JP2018040327A - 車両用補機駆動装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、上記問題に着目されたもので、その目的とするところは、エンジンからの駆動力をエアコン用コンプレッサ、ウォータポンプおよびオルタネータに伝達する場合にエネルギ効率とローラ耐久性を向上させることができる車両用補機駆動装置を提供することである。
2 エンジン
3 エアコン用コンプレッサ
4 オルタネータ
5 ウォータポンプ
6 エンジンローラ
7 ウォータポンプローラ(第一の回転ローラ)
8 オルタネータローラ(第二の回転ローラ)
9 コンプレッサローラ(第三の回転ローラ)
10 第一アイドラローラ
11 第二アイドラローラ
12 第三アイドラローラ
実施例1の車両用補機駆動装置1について説明する。図1は車両用補機駆動装置1の概略システム図である。図2は車両用補機駆動装置1を示す概略図である。
実施例1の車両用補機駆動装置1では、アイドラローラが接する二つのローラの間に食い込む方向に力が作用することでくさび効果を生じさせ、二つのローラ間で駆動力の伝達を行うようにしている。以下ではくさび効果を生じる際の各ローラの動きについて説明する。
F = τ × A (1)
ここでτは、第一ローラ20とアイドラローラ21との間のせん断応力、またはアイドラローラ21と第二ローラ22との間のせん断応力である。Aは第一ローラ20とアイドラローラ21との接触面積、またはアイドラローラ21と第二ローラ22との接触面積である。
μ>tanα (2)
ここでμは、第一ローラ20とアイドラローラ21との間の動摩擦係数およびアイドラローラ21と第二ローラ22との間の動摩擦係数である。
実施例1では、エンジン2の駆動力によって、ウォータポンプ5を回転させ、オルタネータ4による発電を行う。
Fc=Ft/tanα (3)
このとき、エンジンローラ6とウォータポンプラローラ7との間のくさび角2α1を、ウォータポンプラローラ7とオルタネータローラ8との間のくさび角を2α2よりも大きくしたことにより以下のような効果がある。すなわち、トルク効率を考えれば、第一アイドラローラ10への入力トルクは、第二アイドラローラ11への入力トルクよりも大きくしなければならないが、くさび角の大きさがα1>α2となっているから式(3)における分母がtanα1>tanα2となり、第一アイドラローラ10に対する押しつけ力Fcを相対的に小さくすることができ、2つの補機の負荷を受ける第一アイドラローラ10の押しつけ力を調整してローラ耐久性の平準化を図ることができる。
エンジン3の駆動力をウォータポンプ5、オルタネータ4およびエアコン用コンプレッサ3に伝達するために3つのアイドラローラを使用した場合、実施例1、比較例1及び2に示したように必ずいずれかのアイドラローラが2つの補機負荷をうける。図7(a)〜(c)は、実施例1、比較例1及び2の車両用補機駆動装置において、各補機にかかる負荷とエンジン回転数との関係を示すグラフである。
(1) エンジン2のクランク軸と一体に回転するエンジンローラ6と、エンジン2により駆動されるウォータポンプ5、オルタネータ4およびエアコン用コンプレッサ3のそれぞれの回転軸と一体に回転するウォータポンプローラ7、オルタネータローラ8およびコンプレッサローラ9(第一、第二および第三の回転ローラ)と、外周面がエンジンローラ6およびウォータポンプローラ7の外周面に接触する方向に付勢された第一アイドラローラ10と、外周面がウォータポンプローラ7およびオルタネータローラ8の外周面に接触する方向に付勢された第二アイドラローラ11と、外周面がエンジンローラ6およびコンプレッサローラ9の外周面に接触する方向に付勢された第三アイドラローラ12と、を有し、エンジン2の駆動力を、エンジンローラ6、第一アイドラローラ10およびウォータポンプローラ7を介してウォータポンプ5に伝達し、エンジンローラ6、第一アイドラローラ10、ウォータポンプローラ7、第二アイドラローラ11およびオルタネータローラ8を介してオルタネータ4に伝達し、ならびにエンジンローラ6、第三アイドラローラ12およびコンプレッサローラ9を介してエアコン用コンプレッサ3に伝達して各補機を駆動するようにした。
よって、特定のローラに過度の負荷をかけることなくローラ間における負荷の平準化を図ることにより補機仕事の効率を上げることができる。
よって、樹脂素材により形成されるアイドラローラへの押しつけ力を調整して、ローラ耐久性の平準化を図ることができる。
以上、本発明を実施するための形態を、図面に基づく実施例により説明したが、本発明の具体的な構成は、実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
Claims (3)
- エンジンのクランク軸と一体に回転するエンジンローラと、
前記エンジンにより駆動されるウォータポンプ、オルタネータおよびエアコ用コンプレッサのそれぞれの回転軸と一体に回転する第一、第二および第三の回転ローラと、
外周面が前記エンジンローラおよび前記第一の回転ローラの外周面に接触する方向に付勢された第一アイドラローラと、
外周面が前記第一の回転ローラおよび前記第二の回転ローラの外周面に接触する方向に付勢された第二アイドラローラと、
外周面が前記エンジンローラおよび前記第三の回転ローラの外周面に接触する方向に付勢された第三アイドラローラと、
を有し、
前記エンジンの駆動力を、前記エンジンローラ、前記第一アイドラローラおよび前記第一の回転ローラを介して前記ウォータポンプに伝達し、前記エンジンローラ、前記第一アイドラローラ、前記第一の回転ローラ、前記第二アイドラローラおよび前記第二の回転ローラを介して前記オルタネータに伝達し、ならびに前記エンジンローラ、前記第三アイドラローラおよび前記第三の回転ローラを介して前記エアコン用コンプレッサに伝達することを特徴とする車両用補機駆動装置。 - 請求項1に記載の車両用補機駆動装置において、
前記エンジンローラおよび前記第一の回転ローラ間のくさび角を2α1とし、前記第一の回転ローラおよび前記第二の回転ローラ間のくさび角を2α2としたとき、2α1>2α2となるように、前記エンジンローラ、前記第一アイドラローラ、前記第一の回転ローラ、前記第二アイドラローラ、前記第二の回転ローラおよび前記オルタネータを配置したことを特徴とする車両用補機駆動装置。 - 請求項1または2に記載の車両用補機駆動装置において、
前記第一、第二および第三アイドラローラの少なくとも1つが、前記エアコン用コンプレッサ、前記ウォータポンプおよび前記オルタネータ以外の他の補機の回転ローラによって代替されていることを特徴とする車両用補機駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016176078A JP2018040327A (ja) | 2016-09-09 | 2016-09-09 | 車両用補機駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016176078A JP2018040327A (ja) | 2016-09-09 | 2016-09-09 | 車両用補機駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018040327A true JP2018040327A (ja) | 2018-03-15 |
Family
ID=61625595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016176078A Pending JP2018040327A (ja) | 2016-09-09 | 2016-09-09 | 車両用補機駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018040327A (ja) |
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2016
- 2016-09-09 JP JP2016176078A patent/JP2018040327A/ja active Pending
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