JP2018048857A - 検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】対象物との接触を再現性のある状態で検出して、再現性のある正確な接触検出が可能な検出装置を提供する。【解決手段】対象物との接触を検出する装置であって、検出装置に設けられる固定部10と、軸部2及び軸部2に接続され、固定部10に対して可動となるよう設けられた基部4と、対象物及び軸部2の接触による、固定部10に対する基部4の傾斜に起因する変位量を測定するセンサと、測定された変位量に基づいて、対象物との接触の有無を判断する制御部と、を備えた検出装置。【選択図】図3

Description

本発明は、対象物との接触を検出する検出装置に関する。
工作機械における寸法測定をはじめとして、対象物との接触を検出する検出装置が様々な分野で用いられている。このような検出装置において、3点支持されたスタイラスが対象物と接触したときの初期歪みを検出して、対象物との接触を検出する接触プローブが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特表平09−507918号公報
特許文献1に記載の接触プローブでは、スタイラスに連結された部材に歪みゲージが貼り付けられており、スタイラスが対象物と接触したとき、歪みゲージが示す初期歪み(抵抗値変化)に基づいて、対象物との接触を検出する。つまり、対象物との接触によりスタイラスが僅かに動いた瞬間に、対象物との接触が検出される。
特許文献1に記載された3点支持のスタイラスでは、スタイラスが着座している状態におけるリシート性は高いと言える。しかし、スタイラスが動いた瞬間に3点支持が崩れて力学的に不安定な状態に陥るので、対象物からの押力によりスタイラスが更に動いた状態を正確に検出することは困難である。特許文献1に記載された接触プローブは、ローブ特性が良好だとは言えず、ローブ特性が良好なプローブの出現が望まれている。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、対象物との接触を再現性のある状態で検出して、再現性のある正確な接触検出が可能な検出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の1つの実施態様に係る検出装置は、
対象物との接触を検出する装置であって、
当該検出装置に設けられる固定部と、
軸部及び前記軸部に接続され、前記固定部に対して可動となるよう設けられた基部と、
前記対象物及び前記軸部の接触による、前記固定部に対する前記基部の傾斜に起因する変位量を測定するセンサと、
測定された前記変位量に基づいて、前記対象物との接触の有無を判断する制御部と、
を備えている。
上記の実施態様によれば、対象物との接触を再現性のある状態で検出して、再現性のある正確な接触検出が可能な検出装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る検出装置のプローブを模式的に示す側面図である。 図1に示すプローブのスタイラスを模式的に示す斜視図である。 図1に示すプローブのスタイラス及び固定部を模式的に示す斜視図である。 図1に示すプローブにおいて、圧縮バネによりスタイラスが固定部に押しつけられた状態を模式的に示す側面図である。 対象物との接触により傾斜したスタイラスの回転モーメントの釣り合いを説明するための模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る検出装置の制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る検出装置の制御部で行われる制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る検出装置のプローブの変形例を模式的に示す側面図であって、スタイラスの軸部が対象物と接触していない状態を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る検出装置のプローブの変形例を模式的に示す側面図であって、スタイラスの軸部が対象物と接触している状態を示す図である。 スタイラスが固定部から離脱する可能性のある構造を模式的に示す図である。 スタイラスが固定部から離脱する可能性のある場合の回転モーメントの状態を模式的に示す図である。 スタイラスが固定部から離脱することのない構造及び回転モーメントの釣り合いを模式的に示す図である。 図10Aの矢印Bで示す領域の拡大図であって、固定部における反力を模式的に示す図である。 固定部における反力及びスタイラスの傾きの関係を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態に係る検出装置のプローブを模式的に示す側面図である。 本発明の第3の実施形態に係る検出装置のプローブを模式的に示す側面図である。 3点支持のスタイラスを有するプローブを模式的に示す分解斜視図及び平面図である。
以下、本発明の実施形態に係る検出装置ついて、図面を参照しながら説明する。
(本発明の第1の実施形態に係る検出装置のプローブの説明)
はじめに、図1から図4を参照ながら、本発明の第1の実施形態に係る検出装置のプローブの説明を行う。図1は、本発明の第1の実施形態に係る検出装置のプローブ30を模式的に示す側面図であり、図2は、図1に示すプローブ30のスタイラス6を模式的に示す斜視図であり、図3は、図1に示すプローブ30のスタイラス6及び固定部10を模式的に示す斜視図であり、図4は、図1に示すプローブ30において、圧縮バネ18によりスタイラス6が固定部10に押しつけられた状態を模式的に示す側面図である。なお、以下の記載においては、何れも図面に対応させて上下左右を表現する。
本実施形態に係るプローブ30は、軸部2及び軸部2に接続された基部4とから構成されるスタイラス6を備える。軸部2は、基部4の中央部から基部4に対して略垂直方向に伸び、先端に対象物との接触領域2Aを有する。基部4には、四角形の4辺を形成するように配置された4つの支持棒8が、軸部2を取り囲むように配置されている。
プローブ30には、更に、固定部10を有する筐体20が備えられ、スタイラス6の基部4は、この筐体20の内部に配置され、スタイラス6の軸部2は、固定部10の中心部に設けられた開口を介して、筐体20の外側に伸びている。軸部2と開口の間にはクリアランスがあり、スタイラス6の基部4は、固定部10に対して可動な状態になっている。
なお、何れの図面においても、本発明の実施形態に係る検出装置は、対象物と接触する接触領域2Aがプローブの上側に配置されるように示されている。
固定部材10にも、四角形の4辺を形成するように配置された4つの固定部側支持棒12が備えられている。4つの固定部側支持棒12は、スタイラス6の基部4に備えられた4つの支持棒8とそれぞれ略平行に配置されている。スタイラス6の基部4は、固定部10より下側(接触領域2Aから遠い側)に配置されている。また、本実施形態では、固定部側支持棒12が支持棒8よりも内側(軸部2の中心側)に配置されている。つまり、四角形の各辺において、固定部側支持棒12が支持棒8の斜め内側上方に配置されている。このような配置による利点については、図10A及び図10Bを用いて後述する。
図4に示すように、スタイラス6の基部4の下面には圧縮バネ18が接しており、圧縮バネ18の他端は、筐体20の底面に接している。圧縮バネ18は、予め圧縮した状態で取り付けられており、圧縮バネ18により、スタイラス6の基部4が固定部10側に押しつけられている。これにより、スタイラス6の軸部2が対象物と接触しない初期状態においては、スタイラス6の基部4に備えられた4つの支持棒8と、固定部10に備えられた4つの固定部側支持棒12とが、それぞれ線接触するようになっている。なお、支持棒8にも固定部側支持棒12にも、厳密には微少な凹凸があるので、ここでいう線接触は、複数の箇所で点接触している状態ということもできる。
軸部2の対象物が接触していない初期状態では、基部4の面と固定部10の面とが略平行に配置されている。軸部2は基部4から略垂直に伸びているので、初期状態では、軸部2は、固定部材10に対して略垂直に伸びている。
次に、図5を参照しながら、スタイラス6の軸部2が対象物と接触したときに、スタイラス6の基部4が固定部10に対して傾斜する状態について説明する。ここで、図5は、対象物との接触により傾斜したスタイラス6の回転モーメントの釣り合いを説明するための模式図である。
図5では、スタイラス6の軸部2が、固定部10に対して略垂直な初期状態から角度θだけ傾斜したことを示しているが、軸部2及び基部4は略直交しているので、初期状態から基部4が傾斜角度θだけ傾斜しているといえる。なお、他の図面に示す角度θも同様である。
図5に示すように、スタイラス6の軸部2が対象物と接触することによる対象物からの押力Fにより、スタイラス6の基部4が固定部10に対して傾斜する。これにより、基部4に備えられた4つの支持棒8のうち、3つの支持棒8は固定部側支持棒12から離間し、当接箇所に配置された4つの支持棒8のうちの1つと、固定部材10に備えられた4つの支持棒12の1つとが線接触した状態になる。この接触箇所が傾斜中心となって、スタイラス6の基部4が傾斜する。この基部4の傾斜に起因する変位量に基づいて、対象物の接触を検出することができる。
なお、軸部2の先端に配置された対象物と接触する接触領域2Aは、対象物が工作機械の刃物等の場合を考えると、刃物に当てても削れたり、傷がつかない材質である超硬材(タングステンカーバイド)またはセラミックが好ましい。軸部2の接触領域2A側は、固定部10に対して、直角、平行等の調整ができるように、可動可能な形状が好ましい。
スタイラス6の軸部2は、固定部材10の基部4との当接箇所(具体的には、支持棒8と固定部側支持棒12との線接触箇所)と対象物との間に配置されている。対象物が軸部2に接触する方向(図5の押力Fの方向)は、支持棒8または固定部側支持棒12が形成する4つの辺に略直交する方向である。
なお、対象物が軸部2に接触する方向は、4つの辺と厳密に直交する必要はない。仮に、4つの辺と直交する方向に対して、角度αの角度をなして対象物が軸部2に接触する場合、支持棒8及び固定部側支持棒12の間の摩擦係数をμとすれば、角度αが、tanα<μを満たす範囲内であれば、支持棒8及び固定部側支持棒12が横ずれすることなく、正確な検出を行うことができる。
<3点支持のスタイラスの傾斜に関する説明>
ここで、図14を参照しながら、従来の3点支持のスタイラスが対象物と接触して傾斜する場合を説明する。図14は、3点支持のスタイラスを有するプローブ130を模式的に示す分解斜視図及び平面図である。左側にプローブ130の分解斜視図を示し、右側に基部104及び固定部110を上方から見た平面図を示す。図14では、対象物との接触領域がプローブの下側に配置されている。
図14に示すように、スタイラス106の基部104に取り付けられた3点支持の各棒108A、108B、108Cを、それぞれ2つの球体112で支える構造を有する。スタイラスの軸部102が対象物と接触して、3点支持の1点でも接触が離れた瞬間に、安定構造は崩壊し不安定な構造となる。3点支持の1点が浮くような動作であっても、動作した時点以降の動作起動の再現性は失われる。
よって、スタイラス106が少しでも動くと対象物の接触を検出してしまうこととなり、振動等があると誤作動に繋がる。振動等でスタイラス106が動かないようにするには、基部104を固定部110に押しつける圧縮バネ118のバネ力を強めることが考えられる。しかし、この場合には、スタイラス106の動きが重くなり、細い径の測定物を測定すると折れてしまったり、測定物に傷を付けたりする可能性がある。また、3点支持部にバネ力が強くかかることから、ローブ特性の悪化も生じる。
更に、3点支持のため、逆方向からの差動力が均一にならない問題も生じる。図14に示すように、方向1における対象物からの押力F1による回転モーメントと、圧縮バネ118によるバネ力fによる回転モーメントの釣り合いは、
F1=f・l1/L
となり、方向2における対象物からの押力F2による回転モーメントと、圧縮バネ118によるバネ力fによる回転モーメントの釣り合いは、
F2=f・l2/L
となり、両者は一致しない。
<本実施形態に係るスタイラスの傾斜に関する説明>
一方、本実施形態では、図5に示すように、対象物からの押力Fによる回転モーメントにより、スタイラス6の基部4が傾斜すると、圧縮バネ18が初期状態よりも圧縮されてバネ力fを発生する。そして、基部4が角度θだけ傾斜したとき、押力Fによる回転モーメントF×L×cosθとバネ力fによる回転モーメントf×lとが釣り合う状態となる。
つまり、
F×L×cosθ=f×l(F=f・l/Lcosθ)
となる。
この場合、図5に示す場合の反対側(図面左から右)から、対象物による押力Fが加わった場合も、紙面垂直方向で対象物による押力Fが加わった場合も、同様な回転モーメントの釣り合いが成り立ち、常に再現性のある安定した状態が形成される。よって、4方向からの押力に応じて、再現性のある状態で基部4が傾斜し、この基部4の傾斜に起因する変位量に基づいて、対象物との接触を正確に検出することができる。本実施形態では、4方向からの対象物の接触を検出できるので、例えば、本検出装置を工作機械に適用した場合には、測定の効率化に貢献できる。
後述するように、本実施形態では、対象物との接触により基部4が傾斜を開始した時点ではなく、それ以降の反復性のある状態における傾斜に起因する変位量に基づいて接触の判定を行うので、振動による誤作動を防止するため、圧縮バネ18のバネ力をむやみに高める必要がない。よって、3点支持のスタイラスにおける上記問題も生じることがない。
<本発明の第1の実施形態に係る検出装置の制御装置及び制御処理の説明>
次に、図6及び図7を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係る検出装置の制御装置及び制御処理について説明する。ここで、図6は、本発明の第1の実施形態に係る検出装置50の制御装置の構成を示すブロック図であり、図7は、本発明の第1の実施形態に係る検出装置50の制御部40で行われる制御処理を示すフローチャートである。
図6に示すように、本発明の第1の実施形態に係る検出装置50では、対象物及び軸部2の接触によって生じる基部4の傾斜に起因する変位量を測定するセンサ32と、センサ32からの信号を受信する制御部40とを備える。制御部40は、センサ32によって測定された変位量に基づいて、対象物との接触の有無を判断することができる。
センサ32として、基部4の傾斜に起因する任意の変位量を検知するものを用いることができる。測定する変位量としては、基部4の傾斜角度でもよいし、傾斜角度に対応した移動量でもよいし、傾斜角度に対応した変形量でもよい。センサ32は、図6に示すようなプローブ30の内部に備えられる場合だけでなく、プローブ30の外部に備えられる場合もあり得る。制御部40は、演算部及び記憶装部を備え、検出装置50専用に設けられることもできる。その場合には、制御部40が、プローブ30の内部に組み込まれる場合もあり得る。逆に、制御部40を、プローブ30が設置された装置(例えば、工作機械)の制御装置の一部として構成することもできる。
次に、図7のフローチャートを参照しながら、制御部40における制御処理を説明する。図7において、まず、センサ32が傾斜による変位量を検出したか否か判断する(ステップS10)。この判断で、もし、変位量を検出していない(NO)と判別したときには、そのまま、この判断処理を繰り返す。つまり、変位量を検出するまで待機状態になっている。
ステップS10の判断で、もし、センサ32が傾斜による変位量を検出した(YES)と判別したときには、次に、測定した変位量が閾値1を超えたか否か判断する(ステップS12)。この判断で、もし、測定値が閾値1を超えていないと判断した場合には、本制御処理を終了する。ステップS12の判断で、もし、変位量の測定値が閾値1を超えた(YES)と判別したときは、対象物が接触したと判断する(ステップS14)。
次に、測定した変位量が、閾値1よりも値の大きい閾値2を超えたか否か判断する(ステップS16)。この判断で、もし、変位量が閾値2を超えていない(NO)と判断した場合には、一連の本制御処理を終了する。ステップS16の判断で、もし、変位量の測定値が閾値2を超えた(YES)と判別したときは、異常事態が発生したと判断し(ステップS18)、一連の制御処理を終了する。
変位量の測定値が閾値2を超える場合とは、図5において、対象物により、スタイラス6の軸部2が図面左側に過剰に押しつけられた場合を意味するので、軸部2を押しつける動作を緊急停止させ、対象物を図面右側に待避させるための信号を送信する。
本実施形態では、測定した変位量が閾値1を超えたとき、制御部40が、対象物との接触ありと判断するので、第1の閾値を適性に定めることにより、再現性のある状態における正確な対象物の接触検出を実現できる。また、測定した変位量が、閾値1よりも値の大きい閾値2を超えたとき、制御部40が異常事態発生と判断するので、第2の閾値を適性に定めることにより、対象物が過剰に軸部を押すような異常事態を適確に検出して、大きな問題が生じるのを未然に防ぐことができる。
なお、再現性のある接触検出は、上記のような制御部40の制御処理だけでなく、例えば、センサに渦電流センサを用いて、基部4の傾きにより生じたインダクタンスの変化に基づいて、電気回路上で閾値を設けることにより、同様な機能を果たすこともできる。
以上のように、本実施形態に係る検出装置50は、対象物との接触を検出する装置であって、検出装置50に設けられる固定部10と、軸部2及び軸部2に接続され、固定部10に対して可動となるよう設けられた基部4を有するスタイラス6と、対象物及び軸部2の接触による、固定部10に対する基部4の傾斜に起因する変位量を測定するセンサ32と、測定された変位量に基づいて、対象物との接触の有無を判断する制御部40とを備えている。
測定された変位量に基づいて、制御部40が対象物との接触の有無を判断するので、対象物との接触を再現性のある状態で検出して、再現性のある正確な接触検出が可能となる。
また、軸部2が対象物に接触した状態において、基部4と当接する固定部材(本実施形態では固定部側支持棒12)を固定部10に更に備え、固定部材の基部4との当接箇所(本実施形態では支持棒8、12どうしの線接触箇所)と、対象物との間に軸部2が配置されており、基部4が、固定部材との当接箇所を傾斜中心として固定部10に対して傾斜するようになっている。
このように、固定部10が基部4と当接する固定部材を備えるので、基部4を、固定部10に対して再現性のある状態で安定して傾斜させることができる。
本実施形態では、特に、基部4上の当接箇所には、四角形の4辺を形成するように配置された4つの支持棒8が配置されている。また、固定部材10の固定部材は、基部4の当接箇所に配置された4つの支持棒8に対応するように、四角形の4辺を形成するように配置された4つの固定部側支持棒12からなり、軸部2が対象物と接触することによる対象物からの押力Fにより、基部4が固定部10に対して傾斜して、当接箇所に配置された4つの支持棒8のうちの1つと、固定部材を構成する4つの固定部側支持棒12のうちの1つとが線接触するようになっている。これにより、4方向からの対象物の接触を、再現性のある状態で検出することができる。
ただし、固定部10に設けられた固定部材としては、本実施形態に示す固定部側支持棒12のような形状だけではなく、図12に示すピンや、図13に示す湾曲した凹みを有する当接部材を含め、その他の任意の形状のものを採用することができる。本実施形態では、基部4上に4つの支持棒8が配置されているが、これに限られるものではなく、ピン形状のものや、湾曲した凹みを有する部材を含め、その他の任意の形状のものを基部4上に備えることもできる。
以上のように、再現性ある傾斜中心となる当節箇所を形成可能なものであれば、基部4及び固定部10の組み合わせにおいて、任意の形状のものを採用することができる。傾斜中心となる当節箇所は、線接触である場合だけでなく、少なくとも点接触となる2箇所を有すれば、再現性のある安定した傾斜中心を形成することができる。
また、本実施形態では、4方向からの対象物の接触を検出するようになっているが、少なくとも1方向にからの対象物の接触を検出するようになっていればよく、少なくとも1方向における傾斜中心が形成されるように、基部4及び固定部10の間に当接箇所を設ければよい。
(本発明の第1の実施形態に係る検出装置のプローブの変形例の説明)
次に、図8A及び図8Bを参照しながら、本発明の第1の実施形態に係る検出装置のプローブの変形例の説明を行う。ここで、図8Aは、本発明の第1の実施形態に係る検出装置のプローブの変形例を模式的に示す側面図であって、スタイラス6の軸部2が対象物と接触していない状態を示す図であり、図8Bは、スタイラス6の軸部2が対象物と接触している状態を示す図である。
上記では、スタイラス6の軸部2が対象物と接触していない状態において、基部4(詳細には支持棒8)及び固定部10の固定部材(詳細には固定部側支持棒12)が当接しているが、この変形例においては、図8Aに示すように、軸部2が対象物と接触していない初期状態において、基部4(支持棒8)及び固定部10の固定部材(固定部側支持棒12)の間が、距離Aだけ離間している点で異なる。そして、軸部2が対象物と接触したとき、接触した対象物からの押力により、基部4が図面左側に移動して、図8Bに示すように、固定部材(固定部側支持棒12)に当接する。その後、この当節箇所を傾斜中心として基部4が固定部10に対して傾斜する。
上記のように、制御部40が、測定された変位量に基づいて、対象物との接触の有無を判断するので、対象物との接触を再現性のある状態で検出することができる。しかし、この変形例のように、初期状態で隙間を設けた機械的な手段によっても、適切な隙間距離Aを設定することにより、適切なプレストロークを得て、常に再現性のある状態で基部4が傾斜するようにすることができる。
特に、静摩擦から動摩擦に変わる対象物との接触初期では、再現性の低い不安定な状態に陥り易いが、適切な隙間距離Aによるプレストロークで、不安定な状態で基部4が傾斜を開始することを防ぐことができる。
(スタイラスの固定部からの離脱に関する説明)
次に、図9Aから図11を参照しながら、スタイラスが固定部からの離脱する可能性のある構造及びスタイラスが固定部からの離脱する可能性のない構造について説明する。
はじめに、図9A及び図9Bを参照しながら、スタイラスが固定部からの離脱する可能性のある構造について説明する。ここで、図9Aは、スタイラス6’が固定部10’から離脱する可能性のある構造を模式的に示す図であり、図9Bは、スタイラス6’が固定部10’から離脱する可能性のある場合の回転モーメントの状態を模式的に示す図である。
図9Aの左側に、対象物と接触していない初期状態を示し、右側に、対象物と接触して、基部4が傾斜している状態を示す。図9Aに示す構造は、上記の実施形態と異なり、基部4’が固定部10’よりも上方(接触領域2A’に近い側)に配置されている。よって、圧縮バネ18’による上から下の方向の力で、基部4’(詳細には支持軸8’)が固定部10’(詳細には固定部側支持棒12’)に押しつけられている。
ここで、
基部4’の傾斜角度をθ(図面では軸部2’の傾斜角度で示されている)、
対象物による接触領域2A’にかかる押力をF、
圧縮バネ18’のバネ力をf、
傾斜中心と接触領域2Aとの間の距離をL=50mm、
傾斜中心と圧縮バネ18’の中心との間の距離をl=6mm、
支持棒8’、12’間の摩擦係数をμ=0.05
とする。
傾斜中心まわりの回転モーメントの釣り合いは、
F×L×cosθ=f×l (F=f・l/Lcosθ)
となる。
また、力の釣り合いから、当接箇所(傾斜中心)において、接続棒8’、12’どうしが滑り出さない条件は、
μ・fcosθ>fsinθ−F
となる。よって、計算結果としてθ<9°を得る
以上のように、図9A及び図9Bに示す構造では、基部4’が固定部10’よりも上方に配置されているため、基部4’が9°以上傾くと、スタイラス6’(基部4’)が固定部10’から離脱することになる。
次に、図10A、図10B及び図11を参照しながら、スタイラスが固定部からの離脱することのない構造について説明する。ここで、図10Aは、スタイラス6が固定部10から離脱することのない構造及び回転モーメントの釣り合いを模式的に示す図であり、図10Bは、図10Aの矢印Bで示す領域の拡大図であって、固定部10における反力R1、R2を模式的に示す図であり、図11は、固定部10における反力R1、R2及びスタイラスの傾きθの関係を示すグラフである。
図10Aに示す構造は、上記の第1の実施形態に係る検出装置と同様であり、基部4が固定部10よりも下方(接触領域2Aから遠い側)に配置されている。よって、圧縮バネ18による下から上の方向の力で、基部4(詳細は支持軸8)は固定部10(詳細には固定部側支持軸12)に押しつけられている。
ここで、
基部4の傾斜角度をθ(図面では軸部2の傾斜角度で示されている)、
対象物の接触領域2Aにかかる押力をF、
圧縮バネ18のバネ力をf、
傾斜中心と接触領域2Aとの間の距離をL=50mm、
傾斜中心と圧縮バネ18の中心との間の距離をl=6mm、
支持棒8、12間の摩擦係数をμ=0.05、
当接箇所における固定部側支持棒12からの反力をR1、
バネ力に対する固定部10からの反力をR2、
反力R1の水平方向からなす角度をφ
とする。
傾斜中心まわりの回転モーメントの釣り合いは、
F×L×cosθ=f×l (F=f・l/Lcosθ)
となる。
左右方向の力の釣り合いから、当接箇所(傾斜中心)で接触が保たれる条件は、
F+fsinθ=R1cosθ>0
となり、この式は常に成り立つ。
また、上下方向の力の釣り合いから、当接箇所(傾斜中心)で接触が保たれる条件は、
R2=fcosθ−R1sinφ=fcosθ−(F+fsinθ)・tanφ>0
となり、この式は常に成り立つ。
この条件式に基づく固定部10における反力R1、R2及びスタイラスの傾きθの関係を、図11のグラフに示す。
以上のように、図10A及び図10Bに示す構造は、基部4が固定部10よりも下方(接触領域2Aから遠い側)に配置されている。つまり、固定部10が対象物と接触する接触領域2A及び基部4の間に位置するので、基部4が傾斜するとき、常に、基部4(支持棒8)が固定部10(固定部側支持棒12)に対して所定の面圧で当接して、傾斜中心が形成されるので、スタイラス6(基部4)が固定部10からの離脱することがない安定した構造が得られる。
(本発明の第2の実施形態に係る検出装置のプローブの説明)
次に、図12を参照しながら、本発明の第2の実施形態に係る検出装置のプローブの説明を行う。ここで、図12は、本発明の第2の実施形態に係る検出装置のプローブ30を模式的に示す側面図である。なお、第2及び第3の実施形態において、同様に機能を有する部材については、第1の実施形態同じ参照番号を付してある。
本実施形態のプローブ30において、当節箇所に配置された、四角形の4辺を形成するように配置された4つの支持棒8が配置された基部4と、基部4の中央部に略垂直に伸びた軸部2とを備えたスタイラス6についは、上記の第1の実施形態とほぼ同様である。
しかし、固定部10側は異なっており、固定部側支持棒12の代わりに、固定部10に対して傾斜していない状態の基部4を位置決めする4つのピン14が、基部4の4つの支持棒8から形成される四角形の頂点に対応するように、固定部10の面に備えられている。ピン14は、
基部4の支持棒8よりも内側(軸部2の中心軸側)に配置されており、軸部2の中心軸に対して、軸部2側へ傾斜するように取り付けられている。
基部4が傾斜するとき、1つの支持棒8に対して2つのピン14が点接触して、傾斜中心を形成するので、基部4の位置決めが容易に実現できる。
また、内側に配置されたピン14が軸部2側へ傾斜するように取り付けられているので、傾斜していない状態では基部4をしっかり位置決めできるとともに、傾斜時には、基部4の傾斜先端部と干渉しないようになっている。
なお、ピン14が、基部4の支持棒8よりも外側に配置されている場合も考えられる。その場合には、ピン14を軸部2の中心軸に対して外側に傾斜するように取り付けることにより、同様に、傾斜していない状態では基部4をしっかり位置決めできるとともに、傾斜時には、基部4の傾斜先端部と干渉しないようにすることができる。
ピン14を備えた第2の実施形態においても、上記の変形例と同様に、軸部2が対象物と接触しない初期状態において、基部4の支持棒8とピン14が所定の隙間を有する場合もあり得る。所定の隙間を有する場合であっても、支持棒8及びピン14が当接した時点で、ピン14による基部4の位置決め機能を実現できる。
また、基部4側にピンを備え、固定部10側に支持棒を備えることによって、2つの点接触による傾斜中心を形成することもできる。
(本発明の第3の実施形態に係る検出装置のプローブの説明)
次に、図13を参照しながら、本発明の第3の実施形態に係るプローブの説明を行う。ここで、図13は、本発明の第3の実施形態に係る検出装置のプローブ30を模式的に示す側面図である。左側に、基部4が傾斜していない初期状態を示し、右側に、基部4が傾斜した状態を示す。
本実施形態のプローブ30においても、当接箇所に配置された、四角形の4辺を形成するように配置された4つの支持棒8が配置された基部4と、基部4の中央部に略垂直に伸びた軸部2とを備えたスタイラス6についは、上記の第1及び第2の実施形態とほぼ同様である。
一方、固定部材10には、当接箇所に配置された4つの支持棒8に対応するように、四角形の4辺を形成するように配置された4つの当接部材16が備えられている。この当接部材16には、支持棒8の外形に対応した湾曲した凹部が形成されている。これにより、基部4は滑らかに傾斜できる。
本実施形態に係るプローブ30では、更に、基部4の中央部(軸部2の下側)に配置された回転継ぎ手22と、回転継ぎ手22に連結された支持軸24とを備える。支持軸24は、回転継ぎ手22により、基部4と回動自在に連結されている。これにより、対象物に接触して基部4が傾斜すると、支持軸24が下側へ移動するようになっている。本実施形態では、プローブ30の筐体に繋がったベース26に設けられた滑り軸受け28Aを有するガイド28により、支持軸24は、滑らかに上下移動可能な状態で支持されている。
ここで、
基部4の傾斜角度をθ(図面では軸部2の傾斜角度で示されている)、
傾斜中心から基部4の中心部までの距離をD
とすると、
基部4の傾斜により、支持軸24は、
D×sinθ
の距離だけ下側に移動する。
本実施形態に係るプローブ30では、支持軸24に磁石が備えられ、磁石が備えられた支持軸24に沿って、非接触型のセンサ32が備えられている。本実施形態に用いる非接触型のセンサ32として、磁気抵抗効果素子(MR素子)を用いたセンサを例示できる。センサ32により、支持軸24に備えられた磁石の移動を検出できるので、支持軸24の移動量を正確に検出することができる。
以上のように、本実施形態では、支持軸24が基部4に回転自在に連結されているので、基部4の傾斜角度を支持軸24の移動量に変換することができる。よって、高価なセンサを用いることなく正確な測定が実現でき、またセンサ32を効率的に配置できるので、コンパクトなプローブ30を実現できる。また、基部4がどの方向に傾斜しても、同様に支持軸24が上下方向に移動するので、対象物が接触する方向に関わらず、常に正確な検出が実現できる。
なお、湾曲した凹部が形成された当接部材16を備えた第3の実施形態においても、上記の変形例と同様に、軸部2が対象物と接触しない初期状態において、基部4の支持棒8と当接部材16とが所定の隙間を有する場合もあり得る。
また、第3の実施形態に係る回転継ぎ手22、支持軸24及び支持軸24の移動量を検出するセンサ32を、上記の第1、第2の実施形態に係るプローブ30に組み込むこともできる。
(その他の実施形態の説明)
上記の実施形態では、基部側または固定部側の少なくとも一方に、四角形の4辺を形成するように配置された4つの支持棒が備えられ、これにより4方向からの対象物の接触を検出することができる。ただし、これに限られるものではなく、例えば、六角形や八角形の辺を形成するように配置された支持棒を備える場合もあり得る。
本発明に係る検出装置では、基部側または固定部側の少なくとも一方に、N角形の辺を形成するように配置されたN個の支持棒を備え、各々の支持棒で2箇所以上の点接触または線接触が得られれば、N方向からの対象物の接触を検出できる(Nは3以上の整数)。この場合、Nの値を偶数とすれば、両方向からの対象物の接触を検出することができるので好ましいといえる。
本願発明には、基部及び固定部の間で、ピン及びピンによる点接触で傾斜中心を形成する場合も含まれる。ただし、基部の位置決めの容易さの観点からは、基部及び固定部のうち、少なくとも一方に支持軸が備えられていることが好ましい。
本発明の実施の形態、実施の態様を説明したが、開示内容は構成の細部において変化してもよく、実施の形態、実施の態様における要素の組合せや順序の変化等は請求された本発明の範囲および思想を逸脱することなく実現し得るものである。
2 軸部
2A 接触領域
4 基部
6 スタイラス
8 支持棒
10 固定部
12 固定部側支持棒
14 ピン
16 当接部材
18 圧縮バネ
20 筐体
22 回転継ぎ手
24 支持軸
26 ベース
28 ガイド
28A 滑り軸受け
30 プローブ
32 センサ
40 制御部
50 検出装置
102 軸部
104 基部
106 スタイラス
108A〜C 棒
110 固定部
112 球体
118 圧縮バネ
120 筐体
130 プローブ

Claims (7)

  1. 対象物との接触を検出する装置であって、
    当該検出装置に設けられる固定部と、
    軸部及び前記軸部に接続され、前記固定部に対して可動となるよう設けられた基部と、
    前記対象物及び前記軸部の接触による、前記固定部に対する前記基部の傾斜に起因する変位量を測定するセンサと、
    測定された前記変位量に基づいて、前記対象物との接触の有無を判断する制御部と、
    を備えたことを特徴とする検出装置。
  2. 前記基部と回動自在に連結された支持軸を更に備え、
    前記センサが、前記基部の傾斜によって生じる前記支持軸の移動量を測定することを特徴とする請求項1に記載の検出装置。
  3. 前記軸部が前記対象物に接触した状態において、前記基部と当接する固定部材を前記固定部上に更に備え、
    前記固定部材の前記基部との当接箇所と、前記対象物との間に前記軸部が配置されており、
    前記基部が、前記固定部材との当接箇所を傾斜中心として前記固定部に対して傾斜することを特徴とする請求項1または2に記載の検出装置。
  4. 前記軸部材が前記対象物と接触していない状態において、前記基部及び前記固定部材の間が離間しており、接触した前記対象物からの押力により、前記基部が移動して前記固定部材に当接することを特徴とする請求項3に記載の検出装置。
  5. 前記基部上の前記当接箇所には、四角形の4辺を形成するように配置された4つの支持棒が配置されていることを特徴とする請求項3または4に記載の検出装置。
  6. 前記固定部材は、前記当接箇所に配置された前記4つの支持棒に対応するように、四角形の4辺を形成するように配置された4つの固定部側支持棒からなり、
    前記軸部が前記対象物と接触することによる前記対象物からの押力により、前記基部が前記固定部に対して傾斜して、前記当接箇所に配置された前記4つの支持棒のうちの1つと、前記固定部材を構成する前記4つの固定部側支持棒の1つとが線接触することを特徴とする請求項5に記載の検出装置。
  7. 前記基部が前記固定部に対して傾斜していない状態の前記基部を位置決めするピンが、前記当接箇所に配置された前記4つの支持棒から形成される四角形の頂点に対応するよう、前記固定部の面に備えられ、前記ピンは、前記4つの支持棒よりも前記軸部側に配置され、前記軸部の中心軸に対して、前記軸部側へ傾斜するように取り付けられていることを特徴とする請求項5に記載の検出装置。
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