JP2018042108A - パケット転送装置及びパケット転送方法 - Google Patents

パケット転送装置及びパケット転送方法 Download PDF

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【課題】 高優先パケットの遅延が低減されたパケット転送装置及びパケット転送方法を提供する。【解決手段】 パケット転送装置は、第1優先度のパケットを格納する第1格納部と、前記第1優先度より低い第2優先度のパケットを格納する第2格納部と、前記第1格納部に前記第1優先度のパケットの格納が完了する前に、前記第1格納部に格納された前記第1優先度のパケットを読み出す第1読み出し部と、前記第2格納部に前記第2優先度のパケットの格納が完了した後、前記第2格納部に格納された前記第2優先度のパケットを読み出す第2読み出し部とを有する。【選択図】図8

Description

本件は、パケット転送装置及びパケット転送方法に関する。
例えばレイヤ2スイッチやルータなどのパケット転送装置は、パケットを統計的に多重して他装置に転送する。パケット転送装置は、転送処理におけるパケットの遅延を抑制するため、例えばパケットごとの優先度に基づきパケットの優先制御を行う(例えば特許文献1−3参照)。
特開2003−348141号公報 特開2006−94060号公報 特開2009−239453号公報
パケットは、例えば優先度ごとのキュー(バッファ)に分かれて格納され、優先度の高いキューから優先的にパケットが読み出されて転送される。このため、低遅延が要求される音声データのパケット(以下、「音声パケット」と表記)を高優先パケットとすることにより、音声パケットを他のパケットより優先的にキューから読み出すことが可能である。
パケットが、例えばIP(Internet Protocol)パケットやイーサネット(登録商標、以下同様)フレームのような可変長のフォーマットを有する場合、各キューには異なる長さのパケットが格納される。例えば優先度の低いキューに格納されたパケット長の長い低優先パケットが読み出し中である場合、高優先パケットは、優先度によらずに読み出しが不可能であるため、待機状態にされて遅延が増加する。したがって、高優先パケットであっても遅延が低減されないという問題がある。
本発明は、高優先パケットの遅延が低減されたパケット転送装置及びパケット転送方法を提供することを目的とする。
1つの態様では、パケット転送装置は、第1優先度のパケットを格納する第1格納部と、前記第1優先度より低い第2優先度のパケットを格納する第2格納部と、前記第1格納部に前記第1優先度のパケットの格納が完了する前に、前記第1格納部に格納された前記第1優先度のパケットを読み出す第1読み出し部と、前記第2格納部に前記第2優先度のパケットの格納が完了した後、前記第2格納部に格納された前記第2優先度のパケットを読み出す第2読み出し部とを有する。
1つの態様では、パケット転送方法は、第1優先度のパケットと、前記第1優先度より低い第2優先度のパケットとを転送するパケット転送方法において、第1格納部に前記第1優先度のパケットの格納が完了する前に、前記第1格納部に格納された前記第1優先度のパケットを読み出し、第2格納部に前記第2優先度のパケットの格納が完了した後、前記第2格納部に格納された前記第2優先度のパケットを読み出す方法である。
1つの側面として、高優先パケットの遅延を低減することができる。
ネットワークシステムの一例を示す構成図である。 パケット転送装置の一例を示す構成図である。 パケットのフォーマットの一例を示す構成図である。 比較例のキュー構成におけるパケットの遅延時間の一例を示す図である。 比較例のキュー構成におけるパケットの遅延時間の他例を示す図である。 単一のキューを用いたカットスルー方式によるパケットの書き込み及び読み出しの動作の一例を示す図である。 複数のキューを用いたカットスルー方式によるパケットの書き込み及び読み出しの動作の一例を示す図である。 実施例のパケット転送装置のキュー構成を示す構成図である。 受信側回線インターフェースユニットの一例を示す構成図である。 フィルタテーブルの例を示す図である。 送信側回線インターフェースユニットの一例を示す構成図である。 受信側回線インターフェースユニットの動作の一例を示すフローチャートである。 格納キューの判定処理の一例を示すフローチャートである。 送信側回線インターフェースユニットの動作の一例を示すフローチャートである。
図1は、ネットワークシステムの一例を示す構成図である。ネットワークシステムは、複数のパケット(PKT)転送装置1、複数の端末2、及び複数のサーバ4を含む。
パケット転送装置1は、例えばレイヤ2スイッチであり、下流側の端末2と上流側のサーバ4及びインターネット3(またはクラウドサーバ)の間でパケットを転送する。パケット転送装置1は、パケットの宛先アドレスなどに基づきパケットを転送する。なお、パケットとしては、イーサネットフレームが挙げられるが、これに限定されず、IP(Internet Protocol)パケットであってもよい。また、複数のパケット転送装置1は、メッシュ状のネットワークを構成するように互いに接続されているが、これに限定されず、リング状のネットワークを構成するように互いに接続されてもよい。
端末2は、例えばパーソナルコンピュータであり、複数のパケット転送装置1を介してインターネットまたはサーバ4と通信する。
図2は、パケット転送装置1の一例を示す構成図である。パケット転送装置1は、制御ユニット10と、複数の回線インターフェースユニット(回線IFユニット)11と、スイッチユニット12とを有する。
回線IFユニット11、スイッチユニット12、及び制御ユニット10は、例えば、複数の電気部品が実装されたカード形状の回路基板により構成され、パケット転送装置1の筐体に設けられたスロットに着脱自在に実装される。回線IFユニット11、スイッチユニット12、及び制御ユニット10は、パケット転送装置1内に設けられた配線基板と電気コネクタなどを介して接続され、配線基板を介して互いにデータを入出力する。なお、回線IFユニット11、スイッチユニット12、及び制御ユニット10は、これに限定されず、一体化されたモジュールとして形成されてもよい。
回線IFユニット11は、通信回線ごとの通信ポートPを有し、通信ポートPを介して他装置との間でパケットを送受信する。回線IFユニット11は、通信ポートPから入力されたパケットの受信処理を行い、パケットをスイッチユニット12に出力する。また、回線IFユニット11は、スイッチユニット12から入力されたパケットの送信処理を行い、その宛先に応じた通信ポートPからパケットを送信する。なお、回線IFユニット11は、一例として、FPGA(Field Programmable Gate Array)やCPU(Central Processing Unit)回路などを含む回線IF回路として構成される。
スイッチユニット12は、回線IFユニット11から入力されたパケットを、その宛先に応じた回線IFユニット11に出力する。すなわち、スイッチユニット12は、複数の回線IFユニット11の間でパケットを交換する。なお、スイッチユニット12は、一例として、FPGAやCPU回路などを含むスイッチ回路として構成される。
制御ユニット10は、各回線IFユニット11及びスイッチユニット12との間で制御信号を送受信することにより(点線参照)、各回線IFユニット11及びスイッチユニット12に各種の設定を行い、また、各回線IFユニット11及びスイッチユニット12から警報や統計情報などを収集する。また、制御ユニット10は、パーソナルコンピュータなどの制御端末5と接続され、制御端末5から各種の設定を受け付け、また、収集した情報を制御端末5に出力する。なお、制御ユニット10は、一例として、FPGAやCPU回路などを含む制御回路として構成される。また、制御端末5に代えて、ネットワーク監視サーバなどが用いられてもよい。
図3は、パケットのフォーマットの一例を示す構成図である。本実施例では、パケットとしてイーサネットフレームを挙げるが、これに限定されない。また、本実施例では、VLANタグ付きのイーサネットフレームを挙げるが、VLANタグ無しのイーサネットフレームが用いられてもよい。なお、図3において、各領域のカッコ内には、その領域の長さ(データ量)が示されている。
イーサネットフレームは、宛先のMAC(Media Access Control)アドレスであるDA(Destination Address)、送信元のMACアドレスであるSA(Source Address)、VLAN(Virtual Local Area Network)タグ、E−TYPE、ペイロード、及びFCS(Frame Check Sequence)を有する。
E−TYPEは、Ethernet Typeであり、可変長のペイロードに格納される上位レイヤのメッセージタイプを示す。E−TYPEは、例えば0x8100(0xは16進数表記)である場合、IPv4(Internet Protocol version 4)を示す。なお、Ethernet Typeの値はIANA(Internet Assigned Number Authority)により規定されている。
FCSはデータ誤りの訂正符号である。FCSとしては、例えばCRC(Cyclic Redundancy Check)−32が用いられるが、これに限定されない。
VLANタグは、TPID(Tag Protocol Identifier)、プライオリティ、DEI(Discard Eligibility Indicator)、及びVID(VLAN Identifier)を含む。TPIDは、Ethernet Typeの1種であり、後段にVIDが格納されていることを示す。TPIDの値は、IEEE(the Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)802.1Qにより0x8100として規定されている。
プライオリティはイーサネットフレームの優先度を示す。DEIはイーサネットフレームの廃棄の優先度であり、DEI=1のイーサネットフレームは、DEI=0のイーサネットフレームより優先的に廃棄される。VIDは回線を識別する識別子である。なお、イーサネットフレームは、複数のVLANタグをスタックした状態で収容することができる。
図4は、比較例のキュー構成におけるパケットの遅延時間の一例を示す図である。比較例のパケット転送装置1は、パケットの優先度ごとに設けられたキュー91,92と、読み出し制御回路90とを有する。
キュー91,92は、例えばメモリなどで構成されたパケット格納用のバッファである。一方のキュー91には高優先パケット(HP−PKT)が書き込まれ、他方のキュー92には、低優先パケット(LP−PKT)が書き込まれる。なお、高優先パケット及び低優先パケットは、例えばVLANタグ内のプライオリティに基づき識別される。
読み出し制御回路90は、キュー91から高優先パケットを読み出し、キュー92から低優先パケットを読み出す。読み出し制御回路90は、低優先パケットより優先的に高優先パケットを読み出す。高優先パケット及び低優先パケットは、ストア&フォワード方式に従いキュー91,92から読み出される。より具体的には、読み出し制御回路90は、キュー91に高優先パケットの最後尾が入力された後、高優先パケットをその先頭から読み出し始め、また、キュー92に低優先パケットの最後尾が入力された後、低優先パケットをその先頭から読み出し始める。すなわち、読み出し制御回路90は、キュー91,92に高優先パケット及び低優先パケットの格納が完了した後、キュー91,92に格納された高優先パケット及び低優先パケットを読み出す。
符号G1は、キュー92に低優先パケットが格納されていない場合に、キュー91に高優先パケットが書き込まれた後、キュー91から読み出されたときの遅延時間に関するタイムチャートを示す。読み出し制御回路90は、ストア&フォワード方式に従い高優先パケットを読み出すため、高優先パケットの格納の完了後に高優先パケットの読み出しを開始する。
このため、キュー91への高優先パケットの書き込みに要する書き込み時間が経過した後、キュー91からの高優先パケットの読み出しに要する読み出し時間が始まる。したがって、高優先パケットの伝送において書き込み時間分の遅延時間が生ずる。
図5は、比較例のキュー構成におけるパケットの遅延時間の他例を示す図である。図5において、図4と共通する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
符号G2は、キュー92に低優先パケットが書き込まれた後、キュー91に高優先パケットが書き込まれた場合において、高優先パケットより先に低優先パケットが読み出されたときの遅延時間に関するタイムチャートを示す。このように低優先パケットが高優先パケットより先に読み出される場合としては、例えば、直前に高優先パケットの読み出しが連続した場合などが挙げられる。
低優先パケットはキュー92に書き込まれた直後に読み出され始めるが、高優先パケットは、低優先パケットの読み出しが完了するまで読み出しが開始されない。このため、高優先パケットには、低優先パケットの読み出しが完了するまでキュー91内に待機する待機時間が生ずる。したがって、高優先パケットの伝送において、書き込み時間分の遅延時間に加えて、待機時間分の遅延時間が生ずる。
この待機時間分の遅延時間は、高優先パケットと低優先パケットのパケット長の差分が大きいほど長くなるため、高優先パケットが、例えば音声パケットのようにパケット長の短いパケットである場合、遅延時間が大きくなり通信サービスがその影響を受けやすい。したがって、比較例のキュー構成の場合、高優先パケットであっても遅延が低減されないという問題がある。
そこで、実施例では、ストア&フォワード方式に従いパケットが読み出されるキューに加えて、カットスルー方式に従いパケットが読み出されるキューを設けることにより、カットスルー方式による低遅延でのパケットが読み出しを実現する。
図6は、単一のキューを用いたカットスルー方式によるパケットの書き込み及び読み出しの動作の一例を示す図である。パケット(PKT)は、複数のデータ(#1,#2,・・・・,#n)(n:正の整数)に分割されてキュー93に書き込まれる。
カットスルー方式によると、パケットは、全てのデータ(#1,#2,・・・・,#n)がキュー93に書き込まれる前に読み出され始める。図6の例では、キュー93にデータ(#3)とデータ(#4)が格納されており、それに続くデータ(#5,・・・,#n)が未格納である状態において、データ(#1)とデータ(#2)が読み出された場合が示されている。
すなわち、先頭のデータ(#1)は、遅くとも最後尾のデータ(#n)がキュー93に書き込まれる前にキュー93から読み出される。パケットの読み出し開始のタイミングとしては、例えばキュー93に格納されたデータからイーサネットフレームのDAが検出されたときとすることができるが、これに限定されない。
符号G3はパケットの遅延時間に関するタイムチャートを示す。カットスルー方式では、パケットのキュー93へのパケットの格納が完了する前にキュー93からのパケットの読み出しが開始される。このため、パケットの書き込みに要する書き込み時間とパケットの読み出しに要する読み出し時間が部分的に重複する。したがって、書き込み時間の終了後の読み出し時間の残り部分が遅延時間となる。
これに対して、ストア&フォワード方式では、上述したようにパケットの格納の完了後にパケットの読み出しが開始されるため、パケットの書き込みによる遅延時間(書き込み時間)に加えて(図4参照)、他のキューからのパケットの読み出しによる遅延時間(待機時間)が生ずる(図5参照)。よって、カットスルー方式では、ストア&フォワード方式と比べると遅延時間が低減される。
図7は、複数のキューを用いたカットスルー方式によるパケットの書き込み及び読み出しの動作の一例を示す図である。本例では、パケットA(PKT−A)は、複数のデータA(#1,#2,・・・,#n)に分割(セグメント化)されて一方のキュー95に書き込まれ、パケットB(PKT−B)は、複数のデータB(#1,#2,・・・,#n)に分割されて他方のキュー96に書き込まれる。
読み出し制御回路94は、カットスルー方式に従い2つのキュー95,96からデータA及びデータBをそれぞれ読み出す。すなわち、読み出し制御回路90は、キュー95にパケットAの格納が完了する前にキュー95からパケットAの読み出しを開始し、キュー96にパケットBの格納が完了する前にキュー96からパケットBの読み出しを開始する。
読み出し制御回路94は、例えばラウンドロビン方式に従い各キュー95,96から均等にデータA及びデータBをそれぞれ読み出す。このため、データAとデータBが交互に読み出され、読み出し制御回路94から、例えばデータA(#1),データB(#1),データA(#2),データB(#2)の順序で読み出される。
読み出し制御回路94から読み出されたデータA及びデータBは、パケットA及びパケットBにそれぞれ再構成するために個別のキュー98,99に書き込まれる。一方のキュー98にはパケットAを構成するデータAが格納され、他方のキュー99にはパケットBを構成するデータBが格納される。
読み出し制御回路97は、一方のキュー98に格納されたデータA(#1,#2,・・・,#n)からパケットAを再構成し、他方のキュー99に格納されたデータB(#1,#2,・・・,#n)からパケットBを再構成する。データA及びデータBには、セグメント化の処理においてパケットA及びパケットBの再構成に用いられるセグメントヘッダ情報が付与されている。
セグメントヘッダ情報には、例えばパケット番号及びシーケンス番号が含まれている。例えばデータA(#1)には、パケット番号「A」及びシーケンス番号「#1」が付与されており、データA(#n)には、パケット番号「A」及びシーケンス番号「#n」が付与されている。また、データB(#1)には、パケット番号「B」及びシーケンス番号「#1」が付与されており、データB(#n)には、パケット番号「B」及びシーケンス番号「#n」が付与されている。
読み出し制御回路97は、キュー98,99から読み出したデータA及びデータBのセグメントヘッダ情報に基づきパケットA及びパケットBを再構成する。このように、カットスルー方式において複数のキュー95,96を用いる場合、パケットを再構成するためのキュー98,99及び読み出し制御回路97が設けられる。なお、以下の実施例では、単一のキューを用いたカットスルー方式を挙げるが、図7に例示したように複数のキューを用いることもできる。
図8は、実施例のパケット転送装置1のキュー構成を示す構成図である。図8において、受信側回線IFユニット11aは、パケット(PKT)を受信する回線IFユニット11であり、送信側回線IFユニット11bは、パケットを送信する回線IFユニット11である。また、受信ポート100は、パケットを受信する通信ポートPであり、送信ポート114は、パケットを送信する通信ポートPである。
受信側回線IFユニット11aにおいて、受信ポート100により受信されたパケットは、例えばプライオリティ(図3参照)に基づき高優先パケット(HP−PKT)、中優先パケット(MP−PKT)、及び低優先パケット(LP−PKT)として識別される。さらに、高優先パケット、中優先パケット、及び低優先パケットのうち、所定の条件を満たすパケットは、他のパケットより低遅延で転送される低遅延パケット(LD−PKT)として識別される。なお、低遅延パケットは第1優先度のパケットの一例であり、高優先パケット、中優先パケット、及び低優先パケットは、第1優先度より低い第2優先度のパケットの一例である。
受信側回線IFユニット11aには、カットスルー方式に従いパケットが読み出される低遅延キュー105aと、ストア&フォワード方式に従いパケットが読み出される高優先キュー105b、中優先キュー105c、及び低優先キュー105dが設けられている。低遅延キュー105aには低遅延パケットが格納され、高優先キュー105bには高優先パケットが格納される。また、中優先キュー105cには中優先パケットが格納され、低優先キュー105dには低優先パケットが格納される。なお、低遅延キュー105aは第1格納部の一例であり、高優先キュー105b、中優先キュー105c、及び低優先キュー105dは第2格納部の一例である。なお、高優先キュー105b、中優先キュー105c、及び低優先キュー105dは、個別のメモリに設られけてもよいし、共通のメモリ内の個別の記憶領域に設けられてもよい。
スイッチユニット12には、低遅延パケットをその宛先に応じた送信側回線IFユニット11bに出力するスイッチ回路120と、高優先パケット、中優先パケット、及び低優先パケットをその宛先に応じた送信側回線IFユニット11bに出力するスイッチ回路121とが設けられている。スイッチ回路120,121は、例えばFPGAで構成され、共通のパケット交換機能を有する。なお、スイッチ回路120,121は、回線IFユニット11ごとに個別に設けられるものではなく、複数の回線IFユニット11に対し共通に設けられる。
一方のスイッチ回路120には、低遅延キュー105aから読み出された低遅延パケットが入力され、他方のスイッチ回路120には、高優先キュー105b、中優先キュー105c、及び低優先キュー105dから読み出された低遅延パケットが入力される。スイッチ回路120は低遅延パケットをその宛先に応じた送信側回線IFユニット11bに出力し、スイッチ回路121は高優先パケット、中優先パケット、及び低優先パケットをその宛先に応じた送信側回線IFユニット11bに出力する。
送信側回線IFユニット11bには、カットスルー方式に従いパケットが読み出される低遅延キュー112aと、ストア&フォワード方式に従いパケットが読み出される高優先キュー112b、中優先キュー112c、及び低優先キュー112dが設けられている。低遅延キュー112aには、スイッチ回路120から入力された低遅延パケットが格納され、高優先キュー112bには、スイッチ回路121から入力された高優先パケットが格納される。
また、中優先キュー112cには中優先パケットが格納され、低優先キュー112dには低優先パケットが格納される。なお、低遅延キュー112aは第3格納部の一例であり、高優先キュー112b、中優先キュー112c、及び低優先キュー112dは第4格納部の一例である。
このように、低遅延パケットは低遅延キュー105aからカットスルー方式に従い読み出される。高優先パケット、中優先パケット、及び低優先パケットは、高優先キュー112b、中優先キュー112c、及び低優先キュー112dからストア&フォワード方式に従いそれぞれ読み出される。
したがって、低遅延パケットは、高優先パケット、中優先パケット、及び低優先パケットより少ない遅延時間で受信側回線IFユニット11aから出力される。このため、受信側回線IFユニット11aは、例えば、低遅延が要求される音声パケットを単に高優先パケットではなく、低遅延パケットとして転送処理することにより、通信品質の低下を抑制することができる。
低遅延パケットは、低遅延キュー112aから読み出されて送信ポート114に入力され、高優先パケットは、高優先キュー112bから読み出されて送信ポート114に入力される。また、中優先パケットは、中優先キュー112cから読み出されて送信ポート114に入力され、低優先パケットは、低優先キュー112dから読み出されて送信ポート114に入力される。送信ポート114は、低遅延パケット、高優先パケット、中優先パケット、及び低優先パケットを、伝送路を介して他装置に送信する。なお、送信ポート114は送信部の一例である。
低遅延パケットは、高優先パケット、中優先パケット、及び低優先パケットとは、受信ポート100から送信ポート114に至る経路Ra,Rbが異なる。より具体的には、低遅延パケットは、スイッチ回路120を含む経路Raを経由して送信ポート114に入力される。一方、高優先パケット、中優先パケット、及び低優先パケットは、スイッチ回路121を含む経路Rbを経由して送信ポート114に入力される。
このように、低遅延パケットの経路Raと高優先パケット、中優先パケット、及び低優先パケットの経路Rbは、重複部分がなく、互いに独立して設けられている。このため、低遅延パケットは、経路Ra上で高優先パケット、中優先パケット、及び低優先パケットと合流せず、これらのパケットより低遅延で受信側回線IFユニット11aから送信側回線IFユニット11bに出力される。
また、低遅延パケットは、送信ポート114において高優先パケット、中優先パケット、及び低優先パケットと合流する。このため、低遅延パケットは、高優先キュー112b、中優先キュー112c、及び低優先キュー112dからパケットが読み出されている間、低遅延キュー112aから読み出しが不可能となり、図5に示されるような遅延時間が生ずる。
このため、受信側回線IFユニット11aは、低遅延キュー105aに低遅延パケットが格納されたとき、低遅延パケットの検出を通知するパケット検出信号(PKT検出信号)を、スイッチ回路120を介して送信側回線IFユニット11bに出力する。送信側回線IFユニット11bは、パケット検出信号が入力されると、高優先キュー112b、中優先キュー112c、及び低優先キュー112dからのパケットの読み出しを制限する。
これにより、低遅延パケットは、高優先パケット、中優先パケット、及び低優先パケットより優先的に低遅延キュー112aから読み出されるため、送信側回線IFユニット11bにおける遅延時間が低減される。以下に受信側回線IFユニット11a及び送信側回線IFユニット11bの構成を述べる。
図9は、受信側回線IFユニット11aの一例を示す構成図である。図9において、図8と共通する構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
受信側回線IFユニット11aは、受信ポート100、キュー決定部101、フィルタ処理部102、フィルタテーブル103、書き込み制御回路104、低遅延キュー105a、高優先キュー105b、中優先キュー105c、及び低優先キュー105dを有する。また、受信側回線IFユニット11aは、輻輳状態検出部106及び読み出し制御回路107,108を有する。
受信ポート100で受信されたパケット(PKT)はキュー決定部101に入力される。キュー決定部101は、パケットを格納する格納キューを、低遅延キュー105a、高優先キュー105b、中優先キュー105c、及び低優先キュー105dから決定する。キュー決定部101は、フィルタ処理部102と連携してパケットごとに格納キューを決定し、格納キューの識別子をパケットに付与する。格納キューの識別子が付与されたパケットは書き込み制御回路104に入力される。なお、フィルタ処理部102は、一例としてFPGAまたはネットワークプロセッサによりフィルタ処理回路として構成され、キュー決定部101は、一例としてFPGAまたはネットワークプロセッサによりキュー決定回路として構成される。
書き込み制御回路104は、パケットを、低遅延キュー105a、高優先キュー105b、中優先キュー105c、及び低優先キュー105dのうち、格納キューの識別子に応じたキューに書き込む。より具体的には、書き込み制御回路104は、低遅延パケットを低遅延キュー105aに入力し、高優先パケットを高優先キュー105bに入力する。また、書き込み制御回路104は、中優先パケットを中優先キュー105cに入力し、低優先パケットを低優先キュー105dに入力する。なお、書き込み制御回路104は入力部の一例である。
読み出し制御回路107は、低遅延キュー105aから低遅延パケットを読み出してスイッチ回路120に出力する。読み出し制御回路107はカットスルー方式に従い低遅延パケットを読み出す。より具体的には、より具体的には、読み出し制御回路107は、低遅延キュー105aに低遅延パケットの最後尾が入力される前に、低遅延パケットをその先頭から読み出し始める。すなわち、読み出し制御回路107は、低遅延キュー105aに低遅延パケットの格納が完了する前に、低遅延キュー105aに格納された低遅延パケットを読み出す。なお、読み出し制御回路107は第1読み出し部の一例である。
一方、読み出し制御回路108は、高優先キュー105b、中優先キュー105c、及び低優先キュー105dから高優先パケット、中優先パケット、及び低優先パケットをそれぞれ読み出してスイッチ回路121に出力する。読み出し制御回路108はストア&フォワード方式に従い高優先パケット、中優先パケット、及び低優先パケットを読み出す。より具体的には、読み出し制御回路108は、高優先キュー105bに高優先パケットの最後尾が入力された後、高優先パケットをその先頭から読み出し始め、また、中優先キュー105cに中優先パケットの最後尾が入力された後、中優先パケットをその先頭から読み出し始める。また、読み出し制御回路108は、低優先キュー105dに低優先パケットの最後尾が入力された後、低優先パケットをその先頭から読み出し始める。すなわち、読み出し制御回路108は、キュー105b〜105dにパケットの格納が完了した後、キュー105b〜105dに格納されたパケットを読み出す。なお、読み出し制御回路108は第2読み出し部の一例である。
このように、低遅延パケットは低遅延キュー105aからカットスルー方式に従い読み出される。高優先パケット、中優先パケット、及び低優先パケットは、高優先キュー112b、中優先キュー112c、及び低優先キュー112dからストア&フォワード方式に従いそれぞれ読み出される。
したがって、低遅延パケットは、上述したように、高優先パケット、中優先パケット、及び低優先パケットより少ない遅延時間で受信側回線IFユニット11aから出力される。なお、書き込み制御回路104及び読み出し制御回路107,108は、例えば、FPGAのような論理回路またはネットワークプロセッサの機能として構成される。
また、書き込み制御回路104は、低遅延キュー105aに低遅延パケットを入力したとき、送信側回線IFユニット11bに対しパケット検出信号を出力することにより高優先キュー112b、中優先キュー112c、及び低優先キュー112dからのパケットの読み出しを制限する。
輻輳状態検出部106は、高優先キュー105b、中優先キュー105c、及び低優先キュー105dにおけるパケットの輻輳を検出する。輻輳状態検出部106は、例えば、各キュー105b〜105dに対するパケットの入力レートや各キュー105b〜105dに格納されたパケットのデータ量を監視し、その監視結果に基づき輻輳状態を検出する。なお、輻輳状態検出部106は、検出部の一例であり、例えばFPGAまたはネットワークプロセッサにより輻輳状態検出回路として構成される。
輻輳状態の検出条件は、例えば制御ユニット10から輻輳状態検出部106に対して設定される。これにより、輻輳状態検出部106は、各キュー105b〜105dに対するパケットの入力レートまたは各キュー105b〜105dに格納されたパケットのデータ量が所定値を超えた場合に輻輳状態を検出することができる。輻輳状態検出部106は、輻輳状態を検出したとき、高優先キュー105b、中優先キュー105c、及び低優先キュー105dごとの輻輳検出信号をフィルタ処理部102に出力する。
フィルタ処理部102は、キュー決定部101に入力されたパケットをフィルタテーブル103に基づきフィルタリング処理を行う。フィルタリング処理には、輻輳検出信号の入力の有無も反映される。フィルタ処理部102は、フィルタリング処理の結果をキュー決定部101に通知する。
図10は、フィルタテーブル103の例を示す図である。フィルタテーブル103は、例えば不揮発性メモリなどの記憶デバイスに格納されており、制御ユニット10によりその内容が設定される。
フィルタテーブル103には、「MACアドレス」、「IPアドレス」、「プロトコル種別」、「優先度」、「絶対長フラグ」、「最大長フラグ」、「パケット長(L[Byte])」、「格納キュー(通常時)」、及び「格納キュー(輻輳時)」が登録されている。
「MACアドレス」は、例えばパケットの宛先のMACアドレス(DA)であり、「IPアドレス」は、例えばパケットの宛先のIPアドレスである。より具体的には、「IPアドレス」は、イーサネットフレームのペイロードに収容されたIPパケットの宛先IPアドレスである。なお、「−」は、該当する条件が未登録であること(つまり無効)であることを示す。
「プロトコル種別」はパケットのプロトコル種別である。「プロトコル種別」は、イーサネットフレームのペイロードに収容されたIPパケットのプロトコル番号により識別される。なお、本例では、「プロトコル種別」として音声のプロトコルとBPDU(Bridge Protocol Data Unit)のプロトコルを挙げるが、これに限定されない。
「優先度」はパケットの優先度である。「優先度」は、VLANタグ内のプライオリティに基づき識別される。
「絶対長フラグ」及び「最大長フラグ」は、「パケット長」の条件について有効または無効を設定するフラグである。「絶対長フラグ」及び「最大長フラグ」は、何れか一方のみが「1」(有効)に設定され、あるいは両方が「0」(無効)に設定される。
「パケット長」は、「絶対長フラグ」が「1」である場合、パケット長(データ量)が設定値L(Byte)であるという条件を示し、「最大長フラグ」が「1」である場合、パケット長が設定値L(Byte)以下であるという条件を示す。例えば設定例1の場合、「絶対長フラグ」が「1」であり、「パケット長」が128(Byte)であるため、「プロトコル種別」が音声プロトコルである高優先パケットのうち、パケット長が128(Byte)であるパケットのみが条件を満たす。
また、設定例2の場合、「最大長フラグ」が「1」であり、「パケット長」が128(Byte)であるため、「プロトコル種別」が音声プロトコルである高優先パケットのうち、パケット長が128(Byte)以下であるパケットのみが条件を満たす。
「格納キュー(通常時)」は、輻輳が発生していない場合にパケットを格納するキュー105a〜105dを示す。また、「格納キュー(輻輳時)」は、「格納キュー(通常時)」が示すキュー105a〜105dに輻輳が発生した場合にパケットを格納するキュー105a〜105dを示す。
設定例1の場合、高優先の音声パケットのうち、パケット長が128(Byte)であるパケットのみが低遅延キュー105aに格納される。設定例2の場合、高優先の音声パケットのうち、パケット長が128(Byte)以下であるパケットのみが低遅延キュー105aに格納される。このため、低遅延が要求される音声パケットを、パケット長の条件の成否に基づいて識別して低遅延で出力ことが可能となる。なお、設定例1及び2の場合、「格納キュー(通常時)」及び「格納キュー(輻輳時)」はともに低遅延キュー105aに設定されているため、条件を満たすパケットは、低遅延キュー105aの輻輳時でも低遅延キュー105aに格納される。
また、設定例3の場合、「絶対長フラグ」及び「最大長フラグ」はともに「0」であるため、「パケット長」の条件はなく、高優先のBPDUのパケットは全て高優先キュー105bに格納される。BPDUのパケットは、高優先パケットであっても、低遅延の要求が音声パケットほど厳しくないため、高優先キュー105bに格納しても通信の品質には実質的に影響がない。
また、設定例5及び6は、宛先のIPアドレスに応じて、高優先キュー105bに輻輳が発生した場合の格納キューを異ならせたものである。設定例5及び6によると、宛先IPアドレスが「ADa」または「ADb」である高優先の音声パケットのうち、パケット長が128(Byte)以下であるパケットのみが高優先キュー105bに格納される。
しかし、設定例6の場合、「格納キュー(輻輳時)」は「格納キュー(通常時)」と同じ高優先キュー105bに設定されているのに対し、設定例5の場合、「格納キュー(輻輳時)」は「格納キュー(通常時)」とは異なる高優先キュー105bに設定されている。このため、高優先キュー105bに輻輳が発生したとき、宛先IPアドレスが「ADa」であるパケットの格納キューは高優先キュー105bから低遅延キュー105aに切り替えられるが、宛先IPアドレスが「ADa」であるパケットの格納キューは高優先キュー105bのままとなる。
したがって、高優先キュー105bに輻輳が発生したとき、宛先IPアドレスが「ADa」であるパケットの遅延時間は低減されるが、宛先IPアドレスが「ADa」であるパケットの遅延時間は低減されない。よって、設定例5及び6によると、宛先IPアドレスに応じて通信品質を差別化することが可能となる。例えば、宛先IPアドレスが「ADa」であるパケットを通常の移動体通信事業者のパケットとし、宛先IPアドレスが「ADb」であるパケットを仮想移動体通信事業者(MVNO: Mobile Virtual Network Operator)のパケットとすれば、両者のサービス品質の差別化が可能である。
再び図9を参照すると、フィルタ処理部102は、フィルタテーブル103に設定された条件に基づきパケットをフィルタリング処理する。フィルタ処理部102は、上記の設定例1及び2のように、パケット長に基づくフィルタリング処理により格納キューが低遅延キュー105aまたは高優先キュー105bの何れかを判別する。
すなわち、フィルタ処理部102は、キュー決定部101から入力されたパケットから低遅延パケットと高優先パケットとパケット長に基づき識別する。低遅延パケット及び高優先パケットは、その識別結果に従い、書き込み制御回路104により低遅延キュー105a及び高優先キュー105bにそれぞれ入力される。このため、フィルタ処理部102は、パケットの遅延時間をそのパケット長に応じて制御することが可能となる。
より具体的には、フィルタ処理部102は、設定例1のように、パケット長が所定の設定値L以下である場合、格納キューを低遅延キュー105aとし、パケット長が所定の設定値Lより長い場合、格納キューを高優先キュー105bとする。すなわち、フィルタ処理部102は、パケット長が所定の設定値L以下である場合、パケットを低優先パケットとして識別し、パケット長が所定の設定値Lより長い場合、パケットを高優先パケットとして識別する。このため、フィルタ処理部102は、パケット長が所定の設定値L以下であるパケットの遅延時間を低減することができる。
また、フィルタ処理部102は、設定例2のように、パケット長が所定の設定値Lである場合、格納キューを低遅延キュー105aとし、パケット長が所定の設定値Lではない場合、格納キューを高優先キュー105bとする。すなわち、フィルタ処理部102は、パケット長が所定の設定値Lである場合、パケットを低優先パケットとして識別し、パケット長が所定の設定値Lではない場合、パケットを高優先パケットとして識別する。このため、フィルタ処理部102は、パケット長が所定の設定値Lであるパケットの遅延時間を低減することができる。
また、フィルタ処理部102は、設定例4のように、高優先キュー105bにおけるパケットの輻輳の検出結果に応じ格納キューを切り替える。フィルタ処理部102は、通常時、格納キューを高優先キュー105bとするが、高優先キュー105bにパケットの輻輳が発生したとき、格納キューを低遅延キュー105aとする。すなわち、フィルタ処理部102は、キュー決定部101から入力されたパケットから低遅延パケットと高優先パケットを、輻輳状態検出部106の検出結果に応じて識別する。
このため、フィルタ処理部102は、高優先キュー105bにおいてパケットの輻輳が発生したとき、パケットの格納キューを低遅延キュー105aに切り替えることによりパケットの遅延時間を低減することができる。なお、フィルタ処理部102、キュー決定部101、及び輻輳状態検出部106は、それぞれ、例えばFPGAまたはネットワークプロセッサの機能として構成される。
図11は、送信側回線インターフェースユニット11bの一例を示す構成図である。図11において、図8と共通する構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。送信側回線インターフェースユニット11bは、書き込み制御回路110,111、低遅延キュー112a、高優先キュー112b、中優先キュー112c、低優先キュー112d、読み出し制御回路113、及び送信ポート114を有する。
書き込み制御回路110は、一方のスイッチ回路120から入力された低遅延パケットを低遅延キュー105aに書き込む。また、書き込み制御回路111は、他方のスイッチ回路121から入力された高優先パケット、中優先パケット、及び低優先パケットを高優先キュー112b、中優先キュー112c、及び低優先キュー112dにそれぞれ書き込む。なお、書き込み制御回路111は、パケットに付与された格納キューの識別子に基づき、パケットを高優先キュー112b、中優先キュー112c、及び低優先キュー112dに振り分ける。
読み出し制御回路113は、低遅延キュー105aから低遅延パケットを読み出して送信ポート114に出力する。また、読み出し制御回路113は、高優先キュー105b、中優先キュー105c、及び低優先キュー105dから高優先パケット、中優先パケット、及び低遅延パケットをそれぞれ読み出して送信ポート114に出力する。
このとき、低優先パケットは、上述したように、高優先キュー105b、中優先キュー105c、及び低優先キュー105dと合流すると遅延時間が生ずる。このため、読み出し制御回路113は、受信側回線IFユニット11aからスイッチ回路120を介して入力されたパケット検出信号に応じて、高優先キュー105b、中優先キュー105c、及び低優先キュー105dからの読み出しを停止する。なお、停止期間は、例えば、低遅延キュー112aからの低遅延パケットの読み出しが完了するまでとしてもよいし、所定期間としてもよい。
このように、受信側回線IFユニット11aの書き込み制御回路104は、低遅延キュー105aに低遅延パケットを入力したとき、送信側回線IFユニット11bに対し高優先キュー112b、中優先キュー112c、及び低優先キュー112dからのパケットの読み出しを制限する。このため、送信側回線IFユニット11bにおいて低遅延パケットに遅延時間が生ずることが抑制される。なお、書き込み制御回路110及び読み出し制御回路113は、例えばFPGAまたはネットワークプロセッサの機能として構成される。
図12は、受信側回線IFユニット11aの動作の一例を示すフローチャートである。まず、受信ポート100はパケットを受信する(ステップSt1)。次に、キュー決定部101はパケットの格納キューを判定する(ステップSt2)。キュー決定部101は、判定の結果、格納キューの識別子をパケットに付与する。なお、本判定処理については後述する。
次に、書き込み制御回路104は、格納キューの識別子に基づき格納キューが低遅延キュー105aであるか否かを判定する(ステップSt3)。書き込み制御回路104は、格納キューが低遅延キュー105aである場合(ステップSt3のYes)、低遅延キュー105aに低遅延パケットを書き込む(ステップSt4)。次に、書き込み制御回路104はパケット検出信号を送信側回線IFユニット11bに出力する(ステップSt5)。
次に、読み出し制御回路107は、カットスルー方式に従い低遅延キュー105aから低遅延パケットを読み出してスイッチ回路120に出力する(ステップSt6)。これにより、低遅延パケットは経路Raを経由して送信ポート114に入力される。
また、書き込み制御回路104は、格納キューが高優先キュー105b、中優先キュー105c、または低優先キュー105dである場合(ステップSt3のNo)、該当するキュー105b〜105dにパケットを書き込む(ステップSt7)。次に、読み出し制御回路108は、パケットの優先度に基づく順序で、ストア&フォワード方式に従い各キュー105b〜105dからパケットを読み出す(ステップSt8)。このようにして、受信側回線IFユニット11aは動作する。
図13は、格納キューの判定処理の一例を示すフローチャートである。フィルタ処理部102は、パケット内の各パラメータが、フィルタテーブル103に登録された何れかの「MACアドレス」、「IPアドレス」、「プロトコル種別」、及び「優先度」の組に一致するか否かを判定する(ステップSt21)。少なくとも1つのパラメータが上記の各設定内容に一致しない場合(ステップSt21のNo)、キュー決定部101は、格納キューを、パケットの優先度(プライオリティに基づき識別)に応じたキュー105b〜105dに決定する(ステップSt30)。
また、フィルタ処理部102は、パケットの各パラメータが各設定内容に一致した場合(ステップSt21のYes)、フィルタテーブル103内の該当する「絶対長フラグ」が「1」であるか否かを判定する(ステップSt22)。「絶対長フラグ」が「1」である場合(ステップSt22のYes)、フィルタ処理部102は、パケットのパケット長が、フィルタテーブル103内の該当する「パケット長」(L)に一致するか否かを判定する(ステップSt23)。
パケットのパケット長が、フィルタテーブル103内の「パケット長」(L)に一致しない場合(ステップSt23のNo)、キュー決定部101は、格納キューを、パケットの優先度(プライオリティに基づき識別)に応じたキュー105b〜105dに決定する(ステップSt29)。
また、パケットのパケット長が、フィルタテーブル103内の「パケット長」(L)に一致する場合(ステップSt23のYes)、フィルタ処理部102は、「格納キュー(通常時)」のキュー105b〜105dについて輻輳状態検出部106から輻輳検出信号が入力されているか否かを判定する(ステップSt24)。なお、「格納キュー(通常時)」が低遅延キュー105aに設定されている場合、本判定処理の結果は「No」となる。
輻輳検出信号が入力されている場合(ステップSt24のYes)、キュー決定部101は、フィルタテーブル103内の「格納キュー(通常時)」ではなく「格納キュー(輻輳時)」を格納キューに決定する(ステップSt25)。図10の設定例4の場合、高優先キュー105bの輻輳検出信号の入力時、格納キューは低遅延キュー105aに決定される。
また、輻輳検出信号が入力されていない場合(ステップSt24のNo)、キュー決定部101は、フィルタテーブル103内の「格納キュー(通常時)」を格納キューに決定する(ステップSt28)。図10の設定例4の場合、高優先キュー105bの輻輳検出信号の入力がない時、格納キューは高優先キュー105bに決定される。
「絶対長フラグ」が「0」である場合(ステップSt22のNo)、フィルタ処理部102は、フィルタテーブル103内の該当する「最大長フラグ」が「1」であるか否かを判定する(ステップSt26)。「最大長フラグ」が「0」である場合(ステップSt26のNo)、ステップSt24以降の処理が実行される。
また、フィルタ処理部102は、「最大長フラグ」が「1」である場合(ステップSt26のYes)、パケットのパケット長が、フィルタテーブル103内の該当する「パケット長」(L)以下であるか否かを判定する(ステップSt27)。パケットのパケット長≦Lである場合(ステップSt27のYes)、ステップSt24以降の処理が実行される。
また、パケットのパケット>Lである場合(ステップSt27のNo)、キュー決定部101は、格納キューを、パケットの優先度(プライオリティに基づき識別)に応じたキュー105b〜105dに決定する(ステップSt30)。このようにして、格納キューの判定処理は実行される。
図14は、送信側回線IFユニット11bの動作の一例を示すフローチャートである。まず、スイッチ回路120,121から書き込み制御回路110,111にパケットが入力される(ステップSt11)。書き込み制御回路110,111は、パケットをその該当するキュー112a〜112dに書き込む(ステップSt12)。
次に、読み出し制御回路113は、受信側回線IFユニット11aからパケット検出信号が入力されているか否かを判定する(ステップSt13)。パケット検出信号が入力されていない場合(ステップSt13のNo)、読み出し制御回路113は、各キュー112a〜112dからパケットを読み出して送信ポート114に出力する(ステップSt17)。次に、送信ポート114は、読み出し制御回路113から入力されたパケットを他装置に送信する(ステップSt16)。
また、パケット検出信号が入力されている場合(ステップSt13のYes)、読み出し制御回路113は、低遅延キュー105aからの低遅延パケットの読み出しを停止する(ステップSt14)。すなわち、読み出し制御回路113は、パケット検出信号が入力されることにより低遅延キュー105aからの低遅延パケットの読み出しが制限される。
次に、読み出し制御回路113は、低遅延キュー112a以外の各キュー112a〜112dからパケットを読み出して送信ポート114に出力する(ステップSt15)。次に、送信ポート114は、読み出し制御回路113から入力されたパケットを他装置に送信する(ステップSt16)。このようにして、送信側回線IFユニット11bは動作する。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1) 第1優先度のパケットを格納する第1格納部と、
前記第1優先度より低い第2優先度のパケットを格納する第2格納部と、
前記第1格納部に前記第1優先度のパケットの格納が完了する前に、前記第1格納部に格納された前記第1優先度のパケットを読み出す第1読み出し部と、
前記第2格納部に前記第2優先度のパケットの格納が完了した後、前記第2格納部に格納された前記第2優先度のパケットを読み出す第2読み出し部とを有することを特徴とするパケット転送装置。
(付記2) 前記第1読み出し部から第1経路を経由して入力された前記第1優先度のパケットと、前記第2読み出し部から第2経路を経由して入力された第2優先度のパケットとを送信する送信部を有し、
前記第1経路及び前記第2経路は、互いに独立して設けられていることを特徴とする付記1に記載のパケット転送装置。
(付記3) 前記第1優先度のパケットを前記第1格納部に入力し、前記第2優先度のパケットを前記第2格納部に入力する入力部と、
前記第1経路から入力された前記第1優先度のパケットを格納する第3格納部と、
前記第2経路から入力された前記第2優先度のパケットを格納する第4格納部と、
前記第3格納部から前記第1優先度のパケットを読み出して前記送信部に出力し、前記第4格納部から前記第2優先度のパケットを読み出して前記送信部に出力する出力部とを有し、
前記入力部は、前記第1格納部に前記第1優先度のパケットを入力したとき、前記出力部に対し前記第4格納部からの前記第2優先度のパケットの読み出しを制限することを特徴とする付記2に記載のパケット転送装置。
(付記4) 入力されたパケットから前記第1優先度のパケットと前記第2優先度のパケットをパケット長に基づき識別する識別部を有し、
前記第1優先度のパケット及び前記第2優先度のパケットは、前記識別部の識別結果に従い前記第1格納部及び前記第2格納部にそれぞれ入力されることを特徴とする付記1乃至3の何れかに記載のパケット転送装置。
(付記5) 前記識別部は、前記パケット長が所定値以下である場合、前記入力されたパケットを前記第1優先度のパケットとして識別し、前記パケット長が前記所定値より長い場合、前記入力されたパケットを前記第2優先度のパケットとして識別することを特徴とする付記4に記載のパケット転送装置。
(付記6) 前記識別部は、前記パケット長が所定値である場合、前記入力されたパケットを前記第1優先度のパケットとして識別し、前記パケット長が前記所定値ではない場合、前記入力されたパケットを前記第2優先度のパケットとして識別することを特徴とする付記4に記載のパケット転送装置。
(付記7) 前記第2格納部における前記第2優先度のパケットの輻輳を検出する検出部と、
入力されたパケットから前記第1優先度のパケットと前記第2優先度のパケットを、前記検出部の検出結果に応じて識別する識別部とを有し、
前記第1優先度のパケット及び前記第2優先度のパケットは、前記識別部の識別結果に従い前記第1格納部及び前記第2格納部にそれぞれ入力されることを特徴とする付記1乃至3の何れかに記載のパケット転送装置。
(付記8) 第1優先度のパケットと、前記第1優先度より低い第2優先度のパケットとを転送するパケット転送方法において、
第1格納部に前記第1優先度のパケットの格納が完了する前に、前記第1格納部に格納された前記第1優先度のパケットを読み出し、
第2格納部に前記第2優先度のパケットの格納が完了した後、前記第2格納部に格納された前記第2優先度のパケットを読み出すことを特徴とするパケット転送方法。
(付記9) 前記第1格納部から読み出されて第1経路を経由して入力された前記第1優先度のパケットと前記第2格納部から読み出されて第2経路を経由して入力された第2優先度のパケットとを送信し、
前記第1経路及び前記第2経路は、互いに独立して設けられていることを特徴とする付記8に記載のパケット転送方法。
(付記10) 前記第1優先度のパケットを前記第1格納部に入力し、
前記第2優先度のパケットを前記第2格納部に入力し、
前記第1経路から入力された前記第1優先度のパケットを第3格納部に格納し、
前記第2経路から入力された前記第2優先度のパケットを第4格納部に格納し、
前記第3格納部から前記第1優先度のパケットを読み出して送信し、
前記第4格納部から前記第2優先度のパケットを読み出して送信し、
前記第1格納部に前記第1優先度のパケットを入力したとき、前記第4格納部からの前記第2優先度のパケットの読み出しを制限することを特徴とする付記9に記載のパケット転送方法。
(付記11) 入力されたパケットから前記第1優先度のパケットと前記第2優先度のパケットをパケット長に基づき識別し、
前記第1優先度のパケット及び前記第2優先度のパケットを該識別結果に従い前記第1格納部及び前記第2格納部にそれぞれ入力することを特徴とする付記8乃至10の何れかに記載のパケット転送方法。
(付記12) 前記パケット長が所定値以下である場合、前記入力されたパケットを前記第1優先度のパケットとして識別し、
前記パケット長が前記所定値より長い場合、前記入力されたパケットを前記第2優先度のパケットとして識別することを特徴とする付記11に記載のパケット転送方法。
(付記13) 前記パケット長が所定値である場合、前記入力されたパケットを前記第1優先度のパケットとして識別し、前記パケット長が前記所定値ではない場合、前記入力されたパケットを前記第2優先度のパケットとして識別することを特徴とする付記11に記載のパケット転送方法。
(付記14) 前記第2格納部における前記第2優先度のパケットの輻輳を検出し、
入力されたパケットから前記第1優先度のパケットと前記第2優先度のパケットを、前記検出部の検出結果に応じて識別し、
前記第1優先度のパケット及び前記第2優先度のパケットを該識別結果に従い前記第1格納部及び前記第2格納部にそれぞれ入力することを特徴とする付記8乃至10の何れかに記載のパケット転送方法。
1 パケット転送装置
11 回線IFユニット
11a 受信側回線IFユニット
11b 送信側回線IFユニット
100 受信ポート
102 フィルタ処理部
104,110,111 書き込み制御回路
105a,112a 低遅延キュー
105b,112b 高優先キュー
105c,112c 中優先キュー
105d,112d 低優先キュー
106 輻輳状態検出部
107,108,113 読み出し制御回路
114 送信ポート

Claims (8)

  1. 第1優先度のパケットを格納する第1格納部と、
    前記第1優先度より低い第2優先度のパケットを格納する第2格納部と、
    前記第1格納部に前記第1優先度のパケットの格納が完了する前に、前記第1格納部に格納された前記第1優先度のパケットを読み出す第1読み出し部と、
    前記第2格納部に前記第2優先度のパケットの格納が完了した後、前記第2格納部に格納された前記第2優先度のパケットを読み出す第2読み出し部とを有することを特徴とするパケット転送装置。
  2. 前記第1読み出し部から第1経路を経由して入力された前記第1優先度のパケットと、前記第2読み出し部から第2経路を経由して入力された第2優先度のパケットとを送信する送信部を有し、
    前記第1経路及び前記第2経路は、互いに独立して設けられていることを特徴とする請求項1に記載のパケット転送装置。
  3. 前記第1優先度のパケットを前記第1格納部に入力し、前記第2優先度のパケットを前記第2格納部に入力する入力部と、
    前記第1経路から入力された前記第1優先度のパケットを格納する第3格納部と、
    前記第2経路から入力された前記第2優先度のパケットを格納する第4格納部と、
    前記第3格納部から前記第1優先度のパケットを読み出して前記送信部に出力し、前記第4格納部から前記第2優先度のパケットを読み出して前記送信部に出力する出力部とを有し、
    前記入力部は、前記第1格納部に前記第1優先度のパケットを入力したとき、前記出力部に対し前記第4格納部からの前記第2優先度のパケットの読み出しを制限することを特徴とする請求項2に記載のパケット転送装置。
  4. 入力されたパケットから前記第1優先度のパケットと前記第2優先度のパケットをパケット長に基づき識別する識別部を有し、
    前記第1優先度のパケット及び前記第2優先度のパケットは、前記識別部の識別結果に従い前記第1格納部及び前記第2格納部にそれぞれ入力されることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のパケット転送装置。
  5. 前記識別部は、前記パケット長が所定値以下である場合、前記入力されたパケットを前記第1優先度のパケットとして識別し、前記パケット長が前記所定値より長い場合、前記入力されたパケットを前記第2優先度のパケットとして識別することを特徴とする請求項4に記載のパケット転送装置。
  6. 前記識別部は、前記パケット長が所定値である場合、前記入力されたパケットを前記第1優先度のパケットとして識別し、前記パケット長が前記所定値ではない場合、前記入力されたパケットを前記第2優先度のパケットとして識別することを特徴とする請求項4に記載のパケット転送装置。
  7. 前記第2格納部における前記第2優先度のパケットの輻輳を検出する検出部と、
    入力されたパケットから前記第1優先度のパケットと前記第2優先度のパケットを、前記検出部の検出結果に応じて識別する識別部とを有し、
    前記第1優先度のパケット及び前記第2優先度のパケットは、前記識別部の識別結果に従い前記第1格納部及び前記第2格納部にそれぞれ入力されることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のパケット転送装置。
  8. 第1優先度のパケットと、前記第1優先度より低い第2優先度のパケットとを転送するパケット転送方法において、
    第1格納部に前記第1優先度のパケットの格納が完了する前に、前記第1格納部に格納された前記第1優先度のパケットを読み出し、
    第2格納部に前記第2優先度のパケットの格納が完了した後、前記第2格納部に格納された前記第2優先度のパケットを読み出すことを特徴とするパケット転送方法。
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