JP2018041395A - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】台紙上に貼り付けられた付箋を処理対象とし、その台紙上に処理結果を合成して出力することができるようにした情報処理装置を提供する。【解決手段】情報処理装置の特定手段は、台紙上に貼り付けられた付箋が属する集合を特定し、抽出手段は、特定された前記集合に関連する規則を抽出し、処理手段は、前記規則にしたがって、前記付箋を対象として該付箋の属性に関する情報を抽出し、該情報の処理を行い、出力手段は、前記処理手段による処理結果を示す画像を生成し、前記台紙と合成して、台紙として出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、電子文書等の情報に対して付加された付加情報を集計した結果を視認しやすい態様で表示することを課題とし、表示部の表示領域は、付箋集計情報が表示される付箋頻度表示領域と、文書のページが表示されるページ表示領域とからなり、付箋頻度表示領域は、頻度レベルの大小(つまり付箋数の多少)に応じた濃淡画像が表示され、つまり、頻度レベルが大きいセグメント領域には濃い画像が表示され、頻度レベルが小さいセグメント領域には薄い画像が表示され、ユーザは、このように付箋の頻度レベルを文書のすぐ近傍で閲覧することにより、文書の各ページのうち、どの記載部分が他のユーザによって注目されているかを視覚的に認識できることが開示されている。
特許文献2には、表計算アプリケーションにおけるセルという概念がない帳票データを対象としても、範囲を任意に指定してその範囲内に含まれる情報に対する演算処理を可能とすることを課題とし、帳票サーバーは、帳票データ内の選択範囲を示す選択範囲情報、及び、帳票データの選択範囲内に属する情報についての計算方法を示す計算方法指定情報を入力し、帳票データ内の情報配置にかかる情報及び選択範囲情報に基づいて、当該選択範囲に属する帳票データ内の数値を抽出し、そして、帳票サーバーは、抽出した数値に対して計算方法指定情報により示される計算方法の計算処理を行うことが開示されている。
特許文献3には、従来の情報処理装置においては、付箋が示す情報を適切に共有できないことを課題とし、帳票の帳票識別情報を受け付ける表示帳票指定受付部と、表示帳票指定受付部が受け付けた帳票識別情報に対応する帳票に用いられる帳票用情報及び帳票の画面を構成する画面構成情報を、帳票用情報格納部及び画面構成情報格納部から読み出し、帳票の画面を構成する画面構成部と、表示帳票指定受付部が受け付けた帳票識別情報に対応する帳票用情報に対応付けられた付箋情報を付箋情報格納部から取得する付箋情報取得部と、取得した付箋情報を用いて、帳票上に配置される付箋の画面を構成する付箋画面構成部と、画面構成部と、前記付箋画面構成部とが構成した画面を出力する出力部とを備えたことが開示されている。
特許文献4には、グループウェアの機能間における多様な情報を連携させ、利用者の操作性を向上するネットワークシステム、サーバー装置、及びグループウェアプログラムを提供することを課題とし、記憶手段は、画像オブジェクトに付帯するデータを、重畳して表示されるウインドウに対応付けて記憶し、画像オブジェクトに付帯するデータが複数いずれのウインドウ上にあっても画像オブジェクトが付帯するデータを全てデータ項目内に格納可能であり、クライアント装置は、第一のウインドウ上の画像オブジェクトが座席表ウインドウの座席画像上へ移動操作等されたときサーバー装置に当該画像オブジェクトに付帯するデータの更新要求を行い、記憶手段は、画像オブジェクトに付帯するデータを継承しつつ、当該画像オブジェクトが移動又は複写操作された座席画像に付帯するユーザデータ及び伝言ビューウインドウに対応付けて、データ項目内に格納することが開示されている。
特開2008−181336号公報 特開2005−165452号公報 特開2009−093389号公報 特開2011−164696号公報
前述の特許文献1等に記載の技術では、電子付箋(電子カード等ともいわれる。以下、単に付箋という)を帳票等に添付することが行われている。
また、議論等のために、付箋を用いたシステムが提供されている。このシステムを用いた議論として、例えば、テキストや数字等を記入した付箋を、議論のために用意されたテンプレートやフレームワークに貼り付けて、その付箋内の文字情報や数情報を集計等することが行われている。
しかし、付箋を対象として情報を抽出し、その情報に対して表計算アプリケーションと同等な処理を行い、その処理の結果を台紙に合成して出力することはできない。
そこで、本発明は、台紙上に貼り付けられた付箋を処理対象とし、その台紙上に処理結果を合成して出力することができるようにした情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、台紙上に貼り付けられた付箋が属する集合を特定する特定手段と、特定された前記集合に関連する規則を抽出する抽出手段と、前記規則にしたがって、前記付箋を対象として該付箋の属性に関する情報を抽出し、該情報の処理を行う処理手段と、前記処理手段による処理結果を示す画像を生成し、前記台紙と合成して、台紙として出力する出力手段を有する情報処理装置である。
請求項2の発明は、前記特定手段は、複数のセルを有する台紙上における前記付箋の位置から、当該付箋が貼り付けられた前記台紙内のセルを特定することにより、付箋が属する集合を特定する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3の発明は、前記抽出手段は、前記付箋の位置又は前記セルから、関連する規則を抽出する、請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4の発明は、前記抽出手段は、前記集合に関連する規則を、前記台紙内に定義されている規則から抽出する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項5の発明は、表示された前記台紙上で定義された規則を受け付ける受付手段をさらに有し、前記抽出手段は、前記位置に関連する規則を、前記受付手段によって受け付けられた規則から抽出する、請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
請求項6の発明は、前記処理手段は、前記抽出手段が、前記セルに関連する規則と前記位置に関連する規則の両方を抽出した場合は、該位置に関連する規則を優先して適用する、請求項4に従属する請求項3に記載の情報処理装置である。
請求項7の発明は、前記出力手段は、処理結果を示す画像の生成として、数値を図形化させることを行う、請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
請求項8の発明は、コンピュータを、台紙上に貼り付けられた付箋が属する集合を特定する特定手段と、特定された前記集合に関連する規則を抽出する抽出手段と、前記規則にしたがって、前記付箋を対象として該付箋の属性に関する情報を抽出し、該情報の処理を行う処理手段と、前記処理手段による処理結果を示す画像を生成し、前記台紙と合成して、台紙として出力する出力手段として機能させるための情報処理プログラムである。
請求項1の情報処理装置によれば、台紙上に貼り付けられた付箋が処理対象とされ、その台紙上に処理結果が合成されて出力される。
請求項2の情報処理装置によれば、台紙が有する複数のセルから、付箋が属する集合を特定できる。
請求項3の情報処理装置によれば、付箋の位置又はセルに関連する規則にしたがって処理が行われる。
請求項4の情報処理装置によれば、台紙内に定義されている規則にしたがって処理が行われる。
請求項5の情報処理装置によれば、表示された台紙上で定義された規則にしたがって処理が行われる。
請求項6の情報処理装置によれば、セルに関連する規則と位置に関連する規則の両方が設定されている場合は、位置に関連する規則が優先して適用される。
請求項7の情報処理装置によれば、処理結果を示す画像の生成として、数値を図形化させることが行われる。
請求項8の情報処理プログラムによれば、台紙上に貼り付けられた付箋が処理対象とされ、その台紙上に処理結果が合成されて出力される。
第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。 共有付箋情報処理装置、付箋情報処理装置の使用例を示す説明図である。 表示制御の処理例を示す説明図である。 スプレッドシート処理モジュール、中間層処理モジュール、付箋処理モジュールの関連例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 スプレッドシート内で定義された規則の例を示す説明図である。 スプレッドシートに付箋を貼り付けた例を示す説明図である。 処理結果を表示した例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 処理結果を表示した例を示す説明図である。 1セル内に複数の付箋が貼り付けられた場合の例を示す説明図である。 1セル内に複数の付箋が貼り付けられた場合の例を示す説明図である。 1セル内に複数の付箋が貼り付けられた場合の例を示す説明図である。 付箋情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 台紙・セル対応テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。 第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 付箋情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 台紙情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な各種の実施の形態の例を説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
第1の実施の形態である情報処理装置100は、複数のセルを有する台紙の処理と付箋の処理を連携させるものであって、図1の例に示すように、スプレッドシート受付モジュール105、付箋受付モジュール110、スプレッドシート表示モジュール115、付箋貼付位置特定モジュール120、スプレッドシート内セル特定モジュール125、レイヤ表示制御モジュール130、付箋表示モジュール135、抽出モジュール140、変換処理受付モジュール160、処理モジュール165、処理結果出力モジュール170を有している。なお、「複数のセルを有する台紙」は、付箋を貼り付ける背景となるものであって、例えば、行と列で構成される表、その表を構成として含む帳票又は文書等が含まれる。より具体的な形態として、表計算ソフトで用いられる、行と列で構成される表としてのスプレッドシート(以下、スプレッドシートを例示して説明する)がある。
情報処理装置100は、付箋を用いて、議事進行役であるファシリテーター(一般的には一人)と複数人の参加者によって行われる会合(ワークショップ、会議、アイデア抽出会、検討会等)で利用される。参加者は参加者用端末としての端末装置(後述する付箋情報処理装置210)を用いて、アイデア等が記載された付箋を作成する。一般的に、図3の例に示すように、付箋情報処理装置210として、付箋情報処理装置210A、付箋情報処理装置210B等(以下、代表して付箋情報処理装置210という)があり、付箋情報処理装置210は複数ある。そして、共有付箋情報処理装置200は、付箋情報処理装置210から付箋を受け取って、台紙上にその付箋を貼り付ける。ファシリテーターは共有付箋情報処理装置200の表示装置である共有画面を用いて、その台紙上で、付箋の位置を決定又は変更したり、付箋をまとめたり(第1の付箋と第2の付箋を関連付けること、グループ形成(集合形成)等ともいわれる)、自らも付箋情報の作成等を行って、その会合を進行させる。なお、本実施の形態において、参加者には、ファシリテーターを含む。
付箋情報処理装置210は、例えば、タッチパネル方式の表示装置及び入力装置を有しており、参加者の指、ペン等を用いた操作を受け付けて、付箋情報の作成等が行われる。また、タッチパネル以外にも、キーボード、マウスを用いた入力、マイクを用いた音声入力、カメラを用いた画像入力等であってもよい。付箋は、カード型の情報を管理し得るデータ構造であればよく、その内容は、例えば、テキスト情報、手書き文字、図形等を示すベクトルデータ、音声情報、写真等の静止画像情報、動画情報等、又はこれらの組み合わせであってもよい。
共有付箋情報処理装置200は、付箋情報処理装置210から送信されてきた付箋を台紙上に貼り付けて表示し、その付箋に対する処理を行うものである。付箋に対する処理を指示する者として、ファシリテーター、共有付箋情報処理装置200の操作者がいる。
共有付箋情報処理装置200、付箋情報処理装置210を用いた会合では、議論等のために、用意されたテンプレートやフレームワークに、テキストや数字等が記入された付箋を貼り付けて、文字情報や数情報を集計すること等が行われている。情報処理装置100は、この集計処理等を、スプレッドシートを用いて行うようにするものであり、そのスプレッドシートへの入力に付箋を用いることができるようにしたものである。いわば、スプレッドシートソフトウェアに対するFEP(Front End Processor)としての機能を有している。
スプレッドシート受付モジュール105は、スプレッドシート表示モジュール115、スプレッドシート記憶装置190と接続されている。スプレッドシート受付モジュール105は、スプレッドシートを受け付ける。スプレッドシートは、後述するように行と列からなる表形式を有しているが、そのスプレッドシートを表示した場合、その表示形態は必ずしも表形式である必要はなく、例えば、帳票、文書等であってもよい。スプレッドシートは、本実施の形態では、付箋を貼り付ける台紙としての機能を有することになる。したがって、台紙の表示形態は、表の形態のようになる場合もあるし、帳票等のようになる場合もある。ここで、受け付けるとは、スプレッドシート記憶装置190のスプレッドシート記憶モジュール192に記憶されているスプレッドシートを読み出すことであってもよいし、操作者が表計算ソフトウェアを用いて作成したスプレッドシートを受け付けるようにしてもよい。前者は、予めスプレッドシートが作成されている場合であり、必ずしも付箋が貼り付けられることを想定して作成されたものである必要はない。もちろんのことながら、付箋が貼り付けられることを想定して作成されたものであってもよい。
付箋受付モジュール110は、付箋貼付位置特定モジュール120、付箋情報記憶装置194と接続されている。付箋受付モジュール110は、付箋を受け付ける。ここで、受け付けるとは、付箋情報記憶装置194の付箋情報記憶モジュール196に記憶されている付箋を読み出すことであってもよいし、操作者が付箋情報処理装置210を用いて作成した付箋を受け付けるようにしてもよい。前者は、予め付箋が作成されている場合であり、必ずしもスプレッドシートに貼り付けられることを想定して作成されたものである必要はない。もちろんのことながら、スプレッドシートに貼り付けられることを想定して作成されたものであってもよい。
付箋受付モジュール110が受け付ける付箋として、例えば、付箋情報テーブル1700がある。図17は、付箋情報テーブル1700のデータ構造例を示す説明図である。付箋情報テーブル1700は、付箋ID欄1710、対象スプレッドシートID欄1715、貼付位置欄1720、サイズ欄1725、対応セル欄1730、作成日時欄1735、作成者欄1740、色欄1745、枠線形状欄1750、枠線色欄1755、枠線太さ欄1760、所属グループ欄1765、内容種別欄1770、内容欄1775を有している。付箋ID欄1710は、付箋を、本実施の形態において一意に識別するための情報(付箋ID:IDentification)を記憶している。対象スプレッドシートID欄1715は、その付箋が貼り付けられているスプレッドシートを、本実施の形態において一意に識別するための情報(対象スプレッドシートID)を記憶している。具体的には、スプレッドシート受付モジュール105が受け付けたスプレッドシートのIDである。貼付位置欄1720は、その付箋が貼り付けられている位置を記憶している。つまり、台紙上の位置を記憶している。例えば、台紙のXY座標系における座標である。具体的には、付箋貼付位置特定モジュール120によって特定された位置である。サイズ欄1725は、その付箋のサイズを記憶している。例えば、表示する付箋が矩形である場合は、幅と高さを記憶している。対応セル欄1730は、その付箋が貼り付けられている位置と対応するスプレッドシート内のセルを記憶している。具体的には、スプレッドシート内セル特定モジュール125によって特定されたセルの位置(例えば、行番号と列番号の組)を記憶している。作成日時欄1735は、その付箋が作成された日時(年、月、日、時、分、秒、秒以下、又はこれらの組み合わせであってもよい)を記憶している。作成者欄1740は、その付箋の作成者(作成者ID)を記憶している。又は、その付箋が作成された情報処理装置(共有付箋情報処理装置200又は付箋情報処理装置210の機器ID)を記憶してもよい。色欄1745は、その付箋の表示色を記憶している。枠線形状欄1750は、その付箋の表示における枠線の形状を記憶している。枠線色欄1755は、その付箋の表示における枠線の色を記憶している。枠線太さ欄1760は、その付箋の表示における枠線の太さを記憶している。所属グループ欄1765は、その付箋が所属しているグループに関する情報を記憶している。例えば、その付箋がグループに属しているか否かを示す情報を記憶していてもよいし、グループに属している場合は、グループIDやそのグループに属している他の付箋ID等を記憶していてもよい。内容種別欄1770は、その付箋の内容種別(テキスト情報、手書き文字又は図形等を示すベクトルデータ、音声情報、写真等の静止画像情報、動画情報等、又はこれらの組み合わせを示す情報)を記憶している。内容欄1775は、その付箋に書き込まれている内容を記憶している。
なお、付箋が台紙であるスプレッドシートに貼り付けられていない状態では、対象スプレッドシートID欄1715、貼付位置欄1720、対応セル欄1730等は空白(NULL)であってもよいし、予め定められた値(デフォルト値)としてもよい。
スプレッドシート表示モジュール115は、スプレッドシート受付モジュール105、スプレッドシート内セル特定モジュール125、レイヤ表示制御モジュール130と接続されている。スプレッドシート表示モジュール115は、共有付箋情報処理装置200又は付箋情報処理装置210の液晶ディスプレイ等の表示装置に、スプレッドシート受付モジュール105が受け付けたスプレッドシートを表示する。図4の例を用いて後述するように、この表示はレイヤ構造を有しており、レイヤ表示制御モジュール130の制御によって、指示されたレイヤに対してスプレッドシートの表示を行う。
付箋貼付位置特定モジュール120は、付箋受付モジュール110、スプレッドシート内セル特定モジュール125、付箋表示モジュール135と接続されている。付箋貼付位置特定モジュール120は、付箋受付モジュール110が受け付けた付箋を、台紙であるスプレッドシート上に貼り付ける。この貼り付け処理は、操作者による操作にしたがって指定された位置であってもよいし、予め定められた位置に貼り付けるようにしてもよい。そして、付箋貼付位置特定モジュール120は、スプレッドシート上に貼り付けられた付箋の位置を特定する。この特定する位置は、スプレッドシートの座標空間における位置であってもよいし、表示装置の画面における位置であってもよい。
付箋表示モジュール135は、付箋貼付位置特定モジュール120、レイヤ表示制御モジュール130と接続されている。付箋表示モジュール135は、共有付箋情報処理装置200又は付箋情報処理装置210の液晶ディスプレイ等の表示装置に、付箋貼付位置特定モジュール120で特定された位置に付箋を表示する。図4の例を用いて後述するように、この表示はレイヤ構造を有しており、レイヤ表示制御モジュール130の制御によって、指示されたレイヤに対して付箋の表示を行う。
レイヤ表示制御モジュール130は、スプレッドシート表示モジュール115、付箋表示モジュール135と接続されている。レイヤ表示制御モジュール130は、スプレッドシート表示モジュール115、付箋表示モジュール135を制御して、レイヤの表示を制御する。この制御によって、スプレッドシート上に付箋が貼り付けられているように表示する。具体的には、スプレッドシートを表示するレイヤと付箋を表示するレイヤとの位置調整を行う。そして、スプレッドシートを表示するレイヤと付箋を表示するレイヤとの位置関係(例えば、一方の座標空間における原点(0,0)が位置する他方の座標空間での座標等)を、スプレッドシート内セル特定モジュール125に渡す。
スプレッドシート内セル特定モジュール125は、スプレッドシート表示モジュール115、付箋貼付位置特定モジュール120、抽出モジュール140と接続されている。スプレッドシート内セル特定モジュール125は、付箋貼付位置特定モジュール120によって特定された付箋の位置からスプレッドシート内のセルを特定する。つまり、付箋表示モジュール135によって表示された付箋の貼り付け位置が、スプレッドシート表示モジュール115によって表示されたスプレッドシートにおけるどのセルに対応するかを特定する。具体的には、スプレッドシート内の各セルの領域とレイヤ表示制御モジュール130から受け取った位置関係を用いて、付箋の貼り付け位置が、どのセルに重複しているかを判別すればよい。なお、1つの付箋が複数のセルに重複している場合は、例えば、付箋の左上角(又は中心等であってもよい)が位置しているセルを選択するようにしてもよいし、重複している面積が最大のセルを選択するようにしてもよい。
レイヤ表示制御モジュール130は、スプレッドシート表示モジュール115、付箋表示モジュール135と接続されている。レイヤ表示制御モジュール130は、一方のレイヤにスプレッドシートの表示を割り当て、他方のレイヤに付箋の表示を割り当てる。これによって、スプレッドシート表示モジュール115によるスプレッドシートの表示制御と、付箋表示モジュール135による付箋の表示制御は独立して行うことができる。そして、両レイヤの位置関係を管理して、スプレッドシート上に付箋を貼り付けているように表示させる。
抽出モジュール140は、付箋情報抽出モジュール145、スプレッドシート内適用処理抽出モジュール150、変換処理抽出モジュール155を有しており、スプレッドシート内セル特定モジュール125、処理モジュール165と接続されている。抽出モジュール140は、付箋内の情報、その情報に対する適用処理を定義した規則を抽出し、それらを処理モジュール165に渡す。
付箋情報抽出モジュール145は、スプレッドシート内適用処理抽出モジュール150又は変換処理抽出モジュール155が抽出した規則にしたがって、対象としている付箋から情報を抽出する。具体的には、規則内に定義されている対象とする情報を、スプレッドシート作成画面700から抽出する。
スプレッドシート内適用処理抽出モジュール150は、付箋が貼り付けられたセルに関連する規則(適用処理)を抽出する。スプレッドシート内適用処理抽出モジュール150は、セルに関連する規則を、スプレッドシート内に定義されている規則から抽出する。規則には、「付箋から情報を抽出し、その情報を処理すること」が定義されている。つまり、(1)付箋のどのような情報を対象とするか、(2)その情報に対する処理内容、が定義されている。
変換処理受付モジュール160は、抽出モジュール140の変換処理抽出モジュール155と接続されている。変換処理受付モジュール160は、スプレッドシート表示モジュール115によって表示されたスプレッドシート上で定義された規則を受け付ける。付箋を貼り付ける作業において、操作者の操作に応じて、規則が入力されるものである。この規則は、位置に対応したものであり、例えば、後述する図13の例に示すように、領域が指定され、その領域内に貼り付けられた付箋に対して行われる処理を定義したものである。
変換処理抽出モジュール155は、変換処理受付モジュール160と接続されている。変換処理抽出モジュール155は、付箋が貼り付けられた位置に関連する規則(適用処理)を抽出する。具体的には、変換処理抽出モジュール155は、その位置に関連する規則を、変換処理受付モジュール160によって受け付けられた規則から抽出する。規則には、「付箋から情報を抽出し、その情報を処理すること」が定義されている。つまり、(1)付箋のどのような情報を対象とするか、(2)その情報に対する処理内容、が定義されている。
処理モジュール165は、抽出モジュール140、処理結果出力モジュール170と接続されている。処理モジュール165は、スプレッドシート内適用処理抽出モジュール150が抽出した規則にしたがって、付箋を対象として情報を抽出し、その情報に対する処理を行う。例えば、複数の付箋を対象とした統計処理(例えば、付箋数の計数、平均値、最大値、最小値、中央値、最頻値、合計値等の算出)等がある。複数の付箋として、例えば、あるグループに属している付箋群がある。
また、処理モジュール165は、スプレッドシート内適用処理抽出モジュール150がセルに関連する規則を抽出し、さらに変換処理抽出モジュール155が位置に関連する規則を抽出した場合(つまり、1つの付箋に対して複数の規則が抽出された場合)は、その位置に関連する規則を優先して適用するようにしてもよい。ここで「優先して」とは、(1)位置に関連する規則を適用し、セルに関連する規則を適用しないこと、(2)位置に関連する規則を適用した後に、セルに関連する規則を適用すること、のいずれか一方を適用することである。
処理結果出力モジュール170は、画像生成モジュール175、画像−台紙対応付モジュール180を有しており、処理モジュール165と接続されている。処理結果出力モジュール170は、処理モジュール165による処理結果を受け付ける。
画像生成モジュール175は、処理モジュール165による処理結果を示す画像を生成する。
画像−台紙対応付モジュール180は、画像生成モジュール175によって生成された画像を台紙と合成して、台紙であるスプレッドシートとして出力する。
また、画像生成モジュール175は、処理結果を示す画像の生成として、数値を図形化させることを行うようにしてもよい。図形化として、例えば、数値をグラフ化すること等が該当する。
スプレッドシート記憶装置190は、スプレッドシート記憶モジュール192を有しており、情報処理装置100のスプレッドシート受付モジュール105と接続されている。スプレッドシート記憶装置190は、スプレッドシート記憶モジュール192内のスプレッドシートを管理する。スプレッドシート記憶モジュール192内には、予め作成されたスプレッドシートが記憶されている。
付箋情報記憶装置194は、付箋情報記憶モジュール196を有しており、情報処理装置100の付箋受付モジュール110と接続されている。付箋情報記憶装置194は、付箋情報記憶モジュール196内の付箋を管理する。付箋情報記憶モジュール196内には、予め作成された付箋が記憶されている。
図2は、本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。共有付箋情報処理装置200は、一般的に大画面の表示装置を備えており、ファシリテーターによって操作される。この表示装置は、参加者全員が見ることができるものである。各付箋情報処理装置210は、会合における参加者によって操作され、一般的には、各参加者が1台ずつ所持している。例えば、付箋情報処理装置210として、タブレット型端末等が使用される。
これらのシステム構成例は、付箋と台紙を使った情報処理システムである。台紙上に貼り付けられた付箋の集計処理を行うものである。さらに、その集計処理を効率的に行う。ここでの効率的とは、操作者の操作を少なくすること、また、操作者にとって視覚的にわかりやすくすること等を含む。例えば、後述するように、台紙上の領域毎に規則(例えば、演算等を含む)を登録し、領域に貼り付けられた付箋の属性情報(たとえば、付箋ID等の識別子、付箋に書かれた値又は文字等の付箋の内容、付箋の色等、付箋の特徴を表す情報)等及び付箋の属する集合(グループ)の情報(グループID等の集合の識別子、グループラベル等の集合の名称等、集合を特定できる情報)用いて登録された演算を行うものである。付箋がどのグループに属するかの判断に際して、付箋とグループの位置的な関連情報を用いてもよい。
図2(a1)の例では、共有付箋情報処理装置200が、情報処理装置100を有している。そして、共有付箋情報処理装置200、付箋情報処理装置210A、付箋情報処理装置210B、付箋情報処理装置210C、付箋情報処理装置210D、付箋情報処理装置210Eは、通信回線299を介してそれぞれ接続されている。通信回線299は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。この場合、情報処理装置100は、共有付箋情報処理装置200の画面に表示されるスプレッドシート、付箋に対する処理を行う。そして、共有付箋情報処理装置200の画面の表示を、各付箋情報処理装置210に送信し、各付箋情報処理装置210でそれを表示する。
図2(a2)の例では、情報処理装置100、共有付箋情報処理装置200、付箋情報処理装置210A、付箋情報処理装置210B、付箋情報処理装置210C、付箋情報処理装置210D、付箋情報処理装置210Eは、通信回線299を介してそれぞれ接続されている。この場合、共有付箋情報処理装置200、各付箋情報処理装置210が、通信回線299を介して、情報処理装置100を利用する。また、情報処理装置100による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。
図2(a3)の例では、共有付箋情報処理装置200と各付箋情報処理装置210が、情報処理装置100を有している。共有付箋情報処理装置200、付箋情報処理装置210A、付箋情報処理装置210B、付箋情報処理装置210C、付箋情報処理装置210D、付箋情報処理装置210Eは、通信回線299を介してそれぞれ接続されている。この場合、各情報処理装置100が、それぞれの付箋情報処理装置(共有付箋情報処理装置200、各付箋情報処理装置210)の画面に表示されるスプレッドシート、付箋に対する処理を行う。
図2(b)の例では、会議室280には、共有付箋情報処理装置200、付箋情報処理装置210A、付箋情報処理装置210B、付箋情報処理装置210Cが設置されており、会合が行われる。共有付箋情報処理装置200、付箋情報処理装置210A、付箋情報処理装置210B、付箋情報処理装置210Cは、通信回線299を介してそれぞれ接続されている。
そして、情報処理装置100、スプレッドシート記憶装置190、付箋情報記憶装置194、会議室280内の機器は、通信回線298を介してそれぞれ接続されている。通信回線298は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。また、情報処理装置100、スプレッドシート記憶装置190、付箋情報記憶装置194による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。この場合、共有付箋情報処理装置200が情報処理装置100を利用して、共有付箋情報処理装置200の画面の表示を、各付箋情報処理装置210に送信し、各付箋情報処理装置210でそれを表示するようにしてもよい。また、共有付箋情報処理装置200、各付箋情報処理装置210のそれぞれが、情報処理装置100を利用するようにしてもよい。
図3は、本実施の形態が使用される会議室等の例、共有付箋情報処理装置200、付箋情報処理装置210の使用例を示す説明図である。
図3(a)の例に示すように、会議室等内に、参加者311、312、ファシリテーター321が集まっている。参加者311は付箋情報処理装置210Aを利用し、参加者312は付箋情報処理装置210Bを利用する。一般的に、端末装置(付箋情報処理装置210A等)は参加者一人に1個付与されており、図3(c)の例に示す付箋情報処理装置210のように、ノート程度の大きさ(例えば、A4、B5、7〜10インチ等)のタブレット型の端末であり、指又はペン等を用いて操作されるものである。参加者によって、テキストデータ、手書きの文字、図形等が記載された付箋情報が作成される。なお、端末装置は、タブレット型の端末に限られず、キーボード、マウス等を備えたPC(ノートPCを含む)等であってもよい。
図3(a)の例に示す共有付箋情報処理装置200xは、プロジェクターであって、台紙を表示する。また、共有付箋情報処理装置200yは、電子白板であって、ファシリテーター321の指又はペン等の動きを検知して、付箋を台紙(スプレッドシート)に貼り付けること、付箋の移動、付箋の関連付け(グループ化)を行うこと、規則の作成等の操作を受け付けるものである。例えば、共有付箋情報処理装置200yにペンが備えられており、そのペンが予め定められたペン置きから離れたこと(ファシリテーター321が操作するためにペンを持ち上げたこと)、そしてペンの先端の位置(ペン先端が共有付箋情報処理装置200yに触れたこと等)を検知することによって、台紙、付箋に対する操作を受け付ける。例えば、ペン置きにセンサー(ペンの重力でスイッチがオンオフとなるセンサー等)を設け、複数のペン(黒色のペン、赤色のペン、青色のペン等)のうち、どのペンが用いられているかを検知すればよい。また、共有付箋情報処理装置200yの表示画面全体がタッチセンサーであり、表示画面に触れられた位置、圧力を検知すればよい。
また、共有付箋情報処理装置200は、図3(b)の例に示すような電子ボードであってもよい。電子ボードは、一般的に大画面の表示装置(少なくとも、付箋情報処理装置210の表示装置よりも大きい)を有しており、その表示装置はタッチパネルであり、表示画面に触れられた位置、圧力を検知する。例えば、画面として、80インチ等の大きさを備えたものであってもよい。
図4は、レイヤ表示制御モジュール130による表示制御の処理例を示す説明図である。
図4(a)の例に示すように、レイヤ表示制御モジュール130は、2つのレイヤを作成する。一方はスプレッドシート(台紙)を表示するための背景レイヤ410であり、他方は付箋を表示するための付箋レイヤ420である。スプレッドシート表示モジュール115による表示先は背景レイヤ410であり、付箋表示モジュール135による表示先は付箋レイヤ420である。そして、一般に、背景レイヤ410を下位のレイヤとし、付箋レイヤ420を上位のレイヤとし、操作者による操作は付箋レイヤ420に表示されているオブジェクト(付箋)に対する操作として受け付ける。もちろんのことながら、背景レイヤ410に表示されているオブジェクト(スプレッドシート)に対する操作を受け付けるためのモードを用意しておいてもよい。
図4(b)の例に示すように、画面400には、スプレッドシート415の上に付箋422〜436を重ねて表示している。つまり、スプレッドシート表示モジュール115は背景レイヤ410にスプレッドシート415を表示し、付箋表示モジュール135は付箋レイヤ420に付箋422〜436を表示し、レイヤ表示制御モジュール130は背景レイヤ410に付箋レイヤ420を重ねて、画面400に表示している。
図5は、スプレッドシート処理モジュール510、中間層処理モジュール520、付箋処理モジュール530の関連例を示す説明図である。スプレッドシート処理モジュール510はスプレッドシートの作成等を行うモジュールであり、付箋処理モジュール530は付箋の作成、表示等を行うモジュールであり、いずれも既存のソフトウェアを用いてよい。中間層処理モジュール520は情報処理装置100に該当する。そして、スプレッドシート処理モジュール510と付箋処理モジュール530との間のデータのやり取りを中間層処理モジュール520が担う。いわば、スプレッドシート処理モジュール510のFEPとして、そして付箋処理モジュール530のバックエンドプロセッサー(back end processor)として、中間層処理モジュール520が働くことになる。具体的には、スプレッドシート処理モジュール510のスプレッドシート内のセルへの入力は、付箋処理モジュール530での付箋の貼り付けに該当するようになる。
図5(a)に示す例は、スプレッドシート処理モジュール510、中間層処理モジュール520、付箋処理モジュール530をそれぞれ独立して構成させたものである。
図5(b)に示す例は、付箋処理拡張モジュール540が中間層処理モジュール520、付箋処理モジュール530を有しており、中間層処理モジュール520と付箋処理モジュール530を一体として構成したものである。付箋処理拡張モジュール540全体が、スプレッドシート処理モジュール510のFEPとしての機能を有することになる。
図5(c)に示す例は、スプレッドシート処理拡張モジュール550がスプレッドシート処理モジュール510、中間層処理モジュール520を有しており、スプレッドシート処理モジュール510と中間層処理モジュール520を一体として構成したものである。スプレッドシート処理拡張モジュール550全体が、付箋処理モジュール530のバックエンドプロセッサーとしての機能を有することになる。
図5(d)に示す例は、スプレッドシート付箋処理モジュール560がスプレッドシート処理モジュール510、中間層処理モジュール520、付箋処理モジュール530を有しており、スプレッドシート処理モジュール510、中間層処理モジュール520、付箋処理モジュール530を一体として構成したものである。
図6は、第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS602では、スプレッドシート受付モジュール105は、スプレッドシートを受け付ける。
ステップS604では、スプレッドシート表示モジュール115は、スプレッドシートを表示する。
ステップS606では、付箋受付モジュール110は、付箋情報を受け付ける。
ステップS608では、付箋貼付位置特定モジュール120は、付箋の位置を特定する。
ステップS610では、付箋表示モジュール135は、付箋を表示する。
ステップS612では、スプレッドシート内セル特定モジュール125は、付箋が占める位置に対応するスプレッドシート内のセルを特定する。この特定処理は、例えば、台紙・セル対応テーブル1800を用いればよい。図18は、台紙・セル対応テーブル1800のデータ構造例を示す説明図である。
台紙・セル対応テーブル1800は、台紙内位置欄1810、セル欄1820を有しており、台紙内位置欄1810は、X欄1812、Y欄1814、W欄1816、H欄1818を有しており、セル欄1820は、行番号欄1822、列番号欄1824を有している。台紙内位置欄1810は、台紙内における領域の位置を記憶している。X欄1812は、その領域の左上角(右下角等であってもよいし、領域の中央等であってもよい)のX座標を記憶している。Y欄1814は、その領域の左上角のY座標を記憶している。W欄1816は、その領域の幅を記憶している。H欄1818は、その領域の高さを記憶している。セル欄1820は、その領域に対応するスプレッドシート内のセルを記憶している。行番号欄1822は、そのセルの位置を示すスプレッドシート内の行番号を記憶している。列番号欄1824は、そのセルの位置を示すスプレッドシート内の列番号を記憶している。つまり、台紙内の付箋が貼り付けられている位置は、台紙内位置欄1810のどの領域に含まれているかを抽出する。そして、その領域に対応するセルを抽出することによって、付箋が占める位置に対応するスプレッドシート内のセルを特定することができる。
ステップS614では、スプレッドシート内適用処理抽出モジュール150は、そのセルに対応する適用処理をスプレッドシートから抽出する。
ステップS616では、付箋情報抽出モジュール145は、その適用処理に必要な情報を付箋情報から抽出する。
ステップS618では、処理モジュール165は、適用処理を実行する。具体的には、ステップS616で抽出した情報に対して、ステップS614で抽出した適用処理を実行する。
ステップS620では、処理結果出力モジュール170は、実行結果を出力する。ステップS620の処理については、図19の例に示すフローチャートを用いて後述する。
図7は、第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。
図7(a)の例に示すスプレッドシート作成画面700では、スプレッドシート710を作成する。スプレッドシート作成画面700は、スプレッドシート710を作成するためのパスワード入力等の画面であり、表計算ソフトウェア(又はクラウドサービスが提供する表計算サービス)によって、スプレッドシート710が作成される。例えば、スプレッドシート710として、セルに入力された値を用いて計算を行うためのテンプレートを作成する。なお、スプレッドシート作成画面700は、一般的には、共有付箋情報処理装置200、付箋情報処理装置210以外のパーソナルコンピュータ等の画面であり、そのパーソナルコンピュータ等によってスプレッドシート710は作成される。ただし、スプレッドシート710は、共有付箋情報処理装置200、付箋情報処理装置210で作成されてもよい。
作成されたスプレッドシート710は、スプレッドシート記憶モジュール192に記憶され、スプレッドシート受付モジュール105によって取り出される。
図7(b)の例に示す付箋表示画面720では、スプレッドシート表示モジュール115がスプレッドシート710を表示する。付箋表示画面720は、共有付箋情報処理装置200又は付箋情報処理装置210の表示画面である。例えば、スプレッドシート710のURL(Uniform Resource Locator)を指定して、付箋を貼り付けることのできるサービスを起動する。
図7(c)の例に示す付箋表示画面720では、操作者による操作によって付箋722等がスプレッドシート710に貼り付けられる。つまり、セル又は領域に付箋が貼り付けられる。
図7(d)の例に示す付箋表示画面720では、情報処理装置100の処理によって、合計表示領域752、合計表示領域754が作成され、規則が記載されているセルに対応する位置に表示されている。なお、合計表示領域752は、スプレッドシート710の2列目に記載されているセルを計数する規則にしたがった結果を示しており、合計表示領域754は、スプレッドシート710の3列目のセル内の数を集計する規則にしたがった結果を示している。
図8は、スプレッドシート内で定義された規則の例を示す説明図である。
スプレッドシート710は、日時列812、会社名列814、個数列816、単価列818、品名列820、アドレス列822を有しており、最下行に合計行830を有している。
セル832には、会社名列814内のセル((2,2)、(2,3)、(2,4)、(2,5))に対して、「=count」の適用処理(対象セルにおいて、記載があるセルの計数処理)が定義されている。
セル834には、個数列816内のセル((3,2)、(3,3)、(3,4)、(3,5))に対して、「=sum」の適用処理(対象セル内の数値の集計処理)が定義されている。
セル836には、単価列818内のセル((4,2)、(4,3)、(4,4)、(4,5))に対して、「=average」の適用処理(対象セル内の数値の平均処理)が定義されている。
セル838には、品名列820内のセル((5,2)、(5,3)、(5,4)、(5,5))に対して、「=concatenate」の適用処理(対象セル内の文字列の連結処理)が定義されている。
セル840には、アドレス列822内のセル((6,2)、(6,3)、(6,4)、(6,5))に対して、「=send−email」の適用処理(対象セル内の文字列をメールアドレスとして扱い、そのメールアドレスにメールを送信する処理)が定義されている。
これらの定義は、スプレッドシート710内で定義されており、既存の表計算ソフトウェアによって定義される。
図9は、スプレッドシート710に付箋(付箋912〜938)を貼り付けた例を示す説明図である。
例えば、セル(2,2)、(2,3)に付箋920、付箋922が貼り付けられたので、セル832の定義が実行されることとなる。実行結果は、図10の例を用いて説明する。
なお、付箋を現在の位置(セル)から他の位置(セル)に移動すると、現位置のセルに消え去ることを示す情報(ポストプロセス)が入力され、新位置のセルにその付箋内の情報が入力される。
図10は、処理結果を表示した例を示す説明図である。
セル832には、定義「=count」にしたがって「2」を表示する。セル(2,2)、(2,3)に付箋920、付箋922が貼り付けられたので、これらの数をカウント(計数)した結果である。
セル834には、定義「=sum」にしたがって「40」を表示する。セル(3,2)、(3,4)に付箋924、付箋926が貼り付けられたので、記載されている数値「10」、「30」を合計した結果である。
セル836には、定義「=average」にしたがって「200」を表示する。セル(4,3)、(4,5)に付箋928、付箋930が貼り付けられたので、記載されている数値「100」、「300」の平均値を算出した結果である。
セル838には、定義「=concatenate」にしたがって「ミカン,リンゴ,バナナ」を表示する。セル(5,2)、(5,3)、(5,5)に付箋932、付箋934、付箋936が貼り付けられたので、記載されている数値「ミカン」、「リンゴ」、「バナナ」の文字列を連結した結果である。
また、セル840の定義「=send−email」にしたがって、付箋938内の文字列である「a@b.c.def」宛てに電子メールを送信する。
図11は、第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。セルに関連する規則(適用処理、スプレッドシート内の定義)の他に、位置に関連する規則(図11のフローチャート内では変換処理)が定義された場合の処理例を示している。図6の例に示すフローチャートに対して、ステップS1106、S1116、S1118、S1120の処理が追加されている。
ステップS1102では、スプレッドシート受付モジュール105は、スプレッドシートを受け付ける。
ステップS1104では、スプレッドシート表示モジュール115は、スプレッドシートを表示する。
ステップS1106では、変換処理受付モジュール160は、符号情報の変換処理の定義をセルに対応させて受け付ける。
ステップS1108では、付箋受付モジュール110は、付箋情報を受け付ける。
ステップS1110では、付箋貼付位置特定モジュール120は、付箋の位置を特定する。
ステップS1112では、付箋表示モジュール135は、付箋を表示する。
ステップS1114では、スプレッドシート内セル特定モジュール125は、付箋が占める位置に対応するスプレッドシート内のセルを特定する。この特定処理は、前述したように、例えば、台紙・セル対応テーブル1800を用いればよい。
ステップS1116では、変換処理抽出モジュール155は、そのセルに対応する変換処理を抽出する。
ステップS1118では、変換処理抽出モジュール155は、その変換処理に必要な情報を付箋情報から抽出する。
ステップS1120では、変換処理を実行する。
ステップS1122では、スプレッドシート内適用処理抽出モジュール150は、そのセルに対応する適用処理をスプレッドシートから抽出する。
ステップS1124では、付箋情報抽出モジュール145は、その適用処理に必要な情報を付箋情報又は変換処理結果から抽出する。
ステップS1126では、処理モジュール165は、適用処理を実行する。
ステップS1128では、処理結果出力モジュール170は、実行結果を出力する。ステップS1128の処理については、図19の例に示すフローチャートを用いて後述する。
なお、同じセルに対して、変換処理、適用処理が抽出された場合は、ステップS1122〜S1126の処理を行わないようにしてもよい。
図12は、第1の実施の形態による処理例(図11の例に示したフローチャートによる処理例)を示す説明図である。
図12(a)〜(c)に示す例は、図7(a)〜(c)に示す例と同等である。
図12(d)の例に示す付箋表示画面720では、図12(c)の例に示す付箋表示画面720の状態から、操作者による操作によって定義領域1210が指定され、定義領域1210内のセルに対する変換処理が定義される。図12の例では、「定義領域1210内の付箋の集計値を算出し、定義領域1210の下のセルに入力する」という変換処理が定義されている。
図12(e)に示す付箋表示画面720では、情報処理装置100の処理によって、合計表示領域752、合計表示領域1254が作成され、規則が記載されているセルに対応する位置に表示されている。なお、合計表示領域752は、図7の例と同様に、スプレッドシート710の2列目に記載されているセルを計数する規則にしたがった結果を示しており、合計表示領域1254は、スプレッドシート710の3列目のセル内の数を集計する規則にしたがった結果を示している。
図13は、処理結果を表示した例を示す説明図である。
定義領域1310は、操作者の操作によって生成される。ただし、スプレッドシート710内のセルに合わせて領域を指定できるようにしてもよい。具体的には、領域の指定は、セルの境界に沿って行わせるようにしてもよい。これによって、セルの途中を横切るような領域の設定操作があったとしても、セルと対応させた領域を設定することができるようになる。
また、定義領域1310に定義することによって、例えば、図8に示したセル834に定義した適用処理がない場合であっても、スプレッドシートで定義を追加することなしに(つまり、スプレッドシートを表示し、修正する操作なしに)、付箋表示画面上で定義することができる。
定義領域1310には、「定義領域1310内の付箋の集計値を算出し、定義領域1310の下のセルに入力する」という変換処理が定義されている。その結果、セル834には、「40」と表示する。その他のセル832等は、図10の例と同等である。
図14は、1セル内に複数の付箋が貼り付けられた場合の例を示す説明図である。セル(3,2)には、付箋924と付箋1412の2つの付箋が貼り付けられ、セル(4,3)には、付箋928と付箋1414の2つの付箋が貼り付けられている。なお、複数の付箋は重複して貼り付けられていてもよい。
このように1セル内に複数の付箋が貼り付けられていることを検知した場合は、これらの付箋内の情報に対して予め定められた処理を行って、そのセルに入力する。ここで「予め定められた処理」として、例えば、付箋内の記載内容が数値である場合は加算処理、付箋内の記載内容がテキストである場合は連結処理等としてもよい。この「予め定められた処理」にしたがって、セル(3,2)には「30」が入力され、セル(4,3)には「300」が入力される。なお、セル834は集計処理の結果であるので、(「10」+「20」)+「30」の処理を行えばよい。また、セル836は平均値の算出であり、セル数は2であるので、((「100」+「200」)+「300」)/2の処理を行えばよい。
図15は、1セル内に複数の付箋が貼り付けられた場合の例を示す説明図である。付箋内の記載内容がテキストである場合の例を示している。
付箋内の記載内容がテキストである場合、例えば、連結処理を行うが、どのような順番で行うかは、セル内の付箋の位置で決定するようにしてもよいし、付箋を貼り付けた順番で決定するようにしてもよい。具体的には、セル内の付箋の位置で決定する処理として、付箋の貼り付け位置において、左から順番に連結するようにしてもよい。図15(a)の例の場合、テキスト列「abc」と記載された付箋1512aが左にあり、テキスト列「de」と記載された付箋1514aが右にあるので、セル1500aに文字列「abcde」を入力する。図15(b)の例の場合、テキスト列「de」と記載された付箋1514bが左にあり、テキスト列「abc」と記載された付箋1512bが右にあるので、セル1500bに文字列「deabc」を入力する。また、付箋を貼り付けた順番で決定する処理として、付箋を貼り付けた日時が早いものから順番に連結するようにしてもよい。
図16は、1セル内に複数の付箋が貼り付けられた場合の例を示す説明図である。付箋内の記載内容が数値である場合の例を示している。
図14の例では、1セル内に複数のセルがある場合は、数値を加算する例を示したが、セル内の付箋の位置関係によって処理を異ならせてもよい。具体的には、付箋が横に並んでいる場合は加算処理、縦に並んでいる場合は除算処理としてもよい。除算処理の場合は、上にある付箋を分子、下にある付箋を分母として(分数と同様の位置関係)、除算処理の対象とする。例えば、図16(a)の場合、数値「10」と記載された付箋1612aと数値「5」と記載された付箋1614aは横に並んでいるので、加算処理を適用して、セル1600aに数値「15(10+5)」を入力する。図16(b)の場合、数値「10」と記載された付箋1612bと数値「5」と記載された付箋1614bは縦に並んでいるので、除算処理を適用して、セル1600bに数値「2(10/5)」を入力する。図16(c)の場合、数値「5」と記載された付箋1614cと数値「10」と記載された付箋1612cは縦に並んでいるので、除算処理を適用して、セル1600cに数値「0.5(5/10)」を入力する。
連結処理、加算処理、除算処理を例として示したが、他の処理(減算処理、乗算処理、平均値処理、CSV(Comma−Separated Values)化処理、配列化処理、付箋のグループ形成処理等)であってもよい。これら(処理内容、付箋の位置関係又は貼り付け順序)は、デフォルトとして定義されていてもよいし、図13の例で示した定義領域1310内に定義するようにしてもよい。
図19は、第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS1902では、処理結果出力モジュール170は、処理結果を受け付ける。
ステップS1904では、画像生成モジュール175は、処理結果から画像を生成する。例えば、前述した合計表示領域752、合計表示領域754、合計表示領域1254内の画像を生成する。具体的には、例えば、テキスト(数値を含む)の表示用の画像化がある。また、数値を図形化させることを行うようにしてもよい。例えば、グラフを生成する。
ステップS1906では、画像−台紙対応付モジュール180は、台紙内の画像を貼り付ける位置を特定する。ここでの貼り付け位置は、予め定められた位置であってもよいし、操作者の操作にしたがって、位置が決定されてもよい。
ステップS1908では、画像−台紙対応付モジュール180は、台紙に反映する。具体的には、台紙にステップS1904で生成された画像を合成する。図4の例を用いると、背景レイヤ410に画像が合成されることとなる。
ステップS1910では、処理結果出力モジュール170は、画像が反映された台紙、そして付箋を表示する。画像は台紙に合成されているので、付箋はその画像の上であっても貼り付けることができる。
図20は、第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。
図20(a)は、ファシリテーターの操作にしたがって、スプレッドシート(テンプレート)の設計の例を示すものである。このスプレッドシートには、エリア、適用処理、処理結果表示領域(ラベル)の設定が行われる。
具体的には、画面2000には、エリア2010、エリア2020、エリア2030、エリア2040が設定される。これらは、スプレッドシートのセルに該当する。そして、そのエリア内に貼り付けられた付箋の数をカウントする適用処理が設定される。また、各エリア内の付箋群は、同じグループに属していることを示している。例えば、エリア2010内の付箋群をグループA、エリア2020内の付箋群をグループB、エリア2030内の付箋群をグループC、エリア2040内の付箋群をグループDをする。そして、各エリア内の右上に、処理結果表示領域が設定される。
そして、参加者の付箋貼り付け操作によって、エリア2010内に付箋2012、付箋2014が貼り付けられ、エリア2020内に付箋2022、付箋2024が貼り付けられている。
具体的には、ファシリテーターは表計算ソフトを用いて、付箋データを集計するシート(データシート、表示シート等)を作成し、台紙と組にして情報処理装置100に登録する。シート内のセルと台紙内の位置との関係は、前述したように台紙・セル対応テーブル1800によって定義されている。
図20(b)は、表計算ソフトによる処理結果を表示する例を示すものである。つまり、ファシリテーターの操作(例えば、計算開始の操作)によって、情報処理装置100内で表計算ソフトが起動され、その表計算ソフトによる処理結果を各エリアのエリア内付箋数表示領域に表示している。具体的には、各エリア内の付箋をカウントし、エリア2010のエリア内付箋数表示領域2019には「3」、エリア2020のエリア内付箋数表示領域2029には「4」、エリア2030のエリア内付箋数表示領域2039には「0」、エリア2040のエリア内付箋数表示領域2049には「0」を表示する。なお、エリア内付箋数表示領域内の数字は、画像であって、台紙に合成されている。
なお、図20(a)の例に示す状態から、エリア2010に付箋2016が追加され、エリア2020に付箋2026、付箋2028が追加されている。
図20(c)は、表計算ソフトによる処理結果を都度表示する例を示すものである。つまり、作業が進むにつれ、付箋が更新されると表計算ソフトによる処理が行われ、その処理結果の表示も更新する。
エリア2030に、付箋2032が新たに貼り付けられたことによって、エリア内付箋数表示領域2039の表示を「0」から「1」に変更している。
図20(d)は、台紙と表計算ソフトの組は変更することができることの例を示すものである。つまり、表計算ソフトを各エリア内の付箋をカウントし、グラフ表示するものに変更した例である。この変更された表計算ソフトによって、表示が異なることとなる。具体的には、画面2000に、グラフ表示領域2070を付加して表示している。グラフ表示領域2070は、横軸に、エリア2010、エリア2020、エリア2030、エリア2040のグループ名(順にグループA、グループB、グループC、グループD)であり、縦軸に付箋数を示している。なお、グラフ表示領域2070内のグラフは、画像であって、台紙に合成されている。
<第2の実施の形態>
図21は、第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。なお、第1の実施の形態と同種の部位には同一符号を付し重複した説明を省略する。第1の実施の形態で「スプレッドシート」と説明している箇所を「台紙」と読み替えればよい。
第2の実施の形態は、付箋の属性とグループの情報を用いて、第1の実施の形態と同等の処理を行うものである。つまり、この第2の実施の形態は、スプレッドシート、セル位置を用いていない例を示している。もちろんのことながら、第1の実施の形態と第2の実施の形態を組み合わせてもよい。そして、その組み合わせの形態として、第2の実施の形態を具体化した際の一例として、第1の実施の形態を把握してもよい(つまり、第1の実施の形態の上位概念として、第2の実施の形態を把握してもよい)。この場合、「台紙」は、スプレッドシートを含む概念である。
第2の実施の形態である情報処理装置2100は、付箋に関する処理を行うものであって、図21の例に示すように、台紙受付モジュール2105、付箋受付モジュール110、台紙表示モジュール2115、付箋貼付位置特定モジュール120、レイヤ表示制御モジュール130、付箋表示モジュール135、抽出モジュール140、変換処理受付モジュール160、処理モジュール165、処理結果出力モジュール170を有している。
台紙受付モジュール2105は、台紙表示モジュール2115、台紙記憶装置2190と接続されている。台紙受付モジュール2105は、台紙を受け付ける。ここで、受け付けるとは、台紙記憶装置2190の台紙記憶モジュール2192に記憶されている台紙を読み出すことであってもよいし、操作者が台紙生成ソフトウェアを用いて作成した台紙を受け付けるようにしてもよい。前者は、予め台紙が作成されている場合であり、必ずしも付箋が貼り付けられることを想定して作成されたものである必要はない。例えば、壁紙等といわれる画像であってもよい。もちろんのことながら、付箋が貼り付けられることを想定して作成されたものであってもよい。
台紙表示モジュール2115は、台紙受付モジュール2105、レイヤ表示制御モジュール130、抽出モジュール140と接続されている。台紙表示モジュール2115は、共有付箋情報処理装置200又は付箋情報処理装置210の液晶ディスプレイ等の表示装置に、台紙受付モジュール2105が受け付けた台紙を表示する。図4の例を用いて前述したように、この表示はレイヤ構造を有しており、レイヤ表示制御モジュール130の制御によって、指示されたレイヤに対して台紙の表示を行う。
付箋貼付位置特定モジュール120は、付箋受付モジュール110、付箋表示モジュール135、抽出モジュール140と接続されている。付箋貼付位置特定モジュール120は、付箋受付モジュール110が受け付けた付箋を、台紙上に貼り付ける。この貼り付け処理は、操作者による操作にしたがって指定された位置であってもよいし、予め定められた位置に貼り付けるようにしてもよい。そして、付箋貼付位置特定モジュール120は、台紙上に貼り付けられた付箋の位置を特定する。この特定する位置は、台紙の座標空間における位置であってもよいし、表示装置の画面における位置であってもよい。
そして、付箋貼付位置特定モジュール120は、台紙上に貼り付けられた付箋が属するグループ(集合)を特定する。各付箋の付箋情報テーブル1700の所属グループ欄1765を用いて、その付箋が属しているグループを特定する。
前述の第1の実施の形態と組み合わせた場合では、付箋貼付位置特定モジュール120は、複数のセルを有する台紙上における付箋の位置から、その付箋が貼り付けられたその台紙内のセルを特定することにより、付箋が属する集合を特定するようにしてもよい。例えば、台紙上に予めグループ形成のための領域(例えば、グループ領域を示す囲い線の内側等)が表示されており、その領域内に貼り付けられた付箋は、その領域に対応したグループに属していると判定するものである。
抽出モジュール140は、付箋情報抽出モジュール145、適用処理抽出モジュール2150、変換処理抽出モジュール155を有しており、台紙表示モジュール2115、付箋貼付位置特定モジュール120、処理モジュール165と接続されている。抽出モジュール140は、付箋内の情報、その情報に対する適用処理を定義した規則を抽出し、それらを処理モジュール165に渡す。
適用処理抽出モジュール2150は、グループに関連する規則(適用処理)を抽出する。適用処理抽出モジュール2150は、グループに関連する規則を、台紙内に定義されている規則から抽出する。規則には、「付箋から情報を抽出し、その情報を処理すること」が定義されている。つまり、(1)付箋のどのような情報を対象とするか、(2)その情報に対する処理内容、が定義されている。
前述の第1の実施の形態と組み合わせた場合では、適用処理抽出モジュール2150は、グループとして、付箋の位置又は台紙であるスプレッドシートのセルを対応させてもよい。したがって、この場合、付箋の位置又はスプレッドシートのセルから、グループに関連する規則を抽出することとなる。
処理モジュール165は、抽出モジュール140、処理結果出力モジュール170と接続されている。処理モジュール165は、適用処理抽出モジュール2150が抽出した規則にしたがって、付箋を対象として情報を抽出し、その情報に対する処理を行う。例えば、複数の付箋を対象とした統計処理(例えば、付箋数の計数、平均値、最大値、最小値、中央値、最頻値、合計値等の算出)等がある。複数の付箋として、例えば、あるグループに属している付箋群がある。なお、処理モジュール165の処理では、付箋生成モジュール175によって生成された付箋を処理対象としない。
台紙記憶装置2190は、台紙記憶モジュール2192を有しており、情報処理装置2100の台紙受付モジュール2105と接続されている。台紙記憶装置2190は、台紙記憶モジュール2192内の台紙を管理する。台紙記憶モジュール2192内には、予め作成された台紙が記憶されている。
第1の実施の形態で用いた付箋情報テーブル1700の代わりに、第2の実施の形態では、付箋情報テーブル2300を用いてもよい。図23は、付箋情報テーブル2300のデータ構造例を示す説明図である。付箋情報テーブル2300は、付箋ID欄2310、対象台紙ID欄2315、貼付位置欄2320、サイズ欄2325、作成日時欄2335、作成者欄2340、色欄2345、枠線形状欄2350、枠線色欄2355、枠線太さ欄2360、所属グループ欄2365、内容種別欄2370、内容欄2375を有している。つまり、付箋情報テーブル1700の対象スプレッドシートID欄1715を、対象台紙ID欄2315として、対応セル欄1730を削除したものである。対象台紙ID欄2315は、付箋が貼り付けられている台紙を、本実施の形態において一意に識別するための情報(台紙ID)を記憶している。付箋受付モジュール110は、この付箋情報テーブル2300を受け付ける。
また、台紙を管理する情報として、台紙情報テーブル2400を用いるようにしてもよい。図24は、台紙情報テーブル2400のデータ構造例を示す説明図である。台紙情報テーブル2400は、台紙ID欄2410、背景情報欄2420、グループ数欄2430、グループID欄2440、領域欄2450、適用処理欄2460を有している。台紙ID欄2410は、台紙IDを記憶している。背景情報欄2420は、その台紙IDの台紙の背景を示す情報を記憶している。例えば、背景となる画像のファイル名(URL(Uniform Resource Locator)等を含む)であってもよいし、パターンを示す情報であってもよい。そして、その画像には、グループの領域が記載されていてもよいし、そのパターンは、グループの領域を描画するグラフィック命令によって構成されていてもよい。グループ数欄2430は、その台紙内に定義されているグループ数を記憶している。したがって、これ以降にグループID欄2440〜適用処理欄2460の組み合わせがグループ数分だけ続くことになる。グループID欄2440は、グループを、本実施の形態において一意に識別するための情報(グループID)を記憶している。領域欄2450は、そのグループを示す領域を記憶している。例えば、領域を矩形とした場合は、左上角の座標、幅、高さによって定義されている。適用処理欄2460は、そのグループに関連する規則(そのグループに属している付箋に対して適用される規則)を記憶している。なお、付箋がどのグループに属しているかの判定処理に、付箋情報テーブル2300の所属グループ欄2365を用いる場合は、グループ数欄2430、領域欄2450はなくてもよい。台紙受付モジュール2105は、この台紙情報テーブル2400を受け付ける。
図22は、第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。第1の実施の形態における図6の例に示すフローチャートに対応するものである。
ステップS2202では、台紙受付モジュール2105は、台紙を受け付ける。
ステップS2204では、台紙表示モジュール2115は、台紙を表示する。
ステップS2206では、付箋受付モジュール110は、付箋情報を受け付ける。
ステップS2208では、付箋貼付位置特定モジュール120は、付箋の位置を特定する。
ステップS2210では、付箋表示モジュール135は、付箋を表示する。
ステップS2212では、付箋貼付位置特定モジュール120は、台紙上に貼り付けられた付箋が属するグループを特定する。
ステップS2214では、適用処理抽出モジュール2150は、そのグループに対応する適用処理を台紙から抽出する。
ステップS2216では、付箋情報抽出モジュール145は、その適用処理に必要な情報を付箋情報から抽出する。なお、このステップS2216の処理では、付箋生成モジュール175によって生成された付箋を抽出の対象としない。
ステップS2218では、処理モジュール165は、適用処理を実行する。具体的には、ステップS2216で抽出した情報に対して、ステップS2214で抽出した適用処理を実行する。
ステップS2220では、処理結果出力モジュール170は、実行結果を出力する。このステップS2220の処理は、図19の例に示すフローチャートによる処理を用いればよい。
なお、本実施の形態としてのプログラムが実行されるコンピュータのハードウェア構成は、図25に例示するように、一般的なコンピュータであり、具体的にはパーソナルコンピュータ、サーバーとなり得るコンピュータ等である。つまり、具体例として、処理部(演算部)としてCPU2501を用い、記憶装置としてRAM2502、ROM2503、HD2504を用いている。HD2504として、例えばハードディスク、SSD(Solid State Drive)を用いてもよい。スプレッドシート受付モジュール105、付箋受付モジュール110、スプレッドシート表示モジュール115、付箋貼付位置特定モジュール120、スプレッドシート内セル特定モジュール125、レイヤ表示制御モジュール130、付箋表示モジュール135、抽出モジュール140、付箋情報抽出モジュール145、スプレッドシート内適用処理抽出モジュール150、変換処理抽出モジュール155、変換処理受付モジュール160、処理モジュール165、処理結果出力モジュール170、画像生成モジュール175、画像−台紙対応付モジュール180、台紙受付モジュール2105、台紙表示モジュール2115、適用処理抽出モジュール2150等のプログラムを実行するCPU2501と、そのプログラムやデータを記憶するRAM2502と、本コンピュータを起動するためのプログラム等が格納されているROM2503と、スプレッドシート記憶モジュール192、付箋情報記憶モジュール196、台紙記憶モジュール2192等としての機能を有する補助記憶装置(フラッシュメモリ等であってもよい)であるHD2504と、キーボード、マウス、タッチパネル、マイク等に対する利用者の操作に基づいてデータを受け付ける受付装置2506と、CRT、液晶ディスプレイ、スピーカー等の出力装置2505と、ネットワークインタフェースカード等の通信ネットワークと接続するための通信回線インタフェース2507、そして、それらをつないでデータのやり取りをするためのバス2508により構成されている。これらのコンピュータが複数台互いにネットワークによって接続されていてもよい。
前述の実施の形態のうち、コンピュータ・プログラムによるものについては、本ハードウェア構成のシステムにソフトウェアであるコンピュータ・プログラムを読み込ませ、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働して、前述の実施の形態が実現される。
なお、図25に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図25に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図25に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、携帯情報通信機器(携帯電話、スマートフォン、モバイル機器、ウェアラブルコンピュータ等を含む)、情報家電、ロボット、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
100…情報処理装置
105…スプレッドシート受付モジュール
110…付箋受付モジュール
115…スプレッドシート表示モジュール
120…付箋貼付位置特定モジュール
125…スプレッドシート内セル特定モジュール
130…レイヤ表示制御モジュール
135…付箋表示モジュール
140…抽出モジュール
145…付箋情報抽出モジュール
150…スプレッドシート内適用処理抽出モジュール
155…変換処理抽出モジュール
160…変換処理受付モジュール
165…処理モジュール
170…処理結果出力モジュール
175…画像生成モジュール
180…画像−台紙対応付モジュール
190…スプレッドシート記憶装置
192…スプレッドシート記憶モジュール
194…付箋情報記憶装置
196…付箋情報記憶モジュール
200…共有付箋情報処理装置
210…付箋情報処理装置
280…会議室
298、299…通信回線
2100…情報処理装置
2105…台紙受付モジュール
2115…台紙表示モジュール
2150…適用処理抽出モジュール
2190…台紙記憶装置
2192…台紙記憶モジュール

Claims (8)

  1. 台紙上に貼り付けられた付箋が属する集合を特定する特定手段と、
    特定された前記集合に関連する規則を抽出する抽出手段と、
    前記規則にしたがって、前記付箋を対象として該付箋の属性に関する情報を抽出し、該情報の処理を行う処理手段と、
    前記処理手段による処理結果を示す画像を生成し、前記台紙と合成して、台紙として出力する出力手段
    を有する情報処理装置。
  2. 前記特定手段は、複数のセルを有する台紙上における前記付箋の位置から、当該付箋が貼り付けられた前記台紙内のセルを特定することにより、付箋が属する集合を特定する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記抽出手段は、前記付箋の位置又は前記セルから、関連する規則を抽出する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記抽出手段は、前記集合に関連する規則を、前記台紙内に定義されている規則から抽出する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 表示された前記台紙上で定義された規則を受け付ける受付手段
    をさらに有し、
    前記抽出手段は、前記位置に関連する規則を、前記受付手段によって受け付けられた規則から抽出する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記処理手段は、前記抽出手段が、前記セルに関連する規則と前記位置に関連する規則の両方を抽出した場合は、該位置に関連する規則を優先して適用する、
    請求項4に従属する請求項3に記載の情報処理装置。
  7. 前記出力手段は、処理結果を示す画像の生成として、数値を図形化させることを行う、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. コンピュータを、
    台紙上に貼り付けられた付箋が属する集合を特定する特定手段と、
    特定された前記集合に関連する規則を抽出する抽出手段と、
    前記規則にしたがって、前記付箋を対象として該付箋の属性に関する情報を抽出し、該情報の処理を行う処理手段と、
    前記処理手段による処理結果を示す画像を生成し、前記台紙と合成して、台紙として出力する出力手段
    として機能させるための情報処理プログラム。
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