JP2018051448A - イオン交換装置および陰イオン検出装置 - Google Patents
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Abstract
Description
しかし、従来のイオン交換装置は、低濃度のアンモニアの除去は可能であったが、高濃度のアンモニアを含む循環水の陽イオンを充分に除去することが困難であり、海水のリークを電気伝導率により正確に検知することも難しかった。
[1]被処理液が流入流出する陽極室と、水が流入流出する陰極室と、
前記陽極室と陰極室とを仕切る陽イオン交換膜と、
前記陽極室に配置された陽極と、前記陰極室に配置された陰極と、
前記陽極室および前記陰極室の両方に充填された陽イオン交換体と、
前記陽極室の圧力を前記陰極室の圧力よりも高くする圧力調整手段と
を備えた、イオン交換装置。
[2]前記圧力調整手段が、前記陽極室から流出する被処理液に背圧を付与する手段を含む、[1]に記載のイオン交換装置。
[3]前記陽極室の圧力と前記陰極室の圧力の差[陽極室の圧力−陰極室の圧力]が、0.05〜0.2MPaである、[1]または[2]に記載のイオン交換装置。
[4]陽イオン交換体が、粒状の陽イオン交換樹脂、または陽イオン交換樹脂を含む多孔質体である、[1]〜[3]のいずれか一項に記載のイオン交換装置。
[5]下記式(I)から求めた陽極室の陽イオン交換体の充填率および下記式(II)から求めた陰極室の陽イオン交換体の充填率が、各々60〜90体積%であり、かつ、陰極室の陽イオン交換体の充填率に対する陽極室の陽イオン交換体の充填率の比率が0.8〜1.25である[1]〜[4]のいずれか一項に記載のイオン交換装置。
陽極室の陽イオン交換体の充填率=陽極室に充填された陽イオン交換体の膨潤状態での体積/陽極室の容積×100 ・・・(I)
陰極室の陽イオン交換体の充填率=陰極室に充填された陽イオン交換体の膨潤状態での体積/陰極室の容積×100 ・・・(II)
[6][1]〜[5]のいずれか一項に記載のイオン交換装置と、
前記イオン交換装置の前記陽極室から排出された被処理液の電気伝導率または比抵抗を測定する測定器と
を備えた、陰イオン検出装置。
[7]さらに、前記電気伝導率または比抵抗を測定する測定器の上流側に、
前記イオン交換装置の前記陽極室から排出された被処理液中の陽イオンを除去するカチオン樹脂筒を備えた、[6]に記載の陰イオン検出装置。
以下、図1に沿って本発明の第1実施形態に係る陰イオン検出装置2について説明する。
本実施形態の陰イオン検出装置2は、イオン交換装置の本体部1、配管L11〜L16、弁V11〜V15、電気伝導率計70、圧力計71、72、フローメーター73、74、温度スイッチ75、フィルタ76、カチオン樹脂筒78、および制御装置80とから概略構成されている。なお、弁V11〜V15の内、弁V12は安全弁であり、他はニードルストップバルブである。
本実施形態の陰イオン検出装置2の内、電気伝導率計70およびカチオン樹脂筒78を除く部分が、本実施形態におけるイオン交換装置である。
配管L13は、本体部1の陽極室出口17aから排水口に至る配管である。配管L13には、上流側から順に、温度スイッチ75、弁V13、カチオン樹脂筒78、電気伝導率計70が設けられている。
配管L15は、本体部1の陰極室出口18aから水を排出する配管である。配管L15は、合流点P12において排水口に至る配管L16に合流している。配管L16の上流端には、ベントBが設けられている。
図2および図3は、本体部1の一例を示す断面図である。本体部1は、内部に空間10を有する箱状の室枠20と;室枠20の空間10内に室枠20の内壁に接して対向配置された陽極31および陰極32と;周縁が室枠20に固定された状態で、陽極31および陰極32に対向するようにこれらの間に配置され、室枠20の空間10を陽極31側の第1の空間11および陰極32側の第2の空間12に仕切る陽イオン交換膜40と;第1の空間11を陽極前室13、陽極31を含む陽極室15、および陽極後室17に仕切る2枚の陽極室フィルタ51と;第2の空間12を陰極前室14、陰極32を含む陰極室16、および陰極後室18に仕切る2枚の陰極室フィルタ52と;陽極室15に充填された第1の陽イオン交換体61と;陰極室16に充填された第2の陽イオン交換体62とを備える。
室枠20は、陽極室15を含む第1の空間11となる凹部が形成された第1の室枠部材21と;陰極室16を含む第2の空間12となる凹部が形成された第2の室枠部材22と;第1の室枠部材21の陽イオン交換膜40と接する面に設けられた枠状の第1のシール材23と;第2の室枠部材22の陽イオン交換膜40と接する面に設けられた枠状の第2のシール材24と;陽イオン交換膜40を第1のシール材23および第2のシール材24で挟むように、かつ凹部同士が向き合うように重ね合わされた第1の室枠部材21および第2の室枠部材22を挟むように配置された第1のステンレス鋼板25および第2のステンレス鋼板26と;第1のステンレス鋼板25、第1の室枠部材21、第1のシール材23、陽イオン交換膜40、第2のシール材24、第2の室枠部材22および第2のステンレス鋼板26を貫通した状態で締結された複数組のボルト27およびナット28とを備える。
第2の室枠部材22には、陰極前室14に水(以下陰極室に流入流出する水を「陰極水」という場合がある。)を供給する陰極室入口14aと;陰極後室18から排水を排出する陰極室出口18aとが形成されている。
第1のステンレス鋼板25には、陽極室入口13aおよび陽極室出口17aをそれぞれ通すための複数の貫通孔が形成されている。
第2のステンレス鋼板26には、陰極室入口14aおよび陰極室出口18aをそれぞれ通すための複数の貫通孔が形成されている。
第1のシール材23および第2のシール材24としては、公知のシール材、例えば、ゴムパッキン等が挙げられる。
陽極31および陰極32の面積は、イオン交換に必要とされる電極間の電流密度(電極の単位面積あたりの電流)に応じて適宜設定される。通常の電流密度は、例えば、3〜11mA/cm2程度である。
陽極31と陰極32との距離は、イオン交換に必要とされる電極間の電位勾配(電極間の単位距離あたりの印加電圧)に応じて適宜設定される。通常の電位勾配は、例えば、4〜20V/cm程度である。
陰極32としては、公知のイオン交換装置の陰極、例えば、ステンレス鋼板等が挙げられる。
陽イオン交換膜40は、陽イオン交換樹脂を膜状にしたものである。
陽イオン交換樹脂としては、公知の陽イオン交換樹脂、例えば、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体にスルホン酸基を導入したもの等が挙げられる。
陽イオン交換膜40と電極(陽極31または陰極32)との距離は、特に限定されないが、例えば、1〜3mmである。陽イオン交換膜40と電極との距離が1mm以上であれば、試料水および陰極水の流路を充分に確保できる。また、陽イオン交換膜40と電極とが接触しにくい。陽イオン交換膜40と電極との距離が3mm以下であれば、陽極31と陰極32との間に電流を流しやすく、印加電圧を低くできる。
陽極室フィルタ51および陰極室フィルタ52(以下、まとめてフィルタとも記す。)は、第1の陽イオン交換体61または第2の陽イオン交換体62(以下、まとめて陽イオン交換体とも記す。)の流失を防ぐとともに、陽極室15や陰極室16における試料水や陰極水の流れを均一化するものである。
フィルタとしては、試料水や陰極水を通し、陽イオン交換体を通さないものであればよい。該フィルタとしては、例えば、不織布、網、多孔質体等が挙げられる。
陽イオン交換体は、陽イオン交換樹脂を含む成形体である。
陽イオン交換体としては、試料水や陰極水の流れを妨げない点から、粒状の陽イオン交換樹脂、または陽イオン交換樹脂を含む多孔質体が好ましい。
陽イオン交換樹脂を含む多孔質体としては、連続気泡を有する板状またはブロック状の多孔質体、陽イオン交換樹脂の繊維を集積した多孔質体、粒状の陽イオン交換樹脂をバインダ樹脂で結着させた多孔質体等が挙げられる。
陽極室の陽イオン交換体の充填率=陽極室に充填された陽イオン交換体の膨潤状態での体積/陽極室の容積×100 ・・・(I)
陰極室の陽イオン交換体の充填率=陰極室に充填された陽イオン交換体の膨潤状態での体積/陰極室の容積×100 ・・・(II)
各々の陽イオン交換体の充填率が前記範囲の下限値以上であれば、陽イオンを陽極室15から陰極室16によりスムーズに移動させることができる。各々の陽イオン交換体の充填率が前記範囲の上限値以下であれば、試料水や陰極水の流路を充分に確保できる。
また、陰極室の陽イオン交換体の充填率に対する陽極室の陽イオン交換体の充填率の比率は0.8〜1.25であることが好ましく、同じであることがより好ましい。
電気伝導率計70は、陽極室15から排出された試料水の電気伝導率を測定するものである。
電気伝導率計70は、陽極室15から排出された試料水の電気伝導率を測定できるものであればよい。電気伝導率計70としては、市販の電気伝導率計が挙げられる。中でもフローセルタイプの交流2電極方式のものが好ましい。
圧力計71は、陽極室15の圧力を測定するものである。また、圧力計72は陰極室16の圧力を測定するものである。圧力計71、72としては、弾性管式圧力計等の市販の圧力計が挙げられる。また、圧力計の代わりに差圧計を用いてもよい。
フローメーター73は、陽極室15に流入する被処理液(本実施形態では試料水)の流量を測定するものである。また、フローメーター74は陰極室16に流入する水(本実施形態では純水)の流量を測定するものである。フローメーター73、74としては、浮子式流量計等の市販のフローメーターが挙げられる。
温度スイッチ75は、セル内部の高温による破損を回避するため、セル出口の試料水温度を検知するものである。
フィルタ76は、試料水中の異物を除去するためのものである。
フィルタ76は、試料水中の異物を除去できるものであればよい。フィルタ76としては、公知の配管用異物除去フィルタが挙げられる。
カチオン樹脂筒78は、イオン交換装置で除去しきれなかった陽イオンを除去するためのものである。カチオン樹脂筒78には陽イオン交換体が充填されている。カチオン樹脂筒78の陽イオン交換体としては、本体部1に充填された陽イオン交換体と同様のものが使用できる。
カチオン樹脂筒78に流入する試料水中には、陽イオンは含まれていないか、含まれていてもごくわずかであるため、カチオン樹脂筒78内の陽イオン交換体は、長期間再生処理を行うことなく使用できるようになっている。
制御装置80は、電源部(図示略)と制御部(図示略)とを備える。
電源部は、本体部1の電源も兼ねている。電源部は、本体部1の陽極31および陰極32に導線を介して電気的に接続されている。
インターフェイス部は、電気伝導率計70、圧力計71、72、フローメーター73、74、温度スイッチ75等と処理部との間を電気的に接続するものである。
処理部は、記憶部に記憶された各種設定、電気伝導率計70、圧力計71、72、フローメーター73、74、温度スイッチ75等からの情報等に基づいて陽極室および陰極室の圧力、試料水や陰極水の流量、温度の制御等を行うものである。
制御部には、周辺機器として、入力装置、表示装置等が接続されていてもよい。入力装置としては、ディスプレイタッチパネル、スイッチパネル、キーボード等の入力デバイスが挙げられ、表示装置としては、液晶表示装置、CRT等が挙げられる。
本実施形態の圧力調整手段は、主として、弁V13、弁V15により構成されている。弁V13は、配管L13の流れを絞ることにより、陽極室15から流出する被処理液(試料水)に背圧を与え、もって、陽極室15の圧力を上昇させるようになっている。また、弁V15は、配管L14の流れを絞ることにより、陰極室16の圧力を低くするようになっている。
弁V13、弁V15は、手動で調整するようにしてもよいし、制御装置80により調整してもよい。
なお、弁V11は、配管L11の流路の開閉に用いられ、弁V14は、配管L14の流路の開閉に用いられるが、各々各配管の流れの絞りとして使用してもよい。その場合、これらの弁も、圧力調整手段の一部として機能する。
陰イオン検出装置2を用いることによって、試料水中の陰イオンを検出することができる。
試料水は、陰イオンを検出し、定量する必要のある水であればよく、特に制限されない。試料水としては、例えば、火力発電所、原子力発電所等においてボイラと復水器との間を循環する循環水等が挙げられる。
配管L11を経由して陽極室入口13aから陽極前室13に供給された試料水は、陽極室フィルタ51を通過し、陽極室15に流入する。
なお、万一、配管L11内の試料水の圧力が著しく上昇した場合は、弁V12が開き、配管L12に試料水を逃すことができる。
なお、試料水が陰イオンを含む場合、陰イオンは陽イオン交換膜40を通過できないため、そのまま試料水に残る。
また、陽極室15の圧力が陰極室16の圧力よりも高いことにより、理由は定かではないが、陽イオン交換膜40を介して陰極室16に陽イオンがより一層移動しやすい。
また、陽極室15の圧力が陰極室16の圧力よりも高くても、陽極室15と陰極室16の両方に陽イオン交換体が充填されているため、陽イオン交換膜40が圧力差により大きく撓むことはない。そのため、陽イオン交換膜40が陽極31や陰極32に接触しにくくなり、安定してイオン交換を行うことができる。
そして、試料水が海水に由来するCl−、SO4 2−等の陰イオンを含む場合は、電気伝導率計70に送られる試料水には、陰イオンおよび対イオンであるH+が含まれる。そのため、電気伝導率計70によって試料水の電気伝導率を測定すると、電気伝導率の上昇を確認できる。すなわちこれら陰イオンに基づく電気伝導率の上昇を検出することによって、海水のリークを検知できる。
以下、図4に沿って本発明の第2実施形態に係る陰イオン検出装置3について説明する。なお、図4において、図1と同一の構成部材については、図1と同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
本実施形態の陰イオン検出装置3は、イオン交換装置の本体部1、配管L21〜L23、L25、L26、弁V21〜V23、電気伝導率計70、圧力計71、72、フローメーター73、温度スイッチ75、フィルタ76、カチオン樹脂筒78、および制御装置80とから概略構成されている。なお、弁V21〜V23の内、弁V22は安全弁であり、他はニードルストップバルブである。
本実施形態の陰イオン検出装置3の内、電気伝導率計70およびカチオン樹脂筒78を除く部分が、本実施形態におけるイオン交換装置である。
配管L25は、本体部1の陰極室出口18aから水を排出する配管である。配管L25は、合流点P22において排水口に至る配管L26に合流している。配管L26の上流端には、ベントBが設けられている。
弁V23は、手動で調整するようにしてもよいし、制御装置80により調整してもよい。
弁V23の調整は、基本的には、圧力計71、圧力計72の測定値に基づき行うが、フローメーター73の測定値も参照することが好ましい。
なお、弁V21は、配管L21の流路の開閉に用いられる。
試料水は、陰イオンを検出し、定量する必要のある水であればよく、特に制限されない。試料水としては、例えば、火力発電所、原子力発電所等においてボイラと復水器との間を循環する循環水等が挙げられる。
配管L21を経由して陽極室入口13aから陽極前室13に供給された試料水は、陽極室フィルタ51を通過し、陽極室15に流入する。
なお、万一、配管L21内の試料水の圧力が著しく上昇した場合は、弁V22が開き、配管L22に試料水を逃すことができる。
なお、試料水が陰イオンを含む場合、陰イオンは陽イオン交換膜40を通過できないため、そのまま試料水に残る。
また、陽極室15の圧力が陰極室16の圧力よりも高いことにより、理由は定かではないが、陽イオン交換膜40を介して陰極室16に陽イオンがより一層移動しやすい。
また、陽極室15の圧力が陰極室16の圧力よりも高くても、陽極室15と陰極室16の双方に陽イオン交換体が充填されているため、陽イオン交換膜40が圧力差により大きく撓むことはない。そのため、陽イオン交換膜40が陽極31や陰極32に接触しにくくなり、安定してイオン交換を行うことができる。
そして、試料水が海水に由来するCl−、SO4 2−等の陰イオンを含む場合は、電気伝導率計70を通過する試料水には、陰イオンおよび対イオンであるH+が含まれる。そのため、電気伝導率計70によって試料水の電気伝導率を測定すると、電気伝導率の上昇を確認できる。すなわちこれら陰イオンに基づく電気伝導率の上昇を検出することによって、海水のリークを検知できる。
以下、図5に沿って本発明の第3実施形態に係る陰イオン検出装置4について説明する。なお、図5において、図1と同一の構成部材については、図1と同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
本実施形態の陰イオン検出装置4は、イオン交換装置の本体部1、配管L31〜L36、弁V31〜V33、V35、電気伝導率計70、圧力計71、72、フローメーター73、74、温度スイッチ75、フィルタ76、カチオン樹脂筒78、および制御装置80とから概略構成されている。なお、弁V31〜V33、V35の内、弁V32は安全弁であり、他はニードルストップバルブである。
本実施形態の陰イオン検出装置4の内、電気伝導率計70およびカチオン樹脂筒78を除く部分が、本実施形態におけるイオン交換装置である。
配管L33は、本体部1の陽極室出口17aから排水口に至る配管である。配管L33には、上流側から順に、温度スイッチ75、弁V33、カチオン樹脂筒78、電気伝導率計70が設けられている。
配管L35は、本体部1の陰極室出口18aから水を排出する配管である。配管L35は、合流点P32において排水口に至る配管L36に合流している。配管L36の上流端には、ベントBが設けられている。
弁V33、弁V35は、手動で調整するようにしてもよいし、制御装置80により調整してもよい。
弁V33、弁V35の調整は、基本的には、圧力計71、圧力計72の測定値に基づき行うが、フローメーター73、74の測定値も参照することが好ましい。
なお、弁V31は、配管L31の流路の開閉に用いられる。
試料水は、陰イオンを検出し、定量する必要のある水であればよく、特に制限されない。試料水としては、例えば、火力発電所、原子力発電所等においてボイラと復水器との間を循環する循環水等が挙げられる。
配管L31を経由して陽極室入口13aから陽極前室13に供給された試料水は、陽極室フィルタ51を通過し、陽極室15に流入する。
なお、万一、配管L31内の試料水の圧力が著しく上昇した場合は、弁V32が開き、配管L32に試料水を逃すことができる。
なお、試料水が陰イオンを含む場合、陰イオンは陽イオン交換膜40を通過できないため、そのまま試料水に残る。
また、陽極室15の圧力が陰極室16の圧力よりも高いことにより、理由は定かではないが、陽イオン交換膜40を介して陰極室16に陽イオンがより一層移動しやすい。
また、陽極室15の圧力が陰極室16の圧力よりも高くても、陽極室15と陰極室16の双方に陽イオン交換体が充填されているため、陽イオン交換膜40が圧力差により大きく撓むことはない。そのため、陽イオン交換膜40が陽極31や陰極32に接触しにくくなり、安定してイオン交換を行うことができる。
そして、試料水が海水に由来するCl−、SO4 2−等の陰イオンを含む場合は、電気伝導率計70に送られる試料水には、陰イオンおよび対イオンであるH+が含まれる。そのため、電気伝導率計70によって試料水の電気伝導率を測定すると、電気伝導率の上昇を確認できる。すなわちこれら陰イオンに基づく電気伝導率の上昇を検出することによって、海水のリークを検知できる。
上記各実施形態では、何れも本体部1として図2、3に示す構造のものを用いたが、本体部の構造は、これに限定されない。例えば、上記各実施形態では、何れも本体部1の陽極室入口13aと陰極室入口14aを図示下側に設け、陽極室出口17aと陰極室出口18aを図示上側に設けた。すなわち、陽極室15内における被処理水の流れと、陰極室16における陰極水の流れを同じ方向(図示において下から上)とした。しかし、陽極室15内における被処理水の流れと、陰極室16における陰極水の流れを反対の方向としてもよい。例えば、本体部1の陽極室入口13aと陰極室出口18aを図示下側に設け、陽極室出口17aと陰極室入口14aを図示上側に設けてもよい。
なお、気泡の抜けやすさの点では、被処理水の流れと陰極水の流れの双方を下から上の方向とすることが有利である。
また、陽イオン交換体が陽イオン交換樹脂を含む多孔質体である場合は、陽極室フィルタや陰極室フィルタを設けなくてもよい。
また、室枠および電極の形状や面積、ならびに陽イオン交換膜の面積等は、任意に変更可能である。
また、上記各実施形態では、何れも圧力調整手段が、陽極室から流出する被処理液に背圧を付与する手段を含む構成としたが、例えば、第1の実施形態の弁V13を、フローメーター73と圧力計71との間に移してもよい。
また、上記各実施形態では、電気伝導率計(電気伝導率を測定する測定器)を用いたが、被抵抗計(比抵抗を測定する測定器)を用いてもよい。
また、上記各実施形態の陰イオン検出装置は、いずれもカチオン樹脂筒78を備える構成としたが、カチオン樹脂筒78は省略してもよい。
陽極室15および陰極室16の容積(電極を除く。)は、それぞれ38mLとした。
陽極31および陰極32の面積は、それぞれ185cm2とした。
陽イオン交換膜40の面積は、190cm2とした。
陽イオン交換膜40と電極(陽極31または陰極32)との距離は、2mmとした。
陰極32としては、ステンレス鋼板を用いた。
陽イオン交換膜40としては、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体にスルホン酸基を導入した陽イオン交換樹脂を膜状にしたものを用いた。
陽イオン交換体としては、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体にスルホン酸基を導入した陽イオン交換樹脂を粒状にしたものを用いた。
陽イオン交換体の充填率は、およそ70〜80体積%となるようにした。
電気伝導率計70としては、東亜ディーケーケー社製のECP−20T(変換器)/A6−131(検出器)を用いた。
試料水を表1に示す圧力(陽極圧)と流量(陽極流量)で陽極室15に流すと共に、純水を表1に示す圧力(陰極圧)と流量(陰極流量)で陰極室16に流し、電流設定値を1.1Aとして表1に示す印加電圧にてイオン交換を行い、本体部1から排出された試料水(処理水)の電気伝導率を電気伝導率計70にて測定した。結果を表1に示す。
また、実施例では、陽極流量と陰極流量を、100〜200mL/minの範囲で変化させたが、処理水の電気伝導率に特に変化はなかった。したがって、実施例に用いた装置は、10mg/Lという高濃度のアンモニア水溶液であっても、200mL/minの流量で処理できることが確認できた。
実施例2では、陰極室入口14aと陰極室出口18aの上下を逆転させたが、実施例1と比較して処理水の電気伝導率に特に差はなかった。また、電流設定値1.1Aとするために必要な電圧にも、特に差はなかった。
10 空間、11 第1の空間、12 第2の空間、
13 陽極前室、13a 陽極室入口、14 陰極前室、14a 陰極室入口、
15 陽極室、16 陰極室、
17 陽極後室、17a 陽極室出口、18 陰極後室、18a 陰極室出口、
20 室枠、21 第1の室枠部材、22 第2の室枠部材、
23 第1のシール材、24 第2のシール材、
25 第1のステンレス鋼板、26 第2のステンレス鋼板、
27 ボルト、28 ナット、31 陽極、32 陰極、
40 陽イオン交換膜、51 陽極室フィルタ、52 陰極室フィルタ、
61 第1の陽イオン交換体、62 第2の陽イオン交換体、
70 電気伝導率計、71 圧力計、72 圧力計、73、74 フローメーター、
75 温度スイッチ、76 フィルタ、78 カチオン樹脂筒、80 制御装置、
L11〜L16、L21〜L23、L25、L26、L31〜L36 配管、
V11〜V15、V21〜V23、V31〜V33、V35 弁
Claims (7)
- 被処理液が流入流出する陽極室と、水が流入流出する陰極室と、
前記陽極室と陰極室とを仕切る陽イオン交換膜と、
前記陽極室に配置された陽極と、前記陰極室に配置された陰極と、
前記陽極室および前記陰極室の両方に充填された陽イオン交換体と、
前記陽極室の圧力を前記陰極室の圧力よりも高くする圧力調整手段と
を備えた、イオン交換装置。 - 前記圧力調整手段が、前記陽極室から流出する被処理液に背圧を付与する手段を含む、請求項1に記載のイオン交換装置。
- 前記陽極室の圧力と前記陰極室の圧力の差[陽極室の圧力−陰極室の圧力]が、0.05〜0.2MPaである、請求項1または2に記載のイオン交換装置。
- 陽イオン交換体が、粒状の陽イオン交換樹脂、または陽イオン交換樹脂を含む多孔質体である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のイオン交換装置。
- 下記式(I)から求めた陽極室の陽イオン交換体の充填率および下記式(II)から求めた陰極室の陽イオン交換体の充填率が、各々60〜90体積%であり、かつ、陰極室の陽イオン交換体の充填率に対する陽極室の陽イオン交換体の充填率の比率が0.8〜1.25である請求項1〜4のいずれか一項に記載のイオン交換装置。
陽極室の陽イオン交換体の充填率=陽極室に充填された陽イオン交換体の膨潤状態での体積/陽極室の容積×100 ・・・(I)
陰極室の陽イオン交換体の充填率=陰極室に充填された陽イオン交換体の膨潤状態での体積/陰極室の容積×100 ・・・(II) - 請求項1〜5のいずれか一項に記載のイオン交換装置と、
前記イオン交換装置の前記陽極室から排出された被処理液の電気伝導率または比抵抗を測定する測定器と
を備えた、陰イオン検出装置。 - さらに、前記電気伝導率または比抵抗を測定する測定器の上流側に、
前記イオン交換装置の前記陽極室から排出された被処理液中の陽イオンを除去するカチオン樹脂筒を備えた、請求項6に記載の陰イオン検出装置。
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