JP2018045025A - 撮像光学系、撮像装置及び投影撮像システム - Google Patents

撮像光学系、撮像装置及び投影撮像システム Download PDF

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Abstract

【課題】例えば短焦点を持つ投影撮像システムに搭載される撮像装置用の撮像光学系であって、被写体距離変化に伴う合焦を簡素な構成で行うことができ、被写体距離が変化しても画面全域に渡って良好な光学性能を有する撮像光学系、及びそれを有する撮像装置並びに投影撮像システムを提供する。【解決手段】固体撮像素子を用いて被写体像を斜め方向から撮像する撮像装置用の撮像光学系は、物体側から順に、屈折力を有する反射光学素子を1つだけ含む第1光学系と、回転対称な形状を有する屈折レンズのみで構成され、全てのレンズが偏芯しておらず、共通の光軸を有する第2光学系と、で構成され、第2光学系は物体側より順に、第1レンズ群、開口絞り、第2レンズ群で構成され、被写体距離の変化に伴う合焦を、前記第1レンズ群中の複数のレンズを一体的に光軸方向に移動させることによって行うようになっている。【選択図】図3

Description

本発明は、例えばスクリーンの近接位置から画像の投影を行い、スクリーンに投影された画像を撮像可能な投影画像システム、及びそれに用いる撮像装置、並びに当該撮像装置に使用される撮像光学系に関する。
近年、パソコンなどに接続して用いられ、スクリーンの真下や真上などに配置されて、パソコン内の画像データに基づいて投影用の画像を作成し、これを投影光学系によって該スクリーン上に拡大投影する投影装置としての短焦点プロジェクターが登場してきた。
このような短焦点プロジェクターとしては、単に画像をスクリーン等に投影する投影機能のみならず、撮像機能を設けたものも開発されている。このような撮像機能を設けることで、スクリーンとしてのホワイトボード等に画像を投影すると同時に、そのホワイトボード等を撮像することによって、例えばユーザーがホワイトボードに文字や図形等の情報を書き込んだときは、その情報を表示画像に追加して記録したり、ユーザーのジェスチャー操作を感知して投影画面のページを進ませたりする等の、いわゆるインタラクティブな機能を実現することができる。
ところで、このような撮像機能を持たせるために、短焦点プロジェクターに撮像装置を搭載しようとすると、その撮像レンズを超広角とする必要が出てくる。そのため、撮像対象となるスクリーンの周辺部の解像力を十分に確保するのが難しくなる。また周辺部での歪曲収差が大きいときは、取り込まれる画像に歪曲補正を施すことがあるが、撮像レンズを超広角とすることにより、周辺部の解像力低下を引き起こしてしまう恐れもある。したがって、短焦点プロジェクターに搭載する撮像装置には、超広角でありながら広角レンズに発生しがちな樽型の歪曲収差や台形歪みを極力抑えた光学系が必要となってくる。
また、短焦点プロジェクターのあるタイプは、スクリーンとの距離を変えることで画面サイズを変えることが可能であり、その場合、短焦点プロジェクターに搭載される撮像装置に対しての被写体距離が必ずしも一定の距離とはならない。したがって、短焦点プロジェクターがどのような画面サイズであっても画面全域に渡って高解像度の画像を得るためには、搭載される撮像装置に合焦機能を持たせることが望ましいといえる。ここで、例えば特許文献1には、反射光学素子と自由曲面レンズを使用し、近距離からの斜め撮像光学系でありながら低歪みな光学系が開示されている。このような特許文献1の構成に、合焦機能を持たせることも理論上は可能である。
特開2012-133175号公報 特許第5871039号明細書 特開2010-72374号公報
しかるに、特許文献1に開示されているような近距離からの斜め撮像光学系では、斜めからの撮像のため撮影画面の位置によって被写体からの光線入射角度が大きく異なることにより、被写体距離を変化させたときの性能劣化具合が画面内で大きく異なってしまうという問題がある。一方で、特許文献1には被写体距離が変化した場合の合焦方法についての言及はなく、複雑な形状を有する自由曲面レンズを使用しているため、仮に合焦機能を持たせるとしても、合焦に際して自由曲面レンズの光線通過位置が変化した場合の性能変化が発生しやすく、合焦に際して移動させるレンズ群が複数になったり、移動経路が複雑になったりしてしまうおそれがある。
次に、特許文献2には、反射光学素子と屈折光学系を組み合わせた光学系における合焦方法が開示されている。しかしながら、特許文献2の合焦方法は投射光学系に関するものであって、これを撮像光学系に適用できるとしても、正の屈折力を有するレンズ群と、負の屈折力を有するレンズ群を、それぞれ別の方向に移動させて合焦を行うため、移動するレンズ群が多くなり、又それぞれのレンズ群の移動量も異なるため、合焦機構が複雑化してしまうという問題がある。
また、特許文献3には、自由曲面レンズを使用した斜め撮像光学系における合焦方法が開示されている。特許文献3の合焦方法によれば、移動レンズが1つとシンプルではあるが、移動レンズが自由曲面レンズであって、光軸方向と光軸と垂直な方向の2方向(光軸に対して斜め方向)に移動させて合焦を行うものであるから、そのため合焦機構が複雑になってしまう。更に、斜め方向へのレンズ群を移動させる構成では、その機構の複雑化を招くのみならず、位置決め精度も悪く高精度の移動ができないために合焦時の性能劣化を招く恐れがある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、例えば短焦点を持つ投影撮像システムに搭載される撮像装置用の撮像光学系であって、被写体距離変化に伴う合焦を簡素な構成で行うことができ、被写体距離が変化しても画面全域に渡って良好な光学性能を有する撮像光学系、及びそれを有する撮像装置並びに投影撮像システムを提供することを目的とする。
本発明の撮像光学系は、固体撮像素子を用いて被写体像を斜め方向から撮像する撮像装置用の撮像光学系であって、物体側から順に、
屈折力を有する反射光学素子を1つだけ含む第1光学系と、
回転対称な形状を有する屈折レンズのみで構成され、全てのレンズが偏芯しておらず、共通の光軸を有する第2光学系と、で構成され、
第2光学系は物体側より順に、第1レンズ群、開口絞り、第2レンズ群で構成され、
被写体距離の変化に伴う合焦を、前記第1レンズ群中の複数のレンズを一体的に光軸方向に移動させることによって行うものである。
本発明の投影撮像システムは、スクリーンに対して画像を投影する投影装置と、前記スクリーン上に形成された画像を撮像する撮像装置とを有する投影撮像システムにおいて、
前記撮像装置は、固体撮像素子と、前記スクリーン上に形成された画像を斜め方向から入射して前記固体撮像素子に結像する撮像光学系とを有し、
前記撮像光学系が、物体側から順に、
屈折力を有する反射光学素子を1つだけ含む第1光学系と、
回転対称な形状を有する屈折レンズのみで構成され、全てのレンズが偏芯しておらず、共通の光軸を有する第2光学系と、で構成され、
第2光学系は物体側より順に、第1レンズ群、開口絞り、第2レンズ群で構成され、
被写体距離の変化に伴う合焦を、前記第1レンズ群中の複数のレンズを一体的に光軸方向に移動させることによって行うものである。
本発明によれば、例えば短焦点を持つ投影撮像システムに搭載される撮像装置用の撮像光学系であって、被写体距離変化に伴う合焦を簡素な構成で行うことができ、被写体距離が変化しても画面全域に渡って良好な光学性能を有する撮像光学系、及びそれを有する撮像装置並びに投影撮像システムを提供することができる。
本実施の形態にかかる投影撮像システムの使用状態を示す斜視図である。 本実施の形態にかかる投影撮像システムのブロック図である。 投影撮像システムPISに搭載した撮像装置IDに用いる撮像光学系IOSの断面図である。 実施例1の撮像光学系IOS及びスクリーンSCの断面図であり、スクリーンSCから固体撮像素子IEまでの光路を示している。 実施例1の撮像光学系IOSの拡大断面図である。 被写体距離160mmにおける図10に示す撮像領域IAのうち位置F1〜F3のMTF特性図である。 被写体距離160mmにおける図10に示す撮像領域IAのうち位置F4〜F6のMTF特性図である。 被写体距離300mmにおける図10に示す撮像領域IAのうち位置F1〜F3のMTF特性図である。 被写体距離300mmにおける図10に示す撮像領域IAのうち位置F4〜F6のMTF特性図である。 被写体面上のMTF評価位置を説明する図である。 実施例2の撮像光学系IOS及びスクリーンSCの断面図であり、スクリーンSCから固体撮像素子IEまでの光路を示している。 実施例2の撮像光学系IOSの拡大断面図である。 被写体距離160mmにおける図10に示す撮像領域IAのうち位置F1〜F3のMTF特性図である。 被写体距離160mmにおける図10に示す撮像領域IAのうち位置F4〜F6のMTF特性図である。 被写体距離300mmにおける図10に示す撮像領域IAのうち位置F1〜F3のMTF特性図である。 被写体距離300mmにおける図10に示す撮像領域IAのうち位置F4〜F6のMTF特性図である。 実施例3の撮像光学系IOS及びスクリーンSCの断面図であり、スクリーンSCから固体撮像素子IEまでの光路を示している。 実施例3の撮像光学系IOSの拡大断面図である。 被写体距離160mmにおける図10に示す撮像領域IAのうち位置F1〜F3のMTF特性図である。 被写体距離160mmにおける図10に示す撮像領域IAのうち位置F4〜F6のMTF特性図である。 被写体距離300mmにおける図10に示す撮像領域IAのうち位置F1〜F3のMTF特性図である。 被写体距離300mmにおける図10に示す撮像領域IAのうち位置F4〜F6のMTF特性図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態にかかる投影撮像システムの使用状態を示す斜視図である。図2は、本実施の形態にかかる投影撮像システムのブロック図である。
図1において、机上DKにA3やA1等の白紙(ここではスクリーン)WPが置かれ、その近傍に投影撮像システムPISが配置されている。投影撮像システムPISは、図2に示すように、筐体CS内に収容された投影装置PJと撮像装置IDと、制御部CONTと、画像記憶部MRとを有している。投影装置PJは、投影画像形成部PIと、光源部OSと、投影レンズを有する投影光学系POSとを有する。一方、撮像装置IDは、撮像レンズを有する撮像光学系IOSと、CCD(電荷結合素子)やCMOS(相補型金属酸化物半導体)からなる固体撮像素子IEと、画像処理部PRとを有する。制御部CONTは、外部のパソコンPCに情報伝達可能に接続され、投影すべき画像情報を投影画像形成部PIに送信したり、画像処理部PRで画像処理された画像信号を受信して、画像記憶部MRに送信して記憶させたり、外部のパソコンPCに送信して、それに付属するディスプレイDPLに表示させたりすることができる。またパソコンPCは、投影すべき画像をディスプレイDPLに表示することもできる。尚、投影光学系POSと撮像光学系IOSの光軸は、白紙WPの法線に対してそれぞれ傾いている。すなわち、「被写体像を斜め方向から撮像する」とは、スクリーンの中心から出射し、撮像光学系の開口絞り中心を通る主光線が、撮像する被写体像があるスクリーンの法線に対して傾斜していることをいう。
図3は、投影撮像システムPISに搭載した撮像装置IDに用いる撮像光学系IOSの断面図である。図3において、撮像光学系IOSは、物体側から順に、正の屈折力を有する凹面形状の反射光学素子M1、屈折力を持たない折り曲げミラーM2,第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4、第5レンズL5、第6レンズL6、開口絞りS,第7レンズL7、第8レンズL8、第9レンズL9、第10レンズL10からなり、これらはレンズ鏡胴LB内に配置されている。尚、IEは結像面、Fは光学的ローパスフィルタや赤外線カットフィルター、固体撮像素子のシールガラス等を想定した平行平板である。
本実施の形態では、反射光学素子M1が第1光学系、回転対称な形状を有する屈折レンズのみで構成され、全てのレンズが偏芯していない第1レンズL1〜第10レンズL10が、第2光学系を構成する。更に、第1レンズL1〜第6レンズL6が第1レンズ群を構成し、第7レンズL7〜第10レンズL10が第2レンズ群を構成する。又、第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3が、不図示のアクチュエータにより駆動され、合焦に際し光軸方向に一体的に移動する移動レンズ群MLを構成する。
本実施の形態によれば、撮像光学系IOSを、反射光学素子M1を含む第1光学系と、屈折レンズのみで構成される第2光学系で構成することで、短距離大画面の被写体の撮像が可能な低歪曲光学系を得ることができる。また、第2光学系を構成する全てのレンズを、偏芯していない共通の光軸を有するレンズ(L1〜L10)で構成することによって、複雑な組み立てを行う必要がなくなり、組み立て時の性能劣化を小さく抑えることができる。よって、「偏芯していない」とは、一般的な製造公差範囲内で複数のレンズの光軸が一致することをいい、この場合に複数のレンズは「共通の光軸」を有するものとする。
さらに、第2光学系を物体側より順に、第1レンズ群(レンズL1〜L6)、開口絞りS、第2レンズ群(L1〜L10)で構成し、被写体距離の変化に伴う合焦を第1レンズ群中の複数の移動レンズ群ML(レンズL1〜L3)のみを光軸方向に移動させることによって行うようにすることで、2つ以上のレンズ群を別々に移動させて行うよりも構成が簡素化できる。
更に、本実施の形態においては、以下の条件式を満足すると好ましい。
5.0<|FFO/FLD|<25.0 (1)
ここで、
FFO:合焦時に移動させる移動レンズ群MLの焦点距離(mm)
FLD:第2光学系全系の焦点距離(mm)
条件式(1)は、合焦時に移動させる移動レンズ群MLの焦点距離を適切に設定するための条件式である。条件式(1)の値が下限を上回ることで、合焦時に移動させる移動レンズ群の屈折力が強くなりすぎず、合焦時に移動させた場合の歪曲収差変化を小さく抑えることができるようになる。一方、条件式(1)の値が上限を下回ることで、合焦時に移動させる移動レンズ群MLの屈折力を適度に維持することができるので、合焦時の像面変動を良好に補正できるようになる。
更に、前記第1光学系内の反射光学素子M1は、正の屈折力を持つと好ましい。反射光学素子M1を正の屈折力を有するような凹面形状とすることで、第1光学系と第2光学系の間に中間像が形成されることになり、より簡素なレンズ構成でありながら、近距離・大画面撮像を性能劣化なく行うことができるようになる。反射光学素子M1は、自由曲面でなく、回転対称な反射面を有すると好ましい。
更に、第2光学系の最も物体側のレンズ(ここでは第1レンズL1)は負の屈折力を有し、物体側に凹面を向けた形状であると好ましい。第2光学系の最も物体側のレンズ(L1)を負の屈折力を有する物体側面が凹面形状のレンズとすることで、全系の画角を広角化することができる。
更に、合焦時に移動させる移動レンズ群MLは、正レンズと負レンズをそれぞれ1枚以上含むと好ましい。移動レンズ群ML中に正レンズと負レンズをそれぞれ1枚以上含むことで、合焦時の性能劣化を小さく抑えることが出来る。
更に、合焦時に移動させる移動レンズ群MLは、非球面レンズを1枚以上含むと好ましい。移動レンズ群ML中に非球面レンズを1枚以上含むことで、合焦時の性能劣化を小さく抑えることが出来る。
投影撮像システムPISの動作について説明する。外部のパソコンPCから、投影すべき画像の画像情報が制御部CONTに送信されると、制御部CONTは、かかる画像情報を投影装置PJの投影画像形成部PIに送信する。投影画像形成部PIは、受信した画像情報に基づいて光源部OSの駆動信号を作成し、これを光源部OSに送信する。光源部OSは、受信した駆動信号に応じて駆動されて画像光を生成し、投影光学系POSを介して白紙WPに向けて斜めに照射する。これにより白紙WP上には、画像IMGが投影されることとなる。投影された画像IMGの形状は、投影装置PJから白紙WPに斜めに投影したときに、パソコンPCのディスプレイDPLに表示された投影すべき画像の形状に対して略相似の関係となるように、投影画像形成部PIは予め画像情報に歪みを与えて、駆動信号を形成することができる。
一方、撮像装置IDが白紙WPを撮像するときは、白紙WPの画像IMGが、撮像光学系IOSを介して固体撮像素子IEの受光面に結像し、その画像信号が画像処理部PRに送信されて画像処理が行われ、処理された画像信号は制御部CONTに送信される。このとき、図1に示すように、例えば筆記具PNなどを用いて白紙WP上に文字(又は記号等)CTを書き込むと、書き込まれた文字CTが、投影された画像IMGと共に被写体像として撮像装置IDによって撮像されるので、画像IMGと文字CTを含む画像信号を、制御部CONTを介して画像記憶部MRに送信して記憶させたり、外部のパソコンPCに送信して、それに付属するディスプレイDPLに表示させたりすることができる。
[実施例]
以下、上述した実施の形態に用いることができる撮像光学系の実施例を示す。特に示さない限り、寸法に関する単位はmmである。また、「結像面軸ずれ量」とは、結像面中心が光軸に対してどの程度シフトしているかを表わしている。なお、これ以降(表のレンズデータを含む)において、10のべき乗数(たとえば2.5×10-02)を、E(たとえば2.5E−02)を用いて表すものとする。
以下の実施例において、非球面の形状は、面の頂点を原点とし、光軸方向にX軸をとり(像側をプラス)、光軸と垂直方向の高さをhとして以下の「数1」で表す。
ただし、
Ai:i次の非球面係数
R :曲率半径
K :円錐定数
(実施例1)
図4は実施例1の撮像光学系IOS及びスクリーンSCの断面図であり、被写体面であるスクリーンSCから固体撮像素子IEまでの光路を示している。図5は、実施例1の撮像光学系IOSの拡大断面図である。図5中、M1は正の屈折力を有する凹面形状の反射光学素子、L1は第1レンズ、L2は第2レンズ、L3は第3レンズ、L4は第4レンズ、L5は第5レンズ、L6は第6レンズ、L7は第7レンズ、L8は第8レンズ、L9は第9レンズ、L10は第10レンズ、Sは開口絞り、IEは結像面を示す。また、Fは光学的ローパスフィルタや赤外線カットフィルター、固体撮像素子のシールガラス等を想定した平行平板である。
本実施例では、反射光学素子M1により第1光学系を構成し、回転対称な形状を有する屈折レンズのみからなり、全てのレンズが偏芯していない第1レンズL1〜第10レンズL10により、第2光学系を構成する。更に、第1レンズL1〜第6レンズL6が第1レンズ群を構成し、第7レンズL7〜第10レンズL10が第2レンズ群を構成する。又、第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3が、合焦に際し光軸方向に移動する移動レンズ群MLを構成する。
又、第1光学系と第2光学系の間に、屈折力を持たない光路折り曲げミラーM2を配置して90°光路を折り曲げている。また、反射光学素子M1は非球面形状を有し、第1レンズL1、第4レンズL4は非球面形状を有するガラスモールドレンズ、第6レンズL6は非球面形状を有するプラスチックレンズ、それ以外のレンズはガラス球面レンズである。また、第5レンズL5と第6レンズL6、第8レンズL8と第9レンズL9は接合されている。第2光学系内に接合レンズを含むことで撮像光学系全系の色収差を良好に補正することができるようになる。
本実施例において、合焦時に移動する移動レンズ群MLは第1レンズL1から第3レンズL3である。移動レンズ群ML中に、非球面レンズである第1レンズL1を含むことで、合焦時の性能劣化を最小限に抑えることができる。
実施例1のレンズデータを表1に示す。
[表1]
(実施例1レンズデータ表)

面番号 曲率半径[mm] 面間隔[mm] d線屈折率 アッベ数
被写体面 可変
反射面 1 -28.442 35.000
平面ミラー 2 INF 可変間隔1
非球面 3 -55.811 2.500 1.7720 50.0
非球面 4 8.432 6.190
5 -59.303 6.837 1.4875 70.2
6 -22.788 0.500
7 41.947 5.356 1.5891 61.1
8 -43.327 可変間隔2
非球面 9 -114.643 4.309 1.7720 50.0
非球面 10 -27.276 2.000
11 17.151 3.432 1.7432 49.3
12 46.640 2.080 1.6989 30.1
13 11.373 9.370
開口絞り 14 INF 1.461
非球面 15 -25.187 3.215 1.5305 56.0
非球面 16 -5.264 1.000
17 -88.085 2.945 1.7725 49.6
18 -6.126 1.388 1.6989 30.1
19 10.642 1.827
20 10.243 5.000 1.7725 49.6
21 -47.353 1.000
22 INF 0.500 1.5163 64.1
23 INF 2.000
結像面 INF

非球面データ
第1面 第9面
K= -3.3008E+00 K= 4.4937E+01
A4= -6.9369E-06 A4= -1.0798E-05
A6= 6.6432E-09 A6= 7.1383E-08
A8= -5.8207E-12 A8= -1.7146E-09
A10= 2.8111E-15 A10= 5.1815E-12
A12= -4.5068E-19 A12= -2.0100E-14
A14= -1.4536E-22
A16= 4.9518E-26

第3面 第10面
K= 1.9873E+01 K= -9.7630E-01
A4= -3.1764E-05 A4= 6.2785E-06
A6= 4.4134E-07 A6= -2.9861E-08
A8= -2.1192E-10 A8= -1.0688E-09
A10= -6.7876E-12 A10= 1.8629E-12
A12= 4.9539E-15 A12= -2.2929E-15
A14= 2.8894E-16

第4面 第15面
K= -2.4440E+00 K= 0.0000E+00
A4= -2.4761E-05 A4= -2.0251E-03
A6= 1.1052E-07 A6= -7.9241E-05
A8= 5.0648E-10 A8= -1.2946E-07
A10= -3.7958E-12 A10= -6.6934E-07
A12= -2.8535E-14
A14= 1.7383E-16

第16面
K= 0.0000E+00
A4= -1.8827E-04
A6= -2.3768E-05
A8= 4.4571E-07
A10= -1.1967E-07

可変間隔データ
被写体距離[mm] 可変間隔1[mm] 可変間隔2[mm]
160 45.791 1.000
230 43.907 2.883
300 43.000 3.791

諸元値
Fナンバー F2.80
受光面サイズ 4.48mm×3.36mm
結像面軸ずれ量 0.67mm
図6〜9は、撮像領域上でのMTF(Modulation Transfer Function)特性図である。図6は、被写体距離160mmにおける図10に示す撮像領域IAのうち位置F1〜F3のMTF特性図であり、図7は、被写体距離160mmにおける図10に示す撮像領域IAのうち位置F4〜F6のMTF特性図であり、図8は、被写体距離300mmにおける図10に示す撮像領域IAのうち位置F1〜F3のMTF特性図であり、図9は、被写体距離300mmにおける図10に示す撮像領域IAのうち位置F4〜F6のMTF特性図である。図中のFi−X(i=1〜6)は、Fiの位置でのX方向解像力を示し、Fi−Y(i=1〜6)は、Fiの位置でのY方向解像力を示す。MTFを計算する上での波長ウェイトは以下の通りである。波長ウェイトについては、以降の実施例も同様とする。
[波長ウェイト]
波長 重み
656.3nm 34
587.6nm 63
546.1nm 100
486.1nm 83
435.8nm 26
404.7nm 8
本実施例において、図6,7に示す被写体距離160mmにおけるMTF特性図を参照すると、被写体全域にわたって良好な性能を有していることがわかる。更に、図8,9に示す被写体距離300mmにおけるMTF特性図を参照すると、被写体距離の変化による性能変化が小さく抑えられていることが分かる。
なお、本実施例において、被写体距離160mmというのは、概ねA3サイズの用紙全域を撮影できる画角に相当する。また、被写体距離300mmというのは、概ねA1サイズの用紙全域を撮影できる画角に相当している(以下同じ)。
(実施例2)
図11は実施例2の撮像光学系IOS及びスクリーンSCの断面図であり、被写体面であるスクリーンSCから固体撮像素子IEまでの光路を示している。図12は、実施例2の撮像光学系IOSの拡大断面図である。図12中、M1は正の屈折力を有する凹面形状の反射光学素子、L1は第1レンズ、L2は第2レンズ、L3は第3レンズ、L4は第4レンズ、L5は第5レンズ、L6は第6レンズ、L7は第7レンズ、L8は第8レンズ、L9は第9レンズ、L10は第10レンズ、Sは開口絞り、IEは結像面を示す。また、Fは光学的ローパスフィルタや赤外線カットフィルター、固体撮像素子のシールガラス等を想定した平行平板である。
本実施例では、反射光学素子M1により第1光学系を構成し、回転対称な形状を有する屈折レンズのみからなり、全てのレンズが偏芯していない第1レンズL1〜第10レンズL10により、第2光学系を構成する。更に、第1レンズL1〜第6レンズL6が第1レンズ群を構成し、第7レンズL7〜第10レンズL10が第2レンズ群を構成する。又、第4レンズL4、第5レンズL5、第6レンズL6が、合焦に際し光軸方向に移動する移動レンズ群MLを構成する。
本実施例でも、第1光学系と第2光学系の間にパワーを持たない光路折り曲げミラーM2を配置して90°光路を折り曲げている。また、反射光学素子M1は非球面形状を有し、第1レンズL1、第2レンズL2、第4レンズL4、第7レンズL7は非球面レンズ、それ以外のレンズは球面レンズである。また、第5レンズL5と第6レンズL6、第8レンズL8と第9レンズL9は接合されている。第2光学系内に接合レンズを含むことで撮像光学系全系の色収差を良好に補正することができるようになる。
本実施例において、合焦時に移動するレンズ群MLは第4レンズL4から第6レンズL6である。移動レンズ群ML中に非球面レンズである第4レンズL4を含むことで、合焦時の性能劣化を最小限に抑えることができる。
実施例2のレンズデータを表2に示す。
[表2]
(実施例2レンズデータ表)

面番号 曲率半径[mm] 面間隔[mm] d線屈折率 アッベ数
被写体面 可変
反射面 1 -22.496 25.000
平面ミラー 2 INF 40.531
非球面 3 -79.686 4.500 1.7711 49.7
非球面 4 9.452 4.994
非球面 5 303.024 9.825 1.6913 34.5
非球面 6 -20.258 1.098
7 62.444 5.000 1.7961 25.6
8 96.843 可変間隔1
非球面 9 -159.791 5.000 1.4870 70.2
非球面 10 -28.920 3.000
11 18.577 3.963 1.6779 53.9
12 -35.990 2.000 1.7226 32.4
13 19.577 可変間隔2
開口絞り 14 INF 1.255
非球面 15 -23.549 4.397 1.7218 51.8
非球面 16 -6.890 1.000
17 -95.624 2.739 1.7509 50.5
18 -5.411 0.500 1.7315 27.7
19 10.061 2.678
20 24.827 5.000 1.8470 23.8
21 -12.833 4.056
22 INF 0.500 1.5163 64.1
23 INF 2.000
結像面 INF

非球面データ
第1面 第9面
K= -2.9523E+00 K= -5.0000E+01
A4= -8.4745E-06 A4= 9.7431E-06
A6= 5.8230E-09 A6= 1.3935E-08
A8= -4.8147E-12 A8= -5.5192E-10
A10= 2.7900E-15 A10= 7.3739E-13
A12= -8.4393E-19 A12= 1.1450E-33
A14= -2.9649E-22
A16= 2.4358E-25

第3面 第10面
K= 3.1380E+01 K= -6.8237E-01
A4= -2.1427E-05 A4= 4.4096E-06
A6= 1.8501E-07 A6= -3.3499E-08
A8= 3.8211E-10 A8= -3.2316E-10
A10= -1.0317E-12 A10= 9.2164E-13
A12= -1.7605E-14 A12= 1.1458E-33
A14= 9.4341E-17

第4面 第15面
K= -2.8181E+00 K= 0.0000E+00
A4= 1.7574E-06 A4= -1.0138E-03
A6= 5.5365E-08 A6= -1.8563E-05
A8= 9.8402E-11 A8= -4.6445E-07
A10= 3.0589E-12 A10= -2.5503E-08
A12= 1.6555E-14
A14= -1.6526E-16

第5面 第16面
K= 5.0000E+01 K= 0.0000E+00
A4= 1.8568E-05 A4= 5.6875E-05
A6= 4.5575E-08 A6= -3.1590E-06
A8= -2.2472E-11 A8= -9.1990E-08
A10= 1.4058E-12 A10= 8.1840E-10
A12= -4.5757E-17

第6面
K= -6.5731E-01
A4= 8.7652E-06
A6= -5.0850E-08
A8= 5.5994E-10
A10= -1.9966E-12
A12= 5.6305E-17

可変間隔データ
被写体距離[mm] 可変間隔1[mm] 可変間隔2[mm]
160 7.349 8.615
230 10.838 5.127
300 11.972 3.993

諸元値
Fナンバー F2.80
受光面サイズ 4.48mm×3.36mm
結像面軸ずれ量 0.67mm
図13〜16は、撮像領域上でのMTF(Modulation Transfer Function)特性図である。図13は、被写体距離160mmにおける図10に示す撮像領域IAのうち位置F1〜F3のMTF特性図であり、図14は、被写体距離160mmにおける図10に示す撮像領域IAのうち位置F4〜F6のMTF特性図であり、図15は、被写体距離300mmにおける図10に示す撮像領域IAのうち位置F1〜F3のMTF特性図であり、図16は、被写体距離300mmにおける図10に示す撮像領域IAのうち位置F4〜F6のMTF特性図である。
本実施例において、図13,14に示す被写体距離160mmにおけるMTF特性図を参照すると、被写体全域にわたって良好な性能を有していることがわかる。更に、図15,16に示す被写体距離300mmにおけるMTF特性図を参照すると、被写体距離の変化による性能変化が小さく抑えられていることが分かる。
(実施例3)
図17は実施例3の撮像光学系IOS及びスクリーンSCの断面図であり、被写体面であるスクリーンSCから固体撮像素子IEまでの光路を示している。図18は、実施例3の撮像光学系IOSの拡大断面図である。図18中、M1は正の屈折力を有する凹面形状の反射光学素子、L1は第1レンズ、L2は第2レンズ、L3は第3レンズ、L4は第4レンズ、L5は第5レンズ、L6は第6レンズ、L7は第7レンズ、L8は第8レンズ、L9は第9レンズ、Sは開口絞り、IEは結像面を示す。また、Fは光学的ローパスフィルタや赤外線カットフィルター、固体撮像素子のシールガラス等を想定した平行平板である。
本実施例では、反射光学素子M1により第1光学系を構成し、回転対称な形状を有する屈折レンズのみからなり、全てのレンズが偏芯していない第1レンズL1〜第9レンズL9により、第2光学系を構成する。更に、第1レンズL1〜第5レンズL5が第1レンズ群を構成し、第6レンズL6〜第9レンズL9が第2レンズ群を構成する。又、第4レンズL4、第5レンズL5が、合焦に際し光軸方向に移動する移動レンズ群MLを構成する。
本実施例でも、第1光学系と第2光学系の間にパワーを持たない光路折り曲げミラーM2を配置して90°光路を折り曲げている。また、反射光学素子M1は非球面形状を有し、第1レンズL1、第2レンズL2、第6レンズL6は非球面レンズ、それ以外のレンズは球面レンズである。また、第7レンズL7と第8レンズL8は接合されている。第2光学系内に接合レンズを含むことで撮像光学系全系の色収差を良好に補正することができるようになる。
実施例3のレンズデータを表3に示す。
[表3]
(実施例3レンズデータ表)

面番号 曲率半径[mm] 面間隔[mm] d線屈折率 アッベ数
被写体面 可変
反射面 1 -18.045 20.000
平面ミラー 2 INF 31.419
非球面 3 -73.625 2.609 1.7596 33.4
非球面 4 10.284 12.367
非球面 5 -34.227 5.000 1.6590 54.8
非球面 6 -16.899 4.228
7 -74.493 4.996 1.8197 33.7
8 -21.632 可変間隔1
9 15.800 2.371 1.6034 58.2
10 -60.183 0.680
11 17.292 0.500 1.8273 25.8
12 7.148 可変間隔2
開口絞り 13 INF 1.231
非球面 14 -20.955 1.970 1.7663 49.9
非球面 15 -7.419 1.000
16 49.725 2.631 1.7348 51.2
17 -4.475 0.794 1.7382 27.4
18 9.228 2.494
19 30.142 2.653 1.8445 25.5
20 -9.595 3.353
21 INF 0.500 1.5163 64.1
22 INF 2.000
結像面 INF

非球面データ
第1面 第14面
K= -3.0137E+00 K= 0.0000E+00
A4= -1.6787E-05 A4= -1.6176E-03
A6= 2.0008E-08 A6= -5.1224E-05
A8= -2.4865E-11 A8= -7.9363E-07
A10= 1.9293E-14 A10= -2.7058E-07
A12= -7.7487E-18
A14= -3.4893E-21
A16= 4.3187E-24

第3面 第15面
K= 4.6274E+01 K= 0.0000E+00
A4= -5.4769E-05 A4= -7.3292E-04
A6= 3.5010E-07 A6= -2.6394E-05
A8= 9.6812E-10 A8= -6.2714E-07
A10= 2.7255E-12 A10= -6.5159E-08
A12= -1.4484E-14
A14= 8.5091E-16

第4面
K= -3.3415E+00
A4= -9.9256E-05
A6= -1.5212E-07
A8= 3.8008E-10
A10= 2.6224E-11
A12= 1.6257E-13
A14= -1.9572E-15

第5面
K= -7.7532E+00
A4= 1.1978E-05
A6= 9.1414E-08
A8= -1.4501E-09
A10= -3.0843E-12
A12= -5.3269E-16

第6面
K= -1.5398E+00
A4= 4.5302E-05
A6= 1.1652E-07
A8= 1.3206E-09
A10= -8.4733E-12
A12= 6.5548E-16

可変間隔データ
被写体距離[mm] 可変間隔1[mm] 可変間隔2[mm]
160 15.403 1.799
230 15.625 1.577
300 15.735 1.467

諸元値
Fナンバー F2.80
受光面サイズ 3.67mm×2.75mm
結像面軸ずれ量 0.544mm
図19〜22は、撮像領域上でのMTF(Modulation Transfer Function)特性図である。図19は、被写体距離160mmにおける図10に示す撮像領域IAのうち位置F1〜F3のMTF特性図であり、図20は、被写体距離160mmにおける図10に示す撮像領域IAのうち位置F4〜F6のMTF特性図であり、図21は、被写体距離300mmにおける図10に示す撮像領域IAのうち位置F1〜F3のMTF特性図であり、図22は、被写体距離300mmにおける図10に示す撮像領域IAのうち位置F4〜F6のMTF特性図である。
本実施例において、図19,20に示す被写体距離160mmにおけるMTF特性図を参照すると、被写体全域にわたって良好な性能を有していることがわかる。更に、図21,22に示す被写体距離300mmにおけるMTF特性図を参照すると、被写体距離の変化による性能変化が小さく抑えられていることが分かる。
条件式(1)に対応する各実施例の値を表4に示す。
CONT 制御部
CS 筐体
CT 文字
DK 机上
DPL ディスプレイ
IA 撮像領域
ID 撮像装置
IE 固体撮像素子
IMG 画像
IOS 撮像光学系
L1-L10 レンズ
LB レンズ鏡胴
M1 反射光学素子
M2 折り曲げミラー
ML 移動レンズ群
MR 画像記憶部
OS 光源部
PC パソコン
PI 投影画像形成部
PIS 投影撮像システム
PJ 投影装置
PN 筆記具
POS 投影光学系
PR 画像処理部
SC スクリーン
WP 白紙

Claims (8)

  1. 固体撮像素子を用いて被写体像を斜め方向から撮像する撮像装置用の撮像光学系であって、物体側から順に、
    屈折力を有する反射光学素子を1つだけ含む第1光学系と、
    回転対称な形状を有する屈折レンズのみで構成され、全てのレンズが偏芯しておらず、共通の光軸を有する第2光学系と、で構成され、
    第2光学系は物体側より順に、第1レンズ群、開口絞り、第2レンズ群で構成され、
    被写体距離の変化に伴う合焦を、前記第1レンズ群中の複数のレンズを一体的に光軸方向に移動させることによって行う撮像光学系。
  2. 以下の条件式を満足する請求項1に記載の撮像光学系。
    5.0<|FFO/FLD|<25.0 (1)
    ここで、
    FFO:前記合焦時に移動させる複数のレンズの焦点距離
    FLD:前記第2光学系全系の焦点距離
  3. 前記第1光学系内の前記反射光学素子は正の屈折力を持つ請求項1または2に記載の撮像光学系。
  4. 前記第2光学系の最も物体側のレンズは負の屈折力を有し、物体側に凹面を向けた形状である請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像光学系。
  5. 前記合焦時に移動させる複数のレンズは、正レンズと負レンズをそれぞれ1枚以上含む請求項1〜4のいずれか1項に記載の撮像光学系。
  6. 前記合焦時に移動させる複数のレンズは、非球面レンズを1枚以上含む請求項1〜5のいずれか1項に記載の撮像光学系。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の撮像光学系を含む撮像装置。
  8. スクリーンに対して画像を投影する投影装置と、前記スクリーン上に形成された画像を撮像する撮像装置とを有する投影撮像システムにおいて、
    前記撮像装置は、固体撮像素子と、前記スクリーン上に形成された画像を斜め方向から入射して前記固体撮像素子に結像する撮像光学系とを有し、
    前記撮像光学系が、物体側から順に、
    屈折力を有する反射光学素子を1つだけ含む第1光学系と、
    回転対称な形状を有する屈折レンズのみで構成され、全てのレンズが偏芯しておらず、共通の光軸を有する第2光学系と、で構成され、
    第2光学系は物体側より順に、第1レンズ群、開口絞り、第2レンズ群で構成され、
    被写体距離の変化に伴う合焦を、前記第1レンズ群中の複数のレンズを一体的に光軸方向に移動させることによって行う投影撮像システム。
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