JP2018048528A - 住宅の防水改修工事方法 - Google Patents

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幸治 原山
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伸太郎 寺西
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伸太郎 寺西
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Abstract

【課題】外壁のリフレッシュ及びサッシの防水改修を効率的に行うことができる防水改修工事方法を提供すること。
【解決手段】住宅10の防水改修工事方法は、住宅10の外壁11のリフレッシュ及びサッシ14の防水改修を含む改修工事パックの要否を、上記住宅10の家主31に通知するパック通知工程S10と、上記家主31により発注された上記改修工事パックを受注した後、上記住宅10の上記サッシ14を点検して、上記サッシ14毎に改修の要否を決定し、当該改修工事に要する改修部材を発注する改修決定工程S20と、上記住宅10に足場28を設置し、当該足場28を用いて上記外壁11のリフレッシュを行う外壁リフレッシュ工程S30と、上記外壁リフレッシュ工程の後に上記足場28を用いて、上記改修部材によって上記サッシ14の防水改修を行うサッシ防水改修工程S40と、を備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、住宅の防水改修工事方法に関する。
住宅の風雨に対する防水性能を維持するためには、外壁やサッシなどの各防水対象物の経年劣化に応じて、メンテナンス(修繕)やリフォーム(作り替え)などの改修が必要である。外壁は住宅の美観に大きく影響するため、仮に防水性能に明確な不具合がなくとも、定期的にリフレッシュ工事が行われることが多い。一方、サッシなどの外壁以外の防水対象物については、実際に防水について不具合(雨漏れ)が発生したことが確認されてから、改修工事が行われることが多い。
特許文献1は、建物のメンテナンスを経済的に行うために、外壁および外観構成要素のメンテナンス時期を一致させた建物を開示している。
特開2011−144557号公報
仮に、外壁のリフレッシュ工事の後に、サッシに漏水などが生じると、住宅の家主は、外壁のリフレッシュ工事の品質に不信感をもつおそれがある。したがって、施工業者としては、外壁のリフレッシュ工事の前に、サッシの経年劣化の状態を把握することが望ましい。
他方、住宅に用いられているサッシは多種にわたり、また、防水改修の内容も多様である。したがって、サッシ毎に改修に要する部品が異なる。その結果、点検、部材の決定、発注、施工に時間がかかる。また、外壁のリフレッシュとサッシの防水改修とは、施工業者が異なる。このような状況において、外壁のリフレッシュ、サッシの防水改修をそれぞれの施工業者が準備して施工すると、改修工事全体に要する時間が長くなりやすい。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、外壁のリフレッシュ及びサッシの防水改修を効率的に行うことができる改修工事方法を提供することである。
(1) 本発明に係る住宅の防水改修工事方法は、住宅の外壁のリフレッシュ及びサッシの防水改修を含む改修工事パックの要否を、上記住宅の家主に通知するパック通知工程と、上記家主により発注された上記改修工事パックを受注した後、上記住宅の上記サッシを点検して、上記サッシ毎に改修の要否を決定し、当該改修工事に要する改修部材を発注する改修決定工程と、上記住宅に足場を設置し、当該足場を用いて上記外壁のリフレッシュを行う外壁リフレッシュ工程と、上記外壁リフレッシュ工程の後に上記足場を用いて、上記改修部材によって上記サッシの防水改修を行うサッシ防水改修工程と、を備える。
上記構成によれば、改修工事パックが受注されると、サッシ毎の改修の要否の決定及び改修部材の発注が行われ、外壁のリフレッシュの後にサッシの防水改修が実行される。住宅に用いられるサッシは多種にわたるため、サッシの在庫を準備することは困難であり、改修工事パックの受注に応じて改修部材を発注することが避けられないが、外壁のリフレッシュが行われている期間を利用して、改修部材を発注することができる。さらに、共通の足場を用いて、外壁のリフレッシュ及びサッシの防水改修が実行されるので、撤収された足場を再設置するような工期延長につながる不具合が発生しない。したがって、外壁のリフレッシュ及びサッシの防水改修が個別に行われる場合と比べて、改修工事全体に要する期間が短縮される。
(2) 好ましくは、上記改修決定工程において、上記住宅毎の設計内容および改修履歴に関する情報を記憶するデータベースから、上記サッシの防水改修が実行される上記サッシの情報が抽出されて、当該情報がサッシ施工業者に通知され、上記情報は、上記サッシの品番および上記住宅の図面を含む。
上記構成によれば、サッシの情報がサッシ施工業者に通知されるので、当該サッシ施工業者が、住宅の建築時にサッシの製造施工を担当した業者と異なっていても、サッシの防水改修を実行できる。
(3) 好ましくは、上記外壁のリフレッシュ及びサッシの防水改修が完了すると、上記外壁及び上記サッシに対応する新たな保証期間が上記データベースに記憶される保証期間設定工程をさらに備える。
上記構成によれば、外壁のリフレッシュ及びサッシの防水改修の完了に伴って、新たな保証期間が発生する。外壁のリフレッシュが単独で行われる場合には、サッシにおける防水改修が行われないために、外壁のリフレッシュの完了後すぐに漏水が発生する虞があり、改修工事の完了後に設定される新たな保証期間が、住宅の状態に対応しないことがあった。上記構成では、住宅の防水も考慮された改修工事が実行された状態で新たな保証期間が発生するので、保証期間が住宅の状態に対応している。保証期間内における漏水の発生が効果的に抑制されるので、家主が改修工事に不信を抱くこと及び施工業者が負担を強いられることが防止される。
(4) 好ましくは、上記サッシの防水改修は、窓枠からガラスを取り外すことなくガスケットを部分的に取り除いてシリコンを充填する工事、サッシ自体を別のサッシに交換する工事、および、窓枠からガラスを取り外してガスケットを交換する工事の少なくとも1つを含む。
本発明によれば、外壁のリフレッシュ及びサッシの防水改修を効率的に行うことができる。したがって、建物全体の総合的な漏水予防ができる。
図1は、本実施形態に係る防水改修工事方法が実行される住宅10の一例を示す図であり、図1(a)は南面図であり、図1(b)は東面図である。 図2は、本実施形態に係る住宅10のサッシ14の一例を示す図であり、図2(a)は閉鎖状態のサッシ14の下部を示す図であり、図2(b)は開放状態のサッシ14の下部を示す図である。 図3は、グレイジングガスケット18の防水改修を示す図であり、図3(a)は改修前の状態を示す図であり、図3(b)は改修後の状態を示す図である。 図4は、気密ガスケットの防水改修を示す図である。 図5は、内枠16の接合部24の防水改修を示す図であり、図5(a)は図2(a)の要部拡大図であり、図5(b)は図5(a)の矢視V図である。 図6は、外枠15の接合部の防水改修を示す図である。 図7は、本実施形態に係る防水改修工事方法の関係図である。 図8は、本実施形態に係る防水改修工事方法の手順を示すフロー図である。
以下、本発明の好ましい実施形態が説明される。なお、本実施形態は、本発明の一実施態様にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で実施態様が変更できることは言うまでもない。
[住宅10]
図1は、本実施形態に係る防水改修工事方法が実行される住宅10の一例を示している。住宅10は、外壁11、ルーフバルコニー12、屋根13、及び複数のサッシ14を備えている。なお、住宅10の構造は特に限定されず、例えばルーフバルコニー12は任意の構造である。したがって、住宅10は、例えば、平屋建てでも二階建てなどでもよいし、木造でも鉄骨造などでもよい。
[防水改修工事方法の対象]
防水改修工事方法は、住宅10の防水性能を再生することを目的としている。防水改修工事方法では、少なくとも外壁11のリフレッシュ及びサッシ14の防水改修が実行される。
外壁11のリフレッシュとは、例えば、外壁11の汚れを取り除き、外壁11の補色や再塗装を行ったり、外壁11がサイディングであるときには、目地のコーキングを補修したりする工事をいう。
以下、図2から図6を参照して、サッシ14の防水改修が説明される。サッシ14の防水改修は、本実施形態では、以下の6つの改修内容(A)から(F)の少なくとも1つを含んでいる。防水改修には、その他、サッシ14に使用されているヒンジやビスの調整(締め直し)や交換、サッシ14の清掃などの作業が含まれてもよい。
(A)グレイジングガスケットのシーリング補修(図3)
(B)グレイジングガスケットの交換(図3)
(C)気密ガスケットの交換(図4)
(D)サッシ内枠の接合部のシーリング増し打ち(図5)
(E)サッシ外枠の接合部のシーリング増し打ち(図6)
(F)サッシ全体の交換
図2には、サッシ14の一例が示されている。サッシ14は、外枠15、内枠16、ガラス板17、グレイジングガスケット18、及び気密ガスケット19を備えている。外枠15及び内枠16は窓枠を構成している。内枠16は、外枠15に開閉自在に支持されている。ガラス板17は、グレイジングガスケット18を介して内枠16に支持されている。グレイジングガスケット18は、内枠16とガラス板17との間の気密性、水密性を確保する。気密ガスケット19は、閉じられた内枠16に対向する位置で外枠15に設けられている。気密ガスケット19は、外枠15と内枠16との間の気密性、水密性を確保する。なお、住宅におけるサッシ14は、配置やサイズが多様であり、また、開閉機構などの構成も多様である。したがって、前述したサッシ14の構成は、住宅10に取り付けられているサッシ14の構成の一例にすぎない。
図3(a)に示されるように、グレイジングガスケット18に、切れ、隙・落ち込み、又は縮れなどの劣化部分18aが発生している場合に、防水改修として、(A)グレイジングガスケット18のシーリング補修、又は(B)グレイジングガスケット18の交換が実行される。(A)シーリング補修では、図3(b)に示されるように、劣化した部分のグレイジングガスケット18が切り取られて、切り取られた箇所にシーリング材20(例えばシリコン)が塗布される。(B)グレイジングガスケット18の交換では、内枠16からガラス板17が取り外されて、劣化したグレイジングガスケット18が新しいグレイジングガスケット18に交換された状態で、再びガラス板17が内枠16に嵌め込まれる。なお、(B)グレイジングガスケット18の交換は、困難なガラス板17の取り外し作業を伴うため、基本的には、(A)シーリング補修では劣化部分18aの改修に対応できない場合に限って行われる。
図4に示されるように、気密ガスケット19に、切れ、隙・落ち込み、又は縮れなどの劣化部分19aが発生している場合に、防水改修として、(C)気密ガスケット19の交換が実行される。(C)気密ガスケット19の交換では、外枠15から劣化した気密ガスケット19が取り外されて、新しい気密ガスケット19に交換される。
図5に示されるように、内枠16を構成する縦枠22と下枠23との接合部24に、防水改修として、(D)内枠16の接合部24のシーリング増し打ちが実行される。つまり、接合部24にシーリング材20が塗布される。これにより、内枠16の接合部24の隙間が確実に封止される。
図6に示されるように、外枠15を構成する縦枠25と下枠26との接合部27に、防水改修として、(E)外枠15の接合部27のシーリング増し打ちが実行される。つまり、接合部27にシーリング材20が塗布される。これにより、外枠15の接合部27の隙間が確実に封止される。
より徹底した防水改修として、(F)サッシ全体の交換も可能である。この場合、劣化した旧型のサッシ14を、断熱性や開閉操作性に優れた新型のサッシに交換することで、防水性能の再生及び向上だけでなく、断熱性能や開閉操作性能の向上が実現される。
[防水改修工事方法の関係図]
以下、図7を参照して、防水改修工事方法を実行する建築業者41、外壁施工業者42、及びサッシ施工業者43の関係が説明される。本実施形態では、防水改修工事方法を実行する主体は、住宅10の建築業者41、外壁施工業者42、及びサッシ施工業者43である。建築業者41は、住宅10の家主31に対する窓口となり、家主31の要望に応じて、外壁11のリフレッシュに関連する作業を外壁施工業者42に依頼し、サッシ14の防水改修に関連する作業をサッシ施工業者43に依頼する。
外壁11のリフレッシュに関連する作業は、外壁11のリフレッシュと、当該リフレッシュの準備として必要な外壁11の点検と、を含む。サッシ14の防水改修に関連する作業は、サッシ14の防水改修と、当該防水改修の準備として必要なサッシ14の点検と、当該防水改修に必要な改修部材の発注と、を含む。なお、サッシ14の防水改修に関連する作業が改修部材の発注を含むのは、住宅10に取り付けられている複数のサッシ14の種類が多種多様にわたるため、サッシ施工業者43が在庫として多種多様なサッシ14の構成部品を準備することが困難であることによる。例えば、サッシ14毎に、適用可能なグレイジングガスケット18及び気密ガスケット19が異なる場合が多い。一方、外壁11については、外壁施工業者42が在庫として外壁11の構成部品を準備しておくことが比較的容易である。
建築業者41は、防水改修工事方法の実行を支援するシステムとして、データベース50を備えている。データベース50には、住宅10についての情報として、設計情報、履歴情報、及び保証情報が記憶されている。設計情報は、設計時(建築時)における住宅10の各構成部材の図面及び品番の情報を含んでおり、したがって、外壁11の構成部材(サイディング、目地材など)及びサッシ14の図面及び品番の情報を含んでいる。履歴情報は、建設時から現在時までに住宅10に発生したイベントの情報である。イベントは、例えば、漏水などの不具合の発生や、当該不具合を解消するために実行された改修工事の内容などである。建築業者41は、家主31から直接、外壁施工業者42、サッシ施工業者43、その他の施工業者から住宅10に発生したイベントが通知されるたびに、データベース50を入力操作して履歴情報を更新する。保証情報は、住宅10に関する保証内容(保証対象、保証期間など)の情報である。保証情報も履歴情報の更新に応じて、例えば新たな改修の実行に応じて、更新される。
[防水改修工事方法の手順]
図8を参照して、防水改修工事方法の手順が説明される。防水改修工事方法は、パック通知工程S10、改修決定工程S20、外壁リフレッシュ工程S30、サッシ防水改修工程S40、完了工程S50を含む。まず、パック通知工程S10が実行される。
パック通知工程S10は、住宅10の家主31に、改修工事パックの要否を通知する工程である。改修工事パックは、外壁11のリフレッシュ及びサッシ14の防水改修を少なくとも含む改修工事のセットである。改修工事パックは、防水改修に関連する他の改修、例えば、屋根13やルーフバルコニー12の改修を含んでもよい。通知される対象の住宅10は、経年劣化により漏水の発生する可能性がある住宅、例えば、建築時点から20年が経過した住宅である。通知は、例えば、建築業者41の営業員が住宅10を訪れて、当該住宅10の家主31に改修の必要性や改修工事パックの内容を説明することで行われる。通知は、ダイレクトメールにより行われてもよい。改修工事パックの要否が通知されると、改修決定工程S20が行われる。
改修決定工程S20は、概略的には、防水改修工事の内容を決定して、防水改修工事の準備を行う工程である。改修決定工程S20は、サブ工程として、受注工程S21、外壁点検工程S22、サッシ点検工程S23、及び改修材料発注工程S24を含んでいる。
建築業者41は、住宅10の家主31により発注される改修工事パックを受注するのを待機する(受注工程S21)。建築業者41が改修工事パックを受注すると、建築業者41は外壁施工業者42に外壁11の点検を依頼する。
外壁11の点検を依頼されると、外壁施工業者42は、住宅10の外壁11の点検を実行する(外壁点検工程S22)。外壁点検工程S22では、外壁施工業者42は、外壁11の部分毎(例えば、1階、2階などの階層毎、又は南面、東面など方位毎)に、改修の要否を決定する。改修が必要な部分の外壁11を構成する構成部材(サイディングなど)が不明な場合、外壁施工業者42は、建築業者41に当該構成部材の情報を求める。それに応じて建築業者41は、外壁施工業者42に当該外壁11の設計情報(図面、品番)を通知する。外壁施工業者42は、外壁点検工程S22が完了すると、その旨をサッシ施工業者43に通知する。
サッシ施工業者43は、外壁点検工程S22が完了したことを通知されると、住宅10のサッシ14の点検を実行する(サッシ点検工程S23)。サッシ点検工程S23では、サッシ施工業者43は、住宅10に設けられている複数のサッシ14のそれぞれについて、改修の要否を決定する。また、改修が必要なサッシ14が特定されると、サッシ施工業者43は建築業者41に、当該サッシ14の情報を求める。それに応じて建築業者41は、サッシ施工業者43に当該サッシ14の設計情報(図面、品番)を通知する。サッシ施工業者43は、サッシ点検工程S23が完了すると、その旨を外壁施工業者42に通知すると共に、改修が必要なサッシ14の改修工事に必要な改修部材を、サッシ14の製造業者に発注する(改修材料発注工程S24)。
外壁リフレッシュ工程S30は、外壁点検工程S22の完了後、且つ、サッシ点検工程S23の完了後に開始される。外壁リフレッシュ工程S30では、外壁施工業者42は、住宅10に工事用の足場28を設置し、外壁11のリフレッシュを実行する。外壁11のリフレッシュは、少なくとも外壁11の再塗装を含む改修工事を意味し、外壁11の目地材の補修、交換を含んでもよい。外壁施工業者42は、外壁リフレッシュ工程S30が完了すると、その旨をサッシ施工業者43に通知する。なお、住宅10に設置される足場28は、外壁点検工程S22やサッシ点検工程S23のタイミングで設置されてもよい。これにより、住宅10の高所における外壁点検やサッシ点検が容易となる。もちろん、外壁点検やサッシ点検は、足場28を用いることなく、梯子などが使用されて行われてもよい。
サッシ防水改修工程S40は、改修材料発注工程S24の完了後、且つ、外壁リフレッシュ工程S30の完了後に開始される。サッシ防水改修工程S40では、サッシ施工業者43は、外壁リフレッシュ工程S30において設置された足場28を利用して、サッシ14の防水改修を実行する。改修が必要とされたサッシ14のそれぞれに対して、図2から図6を参照して上述された6つの改修内容(A)から(F)の少なくとも1つが実行される。サッシ防水改修工程S40が完了すると、完了工程S50が実行される。
完了工程S50では、建築業者41は、改修工事パックに係る改修工事の完了に伴って、住宅10の保証期間を新たに設定する。改修工事パックは防水を目的とするものであるので、この保証期間内に住宅10に漏水が発生した場合に、住宅10の家主31は、建築業者41から保証を受けられる。
[本実施形態の作用効果]
本実施形態に係る防水改修工事方法によれば、改修工事パックが受注されると、サッシ14毎の改修の要否の決定及び改修部材の発注が行われ、外壁11のリフレッシュの後にサッシ14の防水改修が実行される。住宅10に用いられるサッシ14は多種にわたるため、サッシ14の在庫を準備することは困難であり、改修工事パックの受注に応じて改修部材を発注することが避けられないが、外壁11のリフレッシュが行われている期間を利用して、改修部材を発注することができる。さらに、共通の足場28を用いて、外壁11のリフレッシュ及びサッシ14の防水改修が実行されるので、撤収された足場28を再設置するような工期延長につながる不具合が発生しない。したがって、外壁11のリフレッシュ及びサッシ14の防水改修が個別に行われる場合と比べて、改修工事全体に要する期間が短縮される。
本実施形態では、サッシ14の情報がサッシ施工業者に通知されるので、当該サッシ施工業者が、住宅の建築時にサッシの製造施工を担当した業者と異なっていても、サッシの防水改修を実行できる。
本実施形態では、外壁11のリフレッシュ及びサッシ14の防水改修の完了に伴って、新たな保証期間が発生する。外壁11のリフレッシュが単独で行われる場合には、サッシ14における防水改修が行われないために、外壁11のリフレッシュの完了後すぐに漏水が発生する虞があり、防水改修工事の完了後に設定される新たな保証期間が、住宅10の状態に対応しないことがあった。本実施形態では、住宅10の防水も考慮された改修工事が実行された状態で新たな保証期間が発生するので、保証期間が住宅10の状態に対応している。保証期間内における漏水の発生が効果的に抑制されるので、家主31が改修工事に不信を抱くこと及び施工業者が負担を強いられることが防止される。
[変形例]
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。本実施形態に係る防水改修工事方法に関して、実施の形態に応じて、適宜、構成要素の省略、置換、及び追加が行われてもよい。例えば、以下の変更が可能である。
本実施形態では、図8に示されるように、外壁点検工程S22が行われた後に、サッシ点検工程S23が実行されている。サッシ点検工程S23が行われた後に、外壁点検工程S22が行われてもよい。この場合、改修材料発注工程S24の時期をより早めることが可能になる。
本実施形態では、建築業者41、外壁施工業者42、及びサッシ施工業者43の全体が防水改修工事方法を実行しているが、住宅10の建築を担当した建築業者を含まない単一の施工業者又は3以上の施工業者が、防水改修工事方法を実行してもよい。
10・・・住宅
11・・・外壁
14・・・サッシ
15・・・外枠(窓枠)
16・・・内枠(窓枠)
17・・・ガラス板
18・・・グレイジングガスケット(ガスケット)
31・・・家主
50・・・データベース
S10・・・パック通知工程
S20・・・改修決定工程
S30・・・外壁リフレッシュ工程
S40・・・サッシ防水改修工程

Claims (4)

  1. 住宅の外壁のリフレッシュ及びサッシの防水改修を含む改修工事パックの要否を、上記住宅の家主に通知するパック通知工程と、
    上記家主により発注された上記改修工事パックを受注した後、上記住宅の上記サッシを点検して、上記サッシ毎に改修の要否を決定し、当該改修工事に要する改修部材を発注する改修決定工程と、
    上記住宅に足場を設置し、当該足場を用いて上記外壁のリフレッシュを行う外壁リフレッシュ工程と、
    上記外壁リフレッシュ工程の後に上記足場を用いて、上記改修部材によって上記サッシの防水改修を行うサッシ防水改修工程と、を備える住宅の防水改修工事方法。
  2. 上記改修決定工程において、
    上記住宅毎の設計内容および改修履歴に関する情報を記憶するデータベースから、上記サッシの防水改修が実行される上記サッシの情報が抽出されて、当該情報がサッシ施工業者に通知され、
    上記情報は、上記サッシの品番および上記住宅の図面を含む、請求項1に記載の住宅の防水改修工事方法。
  3. 上記外壁のリフレッシュ及びサッシの防水改修が完了すると、上記外壁及び上記サッシに対応する新たな保証期間が上記データベースに記憶される保証期間設定工程をさらに備える請求項2に記載の住宅の防水改修工事方法。
  4. 上記サッシの防水改修は、窓枠からガラスを取り外すことなくガスケットを部分的に取り除いてシリコンを充填する工事、サッシ自体を別のサッシに交換する工事、および、窓枠からガラスを取り外してガスケットを交換する工事の少なくとも1つを含む請求項1から3のいずれかに記載の住宅の防水改修工事方法。
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