JP2018037964A - ウェアラブルカメラシステム及び通信制御方法 - Google Patents

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康志 横光
竜子 田靡
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竜子 田靡
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Kazuhiko Yamaguchi
和彦 山口
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Haruo Tagawa
治男 田川
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Abstract

【課題】警察署内の業務運用の特殊性を利用して、警察官が特別な操作を行うことなく、ウェアラブルカメラに記録されている映像データのバックエンドサーバへの簡易な転送とウェアラブルカメラの充電とを両立するウェアラブルカメラシステム及び通信制御方法を提供する。【解決手段】ウェアラブルカメラシステム5は、ユーザの装着又は保持が可能なウェアラブルカメラ10と、ウェアラブルカメラと通信可能なサーバ50と、を含む。ウェアラブルカメラは、充電台90に載置されたことを検知し、充電台に載置されたことを検知した場合に、所定の通信形態を用いてサーバとの間の通信を開始する。【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザにより装着又は保持が可能なウェアラブルカメラと外部装置との間の通信を制御するウェアラブルカメラシステム及び通信制御方法に関する。
近年、ユーザ(例えば警察官)の業務を効率的に支援するために、例えばパトロール時に警察官にウェアラブルカメラを装着又は所持させる運用の検討が進められている。
ウェアラブルカメラを用いた監視システムの先行技術として、例えば特許文献1に記載されたウェアラブル監視カメラシステムがある。特許文献1のウェアラブル監視カメラシステムは、身体に装着するCCDカメラからの画像信号、及びマイクからの音声信号を記録可能である。ウェアラブル監視カメラシステムは、通信カードを有し、映像等のデータを通信カードを介して、センターサーバ装置に転送可能である。また、ウェアラブル監視カメラシステムは、CCDカメラ、マイク、通信カード等を給電するバッテリを有する。
このようなウェアラブルカメラシステムでは、例えばウェアラブルカメラで撮像した映像データをサーバに転送してストレージに記録し、後から検索や閲覧が可能なように映像データを蓄積しておく等の運用が行われる。
特開2006−148842号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、ウェアラブルカメラにより撮像された映像データを、無線LANを用いた無線ルータを介してサーバに送信する場合、ウェアラブルカメラが無線ルータに常時接続していると電力を消費し、通信カードを給電するバッテリの容量が足りなくなって、使用に支障をきたす可能性があった。例えば、映像データの送信途中でバッテリ切れが生じた場合、映像データの送信が中断された。
また、例えば警察官がパトロールや事件現場等から警察署に戻った時、警察署内のバックエンドサーバに、ウェアラブルカメラ(BWC)に記録されている映像データ(例えばパトロール中に撮像された映像、事件現場又はその周辺の証拠となり得る映像)を転送することが義務付けられていることがある。
しかし、警察署に戻ると、警察官は、気を緩めてしまい、うっかりして映像データを転送する操作を忘れてしまうことが多々あった。また、警察官の中には、ウェアラブルカメラに記録された映像データを警察署内のバックエンドサーバに転送する操作を行うことができない、あるいはそのような煩雑な操作を嫌う者がいた。一方、そのような操作をできないあるいは嫌う警察官であっても、ウェアラブルカメラを集合充電台に載置して充電する作業だけは、煩雑な作業でもないので忘れずに行うことが多い。
本発明は、上述した従来の状況に鑑みて案出され、警察署内の業務運用の特殊性を利用して、警察官が特別な操作を行うことなく、ウェアラブルカメラに記録されている映像データのバックエンドサーバへの簡易な転送とウェアラブルカメラの充電とを両立するウェアラブルカメラシステム及び通信制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、ユーザの装着又は保持が可能なウェアラブルカメラと、前記ウェアラブルカメラと通信可能なサーバと、を含むウェアラブルカメラシステムであって、前記ウェアラブルカメラは、充電台に載置されたことを検知し、前記充電台に載置されたことを検知した場合に、所定の通信形態を用いて前記サーバとの間の通信を開始する、ウェアラブルカメラシステムを提供する。
また、本発明は、ユーザの装着又は保持が可能なウェアラブルカメラと、前記ウェアラブルカメラと通信可能なサーバと、を含むウェアラブルカメラシステムにおける通信制御方法であって、前記ウェアラブルカメラは、充電台に載置されたことを検知し、前記充電台に載置されたことを検知した場合に、所定の通信形態を用いて前記サーバとの間の通信を開始する、通信制御方法を提供する。
本発明によれば、警察署内の業務運用の特殊性を利用して、警察官が特別な操作を行うことなく、ウェアラブルカメラに記録されている映像データのバックエンドサーバへの簡易な転送とウェアラブルカメラの充電とを両立することができる。
各実施形態のウェアラブルカメラシステムの概略構成の一例を示す説明図 各実施形態のウェアラブルカメラを装着した警察官の上半身の一例を示す図 各実施形態のウェアラブルカメラの筐体の表側の面の一例を示す正面図 各実施形態のウェアラブルカメラのハードウェア構成の一例を示すブロック図 各実施形態のスマートフォンのハードウェア構成の一例を示すブロック図 バックエンドストリーミングサーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図 バックエンドサーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図 バックエンドクライアントのハードウェア構成の一例を示すブロック図 ストリーミング映像データの構成例を示す図 第1の実施形態における、ウェアラブルカメラのストリーミング開始操作に応じて開始されるストリーミング動作手順の一例を詳細に説明するシーケンス図 第1の実施形態における、バックエンドクライアントからのストリーミング開始操作に応じて開始されるストリーミング動作手順の一例を詳細に説明するシーケンス図 第1の実施形態におけるウェアラブルカメラのストリーミング配信の動作手順の一例を詳細に説明するフローチャート 第1の実施形態におけるスマートフォンのストリーミング配信の動作手順の一例を詳細に説明するフローチャート 第2の実施形態のウェアラブルカメラが載置(セット)される集合充電台の外観例を示す斜視図 各実施形態のウェアラブルカメラの筐体の裏面の一例を示す斜視図 第2の実施形態におけるウェアラブルカメラからのデータ転送動作の第1例を詳細に説明するシーケンス図 第2の実施形態におけるウェアラブルカメラからのデータ転送動作の第2例を詳細に説明するシーケンス図
(第1の実施形態の内容に至る経緯)
従来技術として、例えば特許文献1の構成では、ウェアラブルカメラにより撮像された映像データを、無線LANを用いた無線ルータを介してサーバに送信する場合、ウェアラブルカメラが無線ルータに常時接続していると電力を消費し、通信カードを給電するバッテリの容量が足りなくなって、使用に支障をきたす可能性があった。例えば、映像データの送信途中でバッテリ切れが生じた場合、映像データの送信が中断された。
一方、バッテリの消費量が少ない近距離無線通信として、例えばBLE(Bluetooth Low Energy:省エネルギー型のBluetooth(登録商標))を用いて映像データを送信しようとすると、通信速度が遅くなり、ウェアラブルカメラからサーバに対し、リアルタイムで映像データを送信することができなかった。
そこで、第1の実施形態では、上述した従来の状況に鑑みて、ウェアラブルカメラのバッテリの消費の無用な増大を抑制し、リアルタイムに撮像映像を送信可能とするウェアラブルカメラシステム及び通信制御方法の例を説明する。
以下、適宜図面を参照しながら、本発明に係るウェアラブルカメラシステム及び通信制御方法を具体的に開示した各実施形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
(第1の実施形態)
以下、各実施形態のウェアラブルカメラは、ユーザの一例として、警察官により装着又は保持が可能である。但し、ウェアラブルカメラのユーザは、警察官に限定されず、例えば警備員、店舗等の従業員でも構わない。図1は、各実施形態のウェアラブルカメラシステム5の概略構成の一例を示す説明図である。ウェアラブルカメラシステム5は、警察官3(図2参照)の制服に装着されたあるいは警察官3によって所持されたウェアラブルカメラ10と、パトロールカー(以下、「パトカー」と略称)に搭載された車載カメラシステム(ICV(In Car Video)システム)30と、警察署4内に設置された署内システム8とを含む構成である。
ウェアラブルカメラ10は、警察官3の制服に装着された場合、警察官3の前方(言い換えると、警察官3の進行方向)のエリア(撮像エリア)を被写体として撮像し、撮像映像データを署内システム8及び車載カメラシステム30に送信する。ここでは、撮像映像データを送信する場合を示すが、撮像映像データと共にあるいは撮像映像データの代わりに、ウェアラブルカメラ10のマイク29A(図4参照)が収音した音声データが送信されてもよく、以後の説明においても同様である。
ウェアラブルカメラ10により撮像された撮像映像データは、ストリーミング映像データとして、署内システム8に送信される。撮像映像データは、例えば警察官3が事件現場に出向いた時又はパトロール中に、事件現場においてウェアラブルカメラ10により撮像された映像データである。なお、ウェアラブルカメラ10の撮像対象となる被写体には、単に主要な人物(例えば事件の被疑者、容疑者、参考人、証人)だけではなく、現場の近くに群がる群衆(いわゆる、野次馬)、事件現場の風景、更に、撮像位置の周囲の雰囲気も含まれるとする。
警察官3は、ウェアラブルカメラ10と通信可能な通信端末としてのスマートフォン80を装着又は所持する。スマートフォン80は、電話機能及び無線通信機能を有し、例えば警察署4からの緊急連絡又は警察署4への緊急連絡時に使用され、汎用的な携帯端末として使用される。
ウェアラブルカメラ10を制服に装着した警察官3が現場にいる場合、ウェアラブルカメラ10は、低消費電力で近距離無線通信可能な通信形態(例えばBLE(Bluetooth Low Energy))を用いてスマートフォン80と接続される。但し、BLEは、通信速度が100kbps程度と低速であるので、長時間の映像データの転送には適さない。スマートフォン80は、BLEを用いて、ウェアラブルカメラ10により撮像された動画等の撮像映像データを再生したり、スナップショット(つまり、静止画等の撮像画像データ)を表示したりする。また、警察官3の操作に応じて撮像映像データにメタデータ(後述参照)を付与したりすることも可能である。なお、近距離無線通信は、BLEによらず、バージョン4.0以前のBluetooth(登録商標)やFelica(登録商標)等、他の通信規格であってもよい。
また、ウェアラブルカメラ10は、スマートフォン80を介して、署内システム8内のバックエンドストリーミングサーバ(BSS:Back-end Streaming Serve)60と接続可能である。つまり、ウェアラブルカメラ10は、スマートフォン80を介して、撮像映像データをストリーミング映像データとしてバックエンドストリーミングサーバ60に送信する。
この場合、ウェアラブルカメラ10は、所定の通信形態(例えばWifi(登録商標)等の無線LAN)を用いてスマートフォン80と接続される。無線LAN(つまり、WLAN(Wireless Local Area Network))は、BLEと比べ、通信速度が数十〜数百Mbpsと高速通信可能である。スマートフォン80は、無線LANを用いてウェアラブルカメラ10からのストリーミング映像データを受信すると、ストリーミング映像データを、他の通信形態(例えばLTE(Long Term Evolution))を用いたネットワークNWを介して、バックエンドストリーミングサーバ60に転送する。
無線LANを用いる場合、スマートフォン80のテザリング機能が利用される。テザリング機能では、スマートフォン80が無線LANアクセスポイントとして動作する。スマートフォン80は、ウェアラブルカメラ10により撮像された撮像映像データをバックエンドストリーミングサーバ60にリアルタイムに転送する。なお、スマートフォン80を用いる代わりに、タブレット端末(不図示)やモバイルルータ(不図示)を用いて同様にデータ転送を行ってもよい。
スマートフォン80は、警察官3がポケット等に入れて使用可能なものであり、ウェアラブルカメラ10からの撮像映像データをバックエンドストリーミングサーバ60に送信する他、ウェアラブルカメラ10により撮像される撮像映像データをプレビュー用に閲覧可能に表示してよい。
また、スマートフォン80は、ウェアラブルカメラ10と常時接続され、ウェアラブルカメラ10により撮像される撮像映像データに対して各種の処理を行うことができる。例えば、前述したように、スマートフォン80は、警察官3の操作により、撮像映像データを再生したり、撮像映像データにメタデータ(後述参照)を付加する他、撮像映像データに含まれる不要なデータを削除したり、事件の種類を示すタグを撮像映像データに付与する。メタデータは、撮像映像データに関連する付属の情報を示すデータであり、例えば事件番号、事件の分類(タグのこと。例えば「殺人」、「強盗」、「放火」等)、警察官3自身の操作により入力されたコメント(例えば事件に関するメモ)等である。
ウェアラブルカメラ10からバックエンドストリーミングサーバ60に撮像映像データを送信する場合、撮像映像データを閲覧するためのビューワがウェアラブルカメラ10に設けられていないので、警察官3が必要な撮像映像データだけを選別して送信することは難しい。ところが、警察官3は、スマートフォン80を用いることにより、自己が確認して選別した撮像映像データだけをバックエンドストリーミングサーバ60に送ることができる。従って、無用な撮像映像データを送信しなくて済み、バックエンドストリーミングサーバ60における映像データの蓄積量を抑えることができる。
バックエンドストリーミングサーバ60は、署内システム8内のバックエンドサーバ(BES:Back-End Server)50と接続されており、ウェアラブルカメラ10から送信されてストレージ68(図6A参照)に記憶した撮像映像データ(ストリーミング映像データ)をバックエンドサーバ50に転送可能である。バックエンドサーバ50に転送した後、バックエンドストリーミングサーバ60は、ストレージ68に記憶した映像データをすぐに消去してもよいし、一定期間の間だけ保持してもよい。
また、ウェアラブルカメラ10は、後述するように、警察官3により手動で集合充電台90に載置(セット)されることで、ウェアラブルカメラ10に記憶した映像データを、例えば警察署4内において利用可能な無線LANを用いてバックエンドサーバ50に直接送信することも可能である。
車載カメラシステム30は、車載PC(Personal Computer)32及び車載レコーダ33を有し、パトカー7で走行中に遭遇する事件等の映像を撮像して記録する。車載カメラ31は、パトカー7内に複数設けられることが多い。この場合、複数の車載カメラ31は、例えばパトカー7の前方、左側方、右側方、後方をそれぞれ撮像可能なようにパトカー7内において設置される。車載PC32は、例えばパトカー7内に設置され、警察官3が操作する指示に従い、車載カメラ31及び車載レコーダ33の動作を制御する。車載レコーダ33は、少なくとも1つの車載カメラ31により撮像された撮像映像データを時系列に記録する。
車載カメラシステム30は、例えばバックエンドサーバ50と無線接続され、警察官3の操作により、車載レコーダ33に記録された撮像映像データの中から特定の撮像映像データを選別してバックエンドサーバ50に送信してよい。また、ウェアラブルカメラ10を制服に装着した警察官3がパトカー7に乗車している場合、車載PC32は、USB(Universal Serial Bus)を介してウェアラブルカメラ10と通信可能であり、ウェアラブルカメラ10により撮像された撮像映像データを車載レコーダ33に記録する。また、車載レコーダ33は、BLE又は無線LANを用いてウェアラブルカメラ10からの撮像映像データを直接に記録することも可能である。
署内システム8は、警察署4の内部に設置された、バックエンドサーバ50と、バックエンドストリーミングサーバ60と、バックエンドクライアント(BEC:Back-End Client)75と、バックエンドアドミニストレータ(BEA:Back-End Administrator)70と、無線LANアクセスポイント63Pと、集合充電台90とを含む構成である。
バックエンドストリーミングサーバ60は、ネットワークNWを介してスマートフォン80と通信可能に接続される。従って、バックエンドストリーミングサーバ60は、ネットワークNW及びスマートフォン80を介して、ウェアラブルカメラ10と通信可能に接続される。バックエンドストリーミングサーバ60は、ウェアラブルカメラ10からリアルタイムにストリーミング配信される撮像映像データを受信し、ストレージ68に蓄積するとともに、バックエンドサーバ50に転送する。
バックエンドサーバ50は、バックエンドストリーミングサーバ60と有線又は無線で接続され、バックエンドストリーミングサーバ60のストレージ68に蓄積されたストリーミング映像データを受信してストレージ58(図6B参照)に蓄積する。バックエンドサーバ50は、例えば警察署4が管轄する事件の証拠映像等を管理するサーバであり、セキュリティの観点(例えば不正アクセスによるデータ搾取の防止)からインターネット等の外部のネットワークNWとの接続が排除され、警察署4内に閉じたネットワーク(例えばイントラネット)内での利用にのみ供されている。
無線LANアクセスポイント63Pは、ウェアラブルカメラ10との間を無線LANによって接続し、ウェアラブルカメラ10から送信された撮像映像データを受信してバックエンドサーバ50に転送する。なお、ウェアラブルカメラ10は、警察署4内においては、有線LANを用いてバックエンドサーバ50に撮像映像データを転送することも可能である。また、ウェアラブルカメラ10は、警察署4内においては、ウェアラブルカメラ10とUSBケーブルを介して接続されたバックエンドクライアント75に撮像映像データを送り、バックエンドクライアント75からバックエンドサーバ50に転送することも可能である。なお、ウェアラブルカメラ10は、警察署4内においては、通信(例えば警察署4内において提供可能な有線LAN又は無線LANによる通信)によって撮像映像データをバックエンドクライアント75に送ってもよい。
また、バックエンドサーバ50は、例えばウェアラブルカメラ10により撮像された撮像映像データを構成する画像フレーム中の人物の顔を認識する顔認識機能や、ウェアラブルカメラ10から送信された音声データに含まれる人物の音声を認識する音声認識機能を有する。
バックエンドクライアント75は、例えば警察署4内の監視室RVに設置され、特定の警察官によって操作されるPCである。バックエンドクライアント75は、バックエンドサーバ50の不審人物データベース(不図示)にアクセスし、犯罪者等の事件に関する情報を検索してその検索結果をディスプレイデバイス(例えばバックエンドクライアント75に予め備え付けのLCD(Liquid Crystal Display))上に表示可能なブラウザ又は専用アプリケーションを有する。不審人物データベースには、例えば指名手配中の人物や過去の犯罪者等が事件を識別する情報(例えば事件番号)に対応付けて予め登録されている。また、バックエンドクライアント75は、バックエンドサーバ50の犯罪データベース(図示せず)にアクセスし、犯罪者等の事件に関する情報を検索可能である。
バックエンドアドミニストレータ70は、バックエンドサーバ50及びバックエンドストリーミングサーバ60を経由し、ネットワークNWを介して、ウェアラブルカメラ10の性能を診断可能である。なお、バックエンドアドミニストレータ70は、警察署4の内部に設置されるだけでなく、警察署4の外部に設置されたものでもよい。また、バックエンドアドミニストレータ70は、シンクライアントPC或いはリッチクライアントPCのいずれであってもよい。また、バックエンドアドミニストレータ70は、バックエンドストリーミングサーバ60を介さずにネットワークNWを経由してウェアラブルカメラ10に接続してウェアラブルカメラ10の性能を診断することも可能である。更に、バックエンドアドミニストレータ70からのアクセスからの代わりに、バックエンドクライアント75からのアクセスにより、ウェアラブルカメラ10の性能診断がバックエンドクライアント75により行われても構わない。
バックエンドクライアント75は、警察署4内の警察官によって操作されるPCである。バックエンドクライアント75は、映像データの検索や再生を行う。また、バックエンドクライアント75は、映像を閲覧可能に表示し、また、裁判所に提出される記憶媒体を作成する。また、バックエンドクライアント75は、映像の振れ補正を行い、また、画質を向上させる処理を行う。
集合充電台90は、複数の警察官3がそれぞれ装着又は所持するウェアラブルカメラ10を載置可能であり、載置された個々のウェアラブルカメラ10を充電する。また、集合充電台90は、ウェアラブルカメラ10が載置されるとそのウェアラブルカメラ10と有線で接続し、ウェアラブルカメラ10に記憶された撮像映像データを、警察署4内において利用可能な無線LANを用いてバックエンドサーバ50に送信する機能を有する。
このような構成を有するウェアラブルカメラシステム5では、ウェアラブルカメラ10は、近距離無線通信やUSB等の信号ケーブルを用いて、車載カメラシステム30とデータ転送可能に接続される。ウェアラブルカメラ10で撮像された映像データは、車載カメラシステム30に転送され、車載カメラシステム30で再生あるいは録画され、また、バックエンドサーバ50に送信される。
車載カメラシステム30は、車載カメラ31で撮像された映像データ及びウェアラブルカメラ10で撮像された映像データを車載レコーダ33に記録し、無線LANを経由してバックエンドストリーミングサーバ60に送信可能である。
ウェアラブルカメラ10は、スマートフォン80及びネットワークNWを介して、撮像した撮像映像データを署内システム8内のバックエンドストリーミングサーバ60に送信可能である。また、ウェアラブルカメラ10は、撮像により得た撮像映像データを、無線LANアクセスポイント63Pを用いた無線LANを経由してバックエンドサーバ50に直接に送信可能である。更に、ウェアラブルカメラ10は、有線LANを経由でバックエンドサーバ50に直接に送信可能であり、また、USBで接続されたバックエンドクライアント75を介してバックエンドサーバ50に送信可能である。
また、警察官3は、警察署4に戻り、集合充電台90にウェアラブルカメラ10を装着(載置)することで、集合充電台90は、ウェアラブルカメラ10を充電する。また、集合充電台90は、ウェアラブルカメラ10が集合充電台90の充電口に載置されたことにより、ウェアラブルカメラ10に記録された撮像映像データを読み出し、集合充電台90とUSBケーブルを介して接続されたバックエンドクライアント75を経由して、バックエンドサーバ50に送信可能である。
図2は、各実施形態のウェアラブルカメラ10を装着した警察官3の上半身の一例を示す図である。ウェアラブルカメラ10は、警察官3の前方を撮像可能なように、警察官3の制服の前部に置かれる。例えばウェアラブルカメラ10は、首から紐で吊り下げた状態で制服の前部に固定されてもよいし、ウェアラブルカメラ10の筐体10z(図3参照)の背面に取り付けられた取付具(例えば取付用クリップ)と制服の前部に取り付けられた被取付具とが係合することで制服の前部に固定されてもよい。
図3は、各実施形態のウェアラブルカメラ10の筐体10zの表側の面の一例を示す正面図である。筐体10zの表側の面には、録画スイッチSW1、スナップショットスイッチSW2及び撮像レンズ11zが配置される。録画スイッチSW1は、短押しされることで録画の開始を指示し、長押し(例えば3秒間の押し状態が継続された操作)されることで録画の停止を指示する。スナップショットスイッチSW2は、押下される度に、撮像部11により撮像される静止画の記憶部15(図4参照)への記録を指示する。撮像レンズ11zは、撮像レンズ11zに入射する被写体の反射光を撮像部11(図4参照)の撮像面に結像させる。
筐体10zの側面には、通信モードスイッチSW3及び属性情報付与スイッチSW4が配置される。通信モードスイッチSW3は、後述するように、通信モードを設定するスイッチである。属性情報付与スイッチSW4は、後述するように、ウェアラブルカメラ10によってメタデータを付与可能なスイッチである。
筐体10zの上面には、3個のLED26a,26b,26cが配置される。LED26aは、ウェアラブルカメラ10の電源オン/オフの状態及びバッテリ25(図4参照)の状態を表示する。LED26bは、ウェアラブルカメラ10の撮像動作の状態を表示する。LED26cは、ウェアラブルカメラ10の通信モードの状態を表示する。
図4は、各実施形態のウェアラブルカメラ10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。ウェアラブルカメラ10は、撮像部11と、GPIO12(General Purpose Input/Output)と、RAM(Random Access Memory)13と、ROM(Read Only Memory)14と、記憶部15と、を備える。ウェアラブルカメラ10は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)16と、RTC(Real Time Clock)17と、GPS(Global Positioning System)受信部18と、を備える。ウェアラブルカメラ10は、MCU(Micro Controller Unit)19と、BLE通信部21Aと、WLAN通信部21Bと、USB(Universal Serial Bus)インターフェース(I/F)22と、コンタクトターミナル23と、電源部24と、バッテリ25と、を備える。
ウェアラブルカメラ10は、録画スイッチSW1と、スナップショットスイッチSW2と、通信モードスイッチSW3と、属性情報付与スイッチSW4と、を備える。
ウェアラブルカメラ10は、3個のLED(Light Emitting Diode)26a,26b,26cと、バイブレータ27と、を備える。
撮像部11は、撮像レンズ11z(図3参照)と、CCD(Charge Coupled Device)型イメージセンサ又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型イメージセンサ等による固体撮像素子と、を有する。撮像部11は、撮像により得られた被写体の画像データをMCU19に出力する。
GPIO12は、パラレルインターフェースである。GPIO12には、録画スイッチSW1、スナップショットスイッチSW2、通信モードスイッチSW3、属性情報付与スイッチSW4、LED26a,26b,26c、バイブレータ27、LCD28、音声出力端子としてのイヤホン端子29C、スピーカ29B、マイク29Aが接続される。
コンタクトターミナル23の検知端子CON.DETは、後述するように、ウェアラブルカメラ10が集合充電台90に載置(セット)された場合、あるいは集合充電台90から取り外された場合に電圧変化が生じる端子である。コンタクトターミナル23の検知端子CON.DETは、ADコンバータCVに接続される。検知端子CON.DETの電圧変化を示す信号は、ADコンバータCVにおいてデジタル信号に変換され、そのデジタル信号がI2C20を介してMCU19に入力される。
ジャイロセンサGY、加速度センサAC、及びADコンバータCVは、MCU19内に設けられる通信インターフェース(例えばI2C20)を介してMCU19と接続される。なお、コンタクトターミナルの23の検知端子CON.DETを、ADコンバータCVを介さずにGPIO12へ接続することでも類似の効果を得ることは可能である。
GPIO12は、これらの各種電子部品とMCU19との間で信号を入出力する。例えばマイク29Aは、ウェアラブルカメラ10の周囲の音声を収音し、収音された音声の音声データを、GPIO12を介してMCU19に出力する。なお、マイク29Aは、ウェアラブルカメラ10の筐体10zに収容された内蔵マイクであってもよいし、ウェアラブルカメラ10と無線接続されたワイヤレスマイクであってもよい。ワイヤレスマイクの場合、警察官3が任意の箇所に取り付けることで、収音性を高めることができる。
RAM13は、例えばMCU19の動作において使用されるワークメモリである。ROM14は、例えばMCU19を制御するためのプログラム及びデータを予め記憶する。
記憶部15は、例えばメモリカード等の記憶媒体により構成され、自動録画開始等の指示(つまり、録画開始指示)に基づき、撮像部11により撮像された撮像映像データを記録する。また、記憶部15は、解像度アップ情報等が設定された設定データファイル15zを有する。例えば記憶部15がメモリカードで構成される場合、ウェアラブルカメラ10の筐体10zに挿抜自在に装着される。
EEPROM16は、例えばウェアラブルカメラ10を識別する識別情報(例えばCamera IDとしてのシリアル番号)、及び各種設定情報を記憶する。RTC17は、現在の時刻情報をカウントしてMCU19に出力する。
GPS受信部18は、複数のGPS発信機(例えば4個の航法衛星)から送信される、各自の信号送信時刻及び位置座標を含む衛星信号を受信してMCU19に出力する。MCU19は、複数の衛星信号を用いて、現在のウェアラブルカメラ10の位置座標及び衛星信号の受信時刻を算出する。なお、この算出は、MCU19ではなく、GPS受信部18により実行されてもよい。この受信時刻の情報は、ウェアラブルカメラ10のシステム時刻の補正のためにも使用されてもよい。システム時刻は、撮像された画像(静止画、動画を含む)の撮像時刻の記録等に利用される。
MCU19は、ウェアラブルカメラ10の制御部としての機能を有し、例えばウェアラブルカメラ10の各部の動作を全体的に統括するための制御処理、ウェアラブルカメラ10の各部との間のデータの入出力処理、データの演算(計算)処理及びデータの記憶処理を行う。MCU19は、ROM14に記憶されたプログラム及びデータに従って動作する。MCU19は、動作時、RAM13を使用し、RTC17より現在の時刻情報を得る。
MCU19は、アプリケーションプログラムの実行により実現可能な検知部19zを有し、この検知部19zを用いて、マイク29Aにより収音された音声データのうち音声の区間を切り出した音声データを生成する。
BLE通信部21Aは、近距離無線通信の通信規格であるBLE(Bluetooth Low Energy)の通信形態を用いて、スマートフォン80等と通信を行う。BLEは、Bluetooth(登録商標)のバージョン4.0の呼称である。BLEでは、低消費電力で通信可能あるが、その通信速度は100kbps程度と低速である。
WLAN通信部21Bは、スマートフォン80がテザリング機能を用いてアクセスポイントとして動作する場合にスマートフォン80、又は警察署4内において利用可能な無線LANの無線LANアクセスポイント63P等と無線LAN(つまり、WLAN)で接続され、接続先と無線通信を行う。無線LANは、BLEと比べ、通信速度が数十〜数百Mbpsと高速通信可能であるが、無線LANアクセスポイントと常時接続されるので、消費電力が多くなる。
USBインターフェース22は、シリアルバスであり、例えば車載カメラシステム30、警察署4内のバックエンドクライアント75等との接続を可能とする。
コンタクトターミナル23は、集合充電台90等と電気的に接続するための端子であり、USBインターフェース22を介してMCU19に接続され、また、電源部24と接続される。コンタクトターミナル23は、電源部24を介して、バッテリ25を充電し、また、画像データ等を通信可能である。
コンタクトターミナル23には、例えば「充電端子V+」、「検知端子CON.DET」、「データ端子D−,D+」及び「グランド端子GND」(図13参照)が設けられる。検知端子CON.DETは、電圧及び電圧変化を検出するための端子であり、ウェアラブルカメラ10が集合充電台90に載置(セット)されると、集合充電台90からの電圧変化を検出する。検出された電圧変化は、GPIO12に入力される。データ端子D−,D+は、例えばUSBコネクタ端子を介して、外部PC等に対してウェアラブルカメラ10で撮像した画像等を転送するための端子である。ウェアラブルカメラ10は、検知端子CON.DETに印加された電圧をADコンバータCVにおいてデジタル信号へ変換し、デジタル信号に基づく数値をI2C20で読み出すことで検出した電圧変化をトリガとして、データ端子D−,D+を通じてデータ転送を開始する。
コンタクトターミナル23と集合充電台90とが接続されることで、ウェアラブルカメラ10と外部機器との間でデータ通信が可能となる。
電源部24は、例えばコンタクトターミナル23を介して集合充電台90より供給される電源電力をバッテリ25に給電して、バッテリ25を充電する。バッテリ25は、例えば充電可能な2次電池により構成され、ウェアラブルカメラ10の各部に電源電力を供給する。
録画スイッチSW1は、例えば警察官3の押下操作による録画(動画の撮像)の開始/停止の操作指示を入力する押しボタンスイッチである。録画スイッチSW1は、例えば奇数回押下されることで録画(動画の撮像)が開始され、偶数回押下されることで録画が終了する。また、連続して2回押下されると、後述するように、録画スイッチSW1は緊急ボタンとして機能する。
スナップショットスイッチSW2は、例えば警察官3の押下操作による静止画の撮像の操作指示を入力する押しボタンスイッチである。スナップショットスイッチSW2は、例えば押下される度に、押下時の静止画の撮像が実行される。
通信モードスイッチSW3は、例えばウェアラブルカメラ10と外部機器との間の通信モードを設定するための操作指示を入力するスライドスイッチである。通信モードは、例えばアクセスポイントモード、ステーションモード、OFFモードを含む。
アクセスポイントモードは、ウェアラブルカメラ10が無線LANアクセスポイントとして動作し、例えば警察官3が装着又は所持(保持)するスマートフォン80と無線接続して、ウェアラブルカメラ10とスマートフォン80との間で通信を行うモードである。アクセスポイントモードにおいて、スマートフォン80とウェアラブルカメラ10とが無線接続することにより、スマートフォン80は、ウェアラブルカメラ10による現在のライブ画像の表示、録画された画像の再生、撮像された静止画の表示等を行うことができる。
ステーションモードは、無線LANを用いて外部機器と接続する場合に、外部機器をアクセスポイントとして通信するモードである。例えばスマートフォン80のテザリング機能を利用し、外部機器としてスマートフォン80を設定してもよい。ステーションモードにおいて、ウェアラブルカメラ10は、各種設定、ウェアラブルカメラ10が保持する録画された画像の転送(アップロード)等を、車載カメラシステム30や警察署4内のバックエンドクライアント75やバックエンドサーバ50に対して行うことができる。本実施形態では、ウェアラブルカメラ10がバックエンドストリーミングサーバ60に映像データを送信する場合、通信モードスイッチSW3は、ステーションモードに設定される。
OFFモードは、無線LANの通信動作をオフし、無線LANを未使用とするモードである。
属性情報付与スイッチSW4は、映像データに属性情報(メタデータ)を付与するために操作される押しボタンスイッチである。
LED26aは、例えばウェアラブルカメラ10の電源投入状態(オンオフ状態)及びバッテリ25の状態を示す表示部である。LED26bは、例えばウェアラブルカメラ10の撮像動作の状態(録画状態)を示す表示部である。LED26cは、例えばウェアラブルカメラ10の通信モードの状態を示す表示部である。また、3個のLED26a〜26cは、ウェアラブルカメラ10がバックエンドサーバ50から通知データを受信すると、MCU19からの指示に従い、点滅動作を行う。この時、MCU19は、通知データに含まれる、音源に関する情報に応じて、MCU19は、LED26a〜26cの点滅パターンを可変させる。
ジャイロセンサGYは、ウェアラブルカメラ10の角速度(つまり、単位時間あたりの回転角)を検知し、例えばウェアラブルカメラ10を装着又は所持している警察官3が転倒したこと(Man Down)を検知する。ジャイロセンサGYの検知結果はI2C20を介してMCU19に入力される。ウェアラブルカメラ10は、ジャイロセンサGYを用いることで、ウェアラブルカメラ10を装着又は所持している警察官3の回転に関する挙動(例えば地面に転倒したこと、拳銃で撃たれて地面に倒れたこと、凶器で攻撃されて地面に倒れたこと)を精度良く検知することができる。
加速度センサACは、ウェアラブルカメラ10の直行座標系の3軸方向(いわゆる、x軸,y軸,z軸)の加速度を検知し、例えばウェアラブルカメラ10を装着又は所持している警察官3が転倒したこと(Man Down)、走り出したこと、警察官3が所持している拳銃を把持して射撃体勢になったことを検知する。加速度センサACの検知結果はI2C20を介してMCU19に入力される。ウェアラブルカメラ10は、加速度センサACを用いることで、ウェアラブルカメラ10を装着又は保持している警察官3の動き又は体勢に関する挙動を精度良く検知することができる。
MCU19は、録画スイッチSW1、スナップショットスイッチSW2、通信モードスイッチSW3及び属性情報付与スイッチSW4の各スイッチの入力検出を行い、操作があったスイッチ入力に対する処理を行う。
MCU19は、録画スイッチSW1の操作入力を検出した場合、撮像部11における撮像動作の開始又は停止を制御し、撮像部11から得られた画像を、動画像として記憶部15に保存する。
MCU19は、スナップショットスイッチSW2の操作入力を検出した場合、スナップショットスイッチSW2が操作されたときの撮像部11による画像を、静止画像として記憶部15に保存する。
MCU19は、通信モードスイッチSW3の状態を検出し、通信モードスイッチSW3の設定に応じた通信モードによって、BLE通信部21A又はWLAN通信部21Bを動作させる。
MCU19は、属性情報付与スイッチSW4が押下された場合、撮像部11によって撮像された撮像映像データに、事件の種類を示すタグを属性情報として付与する。
図5は、各実施形態のスマートフォン80のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン80は、CPU81と、メモリ82と、ディスプレイ83と、BLE通信部84と、WLAN通信部85と、モバイル通信部86とを有する。CPU81は、スマートフォン80の各部の動作を統括的に制御する。メモリ82は、CPU81によって実行される制御プログラムや各種データを記憶する。
ディスプレイ83は、警察官の操作を受付可能なタッチパネルを用いて構成され、スマートフォン80の動作状況を表す画面を表示し、また、ウェアラブルカメラ10により撮像された撮像映像データ等を表示する。
BLE通信部84は、近距離無線通信の通信規格であるBLE(Bluetooth Low Energy)の通信形態を用いてウェアラブルカメラ10等と通信を行う。WLAN通信部85は、スマートフォン80がテザリング機能を用いて無線LANアクセスポイントとして動作する場合に無線LANの通信形態を用いてウェアラブルカメラ10と接続し、ウェアラブルカメラ10との間で高速通信を行う。無線LANは、BLEと比べ、通信速度が数十〜数百Mbpsと高速通信可能である。
モバイル通信部86は、携帯電話回線網を介して他のモバイル端末と通信可能であり、また、スマートフォン80とインターネット等のネットワークNWに接続されたバックエンドストリーミングサーバ60との間で行われるデータ通信を中継する。モバイル通信の通信規格として、LTE(Long Term Evolution)や4G(4th Generation)等が用いられる。
図6Aは、バックエンドストリーミングサーバ60のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。バックエンドストリーミングサーバ60は、ウェアラブルカメラ10から送信される撮像映像データを受信して蓄積し、バックエンドサーバ50に転送する。バックエンドストリーミングサーバ60は、CPU61と、I/O制御部62と、通信部63と、メモリ64と、ストレージ制御部67と、ストレージ68とを備える。なお、バックエンドストリーミングサーバ60は、バックエンドサーバ50からの要求に応じてデータ転送を行うPCであるので、マウス等の入力部やディスプレイ等の表示部を備えることは必須ではないが、備えていてもよい。
CPU61は、バックエンドストリーミングサーバ60の各部の動作を全体的に統括するための制御処理、他の各部との間のデータの入出力処理、及びデータの記憶処理を行う。CPU61は、メモリ64に記憶されたプログラム及びデータに従って動作する。
メモリ64は、例えばRAM、ROM、不揮発性又は揮発性の半導体メモリを用いて構成され、CPU61の動作時のワークメモリとして機能し、CPU61を動作させるための所定のプログラム及びデータを保存している。
I/O制御部62には、バックエンドサーバ50、ストレージ制御部67、及び通信部63が接続される。バックエンドストリーミングサーバ60は、I/O制御部62を介して、バックエンドサーバ50に対しデータ転送を行う。
通信部63は、ネットワークNW及びスマートフォン80を介して、ウェアラブルカメラ10と接続され、ウェアラブルカメラ10から送信される映像データを受信する。また、通信部63は、バックエンドサーバ50との間で情報又はデータの受け渡しを行う。
ストレージ制御部67は、ストレージ68の動作を制御する。ストレージ68は、ストレージ制御部67によって制御される、SSDやHDD等の記憶装置であり、CPU61の指示に従い、I/O制御部62を介してウェアラブルカメラ10から送信された映像データを蓄積する。
図6Bは、バックエンドサーバ50のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。バックエンドサーバ50は、CPU51と、I/O制御部52と、通信部53と、メモリ54と、入力部55と、表示部56と、スピーカ59と、ストレージ制御部57と、ストレージ58とを備える。
CPU51は、例えばバックエンドサーバ50の各部の動作を全体的に統括するための制御処理、他の各部との間のデータの入出力処理、データの演算(計算)処理及びデータの記憶処理を行う。CPU51は、メモリ54に記憶されたプログラム及びデータに従って動作する。
I/O制御部52は、CPU51とバックエンドサーバ50の各部(例えば通信部53、入力部55、表示部56、ストレージ制御部57)との間でデータの入出力に関する制御を行い、CPU51からのデータ及びCPU51へのデータの中継を行う。なお、I/O制御部52は、CPU51と一体的に構成されてもよい。
通信部53は、例えば車載レコーダ33、車載PC32若しくはスマートフォン80との間、警察官3が装着又は保持が可能なウェアラブルカメラ10との間、又は、バックエンドクライアント75との間で、有線又は無線による通信を行う。また、通信部53は、バックエンドストリーミングサーバ60との間、バックエンドクライアント75との間、バックエンドアドミニストレータ70との間で、それぞれ情報又はデータの受け渡しを行う。
メモリ54は、例えばRAM、ROM、不揮発性又は揮発性の半導体メモリを用いて構成され、CPU51の動作時のワークメモリとして機能し、CPU51を動作させるための所定のプログラム及びデータを保存している。また、バックエンドサーバ50は、警察署4内のネットワークで接続されたバックエンドアドミニストレータ70又はバックエンドクライアント75から操作することも可能である。
入力部55は、警察官3や警察署4内の担当者の入力操作を受け付け、I/O制御部52を介してCPU51に通知するためのUI(User Interface)であり、例えばマウス、キーボード等のポインティングデバイスである。入力部55は、例えば表示部56の画面に対応して配置され、警察官3又は担当者の指又はスタイラスペンによって操作が可能なタッチパネル又はタッチパッドを用いて構成されても良い。また、警察署4内のネットワークで接続されたバックエンドアドミニストレータ70又はバックエンドクライアント75から操作された場合は、各種情報は、バックエンドアドミニストレータ70又はバックエンドクライアント75に表示される。
表示部56は、例えばLCD又は有機ELを用いて構成され、各種情報を表示する。表示部56は、例えば警察官3又は担当者の入力操作に応じて、ウェアラブルカメラ10により撮像又は録画された映像が入力された場合には、CPU51の指示の下で、この映像を画面に表示する。表示部56は、例えば警察官3又は担当者の入力操作に応じて、車載カメラ31により撮像又は録画された映像が入力された場合には、CPU51の指示の下で、この映像を画面に表示する。また、警察署4内のネットワークで接続されたバックエンドアドミニストレータ70又はバックエンドクライアント75から操作された場合は、音声は、バックエンドアドミニストレータ70又はバックエンドクライアント75に接続されたスピーカへ出力される。
スピーカ59は、例えば警察官3又は担当者の入力操作に応じて、ウェアラブルカメラ10により収音された音声が入力された場合には、CPU51の指示の下で、この音声を出力する。
ストレージ制御部57は、CPU51がバックエンドストリーミングサーバ60に対し、蓄積された撮像映像データの送信を要求した場合に、この要求に応じて受信した映像データをストレージ58に記憶する等の動作を制御する。ストレージ58は、ストレージ制御部57によって制御される、SSDやHDD等の記憶装置であり、CPU51からの指示に従い、I/O制御部52を介してウェアラブルカメラ10から送信された撮像映像データを蓄積する。
図6Cは、バックエンドクライアント75のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。バックエンドクライアント75は、CPU151と、I/O制御部152と、通信部153と、メモリ154と、入力部155と、表示部156と、スピーカ159とを備える。
CPU151は、例えばバックエンドクライアント75の各部の動作を全体的に統括するための制御処理、他の各部との間のデータの入出力処理、データの演算(計算)処理及びデータの記憶処理を行う。CPU151は、メモリ154に記憶されたプログラム及びデータに従って動作する。
I/O制御部152は、CPU151とバックエンドクライアント75の各部(例えば通信部153、入力部155、表示部156)との間でデータの入出力に関する制御を行い、CPU151からのデータ及びCPU151へのデータの中継を行う。なお、I/O制御部152は、CPU151と一体的に構成されてもよい。
通信部153は、警察署4内の有線LANに接続されたウェアラブルカメラ10との間で有線による通信を行う。また、通信部153は、例えば車載レコーダ33、車載PC32若しくはスマートフォン80との間、警察官3が装着又は保持が可能なウェアラブルカメラ10との間、又は、バックエンドサーバ50との間で、有線又は無線による通信を行ってもよい。また、通信部153は、バックエンドサーバ50との間で情報又はデータの受け渡しを行う。
メモリ154は、例えばRAM、ROM、不揮発性又は揮発性の半導体メモリを用いて構成され、CPU151の動作時のワークメモリとして機能し、CPU151を動作させるための所定のプログラム及びデータを保存している。
入力部155は、警察官3や警察署4内の担当者の入力操作を受け付け、I/O制御部152を介してCPU151に通知するためのUI(User Interface)であり、例えばマウス、キーボード等のポインティングデバイスである。入力部155は、例えば表示部156の画面に対応して配置され、警察官3又は担当者の指又はスタイラスペンによって操作が可能なタッチパネル又はタッチパッドを用いて構成されても良い。
表示部156は、例えばLCD又は有機ELを用いて構成され、各種情報を表示する。表示部156は、例えば警察官3又は担当者の入力操作に応じて、ウェアラブルカメラ10により撮像又は録画された映像が入力された場合には、CPU151の指示の下で、この映像を画面に表示する。表示部156は、例えば警察官3又は担当者の入力操作に応じて、車載カメラ31により撮像又は録画された映像が入力された場合には、CPU151の指示の下で、この映像を画面に表示する。
スピーカ159は、例えば警察官3又は担当者の入力操作に応じて、ウェアラブルカメラ10により収音された音声が入力された場合には、CPU151の指示の下で、この音声を出力する。
図7は、ストリーミング映像データDaの構成例を示す図である。このストリーミング映像データDaは、ウェアラブルカメラ10により撮像された撮像映像データである映像データfdと、ウェアラブルカメラ10又はスマートフォン80により付与されたメタデータmdとを含む。ストリーミング映像データDaは、ウェアラブルカメラ10から、スマートフォン80、ネットワークNWを介して、バックエンドストリーミングサーバ60にストリーミング配信されるデータである。メタデータmdは、上述したように、映像データfdの内容に関連する情報として、事件番号、事件の分類、警察官3の操作により入力されたコメント(例えば警察官3のメモ)等が挙げられる。なお、ここでは、ストリーミングデータとして、ストリーミング映像データを挙げたが、音声データをストリーミング音声データとして加えてもよい。
上記構成を有するウェアラブルカメラシステム5の動作を示す。
図8は、第1の実施形態における、ウェアラブルカメラ10のストリーミング開始操作に応じて開始されるストリーミング動作手順の一例を詳細に説明するシーケンス図である。ここで、ウェアラブルカメラ10の筐体に設けられた通信モードスイッチSW3は、例えばストリーミング開始のボタン操作、又はストリーミング終了のボタン操作に相当する。なお、通信モードスイッチSW3は、ストリーミング開始ボタン及びストリーミング終了ボタンとして2つのボタンを有してもよいが、ここでは、例えば通信モードスイッチSW3の押下の有無の違いにより、ストリーミング開始とストリーミング終了とが切り替えられる。例えば通信モードスイッチSW3が押下されているとストリーミング開始が指示され、通信モードスイッチSW3が押下されていないとストリーミング終了が指示される。
ウェアラブルカメラ10は、警察官3が通信モードスイッチSW3を操作する(つまり、ストリーミング開始のボタン操作を行う)まで待機する。ストリーミング開始のボタン操作がされると(T1)、ウェアラブルカメラ10は、スマートフォン80に対し、ウェアラブルカメラ10とスマートフォン80との間の通信形態を、BLEを用いた近距離無線通信(以下、「BLE通信」と略称する)から無線LAN(WLAN)に切り替える要求を行う(T2)。スマートフォン80は、この切替要求を受けると、ACK(Acknowledgement)を返す(T3)。このACKは、スマートフォン80が手順T2の切替要求を正式に受信した旨を示す。手順T2,T3を含む範囲PRE1では、ウェアラブルカメラ10とスマートフォン80との間ではBLE通信が行われる。
ウェアラブルカメラ10は、スマートフォン80との通信を、BLE通信から無線LANに切り替える(T4)。また、スマートフォン80も、同様にウェアラブルカメラ10との通信を、BLE通信から無線LANに切り替える(T5)。スマートフォン80は、無線LANへの切替に応じてテザリングを開始し(T6)、ウェアラブルカメラ10をネットワークNWに接続するための無線LANアクセスポイントとして機能する。
テザリング開始後、ウェアラブルカメラ10は、無線LAN接続確認要求をスマートフォン80に送信する(T7)。無線LAN接続確認要求は、通信相手に対して、無線LANの通信形態を用いた接続ができていることの確認を求めるためのリクエストであり、以下同様である。スマートフォン80は、この無線LAN接続確認要求を受けると、ウェアラブルカメラ10に確認応答(ACK)を返す(T8)。このACKは、スマートフォン80が手順T7の無線LAN接続確認要求を正式に受信し、かつウェアラブルカメラ10との間で無線LANの通信形態を用いた接続ができていることの応答を示す。
ウェアラブルカメラ10は、無線LANを用いてバックエンドストリーミングサーバ60へのストリーミング開始要求をスマートフォン80に送信する(T9)。スマートフォン80は、このストリーミング開始要求を、モバイル通信(例えばLTE)を用いてバックエンドストリーミングサーバ60に転送する(T10)。バックエンドストリーミングサーバ60は、このストリーミング開始要求を受けると、スマートフォン80を介してウェアラブルカメラ10にACKを返す(T11)。このACKは、バックエンドストリーミングサーバ60が手順T10のストリーミング開始要求を正式に受信した旨を示す。スマートフォン80は、無線LANを用いてウェアラブルカメラ10にACKを転送する(T12)。
この後、ウェアラブルカメラ10は、無線LANを用いてストリーミング映像データをスマートフォン80に送信する(T13)。スマートフォン80は、このストリーミング映像データを、モバイル通信(例えばLTE)を用いてバックエンドストリーミングサーバ60に転送する(T14)。
バックエンドストリーミングサーバ60は、ストリーミング映像データを受信すると、ストレージ68にストリーミング映像データを蓄積する(T15)。バックエンドストリーミングサーバ60は、バックエンドサーバ50からの要求に応じて、あるいは自動的にストリーミング映像データをバックエンドサーバ50に転送する。
なお、バックエンドストリーミングサーバ60が自動的にストリーミング映像データを転送するタイミングは、一定時間が経過した時、データ量が一定量に達した時、あるいはストリーミング映像データを受信した時をトリガとしてもよい。また、バックエンドサーバ50にストリーミング映像データが転送されると、バックエンドストリーミングサーバ60は、ストレージ68に蓄積されたストリーミング映像データを削除してよい。これにより、ストレージ68の空き容量を確保し、容量オーバーになることが避けられる。ここではストリーミングデータ単位ごとにACKを返しているが、データ伝送高速化のため一定量のストリーミングデータを受信した後にACKを返す方式や、送信確認は別プロトコルで行っても良い。例えば、RTP(Realtime Transfer Protocol)でデータを送信し、RTCP(Realtime Transfer Control Protocol)で伝送状態確認を行うことも可能である。
バックエンドストリーミングサーバ60は、スマートフォン80から転送されたストリーミング映像データを受信すると、ウェアラブルカメラ10に向けてモバイル通信(例えばLTE)を用いてACKを返す(T16)。このACKは、バックエンドストリーミングサーバ60が手順T14のストリーミング映像データを正式に受信した旨を示す。スマートフォン80は、無線LANを用いてこのACKをウェアラブルカメラ10に転送する(T17)。一方で、バックエンドサーバ50は、バックエンドクライアント75からの要求に応じて、あるいは自動的にストレージ58に蓄積されたストリーミング映像データをバックエンドクライアント75に転送する(T18)。これにより、バックエンドクライアント75は、例えばバックエンドクライアント75のモニタ(不図示)を閲覧するユーザに対し、ウェアラブルカメラ10からのストリーミング映像データを再生してリアルタイムで提示できる。以後、手順T13〜T18におけるストリーミング映像データの送信(「アップロード」ともいう)が繰り返される。スマートフォン80は、ストリーミング映像データの転送を行う(所謂、中継する)ことで、ウェアラブルカメラ10により撮像された撮像映像データ(例えば事件現場の証拠性ある撮像映像データ)を再生すること(プレイバック)が可能である。
なお、手順T7〜T9,T12,T17を含む範囲PRE2では、ウェアラブルカメラ10とスマートフォン80との間で無線LANの通信が行われる。一方、手順T10,T11,T14,T16を含む範囲PRE3では、スマートフォン80とバックエンドストリーミングサーバ60との間でLTE等のモバイル通信が行われる。
ウェアラブルカメラ10は、警察官3が通信モードスイッチSW3を操作する(つまり、ストリーミング終了のボタン操作を行う)まで待機する。ストリーミング終了のボタン操作がされると(T19)、ウェアラブルカメラ10は、スマートフォン80に対し、ウェアラブルカメラ10とスマートフォン80との間の通信形態を、無線LAN(WLAN)からBLE通信に切り替える要求を行う(T20)。スマートフォン80は、この切替要求を受けると、ACKを返す(T21)。このACKは、スマートフォン80が手順T20の切替要求を正式に受信した旨を示す。なお、手順T20,T21を含む範囲PRE2においても、ウェアラブルカメラ10とスマートフォン80との間では無線LANの通信が行われる。
ウェアラブルカメラ10は、スマートフォン80との通信を、無線LANからBLE通信に切り替える(T22)。また、スマートフォン80も、同様にウェアラブルカメラ10との通信を、無線LANからBLE通信に切り替える(T23)。更に、スマートフォン80は、BLE通信への切替に応じてテザリングを終了し(T24)、ウェアラブルカメラ10との間を、BLEを用いて通信可能とする。
テザリング終了後、ウェアラブルカメラ10は、BLE接続確認要求をスマートフォン80に送信する(T25)。スマートフォン80は、このBLE接続確認要求を受信すると、ACKを返す(T26)。このACKは、スマートフォン80が手順T25のBLE接続確認要求を正式に受信した旨を示す。なお、手順T25,T26を含む範囲PRE4では、ウェアラブルカメラ10とスマートフォン80との間でBLE通信が行われる。
このように、警察官3の意思によりウェアラブルカメラ10を操作することを契機として、ウェアラブルカメラ10がスマートフォン80を介してバックエンドストリーミングサーバ60にストリーミング映像データを送信(アップロード)する場合、BLE通信では低速でリアルタイムに送信することは難しかった。しかし、本実施形態のウェアラブルカメラ10は、ストリーミング映像データを警察署4にアップロードする際、スマートフォン80との間の通信形態を、BLE通信から無線LANに切り替えることで、高速でリアルタイムな送信が可能となる。一方、無線LANの場合、消費電力が多いので、通常時(例えば、ウェアラブルカメラ10がストリーミング映像データを送信していない時)、ウェアラブルカメラ10は、消費電力の低いBLE通信を用いてスマートフォン80と通信を行い、無用の電力消費の増大を抑えることができる。
図9は、第1の実施形態における、バックエンドクライアント75からのストリーミング開始操作に応じて開始されるストリーミング動作手順の一例を詳細に説明するシーケンス図である。ここで、バックエンドクライアント75の入力部(不図示)に対して行われる操作は、ストリーミング開始の操作、又はストリーミング終了の操作に相当する。なお、バックエンドクライアント75は、上述したストリーミング開始やストリーミング終了の操作の代わりに、ストリーミング開始やストリーミング終了を指示する専用ボタンを備え、これらの専用ボタンの押下の検知により、ストリーミング開始やストリーミング終了を指示してもよい。
バックエンドクライアント75は、ユーザによるストリーミング開始の操作を受けると(T51)、バックエンドサーバ50にストリーミング開始の指示を送信する(T52)。バックエンドサーバ50は、ストリーミング開始の指示を受けると、このACKをバックエンドクライアント75に返す(T53)。このACKは、バックエンドサーバ50が手順T52の指示を正式に受信した旨を示す。バックエンドサーバ50は、バックエンドストリーミングサーバ60に、スマートフォン80へのストリーミング開始要求の送信を指示する。バックエンドストリーミングサーバ60は、スマートフォン80にストリーミング開始要求を、ネットワークNWを介したモバイル通信を用いて送信する(T54)。
スマートフォン80は、ストリーミング開始要求を受けると、ウェアラブルカメラ10に対し、ウェアラブルカメラ10とスマートフォン80との間の通信形態をBLE通信から無線LANに切り替える要求を行う(T55)。ウェアラブルカメラ10は、この切替要求を受けると、ACKを返す(T56)。このACKは、ウェアラブルカメラ10が手順T55の切替要求を正式に受信した旨を示す。手順T55,T56を含む範囲PRE5では、ウェアラブルカメラ10とスマートフォン80との間ではBLE通信が行われる。
スマートフォン80は、ウェアラブルカメラ10からのACKを、ネットワークNWを介したモバイル通信を用いてバックエンドストリーミングサーバ60に返送する(T57)。バックエンドストリーミングサーバ60は、ウェアラブルカメラ10からのACKをバックエンドサーバ50に出力する。バックエンドサーバ50は、バックエンドストリーミングサーバ60に返送されたACKをバックエンドクライアント75に転送する(T58)。
ウェアラブルカメラ10は、手順T55の切替要求に応じて、スマートフォン80との間の通信形態を、BLE通信から無線LANに切り替える(T59)。また、スマートフォン80も、同様にウェアラブルカメラ10との間の通信形態を、BLE通信から無線LANに切り替える(T60)。スマートフォン80は、無線LANへの切替に応じてテザリングを開始し(T61)、ウェアラブルカメラ10をネットワークNWに接続するための無線LANアクセスポイントとして機能する。
テザリング開始後、スマートフォン80は、無線LAN接続確認要求をウェアラブルカメラ10に送信する(T62)。ウェアラブルカメラ10は、この無線LAN接続確認要求を受けると、スマートフォン80にACKを返す(T63)。このACKは、ウェアラブルカメラ10が手順T62の無線LAN接続確認要求を正式に受信し、かつスマートフォン80との間で無線LANの通信形態を用いた接続ができていることの応答を示す。スマートフォン80は、このACKを受けると、ネットワークNWを介したモバイル通信を用いてバックエンドサーバ50に転送する(T64)。
ウェアラブルカメラ10は、無線LANを用いてバックエンドストリーミングサーバ60へのストリーミング開始要求をスマートフォン80に送信する(T65)。スマートフォン80は、このストリーミング開始要求を、モバイル通信(例えばLTE)を用いてバックエンドストリーミングサーバ60に転送する(T66)。バックエンドストリーミングサーバ60は、このストリーミング開始要求を受けると、スマートフォン80にACKを返す(T67)。このACKは、バックエンドストリーミングサーバ60が手順T65のストリーミング開始要求を正式に受信した旨を示す。スマートフォン80は、このACKを中継し、無線LANを用いてウェアラブルカメラ10に転送する(T68)。
この後、ウェアラブルカメラ10は、無線LANを用いてストリーミング映像データをスマートフォン80に送信する(T69)。スマートフォン80は、このストリーミング映像データを、モバイル通信(例えばLTE)を用いてバックエンドストリーミングサーバ60に転送する(T70)。
バックエンドストリーミングサーバ60は、ストリーミング映像データを受信すると、ストレージ68にストリーミング映像データを蓄積する(T71)。バックエンドストリーミングサーバ60は、このストリーミング映像データをバックエンドサーバ50からの要求に応じて、あるいは自動的にバックエンドサーバ50に転送する。
なお、自動的にストリーミング映像データを転送するタイミングは、一定時間が経過した時、データ量が一定量に達した時、あるいはストリーミング映像データを受信した時をトリガとしてもよい。また、バックエンドサーバ50にストリーミング映像データが転送されると、バックエンドストリーミングサーバ60は、ストレージ68に蓄積されたストリーミング映像データを削除してよい。これにより、ストレージ68の空き容量を確保し、容量オーバーになることが避けられる。
バックエンドストリーミングサーバ60は、スマートフォン80から転送されたストリーミング映像データを受信すると、ウェアラブルカメラ10に向けてモバイル通信(例えばLTE)を用いてACKを返す(T72)。このACKは、バックエンドストリーミングサーバ60が手順T70のストリーミング映像データを正式に受信した旨を示す。スマートフォン80は、無線LANを用いてこのACKをウェアラブルカメラ10に転送する(T73)。一方で、バックエンドサーバ50は、バックエンドクライアント75からの要求に応じて、あるいは自動的にストレージ58に蓄積されたストリーミング映像データをバックエンドクライアント75に転送する(T74)。これにより、バックエンドクライアント75は、例えばバックエンドクライアント75のモニタ(不図示)を閲覧するユーザに対し、ウェアラブルカメラ10からのストリーミング映像データを再生してリアルタイムで提示できる。以後、手順T69〜T74におけるストリーミング映像データの送信(アップロード)が繰り返される。スマートフォン80は、ストリーミング映像データの転送(中継)を行うことで、ウェアラブルカメラ10により撮像された撮像映像データ(例えば事件現場の証拠性ある撮像映像データ)を再生すること(プレイバック)が可能である。
バックエンドクライアント75は、ユーザによるストリーミング終了の操作を受けると(T75)、バックエンドサーバ50にストリーミング終了の指示を送信する(T76)。バックエンドサーバ50は、ストリーミング終了の指示を受けると、このACKをバックエンドクライアント75に返す(T77)。このACKは、バックエンドサーバ50が手順T76の指示を正式に受信した旨を示す。バックエンドサーバ50は、バックエンドストリーミングサーバ60に、スマートフォン80へのストリーミング終了要求の送信を指示する。バックエンドストリーミングサーバ60は、スマートフォン80にストリーミング終了要求を、ネットワークNWを介したモバイル通信を用いて送信する(T78)。
スマートフォン80は、ストリーミング終了要求を受けると、このACKをバックエンドサーバ50に返す(T79)。このACKは、スマートフォン80が手順T78のストリーミング終了要求を正式に受信した旨を示す。更に、スマートフォン80は、ウェアラブルカメラ10に対し、ウェアラブルカメラ10とスマートフォン80との間の通信形態を無線LANからBLE通信に切り替える要求を行う(T80)。ウェアラブルカメラ10は、この切替要求を受けると、ACKを返す(T81)。このACKは、ウェアラブルカメラ10が手順T80の切替要求を正式に受信した旨を示す。
なお、手順T62,T63,T65,T68,T69,T73,T80,T81を含む範囲PRE7では、ウェアラブルカメラ10とスマートフォン80との間で無線LANを用いた通信が行われる。また、手順T54,T55,T64,T66,T67,T70,T72,T78,T79を含む範囲PRE6では、スマートフォン80とバックエンドストリーミングサーバ60との間でモバイル通信(例えばLTE)が行われる。
ウェアラブルカメラ10は、手順T80の切替要求に応じて、スマートフォン80との間の通信形態を無線LANからBLE通信に切り替える(T82)。また、スマートフォン80も、同様にウェアラブルカメラ10との間の通信形態を無線LANからBLE通信に切り替える(T83)。スマートフォン80は、BLE通信への切替に応じてテザリングを終了し(T84)、ウェアラブルカメラ10との間を、BLEを用いて通信する。
テザリング終了後、ウェアラブルカメラ10は、BLE接続確認要求をスマートフォン80に送信する(T85)。BLE接続確認要求は、通信相手に対して、BLEの通信形態を用いた接続ができていることの確認を求めるためのリクエストであり、以下同様である。スマートフォン80は、このBLE接続確認要求を受けると、ウェアラブルカメラ10にACKを返す(T86)。このACKは、スマートフォン80が手順T85のBLE接続確認要求を正式に受信し、かつウェアラブルカメラ10との間でBLEの通信形態を用いた接続ができていることの応答を示す。手順T85,T86を含む範囲PRE8では、ウェアラブルカメラ10とスマートフォン80との間ではBLEで通信が行われる。
このように、警察官3の意思ではなく警察署4の司令官等の命令により、ウェアラブルカメラ10がスマートフォン80を介してバックエンドストリーミングサーバ60にストリーミング映像データを送信(アップロード)する場合、BLE通信では低速でリアルタイムに送信することは難しかった。しかし、本実施形態のウェアラブルカメラ10は、ストリーミング映像データを警察署4にアップロードする際、BLE通信から無線LANに切り替えることで、高速にリアルタイムな送信が可能となる。一方、無線LANの場合、消費電力が多いので、通常時(例えば、ウェアラブルカメラ10がストリーミング映像データを送信していない時)、ウェアラブルカメラ10は、消費電力の低いBLE通信でバックエンドストリーミングサーバ60と通信を行い、電力消費を抑える。
図10は、第1の実施形態におけるウェアラブルカメラ10のストリーミング配信の動作手順の一例を詳細に説明するフローチャートである。ウェアラブルカメラ10のMCU19は、ストリーミング開始要求があるまで待機する(S1)。この処理は、図8の手順T1におけるストリーミング開始ボタンの押下の有無、あるいは図9の手順T55におけるスマートフォン80からの無線LAN切替要求の有無に相当する。
ストリーミング開始要求があった場合(S1、YES)、MCU19は、スマートフォン80との間の通信形態をBLE通信部21AによるBLE通信からWLAN通信部21Bによる無線LANに切り替える要求を行う(S2)。MCU19は、この通信の切り替えが完了するまで待機する(S3)。ステップS2,S3の各処理は、図8の手順T4あるいは図9の手順T59に相当する。
通信の切り替えが完了すると(S3、YES)、MCU19は、スマートフォン80との間で、WLAN通信部21Bによる無線LANを用いて通信を開始する(S4)。MCU19は、スマートフォン80に対し、ストリーミング映像データを送信する(S5)。ステップS4,S5の各処理は、図8の手順T9,T13、あるいは図9の手順T65,手順T69に相当する。
MCU19は、ストリーミング終了要求があったか否かを判別する(S6)。この処理は、図8の手順T19におけるストリーミング終了ボタンの押下の有無、あるいは図9の手順T80におけるスマートフォン80からのBLE切替要求の有無に相当する。
ストリーミング終了要求が無い場合(S6、NO)、MCU19はステップS6の処理を繰り返す。一方、ストリーミング終了要求があった場合(S6、YES)、MCU19の処理はステップS1に戻る。
図11は、第1の実施形態におけるスマートフォン80のストリーミング配信の動作手順の一例を詳細に説明するフローチャートである。スマートフォン80のCPU81は、BLE通信から無線LANへの切り替え要求があるまで待機する(S11)。この処理は、図8の手順T2あるいは図9の手順T54に相当する。
CPU81は、ウェアラブルカメラ10との間の通信形態を、BLE通信部21AによるBLE通信からWLAN通信部21Bによる無線LANに切り替える(S12)。この処理は図8の手順T5あるいは図9の手順T60に相当する。CPU81は、無線LANへの切り替えに応じてテザリングを開始し(T13)、ウェアラブルカメラ10をネットワークNWに接続するための無線LANアクセスポイントとして機能する。この処理は図8の手順T6あるいは図9の手順T61に相当する。
テザリング開始後、CPU81は、無線LANを用いてウェアラブルカメラ10から送信されたストリーミング映像データを、モバイル通信部86によるモバイル通信でバックエンドストリーミングサーバ60に転送する(S14)。この処理は、図8の手順T14あるいは図9の手順T70に相当する。
CPU81は、無線LANからBLE通信への切り替え要求があるか否かを判別する(S15)。無線LANからBLE通信への切り替え要求は、図8の手順T20あるいは図9の手順T80に相当する。この切り替え要求が無い場合(S15、NO)、CPU81の処理はステップS14に戻り、CPU81は、ストリーミング映像データの転送を続ける。
一方、無線LANからBLE通信への切り替え要求があった場合(S15、YES)、CPU81は、WLAN通信部85による無線LANの通信からBLE通信部84によるBLE通信に切り替える(S16)。この処理は図8の手順T23あるいは図9の手順T83に相当する。この後、CPU81はステップS11の処理に戻る。
以上により、第1の実施形態のウェアラブルカメラシステム5は、警察官3の装着又は保持が可能なウェアラブルカメラ10及びスマートフォン80(通信端末)と、スマートフォン80とネットワークNWを介して通信可能に接続されたバックエンドストリーミングサーバ60とを含む。ウェアラブルカメラ10は、スマートフォン80との間でBLE(第1通信形態)により接続する。ウェアラブルカメラ10は、撮像エリアを撮像した現場映像のデータを、スマートフォン80を介してバックエンドストリーミングサーバ60に送信する際、BLEと異なる無線LAN(第2通信形態)に切り替えて現場映像のデータをスマートフォン80に送信する。スマートフォン80は、ウェアラブルカメラ10における無線LANへの切り替えに連動して、ウェアラブルカメラ10との間をBLE通信から無線LANに切り替え、無線LANによりウェアラブルカメラ10から送信された現場映像のデータをバックエンドストリーミングサーバ60に転送する。
これにより、ウェアラブルカメラ10は、ストリーミング映像データのアップロードをしない時には無線LANではなくBLEによりスマートフォン80と通信するだけであり、ウェアラブルカメラ10のバッテリの消費の無用な増大を抑制できる。一方で、ウェアラブルカメラ10は、ストリーミング映像データのアップロードをする時にはBLEから無線LANに通信形態を切り替えるので、無線LANを用いてリアルタイムで現場映像のデータをバックエンドストリーミングサーバ60に送信可能であり、警察官3の利便性を向上できる。
また、ウェアラブルカメラ10は、警察官3がスライド操作可能な通信モードスイッチSW3(ボタン)を有し、通信モードスイッチSW3が操作された場合、BLE通信から無線LANに切り替える。これにより、事件現場にいる警察官が現場映像を送信する必要があると判断した場合、即座に現場映像のデータをバックエンドストリーミングサーバに送信することができる。従って、事件現場の状況を速やかに警察署4内の警察官に伝えることができる。
また、ウェアラブルカメラ10は、バックエンドストリーミングサーバ60からの接続要求に応じて、BLE通信から無線LANに切り替える。これにより、事件現場にいる警察官が操作できない場合、また、警察署内の警察官が事件現場の状況が知りたいと判断した場合、現場映像の送信操作を遠隔で行うことができる。従って、ウェアラブルカメラの利便性が高まる。
また、スマートフォン80は、BLE通信及び無線LANと異なるLTE等のモバイル通信(第3通信形態)により現場映像のデータをバックエンドストリーミングサーバ60に転送する。これにより、ウェアラブルカメラ10は、スマートフォン80が無線LANアクセスポイントとなり、モバイル通信を使用してインターネット等のネットワークNWに接続することができる。従って、ネットワークNWに接続されたバックエンドストリーミングサーバ60が遠隔地にあっても、ウェアラブルカメラ10とバックエンドストリーミングサーバ60との間で高速のデータ通信が可能となる。
また、ウェアラブルカメラ10が現場映像のデータをスマートフォン80に送信し終え、スマートフォン80が現場映像のデータをバックエンドストリーミングサーバ60に転送し終えると、ウェアラブルカメラ10は、無線LANからBLE通信に切り替え、スマートフォン80は、無線LANからBLE通信に切り替える。これにより、バックエンドストリーミングサーバ60への現場映像のデータの送信が終了すると、ウェアラブルカメラ10及びスマートフォン80間の通信を無線LANからBLE通信に自動的に切り替えることができる。従って、ウェアラブルカメラ10のバッテリの消費量を元通りに抑えることができる。
(第2の実施形態の内容に至る経緯)
例えば警察官がパトロールや事件現場等から警察署に戻った時、警察署内のバックエンドサーバに、ウェアラブルカメラ(BWC)に記録されている映像データ(例えばパトロール中に撮像された映像、事件現場又はその周辺の証拠となり得る映像)を転送することが義務付けられていることがある。
しかし、警察署に戻ると、警察官は、気を緩めてしまい、うっかりして映像データを転送する操作を忘れてしまうことが多々あった。また、警察官の中には、ウェアラブルカメラに記録された映像データを警察署内のバックエンドサーバに転送する操作を行うことができない、あるいはそのような煩雑な操作を嫌う者がいた。一方、そのような操作をできないあるいは嫌う警察官であっても、ウェアラブルカメラを集合充電台に載置して充電する作業だけは、煩雑な作業でもないので忘れずに行うことが多い。
そこで、第2の実施形態では、上述した警察署内の業務運用の特殊性に鑑みて、警察官が、特別な操作を行うことなく、ウェアラブルカメラに記録されている映像データをバックエンドサーバに転送することができるウェアラブルカメラシステム及び通信制御方法の例を説明する。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、ウェアラブルカメラ10からバックエンドストリーミングサーバ60にストリーミング映像データをリアルタイムに転送し、バックエンドストリーミングサーバ60からバックエンドサーバ50にストリーミング映像データを出力する場合を示した。第2の実施形態では、例えば警察官3が警察署4内に戻り、パトロール等で使用していたウェアラブルカメラ10を集合充電台に載置(セット)した時に、ウェアラブルカメラ10に記録されている撮像映像データをバックエンドサーバ50に自動的に転送する場合を示す。
第2の実施形態のウェアラブルカメラシステムは、第1の実施形態とほぼ同一の構成を有する。第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を用いることで、その説明を省略する。
図12は、第2の実施形態のウェアラブルカメラ10が載置(セット)される集合充電台90の外観例を示す斜視図である。集合充電台90は、装着された個々のウェアラブルカメラ10の電源を充電するとともに、ウェアラブルカメラ10との間で有線通信を行い、ウェアラブルカメラ10に記憶された撮像映像データ及び音声データをバックエンドサーバ50に送信する機能を有する。また、集合充電台90は、集合充電台90とUSB(Universal Serial Bus)ケーブルで接続されたバックエンドクライアント75を介して、バックエンドサーバ50と接続される。
集合充電台90は、警察官3の制服に装着された(又は警察官3によって所持された)多くのウェアラブルカメラ10が載置されるものであり、略箱形の筐体90Aを有する。筐体90Aの上面には、複数のウェアラブルカメラ10が取り付け可能な突起91が形成されている。ウェアラブルカメラ10が集合充電台90に載置(セット)されると、突起91は、ウェアラブルカメラ10の筐体10Aの裏面に形成された凹部10y(図13参照)と嵌合する。
図13は、各実施形態のウェアラブルカメラ10の筐体10Aの裏面の一例を示す斜視図である。ウェアラブルカメラ10の筐体10Aの裏面には、ウェアラブルカメラ10が集合充電台90に載置(セット)された場合、集合充電台90の突起91が嵌合される凹部10yが形成されている。凹部10yの底面には、コンタクトターミナル23が配置されている。
コンタクトターミナル23は、充電端子「V+」、検知端子「CON.DET」、USBインターフェースのデータ端子「D−」,「D+」、及びグランド端子「GND」を有する。充電端子V+には、ウェアラブルカメラ10を充電するための充電電圧が印加される。検知端子CON.DETには、電圧変化を検出するための端子である。ウェアラブルカメラ10が集合充電台90にセットされると、検知端子CON.DETには、電圧変化が生じる。データ端子D−,D+は、ウェアラブルカメラ10に記録された映像データ等をバックエンドサーバ50に送信するための端子である。
集合充電台90の筐体90Aの上面に設けられた突起91の先端部には、ウェアラブルカメラ10のコンタクトターミナル23と各端子が同配列に配置された、コンタクトターミナル92が設けられている。ウェアラブルカメラ10の凹部10yが集合充電台90の突起91と嵌合すると、ウェアラブルカメラ10のコンタクトターミナル23は、集合充電台90のコンタクトターミナル92と各端子間で接触する。
警察官3が、ウェアラブルカメラ10を集合充電台90に載置(セット)すると、つまり、ウェアラブルカメラ10の凹部10yを集合充電台90の突起91に嵌合させると、ウェアラブルカメラ10のコンタクトターミナル23が集合充電台90のコンタクトターミナル92と接触する。これにより、ウェアラブルカメラ10の検知端子CON.DETに電圧変化が生じる。また、ウェアラブルカメラ10のコンタクトターミナル23と集合充電台90のコンタクトターミナル92とが接続されることで、データ端子D−,D+を通じて、ウェアラブルカメラ10とバックエンドサーバ50との間でデータ通信が可能となる。
第2の実施形態におけるウェアラブルカメラシステム5の動作を示す。
図14は、第2の実施形態におけるウェアラブルカメラ10からのデータ転送動作の第1例を詳細に説明するシーケンス図である。例えば、警察官3が巡回パトロール又は事件現場から警察署4に戻り、ウェアラブルカメラ10を集合充電台90に載置(セット)する。この場合、ウェアラブルカメラ10のコンタクトターミナル23に配置された検知端子CON.DETが、集合充電台90のコンタクトターミナル92に配置された検知端子CON.DETと接触する。ウェアラブルカメラ10のMCU19は、GPIO12を介して検知端子CON.DETの電圧変化を検出し、集合充電台90にウェアラブルカメラ10がセットされたと判断する(T101)。
ウェアラブルカメラ10は、スマートフォン80に対し、ウェアラブルカメラ10とのBLE接続の中断を要求する(T102)。スマートフォン80は、この中断要求を受けると、ACKをウェアラブルカメラ10に返す(T103)。このACKは、スマートフォン80が手順T102の中断要求を正式に受信した旨を示す。なお、手順T102,T103を含む範囲PRE11では、ウェアラブルカメラ10とスマートフォン80との間ではBLE通信が行われる。スマートフォン80は、BLE通信部84によるBLE通信を用いた、ウェアラブルカメラ10との接続を中断する(T104)。
ウェアラブルカメラ10は、手順T103において返送されたACKの受信により、スマートフォン80とのBLE通信から無線LANによる通信に切り替える(T105)。ウェアラブルカメラ10は、バックエンドサーバ50に対し、例えば警察署4内で利用可能な無線LANを用いた接続要求を行う(T106)。バックエンドサーバ50は、この接続要求を受けると、ウェアラブルカメラ10にACKを返す(T107)。このACKは、バックエンドサーバ50が手順T106の接続要求を正式に受信した旨を示す。これにより、ウェアラブルカメラ10とバックエンドサーバ50とが無線LANで接続される。
ウェアラブルカメラ10のMCU19は、記憶部15に記憶されたストリーミング映像データを読み出し、データアップロード処理を開始する(T108)。ウェアラブルカメラ10は、1つ目のデータファイルをアップロードする(T109)。バックエンドサーバ50は、1つ目のデータファイルを受信すると、ウェアラブルカメラ10にACKを返す(T110)。このACKは、バックエンドサーバ50が手順T109のデータファイルを正式に受信した旨を示す。同様に、ウェアラブルカメラ10は、2つ目のデータファイルをアップロードする(T111)。バックエンドサーバ50は、2つ目のデータファイルを受信すると、ウェアラブルカメラ10にACKを返す(T112)。このACKは、バックエンドサーバ50が手順T111のデータファイルを正式に受信した旨を示す。
ウェアラブルカメラ10は、全てのデータファイルのアップロードが完了すると、データアップロード処理を終了する(T113)。ここで、このデータアップロード処理では、例えば、ウェアラブルカメラ10のMCU19は、WLAN通信部21Bによる無線LANを用いて、1つのデータファイルをアップロードすると、記憶部15に記憶された、アップロード済みのデータファイルを削除する。1つのデータファイルが削除されると、記憶部15の空き容量が増える。全てのデータファィルがアップロード済みとなって削除されると、MCU19はデータアップロード処理終了と判断する。
なお、ウェアラブルカメラ10は、最後にアップロードされるデータファイルにフラグを付けておき、このデータファイルがアップロードされた時点で、データファイルのアップロード終了を判断してもよい。この場合、データファイルの削除が不要となる。なお、手順T106,T107,T109,T110,T111,T112を含む範囲PRE12では、ウェアラブルカメラ10とバックエンドサーバ50との間では、例えば警察署4内で利用可能な無線LANによる通信が行われる。
データファイルのアップロード終了後、ウェアラブルカメラ10は、コンタクトターミナル23の充電端子V+及びグランド端子GNDを通じて供給される充電電圧により充電され、充電が完了するまで待機する(T114)。
充電が完了し、警察官3が集合充電台90にセットされたウェアラブルカメラ10を取り外すと、ウェアラブルカメラ10のコンタクトターミナル23の検知端子CON.DETが集合充電台90のコンタクトターミナル92の検知端子CON.DETとの接触から開放される。MCU19は、GPIO12を介して検知端子CON.DETの電圧変化を検出し、ウェアラブルカメラ10が集合充電台90から取り外されたと判断する(T115)。
ウェアラブルカメラ10は、無線LANからBLE通信に切り替える(T116)。更に、ウェアラブルカメラ10は、スマートフォン80に対し、BWCとのBLE接続の再開を要求する(T117)。スマートフォン80は、この接続再開要求を受けると、ACKをウェアラブルカメラ10に返す(T118)。このACKは、スマートフォン80が手順T117のBLE接続再開要求(つまり、ウェアラブルカメラ10とスマートフォン80との間の通信の中断を再開に戻すことを求めるリクエストのこと。以下同様。)を正式に受信した旨を示す。スマートフォン80は、BLE通信部84による近距離無線通信を用いた、ウェアラブルカメラ10との接続を再開する(T119)。
BLE通信の再開後、スマートフォン80は、BLE接続確認要求をウェアラブルカメラ10に送信する(T120)。ウェアラブルカメラ10は、この確認要求を受けると、スマートフォン80にACKを返す(T121)。このACKは、ウェアラブルカメラ10が手順T120のBLE接続再開要求を正式に受信した旨を示す。これにより、例えば警察官3が集合充電台90に載置(セット)されたウェアラブルカメラ10を取り外して、警察署4を出て現場に向かう際、ウェアラブルカメラ10とスマートフォン80の間でBLE通信が行われる。なお、手順T117,T118,T120,T121を含む範囲PRE13では、ウェアラブルカメラ10とスマートフォン80との間ではBLE通信が行われる。
図15は、第2の実施形態におけるウェアラブルカメラ10からのデータ転送動作の第2例を詳細に説明するシーケンス図である。第1のデータ転送では、ウェアラブルカメラ10が集合充電台90に載置(セット)された後、ウェアラブルカメラ10からバックエンドサーバ50に対し、接続要求が無線LANで行われた。第2のデータ転送では、バックエンドサーバ50からウェアラブルカメラ10に対し、接続要求が無線LANで行われる場合を示す。第1のデータ転送と同じ手順について同一の符号を付すことで、その説明を省略する。
バックエンドサーバ50は、例えば無線LANアクセスポイント63Pから、定期的に無線LANアクセスポイント63Pに接続される機器情報を取得している。新たに無線LANアクセスポイント63Pにウェアラブルカメラ10が接続された場合、バックエンドサーバ50は、この機器情報を基に、新たに接続されたウェアラブルカメラ10に対し、接続要求を行う(T106A)。ウェアラブルカメラ10は、この接続要求を受けると、バックエンドサーバ50にACKを返す(T107A)。このACKは、ウェアラブルカメラ10が手順T106Aの接続要求を正式に受信した旨を示す。これにより、ウェアラブルカメラ10とバックエンドサーバ50とが無線LANで接続される。
ウェアラブルカメラ10は、バックエンドサーバ50に対し、データアップロード処理を開始する(T108A)。これ以降の動作は、図14を参照して説明した第1のデータ転送と同じであるため、説明を割愛する。なお、手順T106A,T107Aを含む範囲PRE14では、ウェアラブルカメラ10とバックエンドサーバ50との間では無線LANによる通信が行われる。
以上により、第2の実施形態のウェアラブルカメラシステム5は、警察官3の装着又は保持が可能なウェアラブルカメラ10及びスマートフォン80(通信端末)と、スマートフォン80とネットワークNWを介して通信可能に接続されたバックエンドストリーミングサーバ60とを含む。ウェアラブルカメラ10は、集合充電台90に載置されたことを検知する。ウェアラブルカメラ10は、集合充電台90に載置されたことを検知した場合に、無線LAN(所定通信形態)を用いたバックエンドサーバ50との間の通信を開始する。
これにより、ウェアラブルカメラ10は、例えば警察官3が警察署4内に戻った時に、特別な操作を行うことなく、ウェアラブルカメラ10に記録されている現場映像のデータをバックエンドサーバ50に簡易に転送することができ、またウェアラブルカメラ10自身の充電を行うことができる。言い換えると、ウェアラブルカメラ10からバックエンドサーバ50への撮像映像データの簡易な転送とウェアラブルカメラ10の充電とを両立できる。従って、警察官の中には、ウェアラブルカメラに記録された映像データを警察署内のバックエンドサーバに転送する操作を行うことができない、あるいはそのような煩雑な操作を嫌う者がいたとしても、そのような警察官に意識させることなく、映像データをバックエンドサーバに転送することができる。また、ウェアラブルカメラ10に記録されている現場映像のデータが残ったままになっており、ウェアラブルカメラ10の記憶部15(メモリ)の残容量が著しく低下して記録不可となる、あるいは上書きされて映像データが消失してしまうことを防止できる。
また、ウェアラブルカメラ10は、撮像エリアを撮像した現場映像のデータを、無線LANによりバックエンドサーバ50に送信する。これにより、バックエンドサーバが設置された警察署内の警察官等は、送信された現場映像のデータを基に、撮像エリアの状況を確認できる。
また、ウェアラブルカメラ10は、集合充電台90から取り外されたことを検知する。ウェアラブルカメラ10は、それを検知した場合に、無線LANを用いたバックエンドサーバ50との間の通信を中止する。これにより、警察官3がウェアラブルカメラ10を集合充電台90から取り外すと、すぐにウェアラブルカメラ10の準備が完了して使用できるようになる。
また、ウェアラブルカメラ10は、集合充電台90に載置されたことを検知する前に、スマートフォン80との間でBLEにより接続する。ウェアラブルカメラ10は、集合充電台90に載置されたことを検知した場合に、BLE通信から無線LANに切り替える。これにより、ウェアラブルカメラ10を集合充電台90に載置すると、消費電力を抑える必要がなくなり、消費電力の少ないBLE通信から消費電力が大きくても高速通信可能な無線LANに切り替えることができる。従って、無線LANを用いて、ウェアラブルカメラに記録された現場映像のデータを高速でバックエンドサーバ50に転送できる。
また、ウェアラブルカメラ10は、集合充電台90から取り外されたこと(言い換えると、集合充電台90への載置が解除されたこと)を検知した場合に、無線LANからBLE通信に切り替える。これにより、集合充電台90から取り外された後は、低消費電力のBLE通信を用いて、ウェアラブルカメラ10はスマートフォン80と通信することができる。従って、ウェアラブルカメラ10のバッテリ25の消費量を抑えることができる。
以上、図面を参照しながら各種の実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、ストリーミング映像データとして、映像データを送信する場合を示したが、映像データと共にあるいは代わりに、ウェアラブルカメラに備わるマイクで収音された音声データを切り出し、この切り出された音声データをストリーミングデータとして送信してもよい。
また、上記実施形態では、警察署からの緊急連絡又は警察署への緊急連絡時に使用されるスマートフォンを用いて無線LANアクセスポイントとしたが、データ転送の機能に限れば、スマートフォンに限らず、タブレット端末やモバイルルータを用いて無線LANアクセスポイントとしてもよい。これらのタブレット端末やモバイルルータは、本明細書に記載のスマートフォン80と同様に、ウェアラブルカメラ10との間で、無線LANによる無線通信を実行可能な構成部とBLEによる無線通信を実行可能な構成とを搭載することで、スマートフォン80と同様の効果を得ることが可能である。
また、上記実施形態では、ストリーミング配信を行う場合、通信モードスイッチSW3をスライドさせることで、ウェアラブルカメラ10とスマートフォン80の間の通信を、BLE通信から無線LANへ(又は無線LANからBLE通信へ)と切り替えたが、通信モードスイッチSW3の代わりに、録画スイッチSW1を用いてもよい。つまり、録画スイッチSW1を、ストリーミング開始ボタンとして使用してもよい。この場合、録画開始と同時にストリーミング配信を開始させてもよいし、録画開始とは別にストリーミング配信を開始させてもよい。ストリーミング配信を終了させる場合も同様である。また、録画スイッチSW1の操作を、録画とストリーミング配信とで区別してもよい。録画スイッチSW1がストリーミング開始・終了ボタンを兼ねることで、ウェアラブルカメラ10の筐体10zに配置されるボタンの数を減らすことができ、筐体10zの表面を有効に活用できるようになる。
本発明は、警察署内の業務運用の特殊性を利用して、警察官が特別な操作を行うことなく、ウェアラブルカメラに記録されている映像データのバックエンドサーバへの簡易な転送とウェアラブルカメラの充電とを両立するウェアラブルカメラシステム及び通信制御方法として有用である。
3 警察官
4 警察署
5 ウェアラブルカメラシステム
7 パトカー
10 ウェアラブルカメラ
31 車載カメラ
32 車載PC
33 車載レコーダ
50 バックエンドサーバ(BES)
60 バックエンドストリーミングサーバ(BSS)
70 バックエンドアドミニストレータ(BEA)
75 バックエンドクライアント(BEC)
80 スマートフォン
90 集合充電台
NW ネットワーク
SW3 通信モードスイッチ

Claims (6)

  1. ユーザの装着又は保持が可能なウェアラブルカメラと、前記ウェアラブルカメラと通信可能なサーバと、を含むウェアラブルカメラシステムであって、
    前記ウェアラブルカメラは、
    充電台に載置されたことを検知し、
    前記充電台に載置されたことを検知した場合に、所定の通信形態を用いて前記サーバとの間の通信を開始する、
    ウェアラブルカメラシステム。
  2. 前記ウェアラブルカメラは、撮像エリアを撮像した撮像映像を保持し、前記所定の通信形態を用いて前記撮像映像を前記サーバに送信する、請求項1に記載のウェアラブルカメラシステム。
  3. 前記ウェアラブルカメラは、前記充電台への載置が解除されたことを検知した場合に、前記所定の通信形態を用いた前記サーバとの通信を中止する、請求項1又は2に記載のウェアラブルカメラシステム。
  4. 前記ウェアラブルカメラは、前記充電台に載置されたことを検知する前に、前記ユーザの装着又は保持が可能な通信端末と第1通信形態を用いて接続し、前記充電台に載置されたことを検知した場合に、前記第1通信形態から前記所定の通信形態に切り替える、請求項1〜3のいずれか一項に記載のウェアラブルカメラシステム。
  5. 前記ウェアラブルカメラは、前記充電台への載置が解除されたことを検知した場合に、前記所定の通信形態から前記第1通信形態に切り替える、請求項4に記載のウェアラブルカメラシステム。
  6. ユーザの装着又は保持が可能なウェアラブルカメラと、前記ウェアラブルカメラと通信可能なサーバと、を含むウェアラブルカメラシステムにおける通信制御方法であって、
    前記ウェアラブルカメラは、
    充電台に載置されたことを検知し、
    前記充電台に載置されたことを検知した場合に、所定の通信形態を用いて前記サーバとの間の通信を開始する、
    通信制御方法。
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