JP2018041246A - 情報処理装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザの利便性を向上させた情報処理装置を提供する。【解決手段】情報処理端末110は、プリンタを探索する探索手段と、印刷システム210がプリンタを探索する所定の探索機能を有しているか否か判断する第1の判断手段と、第1の判断手段において、所定の探索機能を有していると判断された場合に、所定の探索機能が所定の探索方法で探索を実行する追加機能を有しているか否か判断する第2の判断手段と、探索されたプリンタが印刷プラグインE214のサポート機であるか否か判断する第3の判断手段と、前記印刷システムにプリンタに関する情報の通知を行う通知手段と、を有する。第2の判断手段において追加機能を有していないと判断され、かつ、第3の判断手段において探索されたプリンタがサポート機ではないと判断された場合、通知手段は、印刷システム210に対し、探索されたプリンタがサポート機でない旨の通知を行う。【選択図】図8
Description
本発明は、情報処理装置、その制御方法及びプログラムに関する。
モバイルOS(Operating System)において、印刷データをプリンタに送信する技術がある。例えば、Android(登録商標)といったモバイル端末に搭載されるOSには、各アプリケーション(以下、アプリと称する)に共通の印刷機能を提供する「印刷システム」がある。印刷システムには、「印刷プラグイン」といわれる各プリンタベンダーが各自の印刷処理装置に適応させるための依存処理をプラグイン形式でアドインできる仕組みがある。例えば、Canon Print Service(登録商標)は、Androidの「印刷プラグイン」として提供されており、Google Play(登録商標)からダウンロードしてインストールすることができる。しかし、ユーザは印刷するためにはGoogle Playにアクセスし、所有しているプリンタをサポートした印刷プラグインをインストールしなければならず、ネットワーク上にプリンタがあっても、印刷ができることに気づきにくかった。
特許文献1は、情報処理端末からの印刷に対して、プリンタAは対応しているがプリンタBは非対応であり、プリンタAとプリンタBは互いに通信可能である場合に、プリンタAを介して、非対応のプリンタBを使用することができる技術を開示している。
特許文献1は、情報処理端末からの印刷に対して、プリンタAは対応しているがプリンタBは非対応であり、プリンタAとプリンタBは互いに通信可能である場合に、プリンタAを介して、非対応のプリンタBを使用することができる技術を開示している。
しかしながら、特許文献1では、情報処理端末からの印刷に非対応のプリンタを使用するために、対応したもう1台のプリンタが同一ネットワーク内に存在し、かつそのプリンタ同士が相互通信可能でなければならない。
印刷システムには、In−OS Discoveryという探索機能が組み込まれている場合がある。In−OS Discoveryでは、同一ネットワーク上にあるプリンタをマルチキャストDNS(以下、mDNSと称する)プロトコルを使って探索する。そして、応答したプリンタのベンダー名を取得し、そのベンダーの印刷プラグインがモバイル端末にインストールされていない場合、ユーザに、そのベンダーの印刷プラグインのインストールを促す。そのため、ユーザは使用したいプリンタの印刷プラグインのインストールを行っていない場合であっても、印刷プラグインをインストールすれば印刷することができると気付くことができる。
しかしながら、印刷システムは、印刷プラグインがサポートしないプリンタであってもインストールを促してしまうことがある。In−OS Discoveryでは、印刷システムは、プリンタからのmDNS応答によって、対応するベンダー名を取得し、そのベンダーの印刷プラグインのインストールを促す。もし印刷プラグインに非サポートのプリンタであっても、In−OS Discoveryの仕様通りに応答すれば、印刷システムはそのプリンタベンダーが公開している印刷プラグインのインストールを促してしまう。このとき、ユーザは印刷システムから促された印刷プラグインをストアからダウンロードしてインストールしても、印刷を行うことができない。
印刷システムには、In−OS Discoveryという探索機能が組み込まれている場合がある。In−OS Discoveryでは、同一ネットワーク上にあるプリンタをマルチキャストDNS(以下、mDNSと称する)プロトコルを使って探索する。そして、応答したプリンタのベンダー名を取得し、そのベンダーの印刷プラグインがモバイル端末にインストールされていない場合、ユーザに、そのベンダーの印刷プラグインのインストールを促す。そのため、ユーザは使用したいプリンタの印刷プラグインのインストールを行っていない場合であっても、印刷プラグインをインストールすれば印刷することができると気付くことができる。
しかしながら、印刷システムは、印刷プラグインがサポートしないプリンタであってもインストールを促してしまうことがある。In−OS Discoveryでは、印刷システムは、プリンタからのmDNS応答によって、対応するベンダー名を取得し、そのベンダーの印刷プラグインのインストールを促す。もし印刷プラグインに非サポートのプリンタであっても、In−OS Discoveryの仕様通りに応答すれば、印刷システムはそのプリンタベンダーが公開している印刷プラグインのインストールを促してしまう。このとき、ユーザは印刷システムから促された印刷プラグインをストアからダウンロードしてインストールしても、印刷を行うことができない。
本発明は、ユーザの利便性を向上させた情報処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の情報処理装置は、印刷プラグイン及び印刷システムを有する情報処理装置であって、プリンタを探索する探索手段と、前記印刷システムがプリンタを探索する所定の探索機能を有しているか否か判断する第1の判断手段と、前記第1の判断手段において、前記所定の探索機能を有していると判断された場合に、前記所定の探索機能が所定の探索方法で探索を実行する追加機能を有しているか否か判断する第2の判断手段と、探索されたプリンタが印刷プラグインのサポート機であるか否か判断する第3の判断手段と、前記印刷システムにプリンタに関する情報の通知を行う通知手段と、を有する。前記第2の判断手段において前記追加機能を有していないと判断され、かつ、前記第3の判断手段において前記探索されたプリンタがサポート機ではないと判断された場合、前記通知手段は、前記印刷システムに対し、前記探索されたプリンタがサポート機でない旨の通知を行う。
本発明によれば、ユーザの利便性を向上させた情報処理装置を提供することができる。
(実施例1)
まず、本実施例におけるシステムの全体構成について説明する。図1は、本実施例におけるハードウェアの全体構成の一例を示したものである。システムは、スマートフォンやタブレットなどの情報処理装置である情報処理端末110と画像処理装置であるプリンタA120を含む。情報処理端末110とプリンタA120とは、ネットワーク100で接続されている。このとき、情報処理端末およびプリンタはネットワーク上に複数台あってもよい。
まず、本実施例におけるシステムの全体構成について説明する。図1は、本実施例におけるハードウェアの全体構成の一例を示したものである。システムは、スマートフォンやタブレットなどの情報処理装置である情報処理端末110と画像処理装置であるプリンタA120を含む。情報処理端末110とプリンタA120とは、ネットワーク100で接続されている。このとき、情報処理端末およびプリンタはネットワーク上に複数台あってもよい。
ネットワーク100は標準的なネットワークであり、インターネット、イントラネットのどちらの形態であってもよい。接続方法は、情報処理端末110とプリンタA120が互いにネットワークに接続されていればどのような接続形態でも構わない。例えば、Wi−Fiルータを介してネットワークを形成する方法や、Wi−Fiダイレクトで情報処理端末110とプリンタA120を直接接続する方法などがある。
次に、本実施例における情報処理端末110及びプリンタA120の構成を、図2及び図3を用いて説明する。図2は、情報処理端末110及びプリンタA120のハードウェアの構成を示す図である。
情報処理端末110は、PDA(Personal Data Assistant)やスマートフォンなど通常のモバイル端末であり、小型端末用のオペレーティングシステムや、通話、データ通信を制御するプログラムが動作している情報処理装置である。情報処理端末110は、ネットワークコントローラ114を使用して無線通信または有線での通信が可能である。情報処理端末110におけるハードウェアの各構成要素は、システムバス119に接続されている。
情報処理端末110は、PDA(Personal Data Assistant)やスマートフォンなど通常のモバイル端末であり、小型端末用のオペレーティングシステムや、通話、データ通信を制御するプログラムが動作している情報処理装置である。情報処理端末110は、ネットワークコントローラ114を使用して無線通信または有線での通信が可能である。情報処理端末110におけるハードウェアの各構成要素は、システムバス119に接続されている。
ROM112は、不揮発性の記憶装置であり、情報処理端末110におけるOSや、通話、データ通信を制御するアプリ、情報処理端末110の再起動後も保持しておく必要のある各種動作モード設定、稼働ログなどが記憶される。ROM112に格納されたデータ通信を制御するアプリとしては、MailソフトやWebブラウザなどが挙げられる。これらのROM112に記憶された情報は、CPU111で処理される。また、CPU111がROM112に記憶されているプログラムに基づき処理を実行することによって、図3に示されるような情報処理端末110のソフトウェア構成及び後述するフローチャートの各ステップの処理が実現される。
RAM113は、プログラムを実行するためのワークメモリエリアである。また、印刷時にアプリが生成する画像情報などを一時記憶するためのメモリでもある。
RAM113は、プログラムを実行するためのワークメモリエリアである。また、印刷時にアプリが生成する画像情報などを一時記憶するためのメモリでもある。
ネットワークコントローラ114はネットワーク通信を制御する。通信には、例えば、Wi−Fi、Wi−Fiダイレクト、公衆回線である3G/4G、有線LAN接続などが使用される。
表示制御部115は、情報処理端末110のディスプレイ117にて出力する情報の制御を行っている。
入力制御部116は、情報処理端末110の入力部118においてボタンやタッチパネルなどを介してユーザが指示した情報を制御している。情報処理端末110のアプリは、表示制御部115、を利用して、ネットワーク通信情報や情報処理端末110のさまざまな情報をユーザに提供する。
表示制御部115は、情報処理端末110のディスプレイ117にて出力する情報の制御を行っている。
入力制御部116は、情報処理端末110の入力部118においてボタンやタッチパネルなどを介してユーザが指示した情報を制御している。情報処理端末110のアプリは、表示制御部115、を利用して、ネットワーク通信情報や情報処理端末110のさまざまな情報をユーザに提供する。
プリンタA120は、画像処理装置である。ネットワークI/F121は、ネットワーク100を介して情報処理端末110との接続に使用される。プリンタA120はネットワークI/F121を介して情報処理端末110との通信処理が可能となっており、プリンタA120内の情報を情報処理端末110に通知可能に構成されている。
CPU122は、ROM124に記憶された制御プログラムに基づいてシステムバス126に接続されるプリンタエンジン125に出力情報としての画像信号を出力する。さらにCPU122は、ROM124に記憶されたアプリプログラム等に基づいて処理を実行する。RAM123は、CPU122の主メモリ、ワークエリア等として機能する。なお、RAM123は、制御プログラムの実行、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。ROM124には、CPU122の制御プログラムや上記出力情報を生成する際に使用するフォントデータ、プリンタA120上で利用される情報等が記憶される。
プリンタエンジン125は、出力情報としての画像信号を出力する。システムバス126は、各デバイスを接続する。
CPU122は、ROM124に記憶された制御プログラムに基づいてシステムバス126に接続されるプリンタエンジン125に出力情報としての画像信号を出力する。さらにCPU122は、ROM124に記憶されたアプリプログラム等に基づいて処理を実行する。RAM123は、CPU122の主メモリ、ワークエリア等として機能する。なお、RAM123は、制御プログラムの実行、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。ROM124には、CPU122の制御プログラムや上記出力情報を生成する際に使用するフォントデータ、プリンタA120上で利用される情報等が記憶される。
プリンタエンジン125は、出力情報としての画像信号を出力する。システムバス126は、各デバイスを接続する。
図3は、本実施例における情報処理端末110及びプリンタA120のソフトウェア構成を説明するブロック図である。
まず、情報処理端末110のソフトウェア構成について説明する。なお、情報処理端末110を構成する各モジュールはそれぞれROM112に保存されたファイルとして存在するプログラムモジュールである。そして、実行時にOSやそのモジュールを利用するモジュールによってRAM113にロードされCPU111において実行される。
まず、情報処理端末110のソフトウェア構成について説明する。なお、情報処理端末110を構成する各モジュールはそれぞれROM112に保存されたファイルとして存在するプログラムモジュールである。そして、実行時にOSやそのモジュールを利用するモジュールによってRAM113にロードされCPU111において実行される。
印刷システム210は、App A211などの各アプリに共通の印刷インターフェースを提供する。アプリは、印刷システムで定義されたインターフェースを実装することにより、印刷プラグイン D213や印刷プラグインE214などが提供する印刷機能を実行することができる。このとき印刷システムは印刷プラグイン D213や印刷プラグインE214などの印刷プラグインに印刷や探索の命令を行う。
App A211、App B212は情報処理端末110のOS上で動作する一般的なアプリであり、Webブラウザ、PDFビューワー、Officeビューワー、写真アプリ、メールアプリ等のアプリがある。また、これらのアプリは印刷システム210にいくつ接続されてもかまわない。App A211、App B212は印刷システム210で定義された印刷インターフェースを実装しており、各印刷プラグインを使って印刷機能を利用できる。
印刷プラグイン D213、印刷プラグインE214は印刷プラグインの一例であり、印刷システムに対して印刷および探索等の機能を提供するためのサービスとして存在する。印刷プラグインは、各プリンタベンダーが各自の印刷処理装置に適応させるための依存処理をプラグイン形式でアドインできる仕組みである。印刷プラグイン D213や印刷プラグインE214が印刷システム210に提供する機能は、ネットワーク上のプリンタ探索機能、印刷機能、印刷設定機能、ステータス通知機能などがあり、印刷プラグインは複数インストールされている場合もある。
印刷プラグインE214は、印刷ジョブ生成モジュール215からネットワークモジュール218までの各種モジュールを備える。
印刷ジョブ生成モジュール215は、印刷システム210からPDF形式のデータをうけて、ROM112およびRAM113の情報からプリンタA120で印刷可能なPDLデータを生成する。PDLデータは、プリンタA120で印刷を行えるファイル形式の一例である。UI表示用モジュール216は印刷プラグインE214固有の設定画面を表示させるものである。例えばEULAを表示する画面や、拡張設定を行う画面、ダイアログを表示する機能を持つ。通信管理モジュール217は、印刷プラグインE214の通信を制御するモジュールであり、プリンタの能力取得や状態取得、プリンタ探索、印刷ジョブ生成モジュール215で生成したPDLデータの送信を管理する。ネットワークモジュール218は、印刷プラグインE214とプリンタA120などのプリンタを接続するモジュールである。ネットワークモジュール218は、HTTP、SNMP(Simple Network Management Protocol)等のプロトコルを使用して外部の機器と通信する機能を提供する。
印刷ジョブ生成モジュール215は、印刷システム210からPDF形式のデータをうけて、ROM112およびRAM113の情報からプリンタA120で印刷可能なPDLデータを生成する。PDLデータは、プリンタA120で印刷を行えるファイル形式の一例である。UI表示用モジュール216は印刷プラグインE214固有の設定画面を表示させるものである。例えばEULAを表示する画面や、拡張設定を行う画面、ダイアログを表示する機能を持つ。通信管理モジュール217は、印刷プラグインE214の通信を制御するモジュールであり、プリンタの能力取得や状態取得、プリンタ探索、印刷ジョブ生成モジュール215で生成したPDLデータの送信を管理する。ネットワークモジュール218は、印刷プラグインE214とプリンタA120などのプリンタを接続するモジュールである。ネットワークモジュール218は、HTTP、SNMP(Simple Network Management Protocol)等のプロトコルを使用して外部の機器と通信する機能を提供する。
次に、プリンタA120のソフトウェア構成について説明する。
ネットワークモジュール200は、プリンタA120と情報処理端末110間の通信を行うモジュールである。ネットワークモジュール200は、HTTP、SNMP、mDNS、IPP等のプロトコルを使用して外部の機器と通信する機能を提供する。mDNSは、multicast Domain Name System、IPPは、Internet Printer Protocolの略称である。印刷処理モジュール201は、印刷を実行するためにPDLから画像データを生成してプリンタエンジン125に描画データを送るためのモジュールである。
ネットワークモジュール200は、プリンタA120と情報処理端末110間の通信を行うモジュールである。ネットワークモジュール200は、HTTP、SNMP、mDNS、IPP等のプロトコルを使用して外部の機器と通信する機能を提供する。mDNSは、multicast Domain Name System、IPPは、Internet Printer Protocolの略称である。印刷処理モジュール201は、印刷を実行するためにPDLから画像データを生成してプリンタエンジン125に描画データを送るためのモジュールである。
図4は、App A211等のアプリから印刷を行う場合のUIの一例である。印刷システムを使用する場合は、図4に示されるように、アプリのメニューボタン401を選択し、表示されるメニューの中で印刷ボタン402を選択する。
印刷ボタン402を押下した後は、図5に示すような印刷システムの印刷設定画面が表示される。
印刷ボタン402を押下した後は、図5に示すような印刷システムの印刷設定画面が表示される。
図5は、印刷システムの印刷設定UIの一例である。図5のプリンタ表示領域501に表示されているプリンタは、ネットワーク上で印刷プラグインE214により探索されたプリンタである。なお、複数のプリンタが利用可能であるときはプリンタの切り替えが可能である。プリンタの切り替えを行うためにプリンタ表示領域501を押下すると、図6に示すプリンタ探索画面が表示される。
設定領域502に示す「用紙サイズ」や「印刷範囲」などの設定ボタン等から標準的な印刷設定を変更することができる。
印刷ボタン503をタップすると、印刷システム210から印刷プラグインE214に対して印刷命令が送られる。このとき、印刷システムは、印刷プラグインE214に印刷命令とPDFデータを送る。PDFデータを受け取った印刷プラグインE214は、PDFデータをPDLデータに変換する。そして、プリンタA120にPDLデータを送信し、印刷処理を実行させる。印刷プラグインは、印刷処理のステータスを印刷システムに返却し、印刷システムはその結果をUIに反映させる。
印刷ボタン503をタップすると、印刷システム210から印刷プラグインE214に対して印刷命令が送られる。このとき、印刷システムは、印刷プラグインE214に印刷命令とPDFデータを送る。PDFデータを受け取った印刷プラグインE214は、PDFデータをPDLデータに変換する。そして、プリンタA120にPDLデータを送信し、印刷処理を実行させる。印刷プラグインは、印刷処理のステータスを印刷システムに返却し、印刷システムはその結果をUIに反映させる。
図6は、プリンタ一覧画面の一例であり、図5のプリンタ表示領域501押下により表示される。なお、プリンタ一覧画面の表示方法はこれに限られるものではなく、他の方法によっても表示されることがある。プリンタ一覧において、上段のプリンタ名601には、ネットワーク上で印刷プラグインE214等によって探索されたプリンタの名称が表示される。また、搭載する印刷システムによっては、印刷プラグインから印刷システムに情報を送信することにより、下段の状態表示領域602にプリンタの状態などを任意に表示することができる。状態表示領域602では、プリンタが印刷プラグインにサポートされているサポート機である場合は、プリンタのステータスなどを表示する。一方、プリンタが印刷プラグインにサポートされていない場合は、状態表示領域602において、非サポート表示604に示されるように、サポートされていないプリンタである旨を表示する。
図6に使用したいプリンタが表示されない場合は、追加ボタン603を押下すると使用したいプリンタを一覧に追加できる場合がある。追加ボタン603を押下すると、図7に遷移する。
図6に使用したいプリンタが表示されない場合は、追加ボタン603を押下すると使用したいプリンタを一覧に追加できる場合がある。追加ボタン603を押下すると、図7に遷移する。
図7は、情報処理装置にインストールされている印刷プラグインを確認する画面の一例である。印刷プラグイン一覧701は、現在インストールされていて有効になっている印刷プラグインの一覧である。推奨プラグイン702は搭載している印刷システムによって表示されることがある。推奨プラグイン702は該当する印刷プラグインがインストールされておらず、かつ印刷システムのIn−OS Discoveryでプリンタが見つかった場合に表示される。ユーザは推奨プラグイン702をタップすると、Google Playの該当する印刷プラグインをインストールするページを表示することができる。
メニューボタン703を押下後にメニュー704の「プリンタを追加」を押下することで、印刷プラグインの図10のような独自UIを表示させ、任意のプリンタを探索することができる。図10については、実施例3で詳細を説明する。
メニューボタン703を押下後にメニュー704の「プリンタを追加」を押下することで、印刷プラグインの図10のような独自UIを表示させ、任意のプリンタを探索することができる。図10については、実施例3で詳細を説明する。
図8は、本実施例における印刷プラグインによるプリンタ探索の処理を示すフローチャートである。プリンタ探索処理は、情報処理端末110のCPU111がROM112に記憶されているプログラムに基づき処理を実行することによって実現される。
S801では、印刷プラグインE214は探索処理を開始する。探索処理とは、例えば、通信管理モジュール217およびネットワークモジュール218から同一ネットワーク上に探索のためのSNMPプロトコルおよびその他のプロトコルのパケットをブロードキャストしてプリンタからの応答を待つ処理である。ここで、同一ネットワークとは、情報処理端末110と共通のサブネットのことである。また、探索処理とは、サブネットワーク(以下、サブネット)外に存在するプリンタに対してSNMPプロトコルおよびその他のプロトコルのパケットをユニキャストしてプリンタからの応答を待つ処理であってもよい。また、前提として、プリンタAおよびその他のプリンタは、In−OS Discoveryで使用されているmDNSプロトコルには、一部のみ対応しているが、S801で行う探索処理のSNMP等のプロトコルには、すべてのプリンタが対応している。そのため、S801ではIn−OS Discoveryの探索プロトコルに対応しているプリンタも含め、同一ネットワーク上にある自ベンダーのすべてのプリンタを探索することができる。ただし、本実施例の印刷プラグインには、mDNS使用して同一ネットワーク上のプリンタを探索する機能はないものとする。
S801では、印刷プラグインE214は探索処理を開始する。探索処理とは、例えば、通信管理モジュール217およびネットワークモジュール218から同一ネットワーク上に探索のためのSNMPプロトコルおよびその他のプロトコルのパケットをブロードキャストしてプリンタからの応答を待つ処理である。ここで、同一ネットワークとは、情報処理端末110と共通のサブネットのことである。また、探索処理とは、サブネットワーク(以下、サブネット)外に存在するプリンタに対してSNMPプロトコルおよびその他のプロトコルのパケットをユニキャストしてプリンタからの応答を待つ処理であってもよい。また、前提として、プリンタAおよびその他のプリンタは、In−OS Discoveryで使用されているmDNSプロトコルには、一部のみ対応しているが、S801で行う探索処理のSNMP等のプロトコルには、すべてのプリンタが対応している。そのため、S801ではIn−OS Discoveryの探索プロトコルに対応しているプリンタも含め、同一ネットワーク上にある自ベンダーのすべてのプリンタを探索することができる。ただし、本実施例の印刷プラグインには、mDNS使用して同一ネットワーク上のプリンタを探索する機能はないものとする。
S802では、情報処理端末110の印刷システムがIn−OS Discovery機能(所定の探索機能)を搭載しているかどうかを判断する。情報処理端末110の印刷システムがIn−OS Discovery機能を搭載しているかどうかは、情報処理端末110のOS(モバイルOS)がIn−OS Discovery機能を搭載しているかどうかで判断できる。In−OS Discovery機能(所定の探索機能)は、同一ネットワーク上にあるプリンタを、mDNSプロトコルを使って探索する探索機能である。In−OS Discovery機能を搭載しているかどうかの判断は、モバイルOSのSDKバージョンを取得して判断する方法、In−OS Discovery機能を持つかどうか、モバイルOSのAPIをコールして確かめる方法などで行う。S802で、モバイルOSがIn−OS Discovery機能を搭載していないと判断された場合は、S803に進む。一方、モバイルOSがIn−OS Discovery機能を搭載していると判断された場合は、S805に進む。
S803では、S801で行った探索処理に対して応答を返してきたプリンタが、印刷プラグインE214によってサポートされているプリンタ(サポート機)かどうかを判定する。判定方法としては、例えば、印刷プラグインE214が静的な非サポートプリンターリストをメモリに読み込み、S801で応答したプリンタと照合して非サポートプリンタのみを除く方法がある。また、S801で応答したプリンタが印刷プラグインE214のサポートするPDL機能を持っているかどうかを判断し、印刷プラグインE214のサポートするPDL機能を持たない場合はサポート機から除く方法もある。さらに、印刷プラグインE214がサポートするコントローラをプリンタが搭載しているかを、プリンタの応答から判断してサポート機から除く方法などもある。これらの方法を複合的に行うこともあれば、1つのみを適用することもある。
S803でサポート機であった場合は、S804で、印刷プラグインE214から印刷システムにプリンタの通知を行う。印刷システムへの通知を行うことによって、図6に示すような印刷システム210のUI画面のプリンタの一覧に、見つかったプリンタが表示される。S803でサポート機ではなかった場合は、印刷システムにプリンタを通知せずに探索処理を終えるため、サポート機でないプリンタは図6に示すプリンタ一覧画面には表示されない。
S805で、印刷プラグインE214は、In−OS DiscoveryがSpecificな探索(所定の探索方法)に対応しているか否か判断する。In−OS DiscoveryがSpecificな探索に対応しているか否かは、印刷システム210または印刷システム210を提供するモバイルOSにSpecific Finder Pluginが追加されているか否かにより判断される。
ここで、所定の探索方法であるSpecificな探索について説明する。In−OS Discoveryには、2種類の探索方法がある。1つ目は、Genericな探索(標準的な探索方法)であり、mDNSプロトコルに従ったプリンタを探索し、そのプリンタベンダーの印刷プラグインのインストールを促す。Genericな探索は、モバイルOSに標準的に搭載されているGeneric Finder Pluginにより、その機能が提供されている。2つ目はSpecificな探索(所定の探索方法)であり、印刷ベンダーは印刷システムに対して追加機能(探索ロジック)を提供することができる。Specificな探索は、モバイルOSにSpecific Finder Pluginが追加されることで、追加機能が提供される。Specificな探索を印刷システムに提供した場合、そのベンダーのプリンタは、Genericな探索では見つからなくなる。
印刷システム210に対してSpecificな探索を提供しているかどうかは、例えば、次の方法で判断可能である。印刷システム210内で、Specificな探索ロジックを提供したOSのバージョンと、そうでないバージョンを管理した静的なリストを保持し、リストから判断する。また、モバイルOSのAPIから判断可能な場合もある。
Specificな探索を提供していると判断された場合は、S806に進む。一方、Specificな探索を提供していないと判断された場合は、S807に進む。
Specificな探索を提供していると判断された場合は、S806に進む。一方、Specificな探索を提供していないと判断された場合は、S807に進む。
S806で、印刷プラグインE214は、S801で行った探索処理に対して応答を返してきたプリンタが、印刷プラグインE214によってサポートされているプリンタ(サポート機)かどうかの判定を行う。このときの判定方法は、S803と同一である。S806でサポート機ではない場合は、印刷システムにプリンタを通知せず、探索処理を終える。S806でサポート機であった場合は、S808へ移行する。一方、サポート機でなかった場合は、探索を終了する。
S808では、印刷プラグインE214は、プリンタからステータスを取得する。ステータスの取得は、プリンタとSNMPまたはその他のプロトコルを使ってユニキャストの通信を行い、プリンタの状態パラメータを取得することで行われる。たとえばプリンタの状態パラメータには、Ready、ビジー、ワーニング等がある。
S809では、S808で取得した情報から、図6の状態表示領域602にプリンタのステータスを表示するために、印刷システムに通知するプリンタの情報に、プリンタのステータスを記載する。
S810では、S804と同様に、印刷プラグインE214から印刷システムに対してプリンタの情報を通知する。
S809では、S808で取得した情報から、図6の状態表示領域602にプリンタのステータスを表示するために、印刷システムに通知するプリンタの情報に、プリンタのステータスを記載する。
S810では、S804と同様に、印刷プラグインE214から印刷システムに対してプリンタの情報を通知する。
S807で、印刷プラグインE214は、S801で行った探索処理に対して応答を返してきたプリンタが、印刷プラグインE214によってサポートされているプリンタ(サポート機)かどうかの判定を行う。このときの判定方法は、S803と同一である。プリンタがサポート機であった場合は、S808に進む。一方、プリンタがサポート機ではなかった場合、S811に移行する。
S811で、印刷プラグインE214は、プリンタがサポート機ではないことを図6の非サポート表示604のように明示的に示すため、印刷システムに通知するプリンタの情報に、プリンタが非サポートであるという情報を記載する。
S812では、S810と同様に印刷システムに対してプリンタを通知する。
S811で、印刷プラグインE214は、プリンタがサポート機ではないことを図6の非サポート表示604のように明示的に示すため、印刷システムに通知するプリンタの情報に、プリンタが非サポートであるという情報を記載する。
S812では、S810と同様に印刷システムに対してプリンタを通知する。
以上説明したように、本実施例によると、印刷プラグインによるプリンタの探索で、プリンタが該印刷プラグインでサポートされない非サポート機であると判明した場合、その旨をプリンタ一覧において表示する。例えば、印刷システム210がIn−OS Discoveryによって印刷プラグインが非サポートのプリンタを探索し、そのプリンタベンダーの印刷プラグインのインストールをユーザに促す表示を行う。ユーザが表示に従いインストールした場合において、インストールした印刷プラグインで探索を行うと、非サポート機である場合、非サポート機であることが表示され、ユーザはプリンタが使用できないことを把握することができる。したがって、ユーザの認識性を向上させることができる。
(実施例2)
実施例1では、ネットワーク上の自ベンダーのすべてのプリンタを探索して表示した。これにより、印刷プラグインが非サポートのプリンタに対して、In−OS Discoveryで印刷プラグインのインストールを促され、ユーザにプリンタがインストールされた印刷プラグインがプリンタを非サポートであることを伝えることができた。
実施例1では、印刷プラグインE214はネットワーク上のプリンタがmDNSに対応しているかどうかを判断せず、mDNS非対応機であっても、非サポート機として表示していた。しかし、印刷プラグインE214はプリンタに問い合わせてmDNS対応機かどうかの情報が取得できることが望ましい。もしプリンタがmDNS対応機かどうかわかれば、In−OS Discoveryで見つかるプリンタかどうか判定可能である。In−OS Discoveryで見つからないプリンタは、たとえ印刷プラグインに非サポートのプリンタであっても、印刷プラグインは探索後に表示しないほうがユーザに余計な誤解を与えない。
本実施例では、プリンタについてmDNSによる探索機能をサポートしているかどうかの情報を取得できる場合、mDNS対応であるかどうか、印刷プラグインがサポートしているかどうかによって探索後の表示結果を切り替える。表示結果を切り替えることで、ユーザに使用できるプリンタをわかりやすく表示することを目的とする。
実施例1では、ネットワーク上の自ベンダーのすべてのプリンタを探索して表示した。これにより、印刷プラグインが非サポートのプリンタに対して、In−OS Discoveryで印刷プラグインのインストールを促され、ユーザにプリンタがインストールされた印刷プラグインがプリンタを非サポートであることを伝えることができた。
実施例1では、印刷プラグインE214はネットワーク上のプリンタがmDNSに対応しているかどうかを判断せず、mDNS非対応機であっても、非サポート機として表示していた。しかし、印刷プラグインE214はプリンタに問い合わせてmDNS対応機かどうかの情報が取得できることが望ましい。もしプリンタがmDNS対応機かどうかわかれば、In−OS Discoveryで見つかるプリンタかどうか判定可能である。In−OS Discoveryで見つからないプリンタは、たとえ印刷プラグインに非サポートのプリンタであっても、印刷プラグインは探索後に表示しないほうがユーザに余計な誤解を与えない。
本実施例では、プリンタについてmDNSによる探索機能をサポートしているかどうかの情報を取得できる場合、mDNS対応であるかどうか、印刷プラグインがサポートしているかどうかによって探索後の表示結果を切り替える。表示結果を切り替えることで、ユーザに使用できるプリンタをわかりやすく表示することを目的とする。
図9は、実施例2における印刷プラグインによるプリンタ探索の処理を示すフローチャートである。S901からS906の処理までは実施例1のS801からS806までの処理と同一である。また、S909からS914までの処理は実施例1のS807からS812と同様である。以下、実施例1との差異であるS907及びS908について説明する。
S907では、印刷プラグインE214が、プリンタがmDNS対応機かどうかの情報を取得する。これは、S901で探索に応答したプリンタに対して、SNMPまたはその他のプロトコルでユニキャストの通信を行い、プリンタがmDNSの機能を搭載しているかどうかの情報を取得する。
S908ではS907で取得した情報からプリンタがmDNS対応機かどうかを判断する。プリンタがmDNS非対応である場合はS906へ移行する。S906ではプリンタがmDNS非対応のプリンタであり、かつ印刷プラグインE214のサポート機ではない時、探索の処理を終了する。この処理により、プリンタがmDNS非対応機であり、かつ印刷プラグインE214の非サポート機である場合、図6のプリンタ一覧画面にプリンタを表示しない。
プリンタがmDNS非対応機である場合は、In−OS Discoveryによって印刷システム210から探索されないため、実施例1のように、ユーザがプリンタに非対応の印刷プラグインをインストールしてしまう恐れがない。そのため、印刷プラグインに非対応である旨と共にプリンタを一覧に表示する必要はないので、プリンタを探索により見つけても図6のプリンタ一覧には表示しない。
ステップ908においてmDNS対応プリンタであると判断した場合、S909へ移行する。S909からS914までの処理は実施例1のS807からS812と同様である。
以上の処理により、In−OS Discoveryに対応したプリンタについては、非サポート機であっても探索後にプリンタ一覧に表示する。そして、In−OS Discovery機能に非対応のプリンタについては、印刷プラグインが非サポートの場合、図6のプリンタ一覧には表示しない。よって、印刷プラグインは、実施例1のような課題が発生する場合のみ、非サポートのプリンタも探索後に表示することができ、よりユーザに使用できるプリンタをわかりやすく提示することができる。
(実施例3)
In−OS Discovery機能で使われているmDNSプロトコルによる探索は、モバイルだけではなくプリンタ探索の標準的なプロトコルになりつつある。これまでは、コンパクトな写真用プリンタからビジネス向けの大型なプリンタまで、幅広いプリンタをサポートするために、印刷プラグインE214は様々なプリンタの探索及び印刷のプロトコルをサポートしなければならなかった。しかし、モバイルでの探索および印刷のプロトコルが統一されつつあり、将来的に印刷プラグインは標準プロトコルのmDNSのみをサポートすれば十分になる可能性が高い。
In−OS Discovery機能で使われているmDNSプロトコルによる探索は、モバイルだけではなくプリンタ探索の標準的なプロトコルになりつつある。これまでは、コンパクトな写真用プリンタからビジネス向けの大型なプリンタまで、幅広いプリンタをサポートするために、印刷プラグインE214は様々なプリンタの探索及び印刷のプロトコルをサポートしなければならなかった。しかし、モバイルでの探索および印刷のプロトコルが統一されつつあり、将来的に印刷プラグインは標準プロトコルのmDNSのみをサポートすれば十分になる可能性が高い。
印刷プラグインE214は、サブネットを超えたネットワークに存在するプリンタを探索する機能を持っている。例えば、図7の情報処理端末にインストールされている印刷プラグインを確認する画面において、メニューボタン703を押下し、サブメニューから「プリンタを追加」を押下する。すると、UI表示用モジュール216は、図10の1001に示すようなIPアドレス入力ダイアログを表示させる。ユーザは入力ダイアログ1001に探索したいサブネット外のプリンタのIPアドレスを入力することでプリンタを探索することができる。入力ダイアログ1001にIPアドレスを入力して探索されたプリンタは、印刷プラグインE214が静的に保持するプリンタリストに追加される。
しかし、mDNSプロトコルの仕様によりサブネットを超えたプリンタを探索することができないケースがある。本実施例では、印刷プラグインE214がmDNSプロトコルを使って探索を行う場合に、サブネットを超えたプリンタであっても探索によって見つける。
しかし、mDNSプロトコルの仕様によりサブネットを超えたプリンタを探索することができないケースがある。本実施例では、印刷プラグインE214がmDNSプロトコルを使って探索を行う場合に、サブネットを超えたプリンタであっても探索によって見つける。
図11及び図12は、実施例3における処理を示すフローチャートである。S1101では、複合的な探索処理を行い、同一ネットワーク内のみならず同一ネットワーク外(サブネット外)にあるプリンタも探索する。複合的な探索とは、図12に示されるS1102からS1105までの処理のことで、mDNSとその他のプロトコルを必要に応じて使用する処理である。
S1102では、サブネットを超えた探索が必要であるかどうか(同一のネットワーク外のプリンタの探索を行うか否か)を判断する。サブネット外にあるプリンタを探索するかどうかは、前述の印刷プラグインE214内で静的に管理するプリンタリストにプリンタが追加されているかどうかから判断する。プリンタが1台以上追加されている場合、サブネットを超えた探索が必要であると判断する。
S1102では、サブネットを超えた探索が必要であるかどうか(同一のネットワーク外のプリンタの探索を行うか否か)を判断する。サブネット外にあるプリンタを探索するかどうかは、前述の印刷プラグインE214内で静的に管理するプリンタリストにプリンタが追加されているかどうかから判断する。プリンタが1台以上追加されている場合、サブネットを超えた探索が必要であると判断する。
S1102でサブネット外探索が必要なプリンタリストにプリンタが1台でも追加されている場合は、S1104の処理を行う。S1104では、SNMPプロトコルまたはその他のプロトコルでサブネット外のプリンタとユニキャスト通信する。これは、mDNSプロトコルでは、サブネット外のプリンタを探索することができないことがあるためである。その代りに従来のSNMPプロトコルやその他の探索プロトコルで通信を行う。
S1105では、S1104で通信したプリンタに対してS1104と同一のプロトコルでmDNSに対応したプリンタかどうかを問い合わせる。この処理は図9のS907と同一の処理である。
S1105では、S1104で通信したプリンタに対してS1104と同一のプロトコルでmDNSに対応したプリンタかどうかを問い合わせる。この処理は図9のS907と同一の処理である。
S1102でサブネットを超えた探索が必要ではないと判断された場合、S1103でmDNSによるネットワーク上のプリンタ探索を行う。また、S1102でサブネットを超えた探索が必要であると判断された場合、S1104ではサブネット外のプリンタに対する探索しか行われていないため、サブネット内のプリンタに対して、S1103でmDNSによるネットワーク上のプリンタ探索を行う。
複合的な探索処理が終了すると、図11のS1106に進む。
複合的な探索処理が終了すると、図11のS1106に進む。
S1106からS1110までの処理は、実施例2のS902からS908までの処理と同一である。S1111では、S1103で行うmDNSの探索に応答したプリンタは、すべてmDNS対応プリンタであると判断し、S1105で取得した情報がmDNS機能を持たないプリンタであることを示す場合は、mDNS非対応のプリンタであると判断する。また、S1112からS1117までの処理は実施例2のS909からS914と同一の処理である。
以上説明したように、本実施例によると、印刷プラグインE214がmDNSプロトコルを使ってプリンタ探索を行う場合においてサブネット外までプリンタ探索する必要があるとき、SNMPなどの従来のプロトコルで代替することが可能になる。従来のプロトコルにより、サブネット外までプリンタ探索を行うことができる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
Claims (15)
- 印刷プラグイン及び印刷システムを有する情報処理装置であって、
プリンタを探索する探索手段と、
前記印刷システムがプリンタを探索する所定の探索機能を有しているか否か判断する第1の判断手段と、
前記第1の判断手段において、前記所定の探索機能を有していると判断された場合に、前記所定の探索機能が所定の探索方法で探索を実行する追加機能を有しているか否か判断する第2の判断手段と、
探索されたプリンタが印刷プラグインのサポート機であるか否か判断する第3の判断手段と、
前記印刷システムにプリンタに関する情報の通知を行う通知手段と、を有し、
前記第2の判断手段において前記追加機能を有していないと判断され、かつ、前記第3の判断手段において前記探索されたプリンタがサポート機ではないと判断された場合、前記通知手段は、前記印刷システムに対し、前記探索されたプリンタがサポート機でない旨の通知を行うことを特徴とする情報処理装置。 - 前記探索手段は、前記印刷プラグインとベンダーが共通のプリンタを探索することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記所定の探索機能は、In−OS Discoveryであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
- 前記In−OS Discoveryは、mDNSプロトコルを使用しプリンタの探索を行うことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
- 前記追加機能が実行する前記所定の探索方法は、Specificな探索であり、
前記第2の判断手段は、前記情報処理装置のOSにSpecific Finder Pluginが追加されているか否かにより判断することを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記通知手段は、前記プリンタに関する情報として、プリンタの名称と、プリンタのステータスもしくはプリンタがサポート機でないという情報を通知することを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 前記探索されたプリンタがmDNS対応のプリンタであるか否か判断する第4の判断手段を有し、
前記通知手段は、前記第2の判断手段において前記追加機能を有していないと判断され、前記第4の判断手段において前記mDNS対応のプリンタであると判断され、前記第3の判断手段において前記探索されたプリンタがサポート機ではないと判断された場合、前記印刷システムに対し、前記探索されたプリンタがサポート機でない旨の通知を行うことを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記通知手段は、前記第2の判断手段において前記追加機能を有していないと判断され、前記第4の判断手段において前記mDNS対応のプリンタでないと判断され、前記第3の判断手段において前記探索されたプリンタがサポート機ではないと判断された場合、前記通知手段は、前記通知を行わないことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
- 前記探索手段は、前記情報処理装置と同一のネットワーク上のプリンタの探索を行うことを特徴とする請求項1乃至8のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 同一のネットワーク外のプリンタの探索を行うか否か判断する第5の判断手段を有し、
前記第5の判断手段が、同一のネットワーク外のプリンタの探索を行うと判断した場合、前記探索手段は、同一のネットワーク外のプリンタの探索を行い、探索を行ったプリンタがmDNS対応であるか否かを取得することを特徴とする請求項8または請求項9に記載の情報処理装置。 - 前記第5の判断手段は、前記印刷プラグインが有するプリンタリストにプリンタが追加されているか否かにより判断することを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
- 前記同一のネットワーク内のプリンタの探索は、mDNSプロトコルを使用し行われ、
前記同一のネットワーク外のプリンタの探索は、SNMPプロトコルを使用して行われることを特徴とする請求項10または請求項11に記載の情報処理装置。 - 前記通知手段からの前記通知を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1乃至12のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 印刷プラグイン及び印刷システムを有する情報処理装置の制御方法であって、
プリンタを探索する探索工程と、
前記印刷システムがプリンタを探索する所定の探索機能を有しているか否か判断する第1の判断工程と、
前記第1の判断工程において、前記所定の探索機能を有していると判断された場合に、前記所定の探索機能が所定の探索方法で探索を実行する追加機能を有しているか否か判断する第2の判断工程と、
探索されたプリンタが印刷プラグインのサポート機であるか否か判断する第3の判断工程と、
前記印刷システムにプリンタに関する情報の通知を行う通知工程と、を有し、
前記第2の判断工程において前記追加機能を有していないと判断され、かつ、前記第3の判断工程において前記探索されたプリンタがサポート機ではないと判断された場合、前記通知工程では、前記印刷システムに対し、前記探索されたプリンタがサポート機でない旨の通知を行うことを特徴とする制御方法。 - コンピュータを請求項1乃至13のうちいずれか1項に記載の情報処理装置の各手段として機能させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016174484A JP2018041246A (ja) | 2016-09-07 | 2016-09-07 | 情報処理装置、その制御方法及びプログラム |
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JP2020067813A (ja) * | 2018-10-24 | 2020-04-30 | 株式会社リコー | 管理装置、プログラム、機器提案システム |
-
2016
- 2016-09-07 JP JP2016174484A patent/JP2018041246A/ja active Pending
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