JP2018054271A - 流動層乾燥装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】粉粒体の乾燥時間を短縮できる流動層乾燥装置を提供する。
【解決手段】流動層乾燥装置1は、容器部10と、第1給気部30と、第2給気部40と、を備える。容器部10には、粉粒体100が収容される。第1給気部30は、容器部10の下部から上方に向けて第1流動気体を供給することで粉粒体100を流動させる。第2給気部40は、容器部10の側面から斜め下方に向けて第2流動気体を供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、主として、粉粒体を流動させつつ乾燥させる流動層乾燥装置に関する。
従来から、特許文献1に示すように、粉粒体を所定の容器に収容し、容器の下部から加熱した空気を送り込むことで、粉粒体を流動させつつ乾燥させる流動層乾燥装置が知られている。
特許文献1の流動層乾燥装置は、容器状の乾燥機本体を備えており、この乾燥機本体には、吸気ダクトと、第2吸気ダクトと、が接続されている。吸気ダクトを流れる空気(一次空気)は、乾燥機本体の下端から上方に向けて供給される。第2吸気ダクトを流れる空気(二次空気)は、乾燥機本体の側面から水平に供給される。特許文献1には、第2吸気ダクトから二次空気を供給することで、一次空気の流入量を相対的に減少させて、粉粒体の乾燥速度を低下させることが記載されている。
特開昭53−99562号公報
特許文献1は、粉粒体の乾燥時に発生するガスの発生速度を抑えるために乾燥速度を低下させることを目的としている。一方で、流動層乾燥装置においては、処理速度を向上させるために、粉粒体の乾燥時間を短縮させることが求められている。しかし、特許文献1は乾燥速度の低下を目的としているため、特許文献1には粉粒体の乾燥時間を短縮させる方法について記載されていない。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、粉粒体の乾燥時間を短縮できる流動層乾燥装置を提供することにある。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成の流動層乾燥装置が提供される。即ち、この流動層乾燥装置は、容器部と、第1給気部と、第2給気部と、を備える。前記容器部には、粉粒体が収容される。前記第1給気部は、前記容器部の下部から上方に向けて気体を供給することで前記粉粒体を流動させる。前記第2給気部は、前記容器部の側面から斜め下方に向けて気体を供給する。
これにより、第1給気部が供給した気体により上方に巻き上げられた粉粒体を、第2給気部が供給した気体により強制的に下方に移動させることができる。これにより、粉粒体を効率良く循環させることができるため、粉粒体の乾燥時間を短縮できる。
本発明によれば、粉粒体の乾燥時間を短縮できる流動層乾燥装置が実現できる。
第1実施形態に係る流動層乾燥装置の側面断面図。 流動層乾燥装置のA−A平面断面図及びB−B平面断面図。 従来例と本実施形態の粉粒体の流れを比較する模式図。 第2実施形態に係る流動層乾燥装置の側面断面図。 第3実施形態に係る流動層乾燥装置の側面断面図。
次に、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。初めに、第1実施形態に係る流動層乾燥装置1について図1及び図2を参照して説明する。図1は、第1実施形態に係る流動層乾燥装置1の側面断面図である。図2は、図1の流動層乾燥装置1のA−A平面断面図及びB−B平面断面図である。図1では、流動層乾燥装置1の気体の流れを太線の矢印で示し、流動層乾燥装置1の粉粒体の流れを細線の矢印で示している。また、以下の説明では、気体の流れの上流を単に上流と称し、気体の流れの下流を単に下流と称する。
流動層乾燥装置1は、収容された粉粒体100を流動させつつ乾燥させる装置である。図1に示すように、流動層乾燥装置1は、容器部10と、加熱部20と、第1給気部30と、第2給気部40と、バグフィルタ50と、排気ダクト60と、を備える。
容器部10には、乾燥処理の対象となる粉粒体100が収容される。図1に示すように、容器部10は、テーパ部11と、円筒部12と、多孔板13と、を備える。また、容器部10には、第1供給口15と、第2供給口16と、排出口17と、が形成されている。容器部10は、金属製であることが好ましいが、他の材料(例えば樹脂)で構成されていても良い。
テーパ部11は、容器部10の下部を構成しており、上方に近づくにつれて直径が大きくなる逆円錐台状の部分である。テーパ部11の上側には円筒部12が位置している。円筒部12は、直径が一定である円筒状の部分である。テーパ部11及び円筒部12は、継ぎ目のない1つの部材であるが、テーパ部11と円筒部12を別々の部材で構成し、接続しても良い。
テーパ部11の下端は開口されており、この開口されている部分が第1供給口15に相当する。多孔板13は、第1供給口15を塞ぐように配置されている。多孔板13には、気体が通過できるが粉粒体100が通過できない微小な孔が多数形成されている。粉粒体100を流動及び乾燥させる気体は、この多孔板13の孔を介して供給される。なお、多孔板13は、気体と粉粒体100を分離可能であれば良く、例えば微小な孔が形成された金網を用いることもできる。
円筒部12の側面の下端部には、粉粒体100を流動及び乾燥させる気体を供給するための第2供給口16が形成されている。本実施形態では、第2供給口16は、2つ形成されている。図2(b)に示すように、2つの第2供給口16は、平面視で対向するように(位置が180度異なるように)形成されている(第2供給口16の配置間隔は180度以外であっても良い)。なお、第2供給口16は、1つであっても良いし、3つ以上であっても良い。また、第2供給口16の数を多くすることで、容器部10内の気体の流れ(特に後述の旋回流)を均一にすることができる。
第2供給口16は、円筒部12の側面であって、バグフィルタ50の下方に形成されている。第2供給口16の上下方向の位置は任意であり、例えば、円筒部12の上端部、円筒部12の上下方向の中央部、円筒部12からバグフィルタ50までの長さの中央部、バグフィルタ50の下端部、円筒部12の下端部、テーパ部11の上端部、テーパ部11の上下方向の中央部等を基準高さとして、これらの基準高さから上限値及び下限値の少なくとも一方を選択することで表される高さ範囲に形成されていても良い。
円筒部12の上面には、粉粒体100を流動及び乾燥させる気体を排出するための排出口17が形成されている。排出口17は、円筒部12の上面ではなく、円筒部12の側面の上端部に形成されていても良い。
加熱部20には、ダクト21が接続されており、当該ダクト21から気体が供給される。ダクト21に供給される気体は空気であっても良いし、空気以外の気体であっても良い。また、流動層乾燥装置1では、ダクト21の下流側に配置された吸引装置が発生させた吸引流により気体を加熱部20へ供給しても良いし、ダクト21の上流側に配置された送風装置が発生させた送出流により気体を加熱部20へ供給しても良い(他のダクトについても同様)。加熱部20に供給された気体は、加熱部20が有する図略のヒータ等により加熱される。
第1給気部30は、第1給気ダクト31と、給気室32と、を備えている。第1給気ダクト31は、加熱部20に接続されており、加熱部20で加熱された気体が流れる。第1給気ダクト31の下流側の端部は、給気室32の側面に接続されている。給気室32には、第1給気ダクト31から気体が供給され、この気体は多孔板13を介して容器部10の内部へ供給される。
第2給気部40は、第2吸気ダクト41を備えている。第2吸気ダクト41には、加熱されていない気体が流れている。第2吸気ダクト41を流れる気体は空気であっても良いし、空気以外の気体であっても良い。第2吸気ダクト41の下流側の端部は、円筒部12に形成された第2供給口16に接続されている。第2吸気ダクト41の少なくとも下流側の端部は、図1に示すように、第2供給口16に近づくにつれて下方に近づくように配置されている。この構成により、第2給気部40は、斜め下方に向けて気体を容器部10へ供給する。流動層乾燥装置1には第2供給口16が2つ形成されているため、第2吸気ダクト41も同数(即ち2つ)配置されている。本実施形態では、第2給気部40が供給する気体の流量(2つの第2給気部40の合計)は、第1給気部30が供給する気体の流量よりも少ないが、多くても良い。
また、図2(b)に示すように、第2吸気ダクト41は、第2吸気ダクト41の長手方向を延長した仮想線が容器部10の中心を避けるように(容器部10の中心より外側を通るように)配置されている。特に、本実施形態では、この仮想線が、容器部10の内壁面に沿うように(容器部10の内壁面の接線方向に近似するように)第2吸気ダクト41が配置されている。これにより、図2(b)に示すように、容器部10の内部に旋回流を発生させることができる。また、2つの第2吸気ダクト41は、発生する旋回流の向きが揃うように配置されている。具体的には、2つの第2吸気ダクト41は、当該第2吸気ダクト41の長手方向を延長した仮想線が反時計回りに沿うように配置されている。なお、第2吸気ダクト41の向き(つまり、第2流動気体が供給される方向)を調整可能な調整機構を設けても良い。この調整機構は、平面視(図2)における第2吸気ダクト41の向きを調整可能であっても良いし、側面視(図1)における第2吸気ダクト41の向きを調整可能であっても良いし、その両方を調整可能であっても良い。容器部10に収容されている粉粒体100は、第1給気部30及び第2給気部40が供給する気体によって流動及び乾燥される。
バグフィルタ50は、容器部10の内部であって、容器部10の上部(本実施形態では円筒部12の中央より上側)に配置されている。バグフィルタ50は、気体を通過させるとともに、粉粒体100を通過させないフィルタである。
排気ダクト60は、容器部10の排出口17に接続されている。バグフィルタ50を通過した気体は、排出口17を介して排気ダクト60から排出される。
次に、容器部10内の気体の流れ及び粉粒体100の流れについて説明する。以下の説明では、第1給気部30が供給する気体を第1流動気体と称し、第2給気部40が供給する気体を第2流動気体と称する。なお、容器部10内には、複雑な気体の流れが形成されているが、以下では主要な気体の流れについて説明する。
第1流動気体は、テーパ部11の下面(詳細には多孔板13)から上方に向けて(上方向の成分を含むように)供給される。これにより、容器部10の中央部(多孔板13の上側に相当する部分)において、上方に向かう気体の流れが発生する。また、第1流動気体は、バグフィルタ50を通り排出口17から排出される。
第2流動気体は、円筒部12の側面から斜め下方に向けて供給される。また、第2流動気体は、容器部10の中央部の外側(容器部10の内壁面の近傍)を旋回する旋回流が発生するように供給される。第2流動気体は、容器部10の内壁面の近傍に沿って旋回しながら下方に流れる。その後、第1流動気体と合流し、上方に向かうとともにバグフィルタ50を通り排出口17から排出される。
次に、容器部10内の粉粒体100の流れについて説明する。なお、容器部10内には、複雑な粉粒体100の流れが構成されているが、以下では主要な粉粒体100の流れについて説明する。容器部10に収容された粉粒体100は、第1流動気体が供給されるまでは、テーパ部11の下部に滞留している。第1流動気体が供給されることで、粉粒体100は、第1流動気体によって上方に巻き上げられる。
粉粒体100は、ある程度上方に巻き上げられた後に、図2(a)に示すように、容器部10の内壁面に向けて流される。その後、粉粒体100は、図2(b)に示すように、第2流動気体の影響を受けて、旋回しながら下方に流される。
第2流動気体により粉粒体100が下方に流されることで、第1流動気体によって巻き上げられた粉粒体100を短時間で下方に落下させることができる。これにより、粉粒体100を効率良く循環させることができるため、粉粒体100の乾燥時間を短縮できる。特に本実施形態では第1流動気体が加熱されているため、粉粒体100を再び高温の第1流動気体によって巻き上げることができるので、粉粒体100の乾燥時間を一層短縮できる。
また、第2流動気体により粉粒体100が旋回させられることで、旋回流の遠心力により、粉粒体100は、内壁面に向かう力を受ける。これにより、第1流動気体によって巻き上げられた粉粒体100が外側に移動し易くなるため、同じ粉粒体100が上方に浮かんだままとなる事態が発生しにくい。従って、第2流動気体により粉粒体100を旋回させることで、粉粒体100を循環させ易くなるため、粉粒体100の乾燥ムラを防止しつつ、乾燥時間を短縮できる。
このように、乾燥時間を短縮させるためには第1流動気体及び第2流動気体を常に発生させる必要がある。従って、第1給気部30及び第2給気部40は、乾燥中において間欠的ではなく常に第1流動気体及び第2流動気体を容器部10へ供給する。
次に、上述した本実施形態の流動層乾燥装置1の粉粒体100の流れと、第2給気部40を備えない構成の従来の流動層乾燥装置の粉粒体の流れと、を比較する。図3は、従来例と本実施形態の粉粒体の流れを比較する模式図である。
図3に示すように、従来例の流動層乾燥装置では、第2流動気体が供給されないため、粉粒体を強制的に下方に流すことはできない。従来例の流動層乾燥装置では、粉粒体は、主として自重により落下する。従って、第1流動気体によって巻き上げられた粉粒体が再び巻き上げられるまでに時間が掛かり、本実施形態と比較して乾燥時間が長くなる。
また、従来例では、旋回流が発生しないため、粉粒体が容器部の内周面へ流れにくい。従って、第1流動気体によって巻き上げられた粉粒体が落下せずに上方に浮かんだままとなる事態が発生する。これにより、乾燥ムラが生じてしまう。また、粉粒体が循環しにくいため、本実施形態と比較して乾燥時間が長くなる。
このように、本実施形態の第2給気部40を設けることで、粉粒体100の乾燥時間を大幅に短縮できる。
次に、本発明の第2実施形態について、図4を参照して説明する。図4は、第2実施形態に係る流動層乾燥装置1の側面断面図である。なお、上記第1実施形態と同一又は類似する構成には、図面に同一の符号を付して説明を省略する。
第1実施形態では、第2給気部40が供給する第2流動気体は、加熱部20によって加熱されていなかった。これに対し、第2実施形態では、加熱部20の下流の第1給気ダクト31から第2共通ダクト43が分岐する構成である。第2共通ダクト43は、更に第2供給口16に応じた数(第2実施形態では2つ)に分岐し、分岐後のダクトである第2吸気ダクト41が、それぞれの第2供給口16に接続される。この構成により、第1流動気体だけでなく第2流動気体も高温にすることができるので、乾燥時間を一層短縮できる。
なお、第2実施形態では、第1流動気体と第2流動気体とを同じ加熱部20で加熱する構成であるが、第1流動気体を加熱する加熱部と、第2流動気体を加熱する加熱部と、が異なっていても良い。この構成では、第1給気ダクト31と第2共通ダクト43とを接続しなくても良い。
次に、本発明の第3実施形態について、図5を参照して説明する。図5は、第3実施形態に係る流動層乾燥装置1の側面断面図である。なお、上記第1実施形態と同一又は類似する構成には、図面に同一の符号を付して説明を省略する。
第1実施形態では、第1給気部30及び第2給気部40は、単位時間あたりに気体が通過する流量(以下、単に流量)を調整するためのダンパを備えていない。これに対し、第3実施形態では、第1給気部30及び第2給気部40は、それぞれ、流量を調整するための第1ダンパ35及び第2ダンパ45を備えている。
第1ダンパ35は、第1給気ダクト31から給気室32に向かう気体の流量を調整可能である。第2ダンパ45は、第2共通ダクト43から第2吸気ダクト41に向かう気体の流量を調整可能である。なお、第1ダンパ35及び第2ダンパ45が配置される位置は任意であり、別のダクトに配置されていても良い。第1ダンパ35及び第2ダンパ45は、流動層乾燥装置1が備える図略の制御部によって制御可能である。
ここで、第1流動気体と第2流動気体の流量の最適値は、粉粒体100によって異なる。例えば、粉粒体100が軽い場合、粉粒体100が第1流動気体により上方に巻き上がり易いため、第2流動気体の流量を多くして下方に向かう気体の流れを強くする必要がある。一方、粉粒体100が重い場合、粉粒体100が上方に巻き上がりにくいため、第1流動気体の流量を多くして粉粒体100を十分に巻き上げる必要がある。
第3実施形態では、オペレータの操作により、第1流動気体の流量(第1ダンパ35の開度)、第2流動気体の流量(第2ダンパ45の開度)、及び、第1流動気体の流量に対する第2流動気体の流量(流量比、ダンパの開度比)等を調整可能である。あるいは、オペレータが、粉粒体100の物性値(種類、密度等)を入力することで、流動層乾燥装置1の制御部が第1ダンパ35と第2ダンパ45の開度の最適値を求め、第1ダンパ35と第2ダンパ45の開度を最適値に変更する構成とすることもできる。第3実施形態の構成により、第1流動気体の流量と第2流動気体の流量を粉粒体100に合わせた値に調整できるので、乾燥時間を一層短縮できる。
以上に説明したように、上記実施形態の流動層乾燥装置1は、容器部10と、第1給気部30と、第2給気部40と、を備える。容器部10には、粉粒体100が収容される。第1給気部30は、容器部10の下部から上方に向けて第1流動気体を供給することで粉粒体100を流動させる。第2給気部40は、容器部10の側面から斜め下方に向けて第2流動気体を供給する。
これにより、第1流動気体により上方に巻き上げられた粉粒体100を、第2流動気体により強制的に下方に移動させることができる。これにより、粉粒体100を効率良く循環させることができるため、粉粒体100の乾燥時間を短縮できる。
上記実施形態の流動層乾燥装置1において、第2給気部40は、平面視において容器部10の中央を避けた位置に向かって第2流動気体を供給することで、当該平面視において旋回する旋回流を発生させる。
これにより、第1流動気体により上方に巻き上げられた粉粒体100は、旋回流の遠心力により容器部10の内壁面に向かって飛び易くなる。これにより、粉粒体100が容器部10の中央を下から上に流動し、容器部10の内壁面を上から下に流動するという流れが形成され易くなるので、粉粒体100が循環し易くなり、乾燥ムラを防止しつつ、乾燥時間を更に短縮できる。
上記実施形態の流動層乾燥装置1には、第2給気部40が複数形成されている。それぞれの第2給気部40は、発生する旋回流の向きが揃うように気体を供給する。
これにより、旋回流が発生し易くなるので、粉粒体100が更に循環し易くなり、乾燥ムラを一層防止しつつ、乾燥時間を一層短縮できる。
上記実施形態の流動層乾燥装置1において、第1給気部30及び第2給気部40の少なくとも何れかは、加熱した気体を容器部10へ供給する。
これにより、容器部10内を流れる気体の温度が上昇するため、乾燥時間を一層短縮できる。
上記実施形態の流動層乾燥装置1において、容器部10は、テーパ部11と、円筒部12と、を含んで構成されている。テーパ部11は、上方に近づくにつれて直径が大きくなる逆円錐台状である。円筒部12は、テーパ部11の上側に位置しており、直径が一定である円筒状である。第2給気部40は、円筒部12の側面に形成された第2供給口16から容器部10に第2流動気体を供給する。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
上記実施形態で説明した容器部10の形状は一例であり、異なる形状であっても良い。例えば、テーパ部11の下方に更に円筒状の部材が接続される構成であっても良い。
上記実施形態で説明した第1給気部30は、加熱した第1流動気体を供給する構成であるが、加熱していない第1流動気体を供給する構成であっても良い。従って、流動層乾燥装置1は、第1流動気体と第2流動気体の両方が加熱されていない構成であっても良いし、第1流動気体が加熱されておらず第2流動気体が加熱されている構成であっても良い。
第2実施形態では、加熱部20を共通化するために第1給気ダクト31と第2共通ダクト43を接続した構成の流動層乾燥装置1を開示したが、ダクト21と第2共通ダクト43を接続する構成とすることもできる。この構成では、第2流動気体は加熱されないが、流動層乾燥装置1が備えるダクトをシンプルにすることができる。
第3実施形態では、第1給気部30と第2給気部40のダクトの一部を共通化しない構成において第1ダンパ35及び第2ダンパ45を備える構成を開示したが、第2実施形態のように第1給気部30と第2給気部40のダクトの一部が共通の構成において、第1ダンパ35及び第2ダンパ45の少なくとも一方を備えていても良い。
上記実施形態では、粉粒体100を乾燥させるための流動層乾燥装置1に本発明を適用したが、粉粒体の乾燥及び造粒を行う流動層造粒乾燥装置に本発明を適用することもできる。例えば、造粒のための液体を粉粒体に噴射するスプレーノズルを備える構成の流動層造粒乾燥装置に本発明を適用できる。
1 流動層乾燥装置
10 容器部
11 テーパ部
12 円筒部
20 加熱部
30 第1給気部
31 第1給気ダクト
40 第2給気部
41 第2吸気ダクト
100 粉粒体

Claims (4)

  1. 粉粒体が収容される容器部と、
    前記容器部の下部から上方に向けて気体を供給することで前記粉粒体を流動させる第1給気部と、
    前記容器部の側面から斜め下方に向けて気体を供給する第2給気部と、
    を備えることを特徴とする流動層乾燥装置。
  2. 請求項1に記載の流動層乾燥装置であって、
    前記第2給気部は、平面視において前記容器部の中央を避けた位置に向かって気体を供給することで、当該平面視において旋回する旋回流を発生させることを特徴とする流動層乾燥装置。
  3. 請求項2に記載の流動層乾燥装置であって、
    前記第2給気部が複数形成されており、
    それぞれの前記第2給気部は、発生する旋回流の向きが揃うように気体を供給することを特徴とする流動層乾燥装置。
  4. 請求項1から3までの何れか一項に記載の流動層乾燥装置であって、
    前記第1給気部及び前記第2給気部の少なくとも何れかは、加熱した気体を前記容器部へ供給することを特徴とする流動層乾燥装置。
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