JP2018043728A - 車両用情報表示装置及び車両用情報表示システム - Google Patents

車両用情報表示装置及び車両用情報表示システム Download PDF

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祐司 竹中
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Abstract

【課題】携帯機を所持するユーザを検出し、車両周辺の障害物又は車両の異常に係る情報を乗車前に車外に表示することができる車両用情報表示装置を提供する。【解決手段】車両用情報表示装置は、車両周辺の障害物又は車両の異常に係る情報を取得する車両情報取得部と、車外の所定範囲内にある携帯機4を検出する検出部と、検出部にて所定範囲内の携帯機4が検出された場合、車両情報取得部にて取得した情報を、車外に表示する表示部とを備える。【選択図】図8

Description

本発明は、車両用情報表示装置及び車両用情報表示システムに関する。
低速運転時に超音波にて車両周辺の障害物を検出するソナー、車両周辺の死角を撮像する撮像部等を備えた障害物検出システムが実用化されている。また、車両走行中に、車両周辺の死角にある車両、歩行者等を検出し、サイドミラーに警告表示を行う車両用情報表示装置がある(例えば、特許文献1)。
特開2013−32082号公報
しかしながら、従来の障害物検出システムによれば、乗車後、エンジンを始動して発進する段階で車両周辺の障害物に気付くことができるものの、運転者が降車して障害物を移動させる等の対処が必要であり、煩わしさを覚えるという問題があった。
また、車両用情報表示装置は、車両走行中に警告を行うシステムであり、乗車時における警告表示を行うことができない。
本発明の目的は、携帯機を所持する車外のユーザを検出し、車両周辺の障害物又は車両の異常に係る情報を乗車前に車外に表示することができる車両用情報表示装置及び車両用情報表示システムを提供することにある。
本態様に係る車両用情報表示装置は、車両周辺の障害物又は車両の異常に係る情報を取得する車両情報取得部と、車外の所定範囲内にある携帯機を検出する検出部と、該検出部にて前記所定範囲内の前記携帯機が検出された場合、前記車両情報取得部にて取得した情報を、車外に表示する表示部とを備える。
本態様に係る車両用情報表示システムは、前記車両用情報表示装置と、車両周辺の障害物を検出する障害物検出装置とを備え、前記車両用情報表示装置は、前記障害物検出装置から障害物に係る情報を取得する。
なお、本願は、このような特徴的な処理部を備える車両用情報表示装置として実現することができるだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとする車両用情報表示方法として実現したり、かかるステップをコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現したりすることができる。また、車両用情報表示装置の一部又は全部を実現する半導体集積回路として実現したり、車両用情報表示装置を含むその他のシステムとして実現したりすることができる。
上記によれば、携帯機を所持する車外のユーザを検出し、車両周辺の障害物又は車両の異常に係る情報を乗車前に車外に表示することができる車両用情報表示装置及び車両用情報表示システムを提供することが可能となる。
本発明の実施形態1に係る車両用情報表示システムの一構成例を示す模式図である。 展開状態にあるサイドミラーを示す平断面図である。 格納状態にあるサイドミラーを示す平断面図である。 サイドミラーの側断面図である。 本発明の実施形態1に係る車両用情報表示システムの一構成例を示すブロック図である。 情報表示に係る制御部の処理手順を示すフローチャートである。 障害物がある車両にユーザが乗車する状況を示す模式図である。 乗車前に障害物に係る情報がサイドミラーの鏡面に表示された状況を示す模式図である。 情報の表示例を示す模式図である。 本発明の実施形態2に係る車両用情報表示システムの一構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態2に係る車両用情報表示装置の一構成例を示すブロック図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
(1)本態様に係る車両用情報表示装置は、車両周辺の障害物又は車両の異常に係る情報を取得する車両情報取得部と、車外の所定範囲内にある携帯機を検出する検出部と、該検出部にて前記所定範囲内の前記携帯機が検出された場合、前記車両情報取得部にて取得した情報を、車外に表示する表示部とを備える。
本態様にあっては、車外の所定範囲内にある携帯機が検出された場合、車両周辺の障害物又は車両の異常に係る情報が、表示部によって車外に表示される。従って、携帯機を所持するユーザが車両に近づくと、車両周辺の障害物等の情報が車外に表示され、乗車前に障害物又は車両の異常を認知することができる。このため、ユーザは、乗車前に障害物を移動させ、車両の異常に対処する等、必要な処置を採ることができる。
(2)前記表示部は、前記所定範囲内の前記携帯機が検出され、かつ前記車両のドアが解錠された場合、前記車両情報取得部にて取得した情報を表示する構成が好ましい。
本態様にあっては、車外の所定範囲内にある携帯機が検出され、車両のドアが解錠された場合、車両周辺の障害物又は車両の異常に係る情報が、表示部によって車外に表示される。従って、ユーザに乗車する意思が無いときに、不必要な情報が車外に表示されることを回避することができる。
(3)前記表示部は、前記車両のドアが開閉した場合、情報の表示を停止する構成が好ましい。
本態様にあっては、車両ドアが開閉した場合、つまり車両ドアが一旦開き、その後閉じた場合、車外への情報の表示は停止される。言い換えると、ユーザの乗車が完了したと推定される時点で、車外への情報の表示は停止される。
(4)前記表示部は、前記車両に設けられたサイドミラーの鏡面に情報を表示する構成が好ましい。
本態様にあっては、車外の所定範囲内にある携帯機が検出された場合、車両周辺の障害物又は車両の異常に係る情報が、表示部によってサイドミラーの鏡面に表示される。
(5)前記表示部が情報を表示する場合、前記サイドミラーを回動させることにより格納及び展開させる駆動部へ、前記サイドミラーを展開させるための展開信号を出力する出力部を備える構成が好ましい。
本態様にあっては、サイドミラーが格納されている場合であっても、サイドミラーを展開させて、車両周辺の障害物又は車両の異常に係る情報を表示することができる。
(6)前記サイドミラーはハーフミラーを備え、前記表示部は、自発光型であり、前記ハーフミラーの背面に配されている構成が好ましい。
本態様にあっては、表示部に情報が表示されていない場合、ハーフミラーは通常の鏡として機能する。表示部に情報が表示されると、自発光型の表示部から出射された光がハーフミラーを透過し、当該情報が重畳的に表示される。
(7)本態様に係る車両用情報表示システムは、態様(1)〜態様(6)までのいずれか一つの車両用情報表示装置と、車両周辺の障害物を検出する障害物検出装置とを備え、前記車両用情報表示装置は、前記障害物検出装置から障害物に係る情報を取得する。
本態様にあっては、態様(1)の通り、障害物検出装置にて検出された車両周辺の障害物に係る情報を車外に表示させることができる。
(8)前記障害物検出装置は、車両周辺を撮像する複数の撮像部を備え、該撮像部にて撮像して得た画像に基づいて、障害物を検出する構成が好ましい。
本態様にあっては、車両周辺を撮像部で撮像して得た画像に基づく障害物の情報を、車外に表示させることができる。
(9)前記車両に対する前記携帯機の位置を検出するために該携帯機との間で無線通信を行い、無線通信の結果を出力する無線通信部を備え、前記検出部は、前記無線通信の結果に基づいて、前記携帯機が前記所定範囲内にあるか否かを判定する構成が好ましい。
本態様にあっては、車両用情報表示装置は、外部の位置検出装置及び障害物検出装置から、携帯機の位置に係る情報及び障害物に係る情報を取得する構成である。従って、車両用情報表示装置を小型化することができる。例えば、サイドミラーの鏡面に情報を表示する構成の場合、表示部を備えたモジュールとして車両用情報表示装置をサイドミラーの筐体内に格納することができる。
[本発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態に係る車両用情報表示システムの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る車両用情報表示システムの一構成例を示す模式図である。本実施形態1に係る車両用情報表示システムは、車両Cの左右両側ドア付近に設けられたサイドミラー5の鏡面に情報を表示する車両用情報表示装置1と、車両周辺の障害物Bを検出する車両周辺監視装置2と、車両Cの異常を検出ないし監視する車両異常監視装置3と、ユーザAが所持する携帯機4とを備える。車両周辺監視装置2及び車両異常監視装置3は、CAN、FlexRay、LIN等の通信プロトコルに準拠した車内通信線を介して車両用情報表示装置1に接続されている。
車両用情報表示装置1は、サイドミラー5の鏡面に情報を表示するサイドミラー表示部12と、当該サイドミラー表示部12の動作を制御する表示制御装置11とを備える。表示制御装置11は、ユーザAが所持する携帯機4との間で無線通信を行い、携帯機4の位置を検出する機能を有する。表示制御装置11は、車両周辺の所定範囲R(図7参照)内にある携帯機4が検出された場合、障害物B又は車両Cの異常を検出したとき、障害物B又は車両異常に係る情報をサイドミラー表示部12に表示させる。
車両周辺監視装置2は、周辺監視ECUを備える。周辺監視ECUには、複数の撮像部21、図示しないレーダ及び測距センサ等が接続されている。
撮像部21は、車両周辺を撮像し、撮像して得た画像データを周辺監視ECUへ出力する。撮像部21の撮像範囲は特に限定されるものでは無いが、例えば、複数の撮像部21には、車内の天井部分に設けられており、車両前方を撮像する撮像部21、車両Cの前部に設けられており、車両右前方を撮像する撮像部21及び車両左前方を撮像する撮像部21、車両Cの後部に設けられており、車両後方を撮像する撮像部21、サイドミラー5に設けられており、車両右側面乃至右斜め後方を撮像する撮像部21、車両左側面乃至左斜め後方を撮像する撮像部21等が含まれる。撮像部21は、単眼カメラ、ステレオカメラのいずれも利用することができる。また、撮像部21は、可視光にて障害物Bを撮像するものであっても良いし、赤外線にて障害物Bを撮像するものであっても良い。
なお、これらの撮像部21の取付位置及び撮像範囲は、一例であり、車両周辺の障害物Bを撮像することが可能な構成であれば特に限定されるものでは無い。障害物Bは、車両Cの移動経路上にあり、車両Cが前進若しくは後退した際、又は方向転換した際、車両Cに接触するおそれがある物体である。障害物Bは、静止物体に限定されるものでは無く、歩行者等の移動物体も含まれる。
レーダは、例えば、ミリ波レーダ、レーザレーダ、超音波レーダ等であり、車両周辺に存在する障害物Bに係る検出結果を周辺監視ECUへ出力する。
測距センサは、例えば、超音波又は赤外線等によって、車両周辺に存在する障害物Bを検出するセンサであり、検出結果を周辺監視ECUへ出力する。測距センサは、車両Cの前部若しくは後部の車幅方向両側、又は車両Cの前部若しくは後部の車幅方向略中央部に設けられている。なお、クリアランスソナーを、車両周辺の障害物Bを検出する測距センサとして利用すると良い。
周辺監視ECUは、撮像部21にて取得した車両周辺の画像データ、レーダ及び測距センサから取得した検出結果を解析することによって、車両周辺に存在する障害物Bを識別ないし検出する。障害物Bの識別は、例えばディープラーニングによって行えば良い。ディープラーニングは、機械学習の一種であり、画像及び各センサの検出結果を所定のクラスに分類するものである。周辺監視ECUは、車両周辺に存在する障害物B以外のオブジェクト画像、例えば車両周辺に存在する建物、他車両、道路、縁石、車輪止め、標識等の物体のオブジェクト画像等を大量に学習し、障害物B等の特徴と、各特徴に対応するクラスとを学習結果として記憶している。周辺監視ECUは、取得した画像データ及び各センサの検出結果と、学習結果とに基づいて、検出対象が属するクラスを特定する。クラスの特定によって、検出対象が障害物Bであるか否かが特定される。周辺監視ECUは、車両周辺に存在する障害物Bの有無、障害物Bの種類、障害物Bの位置、障害物Bの画像等を示す検出結果を、通信線を介して表示制御装置11へ送信する。
車両異常監視装置3は、例えば、タイヤ空気圧監視装置であり、タイヤ空気圧の低下、パンク等の異常を検出する。タイヤ空気圧監視装置は、車体の適宜箇所に設けられた監視装置と、車両Cに設けられた複数のタイヤのホイール夫々に設けられており、タイヤの空気圧を検出する検出装置とを備える。監視装置は、各検出装置と無線通信を行うことにより、各タイヤの空気圧を取得し、空気圧の異常を監視する。タイヤ空気圧監視装置は、タイヤ空気圧に異常があると判定した場合、タイヤ空気圧の異常に係る情報を表示制御装置11へ送信する。
なお、タイヤ空気圧監視装置は、車両異常監視装置3の一例であり、灯火器、ヘッドライト等の各種電球切れ、その他の電装品の異常等、車両C自体の異常を検出する装置であれば、検出対象及び検出装置の構成は特に限定されるものでは無い。
図2は、展開状態にあるサイドミラー5を示す平断面図、図3は、格納状態にあるサイドミラー5を示す平断面図、図4はサイドミラー5の側断面図である。サイドミラー5は、例えば、車両Cに対して回動可能に支持された可動式のドアミラーである。サイドミラー5は、左右両側ドア付近の車体にそれぞれ設けられた支持部5aと、当該支持部5aに対して回動可能に支持された流線型の筐体50とを有する。筐体50の内部には、ハーフミラー51、サイドミラー表示部12、サイドミラー駆動部52等が収容されている。
サイドミラー駆動部52は、サイドミラー5の筐体50を回動させることによって、格納及び展開させるミラー格納駆動部52aと、ハーフミラー51の鏡面の左右方向及び俯仰方向の角度を調整するためのミラー角度調整部52bとを備える。なお、図2に示すように、ハーフミラー51の鏡面が後方を向いた状態が展開状態、図3に示すようにハーフミラー51の鏡面が車両Cの側部を向いた状態が格納状態である。
ハーフミラー51は筐体50の開口部から鏡面を外側に向けた状態でミラー角度調整部52bにて支持されている。ミラー角度調整部52bは、ハーフミラー51の鏡面を左右方向へ回動させる左右回動機構と、鏡面を俯仰方向へ回動させる俯仰回転機構と、各機構を駆動させるモータとを有する。
ミラー格納駆動部52aは、筐体50を回動させるモータを有する。
サイドミラー表示部12は、表示面がハーフミラー51を介して外側を向くように、ハーフミラー51の背面側に配されている。サイドミラー表示部12は、例えば、液晶パネル、有機パネル等、自発光型の表示パネルである。従って、サイドミラー表示部12が表示を行っていない場合、ハーフミラー51は通常の鏡として機能する。サイドミラー表示部12に情報が画像として表示された場合、表示部から出射される光がハーフミラー51を透過し、反射光と合成される。従って、サイドミラー5の鏡面には、反射像にサイドミラー表示部12の映像が重畳されて表示される。サイドミラー駆動部52の動作及びサイドミラー表示部12による表示は、表示制御装置11によって制御されている。
図5は、本発明の実施形態1に係る車両用情報表示システムの一構成例を示すブロック図である。表示制御装置11は、該表示制御装置11の各構成部の動作を制御する制御部11aを備える。制御部11aは、例えば一又は複数のCPU(Central Processing Unit)、マルチコアCPU、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を有するマイコンである。制御部11aには、記憶部11b、送信部11c、受信部11d、入力部11e、出力部11f及び通信部11gが設けられている。
制御部11aは、記憶部11bに記憶されている後述の制御プログラムを実行することにより、各構成部の動作を制御し、ユーザAの乗車前に車両周辺の障害物B及び車両Cの異常に係る情報をサイドミラー5の鏡面に表示する処理を実行する。具体的には、制御部11aは、携帯機4との間で無線通信を行い、携帯機4の位置を検出する。携帯機4が車外の所定範囲R内にあり、車両Cのドアが解錠された場合、制御部11aは、車両周辺監視装置2及び車両異常監視装置3を動作させ、各装置から障害物B及び車両Cの異常に係る情報を取得し、取得した情報をサイドミラー表示部12に表示させる。情報がサイドミラー表示部12に表示されている状況で、閉じたドアが開き、再び当該ドアが閉じた場合、制御部11aは、サイドミラー表示部12への表示を停止させる。
記憶部11bは、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリである。記憶部11bは、制御部11aが表示制御装置11の各構成部の動作を制御することにより、上記のように障害物B及び車両Cの異常に係る情報をサイドミラー表示部12に表示させる処理を実行するための制御プログラムを記憶している。
送信部11cは複数のLF送信アンテナ6に接続されており、制御部11aの制御に従って、携帯機4の位置を特定するための各種信号を送信する。複数のLF送信アンテナ6は、例えば、運転席側ピラー、助手席側ピラー、車内の前部及び後部に設けられている。送信部11cは、制御部11aの制御に従って、携帯機4の位置を検出するための位置検出用信号を、各LF送信アンテナ6から送信する。位置検出用信号は、携帯機4における当該位置検出用信号の受信の成否に基づいて、当該携帯機4の位置を特定するための信号である。位置検出用信号は例えば変調された搬送波である。
運転席側ピラーに設けられたLF送信アンテナ6から送信される位置検出用信号の強度は、運転席側のドア近傍、例えば2〜3mの範囲で携帯機4が位置検出用信号を受信できるような強度である。同様に、助手席側ピラーに設けられたLF送信アンテナ6から送信される位置検出用信号の強度は、助手席側のドア近傍、例えば2〜3mの範囲で携帯機4が位置検出用信号を受信できるような強度である。更に、車内のLF送信アンテナ6から送信される位置検出用信号の強度は、車内で携帯機4が位置検出用信号を受信できるような強度である。
携帯機4は、各構成部の動作を制御する携帯制御部を備える。携帯制御部には、例えば、携帯側受信部、携帯側送信部、携帯側記憶部及び操作部が設けられている。
携帯側受信部はLF受信アンテナに接続されており、表示制御装置11からLF帯の電波を用いて送信された各種信号を受信し、受信して得た情報を携帯制御部へ出力する。
携帯側送信部はRF送信アンテナに接続されており、携帯制御部の制御に従って、UHF帯の電波を用いて各種信号を送信する。例えば、携帯側送信部は、表示制御装置11から送信された位置検出用信号の受信及び認証に成功した場合、応答信号を送信する。
操作部は、車両ドアを施解錠するための操作ボタン等を含み、携帯制御部は、操作部の操作状態を監視している。携帯制御部は、操作部が操作された場合、車両ドアの解錠又は施錠を制御するための制御信号等、操作内容に応じた信号を、携帯側送信部に送信させる。
受信部11dはRF受信アンテナ11hに接続されており、携帯機4からUHF帯の電波を用いて送信された各種信号を受信し、受信して得た情報を制御部11aへ出力する。例えば、携帯機4は、位置検出用信号の受信及び認証に成功した場合、応答信号をRF帯の電波にて送信するように構成されており、受信部11dは、携帯機4から送信される応答信号を受信する。制御部11aは、各LF送信アンテナ6から位置検出用信号を送信した際に携帯機4から送信される応答信号の有無によって、携帯機4が車両周辺の所定範囲R内にある否かを判定することができる。
入力部11eには、イグニッションスイッチ71、ドアを車外から施解錠するためのドアスイッチ72、ドアの開閉状態に応じてオンオフする開閉検出スイッチ73、ドアの施解錠状態を検出する施錠検出スイッチ74、サイドミラー5の展開状態又は格納状態を検出するためのミラー状態検出部75等が接続されている。
入力部11eにはイグニッションスイッチ71の操作状態に応じたイグニッションスイッチ信号が入力しており、制御部11aは、入力部11eに入力したイグニッションスイッチ信号に基づいて、イグニッションスイッチ71の操作状態を認識することができる。
また、ドアスイッチ72の操作状態に応じたドア操作信号が入力しており、制御部11aは入力部11eに入力されたドア操作信号に基づいて、ドアの施解錠操作を認識することができる。ドアスイッチ72は、例えば、ボタン式のリクエストスイッチである。
更に、ドアの開閉状態に応じたドア開閉信号が入力しており、制御部11aは入力部11eに入力されたドア開閉信号に基づいて、ドアの開閉状態を認識することができる。開閉検出スイッチ73は、例えばカーテシースイッチである。
更にまた、入力部11eには、車両Cのドアの施解錠状態を示す施解錠状態信号が入力しており、制御部11aは入力部11eに入力された施解錠状態信号に基づいて、ドアの施解錠状態を認識することができる。
更にまた、入力部11eには、サイドミラー5が閉じた格納状態、又はサイドミラー5が展開した展開状態を示すミラー状態信号が入力しており、制御部11aは入力部11eに入力されたミラー状態信号に基づいて、サイドミラー5が格納された状態にあるか否かを認識することができる。ミラー状態検出部75は、例えば、サイドミラー5を展開又は格納するためのスイッチである。
出力部11fには、サイドミラー表示部12、サイドミラー駆動部52、ミラーターンランプ53、ドアの施解錠を行う施解錠装置8が接続されている。
制御部11aは、出力部11fを介して、障害物B及び車両Cの異常を示す映像信号をサイドミラー表示部12へ出力することによって、鏡面に障害物B及び車両Cの異常に係る情報を表示する。
また、制御部11aは、出力部11fを介して、サイドミラー5の展開を指示する展開信号、格納を指示する格納信号をサイドミラー駆動部52のミラー格納駆動部52aへ出力することによって、サイドミラー5を展開又は格納することができる。また、制御部11aは、出力部11fを介して、角度調整信号を、ミラー角度調整部52bへ出力することによって、鏡面の角度を調整することができる。更に、制御部11aは、出力部11fを介して、点灯信号を、ミラーターンランプ53へ出力することによって、ミラーターンランプ53を点灯させることができる。
施解錠装置8は、車両Cのドアを施解錠させる公知の施解錠機構と、施解錠機構を駆動させるアクチュエータとを備え、出力部11fにはアクチュエータが接続されている。制御部11aは、ドアスイッチ72が操作されたことを検出し、車外の所定範囲R内にある正規の携帯機4を検出した場合、出力部11fから施錠信号又は解錠信号を出力することによって、アクチュエータを動作させ、ドアを施錠又は解錠させる。
通信部11gは、CAN、FlexRay、LIN等の所定の通信プロトコルに従って通信を行う通信機であり、車内通信線を介して、車両周辺監視装置2及び車両異常監視装置3に接続されている。制御部11aは、通信部11gにて車両周辺監視装置2及び車両異常監視装置3を起動させ、各装置から送信される車両周辺の障害物Bに係る情報及び車両Cの異常に係る情報を受信する。
図6は、情報表示に係る制御部11aの処理手順を示すフローチャート、図7は、障害物Bがある車両CにユーザAが乗車する状況を示す模式図、図8は、乗車前に障害物Bに係る情報がサイドミラー5の鏡面に表示された状況を示す模式図、図9は、情報の表示例を示す模式図である。
なお、図7中、車両Cの左右にある縦長矩形は、道路に描かれた白線、車両Cの後方にある横長矩形は、車輪止めであり、障害物Bでは無い。車両周辺監視装置2は、上記学習結果を用いて、白線、車輪止め等を、障害物Bと区別して認識することができ、障害物Bのみを選択的に検出することができる。
イグニッションスイッチ71がオフ状態でドアが施錠されている場合、表示制御装置11の制御部11aは、以下の処理を実行する。制御部11aは、車外の所定範囲R内にある携帯機4を検出したか否かを判定する(ステップS11)。具体的には、制御部11aは、送信部11cに、位置検出用信号を各LF送信アンテナ6から順次送信させ、位置検出用信号を受信した携帯機4から送信される応答信号を受信部11dにて受信することによって、携帯機4が上記所定範囲R内にあるか否かを判定する。位置検出用信号の到達範囲、つまり携帯機4が位置検出用信号を受信し、復調できる範囲は、各LF送信アンテナ6の周囲、2〜3mである。携帯機4は、上記所定範囲R内にある場合、位置検出用信号を受信することができ、応答信号を送信する。制御部11aは、送信した位置検出用信号に対する応答信号の有無に基づいて、携帯機4が所定範囲R内にあるか否かを判定する。図7に示すように、携帯機4を所持したユーザAが運転席側のドア付近にいる場合、所定範囲R内にある携帯機4が検出される。
上記所定範囲R内の携帯機4が検出されなかった場合(ステップS11:NO)、制御部11aは処理をステップS11へ戻し、携帯機4の監視を継続する。上記所定範囲R以内の携帯機4が検出されたと判定した場合(ステップS11:YES)、制御部11aは、入力部11eに入力される施解錠状態信号に基づいて、車両Cのドアが解錠されたか否かを判定する(ステップS12)。解錠されていないと判定した場合(ステップS12:NO)、制御部11aは処理をステップS11へ戻し、携帯機4の位置及び解錠状態の監視を継続する。
解錠されたと判定した場合(ステップS12:YES)、制御部11aは、車両周辺監視装置2を起動させ、通信部11gを介して車両周辺の障害物Bに係る情報を取得する(ステップS13)。また、制御部11aは、車両異常監視装置3を起動させ、通信部11gを介して車両Cの異常に係る情報を取得する(ステップS14)。
例えば、図7に示すように、車両Cの左斜め前に、車両Cの進行を妨げる植木鉢のような障害物Bがある場合、車両周辺監視装置2は、障害物Bの有無、障害物Bの位置、障害物Bの画像等の情報を表示制御装置11へ送信する。
次いで、制御部11aは、ステップS13及びステップS14にて取得した情報に基づいて、車両周辺の障害物B、車両Cの異常等があったか否かを判定する(ステップS15)。異常が無いと判定した場合(ステップS15:NO)、制御部11aは、サイドミラー表示部12を停止させる(ステップS19)。異常があると判定した場合(ステップS15:YES)、制御部11aは、入力部11eに入力されるミラー状態信号に基づいて、サイドミラー5が格納された状態にあるか否かを判定する(ステップS16)。サイドミラー5が格納された状態にあると判定した場合(ステップS16:YES)、制御部11aは、サイドミラー5の展開を指示する展開信号を出力部11fを介してミラー格納駆動部52aへ出力することによって、サイドミラー5を展開させる(ステップS17)。
なお、車両周辺の障害物Bが検出された場合、又は車両Cに異常があると判定された場合、ミラーターンランプ53を点灯させるように構成しても良い。つまり、障害物B又は車両Cの異常が検出された場合、点灯信号をミラーターンランプ53へ出力することによって、ミラーターンランプ53を点灯させるように制御部11aを構成しても良い。なお、車両Cに異常が無く、通常の動作としてサイドミラー5を展開又は格納させる際にミラーターンランプ53を点滅させる態様と、障害物B又は車両Cに異常が有る場合にミラーターンランプ53を点灯させる態様とが異なる構成が好ましい。ユーザAは、ミラーターンランプ53の点灯態様からも、障害物B又は車両Cの異常等、何らかの情報がサイドミラー5に表示されていることを容易に認識することができる。
ステップS17の処理を終えた場合、又はサイドミラー5が展開された状態にあると判定した場合(ステップS16:NO)、制御部11aは、ステップS13及びステップS14にて取得した情報を表示するための映像信号を、出力部11fにてサイドミラー表示部12へ出力することによって、図8及び図9に示すように、車両周辺の障害物B及び車両Cの異常に係る情報を、左右のサイドミラー表示部12に表示させる(ステップS18)。例えば、サイドミラー表示部12には、図8に示すように、車両Cの画像と共に、車両Cに対する障害物Bの位置を示す所定の画像を表示すると良い。また、図8に示すように、サイドミラー表示部12は、障害物Bの有無及び位置を文字で表示するように構成しても良い。更にサイドミラー表示部12に、障害物Bの画像を表示するように構成しても良い。
ステップS18又はステップS19の処理を終えた場合、制御部11aは、入力部11eに入力される開閉信号に基づいて、車両Cのドアが開閉されたか否かを判定する(ステップS20)。つまり、制御部11aは、ドアが開いた後、ドアが閉じたか否かを判定する。ドアの開閉が検出されていないと判定した場合(ステップS20:NO)、制御部11aは処理をステップS13へ戻す。ドアの開閉が検出されたと判定した場合(ステップS20:YES)、制御部11aは、サイドミラー表示部12による表示を停止させ(ステップS21)、処理を終える。
以上の通り、実施形態1に係る車両用情報表示装置1によれば、携帯機4を所持する車外のユーザAを検出し、車両周辺の障害物B又は車両Cの異常に係る情報を乗車前にサイドミラー5の鏡面に表示することができる。
また、車外の所定範囲R内にある携帯機4を検出し、かつ車両Cのドアが解錠された場合に、車両周辺の障害物B又は車両Cの異常に係る情報をサイドミラー5の鏡面に表示する構成であるため、ユーザAに乗車する意思が無いときに、不必要な情報がサイドミラー5の鏡面に表示されることを回避することができる。
更に、車両Cのドアが一旦開き、その後閉じた場合、つまりユーザAが乗車したと推定される場合、サイドミラー5への情報の表示を停止することができる。
更にまた、サイドミラー5が格納された状態であっても、サイドミラー5を展開させ、情報をサイドミラー5の鏡面に表示させることができる。
更にまた、ハーフミラー51の背面に配された自発光型のサイドミラー表示部12を用いて、障害物B又は車両Cの異常に係る情報を、サイドミラー5の鏡面に重畳的に表示させることができる。
なお、実施形態1では位置検出用信号に対する携帯機4からの応答信号の有無によって、携帯機4の位置を検出する例を説明したが、RSSI方式にて携帯機4の位置を検出しても良い。RSSI方式においては、送信部11cは、各LF送信アンテナ6から送信される位置検出用信号、例えば無変調波を順次送信する。携帯機4は各位置検出信号の受信信号強度を測定し、測定して得た受信信号強度を含む応答信号を表示制御装置11へ送信する。表示制御装置11は、携帯機4から送信された応答信号を受信し、応答信号に含まれる受信信号強度に基づいて、車両Cに対する携帯機4の位置を算出する。受信信号強度は、各LF送信アンテナ6と、携帯機4との位置に対応しており、車両Cに対するLF送信アンテナ6の位置を既知であるため、車両Cに対する携帯機4の位置を求めることができる。
また、左右両方のサイドミラー5の鏡面に障害物B及び車両Cの異常に係る情報を表示する例を説明したが、携帯機4が検出された側のサイドミラー表示部12にのみ、当該情報を表示するように構成しても良い。
更に、車両周辺の検出された全ての障害物Bの情報をサイドミラー表示部12に表示する例を説明したが、携帯機4が検出された側から見て死角になる位置にある障害物Bに係る情報のみをサイドミラー表示部12に表示するように構成しても良い。
運転席側の所定範囲R内に携帯機4が存在する場合に死角となる範囲又は当該範囲の障害物Bを検出できる撮像部21等を、表示制御装置11の記憶部11bが予め記憶しておくことによって、死角にある障害物Bに係る情報のみをサイドミラー5に表示させることができる。助手席側の所定範囲Rについても同様である。
更にまた、本実施形態では、鏡面に情報を表示するサイドミラー表示部12として、ハーフミラー51の背面に表示パネルを説明したが、サイドミラー表示部12は車両後方の映像を表示する電子ミラーであっても良い。
更にまた、本実施形態では、表示部の一例として、サイドミラー5の鏡面に障害物Bの情報を表示するサイドミラー表示部12を説明したが、あくまで一例であり、車外に情報を表示する表示装置であれば、特にその構成は限定されるものでは無い。例えば、サイドミラー表示部12に代えて、車両Cの窓に映像を投射する投射装置にて、障害物B等の情報を表示しても良い。また、車外の構造物、例えば道路に情報を投射する投射装置にて、障害物B等の情報を表示しても良い。更に、車両Cの外部の適宜箇所に表示装置を設け、当該表示装置に障害物Bの情報を表示するように構成しても良い。
更にまた、本実施形態では、車両Cのドアが解錠されたときにサイドミラー表示部12に障害物Bの情報が表示される例を説明したが、解錠の有無にかかわらず、携帯機4を所持したユーザが車両Cに近づいたときに情報をサイドミラー表示部12に表示するように構成しても良い。
(実施形態2)
本実施形態2に係る車両用情報表示システムは、表示制御装置111及びサイドミラー表示部12を、サイドミラー5の筐体50内に収容できるようにモジュール化した点が実施形態1と異なる。以下では主に上記相違点について説明し、その他の構成及び作用効果は実施形態1と同様であるため、対応する箇所には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
図10は、本発明の実施形態2に係る車両用情報表示システムの一構成例を示すブロック図、図11は、本発明の実施形態2に係る車両用情報表示装置101の一構成例を示すブロック図である。実施形態2に係る車両用情報表示システムは、サイドミラー5の筐体50に収容された車両用情報表示装置101、サイドミラー駆動制御部154及びサイドミラー駆動部52と、携帯機4の位置を検出し、ドアの施解錠を行う車載機9と、車両周辺監視装置2と、車両異常監視装置3と、携帯機4とを備える。車載機9、車両周辺監視装置2及び車両異常監視装置3は車内通信線を介して表示制御装置111に接続されている。
車載機9は、実施形態1に係る表示制御装置111と同様の構成であり、車外の所定範囲R内にある携帯機4を検出する処理、ドアの施解錠処理等を実行する。車載機9は、車両用情報表示装置101からの要求に応じて、所定範囲R内にある携帯機4の有無、ドアの開閉状態、ドアの施解錠状況、サイドミラー5の格納状態等の情報を車両用情報表示装置101へ送信する。
車両用情報表示装置101は、サイドミラー表示部12及び表示制御装置111を備える。表示制御装置111は、実施形態1と同様、制御部11a、記憶部11b、出力部11f及び通信部11gを備える。
ただし、携帯機4の位置を検出するための送信部11c及び受信部11dは備えておらず、表示制御装置111は、所定範囲R内の携帯機4の有無に係る情報は、車載機9から取得する。
通信部11gには、通信線を介して車載機9及び車両周辺監視装置2及び車両異常監視装置3が接続されている。制御部11aは、通信部11gを介して、携帯機4の検出結果を示す情報、イグニッションスイッチ71の状態を示す情報、ドアの施解錠状態を示す情報、ドアの開閉状態を示す情報、サイドミラー5の格納状態又は展開状態を示す情報、障害物Bに係る情報等を取得する。
出力部11fには、サイドミラー表示部12及びサイドミラー駆動制御部154が接続されている。制御部11aは、出力部11fから映像信号をサイドミラー表示部12へ出力することによって、情報をサイドミラー5の鏡面に表示させる。また、制御部11aは、出力部11fから展開信号及び格納信号を、サイドミラー駆動制御部154へ出力することによって、サイドミラー5の展開及び格納させる。
制御部11aは、実施形態1と同様の処理手順によって、車外の所定範囲R内にある携帯機4がある場合、車外の障害物B及び車両Cの異常をサイドミラー表示部12に表示させる。ただし、制御部11aは、通信部11gを介して当該処理に必要な情報を取得する点が実施形態1と異なる。具体的には、所定範囲R内にある携帯機4の有無、ドアの開閉状態、ドアの施解錠状況、サイドミラー5の格納状態等の情報については通信部11gにて外部から取得する。
実施形態2に係る車両用情報表示装置101によれば、実施形態1と同様、携帯機4を所持する車外のユーザAを検出し、車両周辺の障害物B又は車両Cの異常に係る情報を乗車前にサイドミラー5の鏡面に表示することができる。
また、ユニット化された車両用情報表示装置101をサイドミラー5の筐体50に設けることによって、簡易に本発明に係る車両用情報表示システムを構成することができる。
1,101 車両用情報表示装置
2 車両周辺監視装置
3 車両異常監視装置
4 携帯機
5 サイドミラー
5a 支持部
6 LF送信アンテナ
8 施解錠装置
9 車載機
11,111 表示制御装置
11a 制御部
11b 記憶部
11c 送信部
11d 受信部
11e 入力部
11f 出力部
11g 通信部
11h RF受信アンテナ
12 サイドミラー表示部
21 撮像部
50 筐体
51 ハーフミラー
52 サイドミラー駆動部
52a ミラー格納駆動部
52b ミラー角度調整部
53 ミラーターンランプ
71 イグニッションスイッチ
72 ドアスイッチ
73 開閉検出スイッチ
74 施錠検出スイッチ
75 ミラー状態検出部
154 サイドミラー駆動制御部
A ユーザ
B 障害物
C 車両
R 所定範囲

Claims (9)

  1. 車両周辺の障害物又は車両の異常に係る情報を取得する車両情報取得部と、
    車外の所定範囲内にある携帯機を検出する検出部と、
    該検出部にて前記所定範囲内の前記携帯機が検出された場合、前記車両情報取得部にて取得した情報を、車外に表示する表示部と
    を備える車両用情報表示装置。
  2. 前記表示部は、
    前記所定範囲内の前記携帯機が検出され、かつ前記車両のドアが解錠された場合、前記車両情報取得部にて取得した情報を表示する
    請求項1に記載の車両用情報表示装置。
  3. 前記表示部は、
    前記車両のドアが開閉した場合、情報の表示を停止する
    請求項1又は請求項2に記載の車両用情報表示装置。
  4. 前記表示部は、
    前記車両に設けられたサイドミラーの鏡面に情報を表示する
    請求項1〜請求項3までのいずれか一項に記載の車両用情報表示装置。
  5. 前記表示部が情報を表示する場合、前記サイドミラーを回動させることにより格納及び展開させる駆動部へ、前記サイドミラーを展開させるための展開信号を出力する出力部を備える
    請求項4に記載の車両用情報表示装置。
  6. 前記サイドミラーはハーフミラーを備え、
    前記表示部は、自発光型であり、前記ハーフミラーの背面に配されている
    請求項4又は請求項5に記載の車両用情報表示装置。
  7. 請求項1〜請求項6までのいずれか一項に記載の車両用情報表示装置と、
    車両周辺の障害物を検出する障害物検出装置と
    を備え、
    前記車両用情報表示装置は、
    前記障害物検出装置から障害物に係る情報を取得する
    車両用情報表示システム。
  8. 前記障害物検出装置は、
    車両周辺を撮像する複数の撮像部を備え、該撮像部にて撮像して得た画像に基づいて、障害物を検出する
    請求項7に記載の車両用情報表示システム。
  9. 前記車両に対する前記携帯機の位置を検出するために該携帯機との間で無線通信を行い、無線通信の結果を出力する無線通信部を備え、
    前記検出部は、
    前記無線通信の結果に基づいて、前記携帯機が前記所定範囲内にあるか否かを判定する
    請求項7又は請求項8に記載の車両用情報表示システム。
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WO2024007864A1 (zh) * 2022-07-08 2024-01-11 浙江极氪智能科技有限公司 车辆检测方法、装置、设备及存储介质

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