JP2018051629A - 接合用共振器又は接合用受け治具 - Google Patents

接合用共振器又は接合用受け治具 Download PDF

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Abstract

【課題】接合対象体を押し付ける先端部の形状に工夫を凝らし、金属箔を保護部材で保護することなく、超音波振動又は音波振動で金属箔の接合が可能な接合用共振器又は接合用受け治具の提供。【解決手段】共振器1及び受け治具のうちの一方の接合対象体を押し付ける先端部8が蒲鉾形又は半球形のように外面に角張ったシャープエッジの存在しない突起部11又は21として構成され、接合時において、突起部11又は21が重ね合わされた金属箔を強引に押さえ込むのではなく共振器1からの横方向の振動で重ね合わされた金属箔を横方向に薄く伸ばしながら金属箔の原子を横方向に移動させながら伸びた体積分の金属量を曲面に沿って円滑に外へ排出し重ね合わされた金属箔を破壊することなく、接合対象体として重ね合わされた金属箔を用いても、接合時に金属箔に破壊が発生しなくなるので、金属箔を保護部材で保護する工程が不要になる。【選択図】図1

Description

本発明は、接合用共振器の接合対象体を押し付ける先端部の形状又は接合用受け治具の接合対象体を押し付ける先端部の形状に工夫を凝らし、少なくとも、前記先端部から金属箔を保護部材で保護することなく、超音波振動又は音波振動で金属箔の接合が可能な接合用共振器又は接合用受け治具に関する。
図21及び22を用いて、非特許文献1で開示された金属接合について説明する。図21に示した金属接合は、複数の重ね合わされた金属部材51からなる接合対象体52を共振器53とアンビル54とで加重しながら共振器53で横方向の超音波振動を接合対象体52に与えることで、複数の重ね合わされた金属部材51同士の境界面において摩擦が発生し、この摩擦熱による加熱から金属原子の運動が盛んになり、拡散による金属原子の移動が発生し、金属原子相互間に発生する引力で金属原子相互間が結び付き、複数の重ね合わされた金属部材51同士が接合する。共振器53の金属部材51を押し付ける先端部55及びアンビル54の金属部材51を押し付ける先端部56は、図22に示したように、共振器53又はアンビル54の側から突出する方向に徐々に細くなる角錐形又は截頭角錐形の突起部として構成され、図21に示した接合対象体52をグリップするようなっている。
近年、リチウムイオン電池等にあっては、金属箔の1枚ずつの厚みが薄くなり、金属箔の接合枚数が多くなる傾向にある。このように金属箔の厚みが薄くかつ接合枚数が多くなると、接合中において、前記角錐形又は截頭角錐形の突起部からなる先端部55及び56が金属箔に刺さるに連れて先端部55及び56における隣接する面同士の交差するエッジに角が立ち、金属箔に破壊が発生することがあった。
前記角錐形又は截頭角錐形になった突起部からなる先端部55及び56による金属箔の破壊を防止することから、特許文献1の段落[0027]から段落[0030]及び図5で開示された金属箔を超音波振動で接合する発明を利用することが考えられる。
図23を用いて、特許文献1の段落[0027]から段落[0030]及び図5で開示された発明を利用して、複数の金属箔61を超音波振動で接合する場合について説明する。図23に示したように、複数の重ね合わされた金属箔61を金属板からなる保護部材62及び63で上下より挟み、保護部材62及63を共振器53の先端部55とアンビル54の先端部56とで上下より挟み、共振器53で金属箔61と保護部材62及63とに加重及び超音波振動をかけ、先端部55及び56が保護部材62及63並びに金属箔61を破壊することなく金属箔61と保護部材62及63とを互いに超音波振動で接合する。
しかしならが、図23に示した金属接合は、複数の重ね合わされた金属箔61を保護部材62及63で保護する工程が増加するので、にわかに採用しがたい。
WO2014/24802号公報
超音波金属接合の原理(技術説明)コスモシステム株式会社、[平成28年9月7日検索、インターネット<URL:http://www.cosmo-stm.com/usmetal/about-us-metal-welding.html>]
本発明は、上記背景技術に鑑みてなされたものであり、接合用共振器の接合対象体を押
し付ける先端部の形状又は接合用受け治具の接合対象体を押し付ける先端部の形状に工夫
を凝らし、少なくとも、前記先端部から金属箔を保護部材で保護することなく、超音波振
動又は音波振動で金属箔の接合が可能な接合用共振器又は接合用受け治具の提供を目的と
する。
本発明は、超音波振動又は音波振動を利用して接合対象体を接合する場合に用いられる
接合用共振器又は接合用受け治具であって、前記接合用共振器の接合対象体を押し付ける
先端部又は前記接合用受け治具の接合対象体を押し付ける先端部が外面に角張ったシャープエッジの存在しない突起部として構成されたことを特徴とする。
本発明は、接合用共振器の接合対象体を押し付ける先端部又は接合用受け治具の接合対象体を押し付ける先端部が外面に角張ったシャープエッジの存在しない突起部として構成されたことにより、接合対象体として複数の重ね合わされた金属箔を用いても、前記先端部が接合時に金属箔を破壊しないので、前記先端部から金属箔を保護部材で保護することなく、複数の重ね合わされた金属箔を超音波振動又は音波振動で接合することができる効果を奏する。又、本発明において、前記突起部の共振器の側における根元部が外側から共振器の側に窪む凹弧状面部になっていれば、前記突起部の根元部にクラックが入ることがなく、接合の仕上りを前記根元部の凹弧状面部の反映された綺麗な形に見せることができる。
発明を実施するための形態に係る接合用共振器を示した斜視図。 発明を実施するための形態に係る接合用共振器の半球形の突起部を示し、A図は底面図、B図はA図のB−B線断面図、C図はA図のC−C線断面図。 発明を実施するための形態に係る接合用共振器の半球形の突起部と周辺突部とを示し、A図は底面図、B図はA図のB−B線断面図、C図はA図のC−C線断面図。 発明を実施するための形態に係る接合用共振器の半球形の突起部の図2と異なる構造を示し、A図は底面図、B図はA図のB−B線断面図、C図はA図のC−C線断面図。 発明を実施するための形態に係る接合用共振器の半球形の突起部と周辺突部とにおける図3と異なる構造を示し、A図は底面図、B図はA図のB−B線断面図、C図はA図のC−C線断面図。 発明を実施するための形態に係る接合用共振器の半球形の突起部と周辺突部とにおける図5と異なる構造を示し、A図は底面図、B図はA図のB−B線断面図、C図はA図のC−C線断面図。 発明を実施するための形態に係る接合用共振器の半球形の突起部の周囲における切断された周辺突部を下から見た底面図。 発明を実施するための形態に係る接合用共振器の蒲鉾形の突起部を示し、A図は底面図、B図はA図のB−B線断面図、C図はA図のC−C線断面図。 発明を実施するための形態に係る接合用共振器の蒲鉾形の突起部と周辺突部とを示し、A図は底面図、B図はA図のB−B線断面図、C図はA図のC−C線断面図。 発明を実施するための形態に係る接合用共振器の蒲鉾形の突起部の図8と異なる構造を示し、A図は底面図、B図はA図のB−B線断面図、C図はA図のC−C線断面図。 発明を実施するための形態に係る接合用共振器の蒲鉾形の突起部と周辺突部とにおける図9と異なる構造を示し、A図は底面図、B図はA図のB−B線断面図、C図はA図のC−C線断面図。 発明を実施するための形態に係る接合用共振器の蒲鉾形の突起部と周辺突部とにおける図11と異なる構造を示し、A図は底面図、B図はA図のB−B線断面図、C図はA図のC−C線断面図。 発明を実施するための形態に係る接合装置を示した正面図。 発明を実施するための形態に係る箔積層体に対する接合の態様を示した摸式図。 発明を実施するための形態に係る箔積層体に対する接合の態様を示した摸式図。 発明を実施するための形態に係る箔積層体に対する接合の態様を示した摸式図。 発明を実施するための形態に係る箔積層体に対する接合の態様を示した摸式図。 発明を実施するための形態に係る箔積層体に対する接合の態様を示した摸式図。 発明を実施するための形態に係る箔積層体に対する接合の態様を示した摸式図。 発明を実施するための形態に係る箔積層体に対する接合の態様を示した摸式図。 非特許文献1で開示された金属接合を示した模式図。 従来の共振器及びアンビルの接合対象体を押し付ける先端部としての截頭角錐形の突起部を示した斜視図。 特許文献1で開示された発明を利用した金属接合を示した模式図。
図1を用いて、発明を実施するための形態に係る接合用共振器1の構造について説明する。以下、接合用共振器1を共振器1と表現する。図1に示した共振器1は、超音波振動又は音波振動を利用して接合対象体を接合するものであって、共振器1の接合対象体を押し付ける先端部8が図2に示した外面に角張ったシャープエッジの存在しない半球形の突起部11又は図8に示した外面に角張ったシャープエッジの存在しない蒲鉾形の突起部21又は図2に示した半球形の突起部11と図8に示した蒲鉾形の突起部21との混在した態様として構成されたことより、接合対象体として複数の重ね合わされた金属箔を用いても、先端部8が接合時に金属箔を破壊しないので、複数の重ね合わされた金属箔を保護部材で保護する工程が不要になる。先端部8の個数は、1個又は複数のどちらかでよい。先端部8が複数の場合、それぞれの先端部8が異なる大きさ又は同じ大きさでもよい。
共振器1は、接合目的に応じて、アルミ合金又はチタン合金又は鉄合金等から構成され、共振主体部2と支持部3と接合ツール部4とを備える。接合ツール部4のワーク側の面5は、接合時に接合対象体に対向する面となり、接合ツール部4の縦方向に延びる中心線に直交する横方向の平面を構成する。ワーク側の面5には、先端部8が図2に示した半球形の突起部11又は図8に示した蒲鉾形の突起部21又は図2に示した半球形の突起部11と図8に示した蒲鉾形の突起部21との混在した態様として設けられる。接合対象体は、図13に示した接合対象体41と同義語である。金属箔は、図14から20に示した金属箔42と同義語である。尚、共振器1としては、接合ツール部4から横方向の両側に支持部3を備えた両支持タイプを図示したが、接合ツール部4から横方向の片側に支持部を備えた片支持タイプでもよい。しかしながら、共振器1としては、片支持タイプよりも両支持タイプの方が、接合ツール部4で接合対象体に加重を掛けたときに、接合対象体への加重の偏りがない。
図1に戻り、ワーク側の面5並びに突起部11又は21が矢印6で示した横方向に最大の振動振幅で振動する最大振動振幅点を構成するように、接合ツール部4の共振主体部2の外面から突出した寸法は設定される。共振主体部2における横方向の一端から他端までの長さ7は、振動子38(図13参照)から伝達された超音波振動又は音波振動の共振周波数の少なくとも半波長の長さを有すればよいが、1波長の長さになったものを例示した。共振主体部2は、丸棒状であってもよいが、角棒状になったものを例示した。共振主体部2の長さ方向の両端部及び中央部には、最大振動振幅点が位置する。
共振主体部2の長さ方向の中央部おける最大振動振幅点の位置には、接合ツール部4が共振主体部2の外面から下側に突出して設けられる。接合ツール部4の共振主体部2の外面からの突出寸法が少ない場合は、接合ツール部4が共振主体部2の外面から上側又は前側又は後側の少なくとも1つの側にも突出して設けられてもよい。
共振主体部2の長さ方向の中央部と両端部との間における最小振動振幅点の位置には、支持部3が共振主体部2の外面から外側に突出して設けられる。最小振動振幅点は、ノーダルポイントとも称される。支持部3が共振主体部2の外面から外側に突出する態様は、特許第4564548号公報の段落[0013]及び図2を参照すれば、明確になる。
共振主体部2が丸棒状の場合、支持部3は共振主体部2を円周方向に囲む態様であってもよい。支持部3が共振主体部2を円周方向に囲む態様は、特許第2911394号公報の図5または図18を参照すれば、明確になる。
共振主体部2は、構造は複雑になるが、接合ツール部4を有する中央部と支持部3を有する両端部とを無頭ねじ又はねじ棒のような連結具で同軸状に連結した構造でもよい。
共振主体部2の接合ツール部4を有する中央部がホーンと表現され、共振主体部2の支持部3を有する両端部がブースタと表現される。
接合ツール部4は、共振主体部2に一体に設けられた構造でも、共振主体部2と別体になったものを無頭ねじ又はねじ棒のような連結具で共振主体部2に連結した構造でもよい。接合ツール部4が共振主体部2に連結される構造の場合、無頭ねじ又はねじ棒のような連結具を使用することなく、共振主体部2に接合ツール部4をろう付け材のような接合剤で結合させてもよい。接合ツール部4の全体形状としては、丸棒状、角棒状等の形が適用可能である。
図2を用いて、発明を実施するための形態に係る共振器1の先端部8として構成された半球形の突起部11について説明する。図2のA図に示したように、突起部11を底面より見た場合における突起部11の形状は、円形に限定されるものではなく、楕円形でもよい。図2のB図及びC図に示したように、突起部11の外面は、凸弧状面部12として構成される。凸弧状面部12は、突起部11の外面の縦方向に延びる中心線を中心とし、ワーク側の面5に平行な水平面内において突起部を一周する態様で、共振器1の側から突起部11の外面の中心部の側に行くに従って滑らかな凸状の円弧を描き、ワーク側の面5に到達する。即ち、突起部11の外面は、凸弧状面部12により、角張ったシャープエッジが存在しない、共振器1の側から外側に突出した凸状の円弧面を構成する。凸弧状面部12における凸状の円弧面を描く中心部の上下方向の位置は、ワーク側の面5と同じ位置又は異なる位置のどちらの位置でもよい。図2のB図及びC図に示したように、突起部11における共振器1の側の根元部は、突起部11の凸弧状面部12になった外面がワーク側の面5に到達した構造になっている。
図3を用いて、発明を実施するための形態に係る共振器1の先端部8として構成された半球形の突起部11の周囲における周辺突部13について説明する。図3に示した発明を実施するための形態としては、突起部11の凸弧状面部12と周辺突部13の凸弧状面部14とがワーク側の面5に到達した構造を例示した。
図3のA図に示したように、周辺突部13は、半球形の突起部11の周囲に突起部11から間隔をあけて共振器1に設けられる。図3のB図及びC図に示したように、周辺突部13の外面は、凸弧状面部14として構成される。凸弧状面部14は、周辺突部13の外面の縦方向に延びる中心線を中心とし、ワーク側の面5に直交な水平面内において周辺突部13を一周する態様で、共振器1の側から周辺突部13の外面の中心部の側に行くに従って滑らかな凸状の円弧を描き、ワーク側の面5に到達する。即ち、周辺突部13の外面は、凸弧状面部14により、角張ったシャープエッジが存在しない、共振器1の側から外側に突出した凸状の円弧面を構成する。周辺突部13は、1個の突起部11を中心とした1個の環状に限定されるものはなく複数の環状でもよい。凸弧状面部14における凸状の円弧面を描く中心部の上下方向の位置は、ワーク側の面5と同じ位置又は異なる位置のどちらの位置でもよい。周辺突部13のワーク側の面5から下方に突出した寸法は、突起部11のワーク側の面5から下方に突出した寸法よりも小さくなっている。
図4を用いて、発明を実施するための形態に係る共振器1の先端部8として構成された半球形の突起部11における共振器1の側の根元部の図2と異なる形状について説明する。図4のB図及びC図に示したように、突起部11の根元部は、凹弧状面部15として構成される。凹弧状面部15は、突起部11の側からワーク側の面5に行くに従って滑らかな凹状の円弧を描き、凸弧状面部12とワーク側の面5とに外接する。即ち、突起部11の根元部は、凹弧状面部15により、角張ったシャープエッジの存在しない、外側から共振器1の側に窪んだ凹状の円弧面を構成する。よって、突起部11の根元部には、接合時の超音波振動又は音波振動に起因するクラックが発生しない。
図5を用いて、発明を実施するための形態に係る共振器1の半球形の突起部11と周辺突部13とにおける共振器1側の根元部が図3と異なる構造について説明する。図5に示した発明を実施するための形態としては、凸弧状面部14がワーク側の面5に到達し、凹弧状面部15が凸弧状面部12とワーク側の面5とに外接した構造になっている。
図6を用いて、発明を実施するための形態に係る共振器1に設けられた周辺突部13における共振器1の側の根元部について説明する。図6のB図及びC図に示したように、周辺突部13の根元部は、凹弧状面部16として構成される。凹弧状面部16は、周辺突部13の側からワーク側の面5に行くに従って滑らかな凹状の円弧を描き、凸弧状面部14とワーク側の面5とに外接し、かつ、凸弧状面部14と凹弧状面部15又はワーク側の面5とに外接する。即ち、周辺突部13の根元部は、凹弧状面部16により、角張ったシャープエッジの存在しない、外側から共振器1の側に窪んだ凹状の円弧面を構成する。よって、周辺突部13の根元部には、接合時の超音波振動又は音波振動に起因するクラックが発生しない。
図7を用いて、発明を実施するための形態に係る共振器1に設けられた周辺突部13について説明する。図3と5及び6のA図に示した周辺突部13が連続して突起部11を1周する環状になっているのに対し、図7に示した周辺突部13が一箇所又は複数箇所に設けられた切れ目17で分断されている。周辺突部13における切れ目17の側の端部は、図8のA図及びB図に示した凸弧状面部22に相当する凸弧状面部として構成される。又、周辺突部13の切れ目17の側の端部における共振器1の側の根元部は、図8のB図に示した凸弧状面部22に相当する凸弧状面部がワーク側の面5に到達した構造又は図10に示した凹弧状面部26に相当する凹弧状面部として構成される。
図8を用いて、発明を実施するための形態に係る共振器1の先端部8として構成された蒲鉾形の突起部21について説明する。図8のA図に示したように、突起部21を底面より見た場合に、突起部21の長手方向における両端部の外面は、凸弧状面部22として構成される。凸弧状面部22は、突起部21の外面の長手方向に延びる中心線を中心とし、ワーク側の面5に平行な水平面内において突起部21を半周する態様で、突起部21の外面の長手方向に延びる中心線の側から突起部21の外面の長手方向に延びる中心線と直交する方向の両側に行くに従って滑らかな凸状の円弧を描き、突起部21の短手方向の両端部に外接する。突起部21は、図2のA図に示した複数の半球形の突起部11が1本の直線に沿って平行移動して1列に繋がった態様である。突起部21を底面より見た場合における突起部21の形状は、図8のA図に示した長円形に限定されるものではなく、楕円形でもよい。
図8のB図に示したように、凸弧状面部22は、突起部21の外面の縦方向に延びる中心線を中心とし、ワーク側の面5に直交な垂直平面内において突起部21を1/4周する態様で、ワーク側の面5から突起部21の外面の中心部の側に行くに従って滑らかな凸状の円弧を描き、突起部21の短手方向の外面としての凸弧状面部23と段差なく滑らかに連続し、ワーク側の面5に到達する。即ち、突起部21の長手方向における両端部の外面は、図8のB図に示した凸弧状面部22により、角張ったシャープエッジの存在しない、共振器1の側から外側に突出した凸状の円弧面を構成する。凸弧状面部22における凸状の円弧面を描く中心部の上下方向の位置は、ワーク側の面5と同じ位置又は異なる位置のどちらの位置でもよい。
図8のC図に示したように、突起部21の短手方向の外面は、凸弧状面部23として構成される。凸弧状面部23は、突起部21の外面の縦方向に延びる中心線を中心とし、ワーク側の面5に直交な垂直面内において突起部21を半周する態様で、ワーク側の面5から突起部21の外面の中心部の側に行くに従って滑らかな凸状の円弧を描き、ワーク側の面5に到達する。即ち、突起部21の外面は、図8のB図に示した凸弧状面部22及び図8のC図に示した凸弧状面部23が互いに段差なく滑らかに連続したことにより、角張ったシャープエッジの存在しない、共振器1の側から外側に突出した凸状の円弧面を構成する。
図9を用いて、発明を実施するための形態に係る共振器1の先端部8として構成された蒲鉾形の突起部21の周囲における周辺突部24について説明する。図9に示した発明を実施するための形態としては、突起部21の凸弧状面部22および23と周辺突部24の凸弧状面部25とがワーク側の面5に到達した構造を例示した。
図9のA図に示したように、周辺突部24は、蒲鉾形の突起部21の周囲に突起部21から間隔をあけて共振器1に設けられる。図9のB図及びC図に示したように、周辺突部24のワーク側の面5から下方に突出した寸法は、突起部21のワーク側の面5から下方に突出した寸法よりも小さくなっている。周辺突部24の外面は、凸弧状面部25として構成される。凸弧状面部25は、周辺突部24の外面の縦方向に延びる中心線を中心とし、ワーク側の面5に直交な水平面内において周辺突部24を一周する態様で、共振器1の側から周辺突部24の外面の中心部の側に行くに従って滑らかな凸状の円弧を描き、ワーク側の面5に到達する。即ち、周辺突部24の外面は、凸弧状面部25により、共振器1の側から外側に突出した角張ったシャープエッジの存在しない凸状の円弧面を構成する。周辺突部24は、1個の突起部21を中心とした1個の環状に限定されるものはなく複数の環状でもよい。凸弧状面部25における凸状の円弧面を描く中心部の上下方向の位置は、ワーク側の面5と同じ位置又は異なる位置のどちらの位置でもよい。
図10を用いて、発明を実施するための形態に係る共振器1の先端部8として構成された蒲鉾形の突起部21における共振器1の側の根元部の図8と異なる形状について説明する。図10のB図に示したように、突起部21の長手方向の側の根元部は、凹弧状面部26として構成される。凹弧状面部26は、突起部21の側からワーク側の面5に行くに従って滑らかな凹状の円弧を描き、凸弧状面部22とワーク側の面5とに外接する。即ち、突起部11の根元部は、凹弧状面部26により、角張ったシャープエッジの存在しない、外側から共振器1の側に窪んだ凹状の円弧面を構成する。
図10のC図に示したように、突起部21の短手方向の根元部は、凹弧状面部27として構成される。凹弧状面部27は、突起部21の側からワーク側の面5に行くに従って滑らかな凹状の円弧を描き、凸弧状面部22とワーク側の面5とに外接する。即ち、突起部21の根元部は、図10のB図に示した凹弧状面部26及び図10のC図に示した凹弧状面部27が互いに滑らかに連続したことにより、角張ったシャープエッジの存在しない、共振器1の側から外側に突出した凸状の円弧面を構成する。よって、突起部11の根元部には、接合時の超音波振動又は音波振動に起因するクラックが発生しない。
図11を用いて、発明を実施するための形態に係る共振器1の蒲鉾形の突起部21と周辺突部24とにおける共振器1側の根元部が図9と異なる構造について説明する。図11のB図に示したように、凸弧状面部25がワーク側の面5に到達し、凹弧状面部26が凸弧状面部23とワーク側の面5とに外接し、図11のC図に示したように、凹弧状面部27が凸弧状面部23とワーク側の面5とに外接した構造になっている。
図12を用いて、発明を実施するための形態に係る共振器1に設けられた周辺突部24における共振器1の側の根元部について説明する。図12のB図に示したように、周辺突部24の長手方向の根元部は、凹弧状面部28として構成される。凹弧状面部28は、周辺突部24の側からワーク側の面5に行くに従って滑らかな凹状の円弧を描き、凸弧状面部25とワーク側の面5とに外接し、かつ、凸弧状面部25と凹弧状面部26又は突起部21と周辺突部24との間のワーク側の面5とに外接する。
図12のC図に示したように、周辺突部24の短手方向の根元部は、凹弧状面部29として構成される。凹弧状面部29は、周辺突部24の側からワーク側の面5に行くに従って滑らかな凹状の円弧を描き、凸弧状面部25とワーク側の面5とに外接し、かつ、凸弧状面部25と凹弧状面部27又は突起部21と周辺突部24との間のワーク側の面5とに外接する。即ち、周辺突部24の根元部は、図12のB図に示した凹弧状面部28及び図12のC図に示した凹弧状面部29により、角張ったシャープエッジの存在しない、外側から共振器1の側に窪んだ凹状の円弧面を構成する。よって、周辺突部24の根元部には、接合時の超音波振動又は音波振動に起因するクラックが発生しない。
図示は省略したが、図7の周辺突部13を図9と11及び12に示した周辺突部24と読み替えることにより、図9と11及び12の周辺突部24を図7の切れ目17で分断しても同様に適用可能である。
図13を用いて、発明を実施するための形態に係る超音波振動又は音波振動を利用する接合装置31について説明する。図13に示した接合装置31は、装置躯体32の上部に加圧機構33を備え、加圧機構33の出力部材34に保持具35を備える。保持具35は、前後及び下方に貫通する空間部36の左右方向としての横方向の両側に、保持部37を備える。保持具35には、共振器1の長さ方向が矢印6で示した横方向に向けられ、共振器1の支持部3以外の部分が保持具35に接触しないように空間部36と保持具35の外とに配置され、支持部3が保持部37に支持され、共振器1が保持具35に設置される。これにより、振動子38を一端部に有する共振器1が昇降可能な保持具35に水平状で両側支持に装着される。
共振器1の横方向の一端部には振動子38の出力端部39が無頭ねじ又はねじ棒のような連結具で同軸状に連結され、共振器1は振動子38から伝達された音波振動又は超音波振動に共振する。装置躯体32の下部には、アンビルとしての受け治具40が、接合ツール部4の真下に位置して設けられる。
図13に示した接合装置31で接合対象体41を接合する場合には、共振器1の先端部8と受け治具40との間に接合対象体41の挿入可能な空間を形成し、共振器1の先端部8と受け治具40とが互いに縦方向で対向した状態において、接合対象体41が受け治具40の上に搭載される。次に、加圧機構33が駆動し、出力部材34が下降するのに伴って、接合対象体41が共振器1の先端部8と受け治具40とで上下から挟まれて加圧され、共振器1が振動子38から伝達された音波振動又は超音波振動に共振し、共振器1の先端部8が矢印6で示した横方向に振動し、接合対象体41の接合対象部位が先端部8からの加圧と振動エネルギーとを受けて接合される。その後、加圧機構33が駆動し、出力部材34が上昇するのに伴って、先端部8が接合対象体41から離れ、接合対象体41が受け治具40の上に残される。そして、接合対象体41が受け治具40から取り出され、接合対象体41に対する1回の接合動作が終了する。
図13に示した接合装置31に用いた接合対象体41としては、熱可塑性合成樹脂からなる複数の合成樹脂部材を重ね合せた樹脂間接合の構成、同種又は異種の複数の金属部材を重ね合せた金属間接合の構成、同種又は異種の複数の金属部材の上方及び下方の一方又は両方にレジンパッドを重ね合せた異材料間接合の構成、金属部材とセラミック部材とを重ね合せた異材料間接合の構成、金属部材とセラミック部材と重ね合わせた上方及び下方の一方又は両方にレジンパッドを重ね合せた異材料間接合の構成、金属部材と合成樹脂部材とを重ね合わせた異材料間接合の構成、金属部材と合成樹脂部材とを重ね合わせた上方及び下方の一方又は両方にレジンパッドを重ね合せた異材料間接合の構成等を用いることが可能であることが確認できた。
特に、接合対象体41として複数のアルミニウム又は銅等からなる金属箔が重ね合わされたものであっても、共振器1の金属箔を押し付ける先端部8が図2に示した半球形の突起部11又は図7に示した蒲鉾形の突起部21又は図2に示した半球形の突起部11と図7に示した蒲鉾形の突起部21との混在した態様として設けられたので、先端部8が接合時に金属箔を破壊しない。金属箔として、厚み10μmの銅箔を60枚重ね合わせて図13に示した接合装置31で接合したところ、又は、厚み20μmのアルミニウム箔を60枚重ねあわせて図13に示した接合装置31で接合したところ、銅箔及びアルミニウム箔に破壊が発生しなくことが確認できた。
共振器1における接合ツール部4を有する中央部と支持部3を有する両端部との間に、又は、共振器1と接合ツール部4との間に、共振器1と振動子38の出力端部39との間に、図示のされていない中間ブースタを無頭ねじ又はねじ棒からなる連結具により横方向に同軸状態に一体に結合しても良い。中間ブースタは、共振器1の振幅を調整するためのものである。中間ブースタの倍率(形状)を変えることで、共振器1の振幅を大きくも小さくもすることができる。中間ブースタを使用しない場合は、共振器1の振幅は、振動子38の振幅と同じ、つまり、1倍である。但し、1倍の中間ブースタを使用する場合もある。
接合装置31としては、特許第2911395号公報で開示された共振器を縦置き状態に配置した接合装置でも適用可能である。
図示は省略したが、受け治具40の接合対象体41を押し付ける先端部に対し、図2から12に示した突起部11又は21、突起部11及び21の混在した態様、周辺突部13又は24を備えた態様を用いてもよい。尚、図13において、保持具35を出力部材34から取り外し、受け治具40を装置躯体32から取り外し、先端部6が上に向くように前記取り外した保持具35を装置躯体32の下部に設置し、受け治具40の先端部が下に向くように前記取り外した受け治具40を出力部材34に取り付けるというように、受け治具40を装置躯体32の上部に設け、共振器1及び保持具35を装置躯体32の下部に設けて接合対象体41を接合してもよい。
図14から20を用いて、複数の重ね合わされた金属箔42からなる箔積層体43に対する接合の幾つかの態様について説明する。
図14では、図2に示した突起部11及び凸弧状面部12を備えた共振器1を例示し、突起部11の箔積層体43に対する接合を完了した位置が浅く、突起部11及び凸弧状面部12が金属箔42を強引に押さえ込むのではなく、共振器1からの矢印6で示した横方向の振動で金属箔42を横方向に薄く伸ばしながら、つまり、金属箔42の原子を横方向に移動させながら伸びた体積分の金属量を凸弧状面部12による曲面に沿って円滑に外へ排出し、金属箔42に破壊が発生しなくなる。このように、金属箔42の原子が円滑に動くことで、複数の重ね合わされた金属箔42同士がインゴット接合又は拡散接合となる。
図15では、図4に示した突起部11と凸弧状面部12及び凹弧状面部15を備えた共振器1を例示し、突起部11の箔積層体43に対する接合を完了した位置が図14よりも深く、突起部11と凸弧状面部12及び凹弧状面部15が金属箔42を破壊することなく金属箔42に深く押し込まれ、金属箔42同士がインゴット接合又は拡散接合となる一方、凹弧状面部15が金属箔42を押さえ込み、接合の仕上りが凹弧状面部15の反映した形で綺麗に見せることができる。
図16では、図6に示した突起部11と凸弧状面部12と周辺突部13と凸弧状面部14及び凹弧状面部15並びに16を備えた共振器1を例示し、突起部11の箔積層体43に対する接合を完了した位置が図15よりも深く、突起部11と凸弧状面部12と周辺突部13と凸弧状面部14及び凹弧状面部15並びに16が金属箔42を破壊することなく金属箔42に深く押し込まれ、金属箔42同士がインゴット接合又は拡散接合となる一方、凹弧状面部15及び16が金属箔42を押さえ込み、接合の仕上りが凹弧状面部15及び16の反映した形で綺麗に見せることができる。つまり、突起部11及び周辺突部13の協同で金属箔42を破壊することなく押さえかつ接合することができる。
図17では、図2に示した突起部11及び凸弧状面部12を備えた共振器1、金属板からなる保護部材44、角錐形又は截頭角錐形の突起部からなる先端部45を備えた受け治具40を例示し、保護部材44が先端部45の上に載せられ、箔積層体43が保護部材44の上に載せられ、突起部11と先端部45が箔積層体43及び保護部材44を上下より挟み、共振器1で箔積層体43と保護部材44とに加重をかけて超音波振動又は音波振動をかけ、凸弧状面部12及び先端部45が保護部材44並びに金属箔42を破壊することなく金属箔42と保護部材44とを互いに超音波振動又は音波振動で接合する。保護部材44が合成樹脂板からなる場合は、金属箔42と保護部材44とが互いに接合しない。
図17では、図2に示した突起部11及び凸弧状面部12を備えた共振器1、1組の箔積層体43、金属板からなる保護部材44、角錐形又は截頭角錐形の突起部からなる先端部45を備えた受け治具40を例示し、突起部11及び先端部45が箔積層体43と箔積層体43に重ね合わされた保護部材44とを上下より挟み、共振器1で箔積層体43と保護部材44とに加重及び超音波振動又は音波振動をかけ、凸弧状面部12及び先端部45が金属箔42及び保護部材44を破壊することなく金属箔42と保護部材44とを互いに超音波振動又は音波振動で接合する。保護部材44が合成樹脂板からなる場合は、金属箔42と保護部材44とが互いに接合しない。
図18では、図2に示した突起部11及び凸弧状面部12を備えた共振器1、1組の箔積層体43、図2に示した突起部11に相当する突起部46及び図2に示した凸弧状面部12に相当する凸弧状面部47を備えた受け治具40を例示し、突起部11及び46が箔積層体43を上下より挟み、共振器1で箔積層体43に加重及び超音波振動又は音波振動をかけ、凸弧状面部12及び47が金属箔42を破壊することなく金属箔42を互いに超音波振動又は音波振動で接合する。
図19では、角錐形又は截頭角錐形の突起部からなる先端部48を備えた共振器1、1組の箔積層体43、金属板からなる保護部材44、突起部46及び凸弧状面部47を備えた受け治具40を例示し、突起部46及び先端部48が箔積層体43と箔積層体43に重ね合わされた保護部材44とを上下より挟み、共振器1で箔積層体43と保護部材44とに加重及び超音波振動又は音波振動をかけ、凸弧状面部47及び先端部48が金属箔42及び保護部材44を破壊することなく金属箔42と保護部材44とを互いに超音波振動又は音波振動で接合する。保護部材44が合成樹脂板からなる場合は、金属箔42と保護部材44とが互いに接合しない。
図20では、図2に示した突起部11及び凸弧状面部12を備えた共振器1、突起部46及び凸弧状面部47を備えた受け治具40、2組の箔積層体43、金属部材49を例示し、突起部11及び46が板状の金属部材49を間に挟んだ2組の箔積層体43を上下より挟み、共振器1で箔積層体43と保護部材44とに加重及び超音波振動又は音波振動をかけ、凸弧状面部12及び47が2組の箔積層体43を破壊することなく金属箔42と金属部材49とを互いに超音波振動又は音波振動で接合する。
1 共振器
2 共振主体部
3 支持部
4 接合ツール部
5 ワーク側の面
6 横方向を示した矢印
7 共振器3の横方向の一端から他端までの長さ
8 共振器3の接合対象体を押し付ける先端部
11 半球形の突起部
12 突起部11の凸弧状面部
13 突起部11の周囲に設けられた周辺突部
14 周辺突部13の外面としての凸弧状面部
15 突起部11の根元部としての凹弧状面部
16 周辺突部13の根元部としての凹弧状面部
17 周辺突部13を分断する切れ目
21 蒲鉾形の突起部
22 突起部21の長手方向の両端部の外面としての凸弧状面部
23 突起部21の短手方向の外面としての凸弧状面部
24 突起部21の周囲に設けられた周辺突部
25 周辺突部24の外面としての凸弧状面部
26 突起部21の長手方向の両端部の根元部としての凹弧状面部
27 突起部21の短手方向の両端部の根元部としての凹弧状面部
28 周辺突部24の長手方向の根元部としての凹弧状面部
29 周辺突部24の短手方向の根元部としての凹弧状面部
31 接合装置
32 装置躯体
33 加圧機構
34 加圧機構33の出力部材
35 保持具
36 保持具35の空間部
37 保持具35の保持部
38 振動子
39 振動子38の出力端部
40 受け治具
41 接合対象体
42 金属箔
43 金属箔43の重ね合わされた箔積層体
44 保護部材
45 受け治具40の角錐形又は截頭角錐形の突起部からなる先端部
46 受け治具40の突起部
47 突起部46の外面としての凸弧状面部
48 共振器1の角錐形又は截頭角錐形の突起部からなる先端部
49 金属部材

Claims (2)

  1. 超音波振動又は音波振動を利用して接合対象体を接合する接合用共振器又は接合用受け治具であって、前記接合用共振器の接合対象体を押し付ける先端部又は接合用受け治具の接合対象体を押し付ける先端部が外面に角張ったシャープエッジの存在しない突起部として構成されたことを特徴とする接合用共振器。
  2. 前記突起部の共振器の側における根元部が外側から共振器の側に窪む凹弧状面部になったことを特徴とする請求項1記載の接合用共振器又は接合用受け治具。
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