JP2018048868A - スキャナ装置および測量装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ターゲットまでの距離が遠くても、ターゲットの位置を確実に検出することができるスキャナ装置を提供する。【解決手段】スキャナ装置1は、測距光3を送光しターゲット7に反射した測距光を受光して測距する測距部と、少なくとも1つの回転軸周りに測距光を走査するための回動部と、回動部の回転角度を検出する角度検出部とを備えるスキャナ装置1であって、さらに、ターゲット検出光4を発光し、ターゲットに反射した光を受光して、その受光光量分布に基づいてターゲット7の概略位置を求めるターゲット検出部を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、測量現場において、三次元データを取得するスキャナ装置および測量装置に関する。
近年、立体物の三次元測量において、測定対象物の三次元データを得るための測量装置として、スキャナ装置が用いられている。このようなスキャナ装置は、パルスレーザを所定の測定エリアに走査し、パルスレーザ照射点の三次元位置データを測距して、測定エリアの点群データを取得している(例えば特許文献1参照)。
特許文献2は、測定対象物に設置して点群データの基準値を得るためのターゲットを用いて測定対象物のスキャンエリアをスキャンして、スキャンエリアごとの測定対象物の各点からの反射パルスレーザ光およびターゲットからの反射パルスレーザ光から得られる点群データに基づいて、三次元データを得るスキャナ装置を開示している。
特許第5057734号明細書 特許第5081014号明細書
しかし、従来のスキャナ装置では、パルス光を用いているため、ターゲットを検出する際、スキャナ装置とターゲットとの間の距離が遠くなると、スポット光がターゲットをまたぎ、ターゲットが大きくなければ検出できないという問題があった。
そこで、本発明は、スキャナ装置とターゲットとの間の距離が遠くてもターゲットを確実に検出することができるスキャナ装置および測量装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のスキャナ装置は、測距光を送光しターゲットに反射した測距光を受光して測距する測距部と、少なくとも1つの回転軸周りに測距光を走査するための回動部と、回動部の回転角度を検出する角度検出部とを備えるスキャナ装置であって、さらに、ターゲット検出光を発光し、ターゲットに反射した光を受光して、その受光光量分布に基づいてターゲットの概略位置を求めるターゲット検出部を備えることを特徴とする。
上記態様において、測距部が、測距光送光部および測距光受光部を有する測距光用送受光光学系を備え、ターゲット検出部が、ターゲット検出光送光部およびターゲット検出光受光部を有するターゲット検出光用送受光光学系を備え、回動部によって測距光用送受光光学系の光軸が、前記ターゲット検出光用送受光光学系の光軸とずらされていることが好ましい。
また、上記態様において、回動部が両面ミラーであり、ターゲット検出光送光部およびターゲット検出光受光部が、両面ミラーに対して測距光送光部および測距光受光部と反対側に配置されていることも好ましい。言い換えると、ターゲット検出光が、両面ミラーの測距光を反射する面の裏面によって反射されるように構成されていることも好ましい。
また、上記態様において、回動部が片面ミラーであり、ターゲット送光部と測距光送光部とは互いに近傍に配置され、ターゲット検出光受光部と測距光受光部とは互いに近傍に配置され、ターゲット検出光用送受光光学系の光路を測距光用送受光光学系の光路と共有するようになっていることも好ましい。
本発明の別の態様の測量装置は、ターゲットを視準し測距する測量機と、上記態様のいずれか1つに係るスキャナ装置とを備え、スキャナ装置で、ターゲット検出光を用いて前記ターゲットの概略位置を求め、求められたターゲットの概略位置を前記測量機によって自動視準して、ターゲットまでの距離および角度を測定することを特徴とする。
本発明のスキャナ装置および測量装置によれば、スキャナ装置とターゲットとの間の距離が遠い場合にも、ターゲットの位置を確実に検出することができる。
第1の実施の形態に係るスキャナ装置の外観斜視図である。 第1の実施の形態に係るスキャナ装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係るスキャナ装置の測距部およびターゲット検出部の拡大図である。 第1の実施の形態に係るスキャナ装置を示す模式図であり、(a)は側面図であり、(b)は平面図である。 第1の実施の形態に係るスキャナ装置の測定手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る測量装置の外観斜視図である。 (a)第2の実施の形態に係る測量装置の構成を示すブロック図である。(b)第2の実施形態に係る測量装置に備えたスキャナ装置の構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態に係る測量装置による測定の手順を示すフローチャートである。 上記実施の形態の変形例を説明する図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照して説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施の形態に係るスキャナ装置1の外観斜視図である。図1における符号1が、本形態にかかるスキャナ装置1である。スキャナ装置1は、いわゆるレーザスキャナであり、三脚を用いて既知の点に据え付けられている。
スキャナ装置1は、下部ケーシング1aおよび本体ケーシング1bを備え、本体ケーシング1bの上部には投光ケーシング1cが設けられている。
スキャナ装置1は、後述する鉛直回転駆動部14により、測距光3とターゲット検出光4をそれぞれ回転軸V1−V1周りに走査するように構成されており、また、後述する水平回転駆動部16により、本体ケーシング1bを回転軸H1−H1周りに回転するように構成されている。
図1において、符号5〜5は、測距光3のある時点での照射点を示し、符号6〜6はターゲット検出光4のある時点での照射ラインを示す。符号7はターゲットを示す。
図2は、スキャナ装置1の構成を示すブロック図である。スキャナ装置1は、測距するための測距部11、ターゲット7を検出するためのターゲット検出部12、回転軸V1−V1周りに測距光3を走査する回動部としての回動ミラー13を回転駆動する鉛直回転駆動部14、回転軸V1−V1の回転角度を検出する鉛直角検出部15、本体ケーシング1bを回転軸H1−H1周りに回転するための水平回転駆動部16、回転軸H1−H1の回転角度を検出する水平角検出部17、演算制御部18、記憶部19、表示部20、操作部21および外部記憶装置22を備えている。
測距部11およびターゲット検出部12は本体ケーシング1bに収容されている。本体ケーシング1bの内部には、回動ミラー13を備える鏡筒(図示せず)が設けられており、この鏡筒の水平方向回転軸は、本体ケーシング1bの水平方向回転軸H1−H1と同軸である。この鏡筒は、本体ケーシング1bに適宜の手段で取り付けられている。投光ケーシング1cには、回動ミラー13、鉛直回転駆動部14、鉛直角検出部15が設けられている。表示部20および操作部21は本体ケーシング1bの外部に設けられている。水平回転駆動部16および水平角検出部17は下部ケーシング1aに収容されている。
図3は、本実施の形態の測距部11およびターゲット検出部12における、測距光3およびターゲット検出光4の送受光の仕組みを説明する模式図である。図3から理解されるように、測距部11は、測距光送光部23、測距光受光部24、ビームスプリッタ(図示せず)、測距光用ミラー25、測距光用集光レンズ26および回動ミラー13を有する測距光用送受光光学系31を備えている。測距光送光部23は、発光素子(図示せず)を備え、発光素子はパルス光線を発する。発光素子は、例えば半導体レーザ等であり、測距光としてパルスレーザ光線を出射する。出射された測距光3は、測距光用ミラー25よって反射され、さらに回動ミラー13によって反射されて測定対象物に照射される。また、回動ミラー13は、両面ミラーであり、鉛直回転駆動部14により駆動され回転軸V1−V1周りに回転する。回動ミラー13は、矩形または円形の板状の孔明き両面ミラーであるが、これに限定されるものではない。
ついで、測定対象物により再帰反射された測距光3a(以下において、「反射測距光」という。)は、回動ミラー13、測距光用ミラー25及び測距光用集光レンズ26を経て、測距光受光部24に入射する。測距光受光部24は、例えばフォトダイオードなどの受光素子で構成されている。また、測距光受光部24には、先述のビームスプリッタにより分割された測距光の一部が内部参照光(図示せず)として入射するようになっており、反射測距光3aおよび内部参照光に基づいて、後述する演算制御部18により、照射点までの距離を求める。
一方、ターゲット検出部12は、ターゲット検出光送光部27、ターゲット検出光受光部28、ターゲット検出光用ミラー29およびターゲット検出光用集光レンズ30を有するターゲット検出光用送受光光学系32を備えている。ターゲット検出光送光部27は、発光素子(図示せず)を備え、測距光3とは異なる波長の光線、例えば赤外レーザ光等をターゲット検出光4として出射する。出射されたターゲット検出光4は、ターゲット検出光用ミラー29よって反射される。ターゲット検出光4は、さらに回動ミラー13によって反射されて測定対象物に照射されるが、ターゲット検出光4を反射するのは、回動ミラー13の測距光3を反射する面の裏面である。なお、ターゲット検出光送受光光学系32は、ターゲット検出光4が、その光量が減衰しない範囲で照射ラインの幅が出来るだけ広くなるように構成されていることが好ましく、例えば、ターゲットの検出光4の走査の間隔(ターゲットピッチ)の中間で、隣接する照射ラインが重なり合わない最大の幅になるように構成されていることが好ましい。
ここで、図4は、第1の実施の形態における測距光3とターゲット検出光4との関係を示す模式図であり、図4(a)は本実施形態のスキャナ装置の側面図、図4(b)は平面図である。図4(a)、(b)から理解されるように、回動ミラー13により反射され、スキャナ装置から射出される測距光3の光軸、すなわち測距光用送受光光学系31の光軸は、ターゲット検出光4の光軸、すなわちターゲット検出光用送受光光学系32の光軸と、回転軸V1−V1の回転方向にα、回転軸H1−H1の回転方向にβだけずらされている。
図3に戻り、測定対象物により反射されたターゲット検出光4a(以下において、「反射ターゲット検出光」という。)は、回動ミラー13、ターゲット検出光用ミラー29およびターゲット検出光用集光レンズ30を経て、ターゲット検出光受光部28に入射する。ターゲット検出光受光部28への受光入力は、後述する演算制御部18に入力され、ターゲット反射光の光量が、所定の閾値を超えた時の平均位置の角度を求めることにより、ターゲットの概略位置が求められる。
回動ミラー13は、鉛直回転駆動部14に駆動されて、回転軸V1−V1(図1)周りに、高速回転する。また、回動ミラー13は、回転軸H1−H1(図1)周りに、本体ケーシングと一体に回転する。鉛直角検出部15は、例えばエンコーダであり、回動ミラー13の鉛直回転角を検出する。
下部ケーシング1aには、下方から整準部と、水平回転駆動部16とが設けられており、水平回転駆動部16の回転軸H1−H1には、水平角検出部17が設けられている。水平回転駆動部16は、モータであり、水平回転駆動部16の回転軸H1−H1(図1)の上端には、軸受けを介して回転基盤が設けられ、回転基盤には、本体ケーシング1bが固着されている。水平角検出部17は、例えばエンコーダであり、下部ケーシング1aに対する回転軸H1−H1の相対回転角を検出する。
演算制御部18は、例えばCPU、ROM、RAM等を集積回路に実装したマイクロコントローラであり、操作部21から、探索範囲の指定やスキャン開始の指示を受け、測距部11およびターゲット検出部12の発光制御、鉛直回転駆動部14および水平回転駆動部16の制御を行い、点群データおよびターゲット検出データを得る。
記憶部19は、例えばハードディスクドライブであり、上記のような演算制御のためのプログラムが格納されており、取得した点群データおよびターゲット検出データが記憶される。
表示部20は、例えば液晶ディスプレイ等であり、演算制御により得られた作業状況データや測定結果等を表示する。
操作部21は、タッチディスプレイやキーボード等であり、スキャナ装置に対する動作指令の入力を行う。
外部記憶装置22は、例えばメモリカードやハードディスクドライブ等であり、演算制御部18に、接続および取り外し可能に設けられている。
ターゲット7は、プリズムや反射シートで構成される、測定対象物に設置して用いられる測量において通常用いられるターゲットであるが、再帰反射性の高い素材であることが好ましい。
次に、スキャナ装置1の基本動作について説明する。図5は、スキャナ装置1を用いた測量方法のフローチャートである。
測定を開始すると、ステップS1に移行して、操作部21から、スキャナ装置1の探索範囲が指定される。
次に、ステップS2に移行して、操作部21から、スキャン開始を指示する。
次に、ステップS3に移行して、スキャナ装置1がステップS1で指定した探索範囲に、測距光3と、ターゲット検出光4とを走査する。この走査は、測距光3の送光と受光およびターゲット検出光4の送光と受光をそれぞれ繰り返しながら、回動ミラー13で鉛直方向に走査した後、本体ケーシング1bを水平方向に回転することを繰り返すことにより行われる。
測距光3の各照射点の鉛直角は、鉛直角検出部15が、回動ミラー13の回転軸V1−V1周りの回転角を検出することで測定される。また、水平角は、水平角検出部17により下部ケーシング1aに対する回転軸H1−H1の相対回転角に基づいて測定される。
一方、ターゲット検出光4の照射点の鉛直角および水平角は、ターゲット検出光4の光軸が測距光3の光軸と鉛直角方向にα、水平角方向にβだけずれていることに基づいて、上記で測定した鉛直角および水平角から求められる。
次にステップS4に移行して、演算制御部18は、ステップS1の探索範囲に対し探索が終了したかを判定する。終了していない場合は、ステップS3に戻る。
ステップS4が終了した場合、ステップS5に移行にして、演算制御部18は、ターゲット検出光4の受光光量が所定の閾値を超える部分の平均角度を求め、少なくとも1つのターゲット7の概略位置を検出する。
次に、ステップS6に移行して、操作部21から、スキャナ装置が、ステップS5で検出したターゲット7の概略位置に向くように指示する。
次に、ステップS7に移行して、演算制御部18は、ターゲット7の概略位置に対して、スキャン密度を上げてターゲットスキャンを行い、ターゲット7の水平角、鉛直各及び距離を測定する。
次に、ステップS8に移行して、全てのターゲット7の概略位置の測定が終了したかどうかを判定する。終了していない場合はS7に戻る。終了している場合には、ステップS9へ移行して、測定を終了する。
このように、スキャナ装置1を用いれば、ターゲット検出光がターゲット7をまたぐことがないため、スキャナ装置1とターゲット7との間の距離が遠い場合にも、ターゲット7の位置を確実に検出することができる。
また、測距部11とターゲット検出部12とで、共通の回動ミラー13を用いることで、スキャナによる点群データの取得と、ターゲットの概略位置の検出とを同時に行うことができ、作業効率が向上する。さらに、測距部11とターゲット検出部12とで、共通の回動ミラー13を用いることで、ターゲット検出部のための回動ミラー13および鉛直回転駆動部14、鉛直角検出部15を新たに設ける必要がなく、スキャナ装置1の構成をシンプルなものとすることができ、安価なものとすることができる。
なお、上記測量方法では、測距を行うと同時にターゲット7の概略位置の検出を行っているが、測距を行わずにターゲット7の概略位置の検出のみを行ってもよい。
(第2の実施形態)
図6および図7は、それぞれ、第2の実施の形態に係る測量装置100の外観斜視図および構成を示すブロック図である。第1の実施の形態と同一の要素については、同一の符号を用いて説明を省略する。
第2の実施の形態に係る測量装置100は、スキャナ装置1と測量機2とを備えている。
測量機2は、いわゆるモータドライブトータルステーションであり、図6から理解される通り、下方から、整準部と、整準部の上に設けられた基盤部と、該基盤部上を水平方向回転軸H2−H2周りに回転する筐体2bと、鉛直方向回転軸V2−V2周りに回転する望遠鏡2aとを有する。
また、図7から理解されるように、測量機2は、水平角検出部103、鉛直角検出部104、水平回転駆動部105、鉛直回転駆動部106、表示部107、操作部108、演算制御部109、記憶部110、測定部111、追尾部112を備えている。
水平角検出部103、鉛直角検出部104、水平回転駆動部105、鉛直回転駆動部106、演算制御部109、および記憶部110は筐体2bに収容され、表示部107と操作部108は、筐体2bの外部に設けられている。スキャナ装置1は、望遠鏡2aの上部に固定されているが、この他に、望遠鏡2aの下部または側部、あるいは表示部107の下に固定されていてもよい。
水平角検出部103と鉛直角検出部104は、回転円盤、スリット、発光ダイオード、イメージセンサを有するエンコーダである。水平角検出部103は回転軸H2−H2対して設けられ筐体2bの水平方向の回転角を検出する。鉛直角検出部104は鉛直方向回転軸V2−V2に対して設けられ、望遠鏡2aの鉛直方向の回転角を検出する。
水平回転駆動部105と鉛直回転駆動部106はモータであり、演算制御部109に制御されて、それぞれ水平方向回転軸H2−H2と鉛直方向回転軸V2−V2を駆動する。
表示部107と操作部108は、測量装置100のインタフェースとして、測量作業の指令の入力や作業状況及び測定結果の確認などを行う。
演算制御部109は、例えばCPU、ROM、RAM等を集積回路に実装したマイクロコントローラであり、水平回転駆動部105および鉛直回転駆動部106の制御、測定部および追尾部の発光、追尾制御を行い、ターゲットの自動視準、測定を行う。
測定部111は、スキャナ装置1とは波長の異なる赤外パルスレーザ光を、測量機の測距光8として、ターゲット7に送光する。そして、ターゲット7からの反射光を、例えばフォトダイオード等の受光素子で構成される受光部で受光し、測距信号に変換する。
追尾部112は、測量機2の測距光8とは異なる赤外レーザ光を、追尾光として送光する、そして、イメージセンサ等の受光部で、追尾光を含む風景画像とつい備考を除いた風景画像を取得する。演算制御部109では、両画像の差分からターゲット7の位置を検出し、常に望遠鏡がターゲット7の方向を向くように自動で追尾する。
スキャナ装置1は、第1の実施の形態に係るスキャナ装置1と同様のスキャナ装置であるが、スキャナ装置1の演算制御部18と測量機2の演算制御部109とは、電気的に接続されており、測量機2の演算制御部109を介して、表示部107、操作部108、記憶部110を共通して利用するため、スキャナ装置1には記憶部19、表示部20、操作部21が設けられていない。また、本実施形態において、スキャナ装置1の水平回転は測量機2が担うため、スキャナ装置1には、水平回転駆動部16および水平角検出部17も備えられていない。
第2の実施の形態に係る測量装置100を用いた測定について、図8のフローチャートに基づいて説明する。
まず、測定を開始すると、ステップS11に移行して、測量機2の操作部108から、スキャナ装置1の探索を指定される。
次に、ステップS12に移行して、測量機2の操作部108からスキャン開始が指示される。
次に、ステップS13に移行して、スキャナ装置1が、ステップS1で指定した探索範囲に、測距光3およびターゲット検出光4を走査する。この走査は、測距光3の送光および受光と、ターゲット検出光4の送光および受光とをそれぞれ同時に繰り返しながら、回動ミラー13で鉛直方向に走査した後、測量機2の筐体2bを水平回転することを繰り返すことにより行われる。各測定は、水平角の検出が、測量機2の水平角検出部103により検出された、筐体2bに対する回転軸H2−H2の相対回転角に基づいて測定される点を除き、第1の実施形態のS3と同様に行われる。
次に、ステップS14に移行して、スキャナ装置1の演算制御部18が、ステップS11で指定した探索範囲に対して探索が終了したかどうかを判定する。終了していない場合は、ステップS13に戻る。
ステップS14が終了した場合、ステップS15に移行して、スキャナ装置1の演算制御部18が、ターゲット検出光4の受光光量が所定の閾値を超える部分の平均角度を求めることにより、探索範囲内の全てのターゲット7の概略位置を検出する。
次に、ステップS16に移行して、スキャナ装置の演算制御部18が、ステップS15で検出したターゲット7の概略位置を測量機2の演算制御部109に送信する。測量機2の演算制御部109は、この情報に基づいて、測量機2の望遠鏡2aを上記概略位置に向け、ターゲット7を自動視準し、測量機2の測距光8を用いて、ターゲット7の水平角、鉛直角、距離を測定する。
次に、ステップS18に移行して、測量機2の演算制御部109が、全てのターゲット7の概略位置を測定が終了したかを判定する。終了していない場合は、ステップS17に戻る。終了している場合には、ステップS19へ移行して、測定を終了する。
このように、測量装置100を用いれば、ターゲット検出光4がターゲットをまたぐことがないため、スキャナ装置1とターゲット7との間の距離が遠い場合にも、ターゲット7の位置を確実に検出することができる。
また、スキャナ装置1による高速回転でターゲット検索を行うことができ、スキャナ装置1が抽出したターゲットの概略位置を測量機2によって順次自動視準することができるため、第1の実施の形態よりも更に短時間で測定を行うことができる。
上記実施の形態にかかる好適な変形例について述べる。上記実施の形態と同一の要素については、同一の符号を用いて説明を割愛する。
図9は、第1の実施の形態にかかる1つの変形例におけるスキャナ装置1の、測距部11およびターゲット検出部12の拡大模式図を示す。この変形例のスキャナ装置1では、回動ミラー13Aは、矩形または円形の板状の、片面ミラーである。また、ターゲット検出光送光部27と測距光送光部23とは互いに近傍に配置され、ターゲット検出光受光部28と測距光受光部24とは互いに近傍に配置されている。そして、ミラー25A及び集光レンズ26Aは測距光用送受光光学系31とターゲット検出光用送受光光学系32とに共通してそれぞれ1つずつ設けられている。この変形例において、測距光送光部23から出射された測距光3は、ミラー25Aに反射された後、さらに回動ミラー13Aによって反射されて、測定対象物に照射される。ついで、測定対象物からの反射測距光3aは、回動ミラー13Aによって反射され、集光レンズ26Aを経て測距光受光部24に入射する。一方、ターゲット検出光4は、ターゲット検出光送光部27から出射され、ミラー25Aに反射された後、さらに回動ミラー13Aによって反射され、測定対象物に照射される。ついで、測定対象物からの反射ターゲット検出光4aは、回動ミラー13Aによって反射され、反射測距光3aと共通の集光レンズ26Aを経てターゲット検出光受光部28に入射する。このとき、測距光3とターゲット検出光4とは、回動ミラー13Aの同一面で反射され、送光時および受光時においてそれぞれ、測距光3とターゲット検出光4の光軸が鉛直角方向および水平角方向にずれるように構成されている。このように、この変形例において、ターゲット検出光用送受光光学系32の光路は測距光用送受光光学系31の光路と共有されている。
このような構成とすることにより、スキャナ装置1の構成を簡易なものとすることができ、組み立てが容易になる。また、スキャナ装置1の寸法を小とすることができる。
別の変形例を挙げる。スキャナ装置1では、測距光3とターゲット検出光4とは、異なる波長となるように構成してもよい。
このような構成とすることにより、測距光受光部24とターゲット検出光受光部28とが近傍に配置されていても、光が混合することがなく、ターゲットの検出の誤認をより低減することができる。
また、別の変形例を挙げる。スキャナ装置1では、測距光3およびターゲット検出光4をそれぞれ所定の変調周波数となるように変調させ、測距光受光部24およびターゲット検出光受光部28において、それぞれの変調周波のみを検出するように構成してもよい。
このような構成とすることにより、受光時のノイズを低減することができ、ターゲット検出の誤認をより低減して、測定の精度を高めることができる。
以上、本発明の好ましいスキャナ装置および測量装置について、実施の形態及び変形例を述べたが、各形態及び各変形例を当業者の知識に基づいて組み合わせることが可能であり、そのような形態も本発明の範囲に含まれる。
1 スキャナ装置
2 測量機
3 測距光
4 ターゲット検出光
7 ターゲット
11 測距部
12 ターゲット検出部
13 回動ミラー(両面)(回動部)
13A 回動ミラー(片面)(回動部)
14 鉛直回転駆動部(回転駆動部)
15 鉛直角検出部(角度検出部)
23 測距光送光部
24 測距光受光部
27 ターゲット検出光送光部
28 ターゲット検出光受光部
31 測距光用送受光光学系
32 ターゲット検出光用送受光光学系
100 測量装置

Claims (6)

  1. 測距光を送光しターゲットに反射した測距光を受光して測距する測距部と、
    少なくとも1つの回転軸周りに測距光を走査するための回動部と、
    前記回動部の回転角度を検出する角度検出部
    とを備えるスキャナ装置であって、
    さらに、ターゲット検出光を発光し、ターゲットに反射した光を受光して、その受光光量分布に基づいてターゲットの概略位置を求めるターゲット検出部を備えることを特徴とするスキャナ装置。
  2. 前記測距部が、測距光送光部および測距光受光部を有する測距光用送受光光学系を備え、
    前記ターゲット検出部が、ターゲット検出光送光部およびターゲット検出光受光部を有するターゲット検出光用送受光光学系を備え、
    前記回動部により、前記測距光用送受光光学系の光軸が、前記ターゲット検出光用送受光光学系の光軸とずらされていることを特徴とする請求項1に記載のスキャナ装置。
  3. 前記回動部が両面ミラーであり、
    前記ターゲット検出光送光部および前記ターゲット検出光受光部が、前記両面ミラーに対して前記測距光送光部および測距光受光部と反対側に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のスキャナ装置。
  4. 前記回動部が片面ミラーであり、
    前記ターゲット検出光送光部と前記測距光送光部とは互いに近傍に配置され、前記ターゲット検出光受光部と前記測距光受光部とは互いに近傍に配置され、
    前記ターゲット検出光用送受光光学系の光路を前記測距光用送受光光学系の光路と共有するようになっていることを特徴とする請求項2に記載のスキャナ装置。
  5. 前記ターゲット検出光送光部が、前記ターゲット検出光を光変調させ、前記ターゲット検出光受光部が、変調したターゲット検出光を抽出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のスキャナ装置。
  6. 前記ターゲットを視準し測距する測量機と、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載のスキャナ装置とを備え、
    前記スキャナ装置で、前記ターゲット検出光を用いて前記ターゲットの概略位置を求め、
    求められたターゲットの概略位置を前記測量機によって自動視準して、ターゲットまでの距離および角度を測定することを特徴とする測量装置。
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