JP2018045183A - 表示装置 - Google Patents

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健夫 小糸
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雄大 沼田
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Abstract

【課題】表示品位の劣化の抑制が可能な表示装置を提供する。
【解決手段】表示光を出射する表示部と、前記表示光を透過又は反射させる光学素子と、前記光学素子で反射された前記表示光を再帰反射させる反射素子と、を備え、前記反射素子は、再帰反射性を有する第1再帰反射面、第1端部、及び、前記第1端部よりも前記光学素子から離間する第2端部、を有する第1反射板と、前記第2端部と重畳し前記第2端部よりも前記光学素子に近接する第3端部、及び、再帰反射性を有する第2再帰反射面、を有する第2反射板と、を備えている、表示装置。
【選択図】 図2

Description

本発明の実施形態は、表示装置に関する。
空中に画像を表示する表示装置の一例として、表示部から出射された第1偏光の表示光を、反射型の偏光フィルタで正反射させ、再帰反射部で偏光方向を変更して第2偏光として再帰反射させ、偏光フィルタを透過させ、偏光フィルタを挟んで表示部と対称な位置で結像させる結像装置が開示されている。再帰反射部を複数の反射板で構成する場合、反射板の継ぎ目で再帰反射性が損なわれる恐れがある。
特開2011−253128号公報
本実施形態の目的は、表示品位の劣化の抑制が可能な表示装置を提供することにある。
本実施形態によれば、
表示光を出射する表示部と、前記表示光を透過又は反射させる光学素子と、前記光学素子で反射された前記表示光を再帰反射させる反射素子と、を備え、前記反射素子は、再帰反射性を有する第1再帰反射面、第1端部、及び、前記第1端部よりも前記光学素子から離間する第2端部、を有する第1反射板と、前記第2端部と重畳し前記第2端部よりも前記光学素子に近接する第3端部、及び、再帰反射性を有する第2再帰反射面、を有する第2反射板と、を備えている、表示装置が提供される。
本実施形態によれば、
表示光を出射する表示部と、前記表示光を透過又は反射させる光学素子と、前記光学素子で反射された前記表示光を再帰反射させる反射素子と、を備え、前記反射素子は、第1端部、及び、前記第1端部よりも前記光学素子から離間する第2端部、及び、前記第1端部と前記第2端部との間で前記光学素子に向かって凸状に屈曲し再帰反射性を有する第1再帰反射面、を有する第1反射板と、前記第2端部に隣り合う第3端部、及び、前記第3端部よりも前記光学素子から離間する第4端部、及び、前記第3端部と前記第4端部との間で前記光学素子に向かって凸状に屈曲し再帰反射性を有する第2再帰反射面、を有する第2反射板と、を備えている、表示装置が提供される。
本実施形態によれば、
表示光を出射する表示部と、前記表示光を透過又は反射させる光学素子と、前記光学素子で反射された前記表示光を再帰反射させる反射素子と、を備え、前記反射素子は、再帰反射性を有する第1再帰反射面、第1端部、及び、第2端部、を有する第1反射板と、前記第1端部と重畳し前記第1端部よりも前記表示部から離間する第3端部、及び、再帰反射性を有する第2再帰反射面、を有する第2反射板と、前記第2端部と重畳し前記第2端部よりも前記表示部から離間する第4端部、及び、再帰反射性を有する第3再帰反射面、を有する第3反射板と、を備えている、表示装置が提供される。
本実施形態によれば、
表示光を出射する表示部と、前記表示光を透過又は反射させる光学素子と、前記光学素子で反射された前記表示光を再帰反射させる反射素子と、を備え、前記反射素子は、基材と、前記基材の上に形成され再帰反射性を有する第1及び第2再帰反射面と、前記第1再帰反射面と前記第2再帰反射面との間に位置する境界部と、を備え、前記第1再帰反射面は、前記境界部と隣接する位置に、前記光学素子から離間する側に向かって凸状に屈曲した第1屈曲部を有し、前記第2再帰反射面は、前記境界部と隣接する位置に、前記光学素子に近接する側に向かって凸状に屈曲した第2屈曲部を有し、前記第2屈曲部は、前記境界部と前記光学素子との間における前記表示光の光路上に位置している、表示装置が提供される。
図1は、本実施形態に係る表示装置1の一構成例を示す図である。 図2は、図1に示した反射素子RFの一構成例を示す図である。 図3は、図1に示した反射素子RFの他の構成例を示す図である。 図4は、図1に示した反射素子RFの他の構成例を示す図である。 図5は、表示装置1の別の構成例を示す図である。 図6は、図5に示した反射素子RFの一構成例を示す図である。 図7は、表示パネルPNLの一構成例を示す図である。 図8は、表示部DSPの一構成例を示す断面図である。 図9は、反射板20の一構成例を示す図である。 図10は、図9に示したXII−XII’線に沿った反射板20の断面図である。 図11は、反射素子RFの変形例を示す図である。
以下、本実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、開示はあくまで一例に過ぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を適宜省略することがある。
図1は、本実施形態に係る表示装置1の一構成例を示す図である。
図示した例において、方向D2は、方向D1と直交する方向であり、方向D3は、方向D1及びD2と直交する方向である。但し、方向D1乃至D3は、互いに直交以外の角度で交差していても良い。
表示装置1は、表示画像I1を空中に結像する空中結像装置である。表示部DSPに表示された表示画像I0は、表示画像I1の実像に相当する。表示画像I1は、光学素子10を対称面として、表示画像I0と対称な位置に結像される。表示装置1は、表示部DSP、光学素子10、反射素子RF、などを備えている。
表示部DSPは、表示光L(L1、L2)を出射するものであり、照明装置LS、表示パネルPNLを備えている。例えば、照明装置LSは、方向D1に沿って延在する1組の互いに対向する端辺と、方向D1と交差する方向に沿って延在する1組の互いに対向する端辺と、を有する四角形状である。照明装置LSは、表示パネルPNLに光を照射するものであれば、その構成は特に限定されるものではない。詳細な説明は省略するが、照明装置LSは、例えば、LEDを導光板の端部に備えた所謂エッジライト型バックライトや、LEDを拡散板の直下に備えた所謂直下型バックライトを適用可能である。照明装置LSから出射される光は、無偏光の自然光でもよく、直線偏光や円(楕円)偏光などの偏光光でもよい。
表示パネルPNLは、図示した例では、入射光を選択的に透過することで画像を表示する透過型の液晶表示パネルであり、液晶組成物の配向を印加電圧によって制御することにより、画素単位で透過光を制御する。表示パネルPNLは、照明装置LSと光学素子10との間に位置している。表示パネルPNLは、照明装置LSと対向している。表示パネルPNLの詳細な構成については後述する。
表示部DSPは、表示パネルPNLへの入射光を選択的に透過することで画像を表示する透過型の液晶表示装置を例に挙げて説明するが、これに限定されるものではない。例えば、表示部DSPは、表示パネルPNLへの入射光を選択的に反射することで画像を表示する反射型の液晶表示装置であっても良く、また、透過型と反射型との機能を併せ持つ半透過型の液晶表示装置であっても良い。さらに、表示部DSPは、有機や無機のLED(Light Emitting Diode)を画素として利用した自発光型の表示装置や、機械構造によって反射光又は透過光を制御するMEMS(Micro Electro Mecanical System)方式の表示装置であっても良い。表示部DSPは、ポスターや立体物等であっても良い。
光学素子10は、表示光Lを透過又は反射させるものであり、図示した例では、偏光素子PL及び位相差板RAを備えている。表示光Lのうち、表示光L1は光学素子10を透過し、表示光L2は光学素子10で反射される。光学素子10は、表示画像I1側に位置する外面10Bと、外面10Bとは反対側に位置する内面10Aと、を有している。内面10Aは、表示部DSP及び反射素子RFと向かい合っている。
偏光素子PLの表示画像I1側に位置する主面が外面10Bに相当し、偏光素子PLの表示部DSP側に位置する主面が内面10Aに相当する。偏光素子PLは、第1直線偏光を透過する透過軸を有し、透過軸と直交する第2直線偏光を反射する反射型偏光板である。例えば、第1直線偏光は入射面に平行なP波であり、第2直線偏光は入射面に垂直なS波である。このような偏光素子PLは、例えば、ワイヤグリッド偏光フィルタや、輝度上昇フィルムを適用した反射型偏光フィルムや、この反射型偏光フィルムと吸収型偏光板とを重ねた多層体などによって構成されている。偏光素子PLが反射型偏光フィルムと透過型偏光板との多層体によって構成される場合、吸収型偏光板は、反射型偏光フィルムの上(すなわち表示部DSP及び反射素子RFと対向する側とは反対側)に配置され、しかも、反射型偏光フィルムの透過軸と平行な透過軸を有する。偏光素子PLが吸収型偏光板を備えている場合、偏光素子PLに表示部DSPと対向する側とは反対側から入射する外光の反射を抑制し、表示品位の劣化を抑制することができる。また、偏光素子PLが反射型偏光板よりも偏光度の高い吸収型偏光板を備えている場合、表示画像I1のコントラストを向上させることができる。
位相差板RAは、偏光素子PLと対向しており、表示部DSPと偏光素子PLとの間、及び反射素子RFと偏光素子PLとの間に位置している。位相差板RAは、例えば、偏光素子PLと略平行に配置されている。位相差板RAは、例えば、透過光に約λ/4の位相差を付与するλ/4板である。ここで、λは、透過光の波長である。位相差板RAは、位相差値や波長分散性が異なる複数の位相差フィルムの積層体であってもよい。例えば、位相差板RAは、波長依存性を緩和するなどの目的で、λ/2板及びλ/4板を組み合わせて構成してもよい。詳細については省略するが、位相差板RAは、その遅相軸が位相差板RAに入射する直線偏光の偏光面に対して45°の角度で交差するように配置される。従って、位相差板RAを透過する際、直線偏光は円偏光に変換され、円偏光は直線偏光に変換される。なお、ここでいう円偏光には楕円偏光も含まれる。
光学素子10が反射型の偏光素子PLと位相差板RAとの組み合わせによって構成されている場合、表示装置1は、表示光Lの利用効率を向上させることが可能であり、表示画像I1の鮮明性を向上させることができる。また、表示装置1の内部へ侵入した外光が表示部DSPや反射素子RFで反射して表示装置1の外部へ出射されることを抑止可能であり、外光に起因した表示画像I1のぼやけやギラツキを抑制することができる。但し、光学素子10は、反射型偏光素子を備えた構成に限定されるものではなく、誘電体多層膜やハーフミラーなどの他のビームスプリッタであっても良い。
反射素子RFは、光学素子10側に位置する主面である内面RFa、内面RFaの反対側に位置する主面である外面RFb、光学素子10に近接する側の側面である端面RFc、及び端面RFcとは反対側に位置する端面RFdを有している。なお、反射素子RFの主面とは、方向D1及びD2によって規定されるD1−D2平面と平行な面である。反射素子RFの端面とは、方向D1及びD3によって規定されるD1−D3平面と平行な面であり、方向D3は、内面RFa及び外面RFbの法線方向である。反射素子RFにおいて、再帰反射面は、単一の素子で形成されていても良く、複数の素子を並べて形成されていても良い。反射素子RFは、光学素子10で反射された表示光L1を再帰反射する再帰反射性を有していれば、その構成を特に限定されるものではない。反射素子RFの再帰反射面は、例えば、直交する3つの反射面を有するいわゆるコーナーリフレクタ構造であるが、樹脂粒子などによって形成された球状構造であっても良い。
光学素子10は、表示パネルPNLに対して、角度θ1を成す様に配置されている。角度θ1は、例えば、表示パネルPNLの主面と、偏光素子PLの主面とが成す角度に相当する。角度θ1は、表示部DSPから出射された表示光Lが光学素子10に入射する角度であれば特に限定されるものではない。一例では、角度θ1は、0°より大きく90°より小さい鋭角に設定される。角度θ1が45°以上、90度未満であれば、表示部DSPからの表示光Lを効率的に光学素子10へ入射させることができる。
反射素子RFは、光学素子10に対して、角度θ2を成す様に配置されている。角度θ2は、例えば、反射素子RFの外面RFbと、偏光素子PLの主面とが成す角度に相当する。角度θ2は、光学素子10で反射された表示光L1が反射素子RFの内面RFaに入射する角度であれば、特に限定されるものではない。但し、再帰反射面における再帰反射の効率の観点から、0°<θ2<90°であることが望ましく、より望ましくは0°<θ2<45°である。角度θ2は、反射素子RFの位置によって変化してもよい。つまり反射素子20は、少なくとも一部が湾曲して形成されていても良い。方向D4は、光学素子10の内面10A及び外面10Bの法線方向であり、方向D3から方向D2に向けて角度θ2傾いた方向である。
図2は、図1に示した反射素子RFの一構成例を示す図である。なお、図中に光学素子10を破線で示している。
反射素子RFは、反射板20及び30を備えている。反射板20及び30は、方向D2に並び、それぞれの一部が方向D3又はD4で対向している。反射板20は、反射板30よりも端面RFcに近接している。反射板30は、反射板20よりも端面RFdに近接している。反射板20及び30は、同様の構成を有しており、それぞれ、基材21、31、金属薄膜22、32、及び保護層23、33を備えている。金属薄膜22及び32は、アルミニウムや銀などの光反射性の高い材料によって形成されている。金属薄膜22及び32は、腐食や損傷を防止するための表面処理が施されてもよい。保護層23及び33は、シリコン窒化物(SiN)などの無機系材料や光透過性樹脂などの有機系材料によって形成されており、金属薄膜22及び23を保護している。
基材21及び31が光反射性を呈する材料によって形成されている場合には、基材21の表面21Aが再帰反射面20Aを形成し、基材31の表面31Aが再帰反射面30Aを形成していても良い。この場合、製造工程において、金属薄膜などの光反射性を有する層を形成する工程を省略することができる。
光学素子10から反射素子RFへ入射する表示光L1の再帰反射面20A及び30Aにおける透過率はほぼゼロであり、再帰反射面20A及び30Aに入射した表示光Lのほとんどは、反射板20の裏面20B及び反射板30の裏面30Bに到達することはない。すなわち、本構成例によれば、裏面20B及び30Bでの光反射によるゴーストの発生を抑制することができる。
なお、反射板20及び30は、それぞれ、表示装置1の内側に基材21及び31を備え、表示装置1の外側に金属薄膜22及び32を備えていてもよい。この場合、反射板20及び30は、表示装置1の内側に平坦面(裏面20B及び30B)を有する。また、この場合は、表示装置1の外側に、再帰反射面20A及び30Aに相当する凹凸面を有する。
基材21及び31が表面21A及び31Aで屈折率の異なる材料(空気層、など)と隣接する場合、反射板20及び30は、金属薄膜22及び32を備えていなくてもよい。この場合、反射素子RFに入射する光は、基材21の表面21A及び基材31の表面31Aにおける界面反射によって再帰反射されるため、再帰反射面20A及び30Aには、それぞれ表面21A及び31Aが相当する。
図示した例では、金属薄膜22、23が、再帰反射面20A、30Aを形成している。つまり、反射板20は、位相差板などの各種光学部材が配置される表示装置1の内側(内面RFa側)に再帰反射面20Aに相当する凹凸面を有し、表示装置1の外側(外面RFb側)に裏面20Bに相当する平坦面を有している。また、反射板20は、端部20C及び20Dを有している。端部20Cは、端部20Dよりも端面RFcに近接している。端部20Dは、端部20Cよりも光学素子10から離間している。再帰反射面20Aと光学素子10との距離は、端部20Cから端部20Dに向かうにしたがって拡大する。端部20C及び20Dは、それぞれ反射板20の端面RFc及びRFd側の端面を含み、再帰反射性を有しない、若しくは再帰反射性が再帰反射面20Aよりも低い部分に相当する。
反射板30も、反射板20と同様に、再帰反射面30A、裏面30B、端部30C及び30Dを有している。端部30Cは、端部30Dよりも端面RFcに近接している。端部30Dは、端部30Cよりも光学素子10から離間している。端部30Cは、端部20Dと重畳しており、端部20Dよりも光学素子10に近接している。つまり、端部30Cは、反射板20と光学素子10との間、あるいは、端部20D近傍の再帰反射面20Aと光学素子10との間に位置している。再帰反射面30Aと光学素子10との距離は、端部30Cから端部30Dに向かうにしたがって拡大する。
一例では、反射板20は第1反射板に相当し、反射板30は第2反射板に相当する。再帰反射面20Aは第1再帰反射面に相当し、再帰反射面30Aは第2再帰反射面に相当する。端部20Cは第1端部に相当し、端部20Dは第2端部に相当し、端部30Cは第3端部に相当し、端部30Dは第4端部に相当する。
本構成例によれば、端部20Dは、表示光L1の光路から隠蔽される。また、端部30C側の反射板30の端面は、端面RFc側を向いている。従って、表示装置1は、反射板20と反射板30との継ぎ目において表示光L1が再帰反射されないことによる、表示画像I1のスジ状の結像不良を抑制することができる。特に、表示装置1は、端面RFdの位置する方向から、反射板20と反射板30との継ぎ目に入射する表示光L1の損失を低減することができる。すなわち、本実施形態によれば、表示品位の劣化の抑制が可能な表示装置1を提供することができる。
表示光L1は、内面RFaの法線方向(方向D3)から端面RFc側にθ2未満の角度範囲、及び、方向D3から端面RFd側に90°−θ2未満の角度範囲で、反射素子RFに入射する。このため、角度θ2が45°よりも小さい場合、表示装置1は、表示光L1の損失をより効果的に低減することができる。
図3は、図1に示した反射素子RFの他の構成例を示す図である。
本構成例において、反射板20及び30は、内面RFaに向かって凸状に屈曲している。つまり、再帰反射面20Aは、端部20C及び20Dの間で光学素子10に向かって凸状に屈曲し、また、再帰反射面30Aは、端部30C及び30Dの間で光学素子10に向かって凸状に屈曲している。上記の通り、端部20Dは端部20Cよりも光学素子10から離間し、端部30Dは端部30Cよりも光学素子10から離間している。また、端部20C及び20Dは、再帰反射面20Aよりも光学素子10(内面RFa)から離間しており、端部30C及び30Dも、再帰反射面30Aよりも光学素子10(内面RFa)から離間している。端部30Cは、方向D2で端部20Dと隣り合う。端部20D及び端部30Cは、互いに接触していることが望ましい。なお、端部20D及び端部30Cが表示光の光路から外れている場合には、端部20D及び端部30Cは離間していても良い。例えば、端部30D、30C、20D、及び、20Cは、この順に方向D2に並んでいる。つまり、反射板20及び30のそれぞれの端部は、外面RFb側を向いている。
本構成例によれば、端部20D及び30Cの両方が表示光L1の光路から隠蔽されるため、反射板20と反射板30との継ぎ目における再帰反射率の低下を抑制し、表示ムラを抑制することができる。
図4は、図1に示した反射素子RFの他の構成例を示す図である。
図示した構成例において、反射素子RFは、さらに反射板40を備えている。反射板40も、反射板30と同様に、再帰反射面40A、裏面40B、端部40C及び40Dを備えている。反射板30及び40は、それぞれ方向D2に延在している。端部40Dと30Cは、方向D2で対向している。端部20Cが方向D3で端部40Dと対向し、端部20Dが方向D3で端部30Cと対向している。反射板20は、円弧状に屈曲し、端部20C及び20Dは、互いに方向D2で対向している。端部20C及び20D近傍の再帰反射面20Aは、それぞれ、端部40D及び30C側を向いている。
本構成例によれば、反射板20と反射板30との継ぎ目において、端部20D及び30Cの両方が表示光L1の光路から隠蔽される。また、反射板20と反射板40との継ぎ目において、端部20C及び40Dの両方が表示光L1の光路から隠蔽される。このため、表示装置1の表示品位の劣化を抑制することができる。また、反射板30及び40は、屈曲させなくとも良いため、表示装置1は、再帰反射面30A及び40Aが屈曲することによる再帰反射率の低下を抑制することができ、表示品位の劣化を抑制することができる。但し、反射板20は屈曲させる必要があるため、再帰反射面20Aは、屈曲による再帰反射率への影響が小さい構成が望ましい。この様な再帰反射面20Aとしては、例えば、基材に球状部材を分散配置した構成を取り得る。
次に、方向D2と交差する方向D1における反射板の配置例について、図5及び図6を参照して説明する。
図5は、表示装置1の別の構成例を示す図である。
本構成例において、表示装置1は、箱型のフレームFRに収められている。フレームFRは、内壁面51乃至55を備えている。内壁面53及び54は、互いに方向D5で対向し、内壁面54側に表示部DSPが配置され、内壁面53側に反射素子RFが配置されている。内壁面51及び52は、互いに方向D1で対向し、内壁面53及び54と接続されている。内壁面55は、図示を省略した光学素子10と対向し、内壁面51乃至54と接続されている。内壁面51乃至55は、表示装置1内部における迷光を抑制する観点から、光吸収性を有していることが望ましい。
反射素子RFは、内壁面51側に端面RFeを有し、内壁面52側に端面RFfを有している。端面RFcは、内壁面53に近接して配置され、端面RFdは、内壁面55に近接して配置されている。外面RFbは、内壁面53及び55に対して凸状であり、内面RFaは、光学素子10に対して凹状である。但し、方向D1においては、反射素子RFは屈曲していない。つまり、端面RFe及びRFfは、互いに方向D1で対向しつつ、それぞれの中心部が表示部DSP及び光学素子10から離間する様に弓なりに配置されている。
図6は、図5に示した反射素子RFの一構成例を示す図である。
反射素子RFは、反射板20、60、及び70を備えている。反射板70、20、及び、60は、この順に方向D1に並んでいる。反射板20は、方向D1において、再帰反射面20Aの両側にそれぞれ端部20E及び20Fを有している。端部20Eは、端面RFe側に位置し、端部20Fは、端面RFf側に位置している。反射板60も同様に、再帰反射面60Aの両側にそれぞれ端部60E及び60Fを有し、反射板70もまた、再帰反射面70Aの両側にそれぞれ端部70E及び70Fを有している。端部60F及び70Eは、方向D1に並び、また、方向D3でそれぞれ反射板20と対向し、反射板20を挟んで表示部DSPあるいは光学素子10と対向している。端部60Fは、端部20Eと方向D3で重畳し、端部20Eよりも表示部DSPあるいは光学素子10から離間している。端部70Eは、端部20Fと方向D3で重畳し、端部20Fよりも表示部DSPあるいは光学素子10から離間している。再帰反射面60A及び70Aは、再帰反射面20Aよりも方向D3で表示部DSPあるいは光学素子10から離間している。なお、方向D3を示す矢印の先端は、図1乃至図5に示した通り、反射素子RFから見て表示部DSPや光学素子10を向いている。
一例では、反射板20は第1反射板に相当し、反射板60は第2反射板に相当し、反射板70は第3反射板に相当する。再帰反射面20Aは第1再帰反射面に相当し、再帰反射面60Aは第2再帰反射面に相当し、再帰反射面70Aは第3再帰反射面に相当する。端部20Eは第1端部に相当し、端部20Fは第2端部に相当し、端部60Fは第3端部に相当し、端部70Eは第4端部に相当する。
以上の様に、本構成例において、方向D1に並ぶ複数の反射板は、それぞれ端部が重畳しているが、方向D1での中心に近接して配置された反射板ほど光学素子10に近接し、端面RFe及びRFfに近接して配置された反射板ほど光学素子10から離間している。表示光L1は、内壁面51及び52では反射されず、光学素子10では反射されるため、反射素子RFに入射する際に、方向D1において外側(端面RFe及びRFf側)から内側(反射板20)へ向かって入射する成分よりも、方向D1において内側から外側へ向かう成分の方が多い。このため、本構成例によれば、反射板20、60、及び70の継ぎ目に起因したスジムラを抑制することができる。
次に、本実施形態に係る表示装置1における表示部DSPの構成例について図7及び図8において説明し、反射板20の構成例について図9及び図10において説明する。
図7は、表示パネルPNLの一構成例を示す図である。
図示した例では、表示パネルPNLは、方向X及びYに延在する端部を備えている四角形状である。
ここでは、表示パネルPNLの一例として、アクティブマトリクス駆動方式の透過型液晶表示パネルについて説明する。すなわち、表示パネルPNLは、第1基板SUB1と、第1基板SUB1に対向した第2基板SUB2と、第1基板SUB1と第2基板SUB2との間に保持された液晶層LQと、を備えている。第1基板SUB1と第2基板SUB2とは、これらの間に所定のセルギャップを形成した状態で貼り合わせられている。表示パネルPNLは、画像を表示する表示エリアDAを備えている。表示エリアDAは、マトリクス状に配置された複数のサブピクセルPXを有している。
表示エリアDAは、サブピクセルPXとして、例えば赤色を表示する赤画素PXR、緑色を表示する緑画素PXG、及び青色を表示する青画素PXBを有している。なお、表示エリアDAは、さらに、赤、緑、青とは異なる色のサブピクセル(例えば白色を表示する白画素)を有していてもよい。カラー表示を実現するための画素は、これらの複数の異なる色のサブピクセルPXによって構成されている。すなわち、ここでの画素とは、カラー画像を構成する最小単位である。図示した例では、画素は、赤画素PXR、緑画素PXG、及び、青画素PXBによって構成されている。
赤画素PXRは、赤色カラーフィルタを備え、光源装置からの白色光のうち主として赤色光を透過可能に構成されている。緑画素PXGは、緑色カラーフィルタを備え、光源装置からの白色光のうち主として緑色光を透過可能に構成されている。青画素PXBは、青色カラーフィルタを備え、光源装置からの白色光のうち主として青色光を透過可能に構成されている。なお、詳述しないが、カラーフィルタは、第1基板SUB1に形成されていてもよいし、第2基板SUB2に形成されていてもよい。
第1基板SUB1は、方向Xに沿って延出した複数のゲート配線G、及び、方向Yに沿って延出しゲート配線Gと交差する複数のソース配線Sを備えている。各ゲート配線Gは、表示エリアDAの外側に引き出され、ゲートドライバGDに接続されている。各ソース配線Sは、表示エリアDAの外側に引き出され、ソースドライバSDに接続されている。これらのゲートドライバGD及びソースドライバSDは、コントローラCNTに接続されている。コントローラCNTは、映像信号に基づいて制御信号を生成して、ゲートドライバGD及びソースドライバSDを制御する。
各サブピクセルPXは、スイッチング素子SW、画素電極PE、共通電極CEなどを備えている。スイッチング素子SWは、ゲート配線G及びソース配線Sに電気的に接続されている。このようなスイッチング素子SWは、例えば薄膜トランジスタによって構成されている。画素電極PEは、スイッチング素子SWに電気的に接続されている。共通電極CEは、複数の画素電極PEとそれぞれ対向している。
なお、表示パネルPNLの詳細な構成については説明を省略するが、基板主面の法線に沿った縦電界を利用する表示モード、あるいは、基板主面の法線に対して斜め方向に傾斜した傾斜電界を利用する表示モードでは、画素電極PEが第1基板SUB1に備えられる一方で、共通電極CEが第2基板SUB2に備えられる。また、基板主面に沿った横電界を利用する表示モードでは、画素電極PE及び共通電極CEの双方が第1基板SUB1に備えられている。さらには、表示パネルPNLは、上記の縦電界、横電界、及び、傾斜電界を適宜組み合わせて利用する表示モードに対応した構成を有していてもよい。なお、図示した例では、基板主面とは、方向X及び方向Yによって規定されるX−Y平面に相当する。
図8は、表示部DSPの一構成例を示す断面図である。
ここでは、横電界を利用する表示モードの一つであるFFS(Fringe Field Switching)モードを適用した表示パネルPNLの断面構造について簡単に説明する。
第1基板SUB1は、第1絶縁基板100、第1絶縁膜110、共通電極CE、第2絶縁膜120、画素電極PE1乃至PE3、第1配向膜AL1などを備えている。共通電極CEは、赤画素PXR、緑画素PXG、及び、青画素PXBに亘って延在している。赤画素PXRの画素電極PE1、緑画素PXGの画素電極PE2、青画素PXBの画素電極PE3のそれぞれは、共通電極CEと対向し、それぞれスリットSLAを有している。図示した例では、共通電極CEは第1絶縁膜110と第2絶縁膜120との間に位置し、画素電極PE1乃至PE3は第2絶縁膜120と第1配向膜AL1との間に位置している。なお、画素電極PE1乃至PE3が第1絶縁膜110と第2絶縁膜120との間に位置し、共通電極CEが第2絶縁膜120と第1配向膜AL1との間に位置していてもよい。この場合、スリットSLAは、共通電極CEに形成される。
第2基板SUB2は、第2絶縁基板200、遮光層BM、カラーフィルタCFR、CFG、CFB、オーバーコート層OC、第2配向膜AL2などを備えている。カラーフィルタCFR、CFG、CFBは、それぞれ液晶層LQを挟んで画素電極PE1乃至PE3と対向している。カラーフィルタCFRは赤色のカラーフィルタであり、カラーフィルタCFGは緑色のカラーフィルタであり、カラーフィルタCFBは青色のカラーフィルタである。なお、図示した例では、カラーフィルタCFR、CFG、CFBは、第2基板SUB2に形成されているが、第1基板SUB1に形成されてもよい。液晶層LQは、第1配向膜AL1と第2配向膜AL2との間に封入されている。
第1偏光板PL1を含む第1光学素子OD1は、第1絶縁基板100の外面に配置されている。第2偏光板PL2を含む第2光学素子OD2は、第2絶縁基板200の外面に配置されている。例えば、第1偏光板PL1の第1吸収軸及び第2偏光板PL2の第2吸収軸は、直交している。
赤画素PXR、緑画素PXG、及び、青画素PXBによって構成された画素は、ピッチP1で配列されている。
次に、反射板20の再帰反射面の構成について説明する。ここで説明するのは、直交する3つの反射面を有するいわゆるコーナーリフレクタ構造であるが、反射板20の構成は、特に限定されるものではなく、球状の屈折面及び反射面を有する構造などであっても良い。
図9は、反射板20の一構成例を示す図である。
本図は、再帰反射面20Aを平面視した図である。再帰反射面20Aは、互いに交差する方向D1及びD2によって規定されるD1−D2平面に延在している。なお、方向D1及びD2は、図示した例では互いに直交しているが、90°以外の角度で交差していてもよい。また、方向D3は、D1−D2平面の法線方向である。
反射板20は、複数の反射体25を備えている。図示した平面図においては、反射体25は、正三角形状に形成されている。反射体25に対応する領域を囲む3辺には頂部20Hが位置し、反射体25の中心には底部20Lが位置している。反射体25は、底部20Lが紙面の奥に向かって窪み、底部20Lから放射状に延在する3つの反射面M1乃至M3を備えている。反射面M1乃至M3は、それぞれ異なる方向に延在する頂部20Hの1辺と、底部20Lと、を結んだ三角形状の領域に位置している。
反射面M1乃至M3は、いずれも同一形状であり、互いに隣接している。例えば、反射面M1とM2とは、境界B1で互いに隣接し、境界B1を挟んで対称な形状である。反射面M2とM3とは、方向D4に延在する境界B2で互いに隣接し、境界B2を挟んで対称な形状である。反射面M3とM1とは、境界B3で互いに隣接し、境界B3を挟んで対称な形状である。反射面M1乃至M3は、それぞれ底部20Lで直角となる角部を有している。また、これらの反射面M1乃至M3は、互いに直交している。このような形状の反射面M1乃至M3で構成される再帰反射面20Aは、コーナーキューブ、あるいは、コーナーリフレクタなどと称される。3つの反射面M1乃至M3によって囲まれた内側には空気層、若しくは反射面M1乃至M3を保護する保護部材が位置している。反射体25では、入射光が3つの反射面M1乃至M3でそれぞれ反射されることによって、入射光とほぼ同一の光路に反射する再帰反射を実現している。
図示した例では、反射体25は、方向D1に配列されている。また、反射体25は、方向D2にピッチP2で配列されている。但し、方向D1及びD2でそれぞれ隣り合う反射体25は、互いに180度反転した形状を有している。
表示画像I1の解像度は、反射体25のピッチP2に依存する。解像度の劣化を抑制するためには、ピッチP2は、図8に示した表示パネルPNLにおける画素のピッチP1よりも小さいことが望ましい。
図10は、図9に示したXII−XII’線に沿った反射板20の断面図である。
図示した例では、頂部20Hは、底部20Lよりも表示装置1の内側に位置している。再帰反射面20Aの反射面M1乃至M3によって形成されるコーナーリフレクタは、図中の破線で示した水平面(D1−D2平面と平行な面)Hに対して窪んでいる。水平面Hは、頂部20Hを含む面である。底部20Lは、水平面Hよりも裏面20Bに近接する側に位置している。但し、基材21が表示装置1の内側に位置する構成である場合、コーナーリフレクタは、水平面Hに対して突出していると見なすこともできる。つまり、基材21が表示装置1の内側に位置する場合には、底部20Lが、頂部20Hよりも表示装置1の内側に位置する。水平面Hと再帰反射面20Aとで形成される断面は、直角三角形である。反射面M1と境界B2とが成す角度が90°であり、水平面Hが斜辺に相当する。反射面M1と水平面Hとが成す角度θαは、約54.7°である。
一例では、表示パネルPNLにおける画素のピッチP1が200μmである場合、反射板20における反射体25のピッチP2は180μmであり、ピッチP2はピッチP1よりも小さい。また、再帰反射面20Aは、水平面Hの法線方向に相当する方向D3に沿って深さdを有している。一例では、深さdは73.5μmである。なお、金属薄膜22の膜厚tは、再帰反射面20Aの全面に亘って略均一であり、深さdと比べて十分に小さく、一例では150nmである。このため、金属薄膜22が形成された際に、再帰反射面20Aを象った基材21の表面21Aが金属薄膜22によって埋まる、あるいは、再帰反射面20Aを崩すことはない。
次に、反射板20及び30が連続した1つの部材として形成されている場合の変形例について説明する。なお、下記の変形例においても、上記したのと同様の効果を得ることができる。
図11は、反射素子RFの変形例を示す図である。
基材21及び31は、それぞれ、連続した1つの基材BFの一部である。基材BFのうち基材21に対応する領域において、基材BFの上に再帰反射面20Aが形成され、反射板20が構成されている。また、基材BFのうち基材31に対応する領域において、基材BFの上に再帰反射面30Aが形成され、反射板30が構成されている。すなわち、反射板20及び30は、基材BFを介して繋がっている。再帰反射面20Aと再帰反射面30Aとの間には、境界部90が位置している。境界部90は、例えば、金型加工によって再帰反射面20A及び30Aを形成する際に、タイリングした複数の金型の縁(繋ぎ目)に対応する領域である。または、境界部90は、基材BF上に反射板20及び30を貼合した際の、反射板20と反射板30との隙間に相当する。境界部90は、例えば、乱反射面、正反射面、光吸収面、などとなる場合がある。
再帰反射面20Aは、その境界部90と隣接する位置に、光学素子10から離間する側に向かって凸状(あるいは、光学素子10から見て凹状)に屈曲した屈曲部C1を有している。再帰反射面30Aは、その境界部90と隣接する位置に、光学素子10に近接する側に向かって凸状(あるいは、光学素子10から見て凸状)に屈曲した屈曲部C2を有している。つまり、境界部90は、屈曲部C1と屈曲部C2との間に位置している。屈曲部C1は、平板状の基材BFを屈曲角θ5で屈曲させることで得られる。屈曲角θ5は、例えば90度より大きい鈍角である。屈曲部C2は、平板状の基材BFを屈曲角θ6で屈曲させることで得られる。屈曲角θ6は、例えば90度より小さい鋭角である。屈曲部C2は、境界部90を挟んで、方向D3に沿った屈曲部C1の直上に位置している。屈曲部C2は、境界部90と光学素子10との間における表示光L1の光路上に位置している。図示した例では、基材BFが境界部90を中心としてZ字状に屈曲し、反射板20及び30の両方が屈曲し、方向D3で対向している。反射板30よりも端面RFcに近接する反射板20が、反射板30よりも外面RFbに近接し、反射板20よりも端面RFdに近接する反射板30が、反射板20よりも内面RFaに近接している。境界部90は、方向D3において、反射板20と反射板30との間に位置している。これにより、境界部90への表示光L1の入射を低減することができる。
一例では、再帰反射面20Aは第1再帰反射面に相当し、再帰反射面30Aは第2再帰反射面に相当する。屈曲部C1は第1屈曲部に相当し、屈曲部C2は第2屈曲部に相当する。
このような変形例においても、上記したのと同様の効果が得られる。
以上説明したように、本実施形態によれば、表示品位の劣化の抑制が可能な表示装置を提供することができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…表示装置 DSP…表示部 10…光学素子 RF…反射素子
20、30、40、60、70…反射板
20A、30A、40A、60A、70A…再帰反射面
20C、20D、30C、30D、40C、40D…端部
20E、20F、60E、60F、70E、70F…端部
90…不正規部 90A…不正規面

Claims (5)

  1. 表示光を出射する表示部と、
    前記表示光を透過又は反射させる光学素子と、
    前記光学素子で反射された前記表示光を再帰反射させる反射素子と、を備え、
    前記反射素子は、再帰反射性を有する第1再帰反射面、第1端部、及び、前記第1端部よりも前記光学素子から離間する第2端部、を有する第1反射板と、
    前記第2端部と重畳し前記第2端部よりも前記光学素子に近接する第3端部、及び、再帰反射性を有する第2再帰反射面、を有する第2反射板と、を備えている、表示装置。
  2. 表示光を出射する表示部と、
    前記表示光を透過又は反射させる光学素子と、
    前記光学素子で反射された前記表示光を再帰反射させる反射素子と、を備え、
    前記反射素子は、第1端部、及び、前記第1端部よりも前記光学素子から離間する第2端部、及び、前記第1端部と前記第2端部との間で前記光学素子に向かって凸状に屈曲し再帰反射性を有する第1再帰反射面、を有する第1反射板と、
    前記第2端部に隣り合う第3端部、及び、前記第3端部よりも前記光学素子から離間する第4端部、及び、前記第3端部と前記第4端部との間で前記光学素子に向かって凸状に屈曲し再帰反射性を有する第2再帰反射面、を有する第2反射板と、を備えている、表示装置。
  3. 表示光を出射する表示部と、
    前記表示光を透過又は反射させる光学素子と、
    前記光学素子で反射された前記表示光を再帰反射させる反射素子と、を備え、
    前記反射素子は、再帰反射性を有する第1再帰反射面、第1端部、及び、第2端部、を有する第1反射板と、
    前記第1端部と重畳し前記第1端部よりも前記表示部から離間する第3端部、及び、再帰反射性を有する第2再帰反射面、を有する第2反射板と、
    前記第2端部と重畳し前記第2端部よりも前記表示部から離間する第4端部、及び、再帰反射性を有する第3再帰反射面、を有する第3反射板と、を備えている、表示装置。
  4. 表示光を出射する表示部と、
    前記表示光を透過又は反射させる光学素子と、
    前記光学素子で反射された前記表示光を再帰反射させる反射素子と、を備え、
    前記反射素子は、基材と、
    前記基材の上に形成され再帰反射性を有する第1及び第2再帰反射面と、
    前記第1再帰反射面と前記第2再帰反射面との間に位置する境界部と、を備え、
    前記第1再帰反射面は、前記境界部と隣接する位置に、前記光学素子から離間する側に向かって凸状に屈曲した第1屈曲部を有し、
    前記第2再帰反射面は、前記境界部と隣接する位置に、前記光学素子に近接する側に向かって凸状に屈曲した第2屈曲部を有し、
    前記第2屈曲部は、前記境界部と前記光学素子との間における前記表示光の光路上に位置している、表示装置。
  5. 前記反射素子は、前記光学素子に対して成す角度が0°より大きく45°よりも小さい、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示装置。
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