JP2018050909A - 洗濯機のサービスシステム - Google Patents

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誠 三原
将大 鈴木
Masahiro Suzuki
将大 鈴木
敬三 岸
Keizo Kishi
敬三 岸
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Abstract

【課題】洗濯機の不具合情報をユーザーの検診結果にもとづき導出し、通信回線とインターネットを通じてサービスマンに伝え、合理的なサービス対処を支援する洗濯機のサービスシステムを提供する。【解決手段】洗濯機25と、ユーザーが使用する情報端末装置16と、保守管理センター18とから構成され、洗濯機25は洗濯機全体を制御する制御手段1と、部品である能動負荷10と、回転槽26が受ける偏荷重を定値化する疑似負荷14を備え、洗濯機25は所定の診断シーケンスに従って運転・診断し、機器の不具合は通信回線17を通じ保守管理センター18に転送され、さらに通信回線21を通じてサービスマン22に伝えられる構成としたので、動作条件を標準化した正確で合理性のある診断結果をサービス実施の事前情報として獲得し、最適な処方箋による効率的かつ高質なサービスを提供することができる。【選択図】図2

Description

本発明は情報端末装置を利用するユーザーによる洗濯機のサービスシステムに関するものである。
従来、洗濯機に生じた異常内容と運転履歴とを情報端末装置を通じてサービスマンに伝えるために、洗濯機に具備された制御手段と、運転履歴情報を保持する不揮発性メモリと、洗濯機の故障を自己診断する自己診断部と、その自己診断結果を記憶するメモリとを有し、所定の診断シーケンスにより動作して得られた故障診断結果や運転履歴を、情報端末装置を通じて保守管理センターに無線通信し、サービスマンに故障内容及び運転履歴を伝え、的確な対処を支援するシステムを構築していた。
図9は、従来の洗濯機のサービスシステムを示したもので、以下その構成について説明する。情報端末装置80は、携帯電話やスマートフォン等からなり、洗濯機81とデータ通信可能となっている。また、情報端末装置80は携帯電話通信(LTE、3G)やWi−Fi等を用い、インターネット回線を経由して、本システムのホスト機能を司る保守管理センター82と通信可能になっている。従って、洗濯機81、情報端末装置80、保守管理センター82は、通信回線によって双方向に通信することができ、データの相互交換が可能な状態になっている。情報端末装置80は、固有の表示操作装置83、洗濯機81は、具備された表示操作装置93で、データ及びその加工データを視認することができるとともに、システム上のプロセスにコマンドを送ったりする操作機能を備えている。
図10は、従来の洗濯機のサービスシステムのシステム構成を示すブロック図である。図10の情報端末装置80は、内部に、外部とのデータ通信を行うためのデータ通信手段84を内蔵しており、さらに、外部とデータ通信を行った結果を表示するためのデータを保管する不揮発性メモリ85を内蔵している。情報端末装置80は、通信回線86を通じて、洗濯機メーカーやその傘下のメンテナンス会社等が管理する保守管理センター82に設置されたサーバーへデータを送信する。
図10において、洗濯機81には、洗い、すすぎ、脱水の一連の動作を制御する制御手段87と、故障を発生した場合に自己診断する自己診断部88と、電源入切や運転コースなどの設定を行う入力手段89と、入力手段89により設定された運転内容の表示や洗濯機81の運転コースの進行状態を表示する表示手段90とを備える。
さらに、洗濯機81の内部には情報端末装置80とのデータ通信を行うためのデータ通信手段91を設けている。不揮発性メモリ92は、自己診断部88が診断した内容や結果、洗濯機81の内部の故障履歴、洗濯機81の運転履歴のデータを記憶する。また、情報端末装置80のデータ通信装置84および洗濯機81のデータ通信手段91は、NFC規格に準じた近距離無線通信装置を用いる。また、データ通信手段91はRFID用のICと、アンテナで構成しても良い。
このような構成で、診断シーケンスで洗濯機81の運転を行い、何らかの異常が発生した場合、表示手段90に異常を表示し、異常内容をユーザーに知らせる。
ユーザーは、表示手段90に表示された内容を、ユーザー自ら、情報端末装置80によって洗濯機81から受信した自己診断結果や運転履歴を、通信回線86を通じて保守管理センター82に転送する。それにより、サービスマンは、サービスを実施する事前に故障
情報を得ることができ、効率よく修理を行うことができる。
特開2014−30574号公報
しかしながら、このような従来の洗濯機のサービスシステムでは、診断シーケンスに従って動作させるときの洗濯物の入れ方は種々様々である。従って、全く無作為に洗濯を行った洗濯負荷(洗濯物の量、入れ方、偏心度合い等により変化)条件での動作においての故障しか検出することができない。
また、洗濯機が設置される床面状態によっても各洗濯行程の挙動は大きく変わる。例えば、洗濯機は、設置する環境(設置面の状態:コンクリート、クッションマット、木造床等の設置床面状態)によっても洗濯物を機械的に攪拌する時の部品が被る負荷の大小も千差万別である。従って洗濯負荷、設置する環境によって洗濯機の挙動が全く変わってきて定性的に故障を限定することは不可能である。特に、振動に関しては、クレームの多い事象であるが、決まった偏荷重状態で検診しなければ不具合を発見することができない。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、洗濯物の負荷、設置する環境の影響を取り除き、故障の真因により近づいた診断結果を得ることができ、非常に正確な部品の故障や部品の磨耗、消耗度合い、ユーザーの誤使用に至るまで解明ができる。また、一方では偏荷重で動作させることによって、頻出クレームの機器振動による脱水起動できないという問題も抽出することができ、正確で合理的かつ効率的な高質なサービスを提供することができる洗濯機のサービスシステムを実現することを目的としている。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯機のサービスシステムは、ユーザーが洗濯機の動作に、非定常性、違和感、を感じた際、ユーザーの所有する情報端末装置から洗濯機のデータ通信手段へ診断指令を送信する。その指令を洗濯機の制御手段が受け、解読し、保有する診断シーケンスに沿って受動負荷(洗濯機に具備されたセンサ群)ならびに能動負荷(洗濯機に具備されたアクチュエータ群)、そして診断シーケンスによって作用される受動負荷及び能動負荷の挙動の観測を行い、診断結果保持部に獲得診断結果データを一時保存する。
そのとき、洗濯機の洗濯物を収納し攪拌する回転槽には、洗濯物ではなく定量的な質量をもつ疑似負荷のみを規定された位置に装着して洗濯負荷の偏荷重の規定化を行う。
診断試験が終了すると、ユーザーは洗濯機に指令を送り、データ通信手段を介して保有する情報端末装置に、診断結果保持部に蓄積された獲得診断結果データと、不揮発性メモリに蓄積された洗濯機の故障履歴・運転履歴を吸い上げる。そして、さらにユーザーは、情報端末装置に指令を送り、通信回線を経由して、保守管理センターのサーバーに獲得診断結果データと故障履歴・運転履歴をアップロードする。これらのデータを機器状態データと定義する。
また、機器状態データは、ユーザーが洗濯機を購入し、輸搬送・据え付け設置された直後に、輸搬送・据え付け設置業者によってデータ取得し、初期データとして保守管理センターのサーバーに蓄積する。
これにより、設置時の機器状態データと、ユーザーが実施して獲得した機器状態データが保守管理センターのサーバーに蓄積されることになる。ユーザーは、その後も洗濯機の動作に、非定常性、違和感、を感じた際も随時、機器状態データを測定し、保守管理センターのサーバーに送信しデータの累積を重ねる。
なお、ここで言う保守管理センターとは、洗濯機メーカーがサービスシステムを実施するために保有する情報処理機関である。保守管理センターのサーバー等の管理システム全体をサービス管理システムと称する。
本発明の洗濯機のサービスシステムでは、ユーザーが意図したときに測定した機器状態データを保守管理センターにおいて分析できるため、洗濯物の負荷、設置する環境の影響を取り除いて、厳密に洗濯機の故障を正確に把握できる。また、設置時の機器状態データとユーザーが意図したときに測定した機器状態データを保守管理センターにおいて比較して特性差異を分析できるため、厳密に洗濯機の故障、部品の劣化、経年的な機械的摩耗による状態変化が正確に把握できる。また、設置環境の劣化にともなう脱水起動ができないという不具合についても検出可能である。
従って、故障とその故障の部位の特定は勿論のこと、故障に繋がる可能性のある兆候やユーザーのお手入れの不適切な部分までもきめ細かく把握できる。さらに、この情報をサービスマンは保守管理センターから入手してサービス実施の事前にユーザーの洗濯機の状態が把握できるため、効率的かつ合理的で高質なサービス業務を実施することができる。
本発明の実施の形態1における洗濯機のサービスシステムの構成を示す図 同洗濯機のサービスシステムのシステム構成を示すブロック図 同洗濯機のサービスシステムの洗濯機の要部斜視図 (a)同洗濯機のサービスシステムの疑似負荷のバッフルへの実装形態を示す平面図(b)同洗濯機のサービスシステムの疑似負荷の側面図 本発明の実施の形態2における洗濯機のサービスシステムのシステム構成を示すブロック図 同洗濯機のサービスシステムのドラム式洗濯乾燥機の電気電子部品の構成図 本発明の実施の形態3における洗濯機のサービスシステムのドラム式洗濯乾燥機の電気電子部品の構成図 同洗濯機のサービスシステムの洗濯機の電気電子部品の構成図 従来の洗濯機のサービスシステムの構成を示す図 同洗濯機のサービスシステムのシステム構成を示すブロック図
第1の発明は、ユーザーが使用する情報端末装置と、前記情報端末装置と通信回線によって連携された保守管理センターのサービス管理システムと、前記情報端末装置と通信回線によって連携された洗濯機とから構成され、前記洗濯機は、洗濯機全体を制御する制御手段と、前記情報端末装置と通信回線を介して通信するデータ通信手段と、診断の運転コース及び診断作業の内容を記憶した診断シーケンス部と、診断結果を保持する診断結果保持部と、電源入り切りや洗濯機の運転コース等の設定を行う入力手段と、設定された運転コースの内容や運転コースの進行状態を表示する表示手段と、過去の故障履歴や運転履歴を記憶した不揮発性メモリと、モータ、ポンプ等のアクチュエーターからなる能動負荷部と、センサ等の受動的に作用する部品からなる受動負荷部と、前記制御手段と前記受動負荷部の電気的整合をとるI/F部と、前記制御手段と前記能動負荷部の電気的整合を取る駆動部と、洗濯物を入れる回転槽と、前記回転槽の所定位置に固定保持される疑似負荷と
、前記回転槽を駆動するモータとを備え、前記洗濯機は、前記情報端末装置からの指令を受け前記診断シーケンス部の持つ診断シーケンスに従って前記制御手段が前記洗濯機を運転・診断し、前記受動負荷部、能動負荷部の劣化度合いや運転状況の妥当性などを検証した診断結果を前記診断結果保持部に記憶し、前記診断結果保持部に記憶した診断結果と前記不揮発性メモリに記憶されたデータをユーザーの持つ前記情報端末装置に吸い上げ、通信回線を経由して前記サービス管理システムに転送する構成とした洗濯機のサービスシステムとすることにより、回転槽が受ける偏荷重を定値化した再現性に優れた機器診断結果情報が得られるとともに、この診断結果情報を元に、ユーザーを訪問する事前にサービスマンが故障の部位の特定やユーザーの誤使用などの特定ができるため、効率的かつ合理的で高質なサービス提供を促進することができる。
第2の発明は、ユーザーが使用する情報端末装置と、前記情報端末装置と通信回線によって連携された保守管理センターのサービス管理システムと、前記情報端末装置と通信回線によって連携された洗濯機とから構成され、前記洗濯機は、洗濯機全体を制御する制御手段と、前記情報端末装置と通信回線を介して通信するデータ通信手段と、診断の運転コース及び診断作業の内容を記憶した診断シーケンス部と、診断結果を保持する診断結果保持部と、電源入り切りや洗濯機の運転コース等の設定を行う入力手段と、設定された運転コースの内容や運転コースの進行状態を表示する表示手段と、過去の故障履歴や運転履歴を記憶した不揮発性メモリと、モータ、ポンプ等のアクチュエーターからなる能動負荷部と、センサ等の受動的に作用する部品からなる受動負荷部と、前記制御手段と前記受動負荷部の電気的整合をとるI/F部と、前記制御手段と前記能動負荷部の電気的整合を取る駆動部と、洗濯物を入れる回転槽と、前記回転槽の所定位置に固定保持される疑似負荷と、前記回転槽を駆動するモータとを備え、前記洗濯機は、前記情報端末装置からの指令を受け前記診断シーケンス部の持つ診断シーケンスに従って前記制御手段が前記洗濯機を運転・診断し、前記診断結果保持部に記憶した診断結果と前記不揮発性メモリに記憶されたデータをユーザーの持つ前記情報端末装置に吸い上げ、通信回線を経由して前記サービス管理システムに転送するものであって、前記洗濯機の設置時に前記診断シーケンスに従って運転した時のデータと、設置以降ユーザーの指示によって運転・診断し獲得したデータとの比較に基づいて、前記受動負荷部、能動負荷部の劣化度合い、また運転状況に応じて比較したシステム動作の妥当性などの診断結果を前記診断結果保持部に記憶する構成とした洗濯機のサービスシステムとすることにより、回転槽が受ける偏荷重を定値化した再現性に優れた診断結果と、設置環境の影響や機器の個体差などを取り除いた設置後の変化度合から機器診断検証ができるため、不具合の検出精度は格段に向上し、サービスマンがサービスを実施するためにユーザーを訪問する前に予め故障の部位の特定やユーザーの誤使用などを特定する精度も格段に向上し、より効率的かつ合理的で高質なサービス提供を促進することができる。
第3の発明は、ユーザーが使用する情報端末装置と、前記情報端末装置と通信回線によって連携された保守管理センターのサービス管理システムと、前記情報端末装置と通信回線によって連携された洗濯機とから構成され、前記洗濯機は、洗濯機全体を制御する制御手段と、前記情報端末装置と通信回線を介して通信するデータ通信手段と、診断の運転コース及び診断作業の内容を記憶した診断シーケンス部と、診断結果を保持する診断結果保持部と、電源入り切りや洗濯機の運転コース等の設定を行う入力手段と、設定された運転コースの内容や運転コースの進行状態を表示する表示手段と、過去の故障履歴や運転履歴を記憶した不揮発性メモリと、モータ、ポンプ等のアクチュエーターからなる能動負荷部と、センサ等の受動的に作用する部品からなる受動負荷部と、前記制御手段と前記受動負荷部の電気的整合をとるI/F部と、前記制御手段と前記能動負荷部の電気的整合を取る駆動部と、前記洗濯機に流入する電流を検出する電流検出手段と、洗濯物を入れる回転槽と、前記回転槽の所定位置に固定保持される疑似負荷と、前記回転槽を駆動するモータとを備え、前記洗濯機は前記情報端末装置からの指令を受け前記診断シーケンス部の持つ診
断シーケンスに従って前記制御手段が前記洗濯機を運転・診断し、前記電流検出手段にて前記受動負荷部、能動負荷部の各部品が単独または複数で動いているときの電流値を検出して診断した前記受動負荷部、能動負荷部の劣化度合い、また運転状況の妥当性などを検証した診断結果を前記診断結果保持部に記憶し、その診断結果と前記不揮発性メモリに記憶されたデータをユーザーの持つ前記情報端末装置に吸い上げ、通信回線を経由して前記サービス管理システムに転送する構成とした洗濯機のサービスシステムとすることにより、回転槽が受ける偏荷重を定値化した再現性に優れた診断結果と、設置環境の影響や機器の個体差などを取り除いた設置後の変化度合から、具備している個々の部品の劣化及びその程度を電流値によって高精度にきめ細かく検出できるため、不具合の検出精度は格段に向上し、サービスマンがサービスを実施するためにユーザーを訪問する前に予め故障の部位の特定やユーザーの誤使用などを特定する精度も格段に向上し、より効率的かつ合理的で高質なサービス提供を促進することができる。
第4の発明は、ユーザーが使用する情報端末装置と、前記情報端末装置と通信回線によって連携された保守管理センターのサービス管理システムと、前記情報端末装置と通信回線によって連携された洗濯機とから構成され、前記洗濯機は、洗濯機全体を制御する制御手段と、前記情報端末装置と通信回線を介して通信するデータ通信手段と、診断の運転コース及び診断作業の内容を記憶した診断シーケンス部と、診断結果を保持する診断結果保持部と、電源入り切りや洗濯機の運転コース等の設定を行う入力手段と、設定された運転コースの内容や運転コースの進行状態を表示する表示手段と、過去の故障履歴や運転履歴を記憶した不揮発性メモリと、モータ、ポンプ等のアクチュエーターからなる能動負荷部と、センサ等の受動的に作用する部品からなる受動負荷部と、前記制御手段と前記受動負荷部の電気的整合をとるI/F部と、前記制御手段と前記能動負荷部の電気的整合を取る駆動部と、前記洗濯機に流入する電流を検出する電流検出手段と、洗濯物を入れる回転槽と、前記回転槽の所定位置に固定保持される疑似負荷と、前記回転槽を駆動するモータとを備え、前記洗濯機は前記情報端末装置からの指令を受け前記診断シーケンス部の持つ診断シーケンスに従って前記制御手段が前記洗濯機を運転・診断し、前記診断結果保持部に記憶した診断結果と前記不揮発性メモリに記憶されたデータをユーザーの持つ前記情報端末装置に吸い上げ、通信回線を経由して前記サービス管理システムに転送するものであって、前記洗濯機の設置時に前記電流検出手段にて前記受動負荷部、能動負荷部の各部品が単独または複数で動いているときに検出した電流値と、設置時以降にユーザーの指示によって診断したときに検出した電流値とを比較して、前記受動負荷部、能動負荷部の劣化度合い、また運転状況の妥当性などの診断結果を前記診断結果保持部に記憶する構成とした洗濯機のサービスシステムとすることにより、回転槽が受ける偏荷重を定値化した再現性に優れた診断結果と、設置環境の影響や機器の個体差などを取り除いた設置後の変化度合から、具備している個々の部品の劣化及びその程度を電流値によって高精度にきめ細かく、かつ設置時からの変化度合いとして検出できるため、不具合の検出精度は格段に向上し、サービスマンがサービスを実施するためにユーザーを訪問する前に予め故障の部位の特定やユーザーの誤使用などを特定する精度も格段に向上し、より効率的かつ合理的で高質なサービス提供を促進することができる。
第5の発明は、ユーザーが使用する情報端末装置と、前記情報端末装置と通信回線によって連携された保守管理センターのサービス管理システムと、前記情報端末装置と通信回線によって連携された洗濯機とから構成され、前記洗濯機は、洗濯機全体を制御する制御手段と、前記情報端末装置と通信回線を介して通信するデータ通信手段と、診断の運転コース及び診断作業の内容を記憶した診断シーケンス部と、診断データを保持する診断データ保持部と、電源入り切りや洗濯機の運転コース等の設定を行う入力手段と、設定された運転コースの内容や運転コースの進行状態を表示する表示手段と、過去の故障履歴や運転履歴を記憶した不揮発性メモリと、モータ、ポンプ等のアクチュエーターからなる能動負荷部と、センサ等の受動的に作用する部品からなる受動負荷部と、前記制御手段と前記受
動負荷部の電気的整合をとるI/F部と、前記制御手段と前記能動負荷部の電気的整合を取る駆動部と、洗濯物を入れる回転槽と、前記回転槽の所定位置に固定保持される疑似負荷と、前記回転槽を駆動するモータとを備え、前記洗濯機は、前記情報端末装置からの指令を受け前記診断シーケンス部の持つ診断シーケンスに従って前記制御手段が前記洗濯機を運転し種々のデータ測定を行い、獲得したデータを前記診断データ保持部に記憶し、そのデータと前記不揮発性メモリに記憶されたデータを、前記情報端末装置を経由して前記サービス管理システムに転送して演算・信号処理を行い、前記受動負荷部、能動負荷部の劣化度合いや運転状況の妥当性などを検証する構成とした洗濯機のサービスシステムとすることにより、洗濯機の制御手段の演算負荷は著しく低減でき、サービス管理システムで演算処理や故障診断やユーザーの誤使用などの診断結果を導出できるため生データ取得から診断結果のサービスマンへの伝達のスピードは速くなるとともに、サービス管理システムのサーバーで蓄積したデータから様々な分析、検証を行い、未知の不具合に対する処方箋の発見や、既存の処方箋の改善などのサービスの高質化や範囲の拡張性が経験を積むにつれ自律的に発展させていくことができる。
第6の発明は、ユーザーが使用する情報端末装置と、前記情報端末装置と通信回線によって連携された保守管理センターのサービス管理システムと、前記情報端末装置と通信回線によって連携された洗濯機とから構成され、前記洗濯機は、洗濯機全体を制御する制御手段と、前記情報端末装置と通信回線を介して通信するデータ通信手段と、診断の運転コース及び診断作業の内容を記憶した診断シーケンス部と、診断データを保持する診断データ保持部と、電源入り切りや洗濯機の運転コース等の設定を行う入力手段と、設定された運転コースの内容や運転コースの進行状態を表示する表示手段と、過去の故障履歴や運転履歴を記憶した不揮発性メモリと、モータ、ポンプ等のアクチュエーターからなる能動負荷部と、センサ等の受動的に作用する部品からなる受動負荷部と、前記制御手段と前記受動負荷部の電気的整合をとるI/F部と、前記制御手段と前記能動負荷部の電気的整合を取る駆動部と、洗濯物を入れる回転槽と、前記回転槽の所定位置に固定保持される疑似負荷と、前記回転槽を駆動するモータとを備え、前記洗濯機は、前記情報端末装置からの指令を受け前記診断シーケンス部の持つ診断シーケンスに従って前記制御手段が前記洗濯機を運転し種々のデータ測定を行い、獲得したデータを前記診断データ保持部に記憶し、そのデータと前記不揮発性メモリに記憶されたデータをユーザーの持つ前記情報端末装置に吸い上げ、通信回線を経由して前記サービス管理システムに転送するものであって、前記サービス管理システムは、前記洗濯機の設置時に前記診断シーケンスに従って運転した時のデータと、設置以降ユーザーの指示によって運転し獲得されたデータの比較に基づいて、前記受動負荷部、能動負荷部の劣化度合い、また運転状況に応じた比較結果の妥当性などの診断結果を導きだす構成とした洗濯機のサービスシステムとすることにより、洗濯機の制御手段の演算負荷は著しく低減でき、サービス管理システムで演算処理や故障診断やユーザーの誤使用などの診断結果を導出できるため生データ取得から診断結果のサービスマンへの伝達のスピードは速くなるとともに、サービス管理システムのサーバーで蓄積したデータを活用して設置後の変化度合という観点から様々な分析、検証をさらに高精度に行い、未知の不具合に対する処方箋の発見や、既存の処方箋の改善などのサービスの高質化や範囲の拡張性が経験を積むにつれ自律的に発展させていくことができる。
第7の発明は、ユーザーが使用する情報端末装置と、前記情報端末装置と通信回線によって連携された保守管理センターのサービス管理システムと、前記情報端末装置と通信回線によって連携された洗濯機とから構成され、前記洗濯機は、洗濯機全体を制御する制御手段と、前記情報端末装置と通信回線を介して通信するデータ通信手段と、診断の運転コース及び診断作業の内容を記憶した診断シーケンス部と、診断データを保持する診断データ保持部と、電源入り切りや洗濯機の運転コース等の設定を行う入力手段と、設定された運転コースの内容や運転コースの進行状態を表示する表示手段と、過去の故障履歴や運転履歴を記憶した不揮発性メモリと、モータ、ポンプ等のアクチュエーターからなる能動負
荷部と、センサ等の受動的に作用する部品からなる受動負荷部と、前記制御手段と前記受動負荷部の電気的整合をとるI/F部と、前記制御手段と前記能動負荷部の電気的整合を取る駆動部と、前記洗濯機に流入する電流を検出する電流検出手段と、洗濯物を入れる回転槽と、前記回転槽の所定位置に固定保持される疑似負荷と、前記回転槽を駆動するモータとを備え、前記洗濯機は、前記情報端末装置からの指令を受け前記診断シーケンス部の持つ診断シーケンスに従って前記制御手段が前記洗濯機を運転し、前記電流検出手段にて前記受動負荷部、能動負荷部の各部品が単独または複数で動いているときの電流値の測定を行い獲得したデータを前記診断データ保持部に記憶し、そのデータと前記不揮発性メモリに記憶されたデータを前記情報端末装置を経由して前記サービス管理システムに転送して演算・信号処理を行い、前記受動負荷部、能動負荷部の劣化度合い、また運転状況の妥当性などを検証する構成とした洗濯機のサービスシステムとすることにより、洗濯機の制御手段の演算負荷は著しく低減でき、サービス管理システムで演算処理や故障診断やユーザーの誤使用などの診断結果を導出できるため生データ取得から診断結果のサービスマンへの伝達のスピードは速くなるとともに、サービス管理システムのサーバーで蓄積したデータから様々な分析、検証を行い、未知の不具合に対する処方箋の発見や、既存の処方箋の改善などのサービスの高質化や範囲の拡張性が経験を積むにつれ自律的に発展させていくことができる。
第8の発明は、ユーザーが使用する情報端末装置と、前記情報端末装置と通信回線によって連携された保守管理センターのサービス管理システムと、前記情報端末装置と通信回線によって連携された洗濯機とから構成され、前記洗濯機は、洗濯機全体を制御する制御手段と、前記情報端末装置と通信回線を介して通信するデータ通信手段と、診断の運転コース及び診断作業の内容を記憶した診断シーケンス部と、診断データを保持する診断データ保持部と、電源入り切りや洗濯機の運転コース等の設定を行う入力手段と、設定された運転コースの内容や運転コースの進行状態を表示する表示手段と、過去の故障履歴や運転履歴を記憶した不揮発性メモリと、モータ、ポンプ等のアクチュエーターからなる能動負荷部と、センサ等の受動的に作用する部品からなる受動負荷部と、前記制御手段と前記受動負荷部の電気的整合をとるI/F部と、前記制御手段と前記能動負荷部の電気的整合を取る駆動部と、前記洗濯機に流入する電流を検出する電流検出手段と、洗濯物を入れる回転槽と、前記回転槽の所定位置に固定保持される疑似負荷と、前記回転槽を駆動するモータとを備え、前記洗濯機は、前記情報端末装置からの指令を受け前記診断シーケンス部の持つ診断シーケンスに従って前記制御手段が前記洗濯機を運転し種々のデータ測定を行い、獲得したデータを前記診断データ保持部に記憶し、そのデータと前記不揮発性メモリに記憶されたデータをユーザーの持つ前記情報端末装置に吸い上げ、通信回線を経由して前記サービス管理システムに転送するものであって、前記サービス管理システムは、前記洗濯機の設置時に前記診断シーケンスに従って運転し前記電流検出手段にて前記受動負荷部、能動負荷部の各部品が単独または複数で動いているときの電流値を検出して獲得されたデータと、設置以降ユーザーの指示によって運転し電流値を検出して獲得されたデータとの比較に基づいて、前記受動負荷部、能動負荷部の劣化度合い、また運転状況の妥当性などを検証する構成とした洗濯機のサービスシステムとすることにより、洗濯機の制御手段の演算負荷は著しく低減でき、サービス管理システムで演算処理や故障診断やユーザーの誤使用などの診断結果を導出できるため生データ取得から診断結果のサービスマンへの伝達のスピードは速くなるとともに、サービス管理システムのサーバーで蓄積したデータを活用して設置後の変化度合という観点から様々な分析、検証をさらに高精度に行い、未知の不具合に対する処方箋の発見や、既存の処方箋の改善などのサービスの高質化や範囲の拡張性が経験を積むにつれ自律的に発展させていくことができる。
第9の発明は、上記第1〜第8の発明において、前記洗濯機は、回転軸に対して真円のとれた構成の前記回転槽が持つ攪拌機構であるバッフルやパルセーターに穿った複数の嵌合孔と、弾性体の板金を挟状に折り前記嵌合孔にはめ合いを持つ複数の突起部を配した構
造を持つ前記疑似負荷を有する洗濯機のサービスシステムとしたことにより、設置業者あるいはユーザーが容易に回転槽の定位置に疑似負荷を嵌め合わせ固定できるようにして洗濯負荷の偏在条件を固定化し、運転条件を標準化しデータの再現性を向上させるものである。
第10の発明は、上記第3、第4、第7、第8の発明において、前記洗濯機の制御手段は、前記電流検出手段としてオープン型化合物ホール素子を用いたSMD型の電流ICを用い、1A以下から10A超まで幅広い電流レンジを有する前記受動負荷部および能動負荷部に応じて適正定格の電流ICを複数適切に配する構成とした洗濯機のサービスシステムとすることにより、負荷の電流定格と電流検出手段である電流センサの電流レンジ定格をマッチさせることができ、測定分解能を損ねることなく高精度な電流測定ができ検診の精度と正確さを向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における洗濯機のサービスシステムの構成を示す図である。図1において、情報端末装置16は携帯電話やスマートフォン等からなり、洗濯機25とデータ通信可能となっている。また、情報端末装置16は携帯電話通信(LTE、3G)やWi−Fi等を用い通信回線17(インターネット回線)を経由して本システムのホスト機能を司る保守管理センター18と通信可能になっている。なお、保守管理センター18には、情報を蓄積するサーバー19とその情報を演算処理する演算器20を有しており、これらの管理システム全体をサービス管理システムと称する。従って、洗濯機25、情報端末装置16、保守管理センター18は通信回線によって双方向に通信することができ、データの相互交換が可能な状態になっている。情報端末装置16は、固有の表示操作装置23、洗濯機25は具備された表示操作装置24でデータ及びその加工データを視認することができるとともに、システム上のプロセスにコマンドを送ったりする操作機能を備えている。
図2は、実施の形態1における洗濯機のサービスシステムのシステム構成を示すブロック図である。図2に示すように、情報端末装置16は、内部に、外部とのデータ通信を行うためのデータ通信手段15を内蔵しており、さらに、外部とデータ通信を行った結果を表示操作装置23に表示するためのデータを保管するための不揮発性メモリ70を内蔵している。
洗濯機25には、洗い、すすぎ、脱水の一連の動作を制御する制御手段1と、診断の運転コース及び診断作業の内容の特定の診断シーケンスを保持した診断シーケンス部2と、ユーザーの指示に従って洗濯機25を運転し、各進行ステップで異常や、異常の兆候を確認した場合に、検診結果を保持する診断結果保持部3と、電源入切や運転コースなどの設定を行う入力手段5と、入力手段5により設定された運転内容の表示や運転コースの進行状態を表示する表示手段6とを備える。
さらに、洗濯機25の制御手段1は、I/F部7を介して受動負荷11(主にセンサや接点等)から信号の受信(センサは場合によっては交信を行う場合もある)を行う。さらに、制御手段1は駆動部8を介して能動負荷10(モータ、ソレノイド、リレー、半導体素子のトライアック等のアクチュエーター)を駆動する。なお、受動負荷11、能動負荷10は、まとめて総称する場合は、それぞれ受動負荷部、能動負荷部と称する。
さらに、洗濯機25の内部には、情報端末装置16とのデータ通信を行うためのデータ
通信手段9、診断結果保持部3に保持された内容、洗濯機25の内部の故障履歴、洗濯機25の運転履歴のデータを記憶する不揮発性メモリ4を設けている。
また、情報端末装置16の表示操作装置23は、ユーザーによる診断過程またはその結果が出た時点などにユーザーの結果確認や動作プロンプト等を随時表示するインターフェースでもある。
情報端末装置16のデータ通信手段15および洗濯機25のデータ通信手段9は、NFC規格に準じた近距離無線通信装置を用いる。また、データ通信手段15およびデータ通信手段9は、RFID用のICと、アンテナで構成しても良いし、ブルートゥース(登録商標)等の小電力無線回線でも良い。
このような構成で、ユーザーは、洗濯機使用時に何か動作に違和感があったり、非定常性を感じたりしたとき、洗濯機25の診断を行うオプションサービス機能を有している。このサービス機能の動作、作用について以下に説明する。
ユーザーが洗濯機25の動作に、非定常性、違和感、を感じた際、ユーザーの所有する情報端末装置16のデータ通信手段15から洗濯機25のデータ通信手段9へ診断指令を送信する。
その指令を洗濯機25の制御手段1が受け解読し、上記ユーザーの疑義に対応して、診断シーケンス部2の診断シーケンスに沿って、受動負荷11ならびに能動負荷10、そして、診断シーケンスによって作用される受動負荷11及び能動負荷10の挙動の観測を行って検診を行い、採取したデータに演算・比較・判断等の処理を行って、洗濯機25内の各部品(受動負荷11、能動負荷10)の故障や特性劣化、給排水経路の異物やリントのつまりによる水流の滞りなどの不具合を自動診断し、診断結果を診断結果保持部3に保存する。
そして、その洗濯物の負荷、設置する環境の影響を取り除いた再現性のある診断結果は、ユーザーによる洗濯機25への指令によって情報端末装置16に吸い上げられる。この際、不揮発性メモリ4に蓄積された洗濯機25の設置直後の初期データ・故障履歴・運転履歴も同時に吸い上げられる。そして、ユーザーは情報端末装置16に指令を送り、通信回線17を介して保守管理センター18へ、さらには通信回線21を介してサービスマン22にリアルタイムに情報提供され、適宜、適切かつ正確なサービス、メンテナンスを実施することを支援する。
なお、ユーザーが洗濯機25を購入し、輸搬送・据え付け設置された直後に輸搬送・据え付け設置業者によって初期の診断および機器状態データの取得を行い、初期診断結果および初期機器状態データとして保守管理センター18のサーバー19に蓄積することを本サービスシステムの要件として必ず事前に実施しておくこととする。これにより、設置時の診断結果および機器状態データと、ユーザーが実施して獲得した診断結果および機器状態データが保守管理センター18のサーバー19に蓄積されることになる。ユーザーは、その後も洗濯機25の動作に、非定常性、違和感を感じた際に、随時診断を行って機器状態データを測定し、保守管理センター18のサーバー19に送信し、データの累積を重ねることができ、的確な故障診断や運転履歴の管理を行うことができる。
また、このサービスシステムは、ユーザーが故障診断を実施した際、もしユーザー宅に訪問し、サービス、メンテンナンスが必要な場合、サービスマン22が自発的にユーザーとコンタクトをとり、不具合を解消するというサービスでもある。ユーザーの取扱いに起因する不具合であれば情報端末装置16にお手入れメッセージを、その具体的な処置方法
も含めて送信し、ユーザーの自律的な問題解消を促すものである。
洗濯機25あるいは情報端末装置16に吸い上げられた情報(診断結果と不揮発性メモリ4、70に保持された過去の運転回数、異常履歴)は、通信回線17を経由して保守管理センター18に送信され、サーバー19に蓄積される。また、演算器20にてデータ処理を行い診断結果とそれに付随する処方箋をサービスマン22に伝達する。
また、洗濯機25は洗濯物を収納する回転槽26と、そこに収納された疑似負荷14を有し、モータ12により攪拌洗浄される。このように定重量、定型の疑似負荷14は、ユーザーが検診する際、常に規定の位置に装着されているため、回転槽26の偏荷重は、検診のたび毎に、一定で負荷条件が一定の規定化された状態で診断シーケンスが働くため、データのばらつきが少なく精度の良い故障診断ができる。また、疑似負荷14の質量は一般的な洗濯物の偏りの限界を想定して700g〜1kgの重さに設定することが望ましい。
尚、この診断時には、ユーザーに水道栓は開栓にしてもらい、疑似負荷14と水道水以外のものは、回転槽26に入れないことを徹底してもらう。
この疑似負荷14を用いた故障診断について、以下に詳しく説明する。図3は、本発明の洗濯機のサービスシステムの洗濯機の要部斜視図である。これはドラム式洗濯機のものであり、洗濯物を収納しタンブリング洗浄する回転槽26と衣類を掻き上げるバッフル27である。回転槽26は、有底円筒形に形成し、外周側壁に多数の通水孔を設け、洗濯機25の洗濯槽(図示せず)内に回転自在に配設されている。バッフル27は、回転槽26の回転軸に対して荷重的にシンメトリックな構成で3個を回転槽26の内壁面に周上等配し、固定している。ここで、各々のバッフル27には4個の嵌合孔28が穿ってある。
図4(a)は、本発明の実施の形態1における洗濯機のサービスシステムの疑似負荷のバッフルへの実装形態を示す平面図、図4(b)は、同洗濯機のサービスシステムの疑似負荷の側面図である。疑似負荷14は、バネ性のあるバネ材、例えば、ステンレス系のSUS304CPなどの平板を挟状に折り曲げて鋏バネ31を形成し、その末端の4箇所にバッフル27の嵌合孔28に入る突起爪29を折曲げ加工で形成している。また、所望の質量に調整するため、錘30を鋏バネ31に固定している。ユーザーがバッフル27に疑似負荷14を装着する際、バッフル27のスロープに沿い突起爪29を滑り込ませていくと、図4(b)の矢印方向に鋏バネ31が広がっていき、押し込むと突起爪29が嵌合孔28に嵌合し、バネ力により保持される。
このような構成にすることにより、疑似負荷14は、3個のうちのいずれのバッフル27に装着しても、しっかりと定置固定され、ユーザーによる故障診断実施に際し、回転槽26の精度の良い偏荷重化が実現でき、ばらつきもなくなる。また、3個のバッフル27は、回転軸対称(回転軸から等距離で120°間隔)に配されているため、どのバッフル27に取り付けても荷重条件は同一でユーザーが疑似負荷14に取り付けるとき非常に容易に作業することができる。
なお、上記実施の形態では、疑似負荷14はバッフル27に装着するとしたが、回転槽26の外周側壁に直接、例えば、通水孔を利用して装着する構成としてもよい。このような構成の場合は、バッフル27に装着する場合に比して偏荷重化の安定性はやや低下するが、装着の自由度は増す。
また、上記実施の形態は、ドラム式洗濯機で説明したが、パルセーター式洗濯機の場合は、パルセーターに複数の差込孔を設け、この差込孔に疑似負荷の突起爪を嵌合して疑似
負荷を固定する構成とすることにより、同様の効果を得ることができる。
以上のように、本実施の形態における洗濯機のサービスシステムによれば、回転槽が受ける偏荷重を定値化した再現性に優れた機器診断結果情報が得られるとともに、この診断結果情報を元に、ユーザーを訪問する事前にサービスマンが故障の部位の特定やユーザーの誤使用などの特定ができるため、効率的かつ合理的で高質なサービス提供を促進することができる。
また、洗濯機の設置時に前記診断シーケンスに従って運転した時の初期の診断結果と、設置以降ユーザーの指示によって獲得された診断結果の比較に基づいて受動負荷、能動負荷の劣化度合い、また、運転状況に応じた比較結果の妥当性などを検証する構成とすることにより、回転槽が受ける偏荷重を定値化した再現性に優れた診断結果と、設置環境の影響や機器の個体差などを取り除いた設置後の変化度合から機器診断検証ができるため、不具合の検出精度は格段に向上し、サービスマンがサービスを実施するために、ユーザーを訪問する前に、予め故障の部位の特定やユーザーの誤使用などを特定する精度も格段に向上し、より効率的かつ合理的で高質なサービス提供を促進することができる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2における洗濯機のサービスシステムのシステム構成を示すブロック図である。構成として実施の形態1と異なる部分は、診断結果保持部3が診断データ保持部13に替わっている点である。
このような構成で、ユーザーは、洗濯機使用時に何か動作に違和感があったり、非定常性を感じたりしたとき、洗濯機25の診断を行う実施の形態1とは異なるオプションサービス機能を有している。このサービス機能の動作、作用について以下に説明する。
ユーザーが洗濯機25の動作に、非定常性、違和感、を感じた際、ユーザーの所有する情報端末装置16のデータ通信手段15から洗濯機25のデータ通信手段9へ診断指令を送信する。
その指令を洗濯機25の制御手段1が受け解読し、上記ユーザーの疑義に対応して、診断シーケンス部2の診断シーケンスに沿って受動負荷11ならびに能動負荷10、そして診断シーケンスによって作用される受動負荷11及び能動負荷10の挙動の観測を行って検診を行い、採取したデータに演算・比較・判断等の処理を行って、洗濯機25内の各部品(受動負荷11、能動負荷10)の故障や特性劣化、給排水経路の異物やリントのつまりによる水流の滞りなどの不具合を自動診断し、診断データを診断データ保持部13に保存する。
そして、その洗濯物の負荷、設置する環境の影響を取り除いた再現性のある診断データは、ユーザーによる洗濯機25への指令によって情報端末装置16に吸い上げられる。この際、不揮発性メモリ4に蓄積された洗濯機25の設置直後の初期データ・故障履歴・運転履歴も同時に吸い上げられる。そして、ユーザーは、情報端末装置16に指令を送り、通信回線17を介して保守管理センター18へ、さらには通信回線21を介してサービスマン22にリアルタイムに情報提供され、適宜、適切かつ正確なサービス、メンテナンスを実施することを支援する。
この実施の形態では、制御手段1は、診断シーケンスに沿い必要なデータは採取するが演算・比較・診断などの高度な信号処理は行わず、診断データを診断データ保持部13に蓄積するのみのタスクをこなす。
そして、診断シーケンスが終了すると、データ通信手段9を通じて情報端末装置16に診断データ保持部13に蓄積されたデータを送信する。さらに、情報端末装置16が受信した診断データは、ユーザーによって情報端末装置16から保守管理センター18に転送され、そこでサーバー19、演算器20を駆使し、演算・比較・判定などの高度な信号処理を行って診断結果を導出する。
こうすることによって、洗濯機25の制御手段1のタスク処理負担は著しく軽減されデータ採取に専念できるため、時間とメモリが許す限り多くのデータを採取し、信号処理は、保守管理センター18に託すことによって、データ量に比例した多くの診断結果を得ることができる。これにより、多くの大量かつ精緻な診断が可能になり、ひいてはサービスの効率化、合理化、的確化という質の向上を実現することができる。
なお、ユーザーが洗濯機25を購入し、輸搬送・据え付け設置された直後に輸搬送・据え付け設置業者によってデータを取得し、初期データとして保守管理センター18のサーバー19に蓄積することを本サービスシステムの要件として必ず事前に実施しておくこととする。これにより、設置時の機器状態データと、ユーザーが実施して獲得した機器状態データが保守管理センター18のサーバー19に蓄積されることになる。ユーザーはその後も洗濯機25の動作に、非定常性、違和感を感じた際に、随時診断を行って機器状態データを測定し、保守管理センター18のサーバー19に送信し、データの累積を重ねることができ、的確な故障診断や運転履歴の管理を行うことができる。
また、洗濯機個体に個別のアドレスを付与しデータ並びに診断結果を洗濯機ごとにサーバー19に保持すれば、遠隔的に洗濯機メーカーが各ユーザーの洗濯機の機能状態を把握できるため、ユーザーに定期的に診断をしてもらえさえすれば、ユーザーから指示されずとも故障や故障の兆候などをユーザーに情報提供し、被害が甚大になる前にサービスを能動的に実施することができ、サービスによるユーザーの経済負担や故障による拡大被害を排除することができる。
次に、受動負荷11及び能動負荷10の各部品をどのように検診していくかを順に説明する。図6は、本発明の実施の形態2における洗濯機のサービスシステムのドラム式洗濯乾燥機の電気電子部品の構成図を示す。
図6において、水位センサ32は、回転槽26内の水位で水圧が変わる現象を利用したもので、水圧をパイプで機体上部に配置したセンサまで導く。水位が増すとパイプの中に水が浸入し、パイプ中の空気は圧縮され空気圧は上昇する。水位が低い時は、その逆である。水位センサ32自体の構成は、ダイアフラムが空気圧を受け撓むのに付随して鋼板がコイルの内輪を挿抜することで、インダクタンスを変化させて、インダクタンスによって発信周波数が変わる発振回路の発信周波数をマイクロプロセッサで検出して水位に換算している。
検診方法としては、回転槽26に水がない時の発信周波数の値と、上限水位(オーバーフローホースで、ある水位を越えると水が排出され、それ以上水位が上がらない構成になっている)の発信周波数を検出してデータとする。それが設置時の値と変化がないかどうかを判断基準に検診する。
ギヤードモータ33は、自身が持つモータが駆動すると移動する構造物を有し、その構造物の移動で排水コックを開栓したり閉栓したりして回転槽26からの排水を制御するものである。ある水位まで注水(水位センサ32で制御)した後、ギヤードモータ33で排水コックを開栓し、水位がゼロになるまでの時間を計測する。設置時と比較してその時間が延びているようであれば、排水経路に異物やリント等がたまり水路の水流が滞っている
ので、排水経路のクリーニングを行う。当然、水位が変わらないとか、いくら注水しても規定水位に達しない時は、ギヤードモータ33が故障ということでサービスマンが部品交換する。
モータ12は、永久磁石を用いたDCブラシレスモータであり、回転槽26を回転させるもので、回転数を回転センサ44が検出することで制御する。ターゲットとなる回転数Aと回転数Bを規定し、モータ12を制御する。その各々の回転数に制御されるかということと、回転数Aから回転数Bに達するまでの経過時間でモータ12の機能劣化も合わせて検出し検診する。
コンプレッサモータ34は、乾燥機能を司るヒートポンプシステムを駆動するモータで、同じくターゲットとなる回転数Cと回転数Dを規定し、その各々の回転数に制御されるかということと、回転数Cから回転数Dに達するまでの経過時間でコンプレッサモータ34の機能劣化も合わせて検出し検診する。
また、ヒートポンプ制御では冷凍サイクルの制御にまつわる冷媒の温度を検出する温度センサである凝縮センサ46と吐出センサ47や、循環する風の温度を検出する温風センサ48や吸気センサ49を有するが、ターゲットとなる温度Aと温度Bを規定し、その各々の温度に制御されるかということと、温度Aから温度Bに達するまでの経過時間でコンプレッサモータ34の機能劣化も併せて検出し検診する。さらに、ヒートポンプシステムの機能劣化も合わせて検出し検診する。ここで、風を循環させるのが循環ファンモータ35であるが、この循環ファンモータ35の回転数も前記コンプレッサモータ34と同様の方法で診断する。
3Dセンサ36は、回転槽26の上部に設置され、回転槽26のふれ回りをXYZ軸の三次元の加速度を検出することから揺れの振幅を概算する。その振幅には限度値が設けられており、回転数の低い方から複数の基準点を設け、その基準点で振幅が限度値を超えることがあれば、回転槽26内の洗濯物が偏ってアンバランスになっていると判断し、一旦停止し再度起ち上げを試みるが、規定回数この基準点の関門を超えられなければエラー表示を出して停止する。
本発明におけるサービスシステムでは、規定の重量をもつ疑似負荷14で回転槽26の重心を意図的にずらし、設置時にはこの偏った重心でも上記振幅の限度値の関門をクリアすることを検証することにより、回転槽26のもつ固有のふれ回りでも正常に回転数が上がっていくということで、設置環境との協調性を確認、担保してユーザーと合意のうえ引き渡しすることができる。また、ここで診断に失敗するということは設置環境の変化もしくは、洗濯機の機械的堅牢性の劣化という観点で範囲を絞り込んだサービスを実施するヒントとなる。
SFスイッチ38は、洗濯機25の排水口の手前に設けられた異物の下水口流出を阻止するフィルター(手入れができるように取りはずし可能となっている)が挿入されていることを検知するホール素子からなる近接センサであるが、この測定値が規定値範囲内に存在するか否かで装着の検診を行う。
洗濯機25の蓋を閉じると外部からの力で開かないようにロック機構を働かせる構造になっているが、フタロック検知39とフタ開閉検知40はこのロック状態を検知するマイクロスイッチの接点からなる。ユーザーによる手動開閉動作および運転中の状態を検知することにより検診を行う。
ターミナル板41は、金属突起物をもつ電極であり3個配されている。これは、水が外
部に流出しないようにシールドされた洗濯槽の密閉空間から万一、洗濯用洗剤の流動によって発生した泡が外部に流出したことを検出するセンサである。イオン成分を含んだ導電性の泡を媒体として異なる電極間での導通を検出して泡の外部流出を検知するしくみである。これは二重安全機構であり作動が極まれで、かつ単純な金属性電極突起ということで検診からは除外する。
電源スイッチ42は、機体に商用電源を投入するための接点スイッチであり、接点の閉成をマイクロプロセッサでチェックすることで容易に検診ができる。
表示用コントローラ43は、マイクロプロセッサとの通信診断を行う機能を具備しているためマイクロプロセッサの診断結果をもとに検診を行う。
循環用ポンプ45は、DCブラシレスモータを駆動源としてインバータ駆動される。これは、回転槽26内にシャワー水を循環して射出して洗濯物に効率よくまんべんなく当て洗浄するために備えられた機能であり、UVWの三相に流れる電流を検出、演算処理することによって回転数を測定できる。ターゲットとなる回転数Eと回転数Fを規定し、DCブラシレスモータを制御する。その各々の回転数に制御されるかということと、回転数Eから回転数Fに達するまでの経過時間でDCブラシレスモータおよび循環用ポンプ45の機能劣化も合わせて検出し検診する。
給水弁A50、給水弁B51、給水弁C52は、水道水を各々所望のタイミングで所望のノズルに送水するための弁体である。この機能の瑕疵は検診のターゲットとなる給水弁を開栓した状態で水位センサ32の信号を監視する。開栓を指示している間、所定の水位上昇することを確認することで検診を行うことができる。
フタソレノイド53は、洗濯機25の蓋をロックするためのロック機構作動させるためのアクチュエーターである。これは上記のフタロック検知39、フタ開閉検知40の閉成を確認することによって診断できる。
以上のように述べてきた検診手法を考慮し、受動負荷11及び能動負荷10の全部品を網羅した全体シーケンスを編成することによって診断シーケンス部2を構築することができる。基本的には、マイクロプロセッサに繋がったシステムになっているが、図6においては、各部品とのバッファとなる回路を便宜上、駆動部55、インバータ56、I/F部57として制御基板58上に表記している。
以上のように、本実施の形態における洗濯機のサービスシステムによれば、制御手段が、洗濯機を運転し、種々データ測定を行い、獲得したデータ群を診断データ保持部に記憶し、そのデータと不揮発性メモリに記憶されたデータを、情報端末装置を経由してサービス管理システムに転送して演算・信号処理を行い、受動負荷部、能動負荷部の劣化度合いや運転状況の妥当性などを検証することにより、洗濯機の制御手段の演算負荷は著しく低減でき、サービス管理システムで演算処理や故障診断やユーザーの誤使用などの診断結果を導出できるため生データ取得から診断結果のサービスマンへの伝達のスピードは速くなるとともに、サービス管理システムのサーバーで蓄積したデータから様々な分析、検証を行い、未知の不具合に対する処方箋の発見や、既存の処方箋の改善などのサービスの高質化や範囲の拡張性が経験を積むにつれ自律的に発展させていくことができる。
また、洗濯機の設置時に、診断シーケンスに従って運転した時の診断データと、設置以降ユーザーの指示によって獲得された診断データの比較に基づいて受動負荷部、能動負荷部の劣化度合い、また運転状況に応じた比較結果の妥当性などの診断結果を導きだす構成とすることにより、洗濯機の制御手段の演算負荷は著しく低減でき、サービス管理システ
ムで演算処理や故障診断やユーザーの誤使用などの診断結果を導出できるため生データ取得から診断結果のサービスマンへの伝達のスピードは速くなるとともに、サービス管理システムのサーバーで蓄積したデータを活用して、設置後の変化度合という観点から様々な分析、検証をさらに高精度に行い、未知の不具合に対する処方箋の発見や、既存の処方箋の改善などのサービスの高質化や範囲の拡張性が経験を積むにつれ自律的に発展させていくことができる。
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3における洗濯機のサービスシステムのドラム式洗濯乾燥機の電気電子部品の構成図である。本実施の形態の構成は、上記実施の形態1の構成に加えて、洗濯機に流入する電流を検出する電流センサ(電流検出手段)を備えたものである。
電流センサ59には、例えば旭化成エレクトロニクス社製のCQ−3シリーズを使用することができる。シンプルなオープン型方式による小型化と、オープン型でありながらクローズ型に迫る高精度、高S/N、そして高速応答性の両立を達成したオープン型化合物ホール素子を用いたSMD(Surface Mount Device)であるため、既存の基板サイズを変更する手間もいらず制御基板58上に実装できる。本実施の形態では、このCQ−330Gを用いることとして説明する。サイズは約8mm角と小さく、電流測定レンジは−4.5〜+4.5Aとなっており、直流も交流もアナログ値として読み込むことができる。また、ダイナミックレンジも被測定電流の最大値と比較して適切な選択を行っている。
受動負荷11及び能動負荷10の電気電子部品の構成は、図6を参照して説明した上記実施の形態2と同様である。図7では、電流によって動作状態が把握できる能動負荷10に絞って表記した。
各部品のおおよその電流定格は下記のようになっている。
モータ12 ・・・7.0A
コンプレッサモータ34・・・10A
循環ファンモータ35 ・・・2.5A
ファン37 ・・・0.5A
循環ポンプ63 ・・・1.2A
弁A64、弁B65 ・・・1.0A
ギヤードモータ 33 ・・・1.0A
ここで、モータ12、コンプレッサモータ34、循環ファンモータ35は、駆動回路であるインバータ56にシャント抵抗を具備しており、マイクロプロセッサによって三相(UVW)の各相の電流は検出できるため、マイクロプロセッサにて信号処理をすれば電流値に等価なパラメータを計算できるので検診は可能である。ただし、モータ12は0〜最大電流まで範囲があるため、ここでは電流センサ59では6.4A以下しか測定できない。
しかし、駆動部55により駆動される弁A64、弁B65、循環ポンプ63、ギヤードモータ33、ファン37については、電流センサ59によって制御基板58に流れ込む総入力電流を検出することによって検診できる。個々の部品(能動負荷)ごとに電流値を測定する場合は、被測定部品以外の動作は停止するような診断シーケンスを作成する必要がある。
図8は、電流センサを使い分けた本発明の実施の形態3における洗濯機のサービスシステムのドラム式洗濯乾燥機の電気電子部品の構成図である。本実施の形態では、CQ−330GとCQ−3301を用いることとして説明する。CQ−3301の電流測定レンジ
は、−10.7〜+10.7Aである。CQ−330Gの電流センサA68は駆動部55によってドライブする弁A64、弁B65、循環ポンプ63、ギヤードモータ33、ファン37を測定する。一方、CQ−3301の電流センサB69はインバータ56によってドライブするモータ12、コンプレッサモータ34、循環ファンモータ35を測定する。このように選択的に電流センサを配することによって、各々の負荷の被測定電流の範囲を適切にカバーしたダイナミックレンジの電流センサによる電流測定が可能になり、きめ細かい測定ができ測定精度ひいては検診精度が向上する。
以上のように、本実施の形態における洗濯機のサービスシステムによれば、電流検出手段を備えたことにより、回転槽が受ける偏荷重を定値化した再現性に優れた診断結果と、設置環境の影響や機器の個体差などを取り除いた設置後の変化度合から、具備している個々の部品の劣化及びその程度を電流値によって、高精度にきめ細かく検出できるため、不具合の検出精度は格段に向上し、サービスマンがサービスを実施するために、ユーザーを訪問する前に、予め故障の部位の特定やユーザーの誤使用などを特定する精度も格段に向上し、より効率的かつ合理的で高質なサービス提供を促進することができる。
また、機器設置時に電流検出手段にて各部品が単独または複数で動いているときに検出した電流値と、設置時以降にユーザーが診断したときに検出した電流値とを比較して、受動負荷部、能動負荷部の劣化度合い、また、運転状況の妥当性などの診断結果を診断結果保持部に記憶し、この診断結果と前記不揮発性メモリに記憶されたデータをユーザーの持つ情報端末装置に吸い上げ、通信回線を経由してサービス管理システムに転送することにより、回転槽が受ける偏荷重を定値化した再現性に優れた診断結果と、設置環境の影響や機器の個体差などを取り除いた設置後の変化度合から、具備している個々の部品の劣化及びその程度を電流値によって高精度にきめ細かく、かつ設置時からの変化度合いとして検出できるため、不具合の検出精度は格段に向上し、サービスマンがサービスを実施するためにユーザーを訪問する前に予め故障の部位の特定やユーザーの誤使用などを特定する精度も格段に向上し、より効率的かつ合理的で高質なサービス提供を促進することができる。
以上のように、本発明にかかる洗濯機のサービスシステムは、疑似負荷を定置固定して負荷条件を規定し診断シーケンスに沿って故障診断を行い、その診断結果を保守管理センターというクラウドのサーバーに送信して保管し、さらにそのサーバーからサービスマンに事前に洗濯機の状態情報を提供することが可能となるため、再現性に富み合理的で効率性の高いサービスを提供することができるので、特に家庭用の洗濯機のサービスシステムとして有用である。
1 制御手段
2 診断シーケンス部
3 診断結果保持部
4、70 不揮発性メモリ
5 入力手段
6 表示手段
7、57 I/F部
8、55 駆動部
9、15 データ通信手段
10 能動負荷
11 受動負荷
12 モータ
13 診断データ保持部
14 疑似負荷
16 情報端末装置
17、21 通信回線
18 保守管理センター(サービス管理システム)
25 洗濯機
26 回転槽
27 バッフル
59 電流センサ(電流検出手段)
68 電流センサA(電流検出手段)
69 電流センサB(電流検出手段)

Claims (10)

  1. ユーザーが使用する情報端末装置と、前記情報端末装置と通信回線によって連携された保守管理センターのサービス管理システムと、前記情報端末装置と通信回線によって連携された洗濯機とから構成され、前記洗濯機は、洗濯機全体を制御する制御手段と、前記情報端末装置と通信回線を介して通信するデータ通信手段と、診断の運転コース及び診断作業の内容を記憶した診断シーケンス部と、診断結果を保持する診断結果保持部と、電源入り切りや洗濯機の運転コース等の設定を行う入力手段と、設定された運転コースの内容や運転コースの進行状態を表示する表示手段と、過去の故障履歴や運転履歴を記憶した不揮発性メモリと、モータ、ポンプ等のアクチュエーターからなる能動負荷部と、センサ等の受動的に作用する部品からなる受動負荷部と、前記制御手段と前記受動負荷部の電気的整合をとるI/F部と、前記制御手段と前記能動負荷部の電気的整合を取る駆動部と、洗濯物を入れる回転槽と、前記回転槽の所定位置に固定保持される疑似負荷と、前記回転槽を駆動するモータとを備え、前記洗濯機は、前記情報端末装置からの指令を受け前記診断シーケンス部の持つ診断シーケンスに従って前記制御手段が前記洗濯機を運転・診断し、前記受動負荷部、能動負荷部の劣化度合いや運転状況の妥当性などを検証した診断結果を前記診断結果保持部に記憶し、前記診断結果保持部に記憶した診断結果と前記不揮発性メモリに記憶されたデータをユーザーの持つ前記情報端末装置に吸い上げ、通信回線を経由して前記サービス管理システムに転送する構成とした洗濯機のサービスシステム。
  2. ユーザーが使用する情報端末装置と、前記情報端末装置と通信回線によって連携された保守管理センターのサービス管理システムと、前記情報端末装置と通信回線によって連携された洗濯機とから構成され、前記洗濯機は、洗濯機全体を制御する制御手段と、前記情報端末装置と通信回線を介して通信するデータ通信手段と、診断の運転コース及び診断作業の内容を記憶した診断シーケンス部と、診断結果を保持する診断結果保持部と、電源入り切りや洗濯機の運転コース等の設定を行う入力手段と、設定された運転コースの内容や運転コースの進行状態を表示する表示手段と、過去の故障履歴や運転履歴を記憶した不揮発性メモリと、モータ、ポンプ等のアクチュエーターからなる能動負荷部と、センサ等の受動的に作用する部品からなる受動負荷部と、前記制御手段と前記受動負荷部の電気的整合をとるI/F部と、前記制御手段と前記能動負荷部の電気的整合を取る駆動部と、洗濯物を入れる回転槽と、前記回転槽の所定位置に固定保持される疑似負荷と、前記回転槽を駆動するモータとを備え、前記洗濯機は、前記情報端末装置からの指令を受け前記診断シーケンス部の持つ診断シーケンスに従って前記制御手段が前記洗濯機を運転・診断し、前記診断結果保持部に記憶した診断結果と前記不揮発性メモリに記憶されたデータをユーザーの持つ前記情報端末装置に吸い上げ、通信回線を経由して前記サービス管理システムに転送するものであって、前記洗濯機の設置時に前記診断シーケンスに従って運転した時のデータと、設置以降ユーザーの指示によって運転・診断し獲得したデータとの比較に基づいて、前記受動負荷部、能動負荷部の劣化度合い、また運転状況に応じて比較したシステム動作の妥当性などの診断結果を前記診断結果保持部に記憶する構成とした洗濯機のサービスシステム。
  3. ユーザーが使用する情報端末装置と、前記情報端末装置と通信回線によって連携された保守管理センターのサービス管理システムと、前記情報端末装置と通信回線によって連携された洗濯機とから構成され、前記洗濯機は、洗濯機全体を制御する制御手段と、前記情報端末装置と通信回線を介して通信するデータ通信手段と、診断の運転コース及び診断作業の内容を記憶した診断シーケンス部と、診断結果を保持する診断結果保持部と、電源入り切りや洗濯機の運転コース等の設定を行う入力手段と、設定された運転コースの内容や運転コースの進行状態を表示する表示手段と、過去の故障履歴や運転履歴を記憶した不揮発性メモリと、モータ、ポンプ等のアクチュエーターからなる能動負荷部と、センサ等の受動的に作用する部品からなる受動負荷部と、前記制御手段と前記受動負荷部の電気的整合
    をとるI/F部と、前記制御手段と前記能動負荷部の電気的整合を取る駆動部と、前記洗濯機に流入する電流を検出する電流検出手段と、洗濯物を入れる回転槽と、前記回転槽の所定位置に固定保持される疑似負荷と、前記回転槽を駆動するモータとを備え、前記洗濯機は前記情報端末装置からの指令を受け前記診断シーケンス部の持つ診断シーケンスに従って前記制御手段が前記洗濯機を運転・診断し、前記電流検出手段にて前記受動負荷部、能動負荷部の各部品が単独または複数で動いているときの電流値を検出して診断した前記受動負荷部、能動負荷部の劣化度合い、また運転状況の妥当性などを検証した診断結果を前記診断結果保持部に記憶し、その診断結果と前記不揮発性メモリに記憶されたデータをユーザーの持つ前記情報端末装置に吸い上げ、通信回線を経由して前記サービス管理システムに転送する構成とした洗濯機のサービスシステム。
  4. ユーザーが使用する情報端末装置と、前記情報端末装置と通信回線によって連携された保守管理センターのサービス管理システムと、前記情報端末装置と通信回線によって連携された洗濯機とから構成され、前記洗濯機は、洗濯機全体を制御する制御手段と、前記情報端末装置と通信回線を介して通信するデータ通信手段と、診断の運転コース及び診断作業の内容を記憶した診断シーケンス部と、診断結果を保持する診断結果保持部と、電源入り切りや洗濯機の運転コース等の設定を行う入力手段と、設定された運転コースの内容や運転コースの進行状態を表示する表示手段と、過去の故障履歴や運転履歴を記憶した不揮発性メモリと、モータ、ポンプ等のアクチュエーターからなる能動負荷部と、センサ等の受動的に作用する部品からなる受動負荷部と、前記制御手段と前記受動負荷部の電気的整合をとるI/F部と、前記制御手段と前記能動負荷部の電気的整合を取る駆動部と、前記洗濯機に流入する電流を検出する電流検出手段と、洗濯物を入れる回転槽と、前記回転槽の所定位置に固定保持される疑似負荷と、前記回転槽を駆動するモータとを備え、前記洗濯機は前記情報端末装置からの指令を受け前記診断シーケンス部の持つ診断シーケンスに従って前記制御手段が前記洗濯機を運転・診断し、前記診断結果保持部に記憶した診断結果と前記不揮発性メモリに記憶されたデータをユーザーの持つ前記情報端末装置に吸い上げ、通信回線を経由して前記サービス管理システムに転送するものであって、前記洗濯機の設置時に前記電流検出手段にて前記受動負荷部、能動負荷部の各部品が単独または複数で動いているときに検出した電流値と、設置時以降にユーザーの指示によって診断したときに検出した電流値とを比較して、前記受動負荷部、能動負荷部の劣化度合い、また運転状況の妥当性などの診断結果を前記診断結果保持部に記憶する構成とした洗濯機のサービスシステム。
  5. ユーザーが使用する情報端末装置と、前記情報端末装置と通信回線によって連携された保守管理センターのサービス管理システムと、前記情報端末装置と通信回線によって連携された洗濯機とから構成され、前記洗濯機は、洗濯機全体を制御する制御手段と、前記情報端末装置と通信回線を介して通信するデータ通信手段と、診断の運転コース及び診断作業の内容を記憶した診断シーケンス部と、診断データを保持する診断データ保持部と、電源入り切りや洗濯機の運転コース等の設定を行う入力手段と、設定された運転コースの内容や運転コースの進行状態を表示する表示手段と、過去の故障履歴や運転履歴を記憶した不揮発性メモリと、モータ、ポンプ等のアクチュエーターからなる能動負荷部と、センサ等の受動的に作用する部品からなる受動負荷部と、前記制御手段と前記受動負荷部の電気的整合をとるI/F部と、前記制御手段と前記能動負荷部の電気的整合を取る駆動部と、洗濯物を入れる回転槽と、前記回転槽の所定位置に固定保持される疑似負荷と、前記回転槽を駆動するモータとを備え、前記洗濯機は、前記情報端末装置からの指令を受け前記診断シーケンス部の持つ診断シーケンスに従って前記制御手段が前記洗濯機を運転し種々のデータ測定を行い、獲得したデータを前記診断データ保持部に記憶し、そのデータと前記不揮発性メモリに記憶されたデータを、前記情報端末装置を経由して前記サービス管理システムに転送して演算・信号処理を行い、前記受動負荷部、能動負荷部の劣化度合いや運転状況の妥当性などを検証する構成とした洗濯機のサービスシステム。
  6. ユーザーが使用する情報端末装置と、前記情報端末装置と通信回線によって連携された保守管理センターのサービス管理システムと、前記情報端末装置と通信回線によって連携された洗濯機とから構成され、前記洗濯機は、洗濯機全体を制御する制御手段と、前記情報端末装置と通信回線を介して通信するデータ通信手段と、診断の運転コース及び診断作業の内容を記憶した診断シーケンス部と、診断データを保持する診断データ保持部と、電源入り切りや洗濯機の運転コース等の設定を行う入力手段と、設定された運転コースの内容や運転コースの進行状態を表示する表示手段と、過去の故障履歴や運転履歴を記憶した不揮発性メモリと、モータ、ポンプ等のアクチュエーターからなる能動負荷部と、センサ等の受動的に作用する部品からなる受動負荷部と、前記制御手段と前記受動負荷部の電気的整合をとるI/F部と、前記制御手段と前記能動負荷部の電気的整合を取る駆動部と、洗濯物を入れる回転槽と、前記回転槽の所定位置に固定保持される疑似負荷と、前記回転槽を駆動するモータとを備え、前記洗濯機は、前記情報端末装置からの指令を受け前記診断シーケンス部の持つ診断シーケンスに従って前記制御手段が前記洗濯機を運転し種々のデータ測定を行い、獲得したデータを前記診断データ保持部に記憶し、そのデータと前記不揮発性メモリに記憶されたデータをユーザーの持つ前記情報端末装置に吸い上げ、通信回線を経由して前記サービス管理システムに転送するものであって、前記サービス管理システムは、前記洗濯機の設置時に前記診断シーケンスに従って運転した時のデータと、設置以降ユーザーの指示によって運転し獲得されたデータの比較に基づいて、前記受動負荷部、能動負荷部の劣化度合い、また運転状況に応じた比較結果の妥当性などの診断結果を導きだす構成とした洗濯機のサービスシステム。
  7. ユーザーが使用する情報端末装置と、前記情報端末装置と通信回線によって連携された保守管理センターのサービス管理システムと、前記情報端末装置と通信回線によって連携された洗濯機とから構成され、前記洗濯機は、洗濯機全体を制御する制御手段と、前記情報端末装置と通信回線を介して通信するデータ通信手段と、診断の運転コース及び診断作業の内容を記憶した診断シーケンス部と、診断データを保持する診断データ保持部と、電源入り切りや洗濯機の運転コース等の設定を行う入力手段と、設定された運転コースの内容や運転コースの進行状態を表示する表示手段と、過去の故障履歴や運転履歴を記憶した不揮発性メモリと、モータ、ポンプ等のアクチュエーターからなる能動負荷部と、センサ等の受動的に作用する部品からなる受動負荷部と、前記制御手段と前記受動負荷部の電気的整合をとるI/F部と、前記制御手段と前記能動負荷部の電気的整合を取る駆動部と、前記洗濯機に流入する電流を検出する電流検出手段と、洗濯物を入れる回転槽と、前記回転槽の所定位置に固定保持される疑似負荷と、前記回転槽を駆動するモータとを備え、前記洗濯機は、前記情報端末装置からの指令を受け前記診断シーケンス部の持つ診断シーケンスに従って前記制御手段が前記洗濯機を運転し、前記電流検出手段にて前記受動負荷部、能動負荷部の各部品が単独または複数で動いているときの電流値の測定を行い獲得したデータを前記診断データ保持部に記憶し、そのデータと前記不揮発性メモリに記憶されたデータを前記情報端末装置を経由して前記サービス管理システムに転送して演算・信号処理を行い、前記受動負荷部、能動負荷部の劣化度合い、また運転状況の妥当性などを検証する構成とした洗濯機のサービスシステム。
  8. ユーザーが使用する情報端末装置と、前記情報端末装置と通信回線によって連携された保守管理センターのサービス管理システムと、前記情報端末装置と通信回線によって連携された洗濯機とから構成され、前記洗濯機は、洗濯機全体を制御する制御手段と、前記情報端末装置と通信回線を介して通信するデータ通信手段と、診断の運転コース及び診断作業の内容を記憶した診断シーケンス部と、診断データを保持する診断データ保持部と、電源入り切りや洗濯機の運転コース等の設定を行う入力手段と、設定された運転コースの内容や運転コースの進行状態を表示する表示手段と、過去の故障履歴や運転履歴を記憶した不揮発性メモリと、モータ、ポンプ等のアクチュエーターからなる能動負荷部と、センサ等
    の受動的に作用する部品からなる受動負荷部と、前記制御手段と前記受動負荷部の電気的整合をとるI/F部と、前記制御手段と前記能動負荷部の電気的整合を取る駆動部と、前記洗濯機に流入する電流を検出する電流検出手段と、洗濯物を入れる回転槽と、前記回転槽の所定位置に固定保持される疑似負荷と、前記回転槽を駆動するモータとを備え、前記洗濯機は、前記情報端末装置からの指令を受け前記診断シーケンス部の持つ診断シーケンスに従って前記制御手段が前記洗濯機を運転し種々のデータ測定を行い、獲得したデータを前記診断データ保持部に記憶し、そのデータと前記不揮発性メモリに記憶されたデータをユーザーの持つ前記情報端末装置に吸い上げ、通信回線を経由して前記サービス管理システムに転送するものであって、前記サービス管理システムは、前記洗濯機の設置時に前記診断シーケンスに従って運転し前記電流検出手段にて前記受動負荷部、能動負荷部の各部品が単独または複数で動いているときの電流値を検出して獲得されたデータと、設置以降ユーザーの指示によって運転し電流値を検出して獲得されたデータとの比較に基づいて、前記受動負荷部、能動負荷部の劣化度合い、また運転状況の妥当性などを検証する構成とした洗濯機のサービスシステム。
  9. 前記洗濯機は、回転軸に対して真円のとれた構成の前記回転槽が持つ攪拌機構であるバッフルやパルセーターに穿った複数の嵌合孔と、弾性体の板金を挟状に折り前記嵌合孔にはめ合いを持つ複数の突起部を配した構造を持つ前記疑似負荷を有する請求項1〜8のいずれか1項に記載の洗濯機のサービスシステム。
  10. 前記洗濯機の制御手段は、前記電流検出手段としてオープン型化合物ホール素子を用いたSMD型の電流ICを用い、1A以下から10A超まで幅広い電流レンジを有する前記受動負荷部および能動負荷部に応じて適正定格の電流ICを複数適切に配する構成とした請求項3、4、7、8のいずれか1項に記載の洗濯機のサービスシステム。
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