JP2018049766A - コネクタおよびコネクタの組立方法 - Google Patents

コネクタおよびコネクタの組立方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の圧着端子を端子収容室に挿入した状態で複数の電線に圧着端子を同時に圧着することによって組立作業を容易にするとともに、端子圧着治具の複数の圧着端子を区画する部分を小さくして強度を低下させる必要がないコネクタおよびコネクタの組立方法を提供すること。【解決手段】複数の端子収容室23が設けられたコネクタ1において、コネクタハウジング10は、1つの端子収容室23と、端子挿入口22と、相手端子挿入口24と、を有してなる分割ハウジング20が複数の端子収容室23に対応して複数設けられ、かつ、複数の分割ハウジング20が、分離、および、合体可能になっており、分割ハウジング20は、圧着端子80を一部が端子収容室23内に挿入され、かつ、電線71に圧着される部分が端子挿入口22から露出された状態で仮係止する仮係止部27と、圧着端子80を端子収容室23内に収容完了した位置で係止する本係止部28と、を有してなる。【選択図】図3

Description

本発明は、電線の端末部に圧着される圧着端子が収容される複数の端子収容室が設けられたコネクタハウジングを有してなるコネクタおよびコネクタの組立方法に関する。
従来、電線の端末部に圧着される圧着端子が収容される複数の端子収容室が設けられたコネクタハウジングを有してなるコネクタは、各電線に端子を圧着する工程、および、複数の電線の端末部に圧着された圧着端子のそれぞれを各端子収容室に収容する工程で、複数の電線を端子圧着治具の位置に位置合わせし、その後、電線の端末部に圧着された圧着端子を各端子収容室に位置合わせしながら端子収容室内に挿入する必要があるため、組立作業が煩雑になる。
例えば、特許文献1には、複数の圧着端子を端子収容室内に収容した状態で複数の圧着端子を同時に圧着することができるアンビル311およびクリンパ312を備えた端子圧着治具310(図13参照)によって複数の電線に圧着することによって組立作業を容易にしたコネクタおよびコネクタの組立方法が記載されている。
特開平8−7968号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたコネクタおよびコネクタの組立方法は、コネクタハウジングの小型化のため隣り合う端子収容室の間隔を小さくすると、それに対応して、端子圧着治具310であるクリンパ312の複数の圧着端子を区画する部分312aの幅を小さくしなければならず、端子圧着治具310の強度が確保できなくなるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の圧着端子を端子収容室に挿入した状態で複数の電線に圧着端子を同時に圧着することによって組立作業を容易にするとともに、コネクタハウジングの小型化に対応して複数の端子収容室の配置間隔が小さくなることによって端子圧着治具の複数の圧着端子を区画する部分を小さくして強度を低下させる必要がないコネクタおよびコネクタの組立方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の請求項1に係るコネクタは、電線の端末部に圧着される圧着端子が収容される複数の端子収容室が設けられたコネクタハウジングを有してなるコネクタにおいて、前記コネクタハウジングは、前記複数の端子収容室の1つの端子収容室と、該1つの端子収容室内への前記圧着端子の挿入口となる端子挿入口と、前記圧着端子に接続される接続相手端子の挿入口となる相手端子挿入口と、を有してなる分割ハウジングが前記複数の端子収容室に対応して複数設けられ、かつ、複数の前記分割ハウジングが、分離、および、合体可能になっており、前記分割ハウジングは、前記圧着端子を一部が前記端子収容室内に挿入され、かつ、前記電線に圧着される部分が前記端子挿入口から露出された状態で仮係止する仮係止部と、前記圧着端子を前記端子収容室内に収容完了した位置で係止する本係止部と、を有してなることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係るコネクタは、上記の発明において、前記分割ハウジングは、前記圧着端子を前記端子収容室内に収容完了した位置で係止する弾性係止片を有し、該弾性係止片が当該分割ハウジングの外面および前記端子収容室の内面を構成する壁の外面から前記端子収容室内に貫通するスリットによって前記壁の一部が片持ち片状に外形がくりぬかれてなり、前記スリットが他の前記分割ハウジングと合体するための係合部分になっていることを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の請求項3に係るコネクタの組立方法は、電線の端末部に圧着される圧着端子が収容される複数の端子収容室が設けられたコネクタハウジングを有してなるコネクタの組立方法であって、前記コネクタハウジングが、前記複数の端子収容室の1つの端子収容室と、該1つの端子収容室内への前記圧着端子の挿入口となる端子挿入口と、前記圧着端子に接続される接続相手端子の挿入口となる相手端子挿入口と、を有してなる分割ハウジングを前記複数の端子収容室に対応して複数に分離された状態で、複数の前記圧着端子を前記電線に圧着される部分が前記端子挿入口から露出された状態で仮係止する端子仮係止工程と、前記端子仮係止工程にて複数に分離された状態の前記分割ハウジング内に仮係止された複数の前記圧着端子を前記電線に圧着する端子圧着工程と、前記分割ハウジングに仮係止された複数の前記圧着端子のそれぞれを前記端子収容室内に収容完了した位置に本係止した後に、複数に分割された前記分割ハウジングを合体させる、あるいは、複数に分割された前記分割ハウジングを合体させた後に、前記分割ハウジングに仮係止された複数の前記圧着端子のそれぞれを前記端子収容室内に収容完了した位置に本係止する端子本係止および分割ハウジング合体工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の請求項1に係るコネクタは、複数の前記圧着端子が対応する前記分割ハウジングの仮係止位置に係止された状態で、前記端子挿入口から露出された前記電線に圧着される部分が端子圧着治具によって前記電線に同時に圧着可能とされ、しかも、複数の前記分割ハウジングが、分離、および、合体可能になっており、前記圧着端子が仮係止された前記複数の分割ハウジングは、分離された状態にすることができるので、前記複数の分割ハウジングは、端子圧着治具のクリンパの複数の圧着端子を区画する部分の幅に対応して互いの間隔を離間することができ、結果的に、複数の圧着端子を端子収容室に挿入した状態で複数の電線に圧着端子を同時に圧着することによって組立作業を容易にするとともに、コネクタハウジングの小型化に対応して複数の端子収容室の配置間隔が小さくなることによって端子圧着治具の複数の圧着端子を区画する部分を小さくして強度を低下させる必要がない。
本発明の請求項2に係るコネクタは、前記圧着端子を前記端子収容室内に収容完了した位置に係止する前記弾性係止片の外形をくりぬくために前記分割ハウジングに形成された前記スリットの一部を前記分割ハウジングが合体するための係合部分として利用しているため、簡易な構成で前記複数の分割ハウジングを分離、および、合体させることができる。
本発明の請求項3に係るコネクタの組立方法は、複数の前記圧着端子が対応する前記分割ハウジングの仮係止位置に係止された状態で、前記端子挿入口から露出された前記電線に圧着される部分が端子圧着治具によって前記電線に同時に圧着可能とされ、しかも、前記圧着端子が仮係止された前記複数の分割ハウジングは、分離された状態になっているので、前記複数の分割ハウジングは、端子圧着治具のクリンパの複数の圧着端子を区画する部分の幅に対応して互いの間隔を離間することができ、結果的に、複数の圧着端子を端子収容室に挿入した状態で複数の電線に圧着端子を同時に圧着することによって組立作業を容易にするとともに、コネクタハウジングの小型化に対応して複数の端子収容室の配置間隔が小さくなることによって端子圧着治具の複数の圧着端子を区画する部分を小さくして強度を低下させる必要がない。
図1は、(a)が本発明の実施例に係るコネクタが組み込まれた車載カメラの側面図であり、(b)が(a)に示した車載カメラの斜視図である。 図2は、本発明の実施例に係るコネクタの上面図である。 図3は、(a)が図2に示したコネクタのA−A線断面図であり、(b)が(a)に示した分割ハウジングの周辺の断面図である。 図4は、4つの分割ハウジングを合体させた状態を示した図である。 図5は、4つの分割ハウジングを分離した状態を示した図である。 図6は、分離された4つの分割ハウジングを図5とは異なる方向から視た図である。 図7は、圧着部を圧着した状態の圧着端子の斜視図である。 図8は、(a)が圧着端子が分割ハウジングの仮係止位置に係止された状態で圧着端子が電線に圧着された状態を示す断面図であり、(b)が圧着端子が分割ハウジングの本係止位置に係止された状態を示した断面図である。 図9は、(a)が、端末部の各被覆材が除去され、編組を絶縁被覆材の外周に折り返した状態で4本の電線が露出され、各電線の端末部の導体部が露出された状態になっているシールド電線の斜視図であり、(b)が、端末部に露出された4本の電線のうち、2本の電線を下方に屈曲させた状態のシールド電線の斜視図である。 図10は、(c)が端子圧着治具を含む端子圧着装置によって2本の電線に対して圧着端子を圧着する様子を示した図であり、(d)が2つの圧着端子が各分割ハウジングの仮係止位置で電線に圧着完了された状態を示した図である。 図11は、(e)が2つの分割ハウジングを合体する様子を示した図であり、(f)が2つの圧着端子が各分割ハウジングの仮係止位置から本係止位置に移動完了された状態を示した図である。 図12は、(g)が端子圧着治具を含む端子圧着装置によって残りの2本の電線に対して圧着端子を圧着する様子を示した図であり、(h)が4つの分割ハウジングを全て合体させることによって1つのインナーハウジングに組立完了した状態を示した図である。 図13は、従来技術の問題を説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るコネクタおよびコネクタの組立方法の好適な実施例を詳細に説明する。
図1は、(a)が本発明の実施例に係るコネクタ1が組み込まれた車載カメラ200の側面図であり、(b)が(a)に示した車載カメラ200の斜視図である。図2は、本発明の実施例に係るコネクタ1の上面図である。図3は、(a)が図2に示したコネクタ1のA−A線断面図であり、(b)が(a)に示した分割ハウジング20の周辺の断面図である。図4は、4つの分割ハウジング20を合体させた状態を示した図である。図5は、4つの分割ハウジング20を分離した状態を示した図である。図6は、分離された4つの分割ハウジング20を図5とは異なる方向から視た図である。図7は、圧着部82を圧着した状態の圧着端子の斜視図である。図8は、(a)が圧着端子80が分割ハウジング20の仮係止位置に係止された状態で圧着端子80が電線71に圧着された状態を示す断面図であり、(b)が圧着端子80が分割ハウジング20の本係止位置に係止された状態を示した断面図である。
なお、図3には、機器側コネクタ100に設けられる回路基板140についても図示している。
また、図2および図3は、コネクタ1以外に機器側コネクタ100の一部についても図示している。
本発明の実施例に係るコネクタ1は車載カメラ200に組み込まれてなる。
以下、車載カメラ200の構成を説明しながらコネクタ1およびコネクタの組立方法について説明する。
車載カメラ200は、機器側コネクタ100、カメラケース130と、機器側コネクタ100にコネクタ嵌合されるコネクタ1と、を有してなる。
コネクタ1は、端末部に圧着端子80が取り付けられた4本の電線71をシールド材および絶縁材を含む被覆材で外周を覆うことによって束ねられてなるシールド電線70の圧着端子80のそれぞれを収容する4つの端子収容室23が設けられたインナーハウジング10と、インナーハウジング10の外周を覆うようにインナーハウジング10に取り付けられるシールドシェル40と、シールドシェル40が取り付けられた状態のインナーハウジング10を内部に収容し、機器側コネクタ100とのコネクタ嵌合部分が設けられたアウターハウジング50と、を有してなる。
なお、アウターハウジング50の後端部開口にはホルダー60によってシール部材61が固定されるようになっている。
シールド電線70は、4本の電線71がシールド層を含めた多層の被覆材によって覆われることによって構成されている。
圧着端子80は、メス型端子であり、接続相手端子90が接続される相手端子接続部81と、電線71に圧着される圧着部82と、相手端子接続部81と圧着部82との間を底壁が連続されるように連結する中間部83と、を有してなる。
相手端子接続部81は、先細りの円筒状をなし、後述する分割ハウジング20の仮係止部27および本係止部28に係止される被係止部84が底壁の一部が斜めに切り起こされることによって設けられている。
圧着部82は、底壁82aと、底壁82aの両縁から立設された一対の圧着片82bと、を有してなる。
この圧着端子80は、端子圧着治具310によって電線71に圧着される前には、略U字状に折り曲げられた状態になっている。
なお、この実施例では圧着端子80がメス型端子であるものを例示したが、これに限らず、オス型端子であっても構わない。
インナーハウジング10は、4つの分割ハウジング20が合体されたものであり、4本の電線71の端末部にそれぞれ圧着される4つの圧着端子80が収容される4つの端子収容室23が設けられてなる。
このインナーハウジング10は、4つの端子収容室23の1つの端子収容室23と、1つの端子収容室23内への圧着端子80の挿入口となる端子挿入口22と、圧着端子80に接続される接続相手端子90の挿入口となる相手端子挿入口24と、を有してなる分割ハウジング20が4つの圧着端子80に対応して4つ設けられ、かつ、4つの分割ハウジング20が、分離、および、合体可能になっている。
分割ハウジング20は、絶縁樹脂からなる略直方体形状をなすハウジング本体21の一端面に端子挿入口22が設けられ、ハウジング本体21内に設けられた端子収容室23を通して貫通された他端面に相手端子挿入口24が設けられている。
ハウジング本体21には、圧着端子80を端子収容室23内に収容完了した位置で係止する弾性係止片25が設けられている。
弾性係止片25は、分割ハウジング20の外面および端子収容室23の内面を構成する壁の外面から端子収容室23内に貫通するスリット26によって壁の一部が片持ち片状に外形がくりぬかれてなる。
この弾性係止片25を形成するスリット26が他の分割ハウジング20と合体するための係合部分になっている。
すなわち、スリット26の一部が後述する底面側係合突起32と係合される上面側係合孔31として機能されるようになっている。
ハウジング本体21は、圧着端子80を一部が端子収容室23内に挿入され、かつ、電線71に圧着される部分となる圧着部82が端子挿入口22から露出された状態で仮係止する仮係止部27と、圧着端子80を端子収容室23内に収容完了した位置で係止する本係止部28と、を有してなる。
仮係止部27は、圧着端子80の被係止部84が係止されるように端子収容室23内に設けられた孔からなり、圧着部82が端子挿入口22から露出された状態の端子収容室23への挿入途中位置で圧着端子80を係止するようになっている。
本係止部28は、圧着端子80の被係止部84が係止されるように端子収容室23内に設けられた孔からなる。
なお、圧着端子80の被係止部84、および、分割ハウジング20の仮係止部27および本係止部28の構造は、これに限定されず、圧着端子80が分割ハウジングの仮係止位置および本係止位置で係止されるようになっていればよい。
また、ハウジング本体21の一側面には直線状に延びる側面側係合突起29が設けられ、この側面側係合突起29が設けられる面に対向する面であって側面側係合突起29に対応した位置に合体相手となる他の分割ハウジング20の側面側係合突起29と嵌め合うように形成された側面側係合孔30が設けられている。
さらに、ハウジング本体21の底面には他の分割ハウジング20の上述した上面側係合孔31に係合される底面側係合突起32が設けられている。
4つの分割ハウジング20が、図4―図6に示すように、横方向に並ぶ2つの分割ハウジング20が互いの側面側係合突起29と側面側係合孔30とを係合されることによって合体し、縦方向に並ぶ2つの分割ハウジング20が底面側係合突起32と上面側係合孔31とを係合されることによって合体されて1つのインナーハウジング10として構成されるようになっている。
コネクタ1のシールドシェル40は、インナーハウジング10の外周を筒状に包むシェル本体41を有し、シェル本体41に機器側コネクタ100のシールドシェル42が接続され、バネ状端子43を介して後述する回路基板140の不図示のグランド端子に接続される。
アウターハウジング50は、絶縁性の樹脂材からなり、図3に示すように、シールドシェル40の外周を囲うようにフード状に形成されたフード部51と、電線引き出し口を封止するためのシール部材61を保持収容するシール部材保持収容部52と、機器側コネクタ100の後述するコネクタ部110に設けられたロック突起部111にロックするロックアーム部53と、を有してなる。
機器側コネクタ100は、図1に示すように、コネクタ1とコネクタ嵌合される部分となるコネクタ部110と、カバー部120と、を有してなる。
コネクタ部110は、筒状をなし、アウターハウジング50のフード部51が筒内に嵌合されるようになっている。
このコネクタ部110は、アウターハウジング50のロックアーム部53がロックするロック突起部111が設けられている。
カバー部120は、カメラケース130のレンズ131が取り付けられた一端側とは逆側の端部の開口を閉塞する部分である。
カメラケース130は、回路基板140を含めたカメラ機能部品が収容される部分であり、一端側にレンズ131が取り付けられている。
回路基板140は、表面上に電子部品が実装されるとともに制御回路に関わる導体パターンが形成されている。
回路基板140上に形成された導電パターンとしては、4つの不図示の信号端子部が4本の電線71に対応して4つ設けられている。
なお、4つの信号端子部は、圧着端子80に接続される接続相手端子90を介して電線71に接続される。
また、回路基板140上には、機器側コネクタ100のシールドシェル42に設けられたバネ状端子43に接続される信号端子部を形成するグランドパターンが設けられている。
次に、図9−図12をもちいてコネクタの組立手順について説明する。
図9は、(a)が、端末部の各被覆材が除去され、編組70aを絶縁被覆材の外周に折り返した状態で4本の電線71が露出され、各電線71の端末部の導体部71aが露出された状態になっているシールド電線70の斜視図であり、(b)が、端末部に露出された4本の電線71のうち、2本の電線71を下方に屈曲させた状態のシールド電線70の斜視図である。図10は、(c)が端子圧着治具310を含む端子圧着装置300によって2本の電線71に対して圧着端子80を圧着する様子を示した図であり、(d)が2つの圧着端子80が各分割ハウジング20の仮係止位置で電線71に圧着完了された状態を示した図である。図11は、(e)が2つの分割ハウジング20を合体する様子を示した図であり、(f)が2つの圧着端子80が各分割ハウジング20の仮係止位置から本係止位置に移動完了された状態を示した図である。図12は、(g)が端子圧着治具310を含む端子圧着装置300によって残りの2本の電線71に対して圧着端子80を圧着する様子を示した図であり、(h)が4つの分割ハウジング20を全て合体させることによって1つのインナーハウジング10に組立完了した状態を示した図である。
まず、シールド電線70の端末部の各被覆材が除去され、編組70aを絶縁被覆材70bの外周に折り返した状態で4本の電線71が露出され、各電線71の端末部の導体部が露出された状態にする(図9(a)参照)。
その後、シールド電線70の露出された4本の電線71のうち、後に圧着端子80が圧着される2本の電線71を屈曲する(図9(b)参照)。
その後、端子圧着治具310および電線把持装置を含む端子圧着装置300によって2本の電線71に対して圧着端子80を圧着する(図10参照)。
なお、端子圧着治具310は、2つの圧着端子80を同時に圧着することができるアンビル311およびクリンパ312を備えている。
ここで、各圧着端子80は分割ハウジング20の仮係止位置に係止された状態で、端子挿入口22から露出された圧着部82が端子圧着治具310によって電線71に圧着される。
なお、各圧着端子80が仮係止された2つの分割ハウジング20は分離された状態であるので、2つの分割ハウジング20は端子圧着治具310のクリンパ312の2つの圧着端子80を区画する部分312aの幅に対応して互いの間隔を離間することができる。
その後、2つの分割ハウジング20を合体する(図11(e)参照)。
ここで2つの分割ハウジング20は、一方の分割ハウジング20の側面側係合突起29と、他方の分割ハウジング20の側面側係合孔30とが係合されることによって合体される。
その後、2つの圧着端子80を各分割ハウジング20の仮係止位置から本係止位置に移動する(図11(f)参照)。
これにより2つの圧着端子80が、本係止部28および弾性係止片25によって2重で係止され、対応する各端子収容室23内に収容完了される。
次いで、端子圧着治具310を含む端子圧着装置300によって残りの2本の電線71に対して圧着端子80を圧着する(図12(g)参照)。
ここで、シールド電線70を裏返して残りの2本の電線71が端子圧着装置300にセットされる。
各圧着端子80は分割ハウジング20の仮係止位置に係止された状態で、端子挿入口22から露出された圧着部82が端子圧着治具310によって電線71に圧着される。
なお、ここでも各圧着端子80が仮係止された2つの分割ハウジング20は分離された状態であるので、2つの分割ハウジング20は端子圧着治具310のクリンパ312の2つの圧着端子80を区画する部分312aの幅に対応して互いの間隔を離間することができる。
最後に、4つの分割ハウジング20を全て合体させて1つのインナーハウジング10の状態にする(図12(g)参照)。
ここで、2つの分割ハウジング20は先に合体した2つの分割ハウジング20と同様の手順で、一方の分割ハウジング20の側面側係合突起29と、他方の分割ハウジング20の側面側係合孔30とが係合されることによって合体され、その後、2つの圧着端子80が各分割ハウジング20の仮係止位置から本係止位置に移動される。
そして、最後に、2つずつ合体された2組の分割ハウジング群20、20の互いに重なる分割ハウジング20の底面側係合突起32と上面側係合孔31とが係合されることによって、4つの分割ハウジング20の合体が完了される。
なお、この実施例では、2つの分割ハウジング20毎に合体し、最後に2つずつ合体された2組の分割ハウジング群20、20を合体させることによって4つの分割ハウジング20全てを合体完了させるものを例示したが、4つに分離された状態の4つの分割ハウジング20を最後にまとめて合体させるようにしても構わない。
また、この実施例では、分割ハウジング20を合体させた後に、圧着端子80を仮係止位置から本係止位置に移動する手順を例示したが、圧着端子80を仮係止位置から本係止位置に移動した後に分割ハウジング20を合体させるようにしても構わない。
本発明の実施例に係るコネクタ1は、複数の圧着端子80が対応する分割ハウジング20の仮係止位置に係止された状態で、端子挿入口22から露出された圧着部82が端子圧着治具310によって電線71に同時に圧着可能とされ、しかも、複数の分割ハウジング20が、分離、および、合体可能になっており、圧着端子80が仮係止された複数の分割ハウジング20は、分離された状態にすることができるので、複数の分割ハウジング20は、端子圧着治具310のクリンパ312の複数の圧着端子80を区画する部分312aの幅に対応して互いの間隔を離間することができ、結果的に、複数の圧着端子80を端子収容室23に挿入した状態で複数の電線71に圧着端子80を同時に圧着することによって組立作業を容易にするとともに、インナーハウジング10の小型化に対応して複数の端子収容室23の配置間隔が小さくなることによって端子圧着治具310の複数の圧着端子80を区画する部分312aを小さくして強度を低下させる必要がない。
また、本発明の実施例に係るコネクタ1は、圧着端子80を端子収容室23内に収容完了した位置に係止する弾性係止片25の外形をくりぬくために分割ハウジング20に形成されたスリット26の一部を分割ハウジング20が合体するための係合部分として利用しているため、簡易な構成で複数の分割ハウジング20を分離、および、合体させることができる。
また、本発明の実施例に係るコネクタの組立方法は、複数の圧着端子80が対応する分割ハウジング20の仮係止位置に係止された状態で、端子挿入口22から露出された圧着部82が端子圧着治具310によって電線71に同時に圧着可能とされ、しかも、圧着端子80が仮係止された複数の分割ハウジング20は、分離された状態になっているので、複数の分割ハウジング20は、端子圧着治具310のクリンパ312の複数の圧着端子80を区画する部分312aの幅に対応して互いの間隔を離間することができ、結果的に、複数の圧着端子80を端子収容室23に挿入した状態で複数の電線71に圧着端子80を同時に圧着することによって組立作業を容易にするとともに、インナーハウジング10の小型化に対応して複数の端子収容室23の配置間隔が小さくなることによって端子圧着治具310の複数の圧着端子80を区画する部分を小さくして強度を低下させる必要がない。
なお、本発明の実施例に係るコネクタ1は、車載カメラに組み込まれるものを例示したが、これに限らず、その他のデバイスに組み込まれるものであっても構わない。
また、本発明の実施例に係るコネクタ1は、インナーハウジング10が4つの分割ハウジング20が合体されてなるものを例示したが、合体される分割ハウジング20の数は4つに限らず、複数であればよい。
また、本発明の実施例に係るコネクタ1は、4つの分割ハウジング20が合体されたものがインナーハウジング10であるものを例示したが、これに限らず、4つの分割ハウジング20が合体されたものは、インナーハウジング10に限らず、アウターハウジング50等、その他の種類のコネクタハウジングであっても構わない。
以上、本発明者によってなされた発明を、上述した発明の実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、上述した発明の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
1コネクタ
10 インナーハウジング(コネクタハウジング)
20 分割ハウジング
21 ハウジング本体
21a 壁
22 端子挿入口
23 端子収容室
24 相手端子挿入口
25 弾性係止片
26 スリット
27 仮係止部
28 本係止部
29 側面側係合突起
30 側面側係合孔
31 上面側係合孔
32 底面側係合突起
40 シールドシェル(コネクタ1側)
41 シェル本体
42 シールドシェル(機器側コネクタ100側)
43 バネ状端子
50 アウターハウジング
51 フード部
52 シール部材保持収容部
53 ロックアーム部
60 ホルダー
61 シール部材
70 シールド電線
70a 編組
70b 絶縁被覆材
71 電線
71a 導体部
80 圧着端子
81 相手端子接続部
82 圧着部(電線に圧着される部分)
82a 底壁
82b 圧着片
83 中間部
84 被係止部
90 接続相手端子
100 機器側コネクタ
110 コネクタ部
111 ロック突起部
120 カバー部
130 カメラケース
131 レンズ
140 回路基板
200 車載カメラ
300 端子圧着装置
310 端子圧着治具
311 アンビル
312 クリンパ
312a 区画する部分
320 電線把持装置

Claims (3)

  1. 電線の端末部に圧着される圧着端子が収容される複数の端子収容室が設けられたコネクタハウジングを有してなるコネクタにおいて、
    前記コネクタハウジングは、
    前記複数の端子収容室の1つの端子収容室と、該1つの端子収容室内への前記圧着端子の挿入口となる端子挿入口と、前記圧着端子に接続される接続相手端子の挿入口となる相手端子挿入口と、を有してなる分割ハウジングが前記複数の端子収容室に対応して複数設けられ、かつ、複数の前記分割ハウジングが、分離、および、合体可能になっており、
    前記分割ハウジングは、
    前記圧着端子を一部が前記端子収容室内に挿入され、かつ、前記電線に圧着される部分が前記端子挿入口から露出された状態で仮係止する仮係止部と、前記圧着端子を前記端子収容室内に収容完了した位置で係止する本係止部と、
    を有してなることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記分割ハウジングは、
    前記圧着端子を前記端子収容室内に収容完了した位置で係止する弾性係止片を有し、該弾性係止片が当該分割ハウジングの外面および前記端子収容室の内面を構成する壁の外面から前記端子収容室内に貫通するスリットによって前記壁の一部が片持ち片状に外形がくりぬかれてなり、前記スリットが他の前記分割ハウジングと合体するための係合部分になっている
    ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 電線の端末部に圧着される圧着端子が収容される複数の端子収容室が設けられたコネクタハウジングを有してなるコネクタの組立方法であって、
    前記コネクタハウジングが、前記複数の端子収容室の1つの端子収容室と、該1つの端子収容室内への前記圧着端子の挿入口となる端子挿入口と、前記圧着端子に接続される接続相手端子の挿入口となる相手端子挿入口と、を有してなる分割ハウジングを前記複数の端子収容室に対応して複数に分離された状態で、複数の前記圧着端子を前記電線に圧着される部分が前記端子挿入口から露出された状態で仮係止する端子仮係止工程と、
    前記端子仮係止工程にて複数に分離された状態の前記分割ハウジング内に仮係止された複数の前記圧着端子を前記電線に圧着する端子圧着工程と、
    前記分割ハウジングに仮係止された複数の前記圧着端子のそれぞれを前記端子収容室内に収容完了した位置に本係止した後に、複数に分割された前記分割ハウジングを合体させる、あるいは、複数に分割された前記分割ハウジングを合体させた後に、前記分割ハウジングに仮係止された複数の前記圧着端子のそれぞれを前記端子収容室内に収容完了した位置に本係止する端子本係止および分割ハウジング合体工程と、
    を含むことを特徴とするコネクタの組立方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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