JP2018048828A - 照射装置 - Google Patents

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英一 浅見
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Abstract

【課題】ランプ位置の調整作業を容易とし、また調整作業に要する時間を短縮できる照射装置を提供すること。【解決手段】紫外線ランプ22を収容する内部灯体20と、前記内部灯体20を引出自在に収めた外部灯体2と、を有し、前記紫外線ランプ22の光を照射する紫外線照射装置1において、前記内部灯体20は、前記紫外線ランプ22の位置を調整する2軸調整機構44を備え、前記2軸調整機構44は、操作工具70、71によって操作可能であり、前記外部灯体2には、前記2軸調整機構44に対応する位置に、前記操作工具70、71を挿入する工具挿入孔80、81が設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、照射装置に関する。
放電ランプを備え、この放電ランプの光を被照射物に照射する照射装置において、放電ランプの位置を調整するランプ位置調整機構を備えたものが知られている(例えば特許文献1、及び特許文献2参照)。
この照射装置では、ランプ位置調整機構の調整によってランプの位置を調整し、放電ランプと被照射面の距離を変更することで、被照射面における照度分布や照射範囲などの光学特性を適宜に変更できる。
また、ランプ調整機構を備えた照射装置において、放電ランプ、及び紫外線を透過させる窓材を収納するランプハウスを備え、このランプハウスが、放電ランプを収容する第1収容体と、窓材を収納する第2収容体とを着脱可能に組み合わせて構成されたものも知られている(例えば特許文献3参照)。
この照射装置によれば、ランプ交換等のランプ関連のメンテナンスをする場合、第1収容体から第2収容体を外して作業ができるので、ランプ関連のメンテナンス作業性を向上できる。
特開2008−101947号公報 特開2016−4711号公報 特開2009−66577号公報
ところで、通常、ランプ関連のメンテナンス作業後には、被照射面における光学特性を所定特性にするためにランプ位置の調整作業が行われる。しかしながら、このランプ位置の調整作業は、非常に煩雑であり、また時間を要するものであった。
特許文献3の照射装置におけるランプ位置の調整作業を説明すると、先ず、作業者は、放電ランプを点灯し、当該放電ランプの点灯状態(放射光量等)が安定するまで待った後、被照射面での光学特性を測定する。
この測定において、所定特性が得られてない場合、作業者は、放電ランプを消灯し、当該放電ランプが十分に冷えた後(いわゆるアフタークール)、放電ランプを収めた収容体を装置本体から取り外す。そして、作業者は、収容体に設けられたランプ位置調整機構を用いてランプの位置を調整し、その後、収容体を装置本体に取り付ける。作業者は、これら一連の作業を、被照射面で所定特性が得られるまで繰り返し行うことになる。
本発明は、ランプ位置の調整作業を容易とし、また調整作業に要する時間を短縮できる照射装置を提供することを目的とする。
本発明は、放電ランプを収容するランプ収容体と、前記ランプ収容体を取出自在に収めた装置筐体と、を有し、前記放電ランプの光を照射する照射装置において、前記ランプ収容体は、前記放電ランプの位置を調整する調整機構を備え、前記調整機構は、操作工具によって操作可能であり、前記装置筐体には、前記調整機構に対応する位置に、前記操作工具を挿入する工具挿入孔が設けられている、ことを特徴とする。
本発明は、上記照射装置において、前記装置筐体には、前記操作工具の先端部を包囲しながら当該先端部を前記調整機構に向けて案内する筒状のガイドが設けられている、ことを特徴とする。
本発明は、上記照射装置において、前記調整機構は、前記放電ランプとの間を電気的に絶縁する絶縁材を備える、ことを特徴とする。
本発明は、上記照射装置において、前記放電ランプは、直線状に延びており、前記ランプ収容体の中には、前記放電ランプを挟む両側に配置された反射鏡が設けられており、前記調整機構は、前記放電ランプから被照射面までの距離を変化させる第1方向、及び/又は、前記被照射面までの距離を変えずに前記放電ランプと両側の反射鏡までの距離を変化させる第2方向に前記放電ランプを移動する、ことを特徴とする。
本発明によれば、ランプ位置の調整作業を容易とし、また調整作業に要する時間を短縮できる。
本発明の実施形態に係る紫外線照射装置の構成を概略的に示す図である。 図1のII−II断面の構成を概略的に示す図である。 図1におけるランプ保持機構の拡大図である。 図2におけるランプ保持機構の拡大図である。 ランプ位置調整の作業手順のフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。本実施形態では、本発明に係る照射装置として、液晶パネルが備える光配向膜の光配向処理に用いられる紫外線照射装置を例示する。
図1は、本実施形態に係る紫外線照射装置1の構成を概略的に示す図であり、図2は、図1のII−II断面の構成を概略的に示す図である。
紫外線照射装置1は、液晶パネル(以下、ワークという)に紫外線を照射する装置であり、これらの図に示すように、外部灯体2と、偏光子ユニット4と、を備えている。
外部灯体2は、照射の筐体に相当し、金属板を組み合わせて略直方体状に形成されており、その底面2Aには、紫外線を出射する外部灯体出射口3(図2)が開口している。
偏光子ユニット4は、外部灯体2の底面2Aに配置されている。すなわち、偏光子ユニット4は、外部灯体2の底面2Aに設けられ、外部灯体出射口3を覆うフィルタ枠6と、このフィルタ枠6に支持された偏光子フィルタ8と、を備えている。偏光子フィルタ8は、入射した紫外線を偏光する光学フィルタであり、ワイヤーグリッド偏光子が用いられている。
そして、偏光子ユニット4によって偏光された紫外線が、ワークである液晶パネルの光配向膜に照射されることで、当該光配向膜が配向される。
また外部灯体2の外側には、図1に示すように、電気接続箱10と、送風筒12と、排風筒14と、が設けられている。
電気接続箱10は、外部電力を伝送する電線が接続される端子部10A(図1)を内蔵した箱体であり、外部灯体2の上面2Bに設けられている。
送風筒12には、外部灯体2の中に冷却空気13を送り込む送風ダクトが接続され、排風筒14には、外部灯体2の中を循環した空気15を排出する排風ダクトが接続される。これら送風筒12、及び排風筒14も、外部灯体2の上面2Bに設けられている。
一方、外部灯体2の中には、図1、及び図2に示すように、内部灯体20と、フィルタユニット27とが収められている。
内部灯体20は外部灯体2と独立したケースであり、この内部灯体20の中には、紫外線ランプ22、ランプ保持機構40、及び反射鏡24(図1では図示を省略)が収められている。内部灯体20は、例えば金属板を組み合わせて略直方体状に形成され、その底面20Aには内部灯体出射口25(図2)が開口している。
紫外線ランプ22は、直管形の放電ランプであり、線状に光を放射する。この紫外線ランプ22には、例えば水銀灯やHIDランプなどが用いられる。またHIDランプの中では、メタルハライドランプやガリウムランプが好適に用いられる。
図1に示すように、紫外線ランプ22は、内部灯体20の長軸方向Aに沿って配置されている。
ランプ保持機構40は、紫外線ランプ22の端部を内部灯体20の中で保持する機構である。
図1に示すように、内部灯体20の内部は、その長軸方向Aにおける両端が仕切板21、21で仕切られており、仕切板21、21の各々と内部灯体20の端面20Cとの間のそれぞれの空間にランプ保持機構40が設けられている。仕切板21、21は板金によって形成され、これら仕切板21、21には、図2に示すように、紫外線ランプ22の端部22Aを通すスリット23が設けられている。すなわち、紫外線ランプ22は、一対の仕切板21、21の間に配置され、このとき、紫外線ランプ22の端部22Aがスリット23から突出し、それぞれの端部がランプ保持機構40に保持される。このランプ保持機構40は、紫外線ランプ22の位置を調整する機能を備えており、詳細は後述する。
反射鏡24は、内部灯体20の内部に固定され、紫外線ランプ22の放射光を反射によって制御する光学ミラーである。反射鏡24は、紫外線ランプ22の長軸方向に沿って延在し、紫外線ランプ22から線状に放射される紫外線の反射を制御する。この紫外線照射装置1では、集光光学系である楕円面鏡が反射鏡24に用いられている。
また内部灯体20の上面20Bには、図1、及び図2に示すように、一対のランプ給電用碍子26、26が突設されている。これらランプ給電用碍子26、26は、紫外線ランプ22の電極間に印加する点灯電圧の入力端子である。ランプ給電用碍子26、26は、配線28によって、上記電気接続箱10の端子部10Aと電気的に接続されており、当該電気接続箱10から点灯電圧がランプ給電用碍子26、26に入力される。
フィルタユニット27は、外部灯体2の中において、内部灯体20の下方に配置されており、内部灯体出射口25から出射された紫外線ランプ22の光が入射される。このフィルタユニット27は、外部灯体2に固定されたフィルタ枠30と、このフィルタ枠30に収められた波長選択フィルタ32と、を備えている。
波長選択フィルタ32は、入射光のうち所定波長の光を透過し、それ以外の光を透過しない光学フィルタである。フィルタユニット27を透過した光は、外部灯体2の外部灯体出射口3から出射され、上述した偏光子ユニット4に入射される。
波長選択フィルタ32が透過する所定波長は、紫外線照射装置1の使用用途に応じて適宜に設定され、本実施形態では、液晶パネルの光配向処理に適した波長が設定されている。
なお、フィルタユニット27は、波長選択フィルタ32に代えて、或いは、波長選択フィルタ32に加えて、所定の性質を持つ光を透過し、それ以外の光を透過しない任意の光学フィルタを備えてもよい。
紫外線照射装置1では、内部灯体20が外部灯体2から長軸方向Aに引出自在に構成されている。
詳述すると、内部灯体20は、外部灯体2の中に互いの長軸方向Aを合わせて収められ、外部灯体2の端面2C(図1)には、図2に示すように、内部灯体20を引出す灯体引出口36が設けられている。この灯体引出口36は、例えば開閉扉などの閉塞部材で閉じられている。
外部灯体2の内側では、長軸方向Aを挟む内側面2D、2Dのそれぞれに、長軸方向Aに平行に延びたガイドレール38、38が設けられている。一方、内部灯体20は、外部灯体2の内側面2D、2Dに対面する側面20D、20Dの各々にガイドローラ39、39が設けられている。これらガイドローラ39、39がガイドレール38、38に支持されることで、外部灯体2の中に内部灯体20が長軸方向Aに移動自在に設けられる。
ランプ交換等のメンテナンス作業時には、作業者が灯体引出口36から内部灯体20を長軸方向Aに引っ張ることで、ガイドローラ39がガイドレール38を滑り、図1に仮想線で示すように、内部灯体20が外部灯体2から引き出される。なお、作業者は、内部灯体20を外部灯体2から引き出す場合、ランプ給電用碍子26、26と電気接続箱10の端子部10Aとを繋ぐ配線28を予め外しておく。
次いで、上述したランプ保持機構40を詳述する。
図3は図1におけるランプ保持機構40の拡大図であり、図4は図2におけるランプ保持機構40の拡大図である。
ランプ保持機構40は、上述の通り、紫外線ランプ22を保持するものであり、さらに紫外線ランプ22の位置を調整可能に構成されている。具体的には、ランプ保持機構40は、図3、及び図4に示すように、紫外線ランプ22を保持するランプホルダ42と、ランプホルダ42を二軸方向に移動する2軸調整機構44とを備えている。
ランプホルダ42は、第1パーツ42A、及び第2パーツ42Bを備え、これらが上下に分割可能に組み合わせられ、ランプホルダ固定ネジ46(図4)によって締結されている。ランプホルダ42は、これら第1パーツ42A、及び第2パーツ42Bの間に紫外線ランプ22の端部22Aを挟んで保持する。
2軸調整機構44は、ランプホルダ42に結合され、このランプホルダ42を互いに直交する二軸方向に移動する。二軸方向の一方は、内部灯体20の上面20Bから紫外線ランプ22までの距離を可変する方向(以下「上下方向」と言い、符号Bを付す)である。二軸方向の他の一方は、上下方向Bの位置を変えずに内部灯体20の左右の側面20Dの間でのランプホルダ42の位置を可変する方向(以下、「左右方向」と言い、符号Cを付す:図4)である。
ランプホルダ42が上下方向、及び左右方向に移動することで、内部灯体20に固定された反射鏡24と紫外線ランプ22の相対位置、及び、紫外線ランプ22から被照射面までの距離が変わり、これにより、被照射面での光学特性(照度分布や照射範囲など)が変化することになる。また紫外線ランプ22を反射鏡24に対し左右方向Cにも相対移動できるので、反射鏡24の光学設計軸(例えば焦点を含む上下方向Bの軸)からの紫外線ランプ22の位置ずれを無くす調整が可能となり、当該位置ずれによる被照射面での照度ムラ等を調整によって効果的に抑えることができる。
本実施形態において、2軸調整機構44は、図3、及び図4に示すように、ホルダ保持部材48と、ブラケット50と、上下調整用回転軸54と、左右調整用回転軸60と、を備えている。
ホルダ保持部材48は、上記ランプホルダ42を保持する部材であり、上下調整用回転軸54の回転に応じて上下移動する金属製の上下移動ステージ47を備えている。さらに、このホルダ保持部材48は、上下移動ステージ47の取付面47Aの全体を覆う厚板状の絶縁材49を備え、ランプホルダ42は、この絶縁材49に結合される。これにより、ランプホルダ42と、上下移動ステージ47が結合された2軸調整機構44との間が絶縁材49によって電気的に絶縁される。したがって、紫外線ランプ22に印加されている高電圧の点灯電圧がランプホルダ42を通じて2軸調整機構44に加わることがない。
このブラケット50は、図4に示すように、内部灯体20の上面20Bの内側に結合された上記左右方向Cに長い部材であり、このブラケット50にホルダ保持部材48が結合される。
具体的には、ブラケット50には、上下方向Bの下方向に延びた複数の上下ガイドシャフト52が設けられており、ホルダ保持部材48は、これらの上下ガイドシャフト52に挿入され、上下方向Bの移動が案内される。
また、上述の上下調整用回転軸54は、いわゆる、ねじ軸であり、図4に示すように、内部灯体20の上面20Bを上下方向Bに貫通して延び、抜け止め53、53によって抜け止めされている。
この上下調整用回転軸54には、ホルダ保持部材48の上述の上下移動ステージ47が螺合している。上下移動ステージ47は、上下調整用回転軸54の回転によって移動する、いわゆるトラベリングナットであり、これにより、上下調整用回転軸54の回転によって、ホルダ保持部材48がランプホルダ42とともに、上下ガイドシャフト52に沿って上下方向Bに移動する。
この上下移動ステージ47には、上下方向Bの移動を固定するロックネジ51が設けられている。
ここで、ホルダ保持部材48の上記絶縁材49には、図4に示すように、上下移動ステージ47を貫通した上下調整用回転軸54の下方の先端部54Aを受ける凹部49Aが形成されている。この凹部49Aは、上下調整用回転軸54の径よりも大きく、凹部49Aと上下調整用回転軸54との間には隙間が設けられており、上下調整用回転軸54と、ランプホルダ42との間が良好に電気的に絶縁されている。
なお、上下調整用回転軸54の先端部54Aの先端54A1が凹部49Aに当接した状態が、上下方向Bにおいて、上下移動ステージ47(ホルダ保持部材48)を最も高い位置に配置した状態となる。
次いで、ランプホルダ42の左右方向Cの移動を説明する。
上述のブラケット50は、図4に示すように、左右ガイドシャフト58によって内部灯体20の上面20Bに結合され、また、このブラケット50を上述の上下調整用回転軸54が貫通している。内部灯体20の上面20Bには、左右ガイドシャフト58、及び上下調整用回転軸54のそれぞれの貫通箇所に、それぞれの左右方向Cへの移動を可能にする長孔スリットが設けられている。
一方、ブラケット50には、上述の左右調整用回転軸60の先端部60Aが結合されている。左右調整用回転軸60は、いわゆる、ねじ軸であり、内部灯体20の側面20Dを左右方向Cに貫通して延び、抜け止め59、59によって抜け止めされている。
したがって、左右調整用回転軸60が回転すると、この回転に伴ってブラケット50が、上下調整用回転軸54、ホルダ保持部材48、及びランプホルダ42とともに左右方向Cに移動することとなる。
なお、左右方向Cにおける調整量の最大値は、内部灯体20の上面20Bに設けられた上記の長孔スリットの寸法によって規制される。
図4に示すように、上下調整用回転軸54の上方側の先端部54B、及び左右調整用回転軸60の右方側の先端部60Bは、それぞれ内部灯体20の外側に突出し、これら先端部54B、60Bは、操作工具70、71の先端部70A、71Aと係合可能な形状、或いは構造を有している。
すなわち、ランプ位置調整においては、これら操作工具70、71を、上下調整用回転軸54の先端部54B、及び左右調整用回転軸60の先端部60Bに係合させ、操作工具70、71を用いて上下調整用回転軸54、及び左右調整用回転軸60を回転させることができる。勿論、作業者が操作工具70、71を用いずに、手などで直接、回転させることもできる。
ここで、紫外線照射装置1は、これら上下調整用回転軸54、及び左右調整用回転軸60の回転操作を、外部灯体2に内部灯体20を収めたままの状態で可能に構成されている。
詳述すると、紫外線照射装置1の外部灯体2には、図2に示すように、上下調整用回転軸54、及び左右調整用回転軸60のそれぞれの軸線上に、操作工具70、71の先端部70A、71Aを挿入する工具挿入孔80、81が設けられている。
一方、操作工具70、71は、先端部70A、71Aが上下調整用回転軸54、及び左右調整用回転軸60に係合しつつ、把持部である柄70B、71Bが外部灯体2の外側に位置する長さに棒状に延びて形成されている。
これにより、作業者は、内部灯体20を外部灯体2から引き出さずとも、操作工具70、71の先端部70A、71Aを外部灯体2の工具挿入孔80、81から挿入して上下調整用回転軸54、及び左右調整用回転軸60に係合させることで、これら上下調整用回転軸54、及び左右調整用回転軸60を回転操作できる。
紫外線照射装置1において、図2に示すように、外部灯体2には、工具挿入孔80、81から挿入された操作工具70、71の先端部70A、71Aのそれぞれを、上下調整用回転軸54、及び左右調整用回転軸60に案内するガイド84、86が設けられている。これらガイド84、86は、工具挿入孔80、81から上下調整用回転軸54、及び左右調整用回転軸60の先端部70A、71Aの近くまで延びる筒状部材である。
これらガイド84、86によって、操作工具70、71の先端部70A、71Aがスムーズに上下調整用回転軸54、及び左右調整用回転軸60に向けて案内される。また、これらガイド84、86が筒状なので、案内中は先端部70A、71Aの周囲がガイド84、86によって包囲され、高電圧の点灯電圧が印加されている配線28やランプ給電用碍子26、26と、操作工具70、71の先端部70A、71Aとの接触が防止される。
また上述のように、2軸調整機構44と、紫外線ランプ22との間は絶縁材49によって電気的に絶縁されている。したがって、紫外線ランプ22の点灯中に、操作工具70、71の先端部70A、71Aが2軸調整機構44の上下調整用回転軸54、及び左右調整用回転軸60に接続された場合でも、紫外線ランプ22に印加されている高電圧の点灯電圧が2軸調整機構44を通じて操作工具70、71に加わることもない。
このように、本実施形態の紫外線照射装置1は、外部灯体2に内部灯体20を収めたままの状態で、操作工具70、71によって2軸調整機構44の上下調整用回転軸54、及び左右調整用回転軸60を操作可能に構成されており、さらに、操作工具70、71の先端部70A、71Aと、外部灯体2の中の高電圧個所との接触を防止する構成となっている。
したがって、作業者は、内部灯体20に通電され紫外線ランプ22が点灯した状態でも、操作工具70、71を外部灯体2に挿入して紫外線ランプ22の位置を調整することができる。
かかるランプ位置調整作業は、例えば紫外線ランプ22の交換等で紫外線ランプ22の位置が変化し、被照射面において、所定の光学特性が得られていない場合に行われる。勿論、ワークの材料や紫外線照射の目的が変わる等して、被照射面に求める光学特性の所定値自身が変わった場合にもランプ位置調整作業が行われる。
図5は、ランプ位置調整の作業手順のフローチャートである。
同図に示すように、作業者は、紫外線ランプ22を点灯し(ステップS1)、当該紫外線ランプ22の点灯状態(放射光量等)が安定するまで待つ(ステップS2)。次いで作業者は、図1、及び図2に示すように、ワークが配置される被照射面の面内を照度センサ90で走査し、当該面内の照度を測定する(ステップS3)。
この測定結果により、所定の光学特性が得られてない場合(ステップS4:NO)、作業者は、操作工具70、71を外部灯体2に挿入し、2軸調整機構44の上下調整用回転軸54、及び左右調整用回転軸60の各々を調整する(ステップS5)。このときの上下調整用回転軸54、及び左右調整用回転軸60の調整量は、ステップS3の測定結果に基づき適宜に決定される。また、ステップS3の測定結果によっては、上下調整用回転軸54、及び左右調整用回転軸60のいずれか一方のみが調整されることは勿論である。
かかる調整の後、作業者は、処理手順をステップS3に戻し、被照射面の面内の照度の測定を行い、所定の光学特性が得られまで、ステップS3〜ステップS5を繰り返し実行する。
このように、この紫外線照射装置1では、ランプ調整の度に、内部灯体20を外部灯体2から引き出す必要が無いため、ランプ調整作業が容易になる。これに加え、内部灯体20に通電し紫外線ランプ22を点灯させた状態で、ランプ調整作業を行うことができるので、ランプ消灯後のアフタークールに要する待ち時間、及びランプ点灯時のランプ安定化までの待ち時間が無くなる。これにより、ランプ調整の作業時間を大幅に短縮できる。
以上説明したように、本実施形態によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、本実施形態に係る紫外線照射装置1は、2軸調整機構44が操作工具70、71によって操作可能に構成されており、外部灯体2には、2軸調整機構44に対応する位置に、外部灯体2の外から上記2軸調整機構44まで延びる操作工具70、71を挿入する工具挿入孔80、81が設けられている。
これにより、作業者は、内部灯体20を外部灯体2から引き出さずとも、操作工具70、71の先端部70A、71Aを外部灯体2の工具挿入孔80、81から挿入して2軸調整機構44を操作できる。
したがって、外部灯体2を引き出す手間、及び時間が不要となるので、ランプ位置の調整作業が容易となり、また調整作業に要する時間も短縮される。
また本実施形態では、外部灯体2には、操作工具70、71の先端部70A、70Bを包囲しながら2軸調整機構44に向けて案内する筒状のガイド84、86が設けられている。
これにより、これらガイド84、86によって、操作工具70、71の先端部70A、71Aがスムーズに2軸調整機構44に向けて案内される。また、これらガイド84、86が筒状なので、案内中は先端部70A、71Aの周囲がガイド84、86によって包囲されることとなり、外部灯体2の中の高電圧の点灯電圧が印加されている箇所と、操作工具70、71の先端部70A、71Aとの接触を防止できる。
また本実施形態では、2軸調整機構44が紫外線ランプ22との間を電気的に絶縁する絶縁材49を備えている。
2軸調整機構44が紫外線ランプ22から電気的に絶縁されているので、紫外線ランプ22の点灯中に、操作工具70、71の先端部70A、71Aが2軸調整機構44に接続された場合でも、紫外線ランプ22に印加されている高電圧の点灯電圧が2軸調整機構44を通じて操作工具70、71に加わることがない。
また本実施形態では、2軸調整機構44は、紫外線ランプ22から被照射面までの距離を変化させる上下方向B、及び、被照射面までの距離を変えずに紫外線ランプ22と、その両側に位置する反射鏡24までの距離を変化させる左右方向Cに、紫外線ランプ22を移動する。
紫外線ランプ22を上下方向Bに移動することで、被照射面における照度分布や照射範囲を可変できる。また、紫外線ランプ22を左右方向Cに移動することで、反射鏡24の光学設計軸(例えば焦点を含む上下方向Bの軸)からの紫外線ランプ22の位置ずれを補正することができ、この位置ずれによる被照射面での照度ムラ等を効果的に抑えることができる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を例示したものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において任意に変形、及び応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、紫外線ランプ22の位置を調整する調整機構として、紫外線ランプ22を、上下方向B、及び左右方向Cの2軸に移動する2軸調整機構44を説明した。しかしながら、これに限らず、調整機構は、上下方向B、又は左右方向Cのいずれか一方に移動する機構でもよい。また、調整機構は、3軸以上のそれぞれの方向に移動する機構でもよい。
上述した実施形態では、紫外線ランプ22を収容する内部灯体20を、外部灯体2から取出す取出構造として、外部灯体2から内部灯体20を長軸方向Aに引き出す構造を説明した。しかしながら、取出構造は、例えば、外部灯体2の下方や側方から内部灯体20が取り出される構造でもよい。
上述した実施形態では、紫外線照射装置1が液晶パネルの光配向処理に用いられる場合を説明した。しかしながら、紫外線照射装置1は、紫外線の照射によって硬化する紫外線硬化性樹脂の硬化処理といった、他の任意の紫外線照射処理に用いることもできる。
上述した実施形態では、照射装置の一例として、紫外線を照射する紫外線照射装置を例示したが、本発明の照射装置が照射する光の波長は、例えば可視光域等、他の波長であってもよい。
1 紫外線照射装置(照射装置)
2 外部灯体(装置筐体)
4 偏光子ユニット
10 電気接続箱
20 内部灯体(ランプ収容体)
21 仕切板
22 紫外線ランプ(放電ランプ)
24 反射鏡
26 ランプ給電用碍子
27 フィルタユニット
28 配線
36 灯体引出口
38 ガイドレール
39 ガイドローラ
40 ランプ保持機構
42 ランプホルダ
44 2軸調整機構(調整機構)
48 ホルダ保持部材
49 絶縁材
54 上下調整用回転軸
60 左右調整用回転軸
70、71 操作工具
80、81 工具挿入孔
84、86 ガイド
A 長軸方向
B 上下方向(第1方向)
C 左右方向(第2方向)

Claims (4)

  1. 放電ランプを収容するランプ収容体と、前記ランプ収容体を取出自在に収めた装置筐体と、を有し、前記放電ランプの光を照射する照射装置において、
    前記ランプ収容体は、前記放電ランプの位置を調整する調整機構を備え、
    前記調整機構は、操作工具によって操作可能であり、
    前記装置筐体には、前記調整機構に対応する位置に、前記操作工具を挿入する工具挿入孔が設けられている、
    ことを特徴とする照射装置。
  2. 前記装置筐体には、前記操作工具の先端部を包囲しながら当該先端部を前記調整機構に向けて案内する筒状のガイドが設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の照射装置。
  3. 前記調整機構は、
    前記放電ランプとの間を電気的に絶縁する絶縁材を備える、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の照射装置。
  4. 前記放電ランプは、直線状に延びており、
    前記ランプ収容体の中には、前記放電ランプを挟む両側に配置された反射鏡が設けられており、
    前記調整機構は、
    前記放電ランプから被照射面までの距離を変化させる第1方向、及び/又は、前記被照射面までの距離を変えずに前記放電ランプと両側の反射鏡までの距離を変化させる第2方向に前記放電ランプを移動する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の照射装置。
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