための選択ボタンの機能も有する。その他、全選択ボタン830、選択解除ボタン835、印刷開始ボタン840が表示される。
S604で、CPU112は、操作部150を介してユーザーから、印刷ジョブリストの中から少なくとも1つ以上の印刷ジョブの選択指示を受け付ける。ユーザーは、ジョブ表示領域821、822、823、824で印刷ジョブを選択する、もしくは、全選択ボタン830で、印刷ジョブリストに表示された全ての印刷ジョブを選択することができる。ここで、ユーザーは、選択解除ボタン835を選択することで、それまでに選択されていた全ての印刷ジョブの選択を取り消すことができる。CPU112は、選択された印刷ジョブのチェックボックス810にチェックを付加するなど、選択されたことをユーザーが確認可能なように操作部150のディスプレイの表示内容を更新する。S605で、CPU112は、操作部150を介して、ユーザーからの印刷開始ボタン840の押下により、選択された印刷ジョブの印刷処理開始(実行開始)の指示を受け付ける。
S606で、CPU112は、印刷速度の設定が変更可能であるか否かを判定する。S606での判定処理については、図2のS204での説明と同じである。S606で印刷速度の設定が変更可能であると判定された場合、S607へ進み、印刷速度の設定が変更可能でないと判定された場合、S609へ進む。
S607で、CPU112は、印刷速度提案画面900を操作部150に表示する。図9は、印刷速度提案画面の一例を示す図である。印刷速度提案画面900には、本印刷における実行可能な印刷速度の候補が複数、選択可能に表示されている。また、印刷速度提案画面900には、各印刷速度での印刷処理に要する時間と、印刷実行後の残りの高速印刷可能枚数とが表示されている。本実施形態では、図9に示す印刷速度提案画面900を表示することにより各印刷速度での印刷動作に伴う所要量(所要時間や所要枚数等)を表示する。その結果、留置き印刷において、ユーザーは、例えば、印刷時間5分の短縮で高速印刷可能枚数が200枚減るという予測値を考慮して、通常と高速のどちらの印刷速度で印刷を実行するかを判断することができる。
S608で、CPU112は、操作部150を介して受け付けた選択情報に基づいて、印刷速度を設定する。ユーザーから通常印刷実行ボタン910の押下を受け付けた場合、CPU112は、通常の印刷速度を本印刷における印刷速度として設定する。また、ユーザーから高速印刷実行ボタン920の押下を受け付けた場合、CPU192は、高速印刷速度を本印刷における印刷速度として設定する。すなわち、CPU112は、印刷速度の設定対象である印刷ジョブに対して、ユーザーが指定した印刷速度を設定する。そしてCPU112は、印刷速度が設定された印刷ジョブを、設定された印刷速度に関連付けて管理、記憶する。そして後述のように、その印刷ジョブを、関連付けられた印刷速度で実行する。この関連付けによって、ユーザーが画像形成装置100に複数の印刷ジョブを入力した場合でも、それぞれの印刷ジョブを、ユーザーが印刷ジョブごとに指定した印刷速度で実行することができる。また別のユーザーが指定した印刷速度、および、実行中の印刷ジョブの印刷速度とは独立して、対象の印刷ジョブの印刷速度を指定することができる。
S609で、CPU112は、S608で設定された印刷速度情報を取得し、印刷速度情報が通常の印刷速度を示すか若しくは高速の印刷速度を示すかを判定し、以降の印刷処理を切り替える。通常の印刷速度を示すと判定された場合にはS610へ進み、高速の印刷速度を示すと判定された場合にはS612へ進む。
S610で、CPU112は、印刷データを解釈して画像データを生成し、通常の印刷速度を示す印刷速度情報と、生成した画像データとをプリンタ装置130に渡す。プリンタ装置130は、通常の印刷速度で、受け取った画像データに基づいて用紙に対して印刷処理を行う。この処理は、S604で選択された全ての印刷ジョブの印刷処理が終了するまで繰り返される。S611で、CPU112は、RAM116等に確保されている通常印刷用のカウンタを出力枚数分だけ加算し、その後、図6の処理を終了する。
一方、S612で、CPU112は、印刷データを解釈して画像データを生成する。そして、CPU112は、生成された画像データに対する描画処理(レンダリング処理)情報に基づいて高速印刷処理が可能であるか否かを判定する。つまり、グラデーションや細線が多いなど画像データが高解像度処理を必要とする場合には、描画速度が、設定された高速印刷の速度(例えば、感光体ドラムの回転速度)に間に合わない場合がある。そのような場合には、高速印刷処理が可能でないと判定し、S615で、CPU112は、ホストコンピュータ200に、高速印刷処理が可能でない旨を通知する。その後、図6の処理を終了する。一方、描画速度等の描画処理情報に基づいて高速印刷処理が可能であると判定された場合、S613に進む。S615で画像形成装置100から通知を受けたホストコンピュータ200は、表示部220に、高速印刷処理が可能でない旨の警告画面を表示する。その警告画面においては、通常の印刷速度での印刷の実行指示を受付可能としても良い。
S613で、CPU112は、高速の印刷速度を示す印刷速度情報と、生成した画像データとをプリンタ装置130に渡す。プリンタ装置130は、高速の印刷速度で、受け取った画像データに基づいて用紙に対して印刷処理を行う。この処理は、S604で選択された全ての印刷ジョブの印刷処理が終了するまで繰り返される。S614で、CPU112は、RAM116等に確保されている高速印刷用のカウンタを出力枚数分だけ加算し、記憶装置160に記憶されている、ユーザーに割り当てられている高速印刷可能枚数を出力枚数分だけ減らすように更新する。その後、図6の処理を終了する。
本実施形態では、S604で選択した全ての印刷ジョブに対して、ユーザーから選択された印刷速度を設定し、印刷を行っている。しかしながら、印刷ジョブごとに印刷速度の設定変更を可能にしたり、印刷ジョブの途中から、例えば指定ページ範囲ごとに、印刷速度の設定変更を可能にするようにしても良い。また、本実施形態では、S607で、高速印刷可能枚数の情報を表示しているが、第1の実施形態と同様に、高速印刷を行う際の追加金額といった情報を表示するようにしても良い。
[第3の実施形態]
第1の実施形態と第2の実施形態では、図7や図9のように、ジョブの実行対象の全ページに対して高速印刷を行うか、若しくは、通常の印刷速度での印刷を行うかをユーザに適切に判定させるための構成を説明した。本実施形態では、ジョブの実行対象の全ページに対しては高速印刷を行うことができないが、一部に対しては高速印刷が可能である場合の構成を説明する。例えば、ユーザに対応する残りの高速印刷可能枚数や入金済み金額が、ジョブの実行対象の全ページを実行する分には十分でなく印刷を完了できない場合が該当する。以下、既に説明した実施形態と異なる点について説明する。
第1の実施形態と第2の実施形態では、図7や図9のように、ジョブの実行対象の全ページに対して高速印刷を行うか、若しくは、通常の印刷速度での印刷を行うかをユーザに適切に判定させるための構成を説明した。本実施形態では、ジョブの実行対象の全ページに対しては高速印刷を行うことができないが、一部に対しては高速印刷が可能である場合の構成を説明する。例えば、ユーザに対応する残りの高速印刷可能枚数や入金済み金額が、ジョブの実行対象の全ページを実行する分には十分でなく印刷を完了できない場合が該当する。以下、既に説明した実施形態と異なる点について説明する。
図10は、本実施形態における画像形成装置100の印刷制御処理を示すフローチャートである。図10に示す処理は、例えば、CPU112がROM114に記憶されたプログラムをRAM116に読み出して実行することにより実現される。第2の実施形態で説明したような留置き印刷の場合において、画像形成装置100で図8のような印刷ジョブリストが表示された場合に、図10の処理が開始する。
S1001で、CPU112は、操作部150を介してユーザーから、印刷ジョブリストの中から少なくとも1つ以上の印刷ジョブの選択指示を受け付ける。S1002で、CPU112は、操作部150を介して、ユーザーからの印刷開始ボタン840の押下により、選択された印刷ジョブの印刷処理開始の指示を受け付ける。
S1003で、CPU112は、印刷速度の設定が変更可能であるか否かを判定する。ここでは、全ページに対して高速印刷を実行した場合の費用対効果に基づいて判定を行う。例えば、高速の印刷速度で印刷を実行すると、印刷短縮時間が5分であり、高速印刷枚数が200枚であるとする。ここで、高速印刷用の用紙の単価が0.6円とすると、金額換算値は120円となり、単位金額当たりの短縮時間は2.5秒/円となる。この値が閾値以上であれば、費用対効果が高いとしてS1003で印刷速度の設定が変更可能であると判定され、S1004に進む。また、閾値より小さければ、費用対効果が低いとしてS1003で印刷速度の設定が変更可能でないと判定され、S1008に進む。
S1008で、CPU112は、印刷データを解釈して画像データを生成し、通常の印刷速度を示す印刷速度情報と、生成した画像データとをプリンタ装置130に渡す。S1008の後、S1009で、プリンタ装置130は、通常の印刷速度で、受け取った画像データに基づいて用紙に対して印刷処理を行う。この処理は、S1001で選択された全ての印刷ジョブの印刷処理が終了するまで繰り返される。CPU112は、RAM116等に確保されている通常印刷用のカウンタを出力枚数分だけ加算し、その後、図10の処理を終了する。
一方、S1004で、CPU112は、印刷速度提案画面1100を操作部150のディスプレイに表示する。ここでは、ユーザに対応する残り高速印刷可能枚数や入金済み金額が、ジョブの実行対象の全ページを実行する分には十分でないとする。
図11は、印刷速度提案画面の一例を示す図である。印刷速度提案画面1100には、3通りの選択項目1101〜1103が示されている。本例では、現在のユーザ自身の残り高速印刷可能枚数は100枚であり、印刷ジョブの実行対象の全ページ数が200枚とする。選択項目1101は、ユーザ自身の残り高速印刷可能枚数100枚を使用し、且つ、不足分100枚を、ユーザ自身のライセンス以外に部門ライセンスとして割り当てられている高速印刷可能枚数500枚から使用する選択項目である。図11の画面により、本選択項目の場合には、印刷時間は10分から5分となり、5分短縮されることが分かる。また、本選択項目により印刷を実行した後、ユーザ自身の残り高速印刷可能枚数は0枚となり、部門ライセンスとして割り当てられている高速印刷可能枚数は400枚となることが分かる。
選択項目1102は、ユーザ自身の残り高速印刷可能枚数100枚を使用し、残りの100枚については、通常の印刷速度で印刷を行う選択項目である。図11の画面により、本選択項目の場合には、印刷時間は10分から7分30秒となり、2分30秒短縮されることが分かる。また、本選択項目により印刷を実行した後、ユーザ自身の残り高速印刷可能枚数は0枚となることが分かる。選択項目1103は、高速印刷を実行しない選択項目である。つまり、印刷ジョブの実行対象の全ページ200枚を通常の印刷速度で実行する。本例では、その場合の印刷時間は10分である。
S1005で、CPU112は、印刷速度提案画面1100でどの選択項目が選択されたかを判定する。この判定は、印刷速度提案画面1100上のボタン1104、1105、1106のいずれが押下されたかにより行われる。
ボタン1104が押下され、選択項目1101が選択されたと判定された場合、S1006に進む。S1006で、CPU112は、印刷データを解釈して画像データを生成し、高速の印刷速度を示す印刷速度情報と、生成した画像データとをプリンタ装置130に渡す。S1006の後、S1009で、プリンタ装置130は、高速の印刷速度で、受け取った画像データに基づいて用紙に対して印刷処理を行う。この処理は、S1001で選択された全ての印刷ジョブの印刷処理が終了するまで繰り返される。CPU112は、RAM116等に確保されている高速印刷用のカウンタを出力枚数分だけ加算し、記憶装置160に記憶されている、ユーザーに割り当てられている高速印刷可能枚数を出力枚数分だけ減らすように更新する。その後、図10の処理を終了する。
ボタン1105が押下され、選択項目1102が選択されたと判定された場合、S1007に進む。S1007で、CPU112は、該当する印刷ジョブを、高速での印刷を実行するページ分のジョブ(第1のジョブとする)と、通常の印刷速度での印刷を実行するページ分のジョブ(第2のジョブとする)とに分割する。そして、CPU112は、高速の印刷速度を示す印刷速度情報と、第1のジョブ分の画像データとをプリンタ装置130に渡す。後続して、CPU112は、通常の印刷速度を示す印刷速度情報と、第2のジョブ分の画像データとをプリンタ装置130に渡す。S1007の後、S1009で、プリンタ装置130は、CPU112から受け取った順に、即ち、第1のジョブ、第2のジョブの順に、各印刷速度で、画像データに基づいて用紙に対して印刷処理を行う。CPU112は、RAM116等に確保されている高速印刷用のカウンタを出力枚数分だけ加算し、記憶装置160に記憶されている、ユーザーに割り当てられている高速印刷可能枚数を出力枚数分だけ減らすように更新する。また、CPU112は、RAM116等に確保されている通常印刷用のカウンタを出力枚数分だけ加算する。その後、図10の処理を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、ユーザの残り高速印刷可能枚数や入金済み金額が、ジョブの実行対象の全ページを実行する分には十分でない場合でも、高速印刷を利用可能な印刷方法を提示することができる。その結果、ユーザは、各印刷方法による印刷における効果を考慮しながら、印刷速度を適切に決定することができる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 画像形成装置: 112、212 CPU: 114、214 ROM: 116、216 RAM: 130 プリンタ装置: 200 ホストコンピュータ
Claims (18)
- 印刷ジョブについて印刷の実行指示を受け付ける受付手段と、
前記印刷ジョブを実行する際の印刷速度の候補を複数、選択可能に表示する表示手段と、
前記表示手段により表示された前記複数の印刷速度の候補から選択された印刷速度で前記印刷ジョブを実行するよう印刷手段を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする装置。 - 前記制御手段は、前記印刷ジョブに前記選択された印刷速度を関連付け、前記関連付けられた印刷速度で前記印刷ジョブを実行するよう前記印刷手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の装置。
- 前記表示手段は、前記受付手段によって前記実行指示を受け付ける際に、前記印刷速度の候補を選択可能に表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
- 前記表示手段は、前記複数の印刷速度の候補それぞれで印刷を行う場合の印刷動作に伴う所要量に基づく情報を、前記複数の印刷速度の候補とともに表示し、
前記所要量は、印刷にかかる時間を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の装置。 - 前記複数の印刷速度の候補は、第1の印刷速度と、前記第1の印刷速度より速い第2の印刷速度と、を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の装置。
- 前記第2の印刷速度での印刷を実行可能か否かを判定する第1の判定手段、をさらに備え、
前記第1の判定手段により前記第2の印刷速度での印刷を実行可能と判定された場合、前記表示手段は、前記印刷ジョブの対象の画像データの印刷速度の候補として前記第1の印刷速度と前記第2の印刷速度とを選択可能に表示する、
ことを特徴とする請求項5に記載の装置。 - 前記第1の判定手段は、前記第2の印刷速度で印刷を行うことによる前記第1の印刷速度で印刷を行うことからの短縮時間と、前記第2の印刷速度での印刷に伴う費用とに基づいて、前記第2の印刷速度での印刷を実行可能か否かを判定することを特徴とする請求項6に記載の装置。
- 前記表示手段は、
前記印刷ジョブの対象の画像データの印刷の実行を指示したユーザのライセンスを用いて前記第2の印刷速度で当該画像データの印刷を完了することが可能でない場合、
前記ユーザのライセンス以外のライセンスを用いることにより、前記画像データの印刷を前記第2の印刷速度で行うこと、
前記画像データのうち前記ユーザのライセンスにより可能な分の印刷を前記第2の印刷速度で行い且つ残りの分の印刷を前記第1の印刷速度で行うこと、
前記画像データの印刷を前記第1の印刷速度で行うこと、
を選択可能に表示することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の装置。 - 前記第2の印刷速度で印刷を行うことが選択された場合、前記印刷ジョブの対象の画像データに対する描画処理の情報に基づいて、前記第2の印刷速度で印刷を行うことが可能であるか否かを判定する第2の判定手段、をさらに備え、
前記第2の判定手段により前記第2の印刷速度で印刷を行うことが可能であると判定された場合、前記制御手段は、前記第2の印刷速度で前記画像データを印刷するよう前記印刷手段を制御する、
ことを特徴とする請求項5乃至8のいずれか1項に記載の装置。 - 前記印刷ジョブの対象の画像データの印刷の実行を指示したユーザに割り当てられている前記第2の印刷速度で印刷を実行可能な用紙の枚数を、前記第2の印刷速度で印刷を実行可能な用紙の枚数をユーザごとに記憶する記憶手段から取得する取得手段、をさらに備え、
前記表示手段は、前記取得手段により取得した枚数と前記画像データの印刷に要する枚数とから、前記第2の印刷速度で印刷を実行した場合の残りの枚数を表示する、
ことを特徴とする請求項5乃至9のいずれか1項に記載の装置。 - 前記制御手段により前記第2の印刷速度で前記画像データを印刷するよう前記印刷手段が制御された場合、当該印刷に要した枚数分を減らすよう前記記憶手段に記憶されている枚数を更新する更新手段、をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載の装置。
- 前記印刷手段は、前記装置と異なる印刷装置であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の装置。
- 前記印刷手段は、前記装置に含まれることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の装置。
- 装置において実行される印刷制御方法であって、
印刷ジョブの実行指示を受け付ける受付工程と、
前記印刷ジョブを実行する際の印刷速度の候補を複数、選択可能に表示する表示工程と、
前記表示工程において表示された前記複数の印刷速度の候補から選択された印刷速度で前記印刷ジョブを実行するよう印刷手段を制御する制御工程と、
を有することを特徴とする印刷制御方法。 - 前記制御工程は、前記印刷ジョブに前記選択された印刷速度を関連付け、前記関連付けられた印刷速度で前記印刷ジョブを実行するよう前記印刷手段を制御することを特徴とする請求項14に記載の印刷制御方法。
- 前記表示工程は、前記受付工程によって前記実行指示を受け付ける際に、前記印刷速度の候補を選択可能に表示することを特徴とする請求項14又は15に記載の印刷制御方法。
- 前記表示工程は、前記複数の印刷速度の候補それぞれで印刷を行う場合の印刷動作に伴う所要量に基づく情報を、前記複数の印刷速度の候補とともに表示し、
前記所要量は、印刷にかかる時間を含むことを特徴とする請求項14乃至16のいずれか1項に記載の印刷制御方法。 - 請求項1乃至12のいずれか1項に記載の装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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