JP2018046419A - 画像処理装置、画像形成装置、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】本刷用の装置で印刷される不安定画素体の網点をデジタルプリンタのような画像形成装置においてドットとして安定的に形成することを可能にする画像処理装置、画像形成装置、及びプログラムを提供することを目的とする。【解決手段】本発明は、プルーフ画像データを受け付ける受付手段と、上記受付手段により受け付けられた上記プルーフ画像データから濃度値0の画素に囲まれ且つ全体の濃度値が所定値未満を示す不安定画素体を検出する不安定画素体検出手段と、上記不安定画素体検出手段により検出された上記不安定画素体を画像形成装置が安定的にドットを形成する安定画素体に置換する不安定画素体置換手段と、上記プルーフ画像データの上記不安定画素体が上記不安定画素体置換手段により上記安定画素体に置換されてなるデータを上記画像形成装置に送信する送信手段と、を有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置、画像形成装置、及びプログラムに関する。
従来、オフセット印刷機は、印刷製版工程が存在するので一般的に品質が良いと言われている。しかしながら、オフセット印刷機は、デジタルプリンタと比べると版の校正刷りを行うプルーフ印刷工程にコストがかさむというデメリットもある。そこで、RIP(Raster Image Processor)の処理を終えたスクリーニング済みの2値の画像データをオフセット印刷機での本刷りを想定してデジタルプリンタにより印刷する方法がある。この方法によれば、校正刷りをデジタルプリンタで行うので、プルーフ印刷工程のコストを抑えながら、色調やモアレの有無などの印刷物の仕上がりを事前に確認することが可能になる。デジタルプリンタでプルーフ印刷を行う場合には、網点や色合いなどの再現性を保つ技術が必要で、その技術を開示したものがある。その技術では、プルーフ印刷工程において網点の面積率を補正し、補正後の露光量の光を感光材料に照射することにより網点や色合いなどの再現性を保つようにする(特許文献1参照)。
プルーフ印刷を行う画像データ(プルーフ画像データ)には、デジタルプリンタにおいてドットを形成することが困難な不安定画素体が含まれる。不安定画素体は、濃度値0を示す画素に囲まれた濃度値が0よりも大きい値を示す1画素又は複数の画素の集合体で、且つ全体の濃度値が出力先のデジタルプリンタが安定してドットを形成するために必要な濃度値に満たないものを指す。デジタルプリンタでは、当該不安定画素体の濃度情報がドットとして形成されることによりオフセット印刷機での本刷りに近い網点や色合いの再現が可能になる。しかしながら、当該不安定画素体は、高精細なオフセット印刷機においては画素毎に濃度に対応するサイズの網点として印刷されるが、デジタルプリンタにおいては、対応するドットが意図するようには形成されないという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、本刷用の装置で印刷される不安定画素体の網点をデジタルプリンタなどの画像形成装置においてドットとして安定的に形成することを可能にする画像処理装置、画像形成装置、及びプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、プルーフ画像データを受け付ける受付手段と、上記受付手段により受け付けられた上記プルーフ画像データから濃度値0の画素に囲まれ且つ全体の濃度値が所定値未満を示す不安定画素体を検出する不安定画素体検出手段と、上記不安定画素体検出手段により検出された上記不安定画素体を画像形成装置が安定的にドットを形成する安定画素体に置換する不安定画素体置換手段と、上記プルーフ画像データの上記不安定画素体が上記不安定画素体置換手段により上記安定画素体に置換されてなるデータを上記画像形成装置に送信する送信手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、不安定画素体が画像形成装置が安定的にドットを形成することが可能な安定画素体に置換されるため、本刷用の装置で印刷される不安定画素体の網点を画像形成装置においても安定的にドットとして形成することができるという効果を奏する。
図1は、第1の実施の形態に係る画像処理装置を含むプルーフ印刷システムの全体構成の一例を示す図である。 図2は、DFEのハードウエアブロックの一例を示す図である。 図3は、DFEの画像処理のための主な機能ブロックの一例を示す図である。 図4は、DFEにおける画像処理の全体フローの一例を示す図である。 図5は、プルーフ用画像処理部の詳細な処理フローの一例を示す図である。 図6は、入力画像であるプルーフ画像データの画素構成の一例を示した図である。 図7は、不安定画素体検出用のパターン画像の画素構成の一例を示した図である。 図8は、不安定画素体検出用の複数のパターン画像の画素構成の一例を示す図である。 図9は、置換用画像の画素構成の一例を示す図である。 図10は、置換処理の処理フローの一例を示す図である。 図11は、不安定画素体を置換用画像の画素で置き換えた後の入力画像の画素構成の一例を示した図である。 図12は、第2の実施の形態に係るDFEの画像処理のための主な機能ブロックの一例を示す図である。 図13は、DFEの全体フローの一例を示す図である。 図14は、解像度変換の処理フローの一例を示す図である。 図15は、カラー深度1ビットの入力画像の画素構成の一例を示した図である。 図16は、解像度変換時に使用する畳み込みの単位領域についての説明図である。 図17は、カラー深度2ビットのプリンタが有するドットサイズの説明図である。 図18は、解像度変換処理により得られた画像の画素構成の一例を示す図である。 図19は、不安定画素体検出用の複数のパターン画像の画素構成の一例を示した図である。 図20は、置換用画像の画素構成の一例を示す図である。 図21は、不安定画素体を置換用画像の画素で置き換えた後の入力画像の画素構成の一例を示した図である。 図22は、第3の実施の形態に係る置換用画像の一例を示す図である。 図23は、第4の実施の形態に係る画像形成装置を含むプルーフ印刷システムの全体構成の一例を示す図である。 図24は、MFPのハードウエアブロックの一例を示す図である。 図25は、MFPの主な機能の一例を示した機能ブロック図である。 図26は、MFPのCPUが実行するプルーフ印刷に適した画像処理フローの一例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、画像処理装置、画像形成装置、及びプログラムの実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る画像処理装置を含むプルーフ印刷システムの全体構成の一例を示す図である。図1に示すプルーフ印刷システム1は、ホストコンピュータ10と、「画像処理装置」としてのDFE(Digital Front End)20と、「画像形成装置」としてのプリンタ30とを有する。
ホストコンピュータ10は、画像データを印刷のためにDFE20に送信する汎用PC(Personal Computer)等のコンピュータである。画像データは、1つは通常時に印刷される「通常の画像データ」であり、もう1つは、オフセット印刷機で本刷りする前のプルーフ印刷用の画像データ(「プルーフ画像データ」と呼ぶ)Qである。「通常の画像データ」は、プルーフ画像データQにおける網点の忠実な再現までは要求されない通常印刷する画像データである。以下では、8ビットカラー画像データを「通常の画像データ」の一例として説明する。
一方、プルーフ画像データQは、ホストコンピュータ10がオフセット印刷機などの本刷用の外部機器から通信や可搬型記憶媒体などを介して読み取ったものである。プルーフ画像データQは、外部機器において色変換や網点などの処理が既に施されたカラー深度1ビットのTIFF(Tagged Image File Format)画像データである。本実施の形態では、プルーフ画像データQを、C(Cyan)M(Magenta)Y(Yellow)K(Black)の内の「K」の刷版データであるものとして説明する。なお、「K」の刷版データは、本実施の形態を説明するための一例であり、その他の「C」、「M」、「Y」のそれぞれにおいても同様のものとする。
DFE20は、ホストコンピュータ10からの画像データを受け付ける受付手段20−1と、画像データを処理する画像処理手段20−2と、画像が処理された印刷データをプリンタ30に送信する送信手段20−3とを有する。
画像処理手段20−2は、各種の画像データを対象に画像処理モードに応じた画像処理を行う。
具体的に、画像処理手段20−2は、8ビットカラー画像データなどを対象に通常の処理モードで画像処理を行う。例えば、画像処理手段20−2は、色変換や中間調処理などの通常の画像処理を行い、CMYK各版のデータを生成する。
また、画像処理手段20−2は、主にプルーフ画像データQを対象に校正用の処理モードでプルーフ印刷に適した画像処理を行う。本実施の形態では、画像処理手段20−2は不安定画素体検出手段20−2aと不安定画素体置換手段20−2bとを有する。不安定画素体検出手段20−2aは、プルーフ画像データQに含まれる不安定画素体を検出し、不安定画素体置換手段20−2bは、その不安定画素体を安定画素体に置き換える。
ここで、「不安定画素体」とは、濃度値0(本例では白色)を示す画素に囲まれた濃度値が0よりも大きい値を示す1画素又は複数の画素の集合体で、且つ全体の濃度値が出力先のプリンタ30が安定してドットを形成するために必要な濃度値に満たないものを指す。例えば、不安定画素体に濃度値が0よりも大きい値を示す画素が1画素だけ構成されている場合、その1画素の濃度値が上記全体の濃度値に当たる。また、不安定画素体に濃度値が0よりも大きい値を示す複数の画素が構成されている場合、それらの構成画素の各濃度値の総和が上記全体の濃度値に当たる。プリンタ30が安定してドットを形成するために必要な濃度値は、プリンタ30の能力により制限があるドットサイズの内の、プリンタ30が最小ドットを形成するために必要な濃度値である。以下では、この濃度値を「最小ドットの濃度値」と呼ぶ。「安定画素体」とは、「最小ドットの濃度値」を満たした画素体を指す。
第1の実施の形態に係る「画像形成装置」としてのプリンタ30は、CMYK各色のトナーを有し、電子写真方式により印刷を行う従来型のデジタルプリンタである。プリンタ30は、通常の画像データや、プルーフ画像データQを、DFE20から送信される印刷データTに基づいて印刷する。
以上のように、プルーフ印刷に適した画像処理を行う画像処理手段20−2を設けることにより、プルーフ印刷システム1において、通常の画像データの印刷の他にプルーフ画像データQのプルーフ印刷が可能となる。
以下、プルーフ印刷に適した画像処理を行う画像処理装置の構成と処理フローについて一例を挙げて更に詳しく説明する。
図2は、DFE20のハードウエアブロックの一例を示す図である。図2に示すDFE20は、CPU(Central Processing Unit)200、ROM(Read Only Memory)201、RAM(Random Access Memory)202、HDD(Hard Disk Drive)203、パネルインターフェース204、ホストインターフェース205、及びエンジンインターフェース206を有し、これらはバス208により互いに接続されている。パネルインターフェース204には、パネル装置207が接続されている。HDD203は、SSD(Solid State Drive)などであっても良い。
CPU200は中央処理装置であり、プログラムを実行するなどしてDFE20全体の動作を統括的に制御する。ROM201は、固定のプログラムを格納する読出し専用の不揮発性記憶媒体である。RAM202は、CPU200がプログラムを実行する際の作業領域に使用する読み書き自在の揮発性記憶媒体である。HDD203は、各種のプログラムやデータを格納する読み書き自在の不揮発性記憶媒体である。HDD203は、上記各種のプログラムとして、プルーフ印刷のための画像処理プログラムなどを格納する。また、HDD203は、プルーフ印刷時のパターンマッチング用の画像データ(パターン画像)や置換用の画像データ(置換用画像)などを格納する。また、HDD203は、「画像処理モード」の判定のためのフラグ領域として「校正用モード」のフラグ領域を有する。上記パターン画像や、上記置換用画像や、上記「校正用モード」のフラグ領域は、CPU200によるプルーフ印刷の画像処理の実行時に使用するものであり、これらの詳細については後述する。
パネルインターフェース204は、パネル装置207をCPU200に接続するインターフェースである。パネルインターフェース204は、パネル装置207のタッチパネルからの操作情報をCPU200へ通知する。また、パネルインターフェース204は、CPU200が生成した表示情報をパネル装置207へ出力して表示ディスプレイへの表示を制御する。
ホストインターフェース205は、ホストコンピュータ10と通信を行うUSB(Universal Serial Bus)やIEEE1394などの通信インターフェースである。
エンジンインターフェース206は、プリンタ30と通信を行い、プリンタ30のプリントエンジンに印刷データを出力するIEEE1394などのインターフェースである。
パネル装置207は、液晶等の表示ディスプレイにタッチパネルを設けたユーザ操作パネルである。
次に、DFE20の機能構成について説明する。DFE20は、CPU200がROM201やHDD203などの各種のプログラムをRAM202にロードして実行することにより、各種の機能を発揮する。
図3は、DFE20の画像処理のための主な機能ブロックの一例を示す図である。図3に示すDFE20は、主な機能部として、ホスト通信部21や、プリンタ通信部22や、記憶制御部23や、操作受付部24や、表示制御部25や、画像判定部26や、プルーフ用画像処理部27や、通常画像処理部28や、印刷データ送信指示部29などを有する。
ホスト通信部21は、ホストインターフェース205を介してホストコンピュータ10と通信を行い、ホストコンピュータ10から送信される画像データなどを受け付ける。
プリンタ通信部22は、プリンタ30と通信を行う。
記憶制御部23は、ROM201や、RAM202や、HDD203などにアクセスし、アクセスエリアに応じてプログラムやデータなどの書き込みや読み出しを指示する。
操作受付部24は、パネル装置207からの操作信号を受け付ける。本実施の形態では、「校正用モード」のON/OFFボタンの操作信号などを受け付ける。
表示制御部25は、パネル装置207の表示を制御する。本実施の形態では、「画像処理モード」のモード切替ボタン、例えば「校正用モード」のON/OFFボタンを含む設定画面を表示させるなどの制御を行う。
画像判定部26は、ホスト通信部21が受け付けた画像データの画像処理モードを判定する。本実施の形態では、画像判定部26は、HDD203の「校正用モード」のフラグ領域の値を記憶制御部23を介して読み取り、その読み取った値により画像データの画像処理モードを判定する。
HDD203の「校正用モード」のフラグ領域の値は、DFE20が記憶制御部23を介して設定する。例えば、DFE20は、起動時にHDD203の「校正用モード」のフラグ領域にデフォルト値「0」を設定する。これにより、DFE20は、画像データを受け付けた場合に通常の画像処理を行えるようにする。また、DFE20は、表示制御部25が設定画面を表示中に操作受付部24が当該設定画面のモード切替ボタンの操作信号を受け付けた場合に、記憶制御部23を介して「校正用モード」のフラグ領域にフラグ「1」を設定する。これにより、DFE20は、画像データを受け付けた場合にプルーフ印刷を行えるようにする。DFE20は、モード切替ボタンの操作信号を再度受け付けた場合には、「校正用モード」のフラグ領域の値を「0」に戻し、通常の画像処理を行える状態にする。
なお、DFE20は、画像処理モードの設定をホストコンピュータ10からの送信信号により受け付けても良い。例えば、DFE20は、ホストコンピュータ10から送信される画像処理モードの種類を示す選択信号をホスト通信部21において受信する。そして、DFE20は、受信した選択信号に基づき、記録制御部23を介して「校正用モード」のフラグ領域の値を設定する。
プルーフ用画像処理部27は、ホスト通信部21が受信した画像データ(プルーフ画像データQ)に対してプルーフ印刷用の画像処理を行う。具体的に、プルーフ用画像処理部27は、不安定画素体検出部27−1と不安定画素体置換部27−2とを有する。
不安定画素体検出部27−1は、プルーフ画像データQから不安定画素体を検出する。
不安定画素体置換部27−2は、不安定画素体検出部27−1が検出した不安定画素体を安定画素体に置き換える。
通常画像処理部28は、ホスト通信部21が受信した画像データ(8ビットカラー画像データP)に対して既存の画像処理を行う。例えば、通常画像処理部28は、色変換処理部28−1や、総量規制部28−2や、ガンマ変換部28−3や、中間調処理部28−4などを有する。
色変換処理部28−1は、8ビットカラー画像データPを様々な入力形式からCMYK形式へと変換する。
総量規制部28−2は、プリンタ30の総量規制値に応じてCMYKの合計のトナー量が規制値を超えている画素に対して、トナー量を調整する。
ガンマ変換部28−3は、CMYKの濃度特性をプリンタ30の濃度特性に合わせて修正する。
中間調処理部28−4は、網点処理を施し、プリンタ30のカラー深度に合わせた画像データを生成する。
印刷データ送信指示部29は、プリンタ通信部22にプリントエンジンへの印刷データTの送信を指示する。印刷データTは、プルーフ用画像処理部27又は通常画像処理部28の何れかの画像処理により生成された画像データである。
この例において、CPU200とROM201とRAM202とHDD203とを有する制御ユニットと、パネル装置207と、パネルインターフェース204と、ホストインターフェース205と、ホスト通信部21と、記憶制御部23と、操作受付部24と、画像判定部26とが、「受付手段20−1(図1参照)」に該当する。上記制御ユニットと、エンジンインターフェース206と、プリンタ通信部22と、印刷データ送信指示部29とが、「送信手段20−3(図1参照)」に該当する。上記制御ユニットと、記憶制御部23と、不安定画素体検出部27−1とが、「不安定画素体検出手段20−2a(図1参照)」に該当する。上記制御ユニットと、記憶制御部23と、不安定画素体置換部27−2とが、「不安定画素体置換手段20−2b(図1参照)」に該当する。
続いて、DFE20によるプルーフ印刷用の画像処理について詳しく説明する。
図4は、DFE20における画像処理の全体フローの一例を示す図である。先ず、画像判定部26は、ホスト通信部21から画像データの受信を知らせる通知を受けると、当該画像データの画像処理モードを判定する(S1)。
例えば、画像判定部26は、記憶制御部23を介してHDD203の「校正用モード」のフラグ領域の値を読み取り、値「1」の場合に当該画像処理モードを「校正用モード」と判定し(ステップS1:Yes判定)、値「0」の場合に当該画像処理モードを「通常モード」と判定する(ステップS1:No判定)。
画像処理モードが通常モードである場合(ステップS1:No判定)、通常画像処理部28が当該画像データの画像処理を行う。具体的に、通常画像処理部28の画像処理として、色変換処理部28−1が色変換処理を行い(S2)、総量規制部28−2がトナー量を調整し(S3)、ガンマ変換部28−3がCMYKの濃度特性を修正し(S4)、中間調処理部28−4が中間調処理を行う(S5)。
一方、画像処理モードが校正用モードである場合は(ステップS1:Yes判定)、プルーフ用画像処理部27が当該画像データの画像処理(不安定画素体置換処理)を行う(S6)。具体的に、プルーフ用画像処理部27では、不安定画素体検出部27−1が不安定画素体の検出処理を実行し、不安定画素体置換部27−2が、当該不安定画素体を安定画素体に置き換える置換処理を実行する。
図5〜図11は、プルーフ用画像処理部27(不安定画素体検出部27−1及び不安定画素体置換部27−2)の処理の説明図である。図5は、プルーフ用画像処理部27の詳細な処理フローの一例を示す図である。図5に示す処理フローについて、図6〜図11を用いて説明する。
図6は、入力画像であるプルーフ画像データQの画素構成の一例を示した図である。図6に示す入力画像Q1は、一辺の画素数がW、他方の辺の画素数がHの2値画像を示している。入力画像Q1のマトリックス状に配列した矩形領域の1つ1つが画素に当たる。各画素において、白色により示す画素は濃度値0(白)の画素で、斜線により示す画素は、最大濃度値1(黒)の画素である。黒の画素は、オフセット印刷において網点が印刷される画素となる。
図5の処理では、図6の入力画像Q1の左上に示す1行1列目の画素を原点(0,0)に、画素数Wの辺にx軸を設定し、一方の画素数Hの辺にy軸を設定し、各画素の配列を(x,y)により示す。
図7は、不安定画素体検出用のパターン画像の画素構成の一例を示した図である。図7に示すパターン画像R1は、2値画像用のものであり、「最小ドットの濃度値」を満たすための条件として、隣接する4画素の濃度値の総和を「4」以上とした場合のものである。なお、ここで示す、隣接する画素数や濃度値の総和などの条件は、一例であり、これらは、出力先のプリンタ30の最小ドットサイズなどに応じて適宜変更する。
図7に示すパターン画像R1の画素数w×画素数hは3×3であり、矩形領域の1つ1つが画素に当たる。パターン画像R1は、外周部に濃度値0(白)の画素を有する。パターン画像R1の斜線で示す画素は、入力画像Q1(図6参照)の斜線で示す画素と同じ最大濃度値1(黒)の画素である。この例では、黒色の画素が1つであり、画素数w×画素数hの各画素の濃度値の総和は「1」となり、「最小ドットの濃度値」を満たすための濃度値の総和「4」を下回る。このように、隣接する4画素の濃度値の総和が「最小ドットの濃度値」を満たすための濃度値の総和「4」を下回る画素配列のものをパターン画像として準備する。
図5の処理では、準備したパターン画像上の各画素の配列を次のように示す。図7のパターン画像R1を例にすると、1行1列目の画素を原点(0,0)に、画素数wの辺にi軸を設定し、画素数hの辺にj軸を設定し、各画素の配列を(i,j)により示す。
図8は、不安定画素体検出用の複数のパターン画像の画素構成の一例を示す図である。図8に示す各パターン画像は、図7に示すパターン画像R1と同様の条件のパターン画像である。本例では、識別番号n=1〜9までのパターン画像を設けている。識別番号n=1が図7に示すパターン画像R1に当たる。図8に示すように、何れのパターン画像も、外周部に濃度値0(白)の画素を有し、画素の濃度値の総和は「3」以下となり、「最小ドットの濃度値」を満たすための濃度値の総和「4」を下回ったものになっている。
図9は、パターン画像の画素を濃度値の総和が「最小ドットの濃度値」を満たす安定画素体に置き換えるための置換用画像の画素構成の一例を示す図である。図9には、図8に示すパターン画像と、各パターン画像の置換用画像を横並びで対応させて示している。図9に示すように、各置換用画像は、隣接する4画素が共に最大濃度値「1(黒)」のものであり、濃度値の総和が「4」となり、「最小ドットの濃度値」を満たすものになっている。なお、各置換用画像は、パターン画像の画素配列などに応じて、適宜上記の4画素の配列位置を変形しても良い。例えば、4画素をまとめて何れかの方向に1画素分ずらすなどの変形をしても良い。
図5に示すプルーフ用画像処理部27の処理フローは次の通りとなる。先ず、プルーフ用画像処理部27は、処理対象の入力画像をbinary_imageに設定する(S61)。これにより、プルーフ用画像処理部27は、入力画像上の(x,y)点の画素をbinary_image[x][y]により定義する。
そして、プルーフ用画像処理部27は、パラメータxとパラメータyの値を「0」に初期化する(S62)。
更に、プルーフ用画像処理部27は、パラメータnの値を「0」に初期化する(S63)。
続いて、プルーフ用画像処理部27は、パターン画像nをpattern_imageに設定する(S64)。これにより、プルーフ用画像処理部27は、パターン画像n上の(i,j)点の画素をpattern_image[i][j]として定義する。
そして、プルーフ用画像処理部27は、パラメータiとパラメータjの値を「0」に初期化する(S65)。
続いて、プルーフ用画像処理部27は、pattern_image[i][j]の示す濃度値とbinary_image[x+i][y+j]の示す濃度値とを比較し、各濃度値が一致するか否かを判定する(S66)。すなわち、pattern_imageに設定したパターン画像n内の1画素の示す濃度値と、binary_imageに設定した入力画像の当該パターン画像nを位置合わせした画素領域内の、上記1画素に対応する1画素の濃度値とが一致するかを判定する。
それぞれの値が一致する場合(ステップS66:Yes判定)、プルーフ用画像処理部27は、パラメータi又はパラメータjの値を変更することにより、比較対象画素を移動する(S67)。具体的には、プルーフ用画像処理部27は、binary_image[x+i][y+j]とpattern_image[i][j]が示すパラメータiとパラメータjの内、例えばパラメータiの値に1を加算する。この加算によりパラメータiの値が上限値を超える場合には、パラメータiの値を「0」に戻し、パラメータjの値に1を加算する。なお、パラメータiの上限値は、pattern_imageに設定したパターン画像のi方向に並ぶ末端の画素数に相当する。
そして、プルーフ用画像処理部27は、上記パターン画像内の全ての画素の比較を行ったか否かを判定する(S68)。具体的に、プルーフ用画像処理部27は、パラメータjの値が上限値を上回った場合に全ての画素の比較を行ったと判定する(ステップS68:Yes判定)。また、パラメータjの値が上限値以下の場合には比較を行っていない画素があると判定する(ステップS68:No判定)。なお、パラメータjの上限値は、pattern_imageに設定したパターン画像nのj方向に並ぶ画素数に相当する。
プルーフ用画像処理部27は、比較を行っていない画素があると判定した場合(ステップS68:No判定)、ステップS66において、残りの画素の1つについて値が一致するか否かを判定する。
一方、プルーフ用画像処理部27は、全ての画素の比較を行ったと判定した場合(ステップS68:Yes判定)、入力画像内のパターン画像nを位置合わせした画素領域の画素の置換処理を行う(S69)。
そして、プルーフ用画像処理部27は、binary_image[x+i][y+j]のパラメータxの値又はパラメータyの値を変更することにより、パターン画像nと比較する対象の画素領域を移動する(S70)。具体的には、プルーフ用画像処理部27は、binary_image[x+i][y+j]が示すパラメータxとパラメータyの内、例えばパラメータxの値に1を加算する。この加算によりパラメータxの値が上限値を超える場合には、パラメータxの値を「0」に戻し、パラメータjの値に1を加算する。なお、パラメータxの上限値は、入力画像のx方向に並ぶ画素数からpattern_imageに設定したパターン画像nのi方向に並ぶ画素数を差し引いた値に相当する。
そして、プルーフ用画像処理部27は、上記入力画像内の全ての画素の比較を行ったか否かを判定する(S71)。具体的に、プルーフ用画像処理部27は、パラメータyの値が上限値を上回った場合に入力画像内の全ての画素の比較を行ったと判定する(ステップS71:Yes判定)。また、パラメータyの値が上限値以下の場合には入力画像内に比較を行っていない画素があると判定する(ステップS71:No判定)。なお、パラメータyの上限値は、入力画像のy方向に並ぶ画素数からpattern_imageに設定したパターン画像nのj方向に並ぶ画素数を差し引いた値に相当する。
プルーフ用画像処理部27は、入力画像内に比較を行っていない画素があると判定した場合(ステップS71:No判定)、ステップS65からの処理を繰り返す。
一方、プルーフ用画像処理部27は、入力画像内の全ての画素の比較を行ったと判定した場合(ステップS71:Yes判定)、パターン画像nのパラメータnの値に1を加算する(S72)。
そして、プルーフ用画像処理部27は、パターン画像を全て使用したか否かを判定する(S73)。具体的に、プルーフ用画像処理部27は、パラメータnの値が上限値を上回った場合にパターン画像を全て使用したと判定する(ステップS73:Yes判定)。また、パラメータnの値が上限値以下の場合には、比較を行っていないパターン画像が残っていると判定する(ステップS73:No判定)。なお、パラメータnの上限値は、パターン画像nの数に相当する。
プルーフ用画像処理部27は、比較を行っていないパターン画像が残っていると判定した場合(ステップS73:No判定)、ステップS64からの処理を繰り返す。すなわち、別のパターン画像nによるパターンマッチングを行う。
パターン画像を全て使用したと判定した場合(ステップS73:Yes判定)、画素が置換されている入力画像を印刷データ送信指示部29へ出力する(S74)。
図10は、ステップS69の置換処理の処理フローの一例を示す図である。先ず、不安定画素体置換部27−2は、パターン画像nに対応する置換用画像nをreplace_imageに設定する(S691)。これにより、不安定画素体置換部27−2は、置換用画像n上の(i,j)点の画素をreplace_image[i][j]により定義する。
そして、不安定画素体置換部27−2は、replace_image[i][j]のパラメータiとパラメータjの値を「0」に初期化する(S692)。
続いて、不安定画素体置換部27−2は、binary_image[x+i][y+j]の示す値をreplace_image[i][j]の示す値で置き換える(S693)。
そして、不安定画素体置換部27−2は、パラメータi又はパラメータjの値を変更することにより、置換対象の画素を移動する(S694)。例えば、不安定画素体置換部27−2は、パラメータiの値に1を加算する。この加算によりパラメータiの値が上限値を超える場合には、パラメータiの値を「0」に戻し、パラメータjの値に1を加算する。なお、パラメータiの上限値は、replace_imageに設定した置換用画像のi方向に並ぶ画素数に相当する。
続いて、不安定画素体置換部27−2は、入力画像に対して置換用画像n内の全ての画素の置換を行ったか否かを判定する(S695)。具体的に、不安定画素体置換部27−2は、パラメータjの値が上限値を上回った場合に、入力画像に対して置換用画像n内の全ての画素の置換を行ったと判定する(ステップS695:Yes判定)。また、パラメータjの値が上限値以下の場合には入力画像に対して置換を行っていない画素が置換用画像n内に残っていると判定する(ステップS695:No判定)。なお、パラメータjの上限値は、replace_imageに設定した置換用画像nのj方向に並ぶ画素数に相当する。
不安定画素体置換部27−2は、入力画像に対して置換を行っていない画素が置換用画像n内に残っていると判定した場合(ステップS695:No判定)、ステップS693からの処理を繰り返す。
一方、不安定画素体置換部27−2は、入力画像に対して置換用画像n内の全ての画素の置換を行ったと判定した場合(ステップS695:Yes判定)、置換処理を終了する。
以上のような置換処理により、入力画像の、当該パターン画像nを位置合わせした画素領域内の画素の濃度値を、1画素毎に、replace_imageに設定した置換用画像n内の対応する画素の濃度値で置き換える。
図11は、検出した不安定画素体を置換用画像の画素で置き換えた後の入力画像の画素構成の一例を示した図である。図11に示す入力画像Q2から明らかなように、入力画像Q2は、入力画像Q1(図6参照)の各不安定画素体が最大濃度値1(黒)の4画素の集合体(安定画素体)により置き換えられたものになる。つまり、入力画像Q2は、プリンタ30の「最小ドットの濃度値」を満たす画素構成になる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態として、プルーフ画像データの解像度がプリンタ30の出力解像度と異なる場合においてプルーフ印刷を実行可能なDFEの構成について示す。ここでは、第1の実施の形態のDFE20(図1参照)と異なる構成や処理フローについて説明する。
第2の実施の形態のDFEでは、DFE20(図1参照)のハードウエアブロックのHDD203(図2参照)に対し、解像度変換用のプログラムを更に格納する。CPU200(図2参照)はROM201(図2参照)やHDD203(図2参照)などの各種のプログラムをRAM202(図2参照)にロードして実行することにより、第1の実施の形態に示す各種機能に加え、「解像度変換手段」としての解像度変換機能を発揮する。
図12は、第2の実施の形態に係るDFEの画像処理のための主な機能ブロックの一例を示す図である。図12は、第1の実施の形態に示す機能部に更に解像度変換部27−3を追加したものである。
解像度変換部27−3は、プルーフ画像データQと出力先のプリンタ30との解像度が異なる場合に、プルーフ画像データQを解像度変換して不安定画素体検出部27−1に引き渡す。
図13は、第2の実施の形態に係るDFEの全体フローの一例を示す図である。図13は、第1の実施の形態に示すDFE20の全体フロー(図4参照)において解像度変換処理を追加している。
図13に示す処理フローにおいて、DFE20は、画像処理モードが校正用モードである場合(ステップS1:Yes判定)、先ず解像度変換処理を行い(S8)、それに続いて不安定画素体置換処理(S9)を実行する。なお、ステップS9の処理は、図4のステップS6に対応する処理である。
図14〜図17は、当該解像度変換処理の説明図である。ここでは、カラー深度1ビットの入力画像をカラー深度2ビットのプリンタで出力する場合を例に解像度変換処理について示す。
図14は、解像度変換の処理フローの一例を示す図である。図14の解像度変換の処理フローについて、次に示す図15〜図17を用いて説明する。
図15は、カラー深度1ビットの入力画像(プルーフ画像データQ)の画素構成の一例を示した図である。図15に示す入力画像Q3は、一辺の画素数がW、他方の辺の画素数がHの2400dpiの解像度のものとする。入力画像Q3のマトリックス状に配列した矩形領域の1つ1つが画素に当たる。各画素において、白色により示す画素は濃度値0(白)の画素で、斜線により示す画素は、最大濃度値1(黒)の画素である。黒の画素は、オフセット印刷において網点が印刷される画素となる。図14に示す処理では、当該入力画像Q3の1行1列目の画素を原点(0,0)に、画素数Wの辺にx軸を設定し、一方の画素数Hの辺にy軸を設定し、各画素の配列を(x,y)により示す。
図16は、解像度変換時に使用する畳み込みの単位領域についての説明図である。ここでは、解像度2400dpiの入力画像Q3を出力解像度1200dpiの低解像度へと変換する場合のものとして、畳み込みの単位領域(画素数p×画素数q)を2×2としたものについて示している。矩形領域の1つ1つが画素に当たる。図14に示す処理では、単位領域の1行1列目の画素を原点(0,0)に、画素数pの辺にi軸を設定し、画素数qの辺にj軸を設定し、各画素の配列を(i,j)により示す。
図17は、カラー深度2ビットのプリンタ30が有するドットサイズの説明図である。図17に示すように、プリンタ30は、ドットを打たないドット無しの0ドットd0と、ドットを打つ3種類のサイズのドットを有する。ドットサイズの小さなものから順に、1/3ドット(最小ドット)d1、2/3ドットd2、1ドットd3となる。
図14に示す解像度変換処理は、次の通りとなる。先ず、解像度変換部27−3は、畳み込みの単位(unit)を決定する(S81)。具体的に、解像度変換部27−3は、入力画像Q3の解像度と出力先のプリンタ30の出力解像度とを比較し、出力解像度の1画素に対して畳み込む入力画像Q3の画素単位を畳み込みの単位(unit)として決定する。
そして、解像度変換部27−3は、畳み込みの単位(unit)が「1」であるか否かを判定する(S82)。畳み込みの単位が「1」である場合(ステップS82:Yes判定)、当該解像度変換処理を終了し、その入力画像Q3を不安定画素体検出部27−1に引き渡す。畳み込みの単位が「1」のものは、出力解像度の1画素と入力画像の1画素が1対1で対応するので、解像度変換は行わずに、その入力画像Q3を不安定画素体検出部27−1に引き渡す。
一方、畳み込みの単位が「1」でない場合には(ステップS82:No判定)、次の解像度変換処理を実行する。先ず、解像度変換部27−3は、処理対象の入力画像Q3をin_binary_imageに設定する(S83)。これにより、解像度変換部27−3は、入力画像上の(x,y)点の画素をin_binary_image[x][y]により定義する。
そして、解像度変換部27−3は、パラメータxとパラメータyの値を「0」に初期化する(S84)。
更に、解像度変換部27−3は、パラメータi、パラメーラj、パラメータk、パラメータl、輝度値の合計を示すsumの値を全て「0」に初期化する(S85)。
続いて、解像度変換部27−3は、sumにin_binary_image[x+i][y+j]の値を加算する(S86)。つまり、解像度変換部27−3は、in_binary_image[x+i][y+j]により指定される画素の濃度値を読み取ってsumに加算する。
続いて、解像度変換部27−3は、パラメータi又はパラメータjの値を変更することにより、読取対象の画素を移動する(S87)。具体的には、解像度変換部27−3は、パラメータiとパラメータjの内、例えばパラメータiの値に1を加算する。この加算によりパラメータiの値が上限値を超えた場合には、パラメータiの値を「0」に戻し、パラメータjの値に1を加算する。なお、パラメータiの上限値は、unitのpの値に相当する。
そして、解像度変換部27−3は、上記unit内の画素の読み取りを全て行ったか否かを判定する(S88)。具体的に、解像度変換部27−3は、パラメータjの値が上限値を上回った場合に全て読取済みであると判定する(ステップS88:Yes判定)。また、パラメータjの値が上限値以下の場合には読み取りを行っていない画素があると判定する(ステップS88:No判定)。なお、パラメータjの上限値は、unitのqの値に相当する。
解像度変換部27−3は、読み取りを行っていない画素があると判定した場合(ステップS88:No判定)、ステップS86において、読み取りを行っていない画素の内の1つの濃度値をsumに加算する。
一方、解像度変換部27−3は、全て読取済みであると判定した場合(ステップS88:Yes判定)、単位領域内の濃度値の平均を算出する(S89)。具体的には、sumに設定されている濃度値の総和を単位領域の画素数により割って、平均値を求める。
続いて、解像度変換部27−3は、算出した平均値と、変換先の1画素に設定する濃度値の対応情報とを比較し、変換先の1画素に設定する濃度値を4種類のドットサイズを示す濃度値から判定する(S90)。ここでは、一例として、平均値が5/6よりも大きいものを1ドットd3を示す濃度値とし、平均値が5/6以下で1/2よりも大きいものを2/3ドットd2を示す濃度値とし、平均値が1/2以下で1/6よりも大きいものを1/3ドットd1を示す濃度値とし、平均値が1/6よりも小さいものを0ドットd0を示す濃度値とする対応情報を有するものとする。
従って、解像度変換部27−3は、平均値が5/6よりも大きい場合に、1ドットd3を示す濃度値をaveに設定する(S91)。
平均値が5/6以下で1/2よりも大きい場合に、2/3ドットd2を示す濃度値をaveに設定する(S92)。
平均値が1/2以下で1/6よりも大きい場合に、1/3ドットd1を示す濃度値をaveに設定する(S93)。
平均値が1/6よりも小さい場合に0ドットd0を示す濃度値をaveに設定する(S94)。
そして、解像度変換部27−3は、aveに設定した値をout_binary_image[k][l]の値に設定する(S95)。
そして、解像度変換部27−3は、パラメータxの値又はパラメータyの値を変更することにより、単位領域を設定する入力画像上の画素領域を移動する(S96)。具体的には、解像度変換部27−3は、パラメータxとパラメータyの内、例えばパラメータxの値にpを加算する。この加算によりパラメータxの値が上限値を超える場合には、パラメータxの値を「0」に戻し、パラメータyの値にqを加算する。なお、パラメータxの上限値は、入力画像のWに相当する。
更に、解像度変換部27−3は、単位領域の移動先にある画素の変換先の画素の配列番号を指定するために、パラメータkの値とパラメータlの値を設定する(S97)。具体的には、解像度変換部27−3は、パラメータkにx/pの値を設定し、パラメータlにy/qの値を設定する。
そして、解像度変換部27−3は、全ての画素において解像度変換を行ったか否かを判定する(S98)。具体的に、解像度変換部27−3は、パラメータyの値が上限値を上回った場合に全ての画素において解像度変換を行ったと判定する(ステップS98:Yes判定)。また、パラメータyの値が上限値以下の場合には解像度変換を行ってない画素があると判定する(ステップS98:No判定)。なお、パラメータyの上限値は、入力画像のHに相当する。
解像度変換部27−3は、解像度変換を行っていない画素があると判定した場合(ステップS98:No判定)、ステップS85からの処理を繰り返す。
一方、解像度変換部27−3は、全ての画素において解像度変換を行ったと判定した場合(ステップS98:Yes判定)、out_binary_imageに設定されている画像を出力する(S99)。
図18は、解像度変換処理により得られた画像の画素構成の一例を示す図である。図18に示す画像Q4は、入力画像Q3(図15参照)を基に図14に示す解像度変換処理を行って得たものである。入力画像Q3に設定された単位領域において4画素全ての濃度値が1の画素領域については、最大濃度である1ドットd3(図17参照)を示す濃度値が画像Q4の変換先の1画素に設定される。単位領域において3画素の濃度値が1の画素領域については、2番目に濃度の高い2/3ドットd2(図17参照)を示す濃度値が画像Q4の変換先の1画素に設定される。単位領域において2画素の濃度値が1の画素領域については、3番目に濃度の高い1/3ドットd1(図17参照)を示す濃度値が画像Q4の変換先の1画素に設定される。単位領域において1画素の濃度値のみが1の画素領域については、0ドットd0(図17参照)を示す濃度値0が画像Q4の変換先の1画素に設定される。
DFEは、以上のような解像度変換処理に続き、その処理により得た画像を対象に不安定画素体置換処理を実行する。第2の実施の形態では、DFEは、多値画像用のパターン画像と置換用画像とを用いて不安定画素体置換処理を実行する。なお、不安定画素体置換処理そのものは、図5と図10に一例として示した処理フローと同様であるため、ここでの処理フローの説明は省略する。
図19は、第2の実施の形態に係る不安定画素体検出用の複数のパターン画像の画素構成の一例を示した図である。図19に示す各パターン画像は、解像度変換処理により得られた画像(図18参照)の各画素が4つの濃度値をとり、「最小ドットの濃度値」を満たすための条件として、隣接画素の濃度値の総和を「1」以上とした場合のものである。図19に示す各パターン画像は、画素数w×画素数hの各画素の濃度値の総和が全て「1」未満のものである。なお、隣接する画素数や濃度値の総和などの条件は、一例であり、これらは、出力先のプリンタの最小ドットサイズやカラー深度などに応じて適宜変更しても良い。
図19に示す各パターン画像は、第1の実施形態に示す各パターン画像(図8参照)と同様、外周部に濃度値0(白)の画素を有する。図19に示す各パターン画像の各種の斜線は、解像度変換処理により得られた画像(図18参照)の画素に示す斜線に対応し、1ドットや、2/3ドットや、1/3ドットなどの濃度値を示す。濃度値の「0」、「1/3」、「2/3」、「1」の総和が「1」未満となる。
図20は、パターン画像の画素を「最小ドットの濃度値」を満たす安定画素体に置き換えるための置換用画像の画素構成の一例を示す図である。図20には、図19に示すパターン画像と、各パターン画像の置換用画像を横並びで対応させて示している。
図20に示すように、各置換用画像は、パターン画像の1ドットや、2/3ドットや、1/3ドットや、0ドットなどの多段階の濃度値を適宜高くしたものになっており、これにより「最小ドットの濃度値」を満たすようにしている。例えば、n=3のパターン画像は、濃度値1/3を2つ有し、それらの総和は2/3で、1を下回るが、置換用画像では、その内の1つの画素の濃度値が1/3から2/3に置換され、総和が1となり、1を満たすようになる。また、n=5のパターン画像は、濃度値1/3の画素を斜めの並びに2つ有し、それらの総和が2/3で、1を下回るが、置換用画像では、これらの2つの画素に隣接する濃度値0の画素が1/3に置換され、総和が1となり、1を満たすようになる。このように、各置換用画像は、多段階の濃度値を有する複数の画素を総和が1を満たすように任意に組み合わせたものにより構成される。
第2の実施の形態に係るDFEは、以上のようなパターン画像と置換用画像の使用により、パターン画像nを位置合わせした入力画像の画素領域内の画素の濃度値を、1画素毎に、replace_imageに設定した置換用画像n内の対応する画素の濃度値で置き換える。
図21は、検出した不安定画素体を置換用画像の画素で置き換えた後の入力画像の画素構成の一例を示した図である。図21に示す入力画像Q5から明らかなように、入力画像Q5は、入力画像Q4(図18参照)の各不安定画素体が1を満たす画素の集合体(安定画素体)により置き換えられたものになる。つまり、入力画像Q5は、プリンタ30の「最小ドットの濃度値」を満たす画素構成になる。
(第3の実施の形態)
第2の実施の形態では、「最小ドットの濃度値」を満たすように不安定画素体をより高い濃度の画素で置換する構成について示したが、一部については低い濃度の画素で置換するようにしても良い。
図22は、パターン画像の画素の一部をより低い濃度の画素で置換する場合の置換用画像の一例を示す図である。図22は、図20に示す置換用画像の内のn=1の置換用画像を変形したものである。図20では、n=1とn=2に示す互いに濃度値が異なる各パターン画像に対し、共に同じ濃度値の置換用画像を対応させている。一方、図22では、n=1のパターン画像に対し、n=2のパターン画像に対応させた置換用画像とは異なる濃度値の置換用画像を対応させている。
具体的に、n=1のパターン画像は、濃度値1/3を1つ有し、それらの総和は1/3で、1を下回るが、置換用画像では、その濃度値を0にしたものを対応付け、ドットを形成させないようにする。これにより、n=2との置換後の階調値に差を生じさせることができ、元の色合いなどをより再現できる。
(第4の実施の形態)
図23は、第4の実施の形態に係る画像形成装置を含むプルーフ印刷システムの全体構成の一例を示す図である。図23に示すプルーフ印刷システム2は、ホストコンピュータ10と、「画像形成装置」としてのMFP(MultiFunction Peripheral)40とを有する。本実施の形態では、ホストコンピュータ10とMFP40は、LAN(Local Area Network)やVPN(Virtual Private Network)などのネットワークを介して接続されるものとする。ホストコンピュータ10は、MFP40とネットワークを介して通信を行うこと以外、第1の実施の形態に示すものと同様である。従って、以下ではMFP40の構成などについて詳しく説明する。
MFP40は、第1の実施の形態に示すDFE20(図3参照)の機能を搭載したMFPである。
図24は、MFP40のハードウエアブロックの一例を示す図である。図24に示すMFP40は、CPU400と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)401と、ROM402aとRAM402bを含むシステムメモリ402と、SDメモリカードスロット403aとUSBインタフェース403bとネットワークインタフェース403cとを含むインタフェース403と、補助記憶装置404と、タッチ表示ディスプレイ405と、エンジン406と、スキャナ407と、を有する。
CPU400は、RAM402bの所定領域を作業領域として、ROM402aまたは補助記憶装置404に予め記憶された各種制御プログラムとの協働により各種処理を実行し、MFP40全体の動作を統括的に制御する。
ASIC401は、画像処理用のハードウエア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、CPU400と各部を夫々接続するブリッジとしての機能を有する。
ROM402aは、固定プログラムや固定データを格納する読み出し専用メモリである。RAM402bは、プログラムやデータの展開用あるいはプリンタの描画用などに用いられる、書き込みと読み出しとが自在な揮発性メモリである。
インタフェース403は、自装置と外部デバイスとを着脱可能に接続するインタフェースである。図24に一例として示すSDメモリカードスロット403aは、外部記憶装置としてのSD(登録商標)メモリカードを着脱可能に接続する。USBインタフェース403bは、外部記憶装置としてのUSBフラッシュメモリを着脱可能に接続する。
また、インタフェース403は、自装置をネットワークに接続するためのネットワークインタフェースを有する。図24に示すネットワークインタフェース403cは、ネットワークカードなどであり、自装置をネットワークに接続する。
なお、本実施形態では、外部記憶装置としてSDメモリカードやUSBフラッシュメモリなどを例示しているが、外部記憶装置をこれらに限定するものではない。
補助記憶装置404は、磁気的、電気的、または光学的に書き込みや読出しを行う記憶媒体を有する。例えば磁気記録媒体を有するものとしてHDDなどがある。補助記憶装置404は、MFP40の各種制御にかかるプログラム(プルーフ印刷に適した画像処理に係るプログラムを含む)や機器能力情報等の設定情報を書き換え可能に記憶する。また、補助記憶装置404は、スキャナ407が入力した画像データや、インタフェース403を介して入力された画像データ等を記憶する。
タッチ表示ディスプレイ405は、ユーザがMFP40を対話形式で操作するためのインタフェースであり、液晶等の表示デバイスと、タッチパネルやキースイッチ群などを有する入力デバイスとから構成される。タッチ表示ディスプレイ405は、CPU400の制御の下、MFP40の動作や設定等の状態や操作方法などを表示デバイスの画面に表示する。また、タッチ表示ディスプレイ405は、タッチパネルやキースイッチ群を介してユーザによる入力を検出すると、その入力情報をCPU400に出力する。
エンジン406は、「画像形成手段」としてのプリントエンジンであり、例えば白黒プロッタ、1ドラムカラープロッタ、4ドラムカラープロッタなどである。
スキャナ407は、CCD(Charge Coupled Device)光電変換素子からなるラインセンサや、アナログの読取信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータや、それらの駆動回路などを有する。
次に、MFP40の機能構成について説明する。MFP40は、CPU400がROM402aや補助記憶装置404などの各種のプログラムをRAM402bにロードして実行することにより、各種の機能を発揮する。
図25は、MFP40の主な機能の一例を示した機能ブロック図である。図25に示すMFP40は、画像処理に係る機能部として、ホスト通信部41や、記憶制御部43や、操作受付部44や、表示制御部45や、画像判定部46や、プルーフ用画像処理部47や、通常画像処理部48や、「画像形成指示手段」としての印刷実行部49などを有する。画像判定部46、プルーフ用画像処理部47、及び通常画像処理部48は、それぞれ、画像判定部26、プルーフ用画像処理部27、及び通常画像処理部28に対応する。
ホスト通信部41は、ネットワークインタフェース403cを介してホストコンピュータ10と通信を行い、ホストコンピュータ10から送信される各種の画像データを受け付ける。
記憶制御部43は、ROM402aや、RAM402bや、補助記憶装置404などにアクセスし、アクセスエリアに応じてプログラムやデータなどの書き込みや読み出しを指示する。
操作受付部44は、タッチ表示ディスプレイ405のタッチパネルやキースイッチ群などからの操作信号(キー信号等)を受け付ける。
表示制御部45は、タッチ表示ディスプレイ405の表示デバイスの表示を制御する。
印刷実行部49は、エンジン406を制御して印刷データTの印刷を実行する。
図26は、MFP40のCPU400が実行するプルーフ印刷に適した画像処理フローの一例を示す図である。ステップS11〜ステップS16までの処理は、第1の実施形態に示すDFE20におけるステップS1〜ステップS6までの処理(図4参照)に対応するので、ここでの説明を省略する。
ステップS15又はステップS16に続き、CPU400(印刷実行部49)は、エンジン406を制御して印刷データTの印刷を実行する(S17)。具体的に、CPU400(印刷実行部49)は、通常画像処理部28のステップS12〜ステップS15の画像処理により得られたデータに基づいてエンジン406を制御して印刷データTの印刷を実行する。また、CPU400(印刷実行部49)は、プルーフ用画像処理部27のステップS16の画像処理(不安定画素体置換処理)によりデータを得た場合には、プルーフ用画像処理部27の画像処理により得たデータに基づいてエンジン406を制御して印刷データTの印刷を実行する。
各実施の形態に示したプルーフ用画像処理部や通常画像処理部などの画像処理に係る各機能の一部又は全てを、ASICなどのハードウエアにより構成しても良い。
第2の実施の形態では、解像度変換を2400dpiから1200dpiに変換する例を示したため、4画素を処理単位に解像度変換を行ったが、この処理単位は、プルーフ画像データの解像度とプリンタやMFPの出力解像度に応じて適宜変形しても良い。
また、プリンタやMFPのカラー深度が2ビットの場合の例を示したため、ドットサイズを0ドット、1/3ドット、2/3ドット、及び3/3ドットの中の、4種類のドットサイズの中から決定したが、ドットサイズの種類はプリンタやMFPのカラー深度に応じて適宜増加させても減少させても良い。
以上により、各実施の形態及び各変形例では、画像形成装置が安定的にドットを形成する画素にプルーフ画像データ中の不安定画素体が置換されるため、本刷用の装置で印刷される不安定画素体の網点を画像形成装置においても安定的にドットとして形成することができるという効果を奏する。
各実施の形態及び各変形例で実行されるプログラムは、ROMやHDDなどのメモリ部に予め組み込まれて提供するものとしているが、これに限定されるものではない。各実施の形態及び各変形例で実行されるプログラムを、DFEやMFPなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録してコンピュータプログラムプロダクトとして提供してもよい。例えば、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルで、フレキシブルディスク、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク(登録商標)、半導体メモリ等の記録媒体に記録して提供してもよい。
また、各実施の形態及び各変形例で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、各実施の形態及び各変形例で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
1 プルーフ印刷システム
10 ホストコンピュータ
20 DFE
20−1 受付手段
20−2 画像処理手段
20−2a 不安定画素体検出手段
20−2b 不安定画素体置換手段
20−3 送信手段
30 プリンタ
T 印刷データ
Q プルーフ画像データ
特開2006−030277号公報

Claims (8)

  1. プルーフ画像データを受け付ける受付手段と、
    前記受付手段により受け付けられた前記プルーフ画像データから濃度値0の画素に囲まれ且つ全体の濃度値が所定値未満を示す不安定画素体を検出する不安定画素体検出手段と、
    前記不安定画素体検出手段により検出された前記不安定画素体を画像形成装置が安定的にドットを形成する安定画素体に置換する不安定画素体置換手段と、
    前記プルーフ画像データの前記不安定画素体が前記不安定画素体置換手段により前記安定画素体に置換されてなるデータを前記画像形成装置に送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 更に、
    前記受付手段により受け付けられた前記プルーフ画像データの解像度を前記画像形成装置の出力解像度に変換する解像度変換手段を有し、
    前記不安定画素体検出手段は、前記解像度変換手段により変換された解像度のデータから前記不安定画素体を検出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記不安定画素体の全体の濃度値は、前記画像形成装置の所定サイズのドットに対応する濃度値未満であり、
    前記安定画素体の全体の濃度値は、前記画像形成装置の前記所定サイズのドットに対応する前記濃度値以上である、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記不安定画素体置換手段は、それぞれの全体の濃度値が異なる複数の不安定画素体において、各不安定画素体において置換されるそれぞれの安定画素体の中に全体の濃度値が最も低い安定画素体が複数ある場合に、前記全体の濃度値が最も低い安定画素体の内の前記不安定画素体において濃度値がより低い方を前記画像形成装置がドットを形成することができない画素により置換する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の内の何れか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記不安定画素体置換手段は、多段階の濃度値を有する画素を組み合わせた安定画素体により前記不安定画素体を置換する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の内の何れか1項に記載の画像処理装置。
  6. プルーフ画像データを受け付ける受付手段と、
    前記受付手段により受け付けられた前記プルーフ画像データから濃度値0の画素に囲まれ且つ全体の濃度値が所定値未満を示す不安定画素体を検出する不安定画素体検出手段と、
    前記不安定画素体検出手段により検出された前記不安定画素体を画像形成装置が安定的にドットを形成する安定画素体に置換する不安定画素体置換手段と、
    前記プルーフ画像データの前記不安定画素体が前記不安定画素体置換手段により前記安定画素体に置換されてなるデータを基に画像を形成する画像形成手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 画像処理装置のコンピュータを、
    プルーフ画像データを受け付ける受付手段と、
    前記受付手段により受け付けられた前記プルーフ画像データから濃度値0の画素に囲まれ且つ全体の濃度値が所定値未満を示す不安定画素体を検出する不安定画素体検出手段と、
    前記不安定画素体検出手段により検出された前記不安定画素体を画像形成装置が安定的にドットを形成する安定画素体に置換する不安定画素体置換手段と、
    前記プルーフ画像データの前記不安定画素体が前記不安定画素体置換手段により前記安定画素体に置換されてなるデータを前記画像形成装置に送信する送信手段と、
    して機能させるためのプログラム。
  8. 画像形成装置のコンピュータを、
    プルーフ画像データを受け付ける受付手段と、
    前記受付手段により受け付けられた前記プルーフ画像データから濃度値0の画素に囲まれ且つ全体の濃度値が所定値未満を示す不安定画素体を検出する不安定画素体検出手段と、
    前記不安定画素体検出手段により検出された前記不安定画素体を画像形成装置が安定的にドットを形成する安定画素体に置換する不安定画素体置換手段と、
    前記プルーフ画像データの前記不安定画素体が前記不安定画素体置換手段により前記安定画素体に置換されてなるデータを基に画像の形成を指示する画像形成指示手段と、
    して機能させるためのプログラム。
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