JP2018053390A - ポリエステル中空繊維 - Google Patents

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圭司 海法
Keiji Kaiho
圭司 海法
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雄介 木下
拓世 江▲崎▼
Takuyo Ezaki
拓世 江▲崎▼
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Abstract

【課題】本発明は、この嵩高性とハリコシを兼ね備えたポリエステル中空繊維を提供することを課題とする。
【解決手段】繊度が1〜4dtex、中空率が20〜40%であり、固有粘度が0.50〜0.65あるポリエステル繊維であって、該ポリエステル繊維を紡績して番手30S、ヨリ係数3.5の紡績糸とし、この紡績糸を製織し、タテ密度85本/インチ(2.54cm)、ヨコ密度70本/インチ(2.54cm)の平織物としたときの、KESで測定した曲げかたさが0.15〜0.30N・cm/cm・10−3であり、厚さが0.30mm以上であるポリエステル繊維。
【選択図】なし

Description

本発明は、風合いに優れ、かつ嵩高性による軽量感をもつポリエステル中空繊維に関するものである。
ポリエステル紡績糸にハリ・コシを付与する技術は、主として以下の2種類が挙げられる。
1つ目は原綿の正量繊度を太くする技術であり、繊維1本あたりの強度を上げることで硬さ風合いをもつ紡績糸が得られる。
2つ目は、ポリマーの粘度が高いものを使用することでハリ・コシを有するポリエステルを得ることができる。
一方の紡績糸の嵩高性を得るための技術として、主として以下の2種類が挙げられる。
1つ目は、紡績糸を収縮させることで、紡績糸に膨らみをもたせて嵩高性を付与する技術である。
本技術によって得られる紡績糸は、通常布帛にしてから熱処理をして嵩高にするため、組織の拘束を受けて嵩高になりにくいという問題があった。また、布帛にする前に熱処理するものにあっては嵩高糸にしてから製織するので製織性の点で問題があった。
2つ目は、中空繊維を用いることで見かけ繊度の低下により嵩高性を出すものである。
特許文献1では、繊度が1〜4デニール、中空率が10〜40%のステープルを用いる例が記載されており、嵩高性を有する紡績糸の製法が記載されている。
特許文献2では、単繊維繊度が0.1〜8.0デニール、繊維横断面中空率が40〜85%の中空ポリエステル繊維に関する記載がある。また特許文献3にはの(010)面の結晶サイズが4nm以上の高中空ポリエステル繊維を得る技術が記載されている。
特開平5−230731号公報 特開平8−260274号公報 特開平10−292222号公報
特許文献1記載のステープルではハリ・コシを十分に付与することができなかった。
また、特許文献2、3記載の共重合ポリエステル中空短繊維をそのまま用いてもハリ・コシを十分に付与することができなかった。また風合いも満足できるものではなかった。
本発明は、この嵩高性とハリコシを兼ね備えたポリエステル中空繊維を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明は、下記の構成を採用する。
(1)繊度が1〜4dtex、中空率が20〜40%であり、固有粘度が0.50〜0.65あるポリエステル繊維であって、該ポリエステル繊維を紡績して番手30S、ヨリ係数3.5の紡績糸とし、この紡績糸を製織し、タテ密度85本/インチ(2.54cm)、ヨコ密度70本/インチ(2.54cm)の平織物としたときの、KESで測定した曲げかたさが0.15〜0.30gf・cm/cmであり、厚さが0.30mm以上であるポリエステル繊維。
(2)捲縮数が8〜20山/25mm、捲縮度が10〜25%、である上記ポリエステル繊維。
(3)ポリエステルを紡糸口金から吐出し、紡糸口金から5〜80mmの位置より、風速20〜70m/分、風温15〜35℃の冷却風を口金面から吐出した紡出糸に吹きあてて、600〜1500m/分の速度で引き取った未延伸糸を、2〜5倍で延伸することを特徴とする上記ポリエステル繊維の製造方法。
本発明のポリエステル繊維は、嵩高性とハリコシを兼ね備えた製品に展開することができ、紡績用途ではシャツやニット、デニム生地等に好適に適用することができる。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明のポリエステル繊維を構成するポリマーはポリエステル系であれば特に限定しないが、ポリエチレンテレフタレートが好ましく用いられる。ポリエチレンテレフタレートは、テレフタル酸を主たる酸成分とし、エチレングリコールを主たるグリコール成分として得られるポリエステルであり、ホモポリマーであってもよいが、90モル%以上がエチレンテレフタレートの繰り返し単位からなっており、10モル%以下の割合で他のエステル結合を形成可能な共重合成分を含む共重合体であってよい。共重合可能な化合物としては、酸成分として、例えば、イソフタル酸、シクロヘキサンジカルボン酸、アジピン酸、ダイマ酸およびセバシン酸などのジカルボン酸類が挙げられ、一方グリコール成分として、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノール、ポリエチレングリコールおよびポリプロピレングリコールなどを挙げることができる。
防透けや艶消しなどの機能を付与するために、無機粒子を添加しても構わない。無機粒子としては、シリカゾル、シリカ、アルキルコートシリカ、アルミナゾル酸化チタンおよび炭酸カルシウムなどが挙げられるが、ポリエステル中に添加した際に化学的に安定していればよく、特に化学的安定性、対凝集性およびコストの面から、二酸化チタンが好ましく用いられる。無機粒子の濃度は、目標とする機能に応じて調整して構わないが、ポリエステル繊維質量に対して0.01〜20.0質量%が好ましく、0.05〜5.0質量%であれば製糸操業性や高次加工性、繊維のコスト面からより好ましい。
本発明のポリエステル繊維の繊度は1〜4dtexである。1dtex未満の場合には、嵩高性が乏しくなり、製糸工程や高次加工の際にも操業性の点で問題がある。4dtexを超えると軽量感が損なわれる。繊度は2.0〜3.5dtexが好ましい。
本発明のポリエステル繊維の中空率は20〜40%で、好ましくは15〜35%である。中空率は嵩高を出すとともに軽量にするために必要であるが、20%未満になると軽量に乏しくなり、40%を超えると中空部が変形、破裂しやすくなり好ましくない。
中空率の測定方法を示す。光学顕微鏡で繊維断面を500倍で撮影する。その撮影した繊維断面を白紙に印刷する。そして、この印刷した繊維の外周に沿ってハサミで切り取る(n=20)。そしてこの20枚合計の重さを量り、その質量をAとする。次にこの切り取った20枚について、中空部分をハサミで切り取り、同様に重さを量り、その質量をBとする。中空率はB/A×100(%)とする。
本発明のポリエステル繊維を構成するポリエステルの固有粘度は0.50〜0.65である。原綿のハリ・コシを良好にするため、加えて原綿の中空率を保持するためには前述の固有粘度の範囲にすることが好ましい。固有粘度が0.50未満になると、製糸工程において中空率を20%以上とすることが困難であり、製糸操業性も悪いものとなる。他方の0.65を超えると、製糸性に劣り、更にかたくなりすぎるため衣料用に適したハリ・コシ感が得られず好ましくない。
本発明のポリエステル繊維の強度および伸度は特に限定しないが、強度は2〜7cN/dtex、伸度は20〜60%程度であれば、高次加工性に優れ、紡績糸や不織布にした際にも物性面で加工しやすいものが得られる。
また、本発明のポリエステル繊維は、このポリエステル繊維を紡績して番手30S、ヨリ係数3.5の紡績糸とし、この紡績糸を製織し、タテ密度85本/インチ(2.54cm)、ヨコ密度70本/インチ(2.54cm)の平織物としたときの、KESで測定した曲げかたさが0.15〜0.30N・cm/cm・10−3であり、厚さが0.30mm以上である。好ましくは曲げかたさが0.20〜0.28N・cm/cm・10−3、厚さが0.32mm以上である。
曲げかたさが0.15N・cm/cm・10−3を下回ると、本発明の目的であるハリ・コシを有した生地を得ることができない。一方、0.30N・cm/cm・10−3を上回ると、生地がかたくなりすぎて衣料用に適さないものになる。厚さの好ましい上限は衣料用としての着心地の点から0.5mm以下程度である。
なお、ここでいう番手は英国式番手であり、ヨリ係数は番手の平方根で1インチ(2.54cm)あたりのヨリ数を除した値により決定される値である。また、タテ密度、ヨコ密度は1インチ(2.54cm)あたりの紡績糸の本数により決定される値である。さらにKESで測定した曲げかたさおよび厚みは後述の方法により決定される値である。
上記本発明のポリエステル繊維の製造方法は、本発明のポリエステル繊維が得られる限り、特に制限はないが、ポリエステルを紡糸口金から吐出し、紡糸口金から5〜80mmの位置より、風速20〜70m/分、風温15〜35℃の冷却風を口金面から吐出した紡出糸に吹きあてて、600〜1500m/分の速度で引き取った未延伸糸を、2〜5倍で延伸することにより製造することができる。
溶融紡糸の際の溶融温度は、生産性を考えると220〜280℃とすることが好ましい。溶融方法としては、プレッシャーメルター法およびエクストルーダー法が挙げられ、いずれの方法でも問題はないが、均一溶融と滞留防止の観点からエクストルーダーによる溶融方法を採用することが好ましい。溶融ポリマーは配管を通り、計量された後、口金パックへと流入される。この際、熱劣化を抑えるために、配管通過時間は30分以下であることが好ましい。パックへ流入された溶融ポリマーは紡糸口金より吐出される。この際のポリマー温度は、250〜280℃が適当である。
この時の紡糸口金は、中空繊維が得られるようなスリットのものを使用する必要があり、円弧状のスリットを1孔あたり2〜6個配置させて円を形成したものを使用するとよい。
また、紡糸口金から5〜80mmの位置より、風速20〜70m/分、風温15〜35℃の冷却風を口金面から吐出したポリマーに吹きあてて、600〜1500m/分の速度で未延伸糸を引き取る。冷却風を口金面から吐出下ポリマーに吹きあてる条件や未延伸糸の引取り条件が本発明に記載した範囲外になると、目標とする中空率のものが得られず、加えて固有粘度0.50〜0.65のポリエステル繊維を紡糸することができない。
紡糸した未延伸糸を延伸する工程では、未延伸糸を30〜200ktexに束ねて、2〜5倍で蒸気下もしくは熱水中で延伸する。その後目標とする物性に応じて、緊張熱処理を行って強度、伸度、収縮率を調整する。そしてクリンパーを用いて捲縮付与をする。
捲縮特性は、本発明で規定する範囲を満たし、かつ、高次加工性で問題にならなければ特に限定しないが、捲縮数は5〜25山/25mm、捲縮度は5〜30%であることが好ましい。捲縮が高すぎると、絡合性が高くなりすぎて、カード工程においてネップが発生したり、ウェッブや紡績糸の均一性を欠くことがある。
こうして得られたポリエステル繊維は、中空潰れもなく、均一で高品質のものが得られ、高次加工性にも優れたものとなる。また生産性にも優れるため、衣料や不織布の汎用品を高品質にすることが可能となる。
かくして得られる本発明のポリエステル繊維は、これを用いて紡績糸とすることが可能である。
また、この紡績糸から得られた布帛は、嵩高性とハリコシを兼ね備えた織編物などの製品に展開することができる。紡績用途ではシャツやニット、デニム生地等に好適に適用することができる。
次に、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。以下の実施例で用いる特性は、次のようにして測定したものである。
厚みおよびKESで測定した曲げかたさを測定するため、平織物を作製した。方法は、測定すべきポリエステル短繊維を紡績して、番手30S、ヨリ係数3.5の紡績糸とした後、タテ密度85本/インチ(2.54cm)、ヨコ密度70本/インチ(2.54cm)で、エアジェット織機を用いて平織物を得て、20cm×20cmをサンプルとして切り出した。
(1)厚み
得られた織物の厚さを測定する。厚さの測定方法はノギスを用いて、織物の各辺の3箇所を測定して、その平均を算出した。
(2)KESで測定した曲げかたさ
ハリ・コシ感
得られた織物の曲げかたさを測定する。測定機器としてKES−FB2(カトーテック社製)を用いた。測定方法として1回目測定後、2回目は1回目から生地を右方向に90°向きを変えて測定し、合計2回の平均値とする。
(3)触感評価
加えて、6人の被験者に織物を触ってもらい、次の基準に従って点数評価を行った後に平均点を算出し、Aを合格とした。
3点:ハリ・コシ感がある
2点:ハリ・コシ感が弱い
1点:ハリ・コシ感がない
A:3.0〜2.6点
B:2.5〜2.1点
C:2.0〜1.6点
D:1.5〜0.0点
(4)固有粘度
固有粘度の測定方法は、ポリマーもしくは、原綿を溶媒である純度98%以上のo−クロロフェノールに溶解して検体溶液を作製する(検体2gに対して溶媒25cc)。25℃の温度における検体溶液の粘度と、同一温度における溶媒のみの粘度を、オストワルド粘度計を用いて測定し、落下秒数から算出して求めた。
(実施例1)
IV0.54のポリエチレンテレフタレートポリマーを使用し、これを溶融温度280℃で溶融し、ギアポンプによる計量を行い、280℃の温度で口金に流入し紡糸した。紡糸繊維の断面形状は中空断面であり、紡糸された糸条を1300m/分の速度で引き取りながら、冷却装置を用いて冷却した。このとき、紡糸口金から10mmの位置より風速55m/分、風温25℃の条件で冷却風を当てた。その後、オイリングローラーを用いて非イオン系の工程油剤を0.1質量%付与し、フリーローラーを経て収束0.1%ガイドで他の紡糸錘と36本合糸した後に、缶内へ振り落とし収納することにより、未延伸糸を得た。未延伸糸が収納された缶を30缶採取し、採取した缶を並べて30本の未延伸糸を引き揃えながら、90℃の温度の温水浴に導き、延伸倍率3.2倍で延伸した延伸糸をクリンパーへ導き機械捲縮を付与して捲縮トウを得た。得られた捲縮トウを乾燥後、仕上げ油剤を0.2質量%付与し、回転式のカッターにより切断しポリエステル短繊維を得た。得られたポリエステルを前述の方法で織物を作成して、厚さ、曲げかたさの測定、および6人の被験者による触感評価を行った。結果を表1に示す。
(実施例2、3)
IVを0.57のポリエチレンテレフタレートポリマーを使用し、実施例1と同様にしてポリエステル短繊維を得て、厚さおよび曲げかたさを測定し、ハリ・コシ感を評価した。結果を表1に示す。
(実施例4、5)
IVを0.65のポリエチレンテレフタレートポリマーを使用し、実施例1と同様にしてポリエステル短繊維を得て、厚さおよび曲げかたさを測定し、ハリ・コシ感を評価した。結果を表1に示す。
(比較例1)
IVを0.65のポリエチレンテレフタレートポリマーを使用し、中空率を13%となるようにした以外は、実施例1と同様にしてポリエステル短繊維を得て、厚さおよび曲げかたさを測定した。結果を表1に示す。
(比較例2)
IVを0.65のポリエチレンテレフタレートポリマーを使用し、中実糸とした以外は実施例1と同様にしてポリエステル短繊維を得て、厚さおよび曲げかたさを測定、ハリ・コシ感を評価した。結果を表1に示す。
(比較例3)
IVを0.65のポリエチレンテレフタレートポリマーを使用し、捲縮数と捲縮度を変更した以外は実施例1と同様にしてポリエステル短繊維を得て、厚さおよび曲げかたさを測定し、ハリ・コシ感を評価した。結果を表1に示す。
(比較例4)
IVを0.48のポリエチレンテレフタレートポリマーを使用した以外は実施例1と同様にしてポリエステル短繊維を得て、厚さおよび曲げかたさを測定し、ハリ・コシ感を評価した。結果を表1に示す。
(比較例5)
IVを0.75のポリエチレンテレフタレートポリマーを使用した以外は実施例1と同様にしてポリエステル短繊維を得て、厚さおよび曲げかたさを測定し、ハリ・コシ感を評価した。結果を表1に示すが、ハリ・コシ感が高すぎるため、衣料用生地に不向きなものであった。
(比較例6)
IVを0.65のポリエチレンテレフタレートポリマーを使用し、紡糸の冷却工程において冷却開始位置を100mmとした以外は実施例1と同様にしてポリエステル短繊維を得て、厚さおよび曲げかたさを測定し、ハリ・コシ感を評価した。結果を表1に示す。
(比較例7)
IV0.65のポリエチレンテレフタレートポリマーを使用し、紡糸の冷却工程において冷却風温度を50℃とした以外は実施例1と同様にしてポリエステル短繊維を得て、厚さおよび曲げかたさを測定し、ハリ・コシ感を評価した。結果を表1に示す。
Figure 2018053390

Claims (5)

  1. 繊度が1〜4dtex、中空率が20〜40%であり、固有粘度が0.50〜0.65あるポリエステル繊維であって、該ポリエステル繊維を紡績して番手30S、ヨリ係数3.5の紡績糸とし、この紡績糸を製織し、タテ密度85本/インチ(2.54cm)、ヨコ密度70本/インチ(2.54cm)の平織物としたときの、KESで測定した曲げかたさが0.15〜0.30N・cm/cm・10−3であり、厚さが0.30mm以上であるポリエステル繊維。
  2. 捲縮数が8〜20山/25mm、捲縮度が10〜25%、である請求項1記載のポリエステル繊維。
  3. ポリエステルを紡糸口金から吐出し、紡糸口金から5〜80mmの位置より、風速20〜70m/分、風温15〜35℃の冷却風を口金面から吐出した紡出糸に吹きあてて、600〜1500m/分の速度で引き取った未延伸糸を、2〜5倍で延伸することを特徴とする請求項1または2記載のポリエステル繊維の製造方法。
  4. 請求項1または2記載のポリエステル繊維を含む紡績糸。
  5. 請求項4記載の紡績糸を含む布帛。
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