JP2018047914A - 搬送均し装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】物品が軟包材で包装された包装体を、その両側に位置する一対のコンベアで搬送しながら厚みを均す搬送均し装置であって、包装体内の物品や軟包材の損傷を抑制可能で、装置を大型化・重量化させることなく包装体の厚みの変化に対応することが可能な、搬送均し装置を提供する。【解決手段】搬送均し装置100は、物品Aが軟包材で包装された包装体Pを搬送しながら、包装体の厚みを均す。搬送均し装置は、一対のコンベア30,40を備える。一対のコンベアは、それらの間に供給される包装体を搬送しながら厚みを均す。一方のコンベア40は、他方のコンベア30と対向する側に、包装体を押す、断面形状が環状の複数の押し部60aを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、物品が軟包材で包装された包装体を搬送しながら、包装体の厚みを均す搬送均し装置に関する。
従来、物品が軟包材で包装された包装体を、その両側に位置する一対のコンベアで搬送しながら厚みを均す搬送均し装置が知られている。
例えば、引用文献1(特開平6−99935公報)では、一対のコンベアで物品を搬送する際に、一方のコンベアが、その表面に有する複数のクッション材により他方のコンベアに向かって包装体を押さえることで、包装体の厚みを均している。
また、例えば、引用文献2(欧州特許第1273522号明細書)では、一対のコンベアで物品を搬送する際に、一方のコンベアが有する下方に垂れ下がる伸縮性のあるベルトにより他方のコンベアに向かって包装体を押さえることで、包装体の厚みを均している。
しかし、これらの搬送均し装置を利用する場合、以下の問題がある。
まず、引用文献1(特開平6−99935公報)の構成では、コンベアの表面にクッション材が互いに密着するように配置されているため、各クッション材は大きく変形し難い。そのため、包装体がクッション材に押された時に、包装体内の物品が損傷したり、物品に押し付けられた軟包材が損傷したりするおそれがある。仮にコンベア上のクッション材を配置する密度を下げれば、クッション材は変形しやすくなるが、この場合には包装体がクッション材の間に嵌り込み、包装体が搬送される際に、包装体内の物品や軟包材が損傷するおそれがある。また、引用文献1(特開平6−99935公報)の構成では、均しの前後で包装体の厚みの差が大きく変化する場合に、コンベア間の距離を最適に調整することが難しい。
一方、引用文献2(欧州特許第1273522号明細書)の構成では、垂下するベルトが比較的大きく変形可能であるため、包装体内の物品や軟包材の損傷は抑制されやすい。しかし、均しの前後で包装体の厚みの差が大きく変化する場合には、ベルト長を十分長く取り、搬送方向に沿って一方のコンベアが有するベルトと他方のコンベアとの距離を広範囲で変化させる必要があり、装置が大型化する、ベルト重量が重くなる等の問題がある。
本発明の課題は、物品が軟包材で包装された包装体を、その両側に位置する一対のコンベアで搬送しながら厚みを均す搬送均し装置であって、包装体内の物品や軟包材の損傷を抑制可能で、装置を大型化・重量化させることなく包装体の厚みの変化に対応することが可能な、搬送均し装置を提供することにある。
本発明の第1観点に係る搬送均し装置は、物品が軟包材で包装された包装体を搬送しながら、包装体の厚みを均す。搬送均し装置は、一対のコンベアを備える。一対のコンベアは、それらの間に供給される包装体を搬送しながら厚みを均す。一対のコンベアの少なくとも一方は、他方のコンベアと対向する側に、包装体を押す、断面形状が環状の複数の押し部を有する。
なお、ここで、包装体の厚みとは、一対のコンベアが並べて配置される方向における包装体の厚みを意味する。
本発明の第1観点に係る搬送均し装置では、コンベアが具備する包装体を押す押し部の断面形状が環状である。つまり、押し部は中実ではない。そのため、押し部は比較的大きく変形しやすく、包装体を押し部が押す際に、包装体内の物品や包材の損傷が抑制されやすい。また、押し部のそれぞれが比較的大きく変形するため、装置を大型化・重量化させることなく包装体の厚みの変化に対応することができる。
本発明の第2観点に係る搬送均し装置は、第1観点に係る搬送均し装置であって、一対のコンベアによる包装体の搬送方向、及び、一対のコンベアにより搬送される包装体の厚み方向を含む仮想平面で押し部を切断した時に、押し部の断面形状は環状である。
本発明の第2観点に係る搬送均し装置では、上記仮想平面で切断した時の押し部の断面形状が環状であるため、包装体が押し部に当たった時に、押し部が包装体の厚み方向に変形しやすい。そのため、この搬送均し装置では、包装体内部の物品や軟包材の損傷が抑制されやすい。また、押し部が包装体の厚みの変化に追従して変形しやすいため、装置を大型化・重量化させることなく包装体の厚みの変化に対応することができる。
本発明の第3観点に係る搬送均し装置は、第1観点又は第2観点に係る搬送均し装置であって、押し部は、可撓性の部材で構成されている。
本発明の第3観点に係る搬送均し装置では、特に押し部が変形しやすく、包装体内の物品や包材の損傷が抑制されやすい。また、押し部が包装体の厚みの変化に追従して変形しやすいため、装置を大型化・重量化させることなく包装体の厚みの変化に対応することができる。
本発明の第4観点に係る搬送均し装置は、第3観点に係る搬送均し装置であって、押し部を有するコンベアは、平ベルト状の基礎ベルトと、少なくとも1枚のシート状の可撓性部材と、を含む。可撓性部材は、基礎ベルトにひだ状に接合されて複数の押し部を形成している。
本発明の第4観点に係る搬送均し装置では、比較的容易な加工で、押し部を有するコンベアを形成することができる。
本発明の第5観点に係る搬送均し装置は、第1観点から第4観点のいずれかに係る搬送均し装置であって、剛性調整用部材を更に備える。剛性調整用部材は、押し部の内部空間に挿入されて押し部の剛性を変化させる。
本発明の第5観点に係る搬送均し装置では、包装体の特性等に応じて押し部の剛性を容易に調整することができ、利便性が高い。
本発明に係る搬送均し装置では、コンベアが具備する包装体を押す押し部の断面形状が環状である。つまり、押し部は中実ではない。そのため、押し部は比較的大きく変形しやすく、包装体を押し部が押す際に、包装体内の物品や包材の損傷が抑制されやすい。また、押し部のそれぞれが比較的大きく変形するため、装置を大型化・重量化させることなく包装体の厚みの変化に対応することができる。
本発明の一実施形態に係る搬送均し装置の概略斜視図である。 図1の搬送均し装置の主要部の構成を示す概略側面図である。 図1の搬送均し装置の第2コンベア周辺の概略斜視図である。コンベアカバーが取り外された状態の第2コンベアを描画している。 変形例Aの搬送均し装置が備える剛性調整用部材について説明するための図である。第2コンベアの押し部の周辺を拡大して描画している。 変形例Dの搬送均し装置の第2コンベアの押し部の概略拡大図である。
本発明の一実施形態に係る搬送均し装置について、図面を参照しながら説明する。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。以下に説明する実施形態に対し、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)全体概要
本発明の一実施形態に係る搬送均し装置100は、物品が軟包材で包装された包装体を搬送しながら、包装体の厚みを均す装置である。図1は、搬送均し装置100の概略斜視図である。図2は、搬送均し装置100の主要部の構成を示す概略側面図である。
搬送均し装置100により厚みが均される包装体は、例えば、物品Aの一例としての米菓が、軟包材の一例としてのプラスチックフィルムで包装された包装体Pである(図2参照)。なお、本搬送均し装置100は、様々な包装体に適用可能であり、包装体Pが収容する物品A及び軟包材の種類は例示したものに限定されない。
搬送均し装置100は、用途を限定するものではないが、例えば、以下の様に利用される。
軟包材で製袋しながら、製袋した袋に物品Aを充填して包装する製袋包装工程において、例えば図2の搬入コンベア20上の包装体P(図中で左側に描画される包装体P)のように、袋内で物品Aが偏って存在する包装体Pが製造される場合がある。そして、製袋包装工程で製造された包装体Pを、所定数量だけ、箱詰め装置でダンボール箱等の箱に箱詰めする場合がある(箱詰め工程)。しかし、袋内で物品Aが偏った状態では、包装体Pを隙間無く箱詰めすることが難しく、包装体Pの箱詰めに用いられる箱が大型化しやすい。そこで、製袋包装工程と箱詰め工程との間に搬送均し装置100が配置され、袋内の物品Aの分布の均一化が図られ、包装体Pの厚みが均される。
搬送均し装置100は、主に、フレーム10と、搬入コンベア20と、第1コンベア30及び第2コンベア40を含む搬送均し機構と、第2コンベア位置調整機構70と、を備える(図1参照)。
(2)詳細構成
以下に、搬送均し装置100のフレーム10、搬入コンベア20、第1コンベア30及び第2コンベア40を含む搬送均し機構、及び第2コンベア位置調整機構70について詳細に説明する。
なお、以下では、方向や配置を説明するために「上」、「下」、「左」、「右」、「前(正面)」、「後(背面)」等の表現を用いる場合がある。これらの表現は、特に断りの無い場合、図中に矢印で示した方向に従う。なお、これらの方向の表現は、説明の便宜上用いるものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
本実施形態では、搬送均し機構の第1コンベア30と第2コンベア40とは、上下方向に、間隔を空けて並べられている(図2参照)。第2コンベア40は、第1コンベア30の上方に配置される(図2参照)。本実施形態では、第1コンベア30及び第2コンベア40による包装体Pの搬送方向Dは前方向きである(図2参照)。
(2−1)フレーム
フレーム10は、搬入コンベア20、第1コンベア30、第2コンベア40、及び第2コンベア位置調整機構70を含む、搬送均し装置100の各構成を支持する。
フレーム10は、図1のように、ベース12と、第2コンベア支持フレーム14と、を主に含む。ベース12は、搬送均し装置100の下部に配置される。第2コンベア支持フレーム14は、ベース12の上方に配置される(図1参照)。
ベース12は、搬入コンベア20、第1コンベア30、及び第2コンベア支持フレーム14を下方から支持する(図1参照)。
第2コンベア支持フレーム14は、逆U字状に形成された門型のフレームである(図1参照)。第2コンベア支持フレーム14の下部は、ベース12の上部に取り付けられている。第2コンベア支持フレーム14は、後述するように、第2コンベア位置調整機構70を介して第2コンベア40を上方から支持する(図1参照)。
(2−2)搬入コンベア
搬入コンベア20は、図示しないコンベアにより上流側の工程(例えば製袋包装工程)から搬送されてくる包装体Pを受け取り、第1コンベア30と第2コンベア40とを有する搬送均し機構に包装体Pを供給するコンベアである。具体的には、搬入コンベア20は、間隔を開けて配置される第1コンベア30と第2コンベア40との間の空間に、包装体Pを供給する。
搬入コンベア20は、図2に示すように、無端状の平ベルト22と、駆動ローラ24と、従動ローラ26と、を含む。平ベルト22は、駆動ローラ24及び従動ローラ26に掛け回されている。駆動ローラ24が図示しないモータにより駆動されて回転すると、駆動ローラ24及び従動ローラ26に掛け回されている平ベルト22が回転し、平ベルト22上の包装体P(上流側の図示しないコンベアから受け取った包装体P)を前方に搬送する。搬入コンベア20により搬送された包装体Pは、第1コンベア30と第2コンベア40との間の空間に供給される。
なお、本実施形態では、搬送均し装置100は搬入コンベア20を有するが、搬送均し装置100は搬入コンベア20を有さなくてもよい。この場合には、第1コンベア30と第2コンベア40との間には、例えば搬送均し装置100外のコンベアにより包装体Pが供給される。
(2−3)搬送均し機構
搬送均し機構は、包装体Pを搬送しながらその厚みを均す機構である。搬送均し機構は、一対のコンベア(第1コンベア30及び第2コンベア40)を主に有する。
第1コンベア30と第2コンベア40とは、間隔を空けて配置されている。第2コンベア40は、第1コンベア30の上方に、第1コンベア30と間隔を空けて配置されている。第1コンベア30と第2コンベア40との間の空間は、第1コンベア30及び第2コンベア40により包装体Pが搬送される空間である。以後、第1コンベア30と第2コンベア40との間の空間を、商品搬送空間Vと呼ぶ場合がある(図2参照)。
第1コンベア30及び第2コンベア40は、第1コンベア30と第2コンベア40との間に搬入コンベア20により供給される包装体Pを受け取り、協働して、商品搬送空間V内で包装体Pを搬送しながら、包装体Pの厚みを均す。なお、ここでは、包装体Pの厚みとは、包装体Pを均す一対のコンベア(第1コンベア30及び第2コンベア40)が間隔を空けて並べられている方向、すなわち上下方向、における包装体Pの厚み(高さ)を意味する。
搬送均し機構により厚みが均された包装体Pは、第1コンベア30と第2コンベア40とによる包装体Pの搬送方向Dにおける搬送均し機構の下流側に配置される、搬出コンベア90により次の工程(例えば箱詰め工程)へと搬送される。なお、本実施形態では、搬出コンベア90は搬送均し装置100とは別の装置であるが、これに限定されるものではなく、搬送均し装置100が搬出コンベア90を有してもよい。
(2−3−1)第1コンベア
第1コンベア30は、商品搬送空間Vを搬送される包装体Pの一方側(下方)に配置されるコンベアである。第1コンベア30は、物品Aを袋内で動かすように包装体Pを上下動させながら、搬送方向D(前方)に搬送する。
第1コンベア30は、複数のローラ32と、ローラ32の駆動部(図示せず)と、を主に有する。
ローラ32は、円柱状の部材である。ローラ32は、その中心軸C(円柱の中心)が包装体Pの搬送方向Dと直交する方向(左右方向)に延びるように、搬送均し装置100に取り付けられている。ローラ32は、第1コンベア30及び第2コンベア40が搬送する包装体Pの搬送方向Dに沿って、つまり前後方向に、概ね定間隔で配置される。各ローラ32は、図示しない駆動部により駆動され、包装体Pの搬送方向Dと直交する方向(左右方向)に延びる回転軸R周りを回転する(図2参照)。各ローラ32は、図示しない駆動部により駆動されると、ローラ32の上方に載せられた包装体Pを前方に移動するよう、右方側から見た時に時計回りに回転させられる(図2参照)。
各ローラ32の回転軸Rは、そのローラ32の中心軸Cとずれている(図2参照)。言い換えれば、ローラ32は偏芯ローラである。第1コンベア30は、運転中の第1コンベア30を側方から見た時、あるローラ32において回転軸Rに対して中心軸Cが配置される方向が、そのローラ32と隣接するローラ32において回転軸Rに対して中心軸Cが配置される方向と異なるように、設計されている。図2を用いて具体例を挙げて説明すれば、運転中の第1コンベア30をあるタイミングで側方から見た時に、例えば最上流(最後方)のローラ32では回転軸Rに対して中心軸Cが後方側に配置され、最上流のローラ32に隣接するローラ32では回転軸Rに対し中心軸Cが下方側に配置される。
上記のような第1コンベア30を用いることで、包装体Pは上下動させられながら前方へと搬送される。そして、包装体Pが上下動させられる結果、物品Aを袋内で動かす力が物品Aに作用し得る。
なお、図2で描画されている、隣接するローラ32間での回転軸Rに対する中心軸Cの配置の変化パターンは例示に過ぎない。隣接するローラ32間で回転軸Rに対する中心軸Cの配置をどのように変化させるかは適切に決定されればよい。
(2−3−2)第2コンベア
第2コンベア40は、商品搬送空間Vを搬送される包装体Pの一方側(上方)に配置されるコンベアである。
上述のように、第1コンベア30により包装体Pを上下動させながら搬送することで、物品Aを袋内で動かす力が物品Aに作用し得る。しかし、包装体Pが自由に上下動できる場合には、第1コンベア30により包装体Pを上下動させても、包装体P全体が上下動するだけで、物品Aは袋内でほとんど動かない可能性がある。第2コンベア40は、これを防ぐためのコンベアである。
第2コンベア40は、第1コンベア30と対向する側、すなわち下部側に押し部60aを複数有する。言い換えれば、搬送均し機構が包装体Pを搬送しながらその厚みを均す際、第2コンベア40の第1コンベア30と対向する側には、押し部60aが複数配置される。押し部60aは、包装体Pに当接して包装体Pを押す部分である。押し部60aの断面形状は環状である。言い換えれば、押し部60aは中空の構造であり、内部に空間が存在する。
第2コンベア40は、第1コンベア30と共に包装体Pを搬送する時に、押し部60aで包装体Pを押すことで、袋内の物品Aの移動を促す。
例えば、包装体Pの袋内に物品Aが偏って存在し、偏って存在する物品A周りに空隙が存在する場合を想定する。包装体Pが第1コンベア30により上方に持ち上げられ、これに伴い第2コンベア40の押し部60aが袋を介して物品Aを押すと、物品Aの、物品A周りの空隙への移動が促される。その結果、包装体Pの袋内の物品Aの分布の均一化が図られる。言い換えれば、包装体Pの厚みが均される。
第2コンベア40の構成について、より詳しく説明する。
第2コンベア40は、図2及び図3に示すように、基礎コンベア50及び可撓性部材60を主に有する。なお、搬送均し装置100では、第2コンベア40の上部はコンベアカバー16で覆われているが(図1参照)、図2及び図3ではコンベアカバー16の描画は省略している。
基礎コンベア50は、基礎ベルト52と、駆動ローラ54と、従動ローラ56と、モータ58と、を主に有する(図2及び図3参照)。基礎ベルト52は、無端状の平ベルトである。基礎ベルト52は、駆動ローラ54及び従動ローラ56に掛け回されている。モータ58と駆動ローラ54とは、動力伝達用のベルト58aにより連結されている(図3参照)。駆動ローラ54がモータ58により駆動されて回転すると、駆動ローラ54及び従動ローラ56に掛け回されている基礎ベルト52が、右側から見た時に反時計回りに回転する(図2参照)。前述の第1コンベア30のローラ32と、第2コンベア40の基礎ベルト52とが連動して回転させられることで、包装体Pは商品搬送空間Vを搬送され、搬送中にその厚みが均される。
可撓性部材60は、基礎ベルト52に取り付けられて、押し部60aを形成している部材である。可撓性部材60は、例えばゴム製である。ただし、可撓性部材60の材質はゴムに限定されるものではない。可撓性部材60の材質は、包装体Pを押す上で適切な可撓性(剛性)を有する材質が選択されることが好ましい。
可撓性部材60は、1枚のシート状の部材である。なお、可撓性部材60は、複数のシート状部材で構成されてもよい。可撓性部材60の幅(ここでは左右方向の長さ)は、基礎ベルト52の幅(ここでは左右方向の長さ)と概ね同一である。
可撓性部材60は、基礎ベルト52にひだ状に接合されている(図2及び図3参照)。可撓性部材60は、接合部60bにおいて、無端状の基礎ベルト52の外面と接合されている(図3参照)。各接合部60bは、基礎ベルト52の外面に、基礎ベルト52の幅方向(ここでは左右方向)に沿って熱溶着されている(図3参照)。なお、可撓性部材60と基礎ベルト52との接合方法は熱溶着に限定されるものではなく、可撓性部材60と基礎ベルト52とは、例えば、接着や、物理的な固定手段によって接合されてもよい。
可撓性部材60は、基礎ベルト52の外面に、基礎ベルト52の長手方向(基礎ベルト52の幅方向と直交する方向)に沿って概ね定間隔で接合されている(図2及び図3参照)。言い換えれば、可撓性部材60の接合部60bは、基礎ベルト52の外面上に、基礎ベルト52の長手方向に沿って概ね定間隔で設けられている(図2及び図3参照)。なお、接合部60b間の可撓性部材60の長さ(つまりシートの長さ)は、可撓性部材60の場所によらず概ね同一である。
上記のように、可撓性部材60が基礎ベルト52にひだ状に接合されることで、押し部60aが形成される。押し部60aは、隣接する接合部60b間の、基礎ベルト52とは接着されていない部分である。接合部60bが基礎ベルト52の外面上に基礎ベルト52の長手方向に沿って概ね定間隔で設けられ、接合部60b間の可撓性部材60の長さが可撓性部材60の場所によらず概ね同一であるため、各押し部60aは、他の押し部60aと、(同一の外力が作用している状態では)概ね同一の形状である。押し部60aは、側面視において、概ね涙滴形状(水滴形状)である(図2参照)。なお、側面視における押し部60aの形状は、涙滴形状に限定されるものではなく、例えば半楕円状、半円状、U字状等であってもよい。
シート状の可撓性部材60を基礎ベルト52にひだ状に接合することで押し部60aが形成されているため、押し部60aの断面は環状である。特に、ここでは、第1コンベア30及び第2コンベア40による包装体Pの搬送方向D、及び、第1コンベア30及び第2コンベア40により搬送される包装体Pの厚み方向(上下方向)を含む仮想平面K(前後方向及び上下方向に広がる仮想平面)で押し部60aを切断した時に、押し部60aの断面形状は環状である(図3参照)。
(2−4)第2コンベア位置調整機構
第2コンベア位置調整機構70は、第2コンベア40を支持すると共に、第2コンベア40の高さ位置を調整するための機構としても機能する。第2コンベア位置調整機構70を用いた第2コンベア40の高さ位置の調整は、包装体Pのサイズに応じて第1コンベア30と第2コンベア40との間隔を調整する時等に行われる。
第2コンベア位置調整機構70は、送りネジ72と、ナット74と、ハンドル76と、を主に有する。
送りネジ72は、上下方向に延びるロッド状の部材である。送りネジ72の外面には、雄ネジが形成されている。送りネジ72は、フレーム10の第2コンベア支持フレーム14の上部に取り付けられたナット74に螺合し、第2コンベア支持フレーム14を貫通して上下方向に延びる。送りネジ72の下端は、第2コンベア40を支持する支持部42の上部に取り付けられている。送りネジ72の上端には、送りネジ72を回転させるためのハンドル76が取り付けられている。ハンドル76を操作して送りネジ72を回転させることで送りネジ72の下端を上方又は下方に移動させることができ、その結果、第2コンベア40の高さ位置(第2コンベア40を支持する支持部42の高さ位置)を調整することができる。
なお、第2コンベア位置調整機構70の構成は、上記の構成に限定されるものではない。例えば、第2コンベア位置調整機構70は、ラックとピニオンとを利用して第2コンベア40の位置を調整するように構成されてもよい。また、例えば、第2コンベア位置調整機構70は、ハンドル76を手動で回して送りネジ72を回転させる代わりに、モータを用いて送りネジ72を回転させるように構成されてもよい。
(3)特徴
(3−1)
本実施形態に係る搬送均し装置100は、物品Aが軟包材で包装された包装体Pを搬送しながら、包装体Pの厚みを均す。搬送均し装置100は、一対のコンベアとして、第1コンベア30及び第2コンベア40を備える。第1コンベア30及び第2コンベア40は、それらの間に供給される包装体Pを搬送しながら厚みを均す。第2コンベア40は、第1コンベア30と対向する側に、包装体Pを押す、断面形状が環状の複数の押し部60aを有する。
なお、包装体Pの厚みとは、第1コンベア30及び第2コンベア40が並べて配置される方向(本実施形態では上下方向)における包装体Pの厚み(高さ)を意味する。
本実施形態に係る搬送均し装置100では、第2コンベア40が具備する包装体Pを押す押し部60aの断面形状が、環状に形成されている。つまり、押し部60aは中実ではない。そのため、押し部60aは比較的大きく変形しやすく、包装体Pを押し部60aが押す際に、包装体P内の物品Aや包材の損傷が抑制されやすい。例えば、物品Aが鋭い端部を有する場合(例えば、物品Aとしての米菓の割れ口が鋭い場合)であっても、包材が押し部60aにより物品Aに強く押し当てられることがなく、包材が損傷しにくい。また、押し部60aそれぞれが比較的大きく変形するため、装置を大型化・重量化させることなく包装体Pの厚みの変化に対応することができる。
(3−2)
本実施形態に係る搬送均し装置100では、仮想平面Kで押し部60aを切断した時に、押し部60aの断面形状は環状である。仮想平面Kは、第1コンベア30及び第2コンベア40による包装体Pの搬送方向D、及び、第1コンベア30及び第2コンベア40により搬送される包装体Pの厚み方向を含む仮想平面である。なお、本実施形態では、第1コンベア30及び第2コンベア40による包装体Pの搬送方向Dは前方であり、第1コンベア30及び第2コンベア40により搬送される包装体Pの厚み方向は上下方向である。
本実施形態に係る搬送均し装置100では、仮想平面Kで切断した押し部60aの断面形状(図2参照)が環状であるため、包装体Pが押し部60aに当たった時に、押し部60aが包装体Pの厚み方向に変形しやすい。そのため、本搬送均し装置100では、包装体P内の物品Aや包材の損傷が抑制されやすい。また、押し部60aが包装体Pの厚みの変化に追従して変形しやすいため、装置を大型化・重量化させることなく包装体Pの厚みの変化に対応することができる。
(3−3)
本実施形態に係る搬送均し装置100では、押し部60aは、可撓性の部材で構成されている。
本実施形態に係る搬送均し装置100では、特に押し部60aが変形しやすく、包装体P内の物品Aや包材の損傷が抑制されやすい。また、押し部60aが包装体Pの厚みの変化に追従して変形しやすいため、装置を大型化・重量化させることなく包装体Pの厚みの変化に対応することができる。
(3−4)
本実施形態に係る搬送均し装置100では、押し部60aを有する第2コンベア40は、平ベルト状の基礎ベルト52と、少なくとも1枚のシート状の可撓性部材60と、を含む。可撓性部材60は、基礎ベルト52にひだ状に接合されて複数の押し部60aを形成している。
本実施形態に係る搬送均し装置100では、比較的容易な加工で、押し部60aを有する第2コンベア40を形成することができる。
(4)変形例
(4−1)変形例A
搬送均し装置100が取り扱う包装体が変更になった時などに、押し部60aが包装体を押す力の調整、言い換えれば押し部60aの剛性の調整が必要となる場合がある。
例えば、可撓性部材60の材質や厚み、接合部60bを基礎ベルト52の長手方向に沿って配置する間隔や、押し部60aの形状等を変更することで、押し部60aの剛性は調整可能である。しかし、これらを変更する場合、搬送均し装置100に大幅な改造が必要となる。また、異なる剛性の押し部を有する第2コンベアを予め準備し、必要に応じて第2コンベアを交換することも考えられるが、予備の第2コンベアの製造費用が必要になる上、第2コンベアの交換に時間がかかる等の問題がある。
そこで、搬送均し装置100は、押し部60aが包装体Pを押す力を調整するための部材として、図4に示すような剛性調整用部材62を備えることが好ましい。剛性調整用部材62は、押し部60aの剛性を変化させる部材である。具体的には、剛性調整用部材62は、可撓性部材60と同じ材質、又は、可撓性部材60とは異なる材質のシート片を丸めたものである。剛性調整用部材62は、断面形状が環状の押し部60aの内部空間Sに挿入される。
このような剛性調整用部材62を適宜用いることで、押し部60aを構成する可撓性部材60の厚みや材質を変更した場合に近い剛性の変化を押し部60aに生じさせることができ、押し部60aが包装体Pを押す力を容易に調整できる。そのため、複数種類の包装体Pが搬送均し装置100で取り扱われる場合であっても、包装体Pの特性に合わせた装置の改造や、異なる剛性の押し部を有する第2コンベアを予め準備することが必要ではなくなり、利便性が高い。
(4−2)変形例B
上記実施形態の第1コンベア30は偏芯ローラを用いるコンベアであるが、第1コンベア30は、偏芯ローラ以外の機構を利用するコンベアであってもよい。
例えば、第1コンベア30は、引用文献1(特開平6−99935公報)に開示されているような、非円形のローラを回転させて包装体Pを上下動させながら搬送するコンベアであってもよい。また、例えば、第1コンベア30は、引用文献2(欧州特許第1273522号明細書)に開示されているような、円錐形状のローラを回転させて包装体Pを上下動させながら搬送するコンベアであってもよい。
(4−3)変形例C
上記実施形態の第2コンベア40では、平ベルト状の基礎ベルト52に可撓性部材60が接合されて押し部60aが形成されているが、第2コンベア40の構造は、このような構造に限定されるものではない。例えば、第2コンベア40には、基礎コンベア50に代えてチェーンコンベアが採用され、チェーンコンベアのチェーンに可撓性部材60を取り付けることで押し部60aが形成されてもよい。
(4−4)変形例D
上記実施形態の第2コンベア40では、シート状の可撓性部材60を基礎ベルト52にひだ状に接合することで押し部60aが形成されているが、押し部60aは、このような構造に限定されるものではない。
例えば、図5のように、上記実施形態の可撓性部材60と同じ材質の複数のリング160を、基礎ベルト52の長手方向に沿って例えば等間隔で接合することで、複数の押し部160aが形成されていてもよい。なお、各リング160は、リング160の開口が側方側を向くような姿勢で基礎ベルト52に接合されている。
また、例えば、上記実施形態の可撓性部材60と同じ材質で作られた、内部空間が密封されていない球状の部材を、基礎ベルト52に複数接合することで、複数の押し部が形成されてもよい。
(4−5)変形例E
上記実施形態では、第1コンベア30は押し部を有さないが、これに限定されるものではない。例えば、第1コンベア30も、上記実施形態の第2コンベア40と同様の構成であってもよい。
(4−6)変形例F
上記実施形態では、第1コンベア30及び第2コンベア40が水平方向に包装体Pを搬送するが、これに限定されるものではない。例えば、搬送均し装置100は、第1コンベア30及び第2コンベア40で斜め上方又は斜め下方に包装体Pを搬送しながら、包装体Pの厚みを均すように構成されてもよい。
本発明は、包装体を、その両側に位置する一対のコンベアで搬送しながら厚みを均す搬送均し装置に広く適用でき有用である。
30 第1コンベア(コンベア)
40 第2コンベア(コンベア)
52 基礎ベルト
60 可撓性部材
60a 押し部
62 剛性調整用部材
A 物品
P 包装体
特開平6−99935公報 欧州特許第1273522号明細書

Claims (5)

  1. 物品が軟包材で包装された包装体を搬送しながら、包装体の厚みを均す搬送均し装置であって、
    一対のコンベアを備え、
    一対の前記コンベアは、それらの間に供給される包装体を搬送しながら厚みを均し、
    一対の前記コンベアの少なくとも一方は、他方の前記コンベアと対向する側に、包装体を押す、断面形状が環状の複数の押し部を有する、
    搬送均し装置。
  2. 一対の前記コンベアによる包装体の搬送方向、及び、一対の前記コンベアにより搬送される包装体の厚み方向を含む仮想平面で前記押し部を切断した時に、前記押し部の断面形状は環状である、
    請求項1に記載の搬送均し装置。
  3. 前記押し部は、可撓性の部材で構成されている、
    請求項1又は2に記載の搬送均し装置。
  4. 前記押し部を有する前記コンベアは、平ベルト状の基礎ベルトと、前記基礎ベルトにひだ状に接合されて複数の前記押し部を形成している、少なくとも1枚のシート状の可撓性部材と、を含む、
    請求項3に記載の搬送均し装置。
  5. 前記押し部の内部空間に挿入されて前記押し部の剛性を変化させる、剛性調整用部材を更に備える、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の搬送均し装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112124715A (zh) * 2019-06-24 2020-12-25 湖北信美智能设备有限公司 一种粉末袋装重量分选与整形一体机
KR102499404B1 (ko) * 2022-04-15 2023-02-10 씨제이제일제당 (주) 파우치의 평탄화 장치 및 그 방법

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