JP2018049756A - 照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】人感センサの検知感度を高めることができる照明器具を提供する。【解決手段】照明器具2は、器具本体6と、透光性を有し、器具本体6の下面の一部を覆う略ドーム状の拡散カバー18と、器具本体6の下面のうち拡散カバー18により覆われた第1の領域92に配置された発光素子16と、器具本体6の下面のうち拡散カバー18により覆われていない第2の領域70に配置された人感センサ62とを備える。拡散カバー18は、ドーム面94と、ドーム面94のうち人感センサ62に面する一部をカットすることにより形成され、鉛直方向に対して傾斜する傾斜面96とを有する。【選択図】図7
Description
本発明は、例えば天井等に取り付けられる照明器具に関する。
天井に取り付けられる照明器具の一つとして、人感センサ付きのシーリングライトが知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。この種のシーリングライトは、器具本体と、器具本体の下面(床面側の面)の全体を覆い且つ透光性を有するカバー部材と、器具本体の下面に配置された発光素子と、器具本体の外周縁に配置された人感センサとを有している。カバー部材は、ドーム状に形成されており、発光素子を覆い、且つ、人感センサを覆わないように配置されている。
上述したシーリングライトでは、人感センサの検知エリアに人が入ってきた場合に、人感センサが人の存在を検知することにより、発光素子が自動的に点灯する。発光素子が点灯してから一定時間が経過した際には、発光素子は自動的に消灯する。
しかしながら、上述した従来のシーリングライトでは、カバー部材は、器具本体から床面側に向けてドーム状に大きく突出するように配置されているので、人感センサの検知エリアの一部がカバー部材によって遮られてしまい、人感センサの検知感度が低下するという課題が生じる。
さらに、上述した従来のシーリングライトでは、人感センサが器具本体の外側にはみ出すようにして配置されているので、シーリングライトの外観(フォルム)として器具本体と人感センサとの一体感が薄く、シーリングライトのデザイン性が低いという課題が生じる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、人感センサの検知感度を高めることができ、且つ、デザイン性を高めることができる照明器具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る照明器具は、器具本体と、透光性を有し、前記器具本体の下面の一部を覆う略ドーム状のカバー部材と、前記器具本体の前記下面のうち前記カバー部材により覆われた第1の領域に配置された発光素子と、前記器具本体の前記下面のうち前記カバー部材により覆われていない第2の領域に配置された人感センサと、を備え、前記カバー部材は、ドーム面と、前記ドーム面のうち前記人感センサに面する一部をカットすることにより形成され、鉛直方向に対して傾斜する傾斜面と、を有する。
本発明の一態様に係る照明器具によれば、人感センサの検知感度を高めることができ、且つ、デザイン性を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、及び、構成要素の配置位置や接続形態などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。なお、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態)
以下、実施の形態に係る照明器具について説明する。
以下、実施の形態に係る照明器具について説明する。
[1.照明器具の構成]
[1−1.照明器具の全体構成]
まず、図1〜図8を参照しながら、実施の形態に係る照明器具2の全体構成について説明する。図1は、実施の形態に係る照明器具2の床面側の外観を示す斜視図である。図2は、実施の形態に係る照明器具2の天井4側の外観を示す斜視図である。図3は、実施の形態に係る照明器具2の床面側の外観を示す平面図である。図4は、実施の形態に係る照明器具2の一部を分解して示す分解斜視図である。図5は、図4とは異なる角度から見た状態での、実施の形態に係る照明器具2の一部を分解して示す分解斜視図である。図6は、実施の形態に係る照明器具2の全体を分解して示す分解斜視図である。図7は、図3のVII−VII線断面図である。図8は、図7のVIII−VIII線断面図である。
[1−1.照明器具の全体構成]
まず、図1〜図8を参照しながら、実施の形態に係る照明器具2の全体構成について説明する。図1は、実施の形態に係る照明器具2の床面側の外観を示す斜視図である。図2は、実施の形態に係る照明器具2の天井4側の外観を示す斜視図である。図3は、実施の形態に係る照明器具2の床面側の外観を示す平面図である。図4は、実施の形態に係る照明器具2の一部を分解して示す分解斜視図である。図5は、図4とは異なる角度から見た状態での、実施の形態に係る照明器具2の一部を分解して示す分解斜視図である。図6は、実施の形態に係る照明器具2の全体を分解して示す分解斜視図である。図7は、図3のVII−VII線断面図である。図8は、図7のVIII−VIII線断面図である。
照明器具2は、例えば住宅等の建物の天井4(図1及び図7参照)に設置される、イオン発生機能を備えたシーリングライトである。照明器具2は、室内を照明する機能と、室内をマイナスイオン(後述する)により脱臭又は除菌等する機能とを備えている。照明器具2は、臭いが気になる室内、例えば住宅の玄関、シューズクローク、ウォークインクローゼット、トイレ又は階段の踊り場等の天井4に設置される。
図1〜図8に示すように、照明器具2は、器具本体6と、器具取付板8と、電源ユニット10と、センサユニット12と、送風ユニット14と、発光素子16と、拡散カバー18(カバー部材の一例)とを備えている。
以下、図1〜図8を参照しながら、照明器具2の各構成要素について詳細に説明する。なお、図1〜図8において、Z軸のプラス側が天井4側、Z軸のマイナス側が床面(図示せず)側を表している。
[1−2.器具本体]
図1〜図8を参照しながら、器具本体6について説明する。器具本体6は、電源ユニット10、センサユニット12、送風ユニット14、発光素子16及び拡散カバー18等を支持するための筐体である。
図1〜図8を参照しながら、器具本体6について説明する。器具本体6は、電源ユニット10、センサユニット12、送風ユニット14、発光素子16及び拡散カバー18等を支持するための筐体である。
図1〜図8に示すように、器具本体6は、支持本体20と、支持カバー22と、装飾リング24とを有している。図3に示すように、器具本体6の平面視形状は、例えば直径180mm〜220mm程度の円形状である。
支持本体20は、電源ユニット10、センサユニット12、送風ユニット14及び発光素子16を支持するための部材である。図4〜図8に示すように、支持本体20は、円板状(平面視円形状)の支持部26と、支持部26の周縁部から上方(Z軸のプラス側)に延びる側壁部28とを有している。側壁部28は、支持部26の周縁部の全周のうち一部に形成されている。すなわち、図8に示すように、側壁部28の平面視形状は略C字状である。側壁部28には、ネジ56を挿通するための一対の孔29が形成されている。一対の孔29は、支持本体20の中心軸に対して略対称な位置に配置されている。なお、図4〜図6では、一対の孔29のうち一方のみを図示してある。
図6及び図7に示すように、支持部26の下面(床面側の面であって、器具本体6の下面の一例)における中央部には、発光素子16を取り付けるための凹部30が形成されている。また、支持部26の下面における外周部には、センサユニット12を取り付けるための開口部32が形成されている。なお、支持本体20は、例えばアルミニウム等の放熱性の高い金属で形成されており、発光素子16からの熱を放熱するためのヒートシンクとしても機能する。
支持カバー22は、拡散カバー18を支持するための部材である。支持カバー22は、例えば不透明の樹脂等で形成されており、支持本体20を側方から覆って化粧するための化粧カバーとしても機能する。図4〜図6に示すように、支持カバー22は、円筒状に形成されている。図6に示すように、支持カバー22の下端部には、拡散カバー18を配置するための開口部34が形成されている。開口部34の平面視形状は、円形の一部が切り欠かれた略D字状である。
図4及び図6に示すように、支持カバー22の下端部の周縁部には、センサユニット12を配置するための挿通部36が形成されている。挿通部36は開口部34に隣接して配置されており、挿通部36の平面視形状は、円形の一部が切り欠かれた略D字状である。すなわち、図3に示すように、器具本体6を平面視した場合に、拡散カバー18(開口部34)と挿通部36とは全体として円形状を形成する。図6に示すように、挿通部36には、複数の孔38,40及び42が形成されている。複数の孔38,40及び42はそれぞれ、センサユニット12の人感センサ62、照度センサ64及び操作つまみ66(後述する)を器具本体6の外部に露出(挿通)させるための円形状の孔である。
図4〜図8に示すように、支持カバー22の側面には、吸込口44及び吹出口46が形成されている。吸込口44及び吹出口46の各々は、支持カバー22の側面の周方向に沿って長尺状に延び、且つ、支持カバー22の軸方向(Z軸方向)に間隔を置いて配置された複数のスリットで形成されている。吸込口44及び吹出口46は、支持カバー22の側面の周方向に沿って互いに隣接して配置されている。なお、図2及び図8に示すように、吸込口44は、支持カバー22の側面のうち、送風ユニット14の吸込部78(後述する)に対応する領域に配置されている。また、吹出口46は、支持カバー22の側面のうち、送風ユニット14の吹出部80及び放出部81(後述する)に対応する領域に配置されている。
図1、図2及び図7に示すように、支持カバー22は、支持本体20の側壁部28を側方から覆うようにして、支持本体20に着脱自在に取り付けられている。図7に示すように、支持カバー22が支持本体20に取り付けられた状態では、支持本体20の支持部26は、支持カバー22の開口部34に対向する位置に配置される。また、支持部26の開口部32は、支持カバー22の挿通部36に対向する位置に配置される。さらに、吸込口44及び吹出口46は、支持本体20の支持部26の周縁部のうち、側壁部28が形成されていない領域に対応して配置される。図6に示すように、支持カバー22の側面の内側には集塵用フィルタ48が取り付けられている。集塵用フィルタ48は、吸込口44及び吹出口46と送風ユニット14の吸込部78及び吹出部80との間に配置されている。
装飾リング24は、支持カバー22を装飾するための部材である。図4〜図6に示すように、装飾リング24は、リング状に形成され、支持カバー22の下端部における外周部に取り付けられている。装飾リング24は、例えば透明の樹脂等で形成されている。
[1−3.器具取付板]
次に、図2及び図4〜図6を参照しながら、器具取付板8について説明する。器具取付板8は、器具本体6を天井4に取り付けるための部材である。
次に、図2及び図4〜図6を参照しながら、器具取付板8について説明する。器具取付板8は、器具本体6を天井4に取り付けるための部材である。
図2及び図4〜図6に示すように、器具取付板8は、略円板状に形成されており、例えば鋼板等の板金をプレス加工することにより成形されている。器具取付板8には、木ネジ50を挿通するための一対の孔52が形成されている。一対の木ネジ50をそれぞれ一対の孔52に挿通させて天井4に捻じ込むことにより、器具取付板8が天井4に取り付けられる。また、器具取付板8の中央部には、商用電源(図示せず)と電源ユニット10とを電気的に接続する電線60を挿通するための孔53が形成されている。
器具取付板8の周縁部には、下方(Z軸のマイナス側)に延びる一対の取付片54が形成されている。一対の取付片54の各々には、側壁部28の一対の孔29に対応して、ネジ56を捻じ込むためのネジ孔58が形成されている。一対のネジ56をそれぞれ側壁部28の一対の孔29に挿通させて、一対の取付片54の各ネジ孔58に捻じ込むことにより、支持本体20が器具取付板8に取り付けられる。
器具本体6を天井4に取り付ける際には、まず、器具取付板8を一対の木ネジ50で天井4に取り付けた後に、支持本体20を器具取付板8に一対のネジ56で取り付ける。その後、支持カバー22を支持本体20に被せた状態で、支持カバー22を支持本体20に対して所定方向に回転させた後に支持カバー22を支持本体20に対して押し上げることにより、支持カバー22を支持本体20に取り付ける。
[1−4.電源ユニット]
次に、図5〜図7を参照しながら、電源ユニット10について説明する。電源ユニット10は、発光素子16を発光させるためのユニットである。
次に、図5〜図7を参照しながら、電源ユニット10について説明する。電源ユニット10は、発光素子16を発光させるためのユニットである。
図5〜図7に示すように、電源ユニット10は、支持本体20の支持部26の上面に固定されている。電源ユニット10は、基板と、基板に実装された電源回路及び制御回路とを有している。なお、基板は、電線60を介して商用電源(図示せず)と電気的に接続されている。
電源回路は、発光素子16を発光させるための電力を生成するための回路である。電源回路は、商用電源から電線60を介して供給されてきた交流電力を直流電力に変換する。電源回路で生成された直流電力が発光素子16に供給されることにより、発光素子16が発光する。
制御回路は、後述する人感センサ62及び照度センサ64の各検知結果に基づいて、発光素子16の発光を制御するための回路である。制御回路は、例えば照度センサ64により照明器具2の周囲の照度が閾値よりも低いと判断された状態で、人感センサ62により人が検知された際に、発光素子16への直流電力の供給を開始することにより、発光素子16を自動的に点灯させる。制御回路は、発光素子16への直流電力の供給を開始してから一定時間が経過した際に、発光素子16への直流電力の供給を停止することにより、発光素子16を自動的に消灯させる。
[1−5.センサユニット]
次に、図1、図3、図4、図6及び図7を参照しながら、センサユニット12について説明する。センサユニット12は、照明器具2の周囲の状況を検知するためのユニットである。
次に、図1、図3、図4、図6及び図7を参照しながら、センサユニット12について説明する。センサユニット12は、照明器具2の周囲の状況を検知するためのユニットである。
図1、図3、図4及び図6に示すように、センサユニット12は、人感センサ62と、照度センサ64と、操作つまみ66とを有している。センサユニット12は、支持本体20の支持部26の開口部32に配置されている。
人感センサ62は、照明器具2の周囲における人の存在の有無を検知するためのセンサである。図7に示すように、人感センサ62は、支持カバー22の挿通部36の孔38を通して器具本体6の外部に露出されている。人感センサ62は、例えば人の体から放出される赤外線による温度変化を検知する焦電センサである。図7に示すように、人感センサ62の検知エリア68は、人感センサ62を頂点として下方に立体角状に広がった略円錐形状を有している。なお、人感センサ62は、焦電センサに限定されず、例えば超音波等で人の存在の有無を検知するセンサであってもよい。
照度センサ64は、照明器具2の周囲の照度を検知するためのセンサである。照度センサ64は、支持カバー22の挿通部36の孔40を通して器具本体6の外部に露出されている。照度センサ64は、例えばフォトダイオード等の受光素子を用いたセンサである。
操作つまみ66は、発光素子16の点灯保持時間(上記一定時間)を調節するための回転式つまみである。操作つまみ16は、支持カバー22の挿通部36の孔42を通して器具本体6の外部に露出されている。
図1、図3及び図7に示すように、センサユニット12は、拡散カバー18の外側(支持部26の下面における外周部)に配置されている。すなわち、センサユニット12は、支持部26の下面(器具本体6の下面)のうち、拡散カバー18により覆われていない第2の領域70に配置されている。
[1−6.送風ユニット]
次に、図2及び図4〜図8を参照しながら、送風ユニット14について説明する。送風ユニット14は、マイナスイオンを含む空気を室内に拡散させるためのユニットである。
次に、図2及び図4〜図8を参照しながら、送風ユニット14について説明する。送風ユニット14は、マイナスイオンを含む空気を室内に拡散させるためのユニットである。
図4〜図8に示すように、送風ユニット14は、支持本体20の支持部26の上面に固定されている。送風ユニット14は、ケース72と、送風ファン74と、イオン発生部76とを有している。
ケース72は、例えば樹脂等で形成されている。図4〜図6及び図8に示すように、ケース72の側面には、空気をケース72の内部に吸い込むための吸込部78と、空気をケース72の外部に吹き出すための吹出部80と、イオン発生部76により発生したマイナスイオン(後述する)をケース72の外部に放出するための放出部81とが形成されている。吸込部78、吹出部80及び放出部81は、ケース72の周方向に沿って互いに隣接して配置されている。図2及び図8に示すように、吸込部78は、支持カバー22の吸込口44に対向する位置に配置されている。また、吹出部80及び放出部81は、支持カバー22の吹出口46に対向する位置に配置されている。
図8に示すように、ケース72の内部には、第1の収容部82及び第2の収容部84が形成されている。第1の収容部82は吸込部78及び吹出部80と連通され、第2の収容部84は放出部81と連通されている。
送風ファン74は、マイナスイオンを室内に拡散させるための気流を発生させるためのものであり、例えばシロッコファンである。送風ファン74は、ケース72の内部の第1の収容部82に収容されている。送風ファン74は、所定方向に回転することにより、室内の空気を、吸込口44及び吸込部78を通してケース72の内部(器具本体6の内部)に吸い込む。また、送風ファン74は、上記所定方向に回転することにより、ケース72の内部に吸い込まれた空気を、吹出部80及び吹出口46を通してケース72の外部(器具本体6の外部)に吹き出す。
イオン発生部76は、マイナスイオンを発生させるためのものである。イオン発生部76は、ケース72の内部の第2の収容部84に収容されている。イオン発生部76は、針状放電極と、針状放電極に高電圧(例えば、約6000V)を印加する高電圧発生回路と、針状放電極を冷却するペルチェ素子とを有している。針状放電極は、ペルチェ素子のペルチェ効果によって冷却されることにより結露する。高電圧発生回路が針状放電極に結露した空気中の水分に高電圧を印加することにより、ナノメータサイズ(例えば、直径約5〜20nm)の微粒子水で包まれたマイナスイオン(いわゆる、ナノイー(登録商標))を発生させる。イオン発生部76により発生したマイナスイオンは、放出部81及び吹出口46を通してケース72の外部に吹き出される。このとき、送風ファン74から排出された空気の一部は、ケース72の内部の吹出部80から第2の収容部84に流れ込む。これにより、マイナスイオンは、第2の収容部84に流入した空気によりアシストされながら、放出部81及び吹出口46を通してケース72の外部に吹き出された後に、室内に拡散される。
なお、ナノイーは、マイナスイオン単独で存在する場合よりも空気中に長時間(マイナスイオンの約6倍の寿命で)存在することが可能であり、且つ、ナノメータサイズと非常に小さいため、室内全体に万遍無く拡散し且つ長時間浮遊することができる。ナノイーは、反応性が高く、且つ、臭い成分に作用して無臭成分に分解する能力を持つことが知られている。そのため、ナノイーが室内に拡散することにより、a)室内のカーテン又は浮遊塵埃等を脱臭する効果、b)室内に浮遊又は付着しているアレルゲン、ウイルス等を不活化させる効果、c)室内に浮遊又は付着しているカビ、細菌等を除菌する効果等が得られる。
なお、図示しないが、ケース72の内部には、送風ファン74及びイオン発生部76を制御するための制御回路と、送風ファン74及びイオン発生部76に電力を供給するための電源回路とが実装された基板が配置されている。
[1−7.発光素子]
次に、図3、図4、図6及び図7を参照しながら、発光素子16について説明する。発光素子16は、例えば白色光を発するための光源である。より具体的には、発光素子16は、例えば基板上に直接実装されたLED(Light Emitting Diode)チップが、蛍光体を含有する透光性樹脂によって封止されたCOB(Chip On Board)型の発光モジュールである。
次に、図3、図4、図6及び図7を参照しながら、発光素子16について説明する。発光素子16は、例えば白色光を発するための光源である。より具体的には、発光素子16は、例えば基板上に直接実装されたLED(Light Emitting Diode)チップが、蛍光体を含有する透光性樹脂によって封止されたCOB(Chip On Board)型の発光モジュールである。
図6及び図7に示すように、発光素子16は、支持本体20の支持部26の凹部30に放熱シート86を介して取り付けられている。これにより、発光素子16からの熱は、放熱シート86を介して支持本体20に伝達され、支持本体20から空気中に放熱される。また、発光素子16は、ホルダ88により凹部30に固定されている。ホルダ88は、例えば白色の樹脂等で形成されており、発光素子16からの光を反射する反射板としても機能する。
図4、図6及び図7に示すように、発光素子16は、ユーザが発光素子16に手で触れないようにするための保護カバー90により覆われている。保護カバー90は、例えば透明の樹脂等で形成されており、凹部30全体を覆うようにして支持部26の下面に取り付けられている。
図3及び図7に示すように、発光素子16は、拡散カバー18の内側(支持部26の下面における中央部)に配置されている。すなわち、発光素子16は、支持部26の下面のうち、拡散カバー18により覆われた第1の領域92に配置されている。なお、第1の領域92の面積は、第2の領域70の面積よりも大きい。
[1−8.拡散カバー]
次に、図1、図3及び図5〜図7を参照しながら、拡散カバー18について説明する。拡散カバー18は、発光素子16からの光を拡散させるためのカバーである。
次に、図1、図3及び図5〜図7を参照しながら、拡散カバー18について説明する。拡散カバー18は、発光素子16からの光を拡散させるためのカバーである。
図1、図3及び図5〜図7に示すように、拡散カバー18は、略ドーム状に形成され、透光性を有する材料(例えば乳白色のアクリル樹脂等)で形成されている。拡散カバー18は、支持本体20の支持部26の下面の一部(第1の領域92)を覆うようにして、支持カバー22の開口部34に取り付けられている。
図7に示すように、拡散カバー18は、ドーム面94及び傾斜面96を有している。ドーム面94は、略ドーム状に形成されている。ドーム面94の頂部94aは、発光素子16を通り、且つ、鉛直方向(Z軸方向)に延びる直線(図7において一点鎖線で示す)上に配置されている。傾斜面96は、ドーム面94のうちセンサユニット12に面する一部をカットすることにより形成され、鉛直方向に対して傾斜している。これにより、図7に示すように、傾斜面96は、人感センサ62の検知エリア68を遮らない位置に配置されている。
図3に示すように、拡散カバー18の平面視形状は、円形の一部が切り欠かれた略D字状である。ドーム面94は、拡散カバー18を平面視した場合に、器具本体6の下面の外周縁に沿って円弧状に延びる輪郭を有している。傾斜面96は、拡散カバー18を平面視した場合に、ドーム面94の輪郭の一部を切り欠くように直線状に延びる輪郭を有している。
[1−9.照明器具の使用方法]
次に、図2、図7及び図8を参照しながら、上述した照明器具2の使用方法について説明する。
次に、図2、図7及び図8を参照しながら、上述した照明器具2の使用方法について説明する。
例えば照度センサ64により照明器具2の周囲の照度が閾値よりも低いと判断された状態で、人感センサ62の検知エリア68に人が入ってきた際に、電源ユニット10からの直流電力が発光素子16に供給されることにより、発光素子16が自動的に点灯する。図7に示すように、発光素子16からの光は、ホルダ88で反射した後に、保護カバー90を透過して拡散カバー18に入射する。拡散カバー18に入射した光は、拡散カバー18から拡散されながら出射した後に、室内を照射する。
また、図2及び図8に示すように、送風ファン74が上記所定方向に回転することにより、室内の空気は、吸込口44及び吸込部78を通して器具本体6の内部に吸い込まれる。図2、図7及び図8に示すように、送風ファン74が上記所定方向に回転することにより、器具本体6の内部に吸い込まれた空気は、吹出部80及び吹出口46を通して器具本体6の外部に吹き出される。また、イオン発生部76により発生したマイナスイオンは、放出部81及び吹出口46を通して空気とともに器具本体6の外部に吹き出される。マイナスイオンを含む空気が室内に拡散することにより、室内の脱臭又は除菌等を行うことができる。
なお、電源ユニット10と送風ユニット14とはそれぞれ独立して駆動する。すなわち、送風ユニット14が所定時間(例えば、8時間)連続して駆動している間、送風ユニット14とは独立して、発光素子16を任意のタイミングに点灯又は消灯することができる。
[2.効果]
本実施の形態の照明器具2は、器具本体6と、透光性を有し、器具本体6の下面の一部を覆う略ドーム状の拡散カバー18と、器具本体6の下面のうち拡散カバー18により覆われた第1の領域92に配置された発光素子16と、器具本体6の下面のうち拡散カバー18により覆われていない第2の領域70に配置された人感センサ62とを備える。拡散カバー18は、ドーム面94と、ドーム面94のうち人感センサ62に面する一部をカットすることにより形成され、鉛直方向に対して傾斜する傾斜面96とを有する。
本実施の形態の照明器具2は、器具本体6と、透光性を有し、器具本体6の下面の一部を覆う略ドーム状の拡散カバー18と、器具本体6の下面のうち拡散カバー18により覆われた第1の領域92に配置された発光素子16と、器具本体6の下面のうち拡散カバー18により覆われていない第2の領域70に配置された人感センサ62とを備える。拡散カバー18は、ドーム面94と、ドーム面94のうち人感センサ62に面する一部をカットすることにより形成され、鉛直方向に対して傾斜する傾斜面96とを有する。
これによれば、拡散カバー18は、ドーム面94のうち人感センサ62に面する一部をカットすることにより形成された傾斜面96を有しているので、傾斜面96を人感センサ62の検知エリア68から退避させることができる。その結果、人感センサ62の検知エリア68の一部が拡散カバー18によって遮られるのを抑制することができ、人感センサ62の検知感度を高めることができる。さらに、人感センサ62は、器具本体6の下面のうち拡散カバー18により覆われていない第2の領域70に配置されているので、照明器具2の外観(フォルム)として器具本体6と人感センサ62との一体感を高めることができ、照明器具2のデザイン性を高めることができる。
さらに、発光素子16は、器具本体6の下面の中央部に配置されている。人感センサ62は、器具本体6の下面の外周部に配置されている。
これによれば、発光素子16からの光の一部が光ノイズとして人感センサ62に入射するのを抑制することができる。その結果、人感センサ62の検知感度をより高めることができる。
さらに、ドーム面94の頂部94aは、発光素子16を通り且つ鉛直方向に延びる直線上に配置されている。
これによれば、ドーム面94の頂部94aが発光素子16の光軸上に配置されるので、発光素子16からの光を、ドーム面94を通して効率良く室内に照射することができる。
さらに、器具本体6の下面は円形状に形成されている。ドーム面94は、拡散カバー18を平面視した場合に、器具本体6の下面の外周縁に沿って円弧状に延びる輪郭を有している。傾斜面96は、拡散カバー18を平面視した場合に、ドーム面94の輪郭の一部を切り欠くように直線状に延びる輪郭を有している。
これによれば、拡散カバー18と人感センサ62とを器具本体6の下面にコンパクトに配置することができる。
(変形例)
次に、図9を参照しながら、変形例に係る照明器具2Aについて説明する。図9は、変形例に係る照明器具2Aの天井4側の外観を示す斜視図である。
次に、図9を参照しながら、変形例に係る照明器具2Aについて説明する。図9は、変形例に係る照明器具2Aの天井4側の外観を示す斜視図である。
上記実施の形態では、器具取付板8は、一対の木ネジ50で天井4に取り付けられるようにした。これに対して、変形例に係る照明器具2Aでは、図9に示すように、器具取付板8Aは、引っ掛けシーリングボディ98を介して天井4(図1参照)に取り付けられる。
器具取付板8Aの中央部に配置されたホルダ(図示せず)には、器具取付部材(図示せず)が取り付けられている。器具取付部材は、天井4に設置された引っ掛けシーリングボディ98に器具本体6を着脱自在に取り付けるためのアダプタである。
照明器具2Aを天井4に設置する際には、ユーザは、まず、器具取付部材を引っ掛けシーリングボディ98に取り付ける。その後、ユーザは、器具取付部材が器具本体6のホルダの内部に挿入されるようにして、器具本体6を天井4側に押し上げることにより、ホルダと器具取付部材とを嵌合させる。これにより、器具本体6が器具取付部材及び引っ掛けシーリングボディ98を介して天井4に取り付けられ、照明器具2Aが天井4に設置される。
なお、引っ掛けシーリングボディ98は、商用電源(図示せず)と電線(図示せず)とを介して電気的に接続されている。照明器具2Aが天井4に設置されることにより、商用電源からの交流電力が電線及び引っ掛けシーリングボディ98を介して照明器具2Aに供給される。
(他の変形例等)
以上、本発明について実施の形態及び変形例に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態及び変形例に限定されるものではない。
以上、本発明について実施の形態及び変形例に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態及び変形例に限定されるものではない。
また、上記実施の形態等では、傾斜面96を平面としたが、これに限定されず、例えば傾斜面96を曲面(凸面又は凹面)としてもよい。
また、上記実施の形態等では、カバー部材を拡散カバー18としたが、これに限定されず、例えば発光素子16からの光を拡散させない透明カバー等としてもよい。
また、上記実施の形態等では、発光素子16をCOB型の発光モジュールとしたが、これに限定されず、例えばパッケージ化された表面実装(SMD:Surface Mount Device)型の発光モジュールとしてもよい。
また、上記実施の形態等では、発光素子16としてLEDチップを用いた発光モジュールを用いたが、これに限定されず、例えば半導体レーザ等の半導体発光素子、有機EL(Electro Luminescence)又は無機EL等、その他の固体発光素子を用いてもよい。
また、上記実施の形態等では、照明器具2を天井4に取り付けたが、これに限定されず、例えば室内の壁等に取り付けてもよい。
また、上記実施の形態等では、照明器具2をシーリングライトとしたが、これに限定されず、例えばシャンデリア、ペンダントライト、ブラケットライト、バスルームライト又はキッチンライト等としてもよい。
その他、上記実施の形態等に対して当業者が思い付く各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
2,2A 照明器具
6 器具本体
16 発光素子
18 拡散カバー(カバー部材)
62 人感センサ
70 第2の領域
92 第1の領域
94 ドーム面
94a 頂部
96 傾斜面
6 器具本体
16 発光素子
18 拡散カバー(カバー部材)
62 人感センサ
70 第2の領域
92 第1の領域
94 ドーム面
94a 頂部
96 傾斜面
Claims (4)
- 器具本体と、
透光性を有し、前記器具本体の下面の一部を覆う略ドーム状のカバー部材と、
前記器具本体の前記下面のうち前記カバー部材により覆われた第1の領域に配置された発光素子と、
前記器具本体の前記下面のうち前記カバー部材により覆われていない第2の領域に配置された人感センサと、を備え、
前記カバー部材は、
ドーム面と、
前記ドーム面のうち前記人感センサに面する一部をカットすることにより形成され、鉛直方向に対して傾斜する傾斜面と、を有する
照明器具。 - 前記発光素子は、前記器具本体の前記下面の中央部に配置され、
前記人感センサは、前記器具本体の前記下面の外周部に配置されている
請求項1に記載の照明器具。 - 前記ドーム面の頂部は、前記発光素子を通り且つ前記鉛直方向に延びる直線上に配置されている
請求項2に記載の照明器具。 - 前記器具本体の前記下面は円形状に形成され、
前記ドーム面は、前記カバー部材を平面視した場合に、前記器具本体の前記下面の外周縁に沿って円弧状に延びる輪郭を有し、
前記傾斜面は、前記カバー部材を平面視した場合に、前記ドーム面の前記輪郭の一部を切り欠くように直線状に延びる輪郭を有している
請求項2又は3に記載の照明器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016184844A JP2018049756A (ja) | 2016-09-21 | 2016-09-21 | 照明器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016184844A JP2018049756A (ja) | 2016-09-21 | 2016-09-21 | 照明器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018049756A true JP2018049756A (ja) | 2018-03-29 |
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ID=61767735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016184844A Pending JP2018049756A (ja) | 2016-09-21 | 2016-09-21 | 照明器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018049756A (ja) |
-
2016
- 2016-09-21 JP JP2016184844A patent/JP2018049756A/ja active Pending
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