JP2018054163A - 空調システム - Google Patents

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辰乙 郁
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Abstract

【課題】室内全体が快適な温度になる前に快適温度の気流を浴びることができる空調システムを提供する。
【解決手段】室内より空気を吸い込んで送風する送風部2と、室内より空気を吸い込んで温度調整を行う空調装置7と、送風部2より送風される空気を室内に吹き出す循環吹出口15と、空調装置7により空調された空気を室内に吹き出す空調吹出口16とを備え、循環吹出口15は空調吹出口16の周囲に設ける構成としたことにより、上記課題を解決する。空調システムを提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、室内の温度を調節し、また、室内を流れる気流を制御することにより快適性を向上させる空調システムに関するものである。
従来の空気調和装置には、空調されて室内の温度と大きく異なった空気が使用者に直接当たることによる不快感を軽減しながら、同時に風が使用者に当たることによる快適な気流感を得られるようにするため、空調空気を吹き出す空調吹出口とは別に室内の空気をそのまま空調せずに吹き出す循環吹出口を備えたものがある。その一例として特許文献1に示す構成がある。以下、その構成について図7を参照しながら説明する。
図7は、従来の空気調和装置の構成を示す概略斜視図である。図7に示すように、空気調和装置は、吸い込んだ空気を冷却または加熱し空調空気を生成する構造体101と、構造体101に開口し空調空気を吹き出す第1吹出口102と、構造体101の側面に回動自在に設けられ室内空気を吸い込んで吹き出す補助筐体103と、補助筐体103に開口し補助筐体103に吸い込まれた室内空気が吹き出される第2吹出口104を備えている。第1吹出口102には、第1吹出口102から吹き出される気流の方向を変更する第1風向変更板105が設けられている。また、第2吹出口104には、第2吹出口104から吹き出される気流の向きを変更する第2風向変更板106が設けられている。
次にその動作について説明する。構造体101に吸い込まれた室内空気は加熱または冷却されて空調空気となり、第1吹出口102より室内に吹き出される。第1吹出口102から吹き出される空調空気は第1風向変更板105により風向が変更される。例えば、天井に沿うように吹き出させることで、直接空調空気が使用者に当たらないようにしている。同時に、第2吹出口104から吹き出す循環空気を、第2風向変更板106により使用者の方向に吹き出している。この空気は加熱または冷却されていない、室温と同じ温度の空気である。つまり、第1吹出口102から吹出される空調空気により室内の温度を調整しつつ、使用者に室温と同じ温度の気流を当てることで、使用者に快適な気流感を与えるものである。
特開2014−173759号公報
しかしながら、上記構成においては、室内全体の温度が快適な温度になるまでは、使用者は快適な温度の気流を浴びにくいものであった。すなわち、運転開始時のように、室内温度が快適な温度範囲外である場合には、快適な温度範囲外である循環空気が使用者の方向に吹き出され、室内全体の温度が快適な温度になった後に快適な温度範囲の循環空気が使用者の方向に吹き出されるため、使用者が快適な温度の気流を浴びられるまでに時間がかかるものであった。また、空調装置を設置されていない居室にいる使用者に、快適な温度の気流を送ることができないという課題があった。
そこで、本発明は、上記課題を解決し、運転開始後、室内全体が快適な温度になる前に使用者が快適な温度の気流を浴びることができるとともに、空調装置を設置されていない居室にいる使用者にも、快適な温度の気流を送ることができる空調システムを提供するものである。
そして、本発明の空調システムは、室内より空気を吸い込んで温度調整を行う一つの空調装置と、複数の送風装置を備えた空調システムにおいて、前記送風装置は、室内より空気を吸い込んで送風する送風部と、前記送風部より送風される空気を前記室内に吹き出す循環吹出口と、前記空調装置により空調された空気を前記室内に吹き出す空調吹出口とを備え、前記循環吹出口は前記空調吹出口の周囲に設けられたものである。これにより所期の目的を達成するものである。
上記構成により、運転開始時から、空調吹出口から吹出される温度調整された空気と、循環吹出口から吹出される循環空気とを、混合して快適な温度範囲にしながら使用者に当てることができる。すなわち、空調空気を包むように循環空気を吹出すことによって、空調空気と循環空気との接触効率が高められて混合しやすくなるので、使用者に当たる気流の温度を快適な温度範囲内にすることができる。また、空調装置を設置されていない居室においては、居室に送風装置の循環吹出口と空調吹出口を設けることで、快適な温度の気流を使用者に送ることができる。結果として、運転開始後、室内全体が快適な温度になる前に使用者が快適な温度の気流を浴びることができるとともに、空調装置を設置されていない居室にいる使用者にも、快適な温度の気流を送ることができる空調システムを提供することができるものである。
本実施形態における空調システムが設置された居室を示す概略斜視図 同送風経路構成を模式的にしめす概略図 同天井裏に設置された吹出部を下方から見た概略図 同天井裏に設置された吹出部を側方から見た概略図 同吹出される気流を概念的に示す図 同循環吹出口を空調吹出口に周縁に設けた場合を示す、吹出部を下方から見た概略図 従来の構成を示す概略斜視図
本発明の請求項1にかかる空調システムは、室内より空気を吸い込んで温度調整を行う一つの空調装置と、複数の送風装置を備えた空調システムにおいて、前記送風装置は、室内より空気を吸い込んで送風する送風部と、前記送風部より送風される空気を前記室内に吹き出す循環吹出部と、前記空調装置により空調された空気を前記室内に吹き出す空調吹出口とを備え、前記循環吹出口は前記空調吹出口の周囲に設けられたものである。
これにより、運転開始時から、空調吹出口から吹出される温度調整された空気と、循環吹出口から吹出される循環空気とを混合して、室内全体が快適な温度になる前に、快適な温度の気流を使用者に当てることができる。すなわち、空調空気を包むように循環空気を吹出すことによって、空調空気と循環空気との接触効率が高められて混合しやすくなるので、室内全体が快適な温度になる前に、快適な温度となった空気を使用者が浴びることができるとともに、空調装置を設置されていない居室においては、居室に送風装置の循環吹出口と空調吹出口を設けることで、快適な温度の気流を使用者に送ることができる。
また、前記空調吹出口は長辺と短辺を有するスリット状に形成され、前記循環吹出口は前記空調吹出口の前記長辺側の両端に設けてもよい。
このようにすると、空調吹出口から同じ風量を吹出すのに風速が速く細長い気流を吹出すことができ、空調吹出口の長辺側に沿った幅広い範囲に対して送風することができる。そして、空調吹出口の長辺側の両端に循環吹出口を設けることで、空調吹出口から吹出される空調空気を循環空気で両側から挟むことができるので、空調空気と循環空気との接触効率をより高めることができ、使用者に当たる気流の温度をより早く快適な温度範囲内に調節することができる。
また、前記循環吹出口は長辺と短辺を有するスリット状に形成され、前記空調吹出口の長辺の長さを前記循環吹出口の長辺の長さと同一または前記循環吹出口の長辺より短くしてもよい。
このようにすると、循環空気が空調吹出口から吹出される空調空気の短辺側両端に回りこむように送風することができるので、空調空気を循環空気で包みこみやすくなり、空調空気と循環空気との接触効率をより高めることができる。
また、前記循環吹出口は、前記空調吹出口の周縁に設けた開口としてもよい。
このようにすると、空調空気に対し循環空気で全方位から包み込むことができるので、空調空気と循環空気との接触効率を高めることができ、使用者にあたる気流の温度をより早く快適な温度範囲内に変化することができる。
また、前記循環吹出口は、前記空調吹出口の周縁に環状に形成してもよい。
このようにすると、吹出される空調空気の周囲を流れる循環空気の風速や風量のムラが少なくなるので、使用者に当たる気流の温度をより早く快適な温度範囲内に変化させることができる。
また、前記空調吹出口と前記循環吹出口との距離は所定の距離よりも短くしてもよい。
このようにすると、空調空気と循環空気との接触が吹出されてからより早く行われるようにすることができるので、使用者に当たる気流の温度をより早く快適な温度範囲内に変化させることができる。
また、前記循環吹出口に風向変更手段を設けてもよい。
このようにすると、冬季等、使用者が直接空調空気に当たるのを望まない場合において、循環吹出口から吹出される気流の方向を使用者のいない方向、たとえば、窓の方向に向けて吹出すことで、空調吹出口から吹出される空調空気を、循環空気が向かう方向に沿って誘引することができる。結果として、空調空気を使用者に直接当てないようにすることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。また、全図面を通して、同一の部位については同一の符号を付して説明を省略している。さらに、本発明に直接には関係しない各部の詳細については重複を避けるために、各図面ごとの説明は省略している。
(実施の形態1)
図1は本実施の形態にかかる空調システム25が備えられた居室1を概略的に示した斜視図である。
空調システム25は、1つの空調装置7と、複数の送風装置24a、24bを備えている。
居室1は、二つの隣接した居室1aと居室1bを有している。送風装置24a、24bは、居室1aと居室1bに各々設けられている。送風装置24aは、居室1aから空気を吸い込んで送風する送風部2aを有し、送風部2aは、居室1aの天井裏に設けられている。送風部2aは、居室1aの天井に備えられた吸込部3aと吸込ダクト4aで通風可能に接続されている。また、送風装置24aは、送風部2aから送風される空気を居室1a内に吹出す吹出部5aを有し、吹出部5aは、居室1aの天井裏に設けられている。
送風部2aと吹出部5aとは、循環空気ダクト6aによって通風可能に接続されている。
居室1bに設けられた送風装置24bについても、送風装置24aと同様に、送風部2b、吸込部3b、吸込ダクト4b、吹出部5b、循環空気ダクト6bを備えている。
居室1aと居室1bより空気を吸い込んで温度調整を行う1つの空調装置7は、居室1aの天井裏に備えられている。空調装置7は、居室1a、居室1bのいずれに備えられていてもよい。送風部2aおよび送風部2bと空調装置7は、空調送風ダクト23aと空調送風ダクト23bより通風可能に連結されており、送風部2aおよび送風部2bから吹出される空気の一部は、空調装置7に送風されるようになっている。
空調装置7は、空調空気ダクト8aと空調空気ダクト8bによって吹出部5aと吹出部5bと通風可能に接続されている。空調装置7で温度調整された空調空気9は、吹出部5aと吹出部5bより居室1aと居室1b内に向けて吹出される。
また、図1で示していないが、送風装置24a、24bの吸込部3a、3bと吹出部5a、5bは必ずしも吸込部と吹出部がセットで各居室1a、1bに設ける必要はなく、吸込部3a、3bを居室以外の部屋に設けて、居室1a、1b内には吹出部5a、5bのみを設けることも可能である。この場合、吸込部3a、3bが居室以外の部屋から空気を吸込むので、吸込部3a、3bより発生する空気の吸込音を居室にいる使用者に感じさせにくくなることができる。
次に図2〜図5を参照しながら各部分の詳細構成について説明する。図2は送風経路構成を模式的に示した図である。各居室における送風経路構成は同様であるため、居室毎の構成説明を省略する。図2に示すように、送風装置24a、24bには、各居室に設けられた吸込部3a、3bから吸い込まれた空気が吹出部5a、5bに送風される吸込ダクト4a、4bおよび循環空気ダクト6a、6bと、吸込部3a、3bから吸い込まれた空気を空調装置7に送風される吸込ダクト4a、4bおよび空調送風ダクト23a、23bが設けられている。
吸込ダクト4a、4bと循環空気ダクト6a、6bの間には循環空気ダクト6a、6b側に向けて送風するための循環ファン12a、12bが備えられており、吸込ダクト4a、4bと空調送風ダクト23a、23bの間には、空調送風ダクト23a、23b側に向けて送風するための空調ファン13a、13bが備えられている。
循環ファン12a、12bと空調ファン13a、13bは、送風部2a、2bもしくは空調装置7に備えられた図示しない送風制御手段によって独自に動作・運転できるものであり、それぞれ送風する風量を自在に変更することができる。
空調装置7は、空調装置7を通過する空気の温度調整を行う空調手段14、例えば、ヒートポンプを使用した冷暖房システムを備えている。また、空調手段14は、居室1内および空調手段14通過後の空気の温度を計測する図示し空調装置ない温度センサーを備えている。
空調装置7は、図示しない通信手段により使用者より設定温度、設定風量の指示を受けるものである。空調装置7は、通信手段によって使用者から受けた指示に従い、送風量を送風制御手段に指示し、温度調整量を空調手段14に指示するものである。
空調手段14は、空調装置7に送風された空調空気9の温度調整を行い、居室1a、1b内の温度が使用者から指示された設定温度となるように温度調整するものである。例えば、本実施形態では、冷房時は、空調手段14通過後の温度を設定温度よりも5〜10℃低い温度に調整し、暖房時は、設定温度よりも5〜10℃高い温度に調整するものである。
次に、図3を参照しながら吹出部5の構成について説明する。各居室に設けられる吹出部5の構成は同様である。図3は、居室1の天井裏に設置された吹出部5を下方から見た概略図である。なお、図3〜図6は、aとbを分けずに図示する。吹出部5は、送風部2から送風される循環空気21を居室1内へ吹出すための開口である循環吹出口15と、空調装置7から送風される空調空気9を居室1内へ吹出すための開口である空調吹出口16を備えている。
空調吹出口16は、長辺と短辺を有するスリット状に形成されている。循環吹出口15は、空調吹出口16の長辺側の両端、すなわち、空調吹出口16を挟んだ両側に設けられている。空調吹出口16の長辺の長さは、循環吹出口15の長辺の長さより短く形成されている。また、空調吹出口16と循環吹出口15との距離、すなわち図3に示す距離17は、所定の距離、例えば、空調吹出口16の短辺の長さよりも短い距離に形成されている。なお、空調吹出口16の長辺の長さは、循環吹出口15の長辺と同一であってもよい。
図4は、天井裏に設置された吹出部5を側方から見た概略図である。吹き出される気流の方向を変更するための風向変更手段18が、循環吹出口15に設けられている。風向変更手段18は、例えば、平板状に形成されたフラップ18と、フラップ18の一辺を軸支し回動させる図示しない風向変更モータを備えたものである。フラップ18の回転角度を変更することで、例えば、使用者に向けて気流を当てたり、窓や壁面の方向に気流を向けたりすることができるものである。図4は、循環吹出口15に備えられた風向変更手段18が、吹き出される気流が使用者に当たるように設定された状態を示している。
次に、その動作について図2および図5を参照しながら説明する。図5は、本実施形態の送風装置から吹出される気流を概念的に示した図である。
使用者からの運転開始の指示が通信手段に伝わると、送風制御手段の指示に従って循環ファン12および空調ファン13の運転が開始される。循環ファン12の運転により吸込部3から吸い込まれた空気は、吸込ダクト4、送風部2、循環空気ダクト6へと連通する循環経路を通過して吹出部5へと送風される。一方、空調ファン13の運転によって吸込部3から吸い込まれた空気は、吸込ダクト4、送風部2、空調空気ダクト8、空調装置7へと連通する空調経路を通過する。本実施形態では空調空気9は空調手段14によって冷却される。空調手段14によって温度調整された空調空気は、空調空気ダクト8を介して吹出部5に送風される。
図5に示すように、吹出部5に送風された循環空気21および空調空気9は、それぞれ循環空気21は循環吹出口15から居室1内に吹き出され、空調空気9は空調吹出口16から居室1a内に吹き出される。
吹出部5から吹き出される気流は、循環吹出口15は空調吹出口16を挟んだ両側に設けられており、また、スリット状に形成されているため、細長い範囲に送風される気流である。そして、その気流は、空調空気9を循環空気21で包むような気流である。その向きは、風向変更手段18により使用者に当たる方向となっている。
吹出部5から吹き出された空調空気9および循環空気21は、吹出部5から離れるにつれて互いに混合した混合空気22となり、その温度は設定温度に近い快適な温度範囲内に変化する。結果として、使用者は室内全体が快適な温度になる前に、快適な温度の気流を浴びることができる。
つまり、一般的に冷房時には空調空気9の温度は居室1a全体をすばやく冷却するために設定温度よりも5〜10℃程度低い温度に設定されるが、本実施形態では、その空調空気9を居室1内の温度と同等の循環空気21と混合させるため、より設定温度に近い快適な温度範囲内の空気とすることができる。その設定温度に近い温度の気流を、居室1全体が快適な温度となる前に使用者に浴びさせることができるので、より早く快適性を向上できるのである。
さらに、空調空気9を循環空気21で包むようにして吹き出すことにより、空調空気9と循環空気21との接触効率を高めることができ、すばやく混合し快適な温度範囲内に変化させることができるのである。
また、空調吹出口16の長辺の長さを、循環吹出口15の長辺の長さよりも短くしているので、循環空気21が空調吹出口16から吹出される空調空気9の短辺側両端に回りこむように送風することができる。このようにすることで、空調空気9と循環空気21との接触効率を高めることができるので、より早く混合し、使用者が浴びる空気の温度をより早く快適な温度にすることができる。
また、空調吹出口16と循環吹出口15との距離を、空調吹出口16の短辺の長さよりも短い距離としているので、空調空気9と循環空気21との接触が吹出されてからより早く行われるようにすることができる。その結果、使用者が浴びる空気の温度をより早く快適な温度にすることができる。
また、冬季暖房時等、使用者が通信手段により風向変更を指示した場合、循環吹出口15に設けられた風向変更手段18が動作し、吹き出される風向が窓、壁面、または天井面に向かう方向となる。このようにすることで、空調吹出口16から吹出される空調空気9を、循環空気が向かう方向に沿って誘引することができる。つまり、循環吹出口15から吹き出される循環空気21が空調吹出口16から吹き出される空調空気9を包むように吹き出されるので、循環空気21と空調空気9が同じ方向に向かうのである。その結果、空調空気9を使用者に直接当てないようにすることができる。
また、吹出部5の循環吹出口15および空調吹出口16の形状を、図6に示すように、循環吹出口15を空調吹出口の周縁に設けた開口とし、循環吹出口15を空調吹出口16の周縁に環状に形成してもよい。すると、空調空気9に対し循環空気21で全方位から包み込むことができるので、空調空気9と循環空気21との接触効率を高めることができ、使用者にあたる気流の温度をより早く快適な温度範囲内に変化することができる。さらに、これにより吹出される空調空気9の周囲を流れる循環空気21の風速や風量のムラが少なくなるので、使用者に当たる気流の温度をより早く快適な温度範囲内に変化させることができる。
以上述べたようにして、使用者に快適な気流感を与えることができる空調システム25を提供するものである。
本発明に係る空調システムは、居室内の天井等に設置され、快適な温度の気流を浴びることができる各種空調送風機器等として有用である。
1,1a,1b 居室
2,2a,2b 送風部
3,3a,3b 吸込部
4,4a,4b 吸込ダクト
5,5a,5b 吹出部
6,6a,6b 循環空気ダクト
7 空調装置
8,8a,8b 空調空気ダクト
9,9a,9b 空調空気
12,12a,12b 循環ファン
13,13a,13b 空調ファン
14 空調手段
15,15a,15b 循環吹出口
16,16a,16b 空調吹出口
17 距離
18 風向変更手段(フラップ)
21,21a,21b 循環空気
22 混合空気
23,23a,23b 空調送風ダクト
101 構造体
102 吹出口
103 補助筐体
104 吹出口
105 風向変更板
106 風向変更板

Claims (7)

  1. 室内より空気を吸い込んで温度調整を行う一つの空調装置と、
    複数の送風装置を備えた空調システムにおいて、
    前記送風装置は、室内より空気を吸い込んで送風する送風部と、
    前記送風部より送風される空気を前記室内に吹き出す循環吹出口と、
    前記空調装置により空調された空気を前記室内に吹き出す空調吹出口とを備え、
    前記循環吹出口は前記空調吹出口の周囲に設けられた空調システム。
  2. 前記送風装置は、前記空調吹出口は長辺と短辺を有するスリット状に形成され、
    前記循環吹出口は前記空調吹出口の前記長辺側の両端に設けた、請求項1記載の空調システム。
  3. 前記送風装置は、前記循環吹出口は長辺と短辺を有するスリット状に形成され、
    前記空調吹出口の長辺の長さは、前記循環吹出口の長辺と同一または前記循環吹出口の長辺より短い、請求項2記載の空調システム。
  4. 前記送風装置は、前記循環吹出口は、前記空調吹出口の周縁に設けた開口である、請求項1記載の空調システム。
  5. 前記送風装置は、前記循環吹出口は、前記空調吹出口の周縁に環状に形成した、請求項4記載の空調システム。
  6. 前記送風装置は、前記空調吹出口と前記循環吹出口との距離は所定の距離よりも短くした、請求項2〜5のいずれかに記載の空調システム。
  7. 前記送風装置は、前記循環吹出口に風向変更手段を設けた、請求項2〜6のいずれかに記載の空調システム。
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