JP2018043421A - 端材除去装置 - Google Patents

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生芳 高松
Ikuyoshi Takamatsu
生芳 高松
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Abstract

【課題】基板から分断された端材が、基板の分断機構の動作不良を引き起こすことを抑制する。【解決手段】端材除去装置は、搬送される基板(12)を支持する第1の基板支持部(14A)と、第1の基板支持部よりも基板の搬送方向の下流側において基板を支持する第2の基板支持部(14B)と、第1の基板支持部と第2の基板支持部との間に位置し、かつ、基板の、第1の基板支持部または第2の基板支持部からの突出部分を分断する分断部(20)と、第1の基板支持部と第2の基板支持部との間の、分断部の上流側または下流側において、端材となる基板の、第1の基板支持部または第2の基板支持部からの突出部分を把持する把持部(16)とを備え、把持部(16)は、分断部の下方を横断して分断部の上流側と下流側に移動可能である。【選択図】図1

Description

本願明細書に開示される技術は、端材を除去する技術に関するものである。
一般に、液晶表示パネルなどを製造する製造工程には、マザー基板と呼ばれる大面積の基板から所望の大きさのユニット基板を切り出す分断工程が含まれる。
マザー基板においては、複数のユニット基板があらかじめ形成され、さらに、ユニット基板同士の間、または、マザー基板の周辺などには余分な領域が設けられている。そのため、上記の分断工程においてユニット基板が切り出されることに伴って、上記の余分な領域が端材となる(たとえば、特許文献1を参照)。
特開2002−338284号公報
上記の分断工程において破棄された端材がそのまま落下する場合、基板の下方に配置されたスクライブユニットのベアリングなどに入り込むことによって、スクライブユニットの動作不良などの原因となる場合があった。
本願明細書に開示される技術は、以上に記載されたような問題を解決するためになされたものであり、基板から分断された端材が、基板の分断機構の動作不良を引き起こすことを抑制する技術に関するものである。
本願明細書に開示される技術の第1の態様は、搬送される基板を支持する第1の基板支持部と、前記第1の基板支持部よりも前記基板の搬送方向の下流側において前記基板を支持する第2の基板支持部と、前記第1の基板支持部と前記第2の基板支持部との間に位置し、かつ、前記基板の、前記第1の基板支持部または前記第2の基板支持部からの突出部分を分断する分断部と、前記第1の基板支持部と前記第2の基板支持部との間の、前記分断部の上流側または下流側において、前記分断部によって分断されて端材となる前記基板の、前記第1の基板支持部または前記第2の基板支持部からの前記突出部分を把持する把持部とを備え、前記把持部が、前記分断部の下方を横断して、前記分断部の上流側と前記分断部の下流側に移動可能に構成されている。
また、本願明細書に開示される技術の第2の態様は、第1の態様に関連し、前記把持部は、前記分断部によって分断されて前記端材となる前記基板の、前記第1の基板支持部または前記第2の基板支持部からの前記突出部分を把持するアームと、前記アームを回動可能に支持するアーム支持部と、前記アーム支持部を、前記基板の搬送方向に移動させる移動機構とを備え、前記基板が前記第1の基板支持部から前記分断部に跨って位置し、かつ、前記基板の下流側の端部が前記分断部と前記第2の基板支持部との間に位置する場合、前記移動機構は、前記分断部の下流側に前記把持部を位置させ、前記アーム支持部は、前記アームを第1の姿勢に支持し、前記基板が前記分断部から前記第2の基板支持部に跨って位置し、かつ、前記基板の上流側の端部が前記分断部と前記第1の基板支持部との間に位置する場合、前記移動機構は、前記分断部の上流側に前記把持部を位置させ、前記アーム支持部は、前記アームを第2の姿勢に支持し、前記アーム支持部は、前記アームを回転させることによって、前記アームを前記第1の姿勢および前記第2の姿勢に支持する。
また、本願明細書に開示される技術の第3の態様は、第2の態様に関連し、前記移動機構は、前記端材を把持する前記アームが前記基板の搬送経路から退避した状態で、前記アーム支持部を前記基板の搬送方向に移動させる。
また、本願明細書に開示される技術の第4の態様は、第1の態様から第3の態様のうちのいずれか1つに関連し、前記端材除去装置は、さらに、前記端材を収容する少なくとも1つのシューターを備え、前記把持部は、把持している前記端材を前記シューター内に収める。
また、本願明細書に開示される技術の第5の態様は、第4の態様に関連し、前記シューターは、前記分断部の上流側および下流側においてそれぞれ設けられる。
また、本願明細書に開示される技術の第6の態様は、第4の態様に関連し、前記シューターは、前記把持部における前記移動機構とともに移動可能である。
本願明細書に開示される技術の第1から第6の態様によれば、基板から分断された端材は把持部によって把持され、さらに、シューターへ収容される。そのため、基板から分断された端材が分断部などの動作不良の原因となることが抑制される。
本願明細書に開示される技術に関する目的と、特徴と、局面と、利点とは、以下に示される詳細な説明と添付図面とによって、さらに明白となる。
実施の形態に関する、端材除去装置の構成を概略的に例示する図である。 実施の形態に関する、端材除去装置の動作を説明するための図である。 実施の形態に関する、端材除去装置の動作を説明するための図である。 実施の形態に関する、端材除去装置の動作を説明するための図である。 実施の形態に関する、端材除去装置の動作を説明するための図である。 実施の形態に関する、端材除去装置の動作を説明するための図である。 実施の形態に関する、端材除去装置の動作を説明するための図である。 実施の形態に関する、移動機構とともに移動可能なシューターを備える端材除去装置の構成を概略的に例示する図である。
以下、添付される図面を参照しながら実施の形態について説明する。
なお、図面は概略的に示されるものであり、説明の便宜のため、適宜、構成の省略、または、構成の簡略化がなされるものである。また、異なる図面にそれぞれ示される構成などの大きさおよび位置の相互関係は、必ずしも正確に記載されるものではなく、適宜変更され得るものである。
また、以下に示される説明では、同様の構成要素には同じ符号を付して図示し、それらの名称と機能とについても同様のものとする。したがって、それらについての詳細な説明を、重複を避けるために省略する場合がある。
また、以下に記載される説明において、「上」、「下」、「側」、「底」、「表」または「裏」などの特定の位置と方向とを意味する用語が用いられる場合があっても、これらの用語は、実施の形態の内容を理解することを容易にするために便宜上用いられるものであり、実際に実施される際の方向とは関係しないものである。
また、以下に記載される説明において、「第1の」、または、「第2の」などの序数が用いられる場合があっても、これらの用語は、実施の形態の内容を理解することを容易にするために便宜上用いられるものであり、これらの序数によって生じ得る順序などに限定されるものではない。
<実施の形態>
以下、本実施の形態に関する端材除去装置について説明する。
<端材除去装置の構成について>
図1は、本実施の形態に関する端材除去装置の構成を概略的に例示する図である。
図1に例示されるように、本実施の形態に関する端材除去装置は、分断前の基板12を上流において支持する基板支持部14Aと、分断前の基板12を下流において支持する基板支持部14Bと、基板支持部14Aの端部または基板支持部14Bの端部において、基板12を分断する分断部20と、基板12のうちの、分断されて端材となる端部を把持する把持部16とを備える。
ここで、端材とは、基板12に複数形成された液晶パネルなどの単位大きさであるユニット基板の周辺などに設けられる余分な領域が、基板12から分断されることによって生じる部材である。
また、本実施の形態に関する端材除去装置は、さらに、把持部16の周辺に配置されるシューター18Aおよびシューター18Bを備えることができる。シューター18Aおよびシューター18Bは、把持部16が把持している端材を収容する。
図1に例示される場合では、シューター18Aは、分断部20の上流側に配置される。また、シューター18Bは、分断部20の下流側に配置される。
基板12としては、ガラス基板、低温焼成セラミックスまたは高温焼成セラミックスなどからなるセラミック基板、シリコン基板、化合物半導体基板、サファイア基板、または、石英基板などが用いられる。
基板12は、単板のものであってもよいし、複数の基板が貼り合わせられた貼り合わせ基板であってもよい。
基板12は、複数のユニット基板が形成された基板である。また、基板12において、複数のユニット基板の間には、余分な領域が形成される。基板12からユニット基板が分断された際には、当該余分な領域は端材となる。一般に、端材は、ユニット基板よりも幅の狭い部材となる。
基板支持部14Aは、基板12を支持し、かつ、搬送するベルト142Aと、ベルト142Aを駆動するプーリー144Aとを備える。
基板支持部14Aは、プーリー144Aの駆動、または、ここでは図示されない他のプーリーの駆動によって、ベルト142Aを移動させることができる。ベルト142Aが移動する場合には、基板支持部14Aは、ベルト142Aに支持される基板12を搬送することができる。
同様に、基板支持部14Bは、基板12を支持し、かつ、搬送するベルト142Bと、ベルト142Bを駆動するプーリー144Bとを備える。
基板支持部14Aにおいては、基板12は、まず、ベルト142Aによって搬送される。そして、ベルト142Aの端部に差しかかると、さらに分断部20側にはみ出して搬送される。
基板支持部14Bにおいては、基板12は、分断部20を介して上流側から供給される。そして、基板12は、ベルト142Bによって、さらに下流へ搬送される。
分断部20は、基板支持部14Aと基板支持部14Bとの間に位置し、かつ、基板12の、基板支持部14Aまたは基板支持部14Bからの突出部分を分断する。分断部20は、基板12を分断するブレイクローラー202を備える。
分断部20は、分断予定位置100がブレイクローラー202の位置に一致するように配置された基板12に対し、ブレイクローラー202によって圧力を加える。そうすることによって、基板12は、分断予定位置100から分断される。
ここで、分断予定位置100には、あらかじめスクライブラインが形成されているものとするが、スクライブラインは、分断部20よりも上流の箇所において、あらかじめ基板12に形成されていてもよいし、分断部20において、ブレイクローラー202によって圧力が加えられる前に形成されてもよい。
本実施の形態におけるスクライブラインは、基板12の搬送方向に直交する方向、すなわち、図1における紙面奥行き方向に延びる線である。
また、スクライブラインは、基板12が単板である場合には、基板12の上面または下面から所定の深さまでの溝が形成されるものである。一方で、基板12が貼り合わせ基板である場合には、スクライブラインは、上下面の単板に対し、それぞれの表面から所定の深さまでの溝が形成されるものである。
また、ブレイクローラー202は、たとえば、中央部に凹部を有する構造体である。ブレイクローラー202は、基板12の表面に形成されたスクライブラインを挟んで配置され、かつ、その両側に圧接されつつ転動する。そうすることによって、基板12はスクライブラインの両側に引っ張られる状態となり、スクライブラインにおいて垂直クラックが伸展する。
ブレイクローラー202が、ゴムなどの弾性体であれば、ブレイクローラー202は、基板12に押し付けられることによって変形し、その変形に伴って、スクライブラインの両側において基板12を押し広げる力が働く。したがって、より確実に基板12を分断することができる。
把持部16は、基板12のうちの分断されて端材となる端部、すなわち、基板12の、基板支持部14Aまたは基板支持部14Bからの突出部分を把持するアーム162と、アーム162を回動可能に支持し、かつ、図1における上下方向に伸縮可能であるアーム支持部164と、アーム支持部164が搭載され、かつ、基板12の搬送方向に移動可能な移動機構166とを備える。なお、回動とは、正逆の双方向の回転である。
把持部16は、基板支持部14Aと基板支持部14Bとの間に位置する。そして、把持部16は、分断部20の上流側または下流側において、分断部20によって分断されて端材となる基板12の、基板支持部14Aまたは基板支持部14Bからの突出部分を把持する。
なお、把持部16は、基板12の紙面奥行き方向の長さに対応して、複数設けられてもよい。その場合、複数の把持部16の動作は、互いに連動するものとする。
アーム162は、上流側の基板支持部14Aから分断部20へ供給される基板12の、分断されて端材となる端部を把持する。
基板12が基板支持部14Aからはみ出して配置される場合には、アーム162は、基板12の分断予定位置100が分断部20の分断箇所、すなわち、ブレイクローラー202が基板12に接触する箇所に一致した状態で、分断されて端材となる基板12の下流側の端部を、基板12の下流側から把持する。
一方で、基板12が分断部20から基板支持部14Bに跨って配置される場合には、アーム162は、基板12の分断予定位置100が分断部20の分断箇所に一致した状態で、分断されて端材となる基板12の上流側の端部を、基板12の上流側から把持する。
その際、アーム162は、アーム支持部164によって回転される。ここで、アーム支持部164によるアーム162の回転可能範囲は、たとえば、±180°である。
そして、アーム162の開口は、分断されて端材となる基板12の下流側の端部を把持する際には、上流側に向けられる。また、アーム162の開口は、分断されて端材となる基板12の上流側の端部を把持する際には、下流側に向けられる。
また、アーム支持部164は、移動機構166によって、基板12の搬送方向に移動させられる。したがって、アーム支持部164に支持されるアーム162は、移動機構166によって、分断されて端材となる基板12の下流側の端部を把持する際には、分断部20よりも下流側に配置される。また、アーム162は、移動機構166によって、分断されて端材となる基板12の上流側の端部を把持する際には、分断部20よりも上流側に配置される。
<端材除去装置の動作について>
次に、本実施の形態に関する端材除去装置の動作について説明する。図2から図7は、図1に例示された本実施の形態に関する端材除去装置の、その後の動作を説明するための図である。
まず、図1に例示されるように、上流側の基板支持部14Aにおいて搬送される基板12が、基板支持部14Aの下流側の端部からはみ出し、さらに、分断部20の分断箇所を跨いで配置される。基板12の下流側の端部は、分断部20と基板支持部14Bとの間に位置する。
そして、基板12の下流側の分断予定位置100が分断部20の分断箇所に一致した状態で、分断されて端材となる基板12の下流側の端部を、把持部16のアーム162が、基板12の下流側から把持する。
このとき、アーム支持部164によって回動可能に支持されたアーム162は、その開口が上流側を向くように回転する。また、移動機構166は、分断部20の下流側に把持部16を位置させる。
ここで、図1に例示されるように、基板支持部14Aが、プーリー144Aの駆動によって移動するベルト142Aを有する場合には、プーリー144Aの駆動でベルト142Aの移動を調整することによって、ベルト142Aに支持された基板12の分断予定位置100を、分断部20の分断箇所に一致させることができる。
次に、分断部20が、基板12を下流側の分断予定位置100から分断する。具体的には、分断部20のブレイクローラー202が基板12に押し付けられることによって、基板12が、あらかじめ形成されたスクライブラインの両側に引っ張られる状態となり、スクライブラインにおいて垂直クラックが伸展する。そうすることによって、端材12Bが基板12から分断される。
次に、図2に例示されるように、把持部16は、アーム162が端材12Bを把持した状態でアーム支持部164を縮ませることによって、アーム162を鉛直下方向に収納する。このとき、アーム支持部164は、図2に例示されるように、アーム162が分断部20または基板12と接触しないように、アーム162を回転させてもよい。また、このとき、移動機構166は、アーム162が分断部20または基板12と接触しないように、基板12の搬送方向の下流側へ移動してもよい。
なお、図2に例示される場合では、把持部16が基板12の搬送ラインの鉛直下方向に配置されているためアーム162が鉛直下方向に収納されたが、把持部16が基板12の搬送ラインの鉛直上方向に配置されている場合、具体的には、アーム支持部164を搭載する移動機構166が、基板12の搬送ラインの鉛直上方向に配置されている場合には、アーム162は、鉛直上方向に収納されてもよい。
次に、図3に例示されるように、アーム支持部164がアーム162を回転させることによって、アーム162の開口を、把持部16の下流側に向かせる。そして、アーム162は、把持していた端材12Bを、把持部16の下流側に配置されたシューター18B内に落下させる。
次に、図4に例示されるように、移動機構166の動作によって、把持部16が、基板12の搬送方向の上流側へ移動する。
この際、アーム支持部164は、アーム162が分断部20または基板12に接触することを避けるため、あらかじめ、基板12の搬送方向と交差する方向、すなわち、鉛直方向に縮んでいる。アーム支持部164が縮むことによって、アームは、基板12の搬送経路から退避することができる。
また、この際、基板12も、次の分断予定位置100を分断部20の分断箇所に一致させるために、上流側から下流側へ、基板支持部14Aおよび基板支持部14Bに跨って移動しているが、当該基板12の搬送は、把持部16の上記の移動と同期する必要はない。
また、上記のように、把持部16が基板12の搬送方向の上流側へ移動したのは、次の分断予定位置100においては、分断されて端材となる基板12の端部が上流側の端部であるためである。そのため、次の分断予定位置100において、分断されて端材となる基板12の端部が下流側の端部である場合、すなわち、基板12の周辺のみならず、基板12内に設けられた余分な領域を除去するための分断動作が続く場合には、把持部16は上記のように移動する必要はない。
次に、図5に例示されるように、上流側の基板支持部14Aから分断部20へ搬送された基板12が、分断部20から下流側の基板支持部14Bに跨って配置される。基板12の上流側の端部は、基板支持部14Bの上流側の端部からはみ出し、かつ、分断部20と基板支持部14Aとの間に位置する。
そして、基板12の上流側の分断予定位置100が分断部20の分断箇所に一致した状態で、分断されて端材となる基板12の上流側の端部を、把持部16のアーム162が、基板12の上流側から把持する。
このとき、アーム支持部164によって回動可能に支持されたアーム162は、その開口が下流側を向くように回転する。また、移動機構166は、分断部20の上流側に把持部16を位置させる。
ここで、図5に例示されるように、基板支持部14Bが、プーリー144Bの駆動によって移動するベルト142Bを有する場合には、プーリー144Bの駆動でベルト142Bの移動を調整することによって、ベルト142Bに支持された基板12の分断予定位置100を、分断部20の分断箇所に一致させることができる。
次に、分断部20が、基板12を上流側の分断予定位置100から分断する。そうすることによって、端材12Aが基板12から分断される。
次に、図6に例示されるように、把持部16は、アーム162が端材12Aを把持した状態でアーム支持部164を縮ませることによって、アーム162を鉛直下方向に収納する。このとき、アーム支持部164は、図6に例示されるように、アーム162が分断部20または基板12と接触しないように、アーム162を回転させてもよい。また、このとき、移動機構166は、アーム162が分断部20または基板12と接触しないように、基板12の搬送方向の上流側へ移動してもよい。
次に、図7に例示されるように、アーム支持部164がアーム162を回転させることによって、アーム162の開口を、把持部16の上流側に向かせる。そして、アーム162は、把持していた端材12Aを、把持部16の上流側に配置されたシューター18A内に落下させる。
本実施の形態に関する端材除去装置は、上記のように、基板12から分断された端材を把持部16によって把持し、さらに、シューターへ収容させる。そのため、基板12から分断された端材が分断部20の動作不良の原因となることが抑制される。
また、本実施の形態に関する端材除去装置における把持部16は、アーム支持部164によってアーム162が回動可能に支持されているため、把持する基板12の端部が上流側の端部であっても下流側の端部であっても、把持可能である。
すなわち、本実施の形態に関する端材除去装置における把持部16によれば、基板12から分断される端材が、基板12の上流側の端材であっても下流側の端材であっても、適切に把持し、かつ、シューターへ収容可能である。
ここで、図7に例示される場合では、端材12Aは、端材12Bが収容されるシューター18Bとは別のシューターであるシューター18Aに収容されている。
しかしながら、端材12Aおよび端材12Bが、同じシューター内に収容されてもよい。図7に例示される場合では、シューター18Aまたはシューター18Bに、端材12Aおよび端材12Bの双方が収容されてもよい。または、分断部20の直下の位置に共通のシューターを設けることもできる。その場合、共通のシューターは、把持部16の移動機構166が移動する経路とは、図7の奥行き方向にずれた位置に設ければよい。
一方で、たとえば、移動機構166とともに移動可能な単一のシューターが設けられる場合にも、端材12Aおよび端材12Bを、同じシューターに収容することができる。
図8は、移動機構166とともに移動可能なシューター18Cを備える把持部16A、および、把持部16Aを備える端材除去装置の構成を概略的に例示する図である。
図8に例示されるように、本実施の形態に関する端材除去装置は、基板支持部14Aと、基板支持部14Bと、分断部20と、把持部16Aとを備える。把持部16Aは、アーム162と、アーム支持部164と、移動機構166と、移動機構166とともに移動可能なシューター18Cとを備える。
図8に例示される構成である場合、収容される端材12Aおよび端材12Bが、基板12の上流側の端部であるか下流側の端部であるかに関わらず、移動機構166とともに移動する単一のシューター18Cによってそれらの端材を収容することができる。なお、必要に応じて、移動機構166を反転させ、シューター18Cが取り付けられる位置を、図8に例示されるような移動機構166の上流側から、移動機構166の下流側に変更することも可能である。
把持部16Aからシューター18Cまでの距離が変化しないため、収容される端材が、基板12の上流側の端部であるか下流側の端部であるかに関わらず、端材をシューター18Cに収容する動作を容易に制御することができる。
<以上に記載された実施の形態によって生じる効果について>
次に、以上に記載された実施の形態によって生じる効果を例示する。なお、以下の説明においては、以上に記載された実施の形態に例示された具体的な構成に基づいて当該効果が記載されるが、同様の効果が生じる範囲で、本願明細書に例示される他の具体的な構成と置き換えられてもよい。
以上に記載された実施の形態によれば、端材除去装置は、搬送される基板12を支持する第1の基板支持部と、第2の基板支持部と、分断部20と、把持部16とを備える。ここで、第1の基板支持部は、たとえば、基板支持部14Aに対応するものである。また、第2の基板支持部は、たとえば、基板支持部14Bに対応するものである。基板支持部14Bは、基板支持部14Aよりも基板12の搬送方向の下流側において基板12を支持する。分断部20は、基板支持部14Aと基板支持部14Bとの間に位置し、かつ、基板12の、基板支持部14Aまたは基板支持部14Bからの突出部分を分断する。把持部16は、基板支持部14Aと基板支持部14Bとの間の、分断部20の上流側または下流側において、分断部20によって分断されて端材となる基板12の、基板支持部14Aまたは基板支持部14Bからの突出部分を把持する。そして、基板12が基板支持部14Aから分断部20に跨って位置し、かつ、基板12の下流側の端部が分断部20と基板支持部14Bとの間に位置する場合、把持部16は、分断部20の下流側に位置し、かつ、端材となる基板12の下流側の端部を把持する。また、基板12が分断部20から基板支持部14Bに跨って位置し、かつ、基板12の上流側の端部が分断部20と基板支持部14Aとの間に位置する場合、把持部16は、分断部20の上流側に位置し、かつ、端材となる基板12の上流側の端部を把持する。ここで分断部20は、把持部16が、端材となる基板12の、基板支持部14Aまたは基板支持部14Bからの突出部分を把持した状態で、当該突出部分を分断する。
このような構成によれば、基板12から分断された端材は把持部16によって把持され、さらに、シューターへ収容される。そのため、基板12から分断された端材が分断部20などの動作不良の原因となることが抑制される。また、把持部16が、上流側および下流側の双方から端材となる基板12の端部を把持することができるため、それぞれの端部に対応した把持部を設ける必要がない。
なお、これらの構成以外の本願明細書に例示される他の構成については適宜省略することができる。すなわち、これらの構成のみで、以上に記載された効果を生じさせることができる。
しかしながら、本願明細書に例示される他の構成のうちの少なくとも1つを以上に記載された構成に適宜追加した場合、すなわち、以上に記載された構成としては記載されなかった本願明細書に例示される他の構成を以上に記載された構成に追加した場合でも、同様に以上に記載された効果を生じさせることができる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、把持部16は、アーム162と、アーム支持部164と、移動機構166とを備える。アーム162は、分断部20によって分断されて端材となる基板12の、基板支持部14Aまたは基板支持部14Bからの突出部分を把持する。アーム支持部164は、アーム162を回動可能に支持する。移動機構166は、アーム支持部164を、基板12の搬送方向に移動させる。そして、基板12が基板支持部14Aから分断部20に跨って位置し、かつ、基板12の下流側の端部が分断部20と基板支持部14Bとの間に位置する場合、移動機構166は、分断部20の下流側に把持部16を位置させ、アーム支持部164は、アーム162を第1の姿勢に支持する。また、基板12が分断部20から基板支持部14Bに跨って位置し、かつ、基板12の上流側の端部が分断部20と基板支持部14Aとの間に位置する場合、移動機構166は、分断部20の上流側に把持部16を位置させ、アーム支持部164は、アーム162を第2の姿勢に支持する。ここで、アーム支持部164は、アーム162を回転させることによって、アーム162を、アーム162の開口が上流側を向く第1の姿勢、および、アーム162の開口が下流側を向く第2の姿勢に支持する。このような構成によれば、アーム支持部164によってアーム162が回動可能に支持される。そのため、把持する基板12の端部が上流側の端部であっても下流側の端部であっても、適切に把持可能である。したがって、基板12から分断される端材が、基板12の上流側の端材であっても下流側の端材であっても、適切に把持し、かつ、シューターへ収容可能である。
また、以上に記載された実施の形態によれば、移動機構166は、端材を把持するアーム162が基板12の搬送経路から退避した状態で、アーム支持部164を基板12の搬送方向に移動させる。このような構成によれば、アーム162が分断部20または基板12に接触することを避けつつ、把持部16を基板12の搬送方向の上流側または下流側に移動させることができる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、端材除去装置は、端材を収容する少なくとも1つのシューターを備える。そして、把持部16は、把持している端材をシューター内に収める。このような構成によれば、把持部16が、端材を把持した状態を保ちつつ、シューターに当該端材を収めることができる。そのため、基板12の周辺に配置された分断部20の動作不良を引き起こすことを抑制しつつ、端材を除去することができる。また、端材12Aおよび端材12Bを、単一のシューターに収容すれば、上流側の端材と下流側の端材とでそれぞれ異なるシューターを用意する場合に比べて、端材の収容に必要となるシューターを少なくすることができる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、シューター18Aは、分断部20の上流側に設けられる。また、シューター18Bは、分断部20の下流側に設けられる。このような構成によれば、把持部16が分断部の上流側および下流側のいずれにおいて端材となる基板12の端部を把持した場合であっても、下方に配置されたシューターに当該端材を収容することができる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、シューター18Cは、把持部16Aにおける移動機構166とともに移動可能である。このような構成によれば、把持部16Aからシューター18Cまでの距離が変化しないため、収容される端材が、基板12の上流側の端部であるか下流側の端部であるかに関わらず、端材をシューター18Cに収容する動作を容易に制御することができる。
<以上に記載された実施の形態における変形例について>
以上に記載された実施の形態では、それぞれの構成要素の材質、材料、寸法、形状、相対的配置関係または実施の条件などについても記載する場合があるが、これらはすべての局面において例示であって、本願明細書に記載されたものに限られることはないものとする。
したがって、例示されていない無数の変形例、および、均等物が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。たとえば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合が含まれるものとする。
また、矛盾が生じない限り、以上に記載された実施の形態において「1つ」備えられるものとして記載された構成要素は、「1つ以上」備えられていてもよいものとする。
さらに、以上に記載された実施の形態におけるそれぞれの構成要素は概念的な単位であって、本願明細書に開示される技術の範囲内には、1つの構成要素が複数の構造物から成る場合と、1つの構成要素がある構造物の一部に対応する場合と、さらには、複数の構成要素が1つの構造物に備えられる場合とを含むものとする。
また、以上に記載された実施の形態におけるそれぞれの構成要素には、同一の機能を発揮する限り、他の構造または形状を有する構造物が含まれるものとする。
また、本願明細書における説明は、本技術に関するすべての目的のために参照され、いずれも、従来技術であると認めるものではない。
また、以上に記載された実施の形態において、特に指定されずに材料名などが記載された場合は、矛盾が生じない限り、当該材料に他の添加物が含まれた、たとえば、合金などが含まれるものとする。
12 基板
12A,12B 端材
14A,14B 基板支持部
16,16A 把持部
18A,18B,18C シューター
20 分断部
100 分断予定位置
142A,142B ベルト
144A,144B プーリー
162 アーム
164 アーム支持部
166 移動機構
202 ブレイクローラー

Claims (6)

  1. 搬送される基板を支持する第1の基板支持部と、
    前記第1の基板支持部よりも前記基板の搬送方向の下流側において前記基板を支持する第2の基板支持部と、
    前記第1の基板支持部と前記第2の基板支持部との間に位置し、かつ、前記基板の、前記第1の基板支持部または前記第2の基板支持部からの突出部分を分断する分断部と、
    前記第1の基板支持部と前記第2の基板支持部との間の、前記分断部の上流側または下流側において、前記分断部によって分断されて端材となる前記基板の、前記第1の基板支持部または前記第2の基板支持部からの前記突出部分を把持する把持部とを備え、
    前記把持部が、前記分断部の下方を横断して、前記分断部の上流側と前記分断部の下流側に移動可能に構成されている、端材除去装置。
  2. 前記把持部は、
    前記分断部によって分断されて前記端材となる前記基板の、前記第1の基板支持部または前記第2の基板支持部からの前記突出部分を把持するアームと、
    前記アームを回動可能に支持するアーム支持部と、
    前記アーム支持部を、前記基板の搬送方向に移動させる移動機構とを備え、
    前記基板が前記第1の基板支持部から前記分断部に跨って位置し、かつ、前記基板の下流側の端部が前記分断部と前記第2の基板支持部との間に位置する場合、前記移動機構は、前記分断部の下流側に前記把持部を位置させ、前記アーム支持部は、前記アームを第1の姿勢に支持し、
    前記基板が前記分断部から前記第2の基板支持部に跨って位置し、かつ、前記基板の上流側の端部が前記分断部と前記第1の基板支持部との間に位置する場合、前記移動機構は、前記分断部の上流側に前記把持部を位置させ、前記アーム支持部は、前記アームを第2の姿勢に支持し、
    前記アーム支持部は、前記アームを回転させることによって、前記アームを前記第1の姿勢および前記第2の姿勢に支持する、
    請求項1に記載の端材除去装置。
  3. 前記移動機構は、前記端材を把持する前記アームが前記基板の搬送経路から退避した状態で、前記アーム支持部を前記基板の搬送方向に移動させる、
    請求項2に記載の端材除去装置。
  4. 前記端材除去装置は、さらに、
    前記端材を収容する少なくとも1つのシューターを備え、
    前記把持部は、把持している前記端材を前記シューター内に収める、
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の端材除去装置。
  5. 前記シューターは、前記分断部の上流側および下流側においてそれぞれ設けられる、
    請求項4に記載の端材除去装置。
  6. 前記シューターは、前記把持部における前記移動機構とともに移動可能である、
    請求項4に記載の端材除去装置。
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