JP2018037213A - 燃料電池システム - Google Patents

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芳和 井関
良平 岩崎
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良平 岩崎
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純子 山田
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Abstract

【課題】反応生成物(アンモニアなど)を分解できるとともに、窒素酸化物(NOX)などの発生を抑制することができ、さらに、システムの巨大化を抑制できる燃料電池システムを提供すること。【解決手段】燃料電池システム2は、液体燃料が供給される燃料電池3と、燃料電池3から排出され、液体燃料の反応により生成される反応生成物を含む排出液を、燃料電池3に還流するための還流ライン24と、還流ライン24に介在され、液体燃料を含む液体と、反応生成物を含む気体とに、排出液を分離するための気液分離器27と、気液分離器27において分離された気体を排出するための燃料側排気ライン28と、燃料側排気ライン28に介在され、気液分離器27において分離された気体中の反応生成物をプラズマ処理するプラズマ反応装置65とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、車両などに搭載される燃料電池システムに関する。
従来、電解質層、電解質層の一方側に配置されたアノード、および、電解質層の他方側に配置されたカソードを有する燃料電池と、アノードに液体燃料を供給する燃料給排部と、カソードに空気を供給する空気給排部とを備える燃料電池システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の燃料電池システムにおける燃料給排部は、アノードから排出される液体燃料を再びアノードに還流する還流管、還流管に介在される気液分離器、および、気液分離器で分離された窒素や水蒸気を排出するためのガス排出管を備える。また、空気給排部は、空気供給経路および空気排出経路を備える。
特許文献1に記載の燃料電池システムの燃料給排部では、還流管、気液分離器およびアノードを循環するクローズドラインが形成されており、かかるクローズドラインを液体燃料が循環する。また、気液分離器で分離された窒素や水蒸気は、ガス排出管を介して外部へ排出される。一方、空気給排部では、通常、酸素および水蒸気を含む空気を、空気供給経路からカソードに供給することにより、燃料電池が発電している。
一方、このような燃料電池システムでは、電気化学反応によって燃料が消費され、起電力が発生するとともに、反応生成物が生じ、排出液中に混入される場合がある。
例えば、液体燃料としてヒドラジン(N)が消費される場合には、窒素ガス(N)と水(HO)とが生じる一方、ヒドラジンの分解反応による生成物(反応生成物)としてアンモニア(NH)が生じ、排出液中に混入される場合がある。
そして、排出液に混入される反応生成物(アンモニアなど)は、還流管に介在される気液分離器により分離され、ガス排出管を介して外気に開放される場合がある。また、排出液に混入される反応生成物(アンモニアなど)の一部が、アノード側から電解質膜を透過してカソード側に漏出(クロスリーク)し、空気とともに外気に開放される場合がある。
このような反応生成物(アンモニアなど)は、人体や地球環境に影響を及ぼす場合があるため、燃料電池システムにおいては、反応生成物(アンモニアなど)を分解処理することが要求される。具体的には、反応生成物がアンモニアである場合、気液分離器により分離されたアンモニアや、アノード側から電解質膜を透過してカソード側に漏出(クロスリーク)したアンモニアを分解処理することが要求される。
そのような方法としては、例えば、プラズマ反応器を用いてアンモニアを窒素および水素に分解する方法などが知られている。
より具体的には、例えば、プラズマ反応器と、そのプラズマ反応器の内側に配置された高電圧電極と、プラズマ反応器の外側に配置された接地電極と、アンモニアを含むガスをプラズマ反応器に供給するガス供給手段とを備える水素生成装置が、提案されている。このような水素生成装置では、プラズマ反応器にアンモニアを含むガスを供給するとともに、高電圧電極および接地電極の間で放電させることにより、アンモニアをプラズマとし、アンモニアを窒素および水素に分解することができる(例えば、特許文献2参照。)。
そこで、例えば、気液分離器のガス排出管をカソードの空気排出経路に接続し、その下流側において、空気排出経路にプラズマ分解装置を介在させ、気液分離器により分離されたアンモニアと、アノード側から電解質膜を透過してカソード側に漏出(クロスリーク)したアンモニアとをプラズマ分解することが検討される。
特開2013−134981号公報 特開2014−070012号公報
しかし、空気排出経路にプラズマ分解装置を介在させると、空気排出経路を通過する酸素が反応生成物(アンモニアなど)とともにプラズマ分解され、例えば、窒素酸化物(NO)などが発生する場合がある。また、比較的多量のガスが空気排出経路を通過するため、そのガスの流量に応じたプラズマ分解装置を用いると、システムが巨大化するという不具合がある。
本発明の目的は、反応生成物(アンモニアなど)を分解できるとともに、窒素酸化物(NO)などの発生を抑制することができ、さらに、システムの巨大化を抑制できる燃料電池システムを提供することにある。
本発明[1]は、液体燃料が供給される燃料電池と、前記燃料電池から排出され、前記液体燃料の反応により生成される反応生成物を含む排出液を、前記燃料電池に還流するための還流経路と、前記還流経路に介在され、液体燃料を含む液体と、反応生成物を含む気体とに、排出液を分離するための気液分離器と、前記気液分離器において分離された気体を排出するための排気経路と、前記排気経路に介在され、前記気液分離器において分離された気体中の前記反応生成物をプラズマ処理するプラズマ処理手段とを備える、燃料電池システムを含んでいる。
本発明の燃料電池システムでは、液体燃料の反応により生成される反応生成物(アンモニアなど)が、還流経路に介在される気液分離器によって気体成分として分離された後、排気経路に介在されるプラズマ分解手段によってプラズマ分解される。
このような燃料電池システムにおいて、排気経路を通過するガスは、気液分離器によって分離された反応生成物(アンモニアなど)を比較的高濃度で含有し、酸素の含有量が低減されている。そのため、反応生成物(アンモニアなど)を分解できるとともに、窒素酸化物(NO)などの発生を抑制することができる。さらに、このような燃料電池システムでは、反応生成物(アンモニアなど)を分解することによって、液体燃料に伴う反応生成物(アンモニアなど)の漏出(クロスリーク)を低減することもできる。
また、このような燃料電池システムにおいて、排気経路を通過するガスは、比較的少量であるため、ガスの流量に応じた比較的小さいプラズマ分解手段を用いることができ、システムの巨大化を抑制することができる。
図1は、本発明の燃料電池システムの一実施形態が搭載された電動車両の概略構成図である。 図2は、図1に示される燃料電池システムに備えられるプラズマ発生装置の一実施形態を示す概略図である。
1.電動車両の全体構成
図1に示すように、電動車両1は、モータ42を動力源とし、燃料電池3およびバッテリ44を電源としてモータ42を駆動させる電動車両である。電動車両1は、燃料電池システム2を搭載している。
燃料電池システム2は、燃料電池3と、燃料給排部4と、空気給排部5と、制御部6と、動力部7とを備えている。
(1)燃料電池
燃料電池3は、燃料成分を含む液体燃料が直接供給される直接液体燃料形燃料電池であり、アニオン交換型燃料電池として構成されている。
燃料成分としては、例えば、メタノールなどのアルコール類、ジメチルエーテルなどのエーテル類、ヒドラジンなどのヒドラジン類などが挙げられ、好ましくは、アルコール類およびヒドラジン類が挙げられ、さらに好ましくは、ヒドラジン類が挙げられる。
液体燃料としては、燃料成分をそのまま用いてもよいが、燃料成分を、燃料成分の種類に応じた溶媒(後述)で希釈して用いることができ、また、必要に応じて、電解質塩(後述)などの添加剤を添加することもできる。
燃料電池3は、燃料電池セル11を備えている。なお、燃料電池3は、複数の燃料電池セル11が積層されたスタック構造として構成されるが、図1においては、図解し易いように1つの燃料電池セル11のみを示している。
燃料電池セル11は、膜電極接合体12と、燃料供給部材13、空気供給部材14とを備えている。
膜電極接合体12は、電解質膜15と、アノード電極16と、カソード電極17とを備えている。
電解質膜15は、アニオン交換形の高分子電解質膜から形成されている。
アノード電極16は、電解質膜15の厚み方向一方側の表面に、薄層として配置されている。アノード電極16は、例えば、触媒を担持した触媒担体により形成されている。なお、アノード電極16は、触媒担体を用いずに、触媒から、直接形成することもできる。
カソード電極17は、電解質膜15の厚み方向他方側の表面に、薄層として配置されている。カソード電極17は、例えば、触媒を担持した触媒担体により形成されている。なお、カソード電極17は、触媒担体を用いずに、触媒から、直接形成することもできる。
燃料供給部材13は、膜電極接合体12の厚み方向一方側に配置されている。燃料供給部材13は、気体不透過性の導電性材料から形成されている。燃料供給部材13には、燃料流路18が形成されている。
燃料流路18は、燃料供給部材13の厚み方向他方面に形成されている。燃料流路18は、燃料供給部材13の厚み方向他方面から厚み方向一方へ凹む凹溝であり、幅方向(上下方向および厚み方向に対して直交する方向)に折り返されながら、上下方向に延びる葛折り形状に形成されている。燃料流路18は、アノード電極16に向かい合っている。
空気供給部材14は、膜電極接合体12の厚み方向他方側に配置されている。空気供給部材14は、気体不透過性の導電性材料から形成されている。空気供給部材14には、空気流路19が形成されている。
空気流路19は、空気供給部材14の厚み方向一方面に形成されている。空気流路19は、空気供給部材14の厚み方向一方面から厚み方向他方へ凹む凹溝であり、幅方向に折り返されながら、上下方向に延びる葛折り形状に形成されている。空気流路19は、カソード電極17に向かい合っている。
(2)燃料給排部
燃料給排部4は、燃料タンク21、燃料供給ライン22、第1ポンプ23、第1弁20、還流経路の一例としての還流ライン24、調整タンク25、第2ポンプ26、気液分離器27、第3ポンプ29、排気経路の一例としての燃料側排気ライン28、および、第2弁60を備えている。
燃料タンク21は、上記した液体燃料を貯蔵する。燃料タンク21において、液体燃料は、好ましくは、燃料成分の種類に応じた溶媒に希釈されている。
溶媒としては、特に制限されないが、例えば、燃料成分がアルコール類である場合には、水などが挙げられ、燃料成分がヒドラジン類である場合には、水および/またはアルコール(例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノールなどの低級アルコール)などの水系溶媒が挙げられる。これら溶媒は、単独使用または2種類以上併用することができる。溶媒として、好ましくは、水が挙げられる。
燃料タンク21内における液体燃料の燃料成分濃度は、燃料成分の種類によっても異なるが、燃料成分がヒドラジンである場合には、例えば、1質量%以上、好ましくは、5質量%以上であり、例えば、60質量%以下、好ましくは、40質量%以下である。
また、液体燃料は、好ましくは、添加剤として、電解質塩を含有している。
電解質塩としては、例えば、アルカリ金属水酸化物(すなわち、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化ルビジウム、水酸化セシウム、水酸化フランシウム)、アルカリ土類金属水酸化物(すなわち、水酸化カルシウム、水酸化ストロンチウム、水酸化バリウム、水酸化ラジウム)などが挙げられる。このような電解質塩は、単独使用または2種類以上併用することができる。電解質塩として、好ましくは、アルカリ金属水酸化物が挙げられ、さらに好ましくは、水酸化カリウムが挙げられる。
燃料タンク21内における液体燃料の電解質塩濃度は、例えば、0.1mol/L以上、好ましくは、0.5mol/L以上、例えば、5mol/L以下、好ましくは、3mol/L以下、さらに好ましくは、2mol/L以下である。
燃料供給ライン22は、燃料タンク21から調整タンク25(後述)に液体燃料を供給するための配管である。燃料供給ライン22の供給方向上流端は、燃料タンク21に接続されており、供給方向下流端は、調整タンク25(後述)に接続されている。
第1ポンプ23は、燃料タンク21内の液体燃料を燃料流路18に輸送するためのポンプである。第1ポンプ23は、燃料供給ライン22の途中に介在されている。第1ポンプ23としては、例えば、ロータリーポンプ、ギヤポンプなどの回転式ポンプ、ピストンポンプ、ダイヤフラムポンプなどの往復式ポンプなど、公知の送液ポンプが挙げられる。
第1弁20は、燃料供給ライン22の途中に介在されており、具体的には、第1ポンプ23の供給方向下流側に配置されている。第1弁20としては、例えば、電磁弁など、公知の開閉弁が挙げられる。
還流ライン24は、液体燃料を燃料電池3に還流するための還流管である。詳しくは、還流ライン24は、燃料電池3の燃料流路18に対して供給された液体燃料が反応して生成される水や、反応生成物(アンモニアなど)を含む排出液を、燃料電池3の燃料流路18に還流するための還流管である。還流ライン24の還流方向上流端(一端部)は、燃料流路18の下流端(出口あるいは上端部)に接続されている。還流ライン24の還流方向下流端(他端部)は、燃料流路18の上流端(入口あるいは下端部)に接続されている。
これにより、還流ライン24および燃料流路18は、液体燃料が循環する循環(クロード)ラインを形成している。
調整タンク25は、燃料タンク21から供給される液体燃料が排出液(後述)により希釈された状態で、一時的に貯蔵するためのタンクである。調整タンク25は、還流ライン24の途中に介在されている。調整タンク25の下端部には、燃料供給ライン22の供給方向下流端が接続されている。
調整タンク25において、液体燃料は、上記した燃料タンク21における液体燃料と同様、好ましくは、燃料成分の種類に応じた溶媒に希釈されている。
調整タンク25内における液体燃料の燃料成分濃度は、燃料タンク21内における液体燃料の燃料成分濃度よりも低い。より具体的には、調整タンク25内における液体燃料の燃料成分濃度は、電動車両1の走行状態に応じて調整されるが、電動車両1が一定の速度で走行している場合には、例えば、1質量%以上、好ましくは、5質量%以上であり、例えば、20質量%以下、好ましくは、15質量%以下である。
また、液体燃料は、上記した燃料タンク21における液体燃料と同様、好ましくは、添加剤として、電解質塩を含有している。
調整タンク25内における液体燃料の電解質塩濃度は、例えば、0.1mol/L以上、好ましくは、0.5mol/L以上、例えば、5mol/L以下、好ましくは、3mol/L以下、さらに好ましくは、2mol/L以下である。
第2ポンプ26は、調整タンク25内の液体燃料を燃料流路18に輸送(供給)するためのポンプである。第2ポンプ26は、還流ライン24の途中に介在されており、詳しくは、還流ライン24における調整タンク25より還流(供給)方向下流側に配置されている。第2ポンプ26としては、上記した第1ポンプ23と同様の送液ポンプが挙げられる。
気液分離器27は、中空の容器からなり、燃料電池3の燃料流路18から排出された排出液を、液体燃料を含む液体と、反応生成物を含む気体とに分離するために、還流ライン24の途中に介在されている。詳しくは、気液分離器27は、還流ライン24における調整タンク25より還流(供給)方向上流側に配置されている。また、気液分離器27の上端部には、燃料側排気ライン28の上流側端部が接続されている。
第3ポンプ29は、気液分離器27内の液体燃料を調整タンク25に輸送(供給)するためのポンプである。第3ポンプ29は、還流ライン24の途中に介在されており、詳しくは、還流ライン24における気液分離器27より還流(供給)方向下流側、かつ、調整タンク25より還流(供給)方向上流側に配置されている。第3ポンプ29としては、上記した第1ポンプ23と同様の送液ポンプが挙げられる。
燃料側排気ライン28は、気液分離器27で分離された気体を排気するための配管である。燃料側排気ライン28の排気方向上流端は、気液分離器27の上端部に接続されている。燃料側排気ライン28の排気方向下流端は、空気排出ライン34(後述)の流れ方向途中に接続されており、気液分離器27において分離された気体を、空気排出ライン34(後述)を介して排気可能としている。
第2弁60は、燃料側排気ライン28の途中に介在されている。第2弁60としては、上記した第1弁20と同様の開閉弁が挙げられる。
また、燃料側排気ライン28における第2弁60の上流側には、プラズマ処理手段の一例としてのプラズマ反応装置65が介在されている。
プラズマ反応装置65は、気液分離器27において分離された気体中の反応生成物(アンモニアなど)をプラズマ処理(分解)するための装置であって、特に制限されず、公知のプラズマ分解装置を用いることができる。プラズマ反応装置65としては、例えば、誘電体バリア放電型プラズマ反応器などが挙げられる。
より具体的には、プラズマ反応装置65は、例えば、図2が参照されるように、燃料側排気ライン28に介在され、石英などの誘電体からなる円筒二重管70と、円筒二重管70の内筒70aの内径に沿って配置される円筒状の第1電極71と、円筒二重管70の外筒70bの外径に沿って配置される円筒状の第2電極72と、それら第1電極71および第2電極72に接続される高電圧パルス電源73とを備えている。
このようなプラズマ反応装置65では、高電圧パルス電源73が、第1電極71および第2電極72に対してパルス電圧を印加すると、誘電体バリア放電現象によって、内筒70aと外筒70bとの間隙(ギャップ)に、プラズマが生じる。
なお、詳しくは後述するが、高電圧パルス電源73の稼働条件(印加電圧、パルス周波数)は、プラズマ反応装置65に対する気体の供給量や、内筒70aと外筒70bとの間隙(ギャップ)の長さ、さらには、反応生成物の種類などに応じて、適宜設定される。
(3)空気給排部
空気給排部5は、空気供給経路の一例としての空気供給ライン33と、エアポンプ35と、第3弁36と、空気排出ライン34と、第4弁37とを備えている。
空気供給ライン33は、空気流路19内に空気を供給するための配管である。空気供給ライン33の供給方向上流端は、大気開放されている。空気供給ライン33の供給方向下流端は、空気流路19の上流端(入口あるいは上端部)に接続されている。
エアポンプ35は、大気中の空気を空気流路19に輸送するための送気ポンプである。エアポンプ35は、空気供給ライン33の途中に介在されている。エアポンプ35としては、例えば、ピストンポンプ、ダイヤフラムポンプなどの往復式ポンプ、エアコンプレッサなどの圧縮式ポンプが挙げられる。
第3弁36は、空気供給ライン33の途中に介在されている。詳しくは、第3弁36は、空気供給ライン33において、エアポンプ35の供給方向下流側に配置されている。第3弁36としては、上記した第1弁20と同様の開閉弁が挙げられる。
空気排出ライン34は、空気流路19から空気を排出するための配管である。空気排出ライン34の排出方向上流端は、空気流路19の下流端(出口あるいは下端部)に接続されている。空気排出ライン34の排出方向下流端は、大気開放されている。
第4弁37は、空気排出ライン34の途中に介在されている。第4弁37としては、上記した第1弁20と同様の開閉弁が挙げられる。
(4)制御部
制御部6は、ECU41を備えている。
ECU41は、電動車両1における電気的な制御を実行するコントロールユニット(すなわち、Electronic Control Unit)であり、CPU、ROMおよびRAMなどを備えるマイクロコンピュータから構成されている。ECU41は、各弁(第1弁20、第2弁60、第3弁36および第4弁37のそれぞれ)と、各ポンプ(第1ポンプ23、第2ポンプ26、第3ポンプ29およびエアポンプ35のそれぞれ)とに電気的に接続されており、それらを制御する。
また、ECU41は、プラズマ反応装置65の高電圧パルス電源73に電気的に接続されており、高電圧パルス電源73の稼働条件(印加電圧の大きさ、パルス周波数など)を、適宜する。
(5)動力部
動力部7は、電動車両1の前端部において、いわゆるエンジンルーム内に配置されている。動力部7は、モータ42と、インバータ43と、バッテリ44と、DC/DCコンバータ45とを備えている。
モータ42は、燃料電池3に電気的に接続されている。モータ42は、燃料電池3またはバッテリ44から出力される電気エネルギーを電動車両1の駆動力として機械エネルギーに変換する。モータ42としては、例えば、三相誘導電動機、三相同期電動機などの公知の三相電動機などが挙げられる。
インバータ43は、配線により、燃料電池3とモータ42との間に電気的に接続されている。インバータ43は、燃料電池3で発電された直流電力を交流電力に変換する。インバータ43としては、例えば、公知のインバータ回路が組み込まれた電力変換装置などが挙げられる。
バッテリ44は、燃料電池3とモータ42との間の配線に電気的に接続されている。バッテリ44としては、例えば、ニッケル水素電池や、リチウムイオン電池などの公知の二次電池などが挙げられる。バッテリ44は、燃料電池3からの電力を蓄電可能、かつ、モータ42に電力を供給可能である。
DC/DCコンバータ45は、配線により、燃料電池3とインバータ43との間に電気的に接続されている。DC/DCコンバータ45は、ECU41にも電気的に接続されており、ECU41の制御により、燃料電池3の出力電圧を昇圧または降圧し、燃料電池3の電力およびバッテリ44の入出力電力を調整する。
2.発電動作
次いで、燃料電池システム2における発電について説明する。
燃料電池システム2が作動しているときには、ECU41の制御により、すべての弁(第1弁20、第2弁60、第3弁36および第4弁37)が開放され、すべてのポンプ(第1ポンプ23、第2ポンプ26、第3ポンプ29およびエアポンプ35)が駆動されている。
燃料タンク21内の液体燃料は、ECU41の制御によって第1ポンプ23の送液量が調整されることにより、調整タンク25内の液体燃料の燃料成分濃度を調整するように、燃料供給ライン22を介して、逐次、調整タンク25に供給される。
調整タンク25内の液体燃料は、ECU41の制御によって第2ポンプ26の送液量が調整されることにより、還流ライン24を介して燃料電池3の燃料流路18に供給される。
燃料流路18に供給された液体燃料は、アノード電極16と接触しながら燃料流路18内を下側から上側へ流れて、還流ライン24(還流ライン24における燃料電池3より還流(排出)方向下流側部分)を介して気液分離器27に排出される。
気液分離器27では、液体燃料に含有される気体が上方空間へ分離される。そして、気体が分離された(すなわち、脱気された)液体燃料は、第3ポンプ29の駆動により、還流ライン24を介して調整タンク25へ排出される。
続いて、調整タンク25に排出された液体燃料は、燃料流路18において一部が反応して消費され、燃料成分濃度が薄くなるため、燃料タンク21から液体燃料が逐次供給されて、燃料成分濃度が調整された後、液体燃料は燃料流路18に還流(供給)される。
一方、空気は、電動車両1の外部から、ECU41の制御により、エアポンプ35の送風量が調整されながら、空気供給ライン33を介して、燃料電池3の空気流路19に供給される。
空気流路19に供給された空気は、カソード電極17と接触しながら空気流路19内を上側から下側へ流れて空気排出ライン34へ排出される。
このとき、燃料電池3では、燃料成分がヒドラジンである場合には、下記反応式(1)〜(3)で表される電気化学反応が生じ、発電が行なわれる。
(1) N+4OH→N+4HO+4e (アノード電極16での反応)
(2) O+2HO+4e→4OH (カソード電極17での反応)
(3) N+O→N+2HO (燃料電池3全体での反応)
なお、燃料成分がメタノールである場合には、下記反応式(4)〜(6)で表される電気化学反応が生じ、発電が行なわれる。
(4) CHOH+6OH→CO+5HO+6e (アノード電極16での反応)
(5) O+2HO+4e→4OH (カソード電極17での反応)
(6) CHOH+3/2O→CO+2HO (燃料電池3全体での反応)
これらの反応により、アノード電極16において燃料成分(NまたはCHOH)が消費され、カソード電極17において酸素(O)および水(HO)が消費されるとともに、アノード電極16において、水(HO)および気体(NまたはCO)が生成され、起電力(e)が発生される。発生した起電力は、DC/DCコンバータ45によって変圧され、インバータ43により三相交流電力に変換された後、モータ42に供給されて、電動車両1の車輪を駆動させる機械エネルギーに変換される。機械エネルギーに変換されなかった余剰の電力は、バッテリ44に蓄電される。
3.反応生成物の分解処理
上記の発電動作において、燃料電池3から還流ライン24を介して気液分離器27に排出された排出液は、電気化学反応において残存した燃料成分と、電気化学反応により生成される水およびそれに溶解(溶存)する気体成分(NやCOなど)とを含んでおり、さらに、排出液は、液体燃料の分解などにより生じる反応生成物(副生成物)を含んでいる。
より具体的には、例えば、液体燃料としてヒドラジン(N)が消費される場合には、排出液は、電気化学反応により生成される水およびそれに溶解(溶存)する気体成分(窒素)の他、さらに、反応生成物として、ヒドラジン(N)の分解により生じるアンモニア(NH)を含んでいる。
このようにして排出液に含有される反応生成物(アンモニアなど)は、気液分離器27において気体として液体燃料から分離され、上方空間へ分離される。
換言すれば、気液分離器27において分離された気体は、反応生成物(アンモニアなど)を含有している。
分離された気体における反応生成物(アンモニアなど)の濃度は、比較的高濃度であり、気体の総量に対して、例えば、0.001体積%以上、好ましくは、0.005体積%以上であり、例えば、5体積%以下、好ましくは、1体積%以下である。
そして、上記のように分離された気体は、通常、大気開放される。しかし、その気体に含まれる反応生成物(アンモニアなど)は、大気開放されることによって、人体や地球環境に影響を及ぼす場合がある。
そのため、この燃料電池システム2においては、気体を大気開放する前に、気体に含まれる反応生成物(アンモニアなど)を分解処理する。
より具体的には、この燃料電池システム2では、気液分離器27により分離された気体(反応生成物を含む。)は、燃料側排気ライン28を介して、その燃料側排気ライン28に介在されているプラズマ反応装置65(内筒70aと外筒70bとの間(図2参照))に供給される。
このとき、プラズマ反応装置65に対する気体の供給量は、比較的少量であり、例えば、1L/min以上、好ましくは、10L/min以上であり、例えば、300L/min以下、好ましくは、250L/min以下である。
そして、この燃料電池システム2では、気体がプラズマ反応装置65に供給されると、ECU41の制御により、高電圧パルス電源73が稼働される。
高電圧パルス電源73の稼働条件(印加電圧、パルス周波数)は、プラズマ反応装置65に対する気体の供給量(滞留時間)や、内筒70aと外筒70bとの間隙(ギャップ)の長さ、さらには、反応生成物の種類などに応じて、適宜設定される。
より具体的には、例えば、反応生成物がアンモニアであり、プラズマ反応装置65における気体の供給量が上記範囲であり、プラズマ反応装置65におけるギャップ長さが、0.5〜3mmである場合、印加電圧の大きさは、例えば、3kV以上、好ましくは、4kV以上であり、例えば、10kV以下、好ましくは、8kV以下である。また、印加電圧のパルス周波数は、例えば、400Hz以上、好ましくは、600Hz以上であり、例えば、5000Hz以下、好ましくは、4000Hz以下である。
これにより、誘電体バリア放電現象によって、内筒70aと外筒70bとの間隙(ギャップ)に、プラズマが生じ、その間隙を通過する気体(反応生成物を含む。)が分解処理される。
例えば、反応生成物がアンモニア(NH)である場合、アンモニアは、プラズマ反応装置65において、窒素(N)および水素(H)に分解される。
そして、分解された反応生成物は、燃料側排気ライン28を介して空気排出ライン34に導入され、空気排出ライン34を通過する空気と混合された後、空気排出ライン34の下流側端部から大気開放される。
また、空気排出ライン34を通過する空気と、上記のように分解された反応生成物との混合気体が、液体成分(水など)を含有する場合には、必要に応じて、空気排出ライン34に気液分離器(図示せず)を介在させる。これにより、空気排出ライン34を通過する空気と、上記のように分解された反応生成物との混合気体を、再度、気液分離することができる。
4.作用効果
この燃料電池システム2では、液体燃料の反応により生成される反応生成物(アンモニアなど)が、燃料側排気ライン28に介在される気液分離器27によって気体成分として分離された後、燃料側排気ライン28に介在されるプラズマ反応装置65によってプラズマ分解される。
このような燃料電池システム2において、燃料側排気ライン28を通過するガスは、気液分離器27によって分離された反応生成物(アンモニアなど)を比較的高濃度で含有し、酸素の含有量が低減されている。そのため、反応生成物(アンモニアなど)を分解できるとともに、窒素酸化物(NO)などの発生を抑制することができる。さらに、このような燃料電池システム2では、反応生成物(アンモニアなど)を分解することによって、液体燃料に伴う反応生成物(アンモニアなど)の漏出(クロスリーク)を低減することもできる。
また、このような燃料電池システム2において、燃料側排気ライン28を通過するガスは、比較的少量であるため、ガスの流量に応じた比較的小さいプラズマ分解手段を用いることができ、システムの巨大化を抑制することができる。
2 燃料電池システム
3 燃料電池
24 還流ライン
25 調整タンク
28 排気ライン
65 プラズマ反応装置

Claims (1)

  1. 液体燃料が供給される燃料電池と、
    前記燃料電池から排出され、前記液体燃料の反応により生成される反応生成物を含む排出液を、前記燃料電池に還流するための還流経路と、
    前記還流経路に介在され、液体燃料を含む液体と、反応生成物を含む気体とに、排出液を分離するための気液分離器と、
    前記気液分離器において分離された気体を排出するための排気経路と、
    前記排気経路に介在され、前記気液分離器において分離された気体中の前記反応生成物をプラズマ処理するプラズマ処理手段と
    を備えることを特徴とする、燃料電池システム。
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