JP2018040875A - ハイブリッド表示装置、およびその駆動方法 - Google Patents

ハイブリッド表示装置、およびその駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】疲労感の少ない表示装置または電子機器などを提供する。
【解決手段】可視光を発光する第1の表示素子および可視光を反射する第2の表示素子を有する表示装置であって、第1の表示素子と第2の表示素子は同じ色相の光を発光または反射する。第1の表示素子の発光と第2の表示素子の反射光は、ピーク波長または半値幅が異なる。使用者(観察者)に、第1の表示素子の発光と第2の表示素子の反射光を同時に観測させることで、疲労感を軽減することができる。または、再現可能な色域に揺らぎを与えることで、使用者(観察者)の疲労感を軽減することができる。
【選択図】図6

Description

本明細書等で開示する発明の一態様は、物、方法、または、製造方法に関する。または、本明細書等で開示する発明の一態様は、プロセス、マシン、マニュファクチャ、または、組成物(コンポジション・オブ・マター)に関する。
なお、本明細書等において半導体装置とは、半導体特性を利用することで機能しうる装置全般を指す。表示装置(液晶表示装置、発光表示装置など)、投影装置、照明装置、電気光学装置、蓄電装置、記憶装置、半導体回路、撮像装置および電子機器などは、半導体装置を有すると言える場合がある。
各画素に表示素子を駆動するためのトランジスタを有するアクティブマトリクス型の表示装置が知られている。また、アクティブマトリクス型の表示装置は、大きく分けて、自発光型の表示装置、透過型の表示装置、反射型の表示装置などのタイプが知られている。これらのアクティブマトリクス型の表示装置は、単純マトリクス型の表示装置に比べて画面の大型化や高精細化が容易であり、消費電力の低減などの面で有利である。
自発光型の表示装置は、例えば、表示素子としてEL(エレクトロルミネッセンス)素子などの発光素子を用いた表示装置などが知られている。特許文献1には、表示素子として有機EL素子が用いられた発光表示装置が開示されている。
透過型の表示装置および反射型の表示装置は、例えば、表示素子として液晶素子を用いた表示装置などが知られている。
例えば、透過型の液晶表示装置は、冷陰極蛍光ランプなどのバックライトを用い、液晶の光学変調作用を利用して、バックライトからの光が液晶を透過して液晶表示装置外部に出力される状態と、出力されない状態とを選択し、明と暗の表示を行わせ、さらにそれらを組み合わせることで、画像表示を行うものである。
例えば、反射型の液晶表示装置は、液晶の光学変調作用を利用して、外光、即ち入射光が液晶を透過して画素電極で反射して装置外部に出力される状態と、入射光が装置外部に出力されない状態とを選択し、明と暗の表示を行わせ、さらにそれらを組み合わせることで、画像表示を行うものである。
特開2014−197522号公報
自発光型の表示装置は、赤色光、緑色光、青色光それぞれの色再現性が高く、広い色域で鮮やかな画像を表示することができる。その一方で、長時間の画像の観察においては、使用者(観察者)の疲労感が高くなりやすく快適感が損なわれうるという問題があった。
本発明の一態様は、長時間の画像の観察においても疲労感が高くなりにくい表示装置または電子機器などを提供することを課題の一つとする。または、長時間の画像の観察においても快適感が損なわれにくい表示装置または電子機器などを提供することを課題の一つとする。または、視認性が良好な表示装置または電子機器などを提供することを課題の一とする。または、表示品位が良好な表示装置または電子機器などを提供することを課題の一つとする。または、新規な表示装置または電子機器などを提供することを課題の一つとする。
なお、これらの課題の記載は、他の課題の存在を妨げるものではない。なお、本発明の一態様は、これらの課題の全てを解決する必要はないものとする。なお、これら以外の課題は、明細書、図面、請求項などの記載から、自ずと明らかとなるものであり、明細書、図面、請求項などの記載から、これら以外の課題を抽出することが可能である。
本発明の一態様は、第1赤色光を発光する表示素子と、第1緑色光を発光する表示素子と、第1青色光を発光する表示素子と、第1赤色光とピーク波長が異なる第2赤色光を反射する表示素子と、第1緑色光とピーク波長が異なる第2緑色光を反射する表示素子と、第1青色光とピーク波長が異なる第2青色光を反射する表示素子と、を有し、第1赤色光と第2赤色光、第1緑色光と第2緑色光、および、第1青色光と第2青色光、の組み合わせのうち、少なくとも一組の光を同時に用いて、画像を表示せしめるハイブリッド表示装置である。
第2赤色光のピーク波長は、第1赤色光のピーク波長よりも長い波長であることが好ましい。第2緑色光のピーク波長は、第1緑色光のピーク波長よりも長い波長であることが好ましい。第2青色光のピーク波長は、第1青色光のピーク波長よりも長い波長であることが好ましい。
または、本発明の一態様は、第1赤色光を発光する表示素子と、第1緑色光を発光する表示素子と、第1青色光を発光する表示素子と、第1赤色光と半値幅が異なる第2赤色光を反射する表示素子と、第1緑色光と半値幅が異なる第2緑色光を反射する表示素子と、第1青色光と半値幅が異なる第2青色光を反射する表示素子と、を有し、第1赤色光と第2赤色光、第1緑色光と第2緑色光、および、第1青色光と第2青色光、の組み合わせのうち、少なくとも一組の光を同時に用いて、画像を表示せしめるハイブリッド表示装置である。
または、本発明の一態様は、第1の光を発光する表示素子と、第2の光を反射する表示素子と、を有し、第1の光と第2の光は同じ色相であり、第1の光のピーク波長と第2の光のピーク波長は異なり、第1の光と第2の光を同時に用いて、画像を表示せしめるハイブリッド表示装置である。
第2の光のピーク波長は、第1の光のピーク波長よりも長い波長であることが好ましい。
または、本発明の一態様は、第1の光を発光する表示素子と、第2の光を反射する表示素子と、を有し、第1の光と第2の光は同じ色相であり、第1の光の半値幅と第2の光の半値幅は異なり、第1の光と第2の光を同時に用いて、画像を表示せしめるハイブリッド表示装置である。
上記の発光または反射光に乱数を用いてカオス的な揺らぎを与えてもよい。
本発明の一態様によれば、長時間の画像の観察においても疲労感が高くなりにくい表示装置または電子機器などを提供できる。または、長時間の画像の観察においても快適感が損なわれにくい表示装置または電子機器などを提供できる。または、視認性が良好な表示装置または電子機器などを提供できる。または、表示品位が良好な表示装置または電子機器などを提供できる。または、新規な表示装置または電子機器などを提供できる。
なお、これらの効果の記載は、他の効果の存在を妨げるものではない。なお、本発明の一態様は、これらの効果の全てを有する必要はない。なお、これら以外の効果は、明細書、図面、請求項などの記載から、自ずと明らかとなるものであり、明細書、図面、請求項などの記載から、これら以外の効果を抽出することが可能である。
電子機器を説明する図。 電子機器の構成例を説明するブロック図。 表示装置の構成例を説明するブロック図。 画素の回路構成例を説明する図。 画素の回路構成例および平面構成例を説明する図。 本発明の一態様に係る光の輝度と波長の関係を説明する図。 カオス的な揺らぎが付加された複合化スペクトルを説明する図。 表示装置の構成例を示す図。 表示装置の断面構造の一例を説明する図。 表示装置の断面構造の一例を説明する図。 表示装置の断面構造の一例を説明する図。 表示モジュールの一例を示す図。 電子機器の一例を示す図。
実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。但し、本発明は以下の説明に限定されず、本発明の趣旨およびその範囲から逸脱することなくその形態および詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、以下に説明する発明の構成において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号を異なる図面間で共通して用い、その繰り返しの説明は省略する場合がある。
また、図面などにおいて示す各構成の、位置、大きさ、範囲などは、発明の理解を容易とするため、実際の位置、大きさ、範囲などを表していない場合がある。このため、開示する発明は、必ずしも、図面などに開示された位置、大きさ、範囲などに限定されない。例えば、実際の製造工程において、エッチングなどの処理により層やレジストマスクなどが意図せずに目減りすることがあるが、発明の理解を容易とするため、省略して示すことがある。
また、特に上面図(「平面図」ともいう。)や斜視図などにおいて、発明の理解を容易とするため、一部の構成要素の記載を省略する場合がある。また、一部の隠れ線などの記載を省略する場合がある。
本明細書等において、「第1」、「第2」などの序数詞は、構成要素の混同を避けるために付すものであり、工程順または積層順など、なんらかの順番や順位を示すものではない。また、本明細書等において序数詞が付されていない用語であっても、構成要素の混同を避けるため、特許請求の範囲において序数詞が付される場合がある。また、本明細書等において付された序数詞と、特許請求の範囲において付された序数詞が異なる場合がある。また、本明細書等において序数詞が付されている用語であっても、特許請求の範囲などにおいて序数詞を省略する場合がある。
また、本明細書等において「電極」や「配線」の用語は、これらの構成要素を機能的に限定するものではない。例えば、「電極」は「配線」の一部として用いられることがあり、その逆もまた同様である。さらに、「電極」や「配線」の用語は、複数の「電極」や「配線」が一体となって設けられている場合なども含む。
なお、本明細書等において「上」や「下」の用語は、構成要素の位置関係が直上または直下で、かつ、直接接していることを限定するものではない。例えば、「絶縁層A上の電極B」の表現であれば、絶縁層Aの上に電極Bが直接接して設けられている必要はなく、絶縁層Aと電極Bとの間に他の構成要素を含むものを除外しない。
また、本明細書において、「平行」とは、明示されている場合を除き、二つの直線が−10°以上10°以下の角度で配置されている状態をいう。従って、−5°以上5°以下の場合も含まれる。また、「略平行」とは、明示されている場合を除き、二つの直線が−30°以上30°以下の角度で配置されている状態をいう。また、「垂直」および「直交」とは、明示されている場合を除き、二つの直線が80°以上100°以下の角度で配置されている状態をいう。従って、85°以上95°以下の場合も含まれる。また、「略垂直」とは、明示されている場合を除き、二つの直線が60°以上120°以下の角度で配置されている状態をいう。
なお、本明細書等において、計数値および計量値に関して「同一」、「同じ」、「等しい」または「均一」(これらの同意語を含む)などと言う場合は、明示されている場合を除き、プラスマイナス20%の誤差を含むものとする。
本明細書等において、金属酸化物(metal oxide)とは、広い表現での金属の酸化物である。金属酸化物は、酸化物絶縁体、酸化物導電体(透明酸化物導電体を含む)、酸化物半導体(Oxide Semiconductorまたは単にOSともいう)などに分類される。例えば、トランジスタの活性層に金属酸化物を用いた場合、当該金属酸化物を酸化物半導体と呼称する場合がある。つまり、金属酸化物が増幅作用、整流作用、およびスイッチング作用の少なくとも1つを有する場合、当該金属酸化物を、金属酸化物半導体(metal oxide semiconductor)、略してOSと呼ぶことができる。また、OS FETと記載する場合においては、金属酸化物または酸化物半導体を有するトランジスタと換言することができる。
また、本明細書等において、窒素を有する金属酸化物も金属酸化物(metal oxide)と総称する場合がある。また、窒素を有する金属酸化物を、金属酸窒化物(metal oxynitride)と呼称してもよい。
また、本明細書等において、CAAC(c−axis aligned crystal)、およびCAC(cloud aligned complementary)と記載する場合がある。なお、CAACは結晶構造の一例を表し、CACは機能、または材料の構成の一例を表す。
また、本明細書等において、CAC−OSまたはCAC−metal oxideとは、材料の一部では導電性の機能と、材料の一部では絶縁性の機能とを有し、材料の全体では半導体としての機能を有する。なお、CAC−OSまたはCAC−metal oxideを、トランジスタの活性層に用いる場合、導電性の機能は、キャリアとなる電子(またはホール)を流す機能であり、絶縁性の機能は、キャリアとなる電子を流さない機能である。導電性の機能と、絶縁性の機能とを、それぞれ相補的に作用させることで、スイッチングさせる機能(On/Offさせる機能)をCAC−OSまたはCAC−metal oxideに付与することができる。CAC−OSまたはCAC−metal oxideにおいて、それぞれの機能を分離させることで、双方の機能を最大限に高めることができる。
また、本明細書等において、CAC−OSまたはCAC−metal oxideは、導電性領域、および絶縁性領域を有する。導電性領域は、上述の導電性の機能を有し、絶縁性領域は、上述の絶縁性の機能を有する。また、材料中において、導電性領域と、絶縁性領域とは、ナノ粒子レベルで分離している場合がある。また、導電性領域と、絶縁性領域とは、それぞれ材料中に偏在する場合がある。また、導電性領域は、周辺がぼけてクラウド状に連結して観察される場合がある。
また、CAC−OSまたはCAC−metal oxideにおいて、導電性領域と、絶縁性領域とは、それぞれ0.5nm以上10nm以下、好ましくは0.5nm以上3nm以下のサイズで材料中に分散している場合がある。
また、CAC−OSまたはCAC−metal oxideは、異なるバンドギャップを有する成分により構成される。例えば、CAC−OSまたはCAC−metal oxideは、絶縁性領域に起因するワイドギャップを有する成分と、導電性領域に起因するナローギャップを有する成分と、により構成される。当該構成の場合、キャリアを流す際に、ナローギャップを有する成分において、主にキャリアが流れる。また、ナローギャップを有する成分が、ワイドギャップを有する成分に相補的に作用し、ナローギャップを有する成分に連動してワイドギャップを有する成分にもキャリアが流れる。このため、上記CAC−OSまたはCAC−metal oxideをトランジスタのチャネル領域に用いる場合、トランジスタのオン状態において高い電流駆動力、つまり大きなオン電流、および高い電界効果移動度を得ることができる。
すなわち、CAC−OSまたはCAC−metal oxideは、マトリックス複合材(matrix composite)、または金属マトリックス複合材(metal matrix composite)と呼称することもできる。
また、金属酸化物の一種である酸化物半導体は、単結晶酸化物半導体と、それ以外の非単結晶酸化物半導体と、に分けられる。非単結晶酸化物半導体としては、例えば、CAAC−OS(c−axis aligned crystalline oxide semiconductor)、多結晶酸化物半導体、nc−OS(nanocrystalline oxide semiconductor)、擬似非晶質酸化物半導体(a−like OS:amorphous−like oxide semiconductor)および非晶質酸化物半導体などがある。
CAAC−OSは、c軸配向性を有し、かつa−b面方向において複数のナノ結晶が連結し、歪みを有した結晶構造となっている。なお、歪みとは、複数のナノ結晶が連結する領域において、格子配列の揃った領域と、別の格子配列の揃った領域と、の間で格子配列の向きが変化している箇所を指す。
ナノ結晶は、六角形を基本とするが、正六角形状とは限らず、非正六角形状である場合がある。また、歪みにおいて、五角形、および七角形などの格子配列を有する場合がある。なお、CAAC−OSにおいて、歪み近傍においても、明確な結晶粒界(グレインバウンダリーともいう)を確認することはできない。即ち、格子配列の歪みによって、結晶粒界の形成が抑制されていることがわかる。これは、CAAC−OSが、a−b面方向において原子配列が稠密でないことや、金属元素が置換することで原子間の結合距離が変化することなどによって、歪みを許容することができるためと考えられる。
また、CAAC−OSは、インジウム、および酸素を有する層(以下、In層)と、元素M、亜鉛、および酸素を有する層(以下、(M,Zn)層)とが積層した、層状の結晶構造(層状構造ともいう)を有する傾向がある。なお、インジウムと元素Mは、互いに置換可能であり、(M,Zn)層の元素Mがインジウムと置換した場合、(In,M,Zn)層と表すこともできる。また、In層のインジウムが元素Mと置換した場合、(In,M)層と表すこともできる。
nc−OSは、微小な領域(例えば、1nm以上10nm以下の領域、特に1nm以上3nm以下の領域)において原子配列に周期性を有する。また、nc−OSは、異なるナノ結晶間で結晶方位に規則性が見られない。そのため、膜全体で配向性が見られない。したがって、nc−OSは、分析方法によっては、a−like OSや非晶質酸化物半導体と区別が付かない場合がある。
a−like OSは、nc−OSと非晶質酸化物半導体との間の構造を有する酸化物半導体である。a−like OSは、鬆または低密度領域を有する。即ち、a−like OSは、nc−OSおよびCAAC−OSと比べて、結晶性が低い。
金属酸化物の一種である酸化物半導体は、多様な構造をとり、それぞれが異なる特性を有する。本発明の一態様に用いる酸化物半導体は、非晶質酸化物半導体、多結晶酸化物半導体、a−like OS、nc−OS、CAAC−OSのうち、二種以上を有していてもよい。また、CAC−OSを有していてもよい。
(実施の形態1)
表示装置を有する電子機器の構成例、および駆動方法の一例について、図面を用いて説明する。
<1−1:電子機器の構成例>
図1(A)は電子機器100の正面を示す図である。電子機器100は、筐体101、スタンド102、表示装置105、距離センサ121、および光センサ122を有する。図1(B)は、使用者(観察者)151が、電子機器100が有する表示装置105に表示される画像を観察している様子を示す斜視図である。
図2は、電子機器100の構成例を示すブロック図である。なお、図2では、構成要素を機能ごとに分類し、互いに独立したブロックとしてブロック図を示しているが、実際の構成要素は機能ごとに完全に切り分けることが難しく、一つの構成要素が複数の機能に係わることや、一つの機能が複数の構成要素に係わることもありうる。
また、図2で例示する電子機器100の構成は一例であり、全ての構成要素を含む必要はない。電子機器100は、図2に示す構成要素のうち必要な構成要素を有していればよい。また、図2に示す構成要素以外の構成要素を有していていもよい。
電子機器100は、演算手段111、検知手段112、記憶手段113、表示手段制御手段114、表示手段115、タッチセンサ制御手段116、タッチセンサ117、外部入出力手段118、通信手段119、乱数発生手段141などを有することができる。他に、バッテリ、バッテリコントローラ、受電手段、アンテナ、撮像手段、振動手段、などを有してもよい。
検知手段112、記憶手段113、表示手段制御手段114、タッチセンサ制御手段116、外部入出力手段118、通信手段119、および乱数発生手段141は、それぞれがバスライン131を介して演算手段111と接続されている。また、タッチセンサ制御手段116は、タッチセンサ117と接続されている。また、表示手段制御手段114は、表示手段115と接続されている。
タッチセンサ117は、表示手段115に重ねて設けてもよい。また、タッチセンサ117の機能を表示手段115に付与してもよい。
演算手段111は、例えば中央演算装置(CPU:Central Processing Unit)として機能することができる。演算手段111は、例えば、検知手段112、記憶手段113、表示手段制御手段114、タッチセンサ制御手段116、外部入出力手段118などの各コンポーネントを制御する機能を有する。なお、演算手段111に、例えば、検知手段112、記憶手段113、表示手段制御手段114、タッチセンサ制御手段116、外部入出力手段118、通信手段119などの機能を付加してもよい。
演算手段111と各コンポーネントとは、バスライン131を介して信号の伝達が行われる。演算手段111は、接続された各コンポーネントから入力される信号を処理する機能、および各コンポーネントへ出力する信号を生成する機能等を有し、バスライン131に接続された各コンポーネントを統括的に制御することができる。
なお、演算手段111や、他のコンポーネントが有するIC等に、チャネルが形成される半導体層に金属酸化物の一種である酸化物半導体を用いたトランジスタ(「OSトランジスタ」ともいう。)を利用することもできる。当該トランジスタは、オフ電流が極めて低いため、当該トランジスタを記憶素子として機能する容量素子に流入した電荷(データ)を保持するためのスイッチとして用いることで、データの保持期間を長期にわたり確保することができる。この特性を演算手段111のレジスタやキャッシュメモリに用いることで、必要なときだけ演算手段111を動作させ、他の場合には直前の処理の情報を当該記憶素子に待避させることにより、ノーマリーオフコンピューティングが可能となり、電子機器100の低消費電力化を図ることができる。
〔1−1−1:演算手段111〕
演算手段111としては、CPUのほか、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)などの他のマイクロプロセッサを単独で、または組み合わせて用いることができる。またこれらマイクロプロセッサをFPGA(Field Programmable Gate Array)やFPAA(Field Programmable Analog Array)といったPLD(Programmable Logic Device)によって実現した構成としてもよい。
演算手段111は、プロセッサにより種々のプログラムからの命令を解釈し実行することで、各種のデータ処理やプログラム制御を行う。プロセッサにより実行しうるプログラムは、プロセッサが有するメモリ領域に格納されていてもよいし、記憶手段113に格納されていてもよい。
演算手段111はメインメモリを有していてもよい。メインメモリは、RAM(Random Access Memory)、などの揮発性メモリや、ROM(Read Only Memory)などの不揮発性メモリを備える構成とすることができる。
メインメモリに設けられるRAMとしては、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)が用いられ、演算手段111の作業空間として仮想的にメモリ空間が割り当てられ利用される。記憶手段113に格納されたオペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、プログラムモジュール、プログラムデータ等は、実行のためにRAMにロードされる。RAMにロードされたこれらのデータやプログラム、プログラムモジュールは、演算手段111に直接アクセスされ、操作される。
一方、ROMには書き換えを必要としないBIOS(Basic Input/Output System)やファームウェア等を格納することができる。ROMとしては、マスクROMや、OTPROM(One Time Programmable Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)等を用いることができる。EPROMとしては、紫外線照射により記憶データの消去を可能とするUV−EPROM(Ultra−Violet Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリなどが挙げられる。
演算手段111は、表示手段115に表示する画像を決定する機能を有する。また、演算手段111は、検知手段112、記憶手段113、表示手段制御手段114、タッチセンサ制御手段116、外部入出力手段118、および通信手段119などを制御する機能を有する。
〔1−1−2:検知手段112〕
検知手段112は、センサユニットと、センサコントローラとを有する。センサコントローラは、センサユニットに電力を供給する機能を有する。また、センサコントローラは、センサユニットに入力された信号を制御信号に変換し、バスライン131を介して演算手段111に出力する機能を有する。センサコントローラにおいて、センサユニットのエラー管理を行ってもよいし、センサユニットの校正処理を行ってもよい。なお、センサコントローラは、センサユニットを制御するコントローラを複数備える構成としてもよい。
検知手段112は、例えば力、変位、位置、速度、加速度、角速度、回転数、距離、光、液体、磁気、温度、化学物質、音声、時間、硬度、電場、電流、電圧、電力、放射線、流量、湿度、傾度、振動、臭気、または赤外線などを検出または測定する機能を有する各種センサを備える構成としてもよい。
例えば、光センサ122は、検知手段112として機能する。光センサ122は、フォトトランジスタやフォトダイオードなどを用いて構成され、明るさを電流値に変換する機能を有する。光センサ122によって、外光の照度を知ることができる。なお、タッチセンサ117も検知手段112の一種と言える。
〔1−1−3:記憶手段113〕
記憶手段113としては、例えば、フラッシュメモリ、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)、PRAM(Phase change RAM)、ReRAM(Resistance RAM)、FeRAM(Ferroelectric RAM)などの不揮発性の記憶素子が適用された記憶装置、またはDRAM(Dinamic Ram)やSRAM(Static RAM)などの揮発性の記憶素子が適用された記憶装置等を用いてもよい。また例えばハードディスクドライブ(HDD:Hard Disc Drive)やソリッドステートドライブ(SSD:Solid State Drive)などの記録メディアドライブを用いてもよい。
外部入出力手段118を介してコネクターより脱着可能なHDDまたはSSDなどの記憶装置や、フラッシュメモリ、ブルーレイディスク、DVDなどの記録媒体のメディアドライブを記憶手段113として用いることもできる。なお、記憶手段113を電子機器100に内蔵せず、電子機器100の外部に置かれる記憶装置を記憶手段113として用いてもよい。その場合、外部入出力手段118を介して接続される。または通信手段を設けて、無線通信でデータのやりとりをする構成であってもよい。
〔1−1−4:表示手段制御手段114〕
表示手段制御手段114は、バスライン131を介して演算手段111と接続される。表示手段制御手段114は、表示手段115と接続される。表示手段制御手段114は、演算手段111から入力される描画指示に応じ、表示手段115を制御して、表示手段115に所定の画像を表示させる機能を有する。
〔1−1−5:タッチセンサ制御手段116〕
タッチセンサ制御手段116は、バスライン131を介して演算手段111からの要求に応じてタッチセンサ117を制御する。また、タッチセンサで受信した信号を、バスライン131を介して演算手段111に出力する。なお、タッチセンサで受信した信号からタッチ位置の情報を算出する機能を、タッチセンサ制御手段116が有していてもよいし、演算手段111により算出してもよい。
またタッチセンサ117はタッチセンサ制御手段116から供給される信号に基づいて、指やスタイラスなどの被検知体が近づくこと、または接触することを検出し、その位置情報をタッチセンサ制御手段116に出力することができる。
またタッチセンサ117、並びにタッチセンサ制御手段116は、その検出面から被検知体までの高さ方向の距離を取得する機能を有していることが好ましい。また被検知体が検出面に与える圧力の大きさを取得する機能を有していることが好ましい。また被検知体が検出面に接触している面の大きさを取得する機能を有していることが好ましい。
タッチセンサ117は、タッチセンサを備えるモジュールが表示装置105の表示面側に重ねて設けられている構成とすることができる。このとき、タッチセンサを備えるモジュールは、少なくともその一部が可撓性を有し、表示装置105に沿って湾曲可能であることが好ましい。タッチセンサを備えるモジュールと表示装置105とは接着剤等で接着することができる。またこれらの間に偏光板や緩衝材(セパレータ)を設けてもよい。タッチセンサを備えるモジュールの厚さは、表示装置105の厚さ以下とすることが好ましい。
タッチセンサ117は、表示装置とタッチセンサが一体となったタッチパネルであってもよい。例えば、オンセル型のタッチパネル、またはインセル型のタッチパネルとすることが好ましい。オンセル型またはインセル型のタッチパネルは、厚さが薄く軽量にすることができる。さらにオンセル型またはインセル型のタッチパネルは、部品点数を削減できるため、コストを削減することができる。
タッチセンサ117が有するタッチセンサには、指等の被検知体が近づくこと、または接触することを検知する様々なセンサを適用できる。例えば、静電容量方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、光学方式などの方式が適用されたセンサを用いることができる。そのほか、光電変換素子を用いた光学式センサ、感圧素子を用いた感圧センサなどを用いてもよい。また異なる方式のセンサを2種類以上有していてもよいし、同じ方式のセンサを2つ以上有していてもよい。
例えば静電容量方式のタッチセンサは、一対の導電層を備える。一対の導電層間は容量結合されている。一対の導電層に被検知体が触れる、押圧する、または近づくことなどにより一対の導電層間の容量の大きさが変化することを利用して、検出を行うことができる。
静電容量方式としては、表面型静電容量方式、投影型静電容量方式等がある。投影型静電容量方式としては、主に駆動方式の違いから、自己容量方式、相互容量方式などがある。相互容量方式を用いると、同時多点検出が容易であるため好ましい。
〔1−1−6:外部入出力手段118〕
外部入出力手段118としては、例えば筐体101に設けられた1つ以上のボタンやスイッチ(筐体スイッチ103ともいう)、その他の入力コンポーネントが接続可能な外部ポートなどが挙げられる。外部入出力手段118は、バスライン131を介して演算手段111と接続される。筐体スイッチ103としては、電源のオン/オフと関連付けられたスイッチ、輝度やコントラストの調節のためのボタン、などがある。
また外部入出力手段118が有する外部ポートとしては、例えば、コンピュータやプリンタなどの外部装置にケーブルを介して接続できる構成とすることができる。代表的には、USB端子などがある。また、外部ポートとして、LAN(Local Area Network)接続用端子、デジタル放送の受信用端子、ACアダプタを接続する端子等を有していてもよい。また、有線だけでなく、赤外線、可視光、紫外線などを用いた光通信用の送受信機を設ける構成としてもよい。
〔1−1−7:通信手段119〕
通信手段119は、例えば演算手段111からの命令に応じて電子機器100をコンピュータネットワークに接続するための制御信号を制御し、当該信号をコンピュータネットワークに発信する。電子機器100にアンテナを設けて、当該アンテナを介して通信を行ってもよい。
通信手段119によって、World Wide Web(WWW)の基盤であるインターネット、イントラネット、エクストラネット、PAN(Personal Area Network)、LAN(Local Area Network)、CAN(Campus Area Network)、MAN(Metropolitan Area Network)、WAN(Wide Area Network)、GAN(Global Area Network)等のコンピュータネットワークに電子機器100を接続させ、通信を行うことができる。また複数の異なる通信方法を用いる場合には、通信方法に応じて複数のアンテナを設けてもよい。
通信手段119には、例えば高周波回路(RF回路)を設け、RF信号の送受信を行えばよい。高周波回路は、各国法制により定められた周波数帯域の電磁信号と電気信号とを相互に変換し、当該電磁信号を用いて無線で他の通信機器との間で通信を行うための回路である。実用的な周波数帯域として数10kHz〜数10GHzが一般に用いられている。高周波回路は、複数の周波数帯域に対応した回路部を有し、当該回路部は、増幅器(アンプ)、ミキサ、フィルタ、DSP、RFトランシーバ等を有する構成とすることができる。無線通信を行う場合、通信プロトコルまたは通信技術として、LTE(Long Term Evolution)、GSM(Global System for Mobile Communication:登録商標)、EDGE(Enhanced Data Rates for GSM Evolution)、CDMA2000(Code Division Multiple Access 2000)、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access:登録商標)などの通信規格、またはWi−Fi(Wireless Fidelity:登録商標)、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)等のIEEEにより通信規格化された仕様を用いることができる。
また、通信手段119は、電子機器100を電話回線と接続する機能を有していてもよい。電話回線を通じた通話を行う場合には、通信手段119は、演算手段111からの命令に応じて、電子機器100を電話回線に接続するための接続信号を制御し、当該信号を電話回線に発信する。
通信手段119は、受信した放送電波から、表示手段115に出力する映像信号を生成するチューナーを有していてもよい。例えばチューナーは、復調回路と、A−D変換回路(アナログ−デジタル変換回路)と、デコーダ回路等を有する構成とすることができる。復調回路は入力された信号を復調する機能を有する。またA−D変換回路は、復調されたアナログ信号をデジタル信号に変換する機能を有する。またデコーダ回路は、デジタル信号に含まれる映像データをデコードし、表示手段制御手段114に送信する信号を生成する機能を有する。
またデコーダが分割回路と、複数のプロセッサを有する構成としてもよい。分割回路は、入力された映像のデータを空間的、時間的に分割し、各プロセッサに出力する機能を有する。複数のプロセッサは、入力された映像データをデコードし、表示手段制御手段114に送信する信号を生成する。このように、デコーダとして、複数のプロセッサによりデータを並列処理する構成を適用することで、極めて情報量の多い映像データをデコードすることができる。特にフルハイビジョンを超える解像度を有する映像を表示する場合には、圧縮されたデータをデコードするデコード回路が極めて高速な処理能力を有するプロセッサを有していることが好ましい。また、例えばデコーダ回路は、4以上、好ましくは8以上、より好ましくは16以上の並列処理が可能な複数のプロセッサを含む構成とすることが好ましい。またデコーダは、入力された信号に含まれる映像用の信号と、それ以外の信号(文字情報、番組情報、認証情報等)を分離する回路を有していてもよい。
通信手段119により受信できる放送電波としては、地上波、または衛星から送信される電波などが挙げられる。また通信手段119により受信できる放送電波として、アナログ放送、デジタル放送などがあり、また映像および音声、または音声のみの放送などがある。例えばUHF帯(約300MHz〜3GHz)またはVHF帯(30Hz〜300MHz)のうちの特定の周波数帯域で送信される放送電波を受信することができる。また例えば、複数の周波数帯域で受信した複数のデータを用いることで、転送レートを高くすることができ、より多くの情報を得ることができる。これによりフルハイビジョンを超える解像度を有する映像を、表示装置110に表示させることができる。例えば、4K−2K、8K−4K、16K−8K、またはそれ以上の解像度を有する映像を表示させることができる。
また、チューナーはコンピュータネットワークを介したデータ伝送技術により送信された放送のデータを用いて、表示手段制御手段114に送信する信号を生成する構成としてもよい。このとき、受信する信号がデジタル信号の場合には、チューナーは復調回路およびA−D変換回路を有していなくてもよい。
〔1−1−8:乱数発生手段141〕
乱数発生手段141としては、乱数発生器などを用いればよい。乱数は、決められたアルゴリズムに基づいて計算によって乱数を生成する擬似乱数と、物理現象に基づいて生成する物理乱数に大別される。一般に、コンピュータなどで発生する乱数は擬似乱数であることが多い。擬似乱数は計算によって生成されるため、生成が容易ではあるがアルゴリズムがわかれば予測され易く、再現され易い。物理乱数は、放射線や熱雑音を基に生成されるため、一様性が高く、原理的に予測や再現ができない。なお、擬似乱数は「ソフトウェア乱数」、物理乱数は「ハードウェア乱数」と呼ばれる場合がある。
例えば、乱数発生手段141を用いて特定の数値範囲内で不規則な係数を発生させる。当該係数を、表示手段に供給する画像信号に加算または乗算することで、画像信号に揺らぎを生じさせることができる。乱数発生手段141を用いて生じた揺らぎは不規則かつ予測困難である。このような揺らぎは「カオス的な揺らぎ」ということができる。画像信号に揺らぎ(カオス的な揺らぎ)を生じさせることで、画像の観察者の疲労が軽減され、快適感を良好なものとすることができる。
乱数発生手段141で生成する乱数は、物理乱数であることが好ましい。ただし、目的、用途などによって、擬似乱数を用いても構わない場合がある。
〔1−1−9:表示手段115〕
表示手段115は、様々な形態を用いること、または様々な表示素子を有することが出来る。表示素子の一例としては、EL(エレクトロルミネッセンス)素子(有機EL素子、無機EL素子、または、有機物および無機物を含むEL素子)、LED(白色LED、赤色LED、緑色LED、青色LEDなど)、トランジスタ(電流に応じて発光するトランジスタ)、電子放出素子、液晶素子、電子インク、電気泳動素子、GLV(グレーティングライトバルブ)、MEMS(マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム)を用いた表示素子、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)、DMS(デジタル・マイクロ・シャッター)、MIRASOL(登録商標)、IMOD(インターフェロメトリック・モジュレーション)素子、シャッター方式のMEMS表示素子、光干渉方式のMEMS表示素子、エレクトロウェッティング素子、圧電セラミックディスプレイ、カーボンナノチューブを用いた表示素子、など、電気的または磁気的作用により、コントラスト、輝度、反射率、透過率などが変化する表示媒体を有するものがある。また、表示素子として量子ドットを用いてもよい。
EL素子を用いた表示手段の一例としては、EL表示装置などがある。電子放出素子を用いた表示手段の一例としては、電界放出型表示装置(FED:Field Emission Display)または表面伝導型電子放出素子表示装置(SED:Surface−conduction Electron−emitter Display)などがある。量子ドットを用いた表示手段の一例としては、量子ドット表示装置などがある。液晶素子を用いた表示手段の一例としては、液晶表示装置(透過型液晶表示装置、半透過型液晶表示装置、反射型液晶表示装置、直視型液晶表示装置、投射型液晶表示装置)などがある。電子インク、電子粉流体(登録商標)、または電気泳動素子を用いた表示手段の一例としては、電子ペーパーなどがある。また、表示手段はPDP(Plasma Display Panel)であってもよい。また、表示手段は網膜走査型の投影装置であってもよい。また、マイクロLEDを用いた表示手段であってもよい。
なお、半透過型液晶表示装置や反射型液晶表示装置を実現する場合には、画素電極の一部、または、全部が、反射電極としての機能を有するようにすればよい。例えば、画素電極の一部、または、全部が、アルミニウム、銀、などを有するようにすればよい。さらに、その場合、反射電極の下に、SRAMなどの記憶回路を設けることも可能である。これにより、さらに、消費電力を低減することができる。
なお、LEDを用いる場合、LEDの電極や窒化物半導体の下に、グラフェンやグラファイトを配置してもよい。グラフェンやグラファイトは、複数の層を重ねて、多層膜としてもよい。このように、グラフェンやグラファイトを設けることにより、その上に、窒化物半導体、例えば、結晶を有するn型GaN半導体層などを容易に成膜することができる。さらに、その上に、結晶を有するp型GaN半導体層などを設けて、LEDを構成することができる。なお、グラフェンやグラファイトと、結晶を有するn型GaN半導体層との間に、AlN層を設けてもよい。なお、LEDが有するGaN半導体層は、MOCVDで成膜してもよい。ただし、グラフェンを設けることにより、LEDが有するGaN半導体層は、スパッタ法で成膜することも可能である。
[1−1−8−1:表示装置105]
表示装置105は、表示手段115として機能する。表示装置105は、反射型表示素子と、発光型表示素子(「発光素子」ともいう。)の両方を有し、反射モードと発光モードの両方の表示を行うことができる表示装置である。
表示装置105の構成例について説明する。図3(A)は、表示装置105の構成例を説明するブロック図である。表示装置105は、表示領域231、回路232a、および回路232bを有する。
表示領域231は、マトリクス状に配列した複数の画素230、複数の配線G1、複数の配線G2、複数の配線ANO、複数の配線CSCOM、配線S1および複数の配線S2を有する。配線G1、配線G2、配線ANO、および配線CSCOMは、方向Rに配列した複数の画素230と回路232aに電気的に接続する。配線S1および配線S2は、方向Cに配列した複数の画素230と回路233aに電気的に接続する。
なお、図3(A)では回路232aおよび回路233aを1つずつ有する構成を示したが、液晶素子を駆動する回路232aおよび回路233aと、EL素子(EL材料を用いた発光素子)を駆動する回路232aおよび回路233aとを、別々に設けてもよい。
また、回路232aおよび回路233aの一部、または全部を他の基板上に形成して、表示装置105と電気的に接続してもよい。例えば、回路232aおよび回路233aの一部、または全部を、単結晶基板を用いて形成し、表示装置105と電気的に接続してもよい。
画素230は、反射型表示素子として機能する反射型液晶素子と、発光型表示素子として機能するEL素子と、を有する。よって、表示装置105を「ハイブリッド表示装置」と呼ぶことができる。画素230において、液晶素子とEL素子とは、互いに重なる部分を有する。
赤色光を発するまたは反射する画素230、緑色光を発するまたは反射する画素230、および青色光を発するまたは反射する画素230をまとめて1つの画素として機能させ、それぞれの画素の発光輝度(反射輝度)を制御することで、フルカラー表示を実現することができる。よって、当該3つの画素は副画素として機能する。なお、3つの副画素が発するまたは反射する光の色は、赤、緑、青の組み合わせに限らず、黄、シアン、マゼンダであってもよい。
また、前述したように3つの画素230をまとめて1つの画素として機能させ、さらに1920×1080のマトリクス状に配置すると、いわゆるフルハイビジョン(「2K解像度」、「2K1K」、または「2K」などとも言われる。)の解像度で表示可能な表示装置105を実現することができる。また、例えば、画素を3840×2160のマトリクス状に配置すると、いわゆるウルトラハイビジョン(「4K解像度」、「4K2K」、または「4K」などとも言われる。)の解像度で表示可能な表示装置105を実現することができる。また、例えば、画素を7680×4320のマトリクス状に配置すると、いわゆるスーパーハイビジョン(「8K解像度」、「8K4K」、または「8K」などとも言われる。)の解像度で表示可能な表示装置105を実現することができる。画素を増やすことで、16Kや32Kの解像度で表示可能な表示装置105を実現することも可能である。
また、4つの副画素をまとめて1つの画素として機能させてもよい。例えば、赤色光、緑色光、青色光をそれぞれ発するまたは反射する3つの副画素に、白色光を発するまたは反射する副画素を加えてもよい。白色光を発するまたは反射する副画素を加えることで、表示領域の輝度を高めることができる。1つの画素として機能させる副画素の数を増やし、赤、緑、青、黄、シアン、およびマゼンダなどの光を発するまたは反射する副画素を適宜組み合わせて用いることにより、再現可能な色域を広げることができる。
図3(B1)は、画素230が有する電極245の構成例を示す。電極245は、画素230における液晶素子の反射電極として機能する。また電極245には、開口451が設けられている。
図3(B1)には、電極245と重なる領域に位置するEL素子370を破線で示している。EL素子370は、電極245が有する開口451と重ねて配置されている。これにより、EL素子370が発する光は、開口451を介して表示面側に射出される。
図3(B1)では、方向Rに隣接する画素230が異なる発光色に対応する画素である。このとき、図3(B1)に示すように、方向Rに隣接する2つの画素において、開口451が一列に配列されないように、電極245の異なる位置に設けられていることが好ましい。これにより、2つのEL素子370を離すことが可能で、EL素子370が発する光が隣接する画素230が有する着色層に入射してしまう現象(「クロストーク」ともいう。)を抑制することができる。また、隣接する2つのEL素子370を離して配置することができるため、EL素子370のEL層をシャドウマスク等により作り分ける場合であっても、高い精細度の表示装置を実現できる。
また、図3(B2)に示すような配列としてもよい。
非開口部の総面積に対する開口451の総面積の比の値が大きすぎると、液晶素子を用いた表示が暗くなってしまう。また、非開口部の総面積に対する開口451の総面積の比の値が小さすぎると、EL素子370を用いた表示が暗くなってしまう。
また、反射電極として機能する電極245に設ける開口451の面積が小さすぎると、EL素子370が射出する光から取り出せる光の効率が低下してしまう。
開口451の形状は、例えば多角形、四角形、楕円形、円形または十字等の形状とすることができる。また、細長い筋状、スリット状、市松模様状の形状としてもよい。また、開口451を隣接する画素に寄せて配置してもよい。好ましくは、開口451を同じ色を表示する他の画素に寄せて配置する。これにより、クロストークを抑制できる。
[1−1−8−2:画素230の回路構成例]
図4は、画素230の回路構成例を示す図である。図4では、隣接する2つの画素230を示している。
画素230は、スイッチSW1、容量素子C1、液晶素子350、スイッチSW2、トランジスタM、容量素子C2、およびEL素子370等を有する。また、画素230には、配線G1、配線G2、配線ANO、配線CSCOM、配線S1、および配線S2が電気的に接続されている。また、図4では、液晶素子350と電気的に接続する配線VCOM1、およびEL素子370と電気的に接続する配線VCOM2を示している。
図4では、スイッチSW1およびスイッチSW2に、トランジスタを用いた場合の例を示している。
スイッチSW1は、ゲートが配線G1と接続され、ソースまたはドレインの一方が配線S1と接続され、ソースまたはドレインの他方が容量素子C1の一方の電極、および液晶素子350の一方の電極と接続されている。容量素子C1は、他方の電極が配線CSCOMと接続されている。液晶素子350は、他方の電極が配線VCOM1と接続されている。
スイッチSW2は、ゲートが配線G2と接続され、ソースまたはドレインの一方が配線S2と接続され、ソースまたはドレインの他方が、容量素子C2の一方の電極、トランジスタMのゲートと接続されている。容量素子C2は、他方の電極がトランジスタMのソースまたはドレインの一方、および配線ANOと接続されている。トランジスタMは、ソースまたはドレインの他方がEL素子370の一方の電極と接続されている。EL素子370は、他方の電極が配線VCOM2と接続されている。
図4では、トランジスタMが半導体を挟む2つのゲートを有し、これらが接続されている例を示している。これにより、トランジスタMが流すことのできる電流を増大させることができる。
配線G1には、スイッチSW1を導通状態または非導通状態に制御する信号を与えることができる。配線VCOM1には、所定の電位を与えることができる。配線S1には、液晶素子350が有する液晶の配向状態を制御する信号を与えることができる。配線CSCOMには、所定の電位を与えることができる。
配線G2には、スイッチSW2を導通状態または非導通状態に制御する信号を与えることができる。配線VCOM2および配線ANOには、EL素子370が発光する電位差が生じる電位をそれぞれ与えることができる。配線S2には、トランジスタMの導通状態を制御する信号を与えることができる。
図4に示す画素230は、例えば反射モードの表示を行う場合には、配線G1および配線S1に与える信号により駆動し、液晶素子350による光学変調を利用して表示することができる。また、発光モードで表示を行う場合には、配線G2および配線S2に与える信号により駆動し、EL素子370を発光させて表示することができる。また両方のモードで駆動する場合には、配線G1、配線G2、配線S1および配線S2のそれぞれに与える信号により駆動することができる。
なお、図4では一つの画素230に、一つの液晶素子350と一つのEL素子370とを有する例を示したが、これに限られない。図5(A)は、一つの画素230に一つの液晶素子350と4つのEL素子370(EL素子370r、360g、360b、360w)を有する例を示している。図5(A)に示す画素230は、図4とは異なり、1つの画素でフルカラーの表示が可能な画素である。
図5(A)では図4の例に加えて、画素230に配線G3および配線S3が接続されている。
図5(A)に示す例では、例えば4つのEL素子370を、それぞれ赤色(R)、緑色(G)、青色(B)、および白色(W)を呈する発光素子を用いることができる。また液晶素子350として、白色を呈する反射型の液晶素子を用いることができる。これにより、反射モードの表示を行う場合には、反射率の高い白色の表示を行うことができる。また発光モードで表示を行う場合には、演色性の高い表示を低い電力で行うことができる。
また、図5(B)には、画素230の構成例を示している。画素230は、電極245が有する開口部と重なるEL素子370wと、電極245の周囲に配置されたEL素子370r、EL素子370g、およびEL素子370bとを有する。EL素子370r、EL素子370g、およびEL素子370bは、発光面積がほぼ同等であることが好ましい。
静止画は、連続するフレーム間でビデオ信号が同じである。画素230にオフ電流が極めて低いトランジスタを用いることで、1フレームごとの画像の書き換えを無くすことができる。よって、静止画を表示する場合に一時的に駆動回路を停止することができる(以下、「アイドリングストップ」、もしくは「IDS駆動」と呼ぶ。)。また、画素230にオフ電流が極めて低いトランジスタを用いることで、静止画を表示する場合に1フレーム期間を極端に長くすることができる。例えば、1フレーム期間を1分以上(フレーム周波数を0.017Hz以下)とすることができる。IDS駆動を用いて画像を表示させることで、消費電力が低減されるとともに、画面のちらつきが抑制され、眼精疲労も低減できる。
[1−1−8−3:表示モードについて]
表示装置105は、3つの表示モードで動作させることができる。第1の表示モードは、反射型の液晶表示装置として画像を表示する表示モードである。第2の表示モードは、発光表示装置として画像を表示する表示モードである。第3の表示モードは、第1の表示モードと第2の表示モードを同時に作用させる表示モードである。
第1の表示モードは光源が不要であるため、極めて低消費電力な表示モードである。例えば、外光の照度が十分大きく、且つ外光が白色光またはその近傍の光である場合に有効である。第1の表示モードは、例えば本や書類などの文字情報を表示することに適した表示モードである。また、反射光を用いるため、目に優しい表示を行うことができ、目が疲れにくいという効果を奏する。
第2の表示モードは、外光の照度や色度によらず、極めて鮮やかな(コントラストが高く、且つ色再現性の高い)画像の表示を行うことができる表示モードである。例えば、夜間や暗い室内など、外光の照度が極めて小さい場合などに有効である。また外光の照度が小さい場合、明るい表示を行うと使用者が眩しく感じてしまう場合がある。これを防ぐために、第2の表示モードでは輝度を抑えた表示を行うことが好ましい。またこれにより、眩しさを抑えることに加え、消費電力も低減することができる。第2の表示モードは、鮮やかな画像や滑らかな動画などを表示することに適したモードである。
第3の表示モードは、第1の表示モードによる反射光と、第2の表示モードによる発光の両方を利用して表示を行う表示モードである。具体的には、第1の表示モードによる反射光と、第2の表示モードによる発光を混合することにより、1つの色を表現するように駆動する。
第3の表示モードで動作させることにより、まるで絵画を見ているかのように感じさせる画像を表示することが可能となる。
また、第3の表示モードを用いることにより、さまざまな規格の色域を再現することができる。例えば、テレビ放送で使われるPAL(Phase Alternating Line)規格およびNTSC(National Television System Committee)規格、パーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、プリンタなどの電子機器に用いる表示装置で広く使われているsRGB(standard RGB)規格およびAdobe RGB規格、HDTV(High Definition Television、ハイビジョンともいう)で使われるITU−R BT.709(International Telecommunication Union Radiocommunication Sector Broadcasting Service(Television) 709)規格、デジタルシネマ映写で使われるDCI−P3(Digital Cinema Initiatives P3)規格、UHDTV(Ultra High Definition Television、スーパーハイビジョンともいう)で使われるITU−R BT.2020(REC.2020(Recommendation 2020))規格などの色域を再現することができる。
<1−2:駆動方法例>
電子機器100が有する表示装置105の駆動方法例について説明する。本実施の形態に示す駆動方法例を用いることにより、使用者観察者の疲労感を軽減し、快適感を良好なものとすることができる。
図6(A)乃至(C)は、画素230射出される光の輝度と波長の関係を示す図である。図6(A)は、画素230が有するEL素子370の発光輝度と波長の関係を示す図である。図6(B)は、画素230が有する反射型液晶素子の反射輝度と波長の関係を示す図である。図6(C)は、EL素子370の発光と反射型液晶素子による反射光が干渉して生成された合成光の輝度と波長の関係を示す図である。合成光は、EL素子370の発光と反射型液晶素子による反射光が複合化された光とも言える。
図6(A)乃至(C)の横軸は波長であり、縦軸は輝度を示している。図6(A)は、青色光を発光するEL素子370のスペクトル371B、緑色光を発光するEL素子370のスペクトル371G、および赤色光を発光するEL素子370のスペクトル371Rを示している。
図6(B)は、青色光を反射する反射型液晶素子のスペクトル381B、緑色光を反射する反射型液晶素子のスペクトル381G、および赤色光を反射する反射型液晶素子のスペクトル381Rを示している。
図6(C)は、EL素子370および反射型液晶素子のスペクトルと、両者の複合化スペクトルを示している。また、図6(C)は、青色光として認識される複合化スペクトル391B、緑色光として認識される複合化スペクトル391G、赤色光として認識される複合化スペクトル391Rを示している。
〔スペクトルのブロード化〕
前述したように、EL素子370の発光を用いた第2の表示モードでは、極めて鮮やかな画像の表示を行うことができる。一方で、スペクトルの半値幅が小さく(図6(A)参照。)、長時間の画像の観察においては、使用者(観察者)の疲労感が高くなりやすい。
そこで、使用者(観察者)に同じ色相のEL素子370の発光と反射型液晶素子による反射光を組み合わせて、両者を同時に視認させる。例えば、EL素子370による赤の波長域の発光(スペクトル371R)と、反射型液晶素子による赤の波長域の反射光(スペクトル381R)を干渉させて(複合化して)使用者(観察者)に視認させる。ここで、スペクトル381Rの半値幅382Rは、スペクトル371Rの半値幅372Rよりも大きいことが好ましい。両者を複合化することで、スペクトル371Rよりも複合化スペクトル391Rの半値幅392Rを大きくすることができる(図6(C)参照。)。半値幅を大きくすることで、スペクトルがなだらかになり、使用者(観察者)の疲労感を軽減することができる。よって、使用者(観察者)の快適感を良好なものとすることができる。緑色光、青色光についても同様に行うことで、使用者(観察者)の疲労感を軽減し、快適感を良好なものとすることができる。
〔異なるピーク波長の組み合わせ〕
また、同じ色相の発光色と反射光の複合化においては、それぞれのピーク波長が異なることが好ましい。例えば、EL素子370による赤の波長域のピーク波長373Rと、反射型液晶素子による赤の波長域のピーク波長383Rを異ならせる。すると、赤の複合化スペクトル391Rのピーク波長393Rが、ピーク波長373Rとピーク波長383Rの間にシフトし、ピーク波長393R近傍のスペクトルもなだらかにすることができる。よって、使用者(観察者)の疲労感を軽減し、快適感を良好なものとすることができる。緑色光、青色光についても同様に行うことで、使用者(観察者)の疲労感を軽減し、快適感を良好なものとすることができる。
また、スペクトル371(スペクトル371B、スペクトル371G、およびスペクトル371R)とスペクトル381(スペクトル381B、スペクトル381G、およびスペクトル381R)を、同じ色相毎に複合化する場合は、スペクトル371のピーク波長よりもスペクトル381のピーク波長が、長波長側に位置していることが好ましい。例えば、スペクトル371Rのピーク波長より長波長側にスペクトル381Rのピーク波長が位置していることが好ましい。
[快適感について]
ここで、快適感について、説明する。
書籍「山本 喜久、仁科 エミ、村上 郁也、唐津 治夢 著,「科学のとびら59 感じる脳・まねられる脳・だまされる脳」,東京化学同人,2016年1月29日 第1刷発行」では、人類にとっての本来環境とは、以下のように述べられている。
現生人類の遺伝子が進化的に形成された環境である。なお、現生人類の遺伝子の進化の舞台は諸説あるが、最新の生体人類学では、人類は、アフリカ熱帯雨林起源だという説が最も有力になっている。人類の遺伝子は、大型類人猿の共通の祖先から数えると二千万年も、熱帯雨林のなかで進化して今日に至っている。なお、現代型ホモサピエンスが登場したのが、今から約一六万年前である。
また、アフリカの熱帯雨林では、熱帯雨林の温度・湿度の快適さ、森の景観と環境音の美しさなどに驚嘆し、熱帯雨林の環境に合わせて人類の遺伝子と脳が設計されていることを実感できた、と述べられている。
また、上記書籍においては、ハイパーソニックサウンドについても述べられている。ハイパーソニックサウンドとは、超高周波を含んだ音(20kHzを大きく超える音)であり、当該ハイパーソニックサウンドが環境音に含まれていると、快適感が上昇し、知覚が鋭敏化されることが期待される、と述べられている。
このように、音の分野に関しては、様々な研究がされているが、色または光といった分野に関しては、まだ分からないことが多い。しかしながら、熱帯雨林の環境に合わせて人類の遺伝子と脳が設計されていると仮定すると、音の分野と同様に色または光といった分野においても、熱帯雨林の環境の影響を受けている可能性がある。
例えば、熱帯雨林の環境においては、ジャングルなどの森の深い緑色、または森の中にある木の実の赤色といった、比較的波長が長い、いわゆる長波長側の色域が多い傾向がある。したがって、熱帯雨林の環境に合わせて人類の遺伝子と脳が設計されているならば、人類は、緑または赤のような長波長側の色域を好み、当該長波長側の色域が多い方が、人の快適感が向上すると推定される。
〔スペクトルに揺らぎを付加する〕
前述した通り、乱数発生手段141を用いて特定の数値範囲内で不規則な係数を発生させて、当該係数を、表示手段に供給する画像信号に加算または乗算することで、画像信号に揺らぎを生じさせることができる。
例えば、スペクトル371のピーク輝度とスペクトル381のピーク輝度の、一方または両方に揺らぎを生じさせることで、複合化スペクトル391の色相毎に揺らぎ(カオス的な揺らぎ)を生じさせることができる。
反射型液晶素子による反射光のスペクトル381は、主にカラーフィルタの性能により決定される。よって、スペクトル381のピーク波長などは、カラーフィルタにより制御可能である。
図7(A)は、複合化スペクトル391の各色相において、ピーク波長および半値幅に揺らぎが生じている様子を示す図である。図7(B)は、CIE(国際照明委員会)で定められたYxy表色系の色空間に、複合化スペクトル391で再現可能な色域394を重ねた図である。複合化スペクトル391の赤、緑、および青の各色相のピーク波長および半値幅にカオス的な揺らぎを生じさせることで、色域394全体にカオス的な揺らぎを生じさせることができる。なお、図7(B)では、色域394にカオス的な揺らぎが生じている様子を説明するため、緑の色相の一部を拡大している。
また、EL素子370の発光期間と反射型液晶素子による光の反射期間を変化させることで、時間的な揺らぎを生じさせてもよい。時間的な揺らぎは、EL素子370が発光するタイミングと、反射型液晶素子が光を反射するタイミングを変化させることでも実現できる。
本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせて実施することが可能である。
(実施の形態2)
本実施の形態では、上記実施の形態で説明した表示装置105の断面構成例について説明する。
図8(A)に、本発明の一態様に係る表示装置105の断面の構造の一例を示す。図8(A)に示す表示装置105は、EL素子203と、液晶素子204と、EL素子203への電流の供給を制御する機能を有するトランジスタ205と、液晶素子204への電圧の供給を制御する機能を有するトランジスタ206とを有する。そして、EL素子203と、液晶素子204と、トランジスタ205と、トランジスタ206とは、基板201と基板202の間に位置する。
また、表示装置105において液晶素子204は、画素電極207と、共通電極208と、液晶層209とを有する。画素電極207は、トランジスタ206に電気的に接続されている。そして、画素電極207と共通電極208の間に印加される電圧にしたがって液晶層209の配向が制御される。なお、図8(A)では、画素電極207が可視光を反射する機能を有し、共通電極208が可視光を透過する機能を有する場合を例示しており、基板202側から入射した光が白抜きの矢印で示すように画素電極207において反射し、再び基板202側から放射される。
また、EL素子203は、トランジスタ205に電気的に接続されている。EL素子203から発せられる光は、基板202側に放射される。なお、図8(A)では、画素電極207が可視光を反射する機能を有し、共通電極208が可視光を透過する機能を有する場合を例示しているため、EL素子203から発せられる光は、白抜きの矢印で示すように画素電極207と重ならない領域を通過し、共通電極208が位置する領域を通過して、基板202側から放射される。
そして、図8(A)に示す表示装置105では、トランジスタ205とトランジスタ206とが同一の層210に位置しており、トランジスタ205とトランジスタ206とが含まれる層210は、液晶素子204とEL素子203の間の領域を有する。なお、少なくとも、トランジスタ205が有する半導体層と、トランジスタ206が有する半導体層とが同一の絶縁表面上に位置している場合、トランジスタ205とトランジスタ206とが同一の層210に含まれていると言える。
上記構成により、トランジスタ205とトランジスタ206とを共通の作製工程で作製することができる。
次いで、図8(B)に、本発明の一態様に係る表示装置105の別の構成例について、断面の構造を一例として示す。図8(B)に示す表示装置105は、トランジスタ205とトランジスタ206とが異なる層に含まれている点において、図8(A)に示す表示装置105と構成が異なる。
具体的に、図8(B)に示す表示装置105では、トランジスタ205が含まれる層210aと、トランジスタ206が含まれる層210bとを有し、層210aと層210bとは、液晶素子204とEL素子203の間の領域を有する。そして、図8(B)に示す表示装置105では、層210aが層210bよりもEL素子203側に近い。なお、少なくとも、トランジスタ205が有する半導体層と、トランジスタ206が有する半導体層とが異なる絶縁表面上に位置している場合、トランジスタ205とトランジスタ206とが異なる層に含まれていると言える。
上記構成により、トランジスタ205と、トランジスタ205に電気的に接続される各種配線とを、トランジスタ206と、トランジスタ206に電気的に接続される各種配線とを、部分的に重ねることができるため、画素のサイズを小さく抑え、表示装置105の高精細化を実現することができる。
次いで、図8(C)に、本発明の一態様に係る表示装置105の別の構成例について、断面の構造を一例として示す。図8(C)に示す表示装置105は、トランジスタ205とトランジスタ206とが異なる層含まれている点において、図8(A)に示す表示装置105と構成が異なる。そして、図8(C)に示す表示装置105は、トランジスタ205が含まれる層210aが、EL素子203よりも基板201側に近い点において、図8(B)に示す表示装置105と構成が異なる。
具体的に、図8(C)に示す表示装置105では、トランジスタ205が含まれる層210aと、トランジスタ206が含まれる層210bとを有する。そして、層210aは、EL素子203と基板201との間の領域を有する。また、層210bは、液晶素子204とEL素子203の間の領域を有する。
上記構成により、トランジスタ205と、トランジスタ205に電気的に接続される各種配線とを、トランジスタ206と、トランジスタ206に電気的に接続される各種配線とを、図8(B)の場合よりもより多く重ねることができるため、画素のサイズを小さく抑え、表示装置105の高精細化を実現することができる。
なお、図8では、2つの液晶素子204に対して1つのEL素子203が対応している断面構造を例示しているが、本発明の一態様に係る表示装置は、1つの液晶素子204に対して1つのEL素子203が対応している断面構造を有していても良いし、1つの液晶素子204に対して複数のEL素子203が対応している断面構造を有していても良い。
また、図8では、液晶素子204が有する画素電極207が、可視光を反射する機能を有する場合を例示しているが、画素電極207は可視光を透過する機能を有していても良い。この場合、バックライトやフロントライトなどの光源を表示装置105に設けても良いし、液晶素子204を用いて画像を表示する際にEL素子203を光源として用いても良い。
本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせて実施することが可能である。
(実施の形態3)
本実施の形態では、図8(C)に示した表示装置105を例に挙げて、反射型表示素子と発光型表示素子とを用いた表示装置105の断面構成例について、図9を用いて説明する。なお図8(A)、図8(B)に示した表示装置105についても、反射型表示素子と発光型表示素子とを用いた表示装置105の具体的な構成例の断面構造を図10、図11に図示しているが、詳細な説明については省略する。なお図10、図11においては、図9と同じ構成について同じ符号を付している。
図9に示す表示装置105は、基板250と基板251の間に、表示部352と、表示部354とが積層された構成を有する。図9では、表示部352と表示部354とが接着層252により接着されている。
そして、図9では、表示部352の画素が有する発光素子302、トランジスタ305、および容量素子307と、表示部352の駆動回路が有するトランジスタ309とを図示している。また、図9では、表示部354の画素が有する液晶素子301と、トランジスタ303と、容量素子304と、表示部354の駆動回路が有するトランジスタ310とを図示している。
トランジスタ305は、バックゲートとしての機能を有する導電層311と、導電層311上の絶縁層312と、絶縁層312上において導電層311と重なる半導体層313と、半導体層313上の絶縁層316と、絶縁層316上に位置し、ゲートとしての機能を有する導電層317と、導電層317上に位置する絶縁層318のさらに上に位置し、半導体層313と電気的に接続されている導電層314および導電層315と、を有する。
また、導電層315は、導電層319と電気的に接続され、導電層319は導電層320に電気的に接続されている。導電層319は導電層317と同一の層に形成されており、導電層320は導電層311と同一の層に形成されている。
また、導電層311および導電層320と同一の層に、トランジスタ306(図示せず)のバックゲートとしての機能を有する導電層321が位置している。導電層321上には絶縁層312が位置し、絶縁層312上には導電層321と重なる領域を有する半導体層322が位置する。半導体層322にはトランジスタ306(図示せず)のチャネル形成領域が含まれる。半導体層322上には絶縁層318が位置し、絶縁層318上には導電層323が位置する。導電層323は半導体層322に電気的に接続されており、導電層323はトランジスタ306(図示せず)のソース電極またはドレインとしての機能を有する。
トランジスタ309は、トランジスタ305と同様の構成を有するので、詳細な説明は割愛する。
トランジスタ305、導電層323、トランジスタ309上には、絶縁層324が位置し、絶縁層324上には絶縁層325が位置する。絶縁層325上には導電層326および導電層327が位置する。導電層326は導電層314と電気的に接続されており、導電層327は導電層323と電気的に接続されている。導電層326および導電層327上には絶縁層328が位置し、絶縁層328上には導電層329が位置する。導電層329は導電層326に電気的に接続されており、発光素子302の画素電極としての機能を有する。
導電層327と絶縁層328と導電層329とが重なる領域が、容量素子307として機能する。
導電層329上には絶縁層330が位置し、絶縁層330およびスペーサ335上にはEL層331が位置し、EL層331上には対向電極としての機能を有する導電層332が位置する。導電層329とEL層331と導電層332とは、絶縁層330の開口部において電気的に接続されており、導電層329とEL層331と導電層332とが電気的に接続された領域が発光素子302として機能する。発光素子302は、導電層332側から破線の矢印で示す方向に光を放射する、トップエミッション構造を有する。
導電層329と導電層332とは、一方が陽極として機能し、他方が陰極として機能する。導電層329と導電層332の間に、発光素子302の閾値電圧より高い電圧を印加すると、EL層331に陽極側から正孔が注入され、陰極側から電子が注入される。注入された電子と正孔はEL層331において再結合し、EL層331に含まれる発光物質が発光する。
なお、半導体層313、半導体層322に金属酸化物の一種である酸化物半導体を用いる場合、表示装置の信頼性を高めるには、絶縁層318は酸素を含む絶縁材料を用いることが望ましく、絶縁層324には水または水素などの不純物が拡散しにくい材料を用いることが望ましい。
絶縁層325または絶縁層330として有機材料を用いる場合、絶縁層325または絶縁層330が表示装置の端部に露出していると、絶縁層325または絶縁層330を介して発光素子302等に表示装置の外部から水分等の不純物が侵入する恐れがある。不純物の侵入により、発光素子302が劣化すると、表示装置の劣化につながる。そのため、図9に示すように、絶縁層325および絶縁層330が、表示装置の端部に位置しないことが好ましい。
発光素子302は、接着層333を介して絶縁層337と重なる。図9では、導電層332と絶縁層337との間に隙間がある場合を示しているが、これらが接していてもよい。
本発明の一態様では、発光素子302を発光色ごとにEL層331を塗り分ける方式により形成する場合について図示している。ただし、目的などに応じて、白色光を発するEL層331とカラーフィルタを組み合わせて用いる色変換方式により形成してもよい。
表示部354において、トランジスタ303は、バックゲートとしての機能を有する導電層340と、導電層340上の絶縁層341と、絶縁層341上において導電層340と重なる半導体層342と、半導体層342上の絶縁層343と、絶縁層343上に位置し、ゲートとしての機能を有する導電層344と、導電層344上に位置する絶縁層345のさらに上に位置し、半導体層342と電気的に接続されている導電層346および導電層347と、を有する。
また、導電層340と同一の層に導電層348が位置する。導電層348上には絶縁層341が位置し、絶縁層341上には導電層348と重なる領域に導電層347が位置する。導電層347と絶縁層341と導電層348とが重なる領域が、容量素子304として機能する。
トランジスタ310は、トランジスタ303と同様の構成を有するので、詳細な説明は割愛する。
トランジスタ303、容量素子304、トランジスタ310上には、絶縁層360が位置し、絶縁層360上には導電層349が位置する。導電層349は導電層347と電気的に接続されており、液晶素子301の画素電極としての機能を有する。導電層349上には配向膜364が位置する。
基板251には、遮光層336、着色層334、共通電極としての機能を有する導電層361が位置する。具体的に、図9では、基板251に、遮光層336、着色層334、絶縁層367を介して絶縁層363が設けられており、絶縁層363上に導電層361が位置する。そして、導電層361上には配向膜365が位置し、配向膜364と配向膜365の間には液晶層366が位置する。
着色層334は特定の波長域の光を透過する有色層である。例えば、赤色、緑色、青色、または黄色の波長域の光を透過するカラーフィルタなどを用いることができる。なお、図9では発光素子302と重なる領域に着色層334を設けていないが、必要に応じて着色層334を設けても構わない。
また、基板251に機能層368が設けられている。本実施の形態では、機能層368として円偏光板を用いる。機能層368としては、円偏光板以外にも、プリズムシート、光拡散シート、反射防止フィルム、などがある。また、これらの機能層を組み合わせて用いてもよい。
図9では、導電層349が可視光を反射する機能を有し、導電層361が可視光を透過する機能を有することで、破線の矢印で示すように基板251側から入射した光を、導電層349において反射させ、基板251側から放射させることができる。
可視光を透過する導電性材料としては、例えば、インジウム(In)、亜鉛(Zn)、錫(Sn)の中から選ばれた一種を含む材料を用いるとよい。具体的には、酸化インジウム、インジウム錫酸化物(ITO:Indium Tin Oxide)、インジウム亜鉛酸化物、酸化タングステンを含むインジウム酸化物、酸化タングステンを含むインジウム亜鉛酸化物、酸化チタンを含むインジウム酸化物、酸化チタンを含むインジウム錫酸化物、酸化シリコンを含むインジウム錫酸化物(ITSO)、酸化亜鉛、ガリウムを含む酸化亜鉛などが挙げられる。なお、グラフェンを含む膜を用いることもできる。グラフェンを含む膜は、例えば膜状に形成された酸化グラフェンを含む膜を還元して形成することができる。
可視光を反射する導電性材料としては、例えば、アルミニウム、銀、またはこれらの金属材料を含む合金等が挙げられる。そのほか、金、白金、ニッケル、タングステン、クロム、モリブデン、鉄、コバルト、銅、もしくはパラジウム等の金属材料、またはこれら金属材料を含む合金を用いることができる。また、上記金属材料または合金に、ランタン、ネオジム、またはゲルマニウム等が添加されていてもよい。アルミニウムとチタンの合金、アルミニウムとニッケルの合金、アルミニウムとネオジムの合金、アルミニウム、ニッケル、およびランタンの合金(Al−Ni−La)等のアルミニウムを含む合金(アルミニウム合金)、銀と銅の合金、銀とパラジウムと銅の合金(Ag−Pd−Cu、APCとも記す)、銀とマグネシウムの合金等の銀を含む合金を用いてもよい。
なお、図9では、バックゲートを有するトップゲート型のトランジスタを用いた表示装置の構成について説明したが、本発明の一態様に係る表示装置はバックゲートを有さないトランジスタを用いていても良い。
また、トランジスタはトップゲート型トランジスタでもあってもよく、ボトムゲート型のトランジスタであってもよい。また、トランジスタは、スタガ型のトランジスタでもあってもよく、プレーナ型のトランジスタであってもよい。
トランジスタに用いる半導体材料の結晶性についても特に限定されず、非晶質半導体、結晶性を有する半導体(微結晶半導体、多結晶半導体、単結晶半導体、または一部に結晶領域を有する半導体)のいずれを用いてもよい。結晶性を有する半導体を用いると、トランジスタ特性の劣化を抑制できるため好ましい。
また、トランジスタに用いる半導体材料としては、金属酸化物の一種である酸化物半導体を用いることができる。代表的には、インジウムを含む酸化物半導体などを適用できる。
特にシリコンよりもバンドギャップが広く、且つキャリア密度の小さい半導体材料を用いると、トランジスタのオフ状態における電流を低減できるため好ましい。
半導体層は、例えば少なくともインジウム、亜鉛およびM(アルミニウム、チタン、ガリウム、ゲルマニウム、イットリウム、ジルコニウム、ランタン、セリウム、スズ、ネオジムまたはハフニウム等の金属)を含むIn−M−Zn系酸化物で表記される膜を含むことが好ましい。また、該酸化物半導体を用いたトランジスタの電気特性のばらつきを減らすため、それらと共に、スタビライザーを含むことが好ましい。
スタビライザーとしては、上記Mで記載の金属を含め、例えば、ガリウム、スズ、ハフニウム、アルミニウム、またはジルコニウム等がある。また、他のスタビライザーとしては、ランタノイドである、ランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジム、サマリウム、ユウロピウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウム、ルテチウム等がある。
半導体層を構成する酸化物半導体として、例えば、In−Ga−Zn系酸化物、In−Al−Zn系酸化物、In−Sn−Zn系酸化物、In−Hf−Zn系酸化物、In−La−Zn系酸化物、In−Ce−Zn系酸化物、In−Pr−Zn系酸化物、In−Nd−Zn系酸化物、In−Sm−Zn系酸化物、In−Eu−Zn系酸化物、In−Gd−Zn系酸化物、In−Tb−Zn系酸化物、In−Dy−Zn系酸化物、In−Ho−Zn系酸化物、In−Er−Zn系酸化物、In−Tm−Zn系酸化物、In−Yb−Zn系酸化物、In−Lu−Zn系酸化物、In−Sn−Ga−Zn系酸化物、In−Hf−Ga−Zn系酸化物、In−Al−Ga−Zn系酸化物、In−Sn−Al−Zn系酸化物、In−Sn−Hf−Zn系酸化物、In−Hf−Al−Zn系酸化物を用いることができる。
なお、ここで、In−Ga−Zn系酸化物とは、InとGaとZnを主成分として有する酸化物という意味であり、InとGaとZnの比率は問わない。また、InとGaとZn以外の金属元素が入っていてもよい。
なお、本実施の形態では、反射型表示素子として液晶素子を用いた表示装置の構成を例示したが、反射型表示素子として、液晶素子のほかに、シャッター方式のMEMS(Micro Electro Mechanical System)素子、光干渉方式のMEMS素子、マイクロカプセル方式、電気泳動方式、エレクトロウェッティング方式、電子粉流体(登録商標)方式等を適用した表示素子などを用いることができる。
また、発光型表示素子として、例えばOLED(Organic Light Emitting Diode)、LED(Light Emitting Diode)、QLED(Quantum−dot Light Emitting Diode)などの自発光性の発光素子を用いることができる。
なお、発光型表示素子に代えて、透過型の液晶素子を用いてもよい。透過型の液晶素子を用いる場合は、着色層やバックライトの特性などを調整して、ピーク波長および半値幅などを設定すればよい。
液晶素子としては、例えば垂直配向(VA:Vertical Alignment)モードが適用された液晶素子を用いることができる。垂直配向モードとしては、MVA(Multi−Domain Vertical Alignment)モード、PVA(Patterned Vertical Alignment)モード、ASV(Advanced Super View)モードなどを用いることができる。
また、液晶素子には、様々なモードが適用された液晶素子を用いることができる。例えばVAモードのほかに、TN(Twisted Nematic)モード、IPS(In−Plane−Switching)モード、FFS(Fringe Field Switching)モード、ASM(Axially Symmetric aligned Micro−cell)モード、OCB(Optically Compensated Birefringence)モード、FLC(Ferroelectric Liquid Crystal)モード、AFLC(AntiFerroelectric Liquid Crystal)モード等が適用された液晶素子を用いることができる。
なお、液晶素子に用いる液晶としては、サーモトロピック液晶、低分子液晶、高分子液晶、高分子分散型液晶(PDLC:Polymer Dispersed Liquid Crystal)、強誘電性液晶、反強誘電性液晶等を用いることができる。これらの液晶材料は、条件により、コレステリック相、スメクチック相、キュービック相、カイラルネマチック相、等方相等を示す。
また、液晶材料としては、ポジ型の液晶、またはネガ型の液晶のいずれを用いてもよく、適用するモードや設計に応じて最適な液晶材料を用いればよい。
なお、液晶材料の誘電率の異方性を2以上3.8以下とし、液晶材料の抵抗率を1.0×1014(Ω・cm)以上1.0×1015(Ω・cm)以下とすることで、IDS駆動が可能であり、電子機器100の消費電力を低減することができるため好ましい。
また、液晶の配向を制御するため、配向膜を設けることができる。なお、横電界方式を採用する場合、配向膜を用いないブルー相を示す液晶を用いてもよい。ブルー相は液晶相の一つであり、コレステリック液晶を昇温していくと、コレステリック相から等方相へ転移する直前に発現する相である。ブルー相は狭い温度範囲でしか発現しないため、温度範囲を改善するために数重量%以上のカイラル剤を混合させた液晶組成物を液晶層に用いる。ブルー相を示す液晶とカイラル剤とを含む液晶組成物は、応答速度が短く、光学的等方性である。また、ブルー相を示す液晶とカイラル剤とを含む液晶組成物は、配向処理が不要であり、視野角依存性が小さい。また配向膜を設けなくてもよいのでラビング処理も不要となるため、ラビング処理によって引き起こされる静電破壊を防止することができ、作製工程中の表示装置の不良や破損を軽減することができる。
本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせて実施することが可能である。
(実施の形態4)
本実施の形態では、本発明の一態様に係る表示装置を用いた表示モジュールについて説明する。図12(A)に示す表示モジュール8000は、上部カバー8001と下部カバー8002との間に、FPC8005に接続された表示パネル8006、フレーム8009、プリント基板8010、およびバッテリ8011を有する。
例えば、本発明の一態様に係る表示装置を、表示パネル8006に用いることができる。これにより、疲労感が少なく、快適感が良好な表示モジュールを作製することができる。
上部カバー8001および下部カバー8002は、表示パネル8006のサイズに合わせて、形状や寸法を適宜変更することができる。
また、表示パネル8006に重ねてタッチセンサを設けてもよい。タッチセンサとしては、抵抗膜方式または静電容量方式のタッチセンサを表示パネル8006に重畳して用いることができる。また、タッチセンサを設けず、表示パネル8006に、タッチセンサ機能を持たせるようにすることも可能である。
フレーム8009は、表示パネル8006の保護機能の他、プリント基板8010の動作により発生する電磁波を遮断するための電磁シールドとしての機能を有する。またフレーム8009は、放熱板としての機能を有していてもよい。
プリント基板8010は、電源回路、ビデオ信号およびクロック信号を出力するための信号処理回路を有する。電源回路に電力を供給する電源としては、外部の商用電源であっても良いし、別途設けたバッテリ8011による電源であってもよい。バッテリ8011は、商用電源を用いる場合には、省略可能である。
また、表示モジュール8000は、偏光板、位相差板、プリズムシートなどの部材を追加して設けてもよい。
図12(B)は、光学式のタッチセンサを備える表示モジュール8000の断面概略図である。
表示モジュール8000は、プリント基板8010に設けられた発光部8015および受光部8016を有する。また、上部カバー8001と下部カバー8002により囲まれた領域に一対の導光部(導光部8017a、導光部8017b)を有する。
表示パネル8006は、フレーム8009を間に介してプリント基板8010やバッテリ8011と重ねて設けられている。表示パネル8006とフレーム8009は、導光部8017a、導光部8017bに固定されている。
発光部8015から発せられた光8018は、導光部8017aにより表示パネル8006の上部を経由し、導光部8017bを通って受光部8016に達する。例えば指やスタイラスなどの被検知体により、光8018が遮られることにより、タッチ操作を検出することができる。
発光部8015は、例えば表示パネル8006の隣接する2辺に沿って複数設けられる。受光部8016は、発光部8015と表示パネル8006を挟んで対向する位置に複数設けられる。これにより、タッチ操作がなされた位置の情報を取得することができる。
発光部8015は、例えばLED素子などの光源を用いることができる。特に、発光部8015として、使用者に視認されず、且つ使用者にとって無害である赤外線を発する光源を用いることが好ましい。
受光部8016は、発光部8015が発する光を受光し、電気信号に変換する光電素子を用いることができる。好適には、赤外線を受光可能なフォトダイオードを用いることができる。
導光部8017a、導光部8017bとしては、少なくとも光8018を透過する部材を用いることができる。導光部8017aおよび導光部8017bを用いることで、発光部8015と受光部8016とを表示パネル8006の下側に配置することができ、外光が受光部8016に到達してタッチセンサが誤動作することを抑制できる。特に、可視光を吸収し、赤外線を透過する樹脂を用いることが好ましい。これにより、タッチセンサの誤動作をより効果的に抑制できる。
本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせて実施することが可能である。
(実施の形態5)
本実施の形態では、本明細書等に開示した表示装置などを用いた電子機器の一例について説明する。
本発明の一態様に係る半導体装置を用いた電子機器として、テレビ、モニタ等の表示装置、照明装置、デスクトップ型或いはノート型のパーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ、DVD(Digital Versatile Disc)などの記録媒体に記憶された静止画又は動画を再生する画像再生装置、ポータブルCDプレーヤ、ラジオ、テープレコーダ、ヘッドホンステレオ、ステレオ、置き時計、壁掛け時計、コードレス電話子機、トランシーバ、自動車電話、携帯電話、携帯情報端末、タブレット型端末、携帯型ゲーム機、パチンコ機などの固定式ゲーム機、電卓、電子手帳、電子書籍端末、電子翻訳機、音声入力機器、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、電気シェーバ、電子レンジ等の高周波加熱装置、電気炊飯器、電気洗濯機、電気掃除機、温水器、扇風機、毛髪乾燥機、エアコンディショナー、加湿器、除湿器などの空調設備、食器洗い器、食器乾燥器、衣類乾燥器、布団乾燥器、電気冷蔵庫、電気冷凍庫、電気冷凍冷蔵庫、DNA保存用冷凍庫、懐中電灯、チェーンソー等の工具、煙感知器、透析装置等の医療機器などが挙げられる。さらに、誘導灯、信号機、ベルトコンベア、エレベータ、エスカレータ、産業用ロボット、電力貯蔵システム、電力の平準化やスマートグリッドのための蓄電装置等の産業機器が挙げられる。また、燃料を用いたエンジンや、蓄電体からの電力を用いた電動機により推進する移動体なども、電子機器の範疇に含まれる場合がある。上記移動体として、例えば、電気自動車(EV)、内燃機関と電動機を併せ持ったハイブリッド車(HEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、これらのタイヤ車輪を無限軌道に変えた装軌車両、電動アシスト自転車を含む原動機付自転車、自動二輪車、電動車椅子、ゴルフ用カート、小型又は大型船舶、潜水艦、ヘリコプター、航空機、ロケット、人工衛星、宇宙探査機や惑星探査機、宇宙船などが挙げられる。
図13(A)に示す携帯型ゲーム機2900は、筐体2901、筐体2902、表示部2903、表示部2904、マイクロホン2905、スピーカ2906、操作スイッチ2907等を有する。また、携帯型ゲーム機2900は、筐体2901の内側にアンテナ、バッテリなどを備える。なお、図13(A)に示した携帯型ゲーム機は、2つの表示部2903と表示部2904とを有しているが、表示部の数は、これに限定されない。表示部2903は、入力装置としてタッチスクリーンが設けられており、スタイラス2908等により操作可能となっている。
図13(B)に示す情報端末2910は、筐体2911に、表示部2912、マイク2917、スピーカ部2914、カメラ2913、外部接続部2916、および操作スイッチ2915等を有する。表示部2912には、可撓性基板が用いられた表示パネルおよびタッチスクリーンを備える。また、情報端末2910は、筐体2911の内側にアンテナ、バッテリなどを備える。情報端末2910は、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット型情報端末、タブレット型パーソナルコンピュータ、電子書籍端末等として用いることができる。
図13(C)に示すノート型パーソナルコンピュータ2920は、筐体2921、表示部2922、キーボード2923、およびポインティングデバイス2924等を有する。また、ノート型パーソナルコンピュータ2920は、筐体2921の内側にアンテナ、バッテリなどを備える。
図13(D)に示すビデオカメラ2940は、筐体2941、筐体2942、表示部2943、操作スイッチ2944、レンズ2945、および接続部2946等を有する。操作スイッチ2944およびレンズ2945は筐体2941に設けられており、表示部2943は筐体2942に設けられている。また、ビデオカメラ2940は、筐体2941の内側にアンテナ、バッテリなどを備える。そして、筐体2941と筐体2942は、接続部2946により接続されており、筐体2941と筐体2942の間の角度は、接続部2946により変えることが可能な構造となっている。筐体2941に対する筐体2942の角度によって、表示部2943に表示される画像の向きの変更や、画像の表示/非表示の切り換えを行うことができる。
図13(E)にバングル型の情報端末の一例を示す。情報端末2950は、筐体2951、および表示部2952等を有する。また、情報端末2950、筐体2951の内側にアンテナ、バッテリなどを備える。表示部2952は、曲面を有する筐体2951に支持されている。表示部2952には、可撓性基板を用いた表示パネルを備えているため、フレキシブルかつ軽くて使い勝手の良い情報端末2950を提供することができる。
図13(F)に腕時計型の情報端末の一例を示す。情報端末2960は、筐体2961、表示部2962、バンド2963、バックル2964、操作スイッチ2965、入出力端子2966などを備える。また、情報端末2960、筐体2961の内側にアンテナ、バッテリなどを備える。情報端末2960は、移動電話、電子メール、文章閲覧及び作成、音楽再生、インターネット通信、コンピュータゲームなどの種々のアプリケーションを実行することができる。
表示部2962の表示面は湾曲しており、湾曲した表示面に沿って表示を行うことができる。また、表示部2962はタッチセンサを備え、指やスタイラスなどで画面に触れることで操作することができる。例えば、表示部2962に表示されたアイコン2967に触れることで、アプリケーションを起動することができる。操作スイッチ2965は、時刻設定のほか、電源のオン、オフ動作、無線通信のオン、オフ動作、マナーモードの実行及び解除、省電力モードの実行及び解除など、様々な機能を持たせることができる。例えば、情報端末2960に組み込まれたオペレーティングシステムにより、操作スイッチ2965の機能を設定することもできる。
また、情報端末2960は、通信規格された近距離無線通信を実行することが可能である。例えば無線通信可能なヘッドセットと相互通信することによって、ハンズフリーで通話することもできる。また、情報端末2960は入出力端子2966を備え、他の情報端末とーを介して直接データのやりとりを行うことができる。また入出力端子2966を介して充電を行うこともできる。なお、充電動作は入出力端子2966を介さずに無線給電により行ってもよい。
図13(G)はタブレット型のパーソナルコンピュータであり、筐体5301、筐体5302、表示部5303、光センサ5304、光センサ5305、スイッチ5306等を有する。表示部5303は、筐体5301および筐体5302によって支持されている。そして、表示部5303は可撓性を有する基板を用いて形成されているため形状をフレキシブルに曲げることができる機能を有する。筐体5301と筐体5302の間の角度をヒンジ5307および5308において変更することで、筐体5301と筐体5302が重なるように、表示部5303を折りたたむことができる。図示してはいないが、開閉センサを内蔵させ、上記角度の変化を表示部5303において使用条件の情報として用いても良い。
図13(H)は、テレビジョン装置9100を示す斜視図である。テレビジョン装置9100は、筐体9000、表示部9001、スピーカ9003、操作キー9005(電源スイッチ、又は操作スイッチを含む)、接続端子9006、センサ9007(距離、光、温度などを測定する機能を含むもの)、マイクロホン9008、などを有する。テレビジョン装置9100は、表示部9001に、例えば、50インチ以上、または100インチ以上の表示装置を組み込むことが可能である。
本実施の形態に示す電子機器の表示部には、本発明の一態様の表示装置が搭載されている。電子機器の表示部に本発明の一態様に係る表示装置および駆動方法を用いることで、使用者(観察者)の疲労感が低減され、快適感を良好なものとすることができる。
本実施の形態は、他の実施の形態に記載した構成と適宜組み合わせて実施することが可能である。
100 電子機器
101 筐体
102 スタンド
103 筐体スイッチ
105 表示装置
110 表示装置
111 演算手段
112 検知手段
113 記憶手段
114 表示手段制御手段
115 表示手段
116 タッチセンサ制御手段
117 タッチセンサ
118 外部入出力手段
119 通信手段
121 距離センサ
122 光センサ
131 バスライン
141 乱数発生手段
201 基板
202 基板
203 EL素子
204 液晶素子
205 トランジスタ
206 トランジスタ
207 画素電極
208 共通電極
209 液晶層
210 層
230 画素
231 表示領域
245 電極
250 基板
251 基板
252 接着層
301 液晶素子
302 発光素子
303 トランジスタ
304 容量素子
305 トランジスタ
306 トランジスタ
307 容量素子
309 トランジスタ
310 トランジスタ
311 導電層
312 絶縁層
313 半導体層
314 導電層
315 導電層
316 絶縁層
317 導電層
318 絶縁層
319 導電層
320 導電層
321 導電層
322 半導体層
323 導電層
324 絶縁層
325 絶縁層
326 導電層
327 導電層
328 絶縁層
329 導電層
330 絶縁層
331 EL層
332 導電層
333 接着層
334 着色層
335 スペーサ
336 遮光層
340 導電層
341 絶縁層
342 半導体層
343 絶縁層
344 導電層
345 絶縁層
346 導電層
347 導電層
348 導電層
349 導電層
350 液晶素子
352 表示部
354 表示部
360 絶縁層
361 導電層
363 絶縁層
364 配向膜
365 配向膜
366 液晶層
370 EL素子
371 スペクトル
381 スペクトル
391 複合化スペクトル
394 色域

Claims (16)

  1. 第1赤色光を発光する表示素子と、
    第1緑色光を発光する表示素子と、
    第1青色光を発光する表示素子と、
    前記第1赤色光とピーク波長が異なる第2赤色光を反射する表示素子と、
    前記第1緑色光とピーク波長が異なる第2緑色光を反射する表示素子と、
    前記第1青色光とピーク波長が異なる第2青色光を反射する表示素子と、を有し、
    前記第1赤色光と前記第2赤色光、前記第1緑色光と前記第2緑色光、および、前記第1青色光と前記第2青色光、の組み合わせのうち、少なくとも一組の光を同時に用いて、画像を表示せしめるハイブリッド表示装置。
  2. 請求項1において、
    第2赤色光のピーク波長は、第1赤色光のピーク波長よりも長い波長であるハイブリッド表示装置。
  3. 請求項1または請求項2において、
    第2緑色光のピーク波長は、第1緑色光のピーク波長よりも長い波長であるハイブリッド表示装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項において、
    第2青色光のピーク波長は、第1青色光のピーク波長よりも長い波長であるハイブリッド表示装置。
  5. 第1赤色光を発光する表示素子と、
    第1緑色光を発光する表示素子と、
    第1青色光を発光する表示素子と、
    前記第1赤色光と半値幅が異なる第2赤色光を反射する表示素子と、
    前記第1緑色光と半値幅が異なる第2緑色光を反射する表示素子と、
    前記第1青色光と半値幅が異なる第2青色光を反射する表示素子と、を有し、
    前記第1赤色光と前記第2赤色光、前記第1緑色光と前記第2緑色光、および、前記第1青色光と前記第2青色光、の組み合わせのうち、少なくとも一組の光を同時に用いて、画像を表示せしめるハイブリッド表示装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項において、
    前記第1赤色光を発光する表示素子、前記第1緑色光を発光する表示素子、および、前記第1青色光を発光する表示素子は、有機EL素子を含むことを特徴とするハイブリッド表示装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項において、
    前記第2赤色光を反射する表示素子、前記第2緑色光を反射する表示素子、および、前記第2青色光を反射する表示素子は、液晶素子を含むことを特徴とするハイブリッド表示装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のハイブリッド表示装置を用いて、
    前記第1赤色光、前記第1緑色光、および前記第1青色光の発光輝度を、乱数を用いて変化せしめるハイブリッド表示装置の駆動方法。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載のハイブリッド表示装置を用いて、
    前記第2赤色光、前記第2緑色光、および前記第2青色光の反射輝度を、乱数を用いて変化せしめるハイブリッド表示装置の駆動方法。
  10. 第1の光を発光する表示素子と、
    第2の光を反射する表示素子と、を有し、
    前記第1の光と前記第2の光は同じ色相であり、
    前記第1の光のピーク波長と前記第2の光のピーク波長は異なり、
    前記第1の光と前記第2の光を同時に用いて、
    画像を表示せしめるハイブリッド表示装置。
  11. 請求項10において、
    前記第2の光のピーク波長は、前記第1の光のピーク波長よりも
    長い波長であるハイブリッド表示装置。
  12. 第1の光を発光する表示素子と、
    第2の光を反射する表示素子と、を有し、
    前記第1の光と前記第2の光は同じ色相であり、
    前記第1の光の半値幅と前記第2の光の半値幅は異なり、
    前記第1の光と前記第2の光を同時に用いて、
    画像を表示せしめるハイブリッド表示装置。
  13. 請求項10乃至請求項12のいずれか一項において、
    前記第1の光を発光する表示素子は、有機EL素子を含むことを特徴とするハイブリッド表示装置。
  14. 請求項10乃至請求項13のいずれか一項において、
    第2の光を反射する表示素子は、液晶素子を含むことを特徴とするハイブリッド表示装置。
  15. 請求項10乃至請求項14のいずれか一項に記載のハイブリッド表示装置を用いて、
    前記第1の光の発光輝度を、乱数を用いて変化せしめるハイブリッド表示装置の駆動方法。
  16. 請求項10乃至請求項15のいずれか一項に記載のハイブリッド表示装置を用いて、
    前記第2の光の反射輝度を、乱数を用いて変化せしめるハイブリッド表示装置の駆動方法。
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