JP2018040480A - 湯水混合弁 - Google Patents
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Abstract
【課題】電動モータ6で進退駆動される弁軸3に、水入口21に連通する弁孔25aを形成した第1弁座25に対向する第1弁体4と、湯入口22に連通する弁孔26aを形成した第2弁座26に対向する第2弁体5とを摺動自在に外挿し、両弁体4,5間に、第1弁体4を弁軸3上の第1ストッパ31で規制される位置に付勢すると共に第2弁体5を弁軸3上の第2ストッパ32で規制される位置に付勢する弁バネ7を介設した湯水混合弁において、停電時に高温の湯が出湯されることを防止する。【解決手段】第1弁体4に対向する押圧子8と、押圧子8を軸方向に進退する電磁ソレノイド9とを備える。電磁ソレノイド9への通電停止時に、押圧子8が第1弁体4に当接する方向に移動し、第1弁体4を第1弁座25に着座させる位置に弁軸3が存していても、第1弁体4が弁バネ7の付勢力に抗して押動されて第1弁座25から離隔するように構成する。【選択図】図2
Description
本発明は、貯湯タンク等の給湯源から供給される高温の湯と水とを混合して設定湯温の温水を出湯させるために用いる湯水混合弁に関する。
従来、この種の湯水混合弁として、水入口と、湯入口と、水入口と湯入口との間の弁室と、弁室に連通する出湯口と、水入口に連通する弁孔が形成された弁室の軸方向一方の端部に位置する第1弁座と、湯入口に連通する弁孔が形成された弁室の軸方向他方の端部に位置する第2弁座とを有する弁筐と、弁筐内に弁室の軸方向に進退自在に設けられた弁軸と、弁室内に弁軸に摺動自在に外挿させた状態で設けられた、第1弁座に対向する第1弁体及び第2弁座に対向する第2弁体と、弁軸を進退駆動する電動モータとを備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このものでは、弁軸に、第1弁体の弁軸に対する軸方向一方への移動を所定の第1位置で規制する第1ストッパと、第2弁体の弁軸に対する軸方向他方への移動を所定の第2位置で規制する第2ストッパとが設けられ、第1と第2の両弁体間に第1弁体と第2弁体を夫々第1位置と第2位置に付勢するバネが介設されている。そして、第1位置と第2位置は、弁軸が軸方向所定範囲内に存するときに、第1位置に存する第1弁体と第2位置に存する第2弁体が夫々第1弁座と第2弁座から離隔するように設定され、弁軸をこの所定範囲内で進退させることにより、水入口からの水と湯入口からの湯の混合割合が調節される。
ところで、第1弁体を第1弁座に着座させると、弁室への水入口からの水の流入が停止され、湯入口からの高温の湯がそのまま出湯口から出湯されることになる。そして、この状態で停電すると、設定湯温を下げる操作を行っても、電動モータで弁軸を進退駆動できないため、高温の湯が出湯されてしまう。
本発明は、以上の点に鑑み、停電時に高温の湯が出湯されることを防止できるようにした湯水混合弁を提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、水入口と、湯入口と、水入口と湯入口との間の弁室と、弁室に連通する出湯口と、水入口に連通する弁孔が形成された弁室の軸方向一方の端部に位置する第1弁座と、湯入口に連通する弁孔が形成された弁室の軸方向他方の端部に位置する第2弁座とを有する弁筐と、弁筐内に弁室の軸方向に進退自在に設けられた弁軸と、弁室内に弁軸に摺動自在に外挿させた状態で設けられた、第1弁座に対向する第1弁体及び第2弁座に対向する第2弁体と、弁軸を進退駆動する電動モータとを備える湯水混合弁であって、弁軸に、第1弁体の弁軸に対する軸方向一方への移動を所定の第1位置で規制する第1ストッパと、第2弁体の弁軸に対する軸方向他方への移動を所定の第2位置で規制する第2ストッパとが設けられ、第1と第2の両弁体間に第1弁体と第2弁体を夫々第1位置と第2位置に付勢する弁バネが介設され、第1位置と第2位置は、弁軸の位置が軸方向所定範囲内に存するときに、第1位置に存する第1弁体と第2位置に存する第2弁体が夫々第1弁座と第2弁座から離隔するように設定されるものにおいて、第1弁体の軸方向一方の端部に対向する押圧子と、押圧子を軸方向に進退する電磁ソレノイドとを備え、電磁ソレノイドは、通電時に、押圧子を第1弁体から離隔する方向である軸方向一方に移動させ、通電停止時に、押圧子を第1弁体に接近する方向である軸方向他方に移動させるように構成され、第1弁体を第1弁座に着座させる位置に弁軸が存していても押圧子の軸方向他方への移動で第1弁体が弁バネの付勢力に抗して押動されて第1弁座から離隔することを特徴とする。
本発明によれば、停電時は、電磁ソレノイドへの通電が停止されるため、第1弁体を第1弁座に着座させる位置に弁軸が存していても、押圧子の軸方向他方への移動で第1弁体が第1弁座から離隔する。従って、停電時に湯入口からの高温の湯がそのまま出湯口から出湯されることを防止できる。
図1を参照して、本発明の実施形態の湯水混合弁1は、水が供給される水入口21と、貯湯タンク等の給湯源から高温の湯が供給される湯入口22と、水入口21と湯入口22との間の弁室23と、弁室23に連通する出湯口24と、水入口21に連通する弁孔25aが形成された弁室23の軸方向一方の端部(下端部)に位置する第1弁座25と、湯入口22に連通する弁孔26aが形成された弁室23の軸方向他方の端部(上端部)に位置する第2弁座26とを有する弁筐2を備えている。
湯水混合弁1は、更に、弁筐2内に軸方向(上下方向)に進退自在に設けられた弁軸3と、弁室23内に弁軸3に摺動自在に外挿させた状態で設けられた、第1弁座25に対向する第1弁体4及び第2弁座26に対向する第2弁体5と、弁軸3を進退駆動する電動モータ6とを備えている。電動モータ6は図示省略した送りネジ機構を内蔵しており、電動モータ6の正逆転で送りネジ機構を介して弁軸3が軸方向に進退する。また、第1と第2の各弁体4,5には、第1と第2の各弁座25,26に弁孔25a,26aを閉塞するようにして着座するシールリング4a,5aが取付けられている。
弁軸3には、第1弁体4の弁軸3に対する軸方向一方(下方)への移動を所定の第1位置で規制するスナップリングから成る第1ストッパ31と、第2弁体5の弁軸3に対する軸方向他方(上方)への移動を所定の第2位置で規制するスナップリングから成る第2ストッパ32とが設けられている。ここで、第1位置と第2位置は、弁軸3の位置が軸方向所定範囲内に存するときに、第1位置に存する第1弁体4と第2位置に存する第2弁体5が夫々第1弁座25と第2弁座26から離隔するように設定されており、弁軸3をこの所定範囲内で進退させることにより、水入口21からの水と湯入口22からの湯の混合割合が調節される。そして、出湯口24から出湯される湯温を検出して、この湯温が設定湯温になるように電動モータ6により弁軸3を進退駆動する。
また、第1と第2の両弁体4,5間には、第1弁体4と第2弁体5を夫々第1位置と第2位置に付勢する弁バネ7が介設されている。そのため、第1位置に存する第1弁体4を弁軸3の軸方向一方(下方)への移動で第1弁座25に着座させてから更に弁軸3を軸方向一方に移動させると、図2(a)に示す如く、第1弁体4が弁軸3に対し第1位置から弁バネ7を圧縮しつつ移動し、弁バネ7の圧縮反力で第1弁座25に第1弁体4が圧接して、水に対するシール性を確保できる。同様に、第2位置に存する第2弁体5を弁軸3の軸方向他方(上方)への移動で第2弁座26に着座させてから更に弁軸3を軸方向他方に移動させると、第2弁体5が弁軸3に対し第2位置から弁バネ7を圧縮しつつ移動し、弁バネ7の圧縮反力で第2弁座26に第2弁体5が圧接して、湯に対するシール性を確保できる。
ところで、図2(a)に示す状態では、弁室23への水入口21からの水の流入が停止され、湯入口22からの高温の湯がそのまま出湯口24から出湯されることになる。そして、この状態で停電すると、設定湯温を下げる操作を行っても、電動モータ6で弁軸3を進退駆動できないため、高温の湯が出湯されてしまう。
そこで、本実施形態では、第1弁体4の軸方向一方の端部(下端部)に対向する押圧子8と、押圧子8を軸方向に進退する電磁ソレノイド9とを設けている。電磁ソレノイド9は、コイル91と、コイル91を巻回したボビン92と、ボビン92に内挿したガイド筒93と、ガイド筒93内に摺動自在に挿入した可動鉄心94と、ガイド筒93内の下端部に可動鉄心94に対向するように配置した固定鉄心95とを備えており、可動鉄心94に押圧子8が連結されている。押圧子8は、付勢手段たるバネ81で第1弁体4に接近する方向である軸方向他方(上方)に付勢されている。そして、電磁ソレノイド9(コイル91)への通電時は、可動鉄心94が固定鉄心95に吸着されて、図1、図2(a)に示す如く、押圧子8が第1弁体4から離隔する方向である軸方向一方(下方)に移動する。一方、電磁ソレノイド9への通電停止時には、固定鉄心95による可動鉄心94の吸着が解除されて、押圧子8がバネ81の付勢力で軸方向他方(上方)に移動する。そして、第1弁体4を第1弁座25に着座させる位置に弁軸3が存していても、図2(b)に示す如く、押圧子8の軸方向他方への移動で第1弁体4が弁バネ7の付勢力に抗して押動されて第1弁座25から離隔するようにしている。
これによれば、第1弁体4を第1弁座25に着座させる位置に弁軸3が存している状態で停電したとき、押圧子8が軸方向他方(上方)に移動して、第1弁体4が第1弁座25から離隔する。そのため、水入口21から第1弁座25の弁孔25aを介して弁室23に水が流入し、湯入口22からの高温の湯がそのまま出湯口24から出湯されることを防止でき、安全である。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することができる。例えば、上記実施形態では、押圧子8をバネ81で軸方向他方に付勢しているが、バネ以外の付勢手段で押圧子8を軸方向他方に付勢することも可能である。
1…湯水混合弁、2…弁筐、21…水入口、22…湯入口、23…弁室、24…出湯口、25…第1弁座、26…第2弁座、25a,26a…弁孔、3…弁軸、31…第1ストッパ、32…第2ストッパ、4…第1弁体、5…第2弁体、6…電動モータ、7…弁バネ、8…押圧子、9…電磁ソレノイド。
Claims (1)
- 水入口と、湯入口と、水入口と湯入口との間の弁室と、弁室に連通する出湯口と、水入口に連通する弁孔が形成された弁室の軸方向一方の端部に位置する第1弁座と、湯入口に連通する弁孔が形成された弁室の軸方向他方の端部に位置する第2弁座とを有する弁筐と、弁筐内に軸方向に進退自在に設けられた弁軸と、弁室内に弁軸に摺動自在に外挿させた状態で設けられた、第1弁座に対向する第1弁体及び第2弁座に対向する第2弁体と、弁軸を進退駆動する電動モータとを備える湯水混合弁であって、弁軸に、第1弁体の弁軸に対する軸方向一方への移動を所定の第1位置で規制する第1ストッパと、第2弁体の弁軸に対する軸方向他方への移動を所定の第2位置で規制する第2ストッパとが設けられ、第1と第2の両弁体間に第1弁体と第2弁体を夫々第1位置と第2位置に付勢する弁バネが介設され、第1位置と第2位置は、弁軸の位置が軸方向所定範囲内に存するときに、第1位置に存する第1弁体と第2位置に存する第2弁体が夫々第1弁座と第2弁座から離隔するように設定されるものにおいて、
第1弁体の軸方向一方の端部に対向する押圧子と、押圧子を軸方向に進退する電磁ソレノイドとを備え、電磁ソレノイドは、通電時に、押圧子を第1弁体から離隔する方向である軸方向一方に移動させ、通電停止時に、押圧子を第1弁体に接近する方向である軸方向他方に移動させるように構成され、第1弁体を第1弁座に着座させる位置に弁軸が存していても押圧子の軸方向他方への移動で第1弁体が弁バネの付勢力に抗して押動されて第1弁座から離隔することを特徴とする湯水混合弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016176811A JP2018040480A (ja) | 2016-09-09 | 2016-09-09 | 湯水混合弁 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016176811A JP2018040480A (ja) | 2016-09-09 | 2016-09-09 | 湯水混合弁 |
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JP2018040480A true JP2018040480A (ja) | 2018-03-15 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2016176811A Pending JP2018040480A (ja) | 2016-09-09 | 2016-09-09 | 湯水混合弁 |
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JP (1) | JP2018040480A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111059326A (zh) * | 2019-11-08 | 2020-04-24 | 北京精密机电控制设备研究所 | 一种双音圈电机直驱式两位三通高温换向阀 |
-
2016
- 2016-09-09 JP JP2016176811A patent/JP2018040480A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111059326A (zh) * | 2019-11-08 | 2020-04-24 | 北京精密机电控制设备研究所 | 一种双音圈电机直驱式两位三通高温换向阀 |
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