JP2018051700A - シート貼合装置 - Google Patents
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Abstract
Description
なお、本実施形態に係るシート貼合装置1は、住宅等の建築物における室内側の壁や天井に防湿シートを貼るための装置である。
まず、図1乃至図6を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係るシート貼合装置1について説明する。
具体的には、棒部材30の端部に設けられた取付部30Bにおいて、ローラー10は棒部材30に対し中心軸周りに回転可能に取り付けられている。
また、タッカー20は、棒部材30の取付部30Cに取り付けられた支持部材32を介して棒部材30に対し固定されている。
そして、本実施形態では、支持部材32はL字状の部材であり、棒部材30の延出方向と、タッカー20からの固定針の打込み方向とが同じ方向(図1では上側)を向いている。
また、棒部材30には、ローラー10及びタッカー20が取り付けられる側の端部とは反対側の端部において、作業者により把持される把持部30Aが設けられる。
また、棒部材30には、ギア2と噛み合うギア3が取付部30Dを中心軸として回転可能に取り付けられている。
また、棒部材30における把持部30Aと取付部30Bとの間の中間部には、左右の棒部材30を連結する連結部材31が設けられる。このように、連結部材31を設けることにより、棒部材30の剛性を強化し、シート貼合装置1による作業の安定性を向上させている。
上記機構によれば、打込部23Bが下方に下がっている場合には、弾性体25により固定針27が右側に押し込まれて、最右端の固定針27が開口部20Bの下方の位置に移動することとなる。
その結果、ギア22に取り付けられたピニオン21が時計回りに回転して、ピニオン21の第1部分21Aがラック部23Aと対向する位置となる。そして、ピニオン21の第1部分21Aがラック部23Aと噛み合うようになると、ピニオン21の回転に伴って可動部23を下側に移動させる。
ここで、ピニオン21が時計回りの回転を継続し、ピニオン21の第2部分21Bとラック部23Aとが対向する位置となると、ピニオン21とラック部23Aとの噛合が解消される。これにより、弾性体24の圧縮が開放されて、弾性体24の復元力により可動部23が上方に向けて押し出される。
この結果、図4に示されるように、可動部23の打込部23Bが、上部にある固定針27を上方に強く押し出して、開口部20Bから固定針27を防湿シートS及び天井Cに打ち込むことができる。
まず、図5に示すように、作業者Uは、シート貼合装置1の棒部材30の下端(把持部30A)を把持し、天井Cの端に、ローラー10に巻き付いた防湿シートSの端部を合わせる。なお、天井Cの端に貼り合わせる防湿シートSの端部については、両面テープやシート貼合装置1とは別体のタッカーにより天井Cに留めることとしてもよい。
作業者Uは、棒部材30を鉛直方向に立てて保持し、タッカー20による固定針27の打込み方向が天井Cに垂直となるようにする。
これにより、シート貼合装置1のローラー10からは天井Cに沿って防湿シートSが引き出されると共に、シート貼合装置1のタッカー20は、ローラー10の回転に連動するピニオン21の一定の回転数毎に天井Cに向けて固定針27を打ち込むこととなる。これにより、天井Cには防湿シートSが貼り付けられる。
次に、図7乃至図9を参照しながら、本発明の第2の実施形態に係るシート貼合装置1について説明する。図2乃至図4では、ローラー10から防湿シートSが天井Cに沿って引き出され、天井Cに向けて固定針を打ち込むこととする。
なお、弾性体25、仕切部26、固定針27、支持板28に基づく固定針27の収容、送り出し機構は第1の実施形態のタッカー20と同様であるため説明を省略する。
図7は、可動部125が最上位置にある場合を示しており、この場合には、カム123の段差部123Aと、可動部125の段差部125Bとが対向する位置にあり、段差部123Aの凹みに、段差部125Bの角が嵌った状態となっている。
次に、ギア121と噛み合うギア122が反時計回りに回転し、その結果、ギア122に取り付けられたカム123が反時計回りに回転して、段差部125Bと当接するカム123の外周の位置が徐々に変化する。すなわち、カム123と段差部125Bが当接する外周の径が徐々に大きくなることで、可動部125が下向きに徐々に押し下げられることとなる。
一方で、当接部124は、カム123の上部と当接しているため、カム123により位置が規制されており、可動部125と当接部124の距離が徐々に近接することとなる。すなわち、カム123の回転に伴い、可動部125が下に移動し、それにより可動部125と当接部124の距離が縮まって弾性体126が圧縮される。
ここでギア122が反時計回りの回転を継続し、カム123の径が最大の部分と段差部125Bとの当接が外れると、弾性体126の圧縮が開放されて、弾性体126の復元力により可動部125が上方に向けて押し出される。
この結果、図9に示されるように、可動部125の打込部125Aが、上部にある固定針27を上方に強く押し出して、開口部120Bから固定針27を防湿シートS及び天井Cに打ち込むことができる。
なお、第2の実施形態に係るシート貼合装置1についても第1の実施形態に係るシート貼合装置1と使用方法は同一であり、使用方法の説明については省略する。
本発明の代表的な態様は以下の通りである。
上記のシート貼合装置によれば、被貼合体に沿ってシートを巻回したローラーを回転させることで、タッカーが被貼合体とシートに対して固定針を打ち込むことができる。これにより、シートを被貼合体に貼る作業の負荷を軽減できる。
こうすることで、棒部材を把持してシートの貼合作業を行うことができる。これにより、作業者と離れた箇所にシートを貼る作業が容易となる。
こうすることで、天井面にシートを貼る作業が容易となる。
こうすることで、簡単な機構により、ローラーの回転力を利用してタッカーの固定針をシートに打込むことができる。
こうすることで、簡単な機構により、ローラーの回転力を利用してタッカーの固定針をシートに打込むことができる。
S 防湿シート
U 作業者
1 シート貼合装置
2 ギア
3 ギア
10 ローラー
20 タッカー
20A ケース
20B 開口部
21 ピニオン
21A 第1部分
21B 第2部分
22 ギア
23 可動部
23A ラック部
23B 打込部
24 弾性体(バネ)
25 弾性体(バネ)
26 仕切部
27 固定針
28 支持板
30 棒部材
30A 把持部
30B 取付部
30C 取付部
30D 取付部
31 連結部材
32 支持部材
120 タッカー
120A ケース
120B 開口部
121 ギア
122 ギア
123 カム
123A 段差部
124 当接部
125 可動部
125A 打込部
125B 段差部
126 弾性体(バネ)
Claims (5)
- シートを被貼合体に貼合するためのシート貼合装置であって、
前記シートが巻回されたローラーと、
前記ローラーの回転に応じて前記被貼合体に沿って引き出された前記シートに固定針を打ち込むタッカーと、を備え、
前記タッカーは、
前記ローラーの回転に連動して回転する回転部と、
前記回転部の回転運動を変換した直線運動により移動する可動部と、
前記可動部と連結し、前記可動部の移動に応じて圧縮される弾性体と、
前記回転部の一定の回転数毎に、圧縮した状態から開放される前記弾性体の復元力を用いて、前記シートに前記固定針を打ち込む打込部と、を備えることを特徴とするシート貼合装置。 - 一端が作業者により把持され、他端に前記ローラーと前記タッカーとが取り付けられた一対の棒部材を備えることを特徴とする請求項1に記載のシート貼合装置。
- 前記棒部材の延出方向と、前記打込部による前記固定針の打ち込み方向とが同じ向きであることを特徴とする請求項2に記載のシート貼合装置。
- 前記回転部は、歯を設けた第1部分と、歯を設けない第2部分を有するピニオンであり、
前記可動部は、前記ピニオンの前記第1部分と噛み合うラックであり、
前記弾性体は、前記ピニオンの回転に応じて前記第2部分と前記ラックが対向した際に、前記ピニオンと前記ラックの噛み合いが解消されることにより圧縮した状態から開放され、
前記打込部は、前記可動部の端部に設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のシート貼合装置。 - 前記タッカーは、前記回転部と共に回転し、最小の径と最大の径とが非連続的に接続されたカムを備え、
前記可動部は、前記カムと当接し、前記カムの当接位置に応じて移動し、
前記弾性体は、前記カムと前記可動部とが前記最大の径で当接した状態から、前記最小の径で当接した状態に瞬時に切り替わることにより圧縮した状態から開放され、
前記打込部は、前記可動部の端部に設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のシート貼合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016191830A JP6730900B2 (ja) | 2016-09-29 | 2016-09-29 | シート貼合装置 |
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-
2016
- 2016-09-29 JP JP2016191830A patent/JP6730900B2/ja active Active
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